JPS60229750A - ガスバリヤ−シ−ト - Google Patents
ガスバリヤ−シ−トInfo
- Publication number
- JPS60229750A JPS60229750A JP8574384A JP8574384A JPS60229750A JP S60229750 A JPS60229750 A JP S60229750A JP 8574384 A JP8574384 A JP 8574384A JP 8574384 A JP8574384 A JP 8574384A JP S60229750 A JPS60229750 A JP S60229750A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- heat
- gas barrier
- adhesive
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、塩化ビニリデンをガスバリヤ一層として用い
たガスバリヤ−シートに関するものである。
たガスバリヤ−シートに関するものである。
ガスバリヤ−シートは、ポリプロピレンフィルムにポリ
塩化ビニリデン(以下PVDCという)のエマンジョン
を塗工したものを用いていたが、ヒートシール時の信頼
性が乏しいという欠点が明らかになった。そこで、ポリ
プロピレンフィルムとPVDCを結合する接着剤等を種
々検討したが、接着剤の耐熱性を向上させると被膜は堅
くなり、その後の成形性に悪影響を及ぼすので用いる接
着剤の耐熱性を上げることには限界があった。
塩化ビニリデン(以下PVDCという)のエマンジョン
を塗工したものを用いていたが、ヒートシール時の信頼
性が乏しいという欠点が明らかになった。そこで、ポリ
プロピレンフィルムとPVDCを結合する接着剤等を種
々検討したが、接着剤の耐熱性を向上させると被膜は堅
くなり、その後の成形性に悪影響を及ぼすので用いる接
着剤の耐熱性を上げることには限界があった。
実際、接着剤被膜の堅いものは成形時の溶融延伸に追随
できず、クラック(Crack)または破れを発生しや
すい。ここでヒートシール時の信頼性とは、ヒートシー
ルした時の熱と圧力により接着力の低下もしくはデラミ
ネーションを発生しないことである。
できず、クラック(Crack)または破れを発生しや
すい。ここでヒートシール時の信頼性とは、ヒートシー
ルした時の熱と圧力により接着力の低下もしくはデラミ
ネーションを発生しないことである。
本発明は、従来技術のかくの如き欠点を解決し、PVD
Cをガスバリヤ一層として用いたガスバリヤ−シートに
おいて、ヒートシール時の圧力、熱による劣化の少ない
シートを提供することを目的とする。
Cをガスバリヤ一層として用いたガスバリヤ−シートに
おいて、ヒートシール時の圧力、熱による劣化の少ない
シートを提供することを目的とする。
即ち、本発明は、接着剤が熱によって劣化することは避
けられないという観点に立ってなされたものであり、従
来技術と比較しながら具体的に図面によって説明する。
けられないという観点に立ってなされたものであり、従
来技術と比較しながら具体的に図面によって説明する。
第1図は従来のガスバリヤ−シートであり、第2図は本
発明のガスバリヤ−シートの断面図である。
発明のガスバリヤ−シートの断面図である。
第1図において、ポリプロピレンフィルム1は通常40
乃至60μmの厚さであり、この程度の厚さでは、第一
に、熱伝導により容易に接着剤層2の接着力の低下をき
たす。第二に、相手材シールフィルムとヒートシールさ
れた場合、ポリプロピレンフィルム1の層は容易に流動
してしまうため、この際に剪断が働き、さらに接着力を
低下させる様である。と(に、ポリプロピレンフィルム
1の特性として、通常市販のものはその生産性を向上す
るため、即ち高速延伸性とネックインを防止するため流
動性の高い樹脂を用いるのでヒートシール部の流れ出し
は大きいものである。尚、3はp+goC層、4はポリ
オレフィンシートである。
乃至60μmの厚さであり、この程度の厚さでは、第一
に、熱伝導により容易に接着剤層2の接着力の低下をき
たす。第二に、相手材シールフィルムとヒートシールさ
れた場合、ポリプロピレンフィルム1の層は容易に流動
してしまうため、この際に剪断が働き、さらに接着力を
低下させる様である。と(に、ポリプロピレンフィルム
1の特性として、通常市販のものはその生産性を向上す
るため、即ち高速延伸性とネックインを防止するため流
動性の高い樹脂を用いるのでヒートシール部の流れ出し
は大きいものである。尚、3はp+goC層、4はポリ
オレフィンシートである。
そこで本発明は、従来技術のこの様な欠点を防止するた
め、第2図の如き構成にした。即ち、熱伝導による接着
力の低下を防止するためヒートシールされる外層のポリ
オレフィンシート4′の厚みは少なくとも100μm以
上にすることである。通常のヒートシール条件では流動
化の影響を受けるのは表面から100μm以内の層であ
り、それ以上シートの内層に近づくと軟化はするが流動
をしない領域になる。さらに重要な点は、この外層のポ
リオレフィンシート4′の流動性の問題である。通常シ
ートグレードはフィルムグレードの樹脂と異なり、その
後の真空成形等の二次加工時の加熱溶融によるドローダ
ウンを防止するため流動性の小さいものを用いるのでな
お一層流れ出しによる接着力の低下は小さいものとなる
。通常、シートグレードの樹脂のメルトインデックスも
しくはメルトフローレートは0.1乃至5 (g/m1
n)であり、通常のヒートシール条件で流動の影響を受
けるヒートシール面よりの深さは、この範囲では100
乃至150μmまでである。従って、ポリオレフィンシ
ート4′の厚みは100μm以上、好ましくは150μ
m以上である。また、裏面のポリオレフィンシート4の
厚さも100乃至150μm以上にしておけば使い勝手
で表裏どちらの面をヒートシールしても問題なく使用で
きる。
め、第2図の如き構成にした。即ち、熱伝導による接着
力の低下を防止するためヒートシールされる外層のポリ
オレフィンシート4′の厚みは少なくとも100μm以
上にすることである。通常のヒートシール条件では流動
化の影響を受けるのは表面から100μm以内の層であ
り、それ以上シートの内層に近づくと軟化はするが流動
をしない領域になる。さらに重要な点は、この外層のポ
リオレフィンシート4′の流動性の問題である。通常シ
ートグレードはフィルムグレードの樹脂と異なり、その
後の真空成形等の二次加工時の加熱溶融によるドローダ
ウンを防止するため流動性の小さいものを用いるのでな
お一層流れ出しによる接着力の低下は小さいものとなる
。通常、シートグレードの樹脂のメルトインデックスも
しくはメルトフローレートは0.1乃至5 (g/m1
n)であり、通常のヒートシール条件で流動の影響を受
けるヒートシール面よりの深さは、この範囲では100
乃至150μmまでである。従って、ポリオレフィンシ
ート4′の厚みは100μm以上、好ましくは150μ
m以上である。また、裏面のポリオレフィンシート4の
厚さも100乃至150μm以上にしておけば使い勝手
で表裏どちらの面をヒートシールしても問題なく使用で
きる。
本発明で用いることのできるポリオレフィンシートとは
、ポリプロピレン、ポリエチレン、テ ボリブてンなどの単独あるいは混合物、これらの成分の
コポリマーである。また、接着剤としでは酢酸ビニルを
主成分とするホットメルト接着剤、反応性ポリウレタン
系接着剤などが使用できる。とくに耐熱性を要求される
ものは後者が好ましい。PVDC層3を形成するための
PVDCエマルジョンは、PVDCを主成分とし、これ
に適当な乳化剤および水を添加したものである。これら
のポリオレフィンシートへの塗エバ、通常クラビアロー
ル、キスロール、ノ<−コートなどを用いることができ
る。
、ポリプロピレン、ポリエチレン、テ ボリブてンなどの単独あるいは混合物、これらの成分の
コポリマーである。また、接着剤としでは酢酸ビニルを
主成分とするホットメルト接着剤、反応性ポリウレタン
系接着剤などが使用できる。とくに耐熱性を要求される
ものは後者が好ましい。PVDC層3を形成するための
PVDCエマルジョンは、PVDCを主成分とし、これ
に適当な乳化剤および水を添加したものである。これら
のポリオレフィンシートへの塗エバ、通常クラビアロー
ル、キスロール、ノ<−コートなどを用いることができ
る。
本発明のガスバリヤ−シートは、真空成形などの二次加
工1こより食品用の容器に適用できる。
工1こより食品用の容器に適用できる。
本発明をさらに明らかにするため実施例にて説明する。
実施例1
メルトフローレート0.1のポリプロピレンシート(厚
み120μm)の片面にコロナ放電を行い処理間40
dyne/cmの元シートを作製した。該シートに15
0メツシユのグラビアロールを用い2液反応型ポリウレ
タン接着剤を塗工乾燥し、さらに引き続きキスロールに
よりPVDCエマルジョンを塗工乾燥し、ポリプロピレ
ンシートの片面に接着剤層とPVDC層をこの順に形成
した。このシートを40°C148hrの熱処理を行い
、接着剤の硬化およびPVDCの結晶化を行った。
み120μm)の片面にコロナ放電を行い処理間40
dyne/cmの元シートを作製した。該シートに15
0メツシユのグラビアロールを用い2液反応型ポリウレ
タン接着剤を塗工乾燥し、さらに引き続きキスロールに
よりPVDCエマルジョンを塗工乾燥し、ポリプロピレ
ンシートの片面に接着剤層とPVDC層をこの順に形成
した。このシートを40°C148hrの熱処理を行い
、接着剤の硬化およびPVDCの結晶化を行った。
一方別に前記と全く同じポリプロピレンシートを用い、
同様に接着剤を塗工し該接着剤層を介して前記PVDC
層に圧着ラミネー トした。このシートの特性を第1表
に示す。
同様に接着剤を塗工し該接着剤層を介して前記PVDC
層に圧着ラミネー トした。このシートの特性を第1表
に示す。
比較例
メルトフローレート12のポリプロピレンフィルム(厚
み50μm)に実施例1と同様のコロナ処理、接着剤の
塗工、PVDCエマルジョンの塗工を順次行い、40°
C548hrの熱処理を行った。また、別に実施例1で
用いたものと同特性のポリプロピレンシート(厚み19
0μm)に接着剤を塗工し該接着剤層を介して前記PV
DC層に圧着ラミネートした。このシートの特性を第1
表に示す。
み50μm)に実施例1と同様のコロナ処理、接着剤の
塗工、PVDCエマルジョンの塗工を順次行い、40°
C548hrの熱処理を行った。また、別に実施例1で
用いたものと同特性のポリプロピレンシート(厚み19
0μm)に接着剤を塗工し該接着剤層を介して前記PV
DC層に圧着ラミネートした。このシートの特性を第1
表に示す。
実施例2
メルトフローレート5のポリプロピレンシートを用いた
こと以外は実施例1と全く同様に作製したシートの特性
を第1表に示す。
こと以外は実施例1と全く同様に作製したシートの特性
を第1表に示す。
第 1 表
但し、第1表でのヒートシール条件は、温度200QC
,圧力4 kg/cm’、時間3 secであり、シー
ルフィルムはアルミニウム箔にポリプロピレンを押出コ
ーティングしたものを用いた。測定法はT型剥離で20
0 mm/minで行った。なお、ここで言うヒートシ
ール強度とは接着剤層の界面の液泡 着力意表わす。
,圧力4 kg/cm’、時間3 secであり、シー
ルフィルムはアルミニウム箔にポリプロピレンを押出コ
ーティングしたものを用いた。測定法はT型剥離で20
0 mm/minで行った。なお、ここで言うヒートシ
ール強度とは接着剤層の界面の液泡 着力意表わす。
上述のように、本発明は、ヒートシール信頼性の向上、
即ちヒートシール強度のアップおよびデラミネーション
防止を図ることができ、また、ヒートシール面のポリオ
レフィンシートが厚いことから、擦過傷等によりガスバ
リヤ一層が損傷されるのを防止でき、その工業的価値は
極めて大なるものである。
即ちヒートシール強度のアップおよびデラミネーション
防止を図ることができ、また、ヒートシール面のポリオ
レフィンシートが厚いことから、擦過傷等によりガスバ
リヤ一層が損傷されるのを防止でき、その工業的価値は
極めて大なるものである。
第1図は従来のガスバリヤ−シートの断面図、第2図は
本発明の断面図である。 2は接着剤層、3はPVDC層、4.4′はポリオレフ
ィンシート 特許出願人
本発明の断面図である。 2は接着剤層、3はPVDC層、4.4′はポリオレフ
ィンシート 特許出願人
Claims (1)
- 厚さ100μm以上のポリオレフィンシートの片面に接
着剤層とポリ塩化ビニリデン層をこの順に有し、別のポ
リオレフィンシートを接着剤層を介して前記ポリ塩化ビ
ニリデン層の面にラミネートしてなるガスバリヤ−シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8574384A JPS60229750A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | ガスバリヤ−シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8574384A JPS60229750A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | ガスバリヤ−シ−ト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60229750A true JPS60229750A (ja) | 1985-11-15 |
Family
ID=13867322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8574384A Pending JPS60229750A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | ガスバリヤ−シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60229750A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4978579A (en) * | 1989-05-11 | 1990-12-18 | Baxter International Inc. | Multi-layer film structures for providing two webs of film |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4872289A (ja) * | 1971-10-28 | 1973-09-29 | ||
JPS4924587A (ja) * | 1972-06-29 | 1974-03-05 | ||
JPS5244270A (en) * | 1975-10-01 | 1977-04-07 | Kanebo Ltd | Method of producing sheathhtype conjugated food |
-
1984
- 1984-04-27 JP JP8574384A patent/JPS60229750A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4872289A (ja) * | 1971-10-28 | 1973-09-29 | ||
JPS4924587A (ja) * | 1972-06-29 | 1974-03-05 | ||
JPS5244270A (en) * | 1975-10-01 | 1977-04-07 | Kanebo Ltd | Method of producing sheathhtype conjugated food |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4978579A (en) * | 1989-05-11 | 1990-12-18 | Baxter International Inc. | Multi-layer film structures for providing two webs of film |
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