JPS60229491A

JPS60229491A - 画像処理方法及び装置

Info

Publication number: JPS60229491A
Application number: JP60001380A
Authority: JP
Inventors: トラン・ソング
Original assignee: Tektronix Inc
Current assignee: Tektronix Inc
Priority date: 1984-01-09
Filing date: 1985-01-08
Publication date: 1985-11-14
Also published as: EP0148618A3; EP0148618A2; DK9285A; US4635098A; CA1258524A; DK9285D0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、テレビジョン信号処理、特に線順次クロマ・
フォーマットで送信されるビデオ画像の歪を軽減するｉ
ｌ！ｌｌ像処理方法及び装置に関する。

〔従来の技術とその問題点〕

種々のビデオ画像加工を口Ｊ簡にする近年のデジタル・
エレクトロニクスの発達の結果、テレビジョン分野では
そのような加工を行なうためテレビジョン信号を何度も
編集する必要性が増大してきた。１９５３年の国際テレ
ビジョンシステム委員会（ＮＴＳＣ）によって採用され
た周波数マルチプレクシング技法に基づく現在の標準テ
レビジョン信号は、数回のビデオテープ転送で信号の劣
化が目立りため、このような処理による歪が生じにくい
代替コーディング技法が必要である。そのような劣化を
起こし難い烏品位信号は帯域幅を増大させることにより
作り出すことかり能であるが、現存の送信機器を用い、
かつ技術的に複雑性及びコストを熾小眼に維持するため
には、現行の帯域幅内に信号を維持する必要がある。し
たがっ°ζ、ビデオ画像の知覚弓部な劣化を鼓小限に抑
えながら、利用できる帯域幅を最大限゛に使用するよう
に信号をコーディングすることが望ましい。

この問題の１つの対策は線順次クロマ・フォーマントを
用いることである。このフォーマントでは、ルミナンス
（輝度）成分、第１クロミナンス即ち“クロ゛７”　（
色）成分（Ｃ＋）及び第２クロマ成分（Ｃ２）を含むビ
デオ信号は次の如く送（Ｈされる。即ちテレビジョン・
ラスタの各水平ラインに対して２つのクロマ成分の一方
のみが関連するクロミナンス成分と共に伝送される。そ
の各々のクロマ成分はルミナンス成分の対応する部分と
共に交互に伝送される。例えば、第１水平ラインの第１
ルミナンス部分Ｙ＋には第１クロマ成分の一部Ｃ１ｌが
伴い、第２水平ラインの第２ルミナンス部分Ｙ２には第
２クロマ成分の一部Ｃ１が伴い、第３水平ラインの第３
ルミナンス部分Ｙ３には第１クロマ成分の一部Ｃ１３が
伴い、第４ルミナンス部分Ｙ４には第２クロマ成分の一
部Ｃ２４が伴う（以ト同様）。このように、２つのクロ
マ成分の一方は１つ置きラインに対して削除される。

受像端で完全な映像を表ポさせるためには、各クロマ成
分の１部分置きの削除は補充されなければならない。こ
の補充の必要性及びその方法は、線順次信号が送信され
る方式（周波数マルチブレクシングまたは時分割のマル
チプレクシングによる）に存在する。

周波数マルチプレクシングによる線順次カラー伝送シス
テムの一例は、フランスで使用されるＳＥＣＡＭ　（Ｓ
ＥｑｕｅｎＬｉｅ　Ｃｏｕｌｅｕｒｓ　Ａ　Ｍｅａ＋ｏ
ｉｒｅ）　システムである。このシステムについてはり
、ｆ！Ｊｅａνｅｒ著”　Ｔｈｅ　Ｓ［ＩＣＡＭ　Ｃｏ
１ｏｒ　Ｔｅ１ｅｖｉｓｉｏｎ　Ｓｙｓｔｅｍ　″　（
テクトロニソクス社、　１９８２年）に記載されている
。

ＳＥＣＡＭシステムにおけるクロマ・シーケンスは２フ
レームにまたがるため、人間の目には連続するクロマ信
号が平均化され止しい色にみえる。しかし、このシステ
ムは知覚弓部な視覚上好ましくないフレームフリッカを
生じる。

他の解決法としては、時分割マルチプレクシングを使用
した“時間圧縮カラー成分”　（Ｔｅ３）システムが挙
げられる。このシステムでは、２つのクロマ成分は時間
的に圧縮され、ルミナンス成分の対応部分より前に交互
に送信される。受像端では、失なわれたクロマ部分は、
前の水平ラインに対応するクロマ部分を単に挿入するこ
とにより再生される。この型のシステムは、１９８２年
６月１１日にイリノイ州シカゴで開催されたコンシュー
マ・エレクトロニクスに関する国際会議の！１１１１１
１４録のＣｈａｒｌｅｓ　Ｗ、Ｒｈｏｄｅｓによる”　
Ｔｉｍｅ　Ｄｉｖｉｓｉｏｎ　Ｍｕｌｔｉｐｌｅｘｏｆ
　Ｔｉｍｅ　Ｃｏｍｐｒｅｓｓｅｄ　Ｃｈｒｏｍｉｎａ
ｎｃｅ　ｆｏｒ　ａ　Ｃｏ＋ｗｐａｔｌｂｌｅ旧ｇｈ　
Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ　Ｔｅ１ｅｖｉｓｉｏｎ　Ｓｙｓ
ｔｅｍ　”に記載されている。マルチプレクス・アナロ
グ成分法として知られる同様のシステムはインデペンデ
ント・ブロードキャスティング・オーソリティ・レポー
ト　１１６／８１　（ＩＢＡ＋　Ｃｒａｗｌｅｙ　Ｃｏ
ｕｒｔ、Ｗｌｎｃｈｅ３ｔｅｒ。

Ｈａｎｄｓ、　５Ｏ２１２Ｑ八＋　Ｌｌｎｉｔｅｄ　Ｋ
ｉｎｇｄｏｍ）のに、Ｌｕｃａｓ及び台、＾、Ｗｉｎｄ
ｒａｌ１１による”　Ｄｉｒｅｃｔ　Ｔｅ１ｅｖｉｓｉ
ｏｎＢｒｏａｄｃａｓｔｓ　ｂｙ　５ａｔｅｌｌｉｔｅ
　Ｄｅｓｉｒａｂｉ目ｔｙ　ｏｆ　ａ　ＮｅｗＴｒａｎ
ｓｍｉｓｓｉｏｎ　５ｔａｎｄａｒｄ″に記載されてい
る。

線順次クロマ・フォーマットの使用により生じる問題は
、クロマ信号が垂直空間サンプリング・レートの１／２
より商い周波数の空間周波数成分を含むことである。こ
れはエイリアシングを引き起す。このエイリアシングは
ビデオ画像に視覚的に感知できる好ましくない歪として
現われる。この問題は、ビデオ信号のブリフィルタリン
グによって線順次のクロマ・サンプリング・レート　１
／２より商い周波数を除去することにより解決されるこ
とが判っている。上述のＲｈｏｄｅｓの論文を参照され
たい、それでもなお、受像機において、失なわれたクロ
マ部分を再生すると、仮想高周波成分が生成され、これ
により好ましくない画像歪が生じる。したがって、時分
割マルチブレクシングによる線順次システムでは画像歪
を住しることなく、また周波数マルチブレクシングによ
るシステムでは好ましくないフリッカを生じることな（
クロマ部分を再生する必要がある。

線順次システムの使用により生じる他の問題は、このよ
うなシステムが送信機及び受信機の複雑化を招き易いと
いうことである。通常、消費者側の機器である受像機、
特に現存のテレビジョン受像機に接続されるコンバータ
を用いる直接衛星放送システムにおいて使用する受＠！
機の複雑化を最小限にとどめて上述のシステムを実効す
ることが望まれる。

テレビジョンシステムにおいて帯域幅を減少させる他の
方法は、２次元サンプリングを用いるものである。例え
は、高品位テレビジョンにおける水平オフセント・サン
プリングの使用が、テレビジョン・テクノロジー・イン
・ザ・エイティズ（Ｓｏｃｉｅｔｙ　ｏｆ　Ｍｏｔｉｏ
ｎ　Ｐｉｃｔｕｒｅｓ　ａｎｄ　Ｔｅ１ｅｖｉｓｉｏｎ
［！ｎｇｉｎｅｅｒｓ＋　１９８１　）のＢｒｏｄｅｒ
　Ｗｅｎｄｌａｎｄによる“旧ｇｈ　Ｄｅｆｉｎｉｔｉ
ｏｎ　Ｔｅ１ｅｖｉｓｉｏｎ　５ｔｕｄｉｅｓ　ｏｎＣ
ｏｍｐａｔｉｂｌｅ　Ｂａ５ｉｓ　ｗｉｔｈ　Ｐｒｅｓ
ｅｎｔ　５ｔａｎｄａｒｄｓ″に記載されている。

水平サンプリング・システムでは、オフセント・サンプ
リングを行なうことにより水平解像度を増大させること
ができる。オフセット・サンプリングでは、連続する各
水平ライン内のサンプルが前の水平ラインのサンプルか
ら水平方向にオフセントされる。線順次クロマ・フォー
マントと共に水平オフセット・サンプリングを用いるこ
とが望ましいが、水平次元でのサンプリングは、歩み次
元でのサンプリングで生じたと同様のエイリアシング及
び鼻成の問題を生じる。

〔発明の目的〕

本発明の主目的は、線順次クロマ・フォーマントにおけ
るビデオ画像の再生を改良するための新規な方法及び装
置を提供することにある。

本発明の他の目的は、クロマ成分の少なくとも２つの空
間的に分離したサンプルを用いて生成信号をフィルタリ
ングすることにより２つのサンプル間に空間的に配置さ
れたクロマ成分部分を再生し、空間サンプリング周波数
の１７２より商い空間周波数を減衰することにある。

本発明の別の目的は、２つの次元でサンプルされたクロ
マ成分の部分を再生するための２次元フィルタリングを
提供することにある。

本発明の他の目的は、大きい仮想周波数成分を生じさせ
ることなく失なわれたクロマ部分を釘住する！！ｉ像処
理方法を提供することにある。

本発明の更に他の目的は、多次几サンプリング・システ
ムで多数の失なわれたクロマ成分部分を再生することに
ある。

本発明の更に別の目的は、受像機の複雑性を最小限に抑
える線順次クロマ・テレビジョンシステムを１是供する
ことにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明画像処理方法は第１図、第３（ａ）図、第３（ｂ
１図、第３（Ｃ）図に示す如くビデオ信号のクロミナン
ス成分の周期的な空間サンプルとし°Ｃのクロミナンス
部分を有する線順次信号として線順次クロマ・フォーマ
ットで送信から受信されるテレビジョン・システムに用
いる画像処理方法であって、受信後にこのクロミナンス
部分をフィルタリングすることにより、このサンプル間
の失なわれたクロミナンス部分を再生すると共に、空間
サンプリング周波数の１／２より晶い空間周波数成分を
減衰させるようにしたものである。

また本発明ｉ！！１（＃ｌ！処理装置は第１図、第３（
ａ）図、第３（ｂ）図、第３（Ｃ）図に示す如くビデオ
信号のクロミナンス成分の周期的な空間サンプルとし°
このクロミナンス部分を有する線順次信号として線順次
クロマ・フォーマットで送信かつ受信されるテレビジョ
ン・システムに用いる画像処理装置であっ°Ｃ１受信し
た線順次信号に応じてクロミナンス成分の空間的に分離
した少なくとも２つのこのサンプルから、夫々を重み付
けして加算した相信号を得るフィルタ手段Ｄ＋　、Ｄ２
　、　Ｗｏ　、　Ｗｔ　、（６２）と、このフィルタ手
段及びこの受信した線順次信号に応じてこの和信号をこ
の線順次信号のクロミナンス成分の対応する部分と同期
させて出力するスイッチ手段（６６）とを具えたもので
ある。

〔発明の作用〕

本発明は、大きい仮想周波数成分及びそれに伴う画像劣
化を生じさせることなく、ビデオ線順次１１ｎフオーマ
ツトにおいて失なわれたクロマ成分部分に対する上述の
要求を満たず。本発明はまた、受像機における画像劣化
をもたらすことなくオフセット水平サンプリングを可能
にする。更に、本発明は、受像機の複雑性を最小にしな
がら、上述の目的を達成する現実的な手法を提供する。

本発明の方法においては、失なわれたクロマ成分の前後
にあるクロマ成分サンプルを用いて補間するごとにより
失なわれたクロマ部分が再生される。更に、具体的には
、この方法はクロマ信号の少なくとも２つの空間的に分
離したサンプルを利用して、受信信号をフィルタリング
することによりこれらの間に空間的に位置するクロマ成
分部分を再生する。このフィルタリングにより空間サン
プリング周波数の１／２より高い空間周波数の減衰も行
なう、最も簡単な形では失なわれたクロマ部分の前後の
クロマ・サンプル間の線形補間が使用される。

本発明の方法は垂直サンプリングの１次元のみでも、ま
たは、水平サンプリング（オフセット水平サンプリング
でもよい）をも行なう垂直・水平両次光でも使用可能で
ある。

本発明のシステムは、線順次信号のクロマ部分の少なく
とも２つの空間的に分離されたサンプルから、これらの
サンプルの重み付けされた和を生成するアナログまたは
デジタル・フィルタ（ｉｌ！順次信号の性質による）、
及び重み付けされた和を失なわれたクロマ部分として挿
入し、このクロマ部分に対するクロミナンス部分と同期
させるためのスイッチとを用いる。水平オフセットサン
プリングを用いて類似の結果を得るためにはより複雑な
２次元フィルタ及びスイッチ回路を用いる。

既ニ発生したクロマ・サンプルと、クロマ成分の失なわ
れた水平ラインの後に発生した水平ラインに対応するク
ロマ・サンプルとを用いてクロマ部分の再生を行なえる
ようにすると共に受像機の複雑性を低減するために、ル
ミナンス成分は送信前に１またはそれ以上の連続したク
ロマ・サンプルに対して遅延させられる。これにより、
クミナンス成分を受像機側で遅延させる必要がなくなる
。

若し、受像機側で遅延させるとずれば、受像機の複雑化
を招き、このシステムを実施するために不必要に部品を
増加させることになる。

〔実施例）本発明による方法及び装置は、変調技術の如何によらず
、線順次クロマ・フォーマットビデオ信号と共に使用さ
れるものである。必要なことは、受信された信号が復調
され、デマルチプレクスされてルミナンス（Ｙ）及び２
つのクロマ成分Ｃｔ。

Ｃ２に互いに分離されることだけである。よって本発明
は、例えばＳＥＣＡＭのような周波数マルチブレクス・
システムにも、あるいはＴｅ３もしくはＭＭＣのような
時分割マルチプレクス・システムにも通用し得る。また
デジタルシステム及びアナログシステムのいずれにも通
用し得る。しかし、本発明の好適実施例の説明のために
本明細刊ではＴＣ３システムを採用する。

第４図にクロマ成分が時間圧縮された時分割マルチブレ
クスＴＣ３信号の一部を示す、この信号では各水平ラス
クラインに対して２つの必要なりロマ成分の一方のみが
対応するルミナンス成分と共に送出される。Ｔｅ３では
ｌ水平ラインの一方のクロマ成分Ｃｘ＋　ｎに続いてこ
れに対応するルミナンス成分Ｙｎが送出され、更に次の
ラインに対する他方のクロマ成分Ｃ２，ｎ＋１が送出さ
れ、続いてこれに対応するルミナンス成分Ｙｎ＋１が送
出され、という具合に続く。クロマ成分は、クロマ成分
及びルミナンス成分の両方の伝送が、１水平ラインの伝
送に必要な６３．５ハの期間内に収まるよう時間的に圧
縮される（Ｍ＾Ｃではクロマ成分及びルミナンス成分の
両方が時間圧縮される。一方、ＳｌＩＣＡＭでは信号が
周波数マルチプレクスされるので圧縮は不要である。）
。

ビデオ信号自体は、各水平ラインがルミナンス成分及び
２つのクロマ成分を含む１サンプルからなり、垂直次九
で空間的にサンプルされた像の電気的類似物として見る
ことができる。サンプリングの次元における単位距離内
のサンプル数は空間サンプリング周波数、即ち空間サン
プリング・レートを決定する。各クロマ成分に対して１
つ置きのクロマ・サンプルを消去して線順次フォーマッ
トを構成することにより、クロマ信号の空間サンプリン
グ・レートは半分に削減される（同様に、後述するがク
ロマ成分の水平サンプリングは水平方向の像の空間サン
プリングと等価である。）。

次に第２（ａ）乃至第２０）図を参照してビデオ信号を
線順次フォーマットに変換することの効果及び本発明を
実施することの効果を説明する。原ビデオ信号のクロマ
成分が空間ドメインで第２（司図にボされている。この
垂直軸は振幅を表わし、水平軸は垂直次元での距離りを
表わしている。第２（ｈ）図は、同じクロマ成分を周波
数ドメインでボし、その垂直軸は振幅を表わし、水平軸
は空間周波数を表わす。ＴＣ３システムでは、これは時
間圧縮された後のクロマ成分として見ることができる。

ビデオ信号のクロマ成分の垂直次元における空間周波数
は、　１／　（２Ｄ）なので、垂直サンプリング・レー
トはサンプリング定理によれば少なくとも　１／［１で
なければならない。各クロマ成分に対するｌクロマ・サ
ンプル置きの間引きはサンプリング・レートを半分に低
減するので、クロマ信号の空間周波数帯域幅は、エイリ
アシングを防止するため、まず１／２に削減しなければ
ならない。

この場合、エイリアシングとは空間サンプリング・レー
トの１７２より高い空間周波数成分の存在により目にみ
える崗（象が誤表示されることである。

この要求は、線順次フォーマットを発生する前に各クロ
マ成分をブリフィルタすることによって満たされる。第
２（Ｃ）図は、そのようなブリフィルタリング後の１ク
ロマ成分の周波数スペクトラムの１例である。

第２（ｄ）図は、垂直次元に沿ってサンプルされたクロ
マ成分を空間ドメインで不すものであり、各サンプルは
理想的にインパルスで示される。第２ｔｅ１図に示すよ
うな空間周波数特性を有する信号を％　２　（ｄ１図の
ようなサンプリングによって変調すると、第２（１）図
に示すように、原信号の空間周波数成分より四い仮想空
間周波数成分を生じる。

これまで、線順次クロマ・フォーマットは、サンプル・
０次元ホールド・システムのように、単に前の水平ライ
ンに対するクロマ成分部分を挿入することによっ°Ｃ表
ボされてきた。０次元ホールド・システムは、第２（ｆ
）図のように、Ｘ＝１　／（４Ｄ）でゼロ・クロスする
（ＳｒＮＸ）　／Ｘの周波数応答特性を有する。したが
って、第２（ｅ）図にボされるような周波数スペクトラ
ムを有する信号を０次元ホールド・システムで処理する
と、第２（ｇ）図のように出力スペクトラムは仮想周波
数成分を含む、これらの仮想周波数成分は表丞１Ｉｑｉ
像に画像歪をもたらす。

本発明では、ポスト・フィルタリング、即ち、線順次ク
ロマ信号を受信された後、フィルタリングすることによ
り失なわれたクロマ成分を群成すると共に、仮想周波数
成分を減衰させる。最も簡単な場合、第２（ｈ）図に示
されるような（（ＳＩＮＸ）／ｘ）２の周波数応答特性
を有する平均化フィルタが用いられる。これは線形補間
、即ぢ、１クロマ成分部分が失なわれたライン前後のク
ロマ成分サンプルの平均を見い出すことと等価である。

第２ｔｅ１図の信号を第２（ｈ）図の特性を有するフィ
ルタでフィルタリングを行なうと、その周波数スペクト
ラムは第２（１１図に不されるように空間サンプリング
・レートの１／２より晶い周波数成分は大幅に減衰する
。より良い結果を得るためには、仮想周波数成分をより
大きく減衰させる一層複雑なポスト・フィルタリングを
採用してもよい。

本発明による方法及びこの方法を実施するための物理的
システムは、第３（ａ）及び第３（Ｃ）図並びに第１図
を参照することにより一層理解されよう。

第３（ａ）図は、本発明の好適実施例を実行するための
線順次フォーマント送信システムのブロック図である。

この送信システムでは、従来のビデオ入力（１０）はデ
マルチプレクサ＜１２）により受けられ、このデマルチ
プレクサ（１２）によりルミナンス成分（１４）、第１
クロマ成分（１６）及び第２クロマ成分（１８）に分離
される。後述する理由により、ルミナンス成分は送信シ
ステム内のｉ！！延線（２０）へ導かれる。各クロマ成
分出力（１６）及び（１８）は夫々関連する垂直ブリフ
ィルタ（２２）及び（２４）に供給される。遅延線（２
０）及び２つの垂直ブリフィルタ（２２）　、（２４）
の出力はマルチプレクサ（２６）へ送られ、ここで結合
されて線順次フォーマットの送信ビデオ出力（２８）に
なる。

このマルチプレクサ（２６）は本発明の要旨を逸脱する
ことなく、時分割マルチプレクシングまたは周波数マル
チプレクシングのいずれも採用し得ることが認識されよ
う。

第３図（ｂ１図はアナログ・システムのためのクロマ成
分垂直ブリフィルタを示す。このフィルタでは、クロマ
成分人力（３０）は第１遅延線Ｄ１及び第１増幅器Ａｏ
に入力され、第１遅延線Ｄ１の出力（３２）は第２遅延
線Ｄ２の入力端及び第２増幅器Ａ１の入力端へ供給され
、同様な接続が第１遅延線Ｄ１及び第（ｎ＋１＞増幅器
Ａｎまで続く。

各項幅器Ａｏ乃至Ａｎの出力は加算接合点（３４）に送
られ、ここで加算されてフィルタリングされたクロマ信
号出力（３６）となる。遅延線Ｄｌ乃至Ｄｎは電荷結合
素子、ガラス遅延線等の周知のデバイスでよく、増幅器
Ａｏ乃至Ａｎは周知の電流増幅器でよい。また加算接合
点（３４）は種々の周知の方法で構成し得る。遅延線及
び増幅器の数は希望するフィルタリングの複雑さによっ
て決まる。

簡単な１次フィルタは１個の遅延線のみを必要とする。

フィルタにより生じる遅延に対応する遅延が遅延線（２
０）によってルミナンス信号に与えられなければならな
い。各遅延線による時間遅延は１水平ラインを伝送する
に要する時間’［’、ＩｆｉＪち通當６３．５ｕｓに等
しい。線順次フォーマットでは各ラインに対して１クロ
マ成分のみが送出されるので、遅延は（ｎ／２）ＸＴ（
一般にはｎは１＾数）となる。しかし後述する理由によ
り、（（ｎ＋２）／２）ＸＴが好適である。

遅延線Ｄｌ乃至Ｄｎへの人力及びそれらの出力は増幅器
Ａｏ乃至Ａｎの増幅係数によって重み付けされ、それら
を加算したものは、予め定めた周波数より高い周波数成
分が必要なだけ減衰された、即らフィルタリングされた
クロマ成分出力となる。

第３（Ｃ）図を参照すると、同様の結果が、遅延線とし
てのシフトレジスタＳＲ１乃至ＳＲｎ　、及び入力を重
み付けしてデジタル加算器（４２）へ送る乗算器Ｍｏ乃
至Ｍｎを用いてデジタル的に得られる。

この場合、クロマ入力（３０）はまずアナログ・デジタ
ル変換器（３８）に供給され、ここで第１シフトレジス
タＳＲＩ及び第１乗算器Ｍｏへ送出されるデジタル信号
（４０）に変換される。シフトレジスタの出力及び第１
シフトレジスタへの入力はデジタル加算器（４２）で加
算され、その和はデジタル・アナログ変換器に送られフ
ィルタリンクされたアナログクロマ出力（３６）となる
。テレビジラン・システムがはじめからデジタル型の場
合には、′ｒナログ・デジタル変換器及びデジタル・ア
ナログ変換器は不要である。、。

第１図に、本発明を使用する線順次フォーマットシステ
ムの受信部の一例を示す。受信された線順次信号（４６
）はデマルチプレクサ（４８）へ人力され、ここでルミ
ナンス成分（５０）及びクロミナンス信号（５２）に分
離される。クロミナンス信号（５２）は夫々交互の水平
ラインに対して第１及び第２のクロマ成分を供給する。

クロマ成分がＴｅ３またはＭＡＣフォーマットを達成す
るために送信側で時間圧縮されていたとすると、クロミ
ナンス信号（５２）はファーストイン・スローアウト（
ＰＩＳＯ）拡張回路（５４）に送られ、クロマ成分のリ
アルタイム（実時間）信号（５６）となる。

失なわれたクロマ部分の再生は、次のようにして行なわ
れる。即ち、各クロマ成分部分を少なくとも２水平ライ
ン期間（即ち、総計１２７μｓ）だけ遅延させ、これを
次に送信されてくる同じ型のクロマ成分サンプルと共に
重み付は加算して、ト述の２つのクロマ成分号ンブル間
に空間的に位置するクロマ成分部分を生成する。この重
み付は加算結果は、好適には送信側でルミナンス成分を
遅延させ一ζおくことによって、また適切な時期にこの
重み付は加算結果を選択することにより、対応するルミ
ナンス成分と同期させられる。そのために、第３（ａ）
図の遅延線（２０）の遅延が（ｎ／２）ＸＴではなく　
（（ｎ＋２）／２）ｘＴとされる。

第１図の特定実施例では、信号（５６）を受ける第１遅
延線Ｄ１の出力（５娘は、第２遅延線Ｄ２及びスイッチ
（６６）へ送られる。ｈ４号（５６）　、及び第２遅延
線Ｄ２の出力（６０）は、人々対応する重み付は回路Ｗ
ｏ及びＷｔを介し゛Ｃ加算回路（６２）へ導かれる。こ
うして、１水平ラインのクロマ・サンプル、例えばＣＩ
　＋　ｎ＋ｔが第１遅延線Ｄ！へ人力されるとき、時間
的に２ライン分早い先行水平ラインに対する同型のクロ
マ・サンプルｃ１゜ｎ−ｔが第２遅延線Ｄ２から出力さ
れる。Ｗｏ及びＷｌの嵐み付は値を１／２に選定するこ
とにより、加算回路（６２）の出力（６４）は、サンプ
ルＣ１＋ｎ−ｚ　及ヒＣｔ　、　ｎ＋ｚの平均となり、
これは中間の水平ラインに対応する同型のクロマ成分ｃ
＋、ｎとして挿入される。このとき、第１遅延線ＤＩの
出力（５８）は同じ水平ラインに対応する他の型の実際
のクロマ部分Ｃ２，ｎである。、■水平ライン後には、
加算回路（６２）の出力（６４）がクロマ信号の第２の
型の失なわれたクロマ部分となり、第１ａｌｉ４線Ｄ１
の出力（５８）がその水平ラインの第１の型のクロマ成
分の実際のクロマ部分となる。

スイッチ（６６）は、同期化プロセスの一部とし“ζ加
算回路出力（６４）及び遅延線出力（５８）からクロマ
成分部分を選択するために設けられている。

スイッチ（６６）は、水平ライン毎にクロマ成分の型が
反転する出力（６４）及び（５８）から２つの一貫した
クロマ出力Ｃ＋＋ｎ及びＣ２＋ｎを供給する。クロマ部
分を対応するルミナンス成分部分と同期させるために、
ルミナンス信号は１水平ライン分遅延させなければなら
ない。これは、本発明の要旨を逸脱することなく受信側
でも行なうことができるが、缶受＜ｍ器に付加回路が必
要となるため、第３（ａ）図のようにこの遅延は受信機
内で挿入される方が好ましい。

このシステムの上述の受信部において、遅延線、重み付
は回路及び加算回路はスイッチ（６６）と共に、クロマ
信号の少なくとも２フの空間的に分ｍされたサンプルを
利用し、この２つのサンプル間に空間的に位置するクロ
マ信号部分を再生ずる。

また、遅延線、直み付は回路、及び加算回路はフィルタ
として働き空間サンプリング周波数の１／２より高い空
間周波数を減衰させる。２つの遅延線のみを示したが、
より多くの遅延線、及びこれに対応する重み付は回路を
設け、かつルミナンス信号の遅延量をそれに応じて増加
させて、仮想周波数成分を一層減衰させるために、より
複雑な構成としてもよい。また、このフィルタ回路は第
３（ｂ）図と同様のアナログ型、あるいは第３（Ｃ）図
と同様のデジタル型のいずれでもよい。

線順次クロマ信号のポストフィルタリングの同じ基本的
原理は、同様に、クロマ成分が垂直次元だけでなく水平
次元にもサンプルされる２次元空間サンプリングにも通
用できる。この場合、各水平ラインに対して連続的クロ
マ成分信号が送出されるのではなく、クロマ成分がサン
プルされ、各個別のサンプルが送出される（デジタル・
システムにおいて）か、または再生されたアナログ信号
が送出される。いずれの場合も、要求される帯域幅は適
切なデジタル・フィルタリング及び再サンプリングによ
り減少させることができる。更に、水平サンプリング・
プロセスによって得られるより大きいクロマ・サンプル
の水平分解能を得るために、１本置きの水平ラインは空
間的に互いに相手の中間に位置するよう互いにオフセッ
トされる。

第５（ａ）図は、水平及び垂直の両方の次元でサンプリ
ングされた１クロマ成分の複数のサンプルを示１゜水平
ライン１に対するＣ１信号は点ＣＩＩｔ。

Ｃ１１３、Ｃｓ５５．　・・・でサンプルされ、それら
の中間点Ｃ１１２、Ｃ１１４、Ｃｔｌｇ　＋　・・・は
失なわれたままである。垂直次元では、水平ライン２（
図示せず）で他方のクロマ信号Ｃ２のみがサンプルされ
る。水平ライン３では、クロマ信号Ｃ１が再びサンプル
されるが、水平ライン１でサンプルされた点から水平方
向にずれた点ＣＩ］２　、　Ｃｌ３４　。

Ｃ１３Ｇ、・・・でサンプルされる。水平ライン５では
、クロマ信号Ｃ１が再度、元の水平位置でサンプルされ
る。

第５（ｂ１図を参照すると、各クロマ型に対して垂直次
元の２１Ｍ１のサンプルと水平次元の２個のサンプルと
により囲まれた領域に３（Ｉｌｉｌのサンプルが補充さ
れなければならないことが理解されよう０例えば・失な
われた部分Ｃ１２３・　Ｃ１３３・及びＣ１４３はサン
プルＣ１１３＋　Ｃ１３２＋　Ｃｕ４及びＣ１５３から
決定されなければならない０本発明では、これは、垂直
次元のみのサンプリングの場合と同様、ポストフィルタ
リングにより達成されるが、この場合、垂直及び水平次
元でのフィルタリングが必要である。

２次元の水平オフセット・サンプリング線順次システム
を第６（ａ）及び第６（ｂ）図に示す。このフィルタは
２次元での線形補間を行なう。垂直及び水平オフセット
・サンプルされた線順次ビデオ信号入力（６８）はデマ
ルチプレクサ（７０）へ供給され、デマルチプレクサ（
７０）はルミナンス信号（７２）及びクロミナンス信号
（７４）を出力する。時間圧縮が行なわれている場合、
出力（７４）は拡張器（７６）に導かれ、この拡張器（
７６）は連続的に生じるクロマ成分のサンプルを表わす
実時間クロミナンス信号を発生する。拡張器（７６）の
出力は、失なわれたクロマ部分の再生のために結合され
るべき複数のクロマ成分サンプルを同時に使用可能とす
る一連の遅延線δ１乃至δ１３及びδ１乃至δ６へ導入
される。

この実施例では、遅延線δ１乃至δ１３の各々は、ｌク
ロマ成分のサンプル間の期間に相当する遅延をもたらす
。遅延線δ１乃至Δ６の各々はＮ×６−２６なる遅延を
もたらす。ここにＮは１水平ライン内のクロマ・サンプ
ルの数である０通常、Ｎ×δ−６３，５４である。ｎは
基準水平ラインの番号をボす。現在、受信しているルミ
ナンス信号はＹｎ−：＋Ｎで表わされる。２次元オフセ
ット・サンプリングシステムでは、クロマ・サンプルは
対応するルミナンス成分より３ライン分先に送出されな
ければならない、即ち、ルミナンス成分は送傷側で３ラ
イン分遅延させる必要がある。

第６（δ）図の遅延線から出力される信号は、宙み付は
要素α０乃至α９及びβ０乃至β５により旗み付けされ
た後、夫々、加算４１（７８）及び（８０）で加算され
る。スイッチ（８２）は、加算器（７８）及び（８０）
からの出力を受け交互に反対側を選択して、ルミナンス
部分Ｙｎ−ｖｓに同期した出力Ｃ１゜ｎ−３Ｎ及びＣ２
＋　ｎ−１Ｎを導出する。

上述した説明に使用された用語及び表現は単に説明のた
めのものであり、制限のためのもではない、それらの均
等物を除外する意図はない。

（発明の効果）本発明の画像処理方法及び装置によれば、線順次クロマ
・フォーマットで送受信された線順次信号のクロミナン
ス部分をフィルタリングすることにより、クロマ・サン
プル間の失なわれたクロマ部分を再生することにより、
クロマ・サンプル間の失なわれたクロマ部分を再生する
と共に空間サンプリング周波数の１／２より商い空間周
波数成分を減衰させるので、高品位のビデオ１ｉｉｉ＠
が得られる。よってビデオテープ転送等を繰返しても劣
化が少ない０本発明は現行のテレビジョン信号の帯域幅
を変えることなく送信機及び受信機に若干の回路付加を
行なうだけで実施することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるクロマ再生を行なうための垂直ポ
ストフィルタのブロック図、第２（ａ）乃至第２（１）
図は、本発明に係る原ビデオ信号の線順次クロマ・コー
ディングの効果及びクロマ再生結果を時間ドメイン及び
周波数ドメインでネオ図、第３（ａ）乃至第３（Ｃ）図
は、本発明によるクロマ再生を行なうための垂直ブリフ
ィルタリング・システムのブロック図、第４図は“時間
圧縮カラー成分”（Ｔｅ３）として知られる線順次クロ
マ・フォーマットテレビジョン信号を例示する路線図、
第５（ａ）及び第５（ｂ）図は本発明による線順次シス
テムにおける水平オフセントサンプリング及びクロマ再
生を説明するための図、第６（ａ）及び第６（ｂ）図は
本発明による水平オフセット・サンプリング線順次クロ
マ・システムにおけるクロマ再生を行なうための２次元
ポストフィルタを示すブロック図である。（１０）はビデオ入力、（１４）及び（５０）はルミナ
ンス成分、（１６）は第１クロマ成分、（１８）は第２
クロマ成分、（２０）は遅延線、（２２）及び（２４）
は夫々垂直ブリフィルタ、（２６）はマルチプレクサ、
（２８）はクロミナンス信号、（５４）は拡張回路、（
６２）は加算回路、（６６）はスイ・ノチ、Ｄｌ及びＤ
２は遅延線、Ｗｏ及びＷｌは重み付は回路である。Ｃｌ１Ｉ　Ｃ１１３Ｃ１１５Ｃ１１７ライシ　ｌ　・　・　−− ＦＩＧ、　２（ａ）ＦＩＧ、　３（ａ） −ト続ネ甫正ＦＪ”（方　式）昭和６０年　５月３０［１昭和６０年特許願第１３８０号３、補正をする者事件との関係　特許出願人１、代理人５、補正により増加する発明の数Ｔｌ＋　明細書中、第４頁、１８行〜１９行ｒＬ、Ｅ、
Ｗｅａｖｅｒ・・・５ｙｓｔｅｓ＋”　Ｊとあるを「エ
ル・イー・ライ−バー著１ザ・セカム・カラーテレビジ
ョン・システム（Ｔｈｅ　Ｓ［ＩＣＡＭ　Ｃｏ１ｏｒ　
Ｔｅ１ｅｖｉｓｉｏｎＳｙｓ　Ｔｅ懺）”」に訂正する
。（２）同、第５頁、１６行〜１８行「Ｃｈａｒｌｅｓ・
・・Ｓｙｓｔｅｍ”　Ｊとあるを「チャールズ・ダブリ
ュー・ローデスによる“タイム・ディビジラン・マルチ
プレシス・オン・タイム・コンブレスト・クロミナンス
・フォー・ア・コンパチブル・ハイ・ディフィニション
・テレビジョン・システム　（丁ｌｅｅ　Ｄｉｖｉｓｉ
ｏｎ　Ｍｕｌｔｉｐｌｅｘ　ｏｆ　Ｔｉｍｅ　Ｃｏｓ＋
ｐｒｅｓｓｅｄＣｈｒｏ＊１ｎａｎｃｅ　ｆｏｒ　ａ　
Ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ　ｌ（ｉｇｈ　Ｄｅｆｉｎｉｔｉ
ｏｎＴｏｌｅｖｉｓｉｏｎ　Ｓｙｓｔｅｍ　）　″」に
訂正する。（３）　同、第６頁、２行〜６行ｒ　（ＩＢＭ、・・・
５ｔａｎｄａｒｄ”　Ｊとあるを「（英国、ニス０２１
２キユーエイ、ハンッ、ウィンチェスタ−、クローソー
コート。アイビーエイ）のケイ・ルーカス及びエム・エ
イ・ウィンドラムによる“ダイレクト・テレビジラン・
ブロードキャスーツ・パイ・サテライト・デザイアラビ
リティ・オン・ア・二ニー・トランスミフシ９ン・スタ
ンダード（Ｄｉｒｅｃｔ　Ｔｅ１ｅｖｉｓｉｏｎ　Ｂｒ
ｏａｄｃａｓｔｓ　ｂｙ　５ａｒｅｌｌｌｔｅＤｅｓｌ
ｒａｂｊｌｉｔｙ　ｏｆ　ａ　ＮＯＷ　Ｔｒａｎｓｍｌ
ｓｓｌｏｎ　５ｔａｎｄａｒｄ　）　”　Ｊに訂正する
。（４）同、第６頁、　１６行ｒ　ＲｈｏｄｅｓＪとある
を「ローデス」に訂正する。（６）　同、第７頁、１８行〜第８頁１行ｒ　（Ｓｏｃ
ｉｅｔＶ・・・５ｒａｎｄａｒｄｓ”」とあるを［（ソ
サイアティ・オン・モーション・ピクチャーズ・アンド
・テレビジョンエンジニアズ、　１９８１年）のプロー
ダー・ウィンドラムドによる“ハイ・ディフィニシッン
・テレビジラン・スタンダード・オン・コンパチブル・
ベイシス・ウィズ・プレゼント・スタンダード（旧ｇｈ
　Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ　Ｔｅ１ｅｖｉｓｉｏｎＳｔｕ
ｄｉｅｓ　ｏｎ　Ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ　Ｂａ５ｉｓ　
ｗｉｔｈ　ＰｒｅｓｅｎｔＳｔａｎｄａｒｄｓ　）　”
　Ｊに訂正する。以上

Claims

【特許請求の範囲】１、　ビデオ信号のクロミナンス成分の周期的な空間サ
ンプルとしてのクロミナンス部分を有する線順次信号と
して線順次クロマ・フォーマ・ノドで送信から受信され
るテレビジョン・システムに用いる画像処理方法であっ
て、受信後に上記クロミナンス部分をフィルタリングす
ることにより、上記号ンプル間の失なわれたクロミナン
ス部分を再生すると共に、空間サンプリング周波数の１
／２より＾い空間周波数成分を減衰させることを特徴と
する画像処理方法。２、　ビデオ信号のクロミナンス成分の周期的な空間サ
ンプルとしてのクロミナンス部分を有する線順次信号と
して線順次クロマ・フォーマ・ノドで送信かつ受信され
るテレビジョン・システムに用いる画像処理装置であっ
て、受信した線順次信号に応じてクロミナンス成分の空
間的に分離した少なくとも２つの上記サンプルから、夫
々を慮み付けして加算した和信号を得るフィルタ手段と
、該フィルタ手段及び上記受信した線順次信号に応じて
上紀和償号を上記線順次信号のクロミナンス成分の対応
する部分と同期させて出力するスイッチ手段とを具えた
画像処理装置。