JPS60227970A - アルミニウム製熱交換器 - Google Patents

アルミニウム製熱交換器

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JPS60227970A
JPS60227970A JP59083984A JP8398484A JPS60227970A JP S60227970 A JPS60227970 A JP S60227970A JP 59083984 A JP59083984 A JP 59083984A JP 8398484 A JP8398484 A JP 8398484A JP S60227970 A JPS60227970 A JP S60227970A
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藤吉 達也
Shoji Wada
和田 昭二
Ken Toma
当摩 建
Kensho Takahashi
高橋 憲昭
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MA Aluminum Corp
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Nihon Radiator Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
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    • F28F19/02Preventing the formation of deposits or corrosion, e.g. by using filters or scrapers by using coatings, e.g. vitreous or enamel coatings
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K1/00Soldering, e.g. brazing, or unsoldering
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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    • F28F21/00Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials
    • F28F21/08Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials of metal
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    • F28F21/084Heat exchange elements made from metals or metal alloys from aluminium or aluminium alloys

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明の対象となるアルミニウム製熱交換器は、例えば
自動車用水冷エンジンの冷却水放熱用ラジェータ、暖房
用ヒータコア、水冷式インタークーラ用コンデンサ等と
して利用することができる。
(背景技術) 自動車用水冷式エンジンの冷却水放熱用ラジェータ等と
して使用される熱交換器は、例えば第1図に示すように
構成されている。即ち、多数の扁平な通液管l、1と、
帯状の金属板をジグザグに形成して成るコルゲート型フ
ィン2.2とを交互に重ね合せるとともに、両部材をろ
う材により接着してコア部3とし、このコア部3の上F
(横流れ式ラジェータの場合は左右)にそれぞれ座板4
を介してタンク5を固定している。冷却水の放熱を行な
う場合には、高温の冷却水を上側のタンクに設けた入口
管6から送り込めば、この冷却水はコア部3を構成する
多数の通液管1、l内を流下する間に、コア部3を図面
の表裏方向に流通する空気との間で熱交換を行なって放
熱し、温度が低下して下側のタンクに設゛けた出口管7
がら排出yれる。
ところで、このような熱交換器は、従来は真鍮により造
られる事が多かったが、近年材料費の低廉化と同時に重
量の軽減化を図るために、熱交換器全体をアルミニウム
又はその合金により造る場合が多くなった。
ところが、アルミニウム及びその合金は、真鍮に比べて
遥かに腐蝕し易く、水等の液体を流通させる通液管l、
1、入口、出口管6.7やタンク5、或は座板4に腐蝕
による貫通孔が生じると、熱交換器内の液体が漏洩し熱
交換器としての役目を果さないだけでなく、自動車用ラ
ジェータの場合、冷却水不足によるエンジンの焼付き等
重大な故障を起す危険がある。特に、コア部3を構成す
る通液管1.1は、外気との熱交換効率を良くするため
に防蝕のための塗装が施されず、又軽量化のため通液管
の肉厚を薄くする場合が多く、しかもコア部3には外気
が流通するため、通液管I、lの表面に海岸風に含まれ
る食塩や寒冷地に於いて使用される凍結防止塩のような
腐蝕を促進する物質が付着し易い。又1通液管1.1の
内側を流通する液体中にも、例えば冷却水の場合はエン
ジンのウォータジャケット内で溶出する鉄イオンや銅イ
オンのように、アルミニウムの腐蝕を促進する物質が含
まれる場合が多い。
このため、従来から実公昭58−38312号公報に見
られるように、コルゲート型フィン2を構成するアルミ
ニウム合金の電極電位を通液管1を構成するアルミニウ
ム合金の電極電位よりも卑と(低く)シ、フィン2を犠
牲腐蝕させることにより通液管1の腐蝕を防止したり、
或は特開昭57−142493号公報に見られるように
、通液管1の内周面に電極電位の貴な(高い)アルミニ
ウム合金を被覆して、通液管lの内側から腐蝕が進行し
難くすることが考えられていた。
ところが、従来のこのような防蝕構造は、単に腐蝕して
は困る部分の電極電位を、多少腐蝕しても差支えない部
分の電極電位よりも責と(高く)し、腐蝕しても差支え
ない部分を犠牲的に腐蝕させるようにしていただけであ
った。このため、肝腎の部分の防蝕効果が不完全であっ
たり、或は犠牲腐蝕の進行速度が早過ぎ、熱交換器とし
ての機能が損なわれたり早期に防蝕効果が失われてしま
う場合が多い。
(発明の目的) 本発明は、1述のような不都合を解消するため、コア部
を構成する通液管の防蝕を確実にかつ長期に亘って図る
ことができるアルミニウム製熱交換器を提供することを
目的としている。
(発明の構成) 本発明のアルミニウム製熱交換器は、コア部を構成する
通液管と、この通液管の外周面に被覆するろう材と、上
記通液管とともにコア部を構成するコルゲート型フィン
とをいずれも異なる種類のアルミニウム合金により造っ
ている。
第2図に示すように、通液管lの外周面のろう材8を構
成する第一種のアルミニウム合金A8の電極電位をEl
、通液管lの芯材9を構成する第二種のアルミニウム合
金A2の電極電位をE2゜コルゲート型フィン2を構成
する第三種のアルミニウム合金A3の電極電位をE3と
すると、各電極電位は、 Et >El >E3 −一 (1) となり、更に、 Et Et = 20〜50mV −(2)El−E、
=20〜200mV −−−(3)となるように定める
各アルミニウム合金の電極電位を上記のように定めた理
由は次の通りである。
(a)通液管lの芯材9を構成する第二種のアルミニウ
ム合金A2の電位E2を、通液管の外周面のろう材8を
構成する第一種のアルミニウム合金A、の電位E1より
も20〜50fflV高く(責と)した理由。
通液管lの外周面側から進行する腐蝕による液洩れの発
生を防止するためには、この通液管lの芯材9に外周面
から腐蝕が進行し、その結果この芯材9に貫通孔が生じ
ないようにする必要がある。このためには、芯材9の外
周面を覆うろう材8を構成する第一種のアルミニウム合
金A1の電極電位E、を、芯材を9を構成する第二種の
アルミニウム合金A2の電極電位E2よりも低く(卑と
)し、芯材9に腐蝕が生じる様な状況が生じた場合、ろ
う材8を犠牲的に腐蝕させて上記芯材9がR蝕するのを
防止する。
ろう材8は芯材9の外周面を全面に亘って覆っているた
め、腐蝕が発生した場所とろう材8が存在する場所との
距離があまり大きくなることはなく、せいぜい数ff1
ffi程度である。従って上記両電位E、、E2の差は
あまり大きくする必要はない。
但し、この差が20mV未満であると、芯材9の防蝕を
十分に図ることができず1通液管lの外周面から進行し
た腐蝕が芯材9にまで及ぶ危険性がある。
反対に、両電極電位E□、Etの差が50+aVを越え
ると、ろう材8の犠牲腐蝕による芯材9の防蝕効果は増
大するが、ろう材8の腐蝕の進行速度が早くなり過ぎる
ろう材8があまり急速に腐蝕すると、通液管1とコルゲ
ート型フィン2とのろう付は部の支持力が早期に失われ
て、上記フィン2が通液管lの間から脱落したり、或は
芯材9の防蝕効果が早期に失われる。
(b)通液管の外周面のろう材8を構成する第一種のア
ルミニウム合金A、の電位E、を、コルゲート型フィン
2を構成する第三種のアルミニラt・合金A3の電位E
3よりも20〜200mV高く(責と)した理由。
通液管lに於いて、ろう材8による芯材9の防蝕効果を
長期に亘って維持するためには、上記ろう材8が早期に
腐蝕しないようにすることが必要である。このためには
、ろう材8と接触しているコルゲート型フィン2を犠牲
腐蝕させることにより、ろう材8の腐蝕を防止すれば良
い。
ラジェータの様な通常の熱交換器に於いて、コルゲート
型フィン2のピッチはせいぜい2〜3mm程度であり、
ろう材8とフィン2とが接触していない部分の長さ文(
第2図)は2m11程度である。
このため、上記非接触部分の中央部(第2図のX点)に
於いてろう材8の表面に腐蝕が発生したとしても、この
腐蝕発生部分とフィン2との距離は1mm程度にしかな
らない。
このため、上記電位E、、E、の差はあまり大きくする
必要はない。イリし、この差が20mV未満になると十
分な防蝕効果を得られない事は前記(a)の場合と同様
である。
反対に、上記電位差か200mVを越えると、コルケー
ト型フィン2の腐蝕速度が早くなり過ぎ、腐蝕によりこ
のフィン2が通液管lの間から脱落したり、或は早期に
ろう材8の防蝕を行なえなくなってしまう。
」一連のように通液管1を構成するろう材8と芯材9と
コルゲート型フィン2との間に電位差を設定した本発明
のアルミニウム製熱交換器は、通液管lの外周面側から
発生しようとする腐蝕(外面腐蝕)について十分の防蝕
効果を長期間に亘り維持することができる。
熱交換器の用途が、オイルクーラ、冷房機用エバポレー
タ或はコンデンサの様に、通液管1内を流通する流体が
非腐蝕性である場合はこのままで十分に実用となる。但
し、水冷式エンジンンの冷却水放熱用ラジェータ、或は
ヒータコアのように、通液管lの内部に腐蝕性の液体が
流通する熱交換器の場合、通液管lの内周面からの腐蝕
も併せて防止しなければならない。
このため、腐蝕性液体を流通させる熱交換器の場合、コ
ルゲート型フィン2を構成する第三種のアルミニウム合
金A3と、通液管lの外周面のろう材を構成する第一種
のアルミニウム合金A1と、通液管の芯材9を構成する
第二種のアルミニウム合金A2との電極電位E3、E、
、E2を前記(1)〜(3)式のように定めるとともに
、第3図に示すように、上記通液管lの内周面に芯材9
を覆って第四種のアルミニウム合金A4により構成され
た被膜10を設ける。
この被膜10を構成する第四種のアルミニウム合金A4
の電極電位E4は、次の(4)式に示すように、通液管
lの芯材9を構成する第二種のアルミニウム合金A2の
電極電位E2よりも20〜100IIIV卑と (低く
)シている。
E2 −E4 =20〜100mV −一−(4)(c
)上記両電位E2.E4を(4)式の様に定めた理由。
通液管lの芯材9に外面から腐蝕が発生することを防止
するため、ろう材8を構成する第一種のアルミニウム合
金A、の電位E1を(2)式の様に決めたのと同様に(
前記理由(a)参照)、被% l Qを構成する第四種
のアルミニウム合金A4の電極電位E4も、上記芯材9
を構成する第二種のアルミニウム合金A2の電位E2よ
りも20mV以り低くする。
このため、通液管1に内周面側から腐蝕が進行しようと
した場合、被膜10を構成する第四種のアルミニウム合
金A4が犠牲腐蝕して芯材9が腐蝕するのを防止する。
但し、」;記両電位E2、E4の差をあまり大きくする
と、被膜10の腐蝕生成物によって通液管1が詰まり易
くなり、しかも芯材9を防蝕する効果が長く続かないた
め、両電位E2.E4の差は最大100mVまでとした
なお、各電位E、〜E4を測定する場合、測定場所によ
り多少の差が生じる場合があるが、(1)〜(4)式は
いずれも最も低い(卑な)部分での電位により満たす事
を条件とする。
又(1)〜(4)式に示した条件は、通液管l、1とコ
ルゲート型フィン2.2とを加熱ろう付けし、熱交換器
として完成した後に満たすことが必要である。このため
、加熱ろう付は前の各部分の電位E、〜E4が」−記(
1)〜(4)式の条件を満たしても、ろう付けのための
加熱により各部分の電位E、〜E4が変化し、この(1
)〜(4)式の条件を満たさなくなった場合は十分な防
蝕効果を得ることができない。
ところで、ろう付けのための加熱により、アルミニウム
材の表面が酸化しないようにするためには、加熱炉内を
真空にすることと不活性ガス雰囲気にすることとが考え
られる。ところが、防蝕のためにアルミニウム合金中に
含有させる亜鉛は蒸気圧が高いため、ろう付けのための
加熱時に加熱炉内を真空にすると、この亜鉛のうちの多
くの部分が蒸発してしまい、ろう付は後には各部分を構
成するアルミニウム合金中に含有される亜鉛の量が極端
に少なくなって、各部分の電位E1〜E4が(1)〜(
4)式を満たさなくなる。従って本発明の熱交換器は、
(1)〜(4)式を満たす電位E、〜E4を有するアル
ミニウム合金を使用して、しかも不活性ガス雰囲気中で
加熱ろう付けすることが条件となる。
(発明の実施例) 次に、本発明の効果を確認するために行なった実験につ
いて説明する。
実験は第4図に示す様な試験片を製作し、この試験片を
腐蝕性液体中に浸漬することにより行なった。
試験片は、板厚0.32mmの芯材の両面に、厚さ0.
032mmのろう材と厚さ0.032mmの被膜とを被
覆した50IIII11×80ml11の矩形の平板1
1を使用した。通液管lの内面側(被fjq l O側
)からのR@試験を行なう場合にはろう材の表面には防
蝕塗料を塗布し、通液管lの外面側からの腐蝕試験を行
なう場合にはろう材を被覆した側の面に゛厚さ0.14
mmのコルゲート型フィン(第4図は実際よりもピッチ
を粗く描いている。)2をろう付けし、被膜10の表面
には防蝕塗料を塗布した。平板11とコルゲート型フィ
ン2とのろう付けは、平板表面のろう材を加熱炉中に於
いて600°Cで5分間加熱し溶融させた後冷却固化す
ることにより行なった。このろう付けのだめの加熱は、
窒素(N2)雰囲気による場合と、真空(lOTorr
以下)による場合との2通りを行なった。これは、各ア
ルミニウム合金A、〜A4の電極電位を調節するため、
アルミニウム(A文)中に含有させる亜鉛(Z n)の
蒸発による影響を知るためである。従って被膜10を形
成した内面側からの腐蝕試験を行なう場合にも、試験片
を同様の条件で加熱した。
腐蝕試験の方法としては1.外面から(ろう材8側から
)の腐蝕については、JISに定めるCASS試験と、
食塩水による交互浸漬試験とを行なった。このうち、交
互浸漬試験は、50’Oに加温した濃度3.5%の食塩
水に1時間浸漬した後、50°Cの温風で7時間乾燥す
る行程を1サイクルとするもので、1個の試験片につい
て270サイクルずつ行なった。
又、内面から(被膜10側から)の腐蝕については、i
ppmの銅イオンを加えた水道水と、塩素イオン、硫酸
イオン、銅イオン、鉄イオンを含む腐蝕性の高い合成水
とを使用し、ろう材側表面に防蝕塗装を施した平板11
を30日間浸漬した。
f板11の芯材(第2〜3図の芯材9に相当する)を構
成するアルミニウム合金A2 、同じく平板」二面(上
下は第4図による)のろう材(第2〜3図のろう材8に
相当する)を構成するアルミニウム合金A1、フィン2
を構成するアルミニウム合金へ〇、平板下面の被膜(第
3図の被膜10に相当する)を構成するアルミニウム合
金A4は、それぞれ第1表に示して様な組成のものを使
用した。この第1表に示した数字の単位は重量%である
例えば、ろう材8を構成するアルミニウム合金A1とし
ては、(A、−1)〜(A、−3)に示した様な3種類
のものを使用した。このうち、第一番目の材料(Al’
 l)は、鉄(Fe)を0゜41重量%、硅素(S i
)を7.51重量%、銅(Cu)を0.04重量%、マ
ンガン(Mn)を0.02重量%、マグネシウムをo、
oi重量%、ジルコニウム(Z r)を0.01重量%
、亜鉛を0.01重量%と、それぞれ0.01重量%未
満の錫(Sn)、インジウム(In)とを含み、残りを
アルミニウムとしたものである。
同様に芯材を構成するアルミニウム合金A2としては、
(A2 1)と(A2 2)との2種類を、フィンを構
成するアルミニウム合金A3としては、(A3 1)〜
(A3 6)までの6種類の合金を、被膜を構成するア
ルミニウム合金A4としては、(A4−1)〜(Aa 
3)までの3種類の合金をそれぞれ使用した。
腐蝕試験を行なうについては、これらの合計14種類の
合金を適宜組合せ、前述した各試験を行なった。試験時
に於ける合金の組合せと試験結果とを第2〜3表に示し
た。
まず、第2表は通液管lの外周面側からの腐蝕について
行なったCASS試験と交互浸漬試験との結果を示して
いる。この外部腐蝕については。
全部で20種類の試験片を2個ずつ用意し、各試験片に
ついてCASS試験又は交互浸漬試験のいずれかを行な
った。又、第2表には示さなかったか、防蝕塗料で覆わ
れる被膜には(A41)の組成を有する合金を使用した
例えば試験番号lの試験について見ると、芯材として第
1表に示した(A2 1)の組成を有する合金を、ろう
材として(AI−1)の組成を有する合金を、フィンと
して(/1l−1)の組成を有する合金を、被膜として
(A4 1)の組成を有する合金をそれぞれ使用し、フ
ィン2ど平板11とを窒素雰囲気中で加熱しろう付けし
たことを示している。試験結果について見ると、CAS
S試験の結果、50mmX80+nmの平板の表面に全
部で7個の孔付が発生し、その孔付の最大深さは0.0
5mmであった。フィンの腐蝕は少なかった。又、交互
浸漬試験の結果、平板の表面には全部で6個の孔付が発
生し、孔付の最大深さは0゜04mmであり、フィンの
腐蝕は少なかった。この結果、総合的に耐蝕性良好な組
合せと判断された。
次に、試験番号3の試験について見ると、芯材として(
A2 1)の合金を、ろう材として(A1−1)の合金
を、フィンとして(A3 1)の合金をそれぞれ使用し
く使用合金は試験番号lの場合と同じ)、フィン2と平
板11とを真空中で加熱しろう付けしたことを示してい
る。試験結果について見ると、CASS試験に於いては
発生した孔付が21個でその最大深さが0.15mm、
フィンはやや腐蝕が目立った。交互浸漬試験に於いては
、発生した孔付が19個でその最大深さが0.11mm
、フィンはやや腐蝕が目立った。この結果、総合的に耐
蝕性不良な組合せと判断された。
又、試験番号18について見ると、芯材として(A2−
2)の合金を、ろう材として(AI−2)の合金を、フ
ィン材として(A3 5)の合金をそれぞれ使用し、平
板11とフィン2とを窒素雰囲気中で加熱しろう付けし
たことを示している。試験結果について見ると、CAS
 S試験、交互浸漬試験のいずれの場合iこ於いても、
フィンの腐蝕が少ない代りに芯材に多数の孔付が発生し
、しかもその最も深いものは厚さ0.32mmの芯材を
貫通した。この結果、総合的に見て耐蝕性不良の組合せ
と判断された。
なお、第2表に於いてフィンの腐蝕の項目に於いて、0
は腐蝕が軽微な事を、Δはやや腐蝕が目)′ノ、つ賀を
、Xは腐蝕が相当に進んでいる事をそれぞれ示している
。又、各合金の符号の下に表示している電圧は、加熱ろ
う付は前に於ける各合金の電極電位である(次に述べる
第3表も同様)。
次に、第3表は通液管lの内周側からの腐蝕について行
なった水道水試験と合成水試験との結果を示している。
この内部腐蝕については、全部で12種類の試験片を2
個ずつ用意し、各試験片について水道水試験又は合成水
試験のいずれかを行なった。
例えば試験番号21の試験について見ると、芯材として
(A2 1)の組成を有する合金を、被膜として(A4
 1)の組成を有する合金をそれぞれ使用し、試験片を
窒素雰囲気中で加熱したことを示している。なお、ろう
材としては、試験番号21〜32までいずれも(A1 
1)に示した組成を有する合金を使用した。試験結果に
ついて見ると、水道水試験に於いては孔付の発生が10
個でその最大深さが0.04mm、合成水試験に於いて
は孔付の発生が11個でその最大深さが0゜04mmで
あった。この結果、総合的に見て耐蝕性良好な組合せと
判定された。
又、試験番号23は、上記試験番号21の場合と同じ合
金を組合せ、試験片を真空中で加熱した事を示している
が、水道水、合成水いずれの試験に於いても多数の孔付
が発生し、しかもその最大深さは厚さ0.32+amの
芯材の半分以上にも達した。この結果、総合的に見て耐
蝕性不良な組合せと判定された。
なお、実験番号31.32は比較のために被膜を設けず
、芯材のみで試験を行なったものであるが、いずれの場
合も多数の孔付が発生し、その最大のもは厚之0.32
mm+の芯材を貫通した。
(発明の効果) 本発明のアルミニウム製熱交換器は以上に述べた通り構
成されるので、アルミニウム製熱交換器の通液部の腐蝕
防止を長期間に亘って良好に保つことかできる。
なお1本発明の対象となるアルミニウム製熱交換器は、
通常ラジェータやヒータコアとして使用されている第1
図に示すような構造のもに限定されず、要はアルミニウ
ム製の通液管とコルゲート型フィンとでコア部を構成し
ているものであれば良い。例えば、第5図に示すように
、蛇行成形した1本の扁平な通液管lの間にコルゲート
型フィン2をろう付けした構造のものでも良く、他にも
従来から知られている種々の形状のものが対象となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の対象となるアルミニウム製熱交換器の
第1例を示す正面図、第2〜3図は本発明を説明するた
めの第1図のA部拡大断面図、第4図は試験片の斜視図
、第5図はアルミニウム製熱交換器の第2例を示す正面
図である。 に通液管、2ニコルゲート型フイン、3:コア部、4:
座板、5:タンク、6:入口管、6:出口管、8:ろう
材、9:芯材、10:被膜、11:平板。 代 理 人 小山欽造(ほか1名) 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)外周面に比較的低温で溶融する第一種のアルミニウ
    ム合金製のろう材を被覆した、第二種のアルミニウム合
    金製の通液管と、第三種のアルミニウム合金製のコルゲ
    ート型フィンとを、上記ろう材により接着して成るコア
    部を有するアルミニウム製熱交換器に於いて、第一種か
    ら第三種のアルミニウム合金の電極電位が、それぞれの
    最も卑な部分に於いて、第二種のアルミニウム合金、第
    一種のアルミニウム合金、第三種のアルミニウム合金の
    順で低くなるものとし、第二種と第一種とのアルミニウ
    ム合金の電極電位の差を2oL5゜mV、第一種と第三
    種とのアルミニウム合金の電極電位の差を20〜200
    mVとし、通液管とコルゲート型フィンとを不活性ガス
    雰囲気中で加熱ろう付けしたことを特徴とするアルミニ
    ウム製熱交換器。 2)外周面に比較的低温で溶融する第一種のアルミニウ
    ム合金製のろう材を被覆した、第二種のアルミニウム合
    金製の通液管と、第三種のアルミニウム合金製のフルゲ
    ート型フィンとを、上記ろう材により接着して成るコア
    部を有するアルミニウム製熱交換器に於いて、上記第一
    種から第三種のアルミニウム合金の電極電位が、それぞ
    れの最も卑な部分に於いて、第二種のアルミニウム合金
    、第一種のアルミニウム合金、第三種のアルミニウム合
    金の順で低くなるものとし、第二種と第一・種とのアル
    ミニウム合金の電極電位の差を20〜50mV、第一種
    と第三種とのアルミニウム合金の電極電位の差を20〜
    200mVとし、通液管の内周面には、第二種のアルミ
    ニウム合金よりも20〜100+nV低い電極電位を有
    する第四種のアルミニウム合金を被覆し1通液管とコル
    ゲート型フィンとを不活性ガス雰囲気中で加熱ろう付け
    したことを特徴とするアルミニウム製熱交換器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01246379A (ja) * 1988-03-28 1989-10-02 Furukawa Alum Co Ltd 熱交換器部材用アルミニウム合金合わせ材
JPH01246380A (ja) * 1988-03-28 1989-10-02 Furukawa Alum Co Ltd 熱交換器部材用アルミニウム合金合わせ材
US5351750A (en) * 1993-03-24 1994-10-04 Valeo Engine Cooling, Inc. Tubular element for a heat exchanger
CN100425939C (zh) * 2002-10-30 2008-10-15 昭和电工株式会社 热交换器

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