JPS60228628A - 湿式製錬における塩素除去方法 - Google Patents

湿式製錬における塩素除去方法

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JPS60228628A
JPS60228628A JP59081880A JP8188084A JPS60228628A JP S60228628 A JPS60228628 A JP S60228628A JP 59081880 A JP59081880 A JP 59081880A JP 8188084 A JP8188084 A JP 8188084A JP S60228628 A JPS60228628 A JP S60228628A
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chlorine
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zinc
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JP59081880A
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Hiromi Kubo
久保 博海
Tetsuo Sekiya
関屋 鉄雄
Kosuke Watanabe
浩介 渡辺
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、硫酸亜鉛溶液から不純物である塩素を除去す
る方法に関するものである。
〔従来技術〕
湿式製錬において抽出液中の塩素は種々のトラブルをも
たらす、亜鉛の湿式製錬において高純度亜鉛を電解採取
する際電解液である硫酸亜鉛溶液に含有される塩素イオ
ンが一定限界濃度を越える場合には、塩素の一部が陽極
で酸化されて塩素ガスとなって放出し、作業環境を悪化
させるばかシでなく、陽極の鉛を腐食し、陰極に析出す
る亜鉛の鉛含有量を増加せしめ、亜鉛の純度を低下せし
める等の問題を生ずる。
一般に水溶液中の塩素イオンを除去するためには、溶解
度の小さい塩化物の沈殿を生成せしめるような化学反応
を探し、これを応用すればよいことは自明であわ、かか
る沈殿物としてAgCt−1番 (3−2X10 1の)、Hg2 C1y1 (1,3
X 10−18mot/l)、CuCL (1,2X 
10 mot/l)をあげることができる。このうち、
塩化銀については、硫酸亜鉛溶液に硫酸銀を添加し、塩
化銀の沈殿物を生成せしめ、固−液分離し、沈殿物は濃
硫酸によって処理し、硫酸銀として再び塩素除去に供す
という方法が知られておシ、一部の工場に於て実施され
ている。しかし、この方法は銀という極めて高価な金属
を用い、繰返し供用するにしても、銀のロスを避けるこ
とはできず、経済的な観点から不利な方法といわざるを
得ない。塩化水銀についても同様の理由で工業上採用し
雑いものである。
かかる経済的観点から、特公昭54−1679号には塩
化第1銅の沈殿を生成せしめる方法が開示されている。
この方法は硫酸亜鉛溶液に硫酸を加えてpi(2,6以
下の酸性として、これに塩化第1銅を沈殿除去した後に
おける該溶液の第2銅イオン濃度が少なくとも0.5 
g/Lとなる条件下に第1銅源を加えて、塩素イオンを
塩化紀1銅として沈殿除去するというもので工業上有利
なものである。
しかしながら、本発明者らが行なった試験によると、前
記の条件下で行々われる塩素除去方法においては、塩素
が全く除去されない場合があったり、塩素除去に当って
の溶液中のPI″12.5よりも高い−でも比較的高い
塩素除去率が得られる場合があp安定されたものではな
い。
〔発明の目的〕
本発明は、湿式製錬における抽出溶液中の塩素を効率良
く除去し、比較的高塩素含有原料より有利に有価金属を
取得することを目的とするものである。
〔発明の構成〕
本発明者らは本発明の目的を達成するために、種々試験
を重ねた結果、本発明に至ったものであるO すなわち、本発明は亜鉛鉱石や滓類等の原料から硫酸で
亜鉛を浸出する際、同時に浸出される不純物である塩素
イオンを含有する硫酸亜鉛溶液の−を硫酸で、場合によ
っては炭酸カルシウム、消石灰または酸化亜鉛で2.7
〜6の範囲とし、硫酸銅などの酸可溶性銅塩を、該溶液
に含有される塩素に対してモル比で2〜8倍量添加し、
十分溶解せしめる。次に該溶液に含有される銅に対して
モル比で1710〜1/2量の亜鉛末の如き金属亜鉛を
添加して該溶液の電位を250〜350 mVとし、生
成した塩化第1銅の沈殿物を濾過などの手段によって分
離し、もって塩素イオンを含有する硫酸亜鉛溶液から塩
素を除去する方法である。
本発明者らは前述の従来技術の欠点に鑑みて、種々試験
を行かった結果次の如き知見を得て本発明に至ったもの
である。
(1) 塩素イオンを含有する硫酸亜鉛溶液のp)(を
該溶液に硫酸を添加するか、または炭酸カルシウムスラ
リーを添加することによって、2〜5の範囲で変化させ
、各−の溶液で同一条件で塩化第1銅の沈殿物を生成せ
しめて、塩素除去率と声の関係を調べたところ、第1図
に示すようか結果を得た。すなわち、高い塩素除去率を
得るためには、pHを4より太きくすべきではないが、
−がこれより小さければ塩素除去率は大きく変化せず、
PH4とpH2とでは約5%の差でしかない。
(2)塩素イオンを含有する硫酸亜鉛溶液に、硫酸第2
銅塩を、溶液中の塩素に対してモル比で2〜8の範囲で
変化させ、各銅の添加量を定められた溶液で同一条件で
塩化第1銅の沈殿物を生成せしめて、塩素除去率と銅の
添加量の関係を調べたところ、第2図に示すような結果
を得た。すなわち、銅の添加量を、溶液に含有される塩
素に比べて多くする程、塩素の除去率は顕著に増大し、
塩素に対してモル比で6倍のところで、60%以上の除
去率を得ることができる。
(3)硫酸亜鉛溶液に、硫酸第2銅を添加し、さらに金
属亜鉛を添加して塩化第1銅の沈殿を生成せしめる化学
反応は、次のように表わすことができる。
Cu” + Zn0 → Cu’ 十 Zu2+ ■C
・” + Cu −+ 20゜+ 02+ 2Cu 十 Zn0 1 2Cu 十 Zn ζシ→ 
■ Cu++ CL−CuC2 反応式■〜■によれば、化学量論的には亜鉛は銅の17
2モル相当量を要するように思われるが、実際には、か
かる化学量論的に決定される量よりも少ない亜鉛で、よ
ジ高い塩素除去率が得られることが分った。すなわち、
溶液中の銅に対してモル比で1/2 、1/3となる亜
鉛末を該溶液中に添加し、それぞれ同一の条件で塩化第
1銅の沈殿物を生成せしめて、塩素除去率と亜鉛末の添
加量の関係を調べたところ、第6図に示すような結果を
得た。亜鉛末添加量が銅の172モルの時塩素除去率が
40%に対して、1/6モルの場合45%と明らかに高
い。先の反応式■〜■が化学量論的に矛循した結果をも
たらしたのは、亜鉛の量が比較的多い場合、反応[相]
が優勢に進む一方、反応0式が律速となって反応0式に
供せられる第1銅が欠乏し、逆に亜鉛の量が比較的少な
い場合、反応0式が優勢に進んで塩化第1銅の沈殿を促
進したと理解できる。
■ 塩素イオンを含有する硫酸亜鉛溶液に、上記の反応
(1)〜(3)式によって定まる適切な量の第2銅塩を
、金属亜鉛を添加し塩化第1銅の沈殿を生成せしめるに
もかかわらず、最終的に塩素イオンがほとんど除去され
ない場合がある。
第4図にかかる場合を例示した。硫酸亜鉛溶液中に36
0 fn9/を含有される塩素イオンは、第2銅塩、亜
鉛末を添加すると、約10分で80 fn9/l ”!
、で低減したが、時間を経るに従い逆に増加し120分
で元の濃度に戻った。塩素イオン一度とともに銅イオン
、電位、−を経時的に追跡すると、いずれも塩素イオン
と平行して一旦低減したものの時間を経るに従い増加傾
向を示した。
(5) 前述の(4)に示した現象は、Cu −CL 
−H2O系のポテンシャル図を援用することにより、理
論的に説明することができる。第5図にそのポテンシャ
ル図を示した。三角形で囲まれたCuC2相の各辺は、
次のような電気化学反応式で表わすことができる。
Cu2+ + ct−十e−−cuct 、 E=0.
566−0.0591 ftCuCt+6 =Cu十C
1−、E=0.124 +0.0591 pcl■ CuC1十C1= CuC4フ 、togFLcuc1
2 = 1.19− pclCu + 2e−=: C
u、 E−0,345+ 〇、0295 logacu
2+@反応式Oから容易に推察される如く、第2銅の活
量と電位を定めれば、溶液中の塩素イオン濃度を推量す
ることが可能である。
前述(4)ノ現象を第5図のCu C1−H20系ポテ
ンシャル図の中で説明すると、第2銅塩を溶液を添71
11 L、 7’j 時点テ、cu+2tav−3,5
g7t、 E =550”vであり、点0の位置に相当
する。さらに該溶液に還元剤である金属亜鉛を添加する
ことにより、反応式■〜■によって塩化第1銅の沈殿が
生じ、電位は急激に低下する。金属亜鉛添加10分後の
E=300mV、 pct=2.6でsb、点Pの位置
に相当する。該溶液をさらに攪拌しつづけるうちに、何
らかの要因によって電位が押し上げられ、点Pが点Qに
相当する位置にシフトし、1)Ct=2.0になった。
電位を上昇せしめた最も可能性の大きい要因は、攪拌に
よって溶液中に空気を巻込み溶存酸素濃度を高い水準に
緯持したことと推察され、このことは、第2銅、亜鉛添
加後、溶液を静置した場合電位が経時的に変化せず、ま
た塩素イオン濃度も変化しなかったことから確認された
一方、電位とpClの他、pHを組み入れたポテンシャ
ル図から、CuCtの沈殿域はpH6以下にあり、pH
がこれ以上高いところでは、CuC7の代シにCu2O
やCll0の酸化銅の沈殿が生成することが知られてい
る。したがって、pHを6以下の適当な値に設定すれば
、塩素除去の効果は、本質的にCu 濃度と電位に依存
し、Cu 濃度については上記(2)で述べたように処
理対象溶液に含有される塩素イオンに対して、高い塩素
除去率を得る量を決めることができるので、究極的には
定められたpH、Cu 濃度において、CuC1沈殿域
でpClが最も高い電位(250〜350mVの範囲で
いずれか)を選び、かかる電位を達成するだめに、該溶
液に還元剤、場合によって酸化剤を添加すればよいこと
が分る。
(6)第2銅を還元し、かつ処理対象液の電位を塩化第
1銅の沈殿に望ましい250〜ろ50mvに制御するだ
めには、第2銅が第1銅に還元をれる反応より、酸化還
元電位の低い反応を選んでやればよい。これらのうち、
工業上応用可能なのは次のようなものである。
(基準)cu+。=cuE0−0.153v ■Fe 
+ 2e=Fe EQ==0.4402v @Zn”+
 2e = Zn E0= −0,763v @Aノ+
’+ 3e = At E0=−1,662v @Mg
 +2e =Mg E0=−2,363v @(liO
−O式のそれぞれについて、銅イオンを含有する硫酸亜
鉛溶液にFe、 Zn、 Al、 Mgを別々に添加し
て該溶液の電位およびpHを経時的に測定した結果を、
第1表に示す。0〜0式のいずれについても銅の析出が
認められた。
かかる方法において、第2銅を第1銅に還元し、処理す
べき溶液の電位を250〜350mvにするためには、
金属マグネシウムや金属アルミニウムまたは金属鉄のい
ずれか一9iまだは2種の組合せで、該溶液に添加する
か、まだは亜鉛末と共に添加することで、同様の効果を
得ることができる。
塩素を除去処理した溶液中には、第2銅イオンが残留す
るが、これは該溶液に亜鉛末を添加することによ#)銅
を析出せしめ、公知の同一液分離によって除去すること
ができる。塩化第1銅および銅の沈殿物は、適当な処理
を施した後、塩素除去処理前の溶液に繰返してもよいし
、銅製錬の原料とすることも可能である。
本発明において、塩素を除去すべき硫酸亜鉛溶液のpH
は、6以下であれば添加する銅と亜鉛および該溶液の電
位を適切に調節することで十分高い塩素除去率を達成す
ることが可能であシ、pH6以上では該溶液に含有する
亜鉛が、塩基性硫酸亜鉛ないし水酸化亜鉛として沈殿す
るので適切でなく、−万pH2,7以下とするのは、前
述の特許公告昭54−1679が開示する方法における
必須技術要件であるが、既に述べた如(、pH2,7以
下であっても塩素が除去されない場合があり、かつ本発
明は、pH2,7以上で処理対象液の電位を低く制御す
ることによシ、極めて高い塩素除去効果が得られること
から、pHを2.7以下に限定する必要がなく、亜鉛の
湿式製錬で通常設定される1)H4〜6の中性浸出液を
処理する場合、pHをあえて下げることなく直接塩素を
除去することが可能でおる。
また処理対象溶液に添加する第2銅の量は、該溶液に含
有される塩素に対してモル比で2倍以上あれば塩素除去
の効果が認められ、これよシ多く添加する程塩素除去の
効果は顕著に高くなるが、8倍で塩素除去率が約80チ
となシ、これ以上添加しても、除去率はめまシ高くなら
ないので経済的ではない。
亜鉛末の添加量は、溶液中の第2銅に対して、モル比で
 1/10〜1/2量で効果がめシ、1/2量以上では
銅が直接析出して塩素除去を阻害し、1/10f以下で
は塩素除去効果は非常に小でぃので望ましくない。
壕だ、銅を還元し、電位を 250〜35omv の範
囲で望ましい値に制御するためには、亜鉛末の他、マグ
ネシウム、アルだニウム、鉄の金属粉で十分な効果が得
られるが、亜鉛の湿式製錬に限っていえば、亜鉛末以外
のこれらの金属粉は不純物として製錬に悪影響をもたら
すので、塩素除去後、適当な方法で除去処理を施さなけ
ればならない。したがって、亜鉛末添加の補助的な手段
として用いるのが望ましい。
〔発明の実施例〕
次に、本発明の実施例を述べる。
実施例1 亜鉛焼鉱を電解尾液で溶解し、亜鉛を抽出した後濾過し
た。ろ液の組成は、zn167g/l、Cu300 m
g/l 、 ct 302mg/lpH5,2であった
該溶液11に稀硫酸を加え、pHを4.0とし、電熱ヒ
ーターで50℃に加熱した。該溶液に含有される塩素イ
オンに対して、モル比で6倍となるように、市販の硫酸
銅試薬を11.28.9を添加し、十分溶解した後、溶
液中の第2銅イオンに対してモル比で1/3量となるよ
う、亜鉛末を1.09 gを除々に添加1−1該溶液を
50℃に保ちながら60分間攪拌を続け、その後濾過し
て沈殿物を除去した。
P液の塩素イオン濃度は80 mll/l、 pH3,
5,電位310mv、塩素除去率は73%であった。
実施例2 実施例1と同様の組成を持つ硫酸亜鉛溶液に稀硫酸を添
加してpHを2.0とし、銅の添加量を塩素イオンに対
してモル比で6倍、亜鉛末の添加量を第2銅イオンに対
してモル比で1/2とし、溶液ヲ50℃に保ちながら3
0分間攪拌を続け、その濾過して沈殿物を除去した。
F液の塩素イオン濃度は120mg/7 、pH2,2
゜電位315mvで、塩素除去率は60チであった。
実施例3 実施例1と同様の組成をもつ硫酸亜鉛溶液に、稀硫酸を
添加してpHを6.0とし、銅の添加量を塩素イオンに
対してモル比で6倍、亜鉛末の添加量を第2銅イオンに
対してモル比で1/2とし、溶液を50℃に保ちながら
60分間攪拌を続け、その後濾過して沈殿物を除去した
F液の塩素イオン濃度は130m、9/z、 pH3,
1゜電位308mv、塙素除去率57%であった。
実施例4 実施例1と同様の組成を持つ硫酸亜鉛溶液に、稀硫酸を
添加してI)Hを2.0とし、銅の添加量を塩素イオン
に対してモル比で2倍、亜鉛末の添加量を第2銅イオン
に対してモル比で1/2とし、溶液を50℃に保ちなが
ら30分間攪拌を続け、その後濾過して沈殿物を除去し
た。
F液の塩素イオン濃度は210 mi/l、 pH2,
2電位324mv、塩素除去率3oチであった。
実施例5 実施例1において、亜鉛末の代シに鉄粉を第2銅イオン
に対してモル比で1/2添加した。
F液の塩素イオン濃度は 90mg/z 、pH3,7
電位は300mvでめった。
〔発明の効果〕
本発明は、塩素除去に関して理論的に解明し、従来 p
H2,7以下という低いpH域でしか高い塩素除去率が
得られないとされていたのに対し、pH2,7以上にお
いてもより広いpH域で、塩素を除去すべき溶液の電位
を制御することによって、極めて高い塩素除去率が得ら
れること、またその上に立って、銅と亜鉛末の添加によ
って塩素を除去するという、硫酸亜鉛溶液を大量に処理
する上で最も有利な方法を提供する有用なもので、湿式
亜鉛製錬のみでなく他の金属製錬にも適用できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、硫酸亜鉛溶液のpHと塩素除去率の関係を示
したグラフ。 第2図は、銅の添加量と塩素除去率の関係を示したグラ
フ、第3図は、亜鉛末の添加量と塩素除去率の関係を示
したグラフ、 第4図は、塩素イオンを含有する硫酸亜鉛溶液に銅と亜
鉛末を添加して、塩素イオンと笥2銅イオンの濃度およ
び溶液の電位とI)Hの経時変化を示したグラフ。 g5図は、Cu−C1−H,O系のポテンシャル図であ
る。 代理人 弁理士 木 村 三 朗 888 ♀ 88 ? 餐鴨1÷? 第4図 −181− 第5図 −4−202468 C1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)不純物塩素イオンを含有する硫酸亜鉛溶液から塩
    素を除去するに当り、前記溶液の−を2.7〜6とし酸
    可溶性銅塩を、含有塩素に対してモル比で2〜8倍量添
    加し、次いで該溶液の電位を溶液中の含有銅に対してモ
    ル比で1/10〜1/2量の電位調整剤を添加し250
    〜350 mVとし、生成した塩化第1銅の沈殿物f濾
    過分離することを特徴とする湿式製錬における塩素除去
    方法。
  2. (2)前記溶液の電位を250〜350 mVとする電
    位調整剤として、金属亜鉛、金属アルミニウム、金属マ
    グネシウム及び金属鉄のうちいずれか1種ま九は2種を
    添加することを特徴とする特許請求の範囲第1記載の湿
    式製錬における塩素除去方法。
  3. (3) 前記酸可溶性銅塩が硫酸鋼であることを特
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103668324A (zh) * 2013-12-06 2014-03-26 云南祥云飞龙再生科技股份有限公司 一种硫酸锌电解废液除氯的工艺
CN104404254A (zh) * 2014-12-22 2015-03-11 湖南水口山有色金属集团有限公司 一种除氯的方法

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