JPH07888A - 噴水装置 - Google Patents
噴水装置Info
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- JPH07888A JPH07888A JP14612993A JP14612993A JPH07888A JP H07888 A JPH07888 A JP H07888A JP 14612993 A JP14612993 A JP 14612993A JP 14612993 A JP14612993 A JP 14612993A JP H07888 A JPH07888 A JP H07888A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 噴水ノズル６Ａ，６Ｂを所定のストローク量
で上下動させるための制御系統を機械的に構成すること
で、制御構造の簡略化と低価格化を達成し、かつ噴水ノ
ズル６Ａ，６Ｂの上下動タイミングおよびストローク量
などが経時的にずれる誤動作の発生を防止して、ひろげ
られた白鳥の翼が羽ばたいているような感を与える噴水
を実行する。 【構成】 ポンプＰ１，Ｐ２から吐出される高圧水を、
通水管４，４および各通水管４，４の出口に接続された
一対の軸方向移動許容管継手５，５を通して噴水ノズル
６Ａ，６Ｂから扁平状に噴出させ、水圧シリンダ２０の
出力を、第１ないし第３動力伝達部３０，３１，３２お
よび軸方向移動許容管継手５，５を介して噴水ノズル６
Ａ，６Ｂに伝達し、噴水ノズル６Ａ，６Ｂを所定のスト
ローク量で上下動させるようにしてある。
で上下動させるための制御系統を機械的に構成すること
で、制御構造の簡略化と低価格化を達成し、かつ噴水ノ
ズル６Ａ，６Ｂの上下動タイミングおよびストローク量
などが経時的にずれる誤動作の発生を防止して、ひろげ
られた白鳥の翼が羽ばたいているような感を与える噴水
を実行する。 【構成】 ポンプＰ１，Ｐ２から吐出される高圧水を、
通水管４，４および各通水管４，４の出口に接続された
一対の軸方向移動許容管継手５，５を通して噴水ノズル
６Ａ，６Ｂから扁平状に噴出させ、水圧シリンダ２０の
出力を、第１ないし第３動力伝達部３０，３１，３２お
よび軸方向移動許容管継手５，５を介して噴水ノズル６
Ａ，６Ｂに伝達し、噴水ノズル６Ａ，６Ｂを所定のスト
ローク量で上下動させるようにしてある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、噴水ノズルを上下に移
動させてひろげられた白鳥の翼が羽ばたいているような
感を与える噴水の実行が可能な噴水装置に関する。
動させてひろげられた白鳥の翼が羽ばたいているような
感を与える噴水の実行が可能な噴水装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、複数の噴水ノズルから同時も
しくは時間差をもたせて噴水を行うように構成され噴水
装置はよく知られている。しかし、この種の噴水装置で
は、噴水ノズルが固定的であるため、噴水の動的要素に
乏しく注目を引く演出を期待できない。そこで、たとえ
ば一対の噴水ノズルを所定のストローク量で上下動させ
るように構成し、これらの噴水ノズルから扁平で末広が
り状の水を噴出させることによって動的要素を採り入
れ、恰も、ひろげられた白鳥の翼が羽ばたいているよう
な感を与える噴水を実行することにより、注目を引くこ
とができる。
しくは時間差をもたせて噴水を行うように構成され噴水
装置はよく知られている。しかし、この種の噴水装置で
は、噴水ノズルが固定的であるため、噴水の動的要素に
乏しく注目を引く演出を期待できない。そこで、たとえ
ば一対の噴水ノズルを所定のストローク量で上下動させ
るように構成し、これらの噴水ノズルから扁平で末広が
り状の水を噴出させることによって動的要素を採り入
れ、恰も、ひろげられた白鳥の翼が羽ばたいているよう
な感を与える噴水を実行することにより、注目を引くこ
とができる。
【０００３】ところで、一対の噴水ノズルを所定のスト
ローク量で上下動させるためには、一般に、一対の噴水
ノズルのそれぞれに上下動用のアクチュエータを付設
し、これらのアクチュエータの作動を電気的な制御手段
によって制御するようにした構造が採用される。しか
し、このような制御構造では、電気的な制御系統が複雑
になるとともに、一対の噴水ノズル個々に独立したアク
チュエータを付設しなければならないので高価格化を招
く。しかも、動作初期の段階において噴水ノズルの上下
動タイミングおよびストローク量などが同期していたと
しても、これらが経時的にずれる誤動作を生じ易い。し
たがって、意図している噴水、つまり、ひろげられた白
鳥の翼が羽ばたいているような感を与える噴水を継続し
て実行することが困難な欠点を有している。
ローク量で上下動させるためには、一般に、一対の噴水
ノズルのそれぞれに上下動用のアクチュエータを付設
し、これらのアクチュエータの作動を電気的な制御手段
によって制御するようにした構造が採用される。しか
し、このような制御構造では、電気的な制御系統が複雑
になるとともに、一対の噴水ノズル個々に独立したアク
チュエータを付設しなければならないので高価格化を招
く。しかも、動作初期の段階において噴水ノズルの上下
動タイミングおよびストローク量などが同期していたと
しても、これらが経時的にずれる誤動作を生じ易い。し
たがって、意図している噴水、つまり、ひろげられた白
鳥の翼が羽ばたいているような感を与える噴水を継続し
て実行することが困難な欠点を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、複数の噴水ノズルを所定のストローク量で上下動
させて噴水を実行できるように構成すると、噴水ノズル
の上下動タイミングおよびストローク量などが経時的に
ずれる誤動作を生じて、意図している噴水を継続して実
行することが困難であるとともに、噴水ノズル個々に独
立したアクチュエータを付設しなければならないので高
価格化を招くなどの点である。
点は、複数の噴水ノズルを所定のストローク量で上下動
させて噴水を実行できるように構成すると、噴水ノズル
の上下動タイミングおよびストローク量などが経時的に
ずれる誤動作を生じて、意図している噴水を継続して実
行することが困難であるとともに、噴水ノズル個々に独
立したアクチュエータを付設しなければならないので高
価格化を招くなどの点である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、高圧水供給源
と、噴水ノズル駆動源とを有し、前記高圧水供給源に接
続された通水管と、この通水管の出口に軸方向移動許容
管継手を介して上下動を可能に接続された噴水ノズル
と、該噴水ノズルと前記噴水ノズル駆動源とを互いに連
繋して、噴水ノズル駆動源の出力を所定ストローク量の
上下動出力に変換して噴水ノズルに伝達する動力伝達機
構と、を具備していることを特徴とし、噴水ノズルを所
定のストローク量で上下動させるための制御系統を機械
的に構成することで、制御構造の簡略化と低価格化を達
成し、かつ噴水ノズルの上下動タイミングおよびストロ
ーク量などが経時的にずれる誤動作の発生を防止して、
意図している噴水を継続して実行することのできる噴水
装置の提供を目的としている。
と、噴水ノズル駆動源とを有し、前記高圧水供給源に接
続された通水管と、この通水管の出口に軸方向移動許容
管継手を介して上下動を可能に接続された噴水ノズル
と、該噴水ノズルと前記噴水ノズル駆動源とを互いに連
繋して、噴水ノズル駆動源の出力を所定ストローク量の
上下動出力に変換して噴水ノズルに伝達する動力伝達機
構と、を具備していることを特徴とし、噴水ノズルを所
定のストローク量で上下動させるための制御系統を機械
的に構成することで、制御構造の簡略化と低価格化を達
成し、かつ噴水ノズルの上下動タイミングおよびストロ
ーク量などが経時的にずれる誤動作の発生を防止して、
意図している噴水を継続して実行することのできる噴水
装置の提供を目的としている。
【０００６】
【作用】本発明によれば、高圧水供給源から通水管と旋
回管継手を介して噴水ノズルに高圧水を供給することに
より、噴水ノズルから扁平で末広がり状の水を噴出させ
ることができる。一方、噴水ノズル駆動源の出力は、動
力伝達機構を介して前記噴水ノズルに伝達され、各噴水
ノズルを所定のストローク量で上下動させる。すなわ
ち、一対の噴水ノズルから扁平で末広がり状の水を噴出
させることと、水が噴出している各噴水ノズルを所定の
ストローク量で上下動させることとの協働によって、ひ
ろげられた白鳥の翼が羽ばたいているような感を与える
噴水を継続して実行することができる。
回管継手を介して噴水ノズルに高圧水を供給することに
より、噴水ノズルから扁平で末広がり状の水を噴出させ
ることができる。一方、噴水ノズル駆動源の出力は、動
力伝達機構を介して前記噴水ノズルに伝達され、各噴水
ノズルを所定のストローク量で上下動させる。すなわ
ち、一対の噴水ノズルから扁平で末広がり状の水を噴出
させることと、水が噴出している各噴水ノズルを所定の
ストローク量で上下動させることとの協働によって、ひ
ろげられた白鳥の翼が羽ばたいているような感を与える
噴水を継続して実行することができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明の一実施例を示す平面図、図２は図
１のＡーＡ線断面図、図３は図１のＢーＢ線断面図、図
４は図１のＣーＣ線断面図、図５は図１のＤーＤ線断面
図であり、これらの図において、１は高圧水供給源、２
は噴水ノズル駆動源、３は動力伝達機構を示す。高圧水
供給源１は２台のポンプＰ１，Ｐ２によって構成され、
それぞれの吐出口には通水管４，４が接続されており、
通水管４，４それぞれの出口に軸線Ｃ方向の移動を許容
する軸方向移動許容管継手５，５が接続されているとと
もに、これら管継手５，５を介して上下動を可能に噴水
ノズル６Ａ，６Ｂが接続されている。噴水ノズル６Ａ，
６Ｂには、扁平で末広がり状の水を噴出させることがで
きるように、図６に示す細長状に開口したノズル口６Ａ
１，６Ｂ１が形成されている。
する。図１は本発明の一実施例を示す平面図、図２は図
１のＡーＡ線断面図、図３は図１のＢーＢ線断面図、図
４は図１のＣーＣ線断面図、図５は図１のＤーＤ線断面
図であり、これらの図において、１は高圧水供給源、２
は噴水ノズル駆動源、３は動力伝達機構を示す。高圧水
供給源１は２台のポンプＰ１，Ｐ２によって構成され、
それぞれの吐出口には通水管４，４が接続されており、
通水管４，４それぞれの出口に軸線Ｃ方向の移動を許容
する軸方向移動許容管継手５，５が接続されているとと
もに、これら管継手５，５を介して上下動を可能に噴水
ノズル６Ａ，６Ｂが接続されている。噴水ノズル６Ａ，
６Ｂには、扁平で末広がり状の水を噴出させることがで
きるように、図６に示す細長状に開口したノズル口６Ａ
１，６Ｂ１が形成されている。
【０００８】図１および図３において、噴水ノズル駆動
源２は、アクチュエータとして機能する水圧シリンダ２
０、水タンク２１、水タンク２１内の水を圧送するポン
プ２２、ポンプ２２の吐出口と水圧シリンダ２０の前室
および後室を連通させる高圧水供給通路２３Ａ，２３
Ｂ、これら高圧水供給通路２３Ａ，２３Ｂのそれぞれに
介設した切替用電磁弁２４Ａ，２４Ｂおよび切替用電磁
弁２４Ａ，２４Ｂそれぞれの還流ポートと水タンク２１
を連通させる還流通路２５を備えている。
源２は、アクチュエータとして機能する水圧シリンダ２
０、水タンク２１、水タンク２１内の水を圧送するポン
プ２２、ポンプ２２の吐出口と水圧シリンダ２０の前室
および後室を連通させる高圧水供給通路２３Ａ，２３
Ｂ、これら高圧水供給通路２３Ａ，２３Ｂのそれぞれに
介設した切替用電磁弁２４Ａ，２４Ｂおよび切替用電磁
弁２４Ａ，２４Ｂそれぞれの還流ポートと水タンク２１
を連通させる還流通路２５を備えている。
【０００９】図１ないし図５において、噴水ノズル駆動
源２と噴水ノズル５Ａ，５Ｂは、動力伝達機構３によっ
て互いに連繋されている。すなわち、動力伝達機構３
は、第１動力伝達部３０と、第２動力伝達部３１および
第３動力伝達部３２によって構成されており、第１動力
伝達部３０は、水圧シリンダ２０のピストンロッド２０
Ａの先端部が連結される入力レバー３０Ａを有する軸３
０Ｂと、この軸３０Ｂに固着された出力レバー３０Ｃの
両端部に中央部が連結された上下一対の平行リンク３０
Ｄ，３０Ｅとを備え、第２動力伝達部３１は、平行リン
ク、３０Ｄ，３０Ｅの一端部が連結される入力レバー３
１Ａを有する軸３１Ｂと、平行リンク、３０Ｄ，３０Ｅ
の他端部が連結される入力レバー３１Ｃを有する軸３１
Ｄと、軸３１Ｂに固着された一対のスプロケット３１
Ｅ，３１Ｆおよび軸３１Ｄに固着された一対のスプロケ
ット３１Ｇ，３１Ｈを備えている。
源２と噴水ノズル５Ａ，５Ｂは、動力伝達機構３によっ
て互いに連繋されている。すなわち、動力伝達機構３
は、第１動力伝達部３０と、第２動力伝達部３１および
第３動力伝達部３２によって構成されており、第１動力
伝達部３０は、水圧シリンダ２０のピストンロッド２０
Ａの先端部が連結される入力レバー３０Ａを有する軸３
０Ｂと、この軸３０Ｂに固着された出力レバー３０Ｃの
両端部に中央部が連結された上下一対の平行リンク３０
Ｄ，３０Ｅとを備え、第２動力伝達部３１は、平行リン
ク、３０Ｄ，３０Ｅの一端部が連結される入力レバー３
１Ａを有する軸３１Ｂと、平行リンク、３０Ｄ，３０Ｅ
の他端部が連結される入力レバー３１Ｃを有する軸３１
Ｄと、軸３１Ｂに固着された一対のスプロケット３１
Ｅ，３１Ｆおよび軸３１Ｄに固着された一対のスプロケ
ット３１Ｇ，３１Ｈを備えている。
【００１０】また、第３動力伝達部３２は、図７にも示
しているように、スプロケット３１Ｅに始端部を固着し
て正方向に巻掛けられ、かつ方向転換用の小スプロケッ
ト７Ａおよび７Ｂを介して終端部が噴水ノズル６Ａに設
けた入力レバー６ａの一端部下側に連結される第１チエ
イン３２Ａ、スプロケット３１Ｆに始端部を固着して正
方向に巻掛けられ、かつ方向転換用の小スプロケット７
Ｃおよび７Ｄを介して終端部が噴水ノズル６Ａに設けた
入力レバー６ａの他端部下側に連結される第２チエイン
３２Ｂ、スプロケット３１Ｇに始端部を固着して逆方向
に巻掛けられ、かつ方向転換用の小スプロケット７Ｅお
よび７Ｆを介して終端部が噴水ノズル６Ｂに設けた入力
レバー６ｂの一端部下側に連結される第３チエイン３２
Ｃ、スプロケット３１Ｈに始端部を固着して正方向に巻
掛けられ、かつ方向転換用の小スプロケット７Ｇおよび
７Ｈを介して終端部が噴水ノズル６Ｂに設けた入力レバ
ー６ｂの他端部下側に連結される第４チエイン３２Ｄを
備えている。
しているように、スプロケット３１Ｅに始端部を固着し
て正方向に巻掛けられ、かつ方向転換用の小スプロケッ
ト７Ａおよび７Ｂを介して終端部が噴水ノズル６Ａに設
けた入力レバー６ａの一端部下側に連結される第１チエ
イン３２Ａ、スプロケット３１Ｆに始端部を固着して正
方向に巻掛けられ、かつ方向転換用の小スプロケット７
Ｃおよび７Ｄを介して終端部が噴水ノズル６Ａに設けた
入力レバー６ａの他端部下側に連結される第２チエイン
３２Ｂ、スプロケット３１Ｇに始端部を固着して逆方向
に巻掛けられ、かつ方向転換用の小スプロケット７Ｅお
よび７Ｆを介して終端部が噴水ノズル６Ｂに設けた入力
レバー６ｂの一端部下側に連結される第３チエイン３２
Ｃ、スプロケット３１Ｈに始端部を固着して正方向に巻
掛けられ、かつ方向転換用の小スプロケット７Ｇおよび
７Ｈを介して終端部が噴水ノズル６Ｂに設けた入力レバ
ー６ｂの他端部下側に連結される第４チエイン３２Ｄを
備えている。
【００１１】通水管４，４それぞれの出口に接続されて
いる軸方向移動許容管継手５，５は、図８に示すよう
に、通水管４の出口に接続される固定継手部材５０と、
軸線Ｃ方向の移動を可能に固定継手部材５０に水密に挿
入された可動継手部材５１を備え、該可動継手部材５１
の出口に噴水ノズル６Ａ，６Ｂが接続されている。ま
た、固定継手部材５０の半径方向両側に張出して支持ア
ーム５２が設けられ、これら支持アーム５２に立設した
ブラケット５３，５３に前述の方向転換用の小スプロケ
ット７Ｂ，７Ｄおよび７Ｆ，７Ｈが回転自在に支持され
ており、噴水ノズル６Ａ，６Ｂに設けた入力レバー６
ａ，６ｂと支持アーム５２の間にスプリング５４，５４
を介設して、可動継手部材５１および噴水ノズル６Ａ，
６Ｂを上方に付勢している。
いる軸方向移動許容管継手５，５は、図８に示すよう
に、通水管４の出口に接続される固定継手部材５０と、
軸線Ｃ方向の移動を可能に固定継手部材５０に水密に挿
入された可動継手部材５１を備え、該可動継手部材５１
の出口に噴水ノズル６Ａ，６Ｂが接続されている。ま
た、固定継手部材５０の半径方向両側に張出して支持ア
ーム５２が設けられ、これら支持アーム５２に立設した
ブラケット５３，５３に前述の方向転換用の小スプロケ
ット７Ｂ，７Ｄおよび７Ｆ，７Ｈが回転自在に支持され
ており、噴水ノズル６Ａ，６Ｂに設けた入力レバー６
ａ，６ｂと支持アーム５２の間にスプリング５４，５４
を介設して、可動継手部材５１および噴水ノズル６Ａ，
６Ｂを上方に付勢している。
【００１２】なお、水圧シリンダ２０はベース８上に固
定した架台９に揺動自在に支持され、第１動力伝達部３
０の軸３０Ｂおよび第２動力伝達部３１の軸３１Ｂ，３
１Ｄは、ベース８上に固定した軸受１０，１０……によ
り回転自在に支持されている。
定した架台９に揺動自在に支持され、第１動力伝達部３
０の軸３０Ｂおよび第２動力伝達部３１の軸３１Ｂ，３
１Ｄは、ベース８上に固定した軸受１０，１０……によ
り回転自在に支持されている。
【００１３】このような構成であれば、高圧水供給源１
を構成しているポンプＰ１，Ｐ２を運転することによ
り、高圧水は通水管４，４を通り、軸方向移動許容管継
手５，５を経て噴水ノズル６Ａ，６Ｂに送られ、各噴水
ノズル６Ａ，６Ｂのノズル口６Ａ１，６Ｂ１から扁平で
末広がり状の水を噴出させる。
を構成しているポンプＰ１，Ｐ２を運転することによ
り、高圧水は通水管４，４を通り、軸方向移動許容管継
手５，５を経て噴水ノズル６Ａ，６Ｂに送られ、各噴水
ノズル６Ａ，６Ｂのノズル口６Ａ１，６Ｂ１から扁平で
末広がり状の水を噴出させる。
【００１４】一方、噴水ノズル駆動源２のポンプ２２を
運転し、切替用電磁弁２４Ａ，２４Ｂを同時に切替制御
することで、水タンク２１内の水は高圧水供給通路２３
Ａ，２３Ｂを通って水圧シリンダ２０の前室および後室
に交互に送られるとともに、還流通路２５を通って水圧
シリンダ２０の前室および後室から水タンク２１に還流
される。その結果、水圧シリンダ２０のピストンロッド
２０Ａは、所定のストローク量で図３の実線矢印および
破線矢印で示すように進退して、第１動力伝達部３０に
おける入力レバー３０Ａを所定の揺動角θ１（たとえば
６０度）で揺動させ、軸３０Ｂを揺動角θ１に等しい旋
回角で正逆方向に旋回させるとともに、出力レバー３０
Ｃを入力レバー３０Ａと同じ揺動角θ１で揺動させ、上
下一対の平行リンク３０Ｄ，３０Ｅを互いに反対方向に
平行移動させる。つまり、水圧シリンダ２０のピストン
ロッド２０Ａが実線矢印方向に前進することで、平行リ
ンク３０Ｄ，３０Ｅは図２の実線矢印方向に移動し、ピ
ストンロッド２０Ａが破線矢印方向に後退することで平
行リンク３０Ｄ，３０Ｅは破線矢印方向に移動する。
運転し、切替用電磁弁２４Ａ，２４Ｂを同時に切替制御
することで、水タンク２１内の水は高圧水供給通路２３
Ａ，２３Ｂを通って水圧シリンダ２０の前室および後室
に交互に送られるとともに、還流通路２５を通って水圧
シリンダ２０の前室および後室から水タンク２１に還流
される。その結果、水圧シリンダ２０のピストンロッド
２０Ａは、所定のストローク量で図３の実線矢印および
破線矢印で示すように進退して、第１動力伝達部３０に
おける入力レバー３０Ａを所定の揺動角θ１（たとえば
６０度）で揺動させ、軸３０Ｂを揺動角θ１に等しい旋
回角で正逆方向に旋回させるとともに、出力レバー３０
Ｃを入力レバー３０Ａと同じ揺動角θ１で揺動させ、上
下一対の平行リンク３０Ｄ，３０Ｅを互いに反対方向に
平行移動させる。つまり、水圧シリンダ２０のピストン
ロッド２０Ａが実線矢印方向に前進することで、平行リ
ンク３０Ｄ，３０Ｅは図２の実線矢印方向に移動し、ピ
ストンロッド２０Ａが破線矢印方向に後退することで平
行リンク３０Ｄ，３０Ｅは破線矢印方向に移動する。
【００１５】平行リンク３０Ｄ，３０Ｅの前記平行移動
により、第２動力伝達部３１における入力レバー３１
Ａ，３１Ｃが前記揺動角θ１と同じ揺動角で揺動し、軸
３１Ｂ，３１Ｄが揺動角θ１に等しい旋回角で正逆方向
に旋回するとともに、図７のスプロケット３１Ｅ，３１
Ｆ、３１Ｇ，３１Ｈが揺動角θ１に等しい旋回角で正逆
方向に旋回する。
により、第２動力伝達部３１における入力レバー３１
Ａ，３１Ｃが前記揺動角θ１と同じ揺動角で揺動し、軸
３１Ｂ，３１Ｄが揺動角θ１に等しい旋回角で正逆方向
に旋回するとともに、図７のスプロケット３１Ｅ，３１
Ｆ、３１Ｇ，３１Ｈが揺動角θ１に等しい旋回角で正逆
方向に旋回する。
【００１６】スプロケット３１Ｅ，３１Ｆ、３１Ｇ，３
１Ｈの正逆方向旋回により、第３動力伝達部３２におけ
る第１チエイン３２Ａ，第２チエイン３２Ｂおよび第３
チエイン３２Ｃ，第４チエイン３２Ｄは、実線矢印およ
び破線矢印で示すように進退して、軸方向移動許容管継
手５，５の可動継手部材５１を上下動させる。すなわ
ち、第１チエイン３２Ａ，第２チエイン３２Ｂおよび第
３チエイン３２Ｃ，第４チエイン３２Ｄが破線矢印方向
に引張られることで、スプリング５４，５４のばね力に
抗して可動継手部材５１が引下げられ、第１チエイン３
２Ａ，第２チエイン３２Ｂおよび第３チエイン３２Ｃ，
第４チエイン３２Ｄが実線矢印方向に押し戻されること
で、スプリング５４，５４のばね力により可動継手部材
５１が押上げられ、噴水ノズル６Ａ，６Ｂを所定のスト
ローク量で上下動させる。その結果、図９に示すよう
に、ひろげられた白鳥の翼が羽ばたいているような感を
与える噴水を継続して実行することができる。したがっ
て、注目を引く演出が十分に期待できる。
１Ｈの正逆方向旋回により、第３動力伝達部３２におけ
る第１チエイン３２Ａ，第２チエイン３２Ｂおよび第３
チエイン３２Ｃ，第４チエイン３２Ｄは、実線矢印およ
び破線矢印で示すように進退して、軸方向移動許容管継
手５，５の可動継手部材５１を上下動させる。すなわ
ち、第１チエイン３２Ａ，第２チエイン３２Ｂおよび第
３チエイン３２Ｃ，第４チエイン３２Ｄが破線矢印方向
に引張られることで、スプリング５４，５４のばね力に
抗して可動継手部材５１が引下げられ、第１チエイン３
２Ａ，第２チエイン３２Ｂおよび第３チエイン３２Ｃ，
第４チエイン３２Ｄが実線矢印方向に押し戻されること
で、スプリング５４，５４のばね力により可動継手部材
５１が押上げられ、噴水ノズル６Ａ，６Ｂを所定のスト
ローク量で上下動させる。その結果、図９に示すよう
に、ひろげられた白鳥の翼が羽ばたいているような感を
与える噴水を継続して実行することができる。したがっ
て、注目を引く演出が十分に期待できる。
【００１７】また、水圧シリンダ２０の出力を、第１動
力伝達部３０、第２動力伝達部３１、第３動力伝達部３
２および軸方向移動許容管継手５，５を介して噴水ノズ
ル６Ａ，６Ｂに伝達し、各噴水ノズル６Ａ，６Ｂを所定
のストローク量で上下動させるように、噴水ノズル６
Ａ，６Ｂの昇降制御系統を機械的に構成しているから、
電気的な制御系統と比較して、構造の簡略化と低価格化
を達成できるとともに、噴水ノズル６Ａ，６Ｂの上下動
タイミングおよびストローク量などが経時的にずれる誤
動作の発生を防止して、意図している噴水を継続して実
行することが可能である。
力伝達部３０、第２動力伝達部３１、第３動力伝達部３
２および軸方向移動許容管継手５，５を介して噴水ノズ
ル６Ａ，６Ｂに伝達し、各噴水ノズル６Ａ，６Ｂを所定
のストローク量で上下動させるように、噴水ノズル６
Ａ，６Ｂの昇降制御系統を機械的に構成しているから、
電気的な制御系統と比較して、構造の簡略化と低価格化
を達成できるとともに、噴水ノズル６Ａ，６Ｂの上下動
タイミングおよびストローク量などが経時的にずれる誤
動作の発生を防止して、意図している噴水を継続して実
行することが可能である。
【００１８】なお、前記実施例では、１つの噴水ノズル
駆動源２により一対の噴水ノズル６Ａ，６Ｂを上下動さ
せる構成で説明しているが、１つの噴水ノズル駆動系２
により１つの噴水ノズルもしくは３つ以上の噴水ノズル
を上下動させることが可能であることはいうまでもな
い。
駆動源２により一対の噴水ノズル６Ａ，６Ｂを上下動さ
せる構成で説明しているが、１つの噴水ノズル駆動系２
により１つの噴水ノズルもしくは３つ以上の噴水ノズル
を上下動させることが可能であることはいうまでもな
い。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、恰も、
ひろげられた白鳥の翼が羽ばたいているような感を与え
る噴水を継続して実行することができる。したがって、
注目を引く演出が十分に期待できる。しかも、噴水ノズ
ルの昇降制御系統を機械的に構成しているから、電気的
な制御系統と比較して、構造の簡略化と低価格化を達成
できるとともに、噴水ノズルの上下動タイミングおよび
ストローク量などが経時的にずれる誤動作の発生を防止
して、意図している噴水を継続して実行することが可能
である。
ひろげられた白鳥の翼が羽ばたいているような感を与え
る噴水を継続して実行することができる。したがって、
注目を引く演出が十分に期待できる。しかも、噴水ノズ
ルの昇降制御系統を機械的に構成しているから、電気的
な制御系統と比較して、構造の簡略化と低価格化を達成
できるとともに、噴水ノズルの上下動タイミングおよび
ストローク量などが経時的にずれる誤動作の発生を防止
して、意図している噴水を継続して実行することが可能
である。
【図１】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図２】図１のＡーＡ線断面図である。
【図３】図１のＢーＢ線断面図である。
【図４】図１のＣーＣ線断面図である。
【図５】図１のＤーＤ線断面図である。
【図６】ノズル口の一例を示す拡大斜視図である。
【図７】第３動力伝達部の一例を示す拡大斜視図であ
る。
る。
【図８】軸方向移動許容管継手の一例を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図９】噴水状態の概略正面図である。
１ 高圧水供給源 ２ 噴水ノズル駆動源 ３ 動力伝達機構 ４ 通水管 ５ 軸方向移動許容管継手 ６Ａ 噴水ノズル ６Ｂ 噴水ノズル Ｃ１ 軸線
Claims (1)
- 【請求項１】 高圧水供給源と、噴水ノズル駆動源とを
有し、前記高圧水供給源に接続された通水管と、この通
水管の出口に軸方向移動許容管継手を介して上下動を可
能に接続された噴水ノズルと、該噴水ノズルと前記噴水
ノズル駆動源とを互いに連繋して、噴水ノズル駆動源の
出力を所定ストローク量の上下動出力に変換して噴水ノ
ズルに伝達する動力伝達機構と、を具備していることを
特徴とする噴水装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14612993A JP2899855B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 噴水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14612993A JP2899855B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 噴水装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07888A true JPH07888A (ja) | 1995-01-06 |
| JP2899855B2 JP2899855B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=15400804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14612993A Expired - Lifetime JP2899855B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 噴水装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2899855B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5333373U (ja) * | 1976-08-27 | 1978-03-23 | ||
| KR100630640B1 (ko) * | 1998-10-15 | 2006-10-02 | 웨트 엔터프라이지즈 인코포레이티드 | 장식용 조명 워터 디스플레이 |
| KR102560921B1 (ko) * | 2022-12-01 | 2023-07-31 | 레인보우스케이프주식회사 | 부양식 분수대 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP14612993A patent/JP2899855B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5333373U (ja) * | 1976-08-27 | 1978-03-23 | ||
| JPS6022543Y2 (ja) * | 1976-08-27 | 1985-07-04 | 株式会社東芝 | Ｘ線管 |
| KR100630640B1 (ko) * | 1998-10-15 | 2006-10-02 | 웨트 엔터프라이지즈 인코포레이티드 | 장식용 조명 워터 디스플레이 |
| KR102560921B1 (ko) * | 2022-12-01 | 2023-07-31 | 레인보우스케이프주식회사 | 부양식 분수대 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2899855B2 (ja) | 1999-06-02 |
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