JPS60226996A - 溝側壁用移動支保枠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、溝掘機によシ掘削された溝の側壁の崩壊を
防止しながら移動する溝側壁用移動支保枠に関するもの
である。

〔従来技術〕

従来、道路側部に沿って通信ケーブル、送電ケーブル、
配管等を埋設する場合、道路側部に沿って巾０．５〜１
　ｍ　＋深さ１〜２ｍの溝を連続して掘削し、その溝の
中にケーブルや配管を敷設したのち、溝内に土砂を埋戻
す作業を行なっている。また作業員が溝内に入ってケー
ブルや配管の敷設作業を行なうので、溝側壁を崩壊しな
いように支持する必要がある。

従来、溝側壁の支持方式として、（１）土止め用の鋼製
矢板を連続して打込む方式、（２）水平の土止め板を並
べてこれを復起し材および切梁等によって支えて支保全
組立てる方式が知られているが、前記（１）の方式の場
合は、矢板打込時に大きな騒音が発生し、かつ使用済み
の矢板を引抜く際に大型の引抜装置を必要とし、また前
記（２）の方式の場合は、煩雑な支保組立作業および移
設作業を必要とし、かつ支保移設の際の解体作業に危険
を伴なうという問題がある。

〔発明の目的、構成〕

この発明は前述の問題を有利に解決できる溝側壁用移動
支保枠を提供することを目的とするものであって、この
発明の要旨とするところは、溝側壁に沿って延長する第
１土止め板１と第２土止め板２とが上下方向に交互にそ
れぞれ複数配置され、複数の第１支持枠６および複数の
第２支持枠４が溝長手方向に間隔をおいて配置され、第
１支持枠６における溝巾方向の両側の縦枠材５に第１土
止め板１が縦軸６によシ枢着され、第２支持枠４におけ
る溝巾方向の両側の縦枠材７に第２土止め板２が縦軸８
により枢着され、各第１支持枠６の上部を連結する第１
連結部材９と少なくとも一方の第１支持枠ろとの間に旋
回用駆動装置１０が設けられ、各第２支持枠４の上部を
連結する第２連結部材１１と少なくとも一方の第２支持
枠４との間に旋回用駆動装置１２が設けられ、支持フレ
ーム１３に取付けた移動用第１液圧シリンダ１４および
移動用第２液圧シリンダ１５は、第１支持枠ろおよび第
２支持枠４に対し直接または間接的に連結されているこ
とを特徴とする溝側壁用移動支保枠にある。

〔実施例〕

次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。

図面はこの発明の一実施例を示すものであって、溝側壁
に沿って水平に延長する鋼製第１土止め板１と鋼製第２
土止め板２とが、上下方向にかつ相互に密接または近接
して並ぶようにそれぞれ複数配置され、溝巾方向の両側
にある土止め板部の間の前部および後部に、それぞれ鋼
製第１支持枠６とその後部に位置する鋼製第２支持枠４
とが配置され、各支持枠６，４は溝巾方向に間隔をおい
て配置された一対の垂直な縦枠材５，７と各縦枠材の上
端および下端を連結する水平な上枠材１６゜１７および
下枠材１８，１９とにより構成されている。

第１支持枠６における溝巾方向の両側すなわち左右両側
の縦枠材５に第１土止め板１が縦軸乙により枢着され、
かつ第２支持枠４における左右両側の縦枠材７には第２
土止め板２が縦軸８によシ枢着され、溝長手方向すなわ
ち前後方向に延長する第１連結部材９および第２連結部
材１１は、左右方向に間隔をおいて配置されると共に支
持フレーム１６に摺動自在に嵌設されている。

第１連結部材９の両端部にロータリアクチュエータから
なる旋回用駆動装置１０のケーシングが固定され、その
旋回用駆動装置１０の回動軸に固定されだ液圧式クラン
プ装置２０により第１支持枠６における上枠材１６が把
持され、さらに第２連結部材１１の両端部にも、ロータ
リアクチュエータからなる旋回用駆動装置１２のケーシ
ングが固定され、その旋回用駆動装置１２の回動軸に固
定された液圧式クランプ装置２１によシ第２支持枠４に
おける上枠材１７が把持され、前記旋回用駆動装置１０
により第１支持枠６が縦軸線の周りに旋回されると共に
、前記旋回用駆動装置１２により第２支持枠４が縦軸線
の周りに旋回される。

前記支持フレーム１６に移動用第１液圧シリンダ１４お
よび移動用第２液圧シリンダ１５が連結され、かつ第１
液圧シリンダ１４におけるピストン杆１４Ａの端部は第
１連結部材９の端部に連結され、さらに第２液圧シリン
ダ１５におけるピストン杆１５Ａの端部は第２連結部材
１１の端部に連結され、第１液圧シリンダ１４により第
１支持枠６および第１土止め板１が移動されると共に、
第２液圧シリンダ１５により第２支持枠４および第２土
止め板２が移動される。

液圧発生装置および制御装置等を備えている機体２２の
左右両側に支脚２６が固定され、溝２４の両側の路面ま
たは地面に載置されるそシ２５は前記支脚２６の下端部
に固定され、かつ機体２２の左右両側部分とその様体２
２の下部に配置された前記支持フレーム１６の左右両側
部分とは、前後方向に間隔をおいて平行に配置された一
対のリンク２６を介して連結され、一方のリンク２６の
中間部と機体２２とは支持フレーム昇降用液圧シリンダ
２７を介して連結されている。

次にこの発明の移動支保枠における土止め板および支持
枠の移動順序を第５図ないし第１１図によって説明する
。

第５図は移動開始前の状態であって、各土止め板１，２
の後端縁が溝長手方向に直角な基準線２８上に置かれて
おり、かつ各支持枠６，４は溝長手方向に直角な向きに
配置されている。

第５図の状態から土止め板および支持枠を移動させてい
く場合は、旋回用駆動装置により第１支持枠３を成る角
度旋回させて、第６図に示すように、第１支持枠ろを溝
長手方向に対し傾斜させると共に第１土止め板１を溝側
壁２９から弛緩させる。

次に移動用第１液圧シリンダの動作により、第７図に示
すように、第１支持枠６および第１土止め板１を所定ス
トロークだけ前進移動させたのち、旋回用駆動装置によ
り第１支持枠６を第８図に示すように溝長手方向に直角
な位置まで旋回させ、第１土止め板１を溝側壁２９に押
付ける。次いで旋回用駆動装置によシ第２支持枠４を成
る角度旋回させて、第９図に示すように、第２支持枠４
を溝長手方向に対し傾斜させると共に第２土止め板２を
溝側壁２９から弛緩させる。

次に移動用第２液圧シリンダの動作により、第１０図に
示すように、第２支持枠４および第２土止め板２を所定
ストロークだけ前進移動させたのち、旋回用駆動装置に
よシ第２支持枠４を第１１図に示すように溝長手方向に
直角な位置まで旋回させ、第２土止め板２を溝側壁２９
に押付ける。次に各土市め板１，２を溝側壁２９に押付
けだ状態で、各液圧シリンダ１４．１５を同時に動作さ
せることにより、支持フレーム１６および機体２２．そ
り２５等を所定ストロークだけ前進移動させる。以下前
述の動作を反復して行なわせて、移動支保枠を前進移動
させていく。

この発明を実施する場合、連結部材９，１１の一端部と
クランプ装置との間にのみ旋回用駆動装置を設け、連結
部材９，１１の他端部にクランプ装置を縦軸により枢着
してもよい。また旋回用駆動装置としては、ロータリア
クチュエータに代えて他の任意の駆動装置を使用しても
よい。

移動用第１液圧シリンダ１４および移動用第２液圧シリ
ンダ１５のピストン杆の端部を、第１連結部材９および
第２連結部材１１の端部に連結しないで、第１支持枠ろ
および第２支持枠４に直接連結してもよく、また前記ク
ランプ装置１０．１２としては液圧式に代えて他の任意
構造のものを使用してもよい。

〔発明の効果〕

この発明によれば、単に旋回用駆動装置１０によシ第１
支持枠６を溝長手方向に直角な方向または溝長手方向に
傾斜する方向に回動することにより、溝巾方向の両側に
ある各第１土止め板１を、溝側壁２９に押付けたり溝側
壁２９から弛緩させたりすることができ、また同様にし
て、単に旋回用駆動装置１２により第２支持枠４を溝長
手方向に直角な方向または溝長手方向に傾斜する方向に
回動することにより、溝巾方向の両側にある各第２土止
め板２を、溝側壁２９に押付けたり溝側壁２９から弛緩
させたりすることができ、さらに第２土止め板２を溝側
壁２９に押付けると共に第１土止め板１を溝側壁２９か
ら弛緩させた状態で、移動用第１液圧シリンダ１４を動
作させることによシ、各第１支持枠６に取付けられてい
る各第１土止め板１を前進移動させることができ、寸だ
第１土止め板１を溝側壁２９に押付けると共に第２土止
め板２を溝側壁２９から弛緩させた状態で、移動用第２
液圧シリンダ１５を動作させることにより、各第２支持
枠４に取付けられている各第２土止め板２を前進移動さ
せることができ、シＸノも、移動する土止め板は、溝側
壁２９から弛緩さしるが溝側壁２９に近接または接触し
て移動するので移動する土止め板に対向する溝側壁２９
が崩壊することはなく、したがって、常に各第１土止め
板１および各第２土止め板２により左右の溝側壁２９の
崩壊を確実に防止しながら、簡単な操作によつて各第１
土止め板１および各第２土止め板２を交互に前進移動し
ていくことができ、またこの発明の移動支保枠の場合は
、従来の鋼製矢板打込みのときのように騒音を発生する
こともなく、かつ機械力により支保枠を容易にしかも迅
速に移動していくことができる等の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例に係る溝側壁用移動支保枠と
溝との関係を示すものであって、第１図は移動支保枠の
一部を切断して示す縦断側面図、第２図は平面図、第６
図は縦断正面図、第４図は移動支保枠の一部を示す斜視
図、第５図ないし第１１図は土止め板および支持枠の移
動順序を示す一部切欠平面図である。 図において、１は第１土止め板、２は第２土止め板、６
は第１支持枠、４は第２支持枠、５は縦枠材、６は縦軸
、７は縦枠材、８は縦軸、９は第１連結部材、１０は旋
回用駆動装置、１１は第２連結部材、１２は旋回用駆動
装置、１３は支持フレーム、１４は移動用第１液圧シリ
ンダ、１５は移動用第２液圧シリンダ、１６および１７
は上枠材、２０および２１は液圧式クランプ装置、２２
は機体、２４は溝、２５はそり、２６はリンク、２７は
支持フレーム昇降用液圧シリンダ、２９は溝側壁である
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 溝側壁に沿って延長する第１土止め板１と第２土止め板
   ２とが上下方向に交互にそれぞれ複数配置され、複数の
   第１支持枠６および複数の第２支持枠４が溝長手方向に
   間隔をおいて配置され、第１支持枠６における溝巾方向
   の両側の縦枠材５に第１土止め板１が縦軸乙によシ枢着
   され、第２支持枠４における溝巾方向の両側の縦枠材７
   に第２土止め板２が縦軸８によシ枢着され、各第１支持
   枠６の上部を連結する第１連結部材９と少なくとも一方
   の第１支持枠６との間に旋回用駆動装置１０が設けられ
   、各第２支持枠４の上部を連結する第２連結部材１１と
   少なくとも一方の第２支持枠４との間に旋回用駆動装置
   １２が設けられ、支持フレーム１３に取付けた移動用第
   １液圧シリンダ１４および移動用第２液圧シリンダ１５
   は、第１支持妹スもｒγＣ笛つ古姑誌Ａ　ｌ／ｒ暑）方
   性→斧は闇壊削１に連結されていることを特徴とする溝
   側壁用移動支保枠。