JPS6022543Y2 - X線管 - Google Patents

X線管

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Publication number
JPS6022543Y2
JPS6022543Y2 JP1976114662U JP11466276U JPS6022543Y2 JP S6022543 Y2 JPS6022543 Y2 JP S6022543Y2 JP 1976114662 U JP1976114662 U JP 1976114662U JP 11466276 U JP11466276 U JP 11466276U JP S6022543 Y2 JPS6022543 Y2 JP S6022543Y2
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JP
Japan
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window
ray
ray tube
rays
extraction window
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976114662U
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English (en)
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JPS5333373U (ja
Inventor
司 田之上
一郎 和田
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高出力のX線を効率よく取り出すようにしたX
線管の改良に関する。
一般にX線管は第1図に示すような構成を採用している
すなわち、ガラス容器1の内部に陰極2と陽極3とが対
向してあり、陰極フィラメント2aは加熱によって熱電
子を放出しターゲット4に衝突させる。
そして、衝突によってターゲット4から発生した2次X
線をX線取出し窓5を通して外部に取り出している。
而して、従来かかるX線管において、ターゲット4から
発生するX線を効率よく取り出すために、X線管のX線
取出し窓5にX線透過率の大きいベリリウム面を使用し
ている。
さらに、高効率化を図るため、そのベリリウムBeの厚
さを薄くしようとする点について考えられている。
しかしながら例えば陽極接地のX線管等にあっては、X
線取出し窓5がターゲット4からの2次X線の影響を受
けて高碑になりやすいため電気伝導および熱伝導の良好
な物質であるベリリウム段を用いているが、その厚さを
薄くすることには限度がある。
このため、X線取出し窓5を薄くした場合には2次X線
の影響でX線取出し窓5が高温になり、これ夕(長く続
きと気圧羞のためにX線取出し窓5が破壊しX線管の機
能を果さなくなってしまう。
従って、X線取出し窓5を薄くした場合にはX線出力を
できるだけ抑えるようにしなければならず、高出力のX
線をとろうとする場合にはどうしてもX線取出し窓5を
厚くする必要がある。
このように従来のX線管では高出力のX線を効率よく取
り出すことができなかった。
本考案は上記実情にかんがみてなされたもので、X線取
出し窓を真空間隙を有する2重窓として2次X線の影響
を最小限にとどめ、これによって高出力のX線を効率よ
く取り出すようにするX線管を提供するものである。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
X線管においてX線取出し窓を薄くして2次X線の影響
を少なくするためには2通りの解決方法があり、その1
つは2次X線によるX線取出し窓5の加熱を防ぐことで
あり、もう1つは2次X線によって生ずるX線取出し窓
5の熱を効率よく放散させることである。
本考案は前者を対象としたものである。
このX線管は、直接にX線取出し窓5の熱上昇を防ぐも
のであり、第2図および第3図にその構成例を示す。
すなわち、X線取出し窓5として、内側窓5bと外側窓
5Cとを一定の間隙を有して二重窓に構成し、外側窓5
Cは真空を保つに必要な最低の厚さのベリリウム材を用
い、内側窓5bは実際上必要な窓の厚さより外側窓5C
の厚さを引算して得た値の厚さに形成する。
また、この内側窓5bは、第3図に示すように、その外
周部に複数個の真空通路5eが設けられ、これらの通路
5eにより内側窓5Cとの間の間隙部5bは真空室とさ
れる。
以上のようにX線取出し窓5を構成すれば、2次X線の
照射を受けて過熱されても、内側窓5bは機械的な外力
が加わらないので相当高温でも破損することはない。
また、外側窓5Cは伝導による熱があるだけなので高温
になることは全くなく、従って、それによる破損はなく
なる。
但し、内側窓5bはできうれば良く冷却を行なうようガ
ラス容器1外壁と十分な接触面を有するように設けると
よい。
なお、上記実施例ではX線取出し窓5bにベリリウム材
を用いたが、特に材料としてベリリウム材に限定するも
のではなく、要はX線を効率よく透過しかつ熱伝導率、
電気伝導の良知な材料であればよい。
また、図示していないが、必要によりX線取出し窓5の
熱放散を良くするため、X線取出し窓5の近傍に冷却液
用の通路を設け、この通路に強制的に温度を下げた液体
を流すようにしてもよい。
例えば液体窒素、冷却したアルコール、水等を冷却媒体
として用いる。
以上詳記したように本考案は、X線取出し窓を内側窓と
外側窓とから戊る2重窓構造に構成し、かつその内側窓
の外周部にX線管内部と連通ずる真空通路を複数個形成
して両窓間をX線管内部と同一雰囲気に構成したので、
ターゲットからの2次X線はほとんど内側窓の中央部に
照射され直接外側窓に照射されることがなくなり、外側
窓が2次X線の照射により発熱することはほとんどなく
なり、また、内側窓は2次X線の照射により発熱するが
前記真空通路によりその内外が同一圧力となっているの
で、圧力差により破損されることもなくなり、よって高
出力のX線を効率良く外部に取出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般に使用されているX線管の断面図、第2図
は本考案に係るX線管に適用する改良したX線取出し窓
の断面図、第3図は第2図に用いるX線取出し窓(内側
窓)を示す平面図である。 2・・・・・・陰極、2a・・・・・・陰極フィラメン
ト、3・・・・・・陽極、4・・・・・・ターゲット、
5・・・・・・X線取出し窓、5b・・・・・・内側窓
、5c・・・・・・外側窓、5d・・・・・・間隙部(
真空室)、5e・・・・・・通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱電子をターゲットに衝突させて生じたX線をX線取出
    し窓を通じて外部に取出すX線管において、前記X線窓
    として、内側窓と外側窓とを所定の間隙を有する2重窓
    に構成するとともに、前記内側窓の外周部にX線管内部
    と連通ずる真空通路を複数個形成して前記間隙部分をX
    線管内部と同一雰囲気としたことを特徴とするX線管。
JP1976114662U 1976-08-27 1976-08-27 X線管 Expired JPS6022543Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1976114662U JPS6022543Y2 (ja) 1976-08-27 1976-08-27 X線管

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JP1976114662U JPS6022543Y2 (ja) 1976-08-27 1976-08-27 X線管

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Publication Number Publication Date
JPS5333373U JPS5333373U (ja) 1978-03-23
JPS6022543Y2 true JPS6022543Y2 (ja) 1985-07-04

Family

ID=28724290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976114662U Expired JPS6022543Y2 (ja) 1976-08-27 1976-08-27 X線管

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07888A (ja) * 1993-06-17 1995-01-06 Kubota Corp 噴水装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07888A (ja) * 1993-06-17 1995-01-06 Kubota Corp 噴水装置

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Publication number Publication date
JPS5333373U (ja) 1978-03-23

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