JPS60226906A - 砂入り人工芝生用砂回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、人工芝生の芝目内に充填されている砂を効
率よく掻出して回収するのに好適な砂回収装置に関する
ものである。

［発明の背景］ 砂入り人工芝生とは、ポリアミドやポリウレタン等の合
成樹脂からつくられた扁平な糸状片を例えば裏打ち基布
に植毛してなる人工芝生の芝目内に細かい砂を充填した
ものであって、緩衝能力、スパイクの引掛り防止能力お
よび水分吸着能力等の諸特性において天然芝生に近似し
ており、かつ、その砂の重量で芝生基材が固定されるた
め釘や接着剤等の固定手段が殆ど不要であるとともに、
日常のメンテナンス作業が容易であるとの理由により、
テニスコートをはじめとしてサッカー場等の運動競技場
に使用されてきている。このように、砂入り人工芝生は
種々の利点を備えているが、他方において１人工芝生基
材の一部または全部を取替えようとする場合には、充填
されている砂をいかにして効率よく取除くかということ
が問題となる。

［発明の目的］ この発明は、上記の問題に鑑みなされたもので、その目
的は、芝目内に充填され４ている砂を人手を煩わすこと
なく機械的に効率よく掻出して回収することができるよ
うにした砂入り人工芝生用砂回収装置を提供することに
ある。

［発明の構成］ 以下、この発明を添付図面に示されている実施例を参照
しながら詳細に説明する。

第１図に示されているように、この砂回収装置は、前方
に配置された１つの操舵軸２と後方に配置された左右１
対の後軸３　（同図にはその一方のみしか示されていな
い）とを有する所謂三輪車型の台車１を備えている。こ
の実施例において、台車１には発動機４が搭載されてお
り、この発動機４にて後軸３が駆動されるようになって
おり、また、操舵軸２には方向制御用のハンドル５が取
付けられている。なお、発動機に代えて電動機を用いて
もよいことは勿論である。

上記台車１には１回収された砂を貯溜するためのホッパ
ー６が搭載されているとともに１台車１の後部には、回
転ブラシ８が左右１対のアーム９゜９を介して枢動可能
に連結されている。すなわち、回転ブラシ８はアーム９
，９の一端間においてその回転軸線が台車１の進行方向
と直交するように保持されており、一方、アーム９，９
の各他端は、台車ｌに枢着されている。この実施例によ
ると、回転ブラシ８はチェノ１０を含む動力伝達系を介
して発動機４に作動的に連結されている。この場合、回
転ブラシ８の回転方向は台車１の進行方向に対して逆方
向、すなわち、第１図および第２図において台車１が右
方向へ進行するものとすればその回転方向は同図反時計
方向である。

したがって、この回転ブラシ８を人工芝生Ａ上に適当な
圧力で押付けながら逆回転させると、その芝目内に充填
されている砂１１は回転ブラシ８にてその前方に掻出さ
れるとともに、回転ブラシ８の進行方向に伴なって第３
図の如くその両側に敵状に押出されることになる。

この砂回収装置においては、台車１に牽引されながらそ
の砂１１を回収するパケット１２を備えている。すなわ
ち、この実施例では、パケット１２は回転ブラシ８の両
端の後方位置にそれぞれ設けられており、アーム１３．
１３を介して回転ブラシ８の回転軸８ａに連結されてい
る。なお、パケット１２．１２は図示の如く連結棒１４
にて所定の間隔をおいて互いに連結されているが、場合
によっては、回転ブラシ８よりも大きな幅を有する１つ
のパケットを用いてもよい。上記パケット１２の各々は
、第２図に例示されている如く、回転ブラシ８の側方に
押出された砂１１ｔｉ’掬い取るように正面が開口され
た断面はぼ三角形状の筐体がらなり、例えばその土壁内
面にはアーム１３の一端を枢着するためのブラケット１
５が突設されている。

また、パケット１２の土壁には、パイプ接続用の円筒部
１６が立設されている。一方、上記ホッパー６の上部に
は、パケット１２内に掬い取られた砂を回収する砂回収
手段が設けられている。この砂回収手段は、例えばフレ
キシブルパイプ１７を介してパケット１２の円筒部１６
に接続されるバキュームポンプ１８と、このバキューム
ポンプ１８の排出口側に連設されたフィルタ部材１９を
有し。

砂とともに回収される落葉等の夾雑物をこのフィルタ部
材１９にて捕捉するようにしている。したがって、この
構成によれば１回転ブラシ８の側方に押出された砂はパ
ケット１２にて掬い取られるとともに、バキュームポン
プ１８によりフレキシブルパイプ１７を介してホッパー
６内に回収されることになる。

なお、上記実施例では、パケット１２のアーム１３を回
転ブラシ８の回転軸８ａに引掛けるようにしているが、
アーム１３を台車１に直接枢着させるようにしてもよい
ことは勿論である。また、砂回収手段としてバキューム
ポンプを使用しているが、これに代えて例えばパケット
コンベアのような搬送手段を用いることもできる。さら
には、ホッパー６の代りに第４図に示すような枠２ｏに
袋２１を着脱自在に取付け、この袋２１内に砂を回収す
るようにしてもよい。一方、この砂回収装置は若干の変
形を加えることにより砂撒布装置としても使用すること
ができる。すなわち、上記ホッパー６の下方に第１図想
像線で示すようにベルトコンベア２２を設け、ホッパー
６から排出される砂をこのベルトコンベア２２にて台車
１の後部から人工芝生Ａ上に撒布するようにすればよく
、このようにして撒布された砂は後続の回転ブラシ８に
て人工芝生Ａの芝目内にほぼ均一の厚みをもって効率よ
く充填される。この場合において、回転ブラシ８の通過
に伴なってその砂の一部がその両側に押出されるが、そ
の砂は上記と同様にパケット１２にて掬い取られるため
、砂入り人工芝生面をきれいに仕上げることができる。

第５図にはこの発明の第２の実施例が示されている。こ
れによれば、この砂回収装置は、連結アーム３１を介し
て上記台車１に牽引される第２の台車３２を備え、この
台車３２上には砂回収用のホッパー３３が設けられてい
る。そして、この第２の台車３２の前方には、上記実施
例と同様のパケット１２．１２が保持アーム３４を介し
て取付けられているとともに、上記ホッパー３３内には
バキュームポンプ１８が設けられていて、パケット１２
．１２とバキュームポンプ１８とはフレキシブルパイプ
１７を介して接続されている。したがって、この第２の
実施例においては、パケット１２．１２内シ；掬い取ら
れた砂は、第２の台車３２に設けられているホッパー３
３内に回収されることになる。

［発明の効果］ 上記した実施例の説明から明らかなように、この発明に
よれば、回転ブラシによって芝目内に充填されている砂
を掻出すとともに、回転ブラシの後方に、台車により牽
引されるパケットを設け、このパケットにて回転ブラシ
の側方に押出される砂を掬い取るようにしたことにより
、人工芝生内に充填されている砂を労力をかけることな
く、機械的に効率よく回収することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による砂回収装置の一実施例を示した
斜視図、第２図は第１図中に示されているパケットにて
砂を掬い取る状態を説明するための概略的な断面図、第
３図は回転ブラシおよびその通過に伴なって形成される
敵状の砂を示した断面図、第４図は砂回収ホッパーの代
替として用いられる変形例を示した斜視図、第５図はこ
の発明の第２の実施例を示した斜視図である。 図中、■は台車、４は発動機、６はホッパー、７はベル
トコンベア、８は回転ブラシ、１２はパケット、１８は
バキュームポンプである。 特許出願人　住友ゴム工業株式会社 代理人　弁理士　大　原　拓　也

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）芝目内に砂を充填してなる人工芝生上を走行する
   原動機付の自走式台車を有し、該台車にはその進行方向
   と直交するように配置されていてかつ上記原動機により
   駆動される回転ブラシが連結されており、該回転ブラシ
   を上記台車の進行方向に対して逆回転させることにより
   、上記芝目内に充填されている砂を掻出して回収する砂
   入り人工芝生用砂回収装置であって、 上記台車には、上記回転ブラシの進行に伴なってその両
   側に敵状に押出される砂を掬い取るパケットが設けられ
   ていることを特徴とする砂入り人工芝生用砂回収装置。