JPS6022668B2 - タイルの焼成方法及びトンネルキルン - Google Patents
タイルの焼成方法及びトンネルキルンInfo
- Publication number
- JPS6022668B2 JPS6022668B2 JP13805380A JP13805380A JPS6022668B2 JP S6022668 B2 JPS6022668 B2 JP S6022668B2 JP 13805380 A JP13805380 A JP 13805380A JP 13805380 A JP13805380 A JP 13805380A JP S6022668 B2 JPS6022668 B2 JP S6022668B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- firing
- mesh belt
- zone
- ceiling
- tile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
従来タイルを焼成する場合、一般には小型トンネルキル
ンにより、耐火性の厘鉢を使用し、この厘鉢の中に施紬
したタイル生素地を数ミリの間隔を置いて1枚並びにし
たものを台車上に十数段乃至数十段積み重ねて載直し、
この台車をトンネルキルン内を通すことにより焼成を行
なうもので、その焼成温度は約12500C、焼成サイ
クルは炉長にもよるが約15肌のもので12〜1即時間
、約50川のもので24〜3曲時間である。
ンにより、耐火性の厘鉢を使用し、この厘鉢の中に施紬
したタイル生素地を数ミリの間隔を置いて1枚並びにし
たものを台車上に十数段乃至数十段積み重ねて載直し、
この台車をトンネルキルン内を通すことにより焼成を行
なうもので、その焼成温度は約12500C、焼成サイ
クルは炉長にもよるが約15肌のもので12〜1即時間
、約50川のもので24〜3曲時間である。
このような焼成方法では、窯道具として耐火性の厚鉢を
使用するため被熱物であるタイルよりも厘鉢の重量が約
3倍程と重くなり、このため厘鉢の加熱に多くの熱量が
費やされ、かつ同様に台車にもその加熱に多くの熱量が
費やされる。
使用するため被熱物であるタイルよりも厘鉢の重量が約
3倍程と重くなり、このため厘鉢の加熱に多くの熱量が
費やされ、かつ同様に台車にもその加熱に多くの熱量が
費やされる。
また厚鉢の重量が大であるため、タイル生素地の詰め込
み、取り出し、及び台車上への厚鉢の積み降し‘こ多大
の労力を要し、併せて工程も繁雑である。
み、取り出し、及び台車上への厚鉢の積み降し‘こ多大
の労力を要し、併せて工程も繁雑である。
本発明は酸化性雰囲気中で1050こ0以下で焼成を行
なう低火度セラミックスの開発と相換って、従来より省
力的、省熱エネルギー的にタイルを焼成しうる方法及び
その焼成を可能にするトンネルキルンを供せんとするも
のである。
なう低火度セラミックスの開発と相換って、従来より省
力的、省熱エネルギー的にタイルを焼成しうる方法及び
その焼成を可能にするトンネルキルンを供せんとするも
のである。
本発明は、この目的を達するために、特許請求の範囲に
記載したタイルの焼成方法及びそのトンネルキルンを提
供するものである。
記載したタイルの焼成方法及びそのトンネルキルンを提
供するものである。
本発明を図について説明すると、1はメッシュベルトコ
ンベア装置で、2はその耐熱鋼製のメッシュベルトであ
る。
ンベア装置で、2はその耐熱鋼製のメッシュベルトであ
る。
メッシュベルトコソベア装置1は両端を残して炉体3で
囲まれ、メッシュベルト2は炉体3の中を往復できるよ
うに設けられている。炉体3の焼成帯Bには、この部分
の天井にのみ焼成用のフラットフレームバーナ叫4が設
けられている。焼成帯Bの天井はフラットフレームバー
ナー4の炎がフラットフレームバーナー4の下に来たメ
ッシュベルト2に接触しないように、焼成帯Bより入口
側の予熱帯A及び出口側の冷却帯Cの天井より高さを高
くしてある。ベルト反転用のベルトドラム間の炉内にお
けるメッシュベルト2の移送側下面は、セラミク製ロー
ラー5及びスライドベースレンガ6によって交互に支え
られている。7は排気ダクト、8は冷却帯Cの出口に近
い部分に設けた冷風吹込口である。
囲まれ、メッシュベルト2は炉体3の中を往復できるよ
うに設けられている。炉体3の焼成帯Bには、この部分
の天井にのみ焼成用のフラットフレームバーナ叫4が設
けられている。焼成帯Bの天井はフラットフレームバー
ナー4の炎がフラットフレームバーナー4の下に来たメ
ッシュベルト2に接触しないように、焼成帯Bより入口
側の予熱帯A及び出口側の冷却帯Cの天井より高さを高
くしてある。ベルト反転用のベルトドラム間の炉内にお
けるメッシュベルト2の移送側下面は、セラミク製ロー
ラー5及びスライドベースレンガ6によって交互に支え
られている。7は排気ダクト、8は冷却帯Cの出口に近
い部分に設けた冷風吹込口である。
本発明方法はこのようなトンネルキルンを用いてタイル
生素地9を第2図に示すように、メッシュベルト2の上
面を隙間なく覆うように一枚並べに互に密接せしめて、
厘鉢等に入れる等の覆を施すことなく、直接に戦遣し、
子熱帯Aから冷却帯Cに移動しつつある間に、焼成帯B
の天井のフラットフレームバーナー4で焼成するように
したものである。
生素地9を第2図に示すように、メッシュベルト2の上
面を隙間なく覆うように一枚並べに互に密接せしめて、
厘鉢等に入れる等の覆を施すことなく、直接に戦遣し、
子熱帯Aから冷却帯Cに移動しつつある間に、焼成帯B
の天井のフラットフレームバーナー4で焼成するように
したものである。
本発明方法によってタイル生素地を焼成するときは、焼
成帯において上方よりのみの燃料燃焼によって焼成し、
メッシュベルトは上方よりの燃料燃焼に対しタイル生素
地で覆われているので、バーナーからの炎がメッシュベ
ルトに達するようなことがあっても、炎がメッシュベル
トに接するのをタイル生素地によって防ぐことができる
ので、メッシュベルトの寿命を延長し、メッシュベルト
コンベアの経済的使用を可能にする。
成帯において上方よりのみの燃料燃焼によって焼成し、
メッシュベルトは上方よりの燃料燃焼に対しタイル生素
地で覆われているので、バーナーからの炎がメッシュベ
ルトに達するようなことがあっても、炎がメッシュベル
トに接するのをタイル生素地によって防ぐことができる
ので、メッシュベルトの寿命を延長し、メッシュベルト
コンベアの経済的使用を可能にする。
一方タイル生素地は厘鉢等の覆を施すと、熱の通りをよ
くするため耐熱鋼製のベルトの上面に多くの間隙を設け
て炎がその間にまで達するようにしなければならないか
ら、ベルト材料も太い材料を使用しなくてはならず、厘
鉢やベルトの加熱に多くの熱を消費するが、本発明では
タイル生素地を裸のままメッシュベルトの上に乗せて焼
成し、しかもタイル生素地でメッシュベルトを保護する
ようにしているので、ベルトの材料も細いものでよく、
匝鉢を用いないので、それだけ燃料の消費量が少なくて
タイルの焼成が可能となる。更に重量の大さし、厘鉢を
取扱わなくてよいので、作業も簡易化でき、タイル袋入
、取出しの自動化が可能となる利点がえられる。本発明
焼成法では、燃焼熱は上方のみから与えられるが、焼成
帯では、タイル生素地が焼成されるに従い生ずる収縮に
より、生素地同志は焼成に必要な最小限の間隙を形成し
て、適当な火まわりを形成して焼成されるが、トンネル
キルンのフラットフレームバーナーを設けた焼成帯の天
井が、予熱帯及び冷却帯より高く形成され、フラットフ
レームバーナーの炎がメッシュベルトに届かないように
してあるので、その上のタイル生素地を、部分的に焼け
過ぎたり、焼き足りなかったりするようなことなく、均
一に焼成されると共に温度の低下した燃焼ガスは天井の
低い子熱帯でメッシュベルトの下からも充分タイル生素
地を子熱するので、焼成帯で急に温度が上昇されること
にならないので、焼き割れ等やそりの発生を防ぎ、焼成
による収縮でタイル生素地相互間に生じた隙間は、冷却
帯での冷気の流通を効果的にし、良好な冷却を行なうこ
とができる。
くするため耐熱鋼製のベルトの上面に多くの間隙を設け
て炎がその間にまで達するようにしなければならないか
ら、ベルト材料も太い材料を使用しなくてはならず、厘
鉢やベルトの加熱に多くの熱を消費するが、本発明では
タイル生素地を裸のままメッシュベルトの上に乗せて焼
成し、しかもタイル生素地でメッシュベルトを保護する
ようにしているので、ベルトの材料も細いものでよく、
匝鉢を用いないので、それだけ燃料の消費量が少なくて
タイルの焼成が可能となる。更に重量の大さし、厘鉢を
取扱わなくてよいので、作業も簡易化でき、タイル袋入
、取出しの自動化が可能となる利点がえられる。本発明
焼成法では、燃焼熱は上方のみから与えられるが、焼成
帯では、タイル生素地が焼成されるに従い生ずる収縮に
より、生素地同志は焼成に必要な最小限の間隙を形成し
て、適当な火まわりを形成して焼成されるが、トンネル
キルンのフラットフレームバーナーを設けた焼成帯の天
井が、予熱帯及び冷却帯より高く形成され、フラットフ
レームバーナーの炎がメッシュベルトに届かないように
してあるので、その上のタイル生素地を、部分的に焼け
過ぎたり、焼き足りなかったりするようなことなく、均
一に焼成されると共に温度の低下した燃焼ガスは天井の
低い子熱帯でメッシュベルトの下からも充分タイル生素
地を子熱するので、焼成帯で急に温度が上昇されること
にならないので、焼き割れ等やそりの発生を防ぎ、焼成
による収縮でタイル生素地相互間に生じた隙間は、冷却
帯での冷気の流通を効果的にし、良好な冷却を行なうこ
とができる。
本発明は低火度セラミクモザィクタィル無納品、及び施
柚品、硬質タイルの紬焼に利用しうるものである。
柚品、硬質タイルの紬焼に利用しうるものである。
従って本明細書でいうタイル生素地とは、これらすべて
の焼成材料を意味するものである。
の焼成材料を意味するものである。
第1図は本発明トンネルキルンの縦断面図、第2図は第
1図のメッシュベルト2上にタイル生素地を並べた状態
を示したものである。 1……メッシュベルトコンベア装置、2・・・・・・メ
ッシュベルト、3・・・・・・炉体、4・・・・・・フ
ラットフレームバーナー、5……セラミック製ローラ、
6……スライドベースレンガ、7・・・・・・排気ダク
ト、8・・…・冷風吹込口。 第1図 第2図
1図のメッシュベルト2上にタイル生素地を並べた状態
を示したものである。 1……メッシュベルトコンベア装置、2・・・・・・メ
ッシュベルト、3・・・・・・炉体、4・・・・・・フ
ラットフレームバーナー、5……セラミック製ローラ、
6……スライドベースレンガ、7・・・・・・排気ダク
ト、8・・…・冷風吹込口。 第1図 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 タイル生素地をメツシユベルトの上に、該タイル生
素地でメツシユベルト上面を隙間なく覆うように、該タ
イル生素地を1枚並べで互に密接せしめて覆を施すこと
なく直接に載置し、該タイル生素地を載置したメツシユ
ベルトの部分をトンネルキルン内に移動せしめ、トンネ
ルキルン内を予熱帯から冷却帯に移動しつつある間に該
タイル生素地を炉体中央部の焼成帯の天井にのみ設けら
れた焼成用のフラツトフレームバーナーの燃焼によつて
生ずる炎がその下のメツシユベルトに達しないように焼
成帯天井を予熱帯及び冷却帯天井より高くしたトンネル
キルンを用いて焼成を行なうことを特徴とするタイルの
焼成方法。 2 メツシユベルトコンベア装置と、メツシユベルトコ
ンベア装置のメツシユベルトの通路を囲むように設けら
れた炉体と、炉体の長手方向中央部の焼成帯天井にのみ
設けられた焼成用のフラツトフレームバーナーとを具え
、該フラツトフレームバーナーを設けた焼成帯の天井を
、該バーナーの燃焼によつて生ずる炎がその下の前記メ
ツシユベルトに接しないように炉体の予熱帯及び冷却帯
の天井より高くしたことを特徴とするタイル焼成用トン
ネルキルン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13805380A JPS6022668B2 (ja) | 1980-10-02 | 1980-10-02 | タイルの焼成方法及びトンネルキルン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13805380A JPS6022668B2 (ja) | 1980-10-02 | 1980-10-02 | タイルの焼成方法及びトンネルキルン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5761662A JPS5761662A (en) | 1982-04-14 |
JPS6022668B2 true JPS6022668B2 (ja) | 1985-06-03 |
Family
ID=15212880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13805380A Expired JPS6022668B2 (ja) | 1980-10-02 | 1980-10-02 | タイルの焼成方法及びトンネルキルン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6022668B2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-02 JP JP13805380A patent/JPS6022668B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5761662A (en) | 1982-04-14 |
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