JPS6022486Y2 - 車輛用前照灯ユニツト - Google Patents
車輛用前照灯ユニツトInfo
- Publication number
- JPS6022486Y2 JPS6022486Y2 JP272781U JP272781U JPS6022486Y2 JP S6022486 Y2 JPS6022486 Y2 JP S6022486Y2 JP 272781 U JP272781 U JP 272781U JP 272781 U JP272781 U JP 272781U JP S6022486 Y2 JPS6022486 Y2 JP S6022486Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting
- ring
- screw
- retaining ring
- cylindrical part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車輌用前照灯ユニットに関する。
この種の車輌用前照灯ユニットは、シールドビームラン
プを材質の異なる金属性のリテイーニングリングとマウ
ンティングリングとで挟持されている。
プを材質の異なる金属性のリテイーニングリングとマウ
ンティングリングとで挟持されている。
すなわち、第1図に示す如く、シールドビームランプa
を保持するために装飾を兼ねたリテイーニングリングb
に複数の取付脚Cを設け、他方、マウンティングリング
dの取付脚Cに対応する位置にネジ部fを有する耳片e
を設け、この耳片eのネジ部fにスクリューgを取付脚
Cを介して螺合せしめることによりシールドビームラン
プaを挟持状に保持している。
を保持するために装飾を兼ねたリテイーニングリングb
に複数の取付脚Cを設け、他方、マウンティングリング
dの取付脚Cに対応する位置にネジ部fを有する耳片e
を設け、この耳片eのネジ部fにスクリューgを取付脚
Cを介して螺合せしめることによりシールドビームラン
プaを挟持状に保持している。
なお、一般にリテイーニングリングbの材質はステンレ
スであり、マウンティングリングdとスクリューgは、
鉄にメッキを施したものである。
スであり、マウンティングリングdとスクリューgは、
鉄にメッキを施したものである。
このように、前照灯ユニットにおいては、リテイーニン
グリングとマウンティングリングとの材質が異なるため
、螺合時のスクリューgの頭部と取付脚Cとの摩擦によ
るメッキ剥離、あるいはマウンティングリングの取扱い
中による耳片eのメッキ剥離が生じると、この部分に塩
分を含む水や泥水等の電解物質が付着した場合、異なる
材質により発生する電位差による腐食現象(電食現象)
が発生し、耳片eのネジ部fが腐食したり、あるいはス
クリューgのネジ山が腐食してしまい、シールドビーム
ランプaの断線の際にスクリューgがネジ部fから外れ
なくなってランプ交換ができなくなったり、また、腐食
によるネジ部fが耳片eから取れてしまい、シールドビ
ームランプaが車輛走行時にマウンティングリングdか
ら脱落シてしまうおそれがある。
グリングとマウンティングリングとの材質が異なるため
、螺合時のスクリューgの頭部と取付脚Cとの摩擦によ
るメッキ剥離、あるいはマウンティングリングの取扱い
中による耳片eのメッキ剥離が生じると、この部分に塩
分を含む水や泥水等の電解物質が付着した場合、異なる
材質により発生する電位差による腐食現象(電食現象)
が発生し、耳片eのネジ部fが腐食したり、あるいはス
クリューgのネジ山が腐食してしまい、シールドビーム
ランプaの断線の際にスクリューgがネジ部fから外れ
なくなってランプ交換ができなくなったり、また、腐食
によるネジ部fが耳片eから取れてしまい、シールドビ
ームランプaが車輛走行時にマウンティングリングdか
ら脱落シてしまうおそれがある。
また、車輌の走行に伴う振動により、前記スクリューg
が弛むおそれがあり、このため別部品により弛み止めを
行なう必要があった。
が弛むおそれがあり、このため別部品により弛み止めを
行なう必要があった。
上記事情に鑑み、本考案は、材質の異なるリテイーニン
グリングとマウンティングリングとの間に発生する電食
現象の発生を防止すると共に、その電食現象発生防止部
材をスクリューの弛み止め部材と兼用し得るようにした
ものである。
グリングとマウンティングリングとの間に発生する電食
現象の発生を防止すると共に、その電食現象発生防止部
材をスクリューの弛み止め部材と兼用し得るようにした
ものである。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第2図は前照灯ユニットの正面図、第3図は第2図■−
■線断面図、第4図は第2図の■−■線断面図、第5図
は第4図の一部拡大図である。
■線断面図、第4図は第2図の■−■線断面図、第5図
は第4図の一部拡大図である。
1はガラス又は合成樹脂からなるシールドビームランプ
で、このシールドビームランプ1を金属製のリテイーニ
ングリング2とマウンティングリング3とで挟持状に保
持して前照灯ユニットを構成している。
で、このシールドビームランプ1を金属製のリテイーニ
ングリング2とマウンティングリング3とで挟持状に保
持して前照灯ユニットを構成している。
詳しくは、リテイーニングリング2はステンレスであり
、マウンティングリング3は鉄にメッキあるいは電着塗
装を施したものである。
、マウンティングリング3は鉄にメッキあるいは電着塗
装を施したものである。
リテイーニングリング2は、透孔22を有する複数の取
付脚21が設けられている。
付脚21が設けられている。
なお、図示例では4個所に取付脚21が一体に設けられ
ているが、取付脚21はリテイーニングリング2に溶接
等の手段により固設しても良い。
ているが、取付脚21はリテイーニングリング2に溶接
等の手段により固設しても良い。
マウンティングリング3は、シールドビームランプ1の
リフレクタ一部を収納し得る如く略鍋形状に形成されて
おり、その周縁には取付脚21と対応する4個所にネジ
部32を有する耳片31と2個所に取付片33が設けら
れている。
リフレクタ一部を収納し得る如く略鍋形状に形成されて
おり、その周縁には取付脚21と対応する4個所にネジ
部32を有する耳片31と2個所に取付片33が設けら
れている。
ネジ部32は、この例では耳片31にバーリング加工を
施し、該バーリング部にタッピングをして形成したもの
であるが、ナツトを溶接等の手段により耳片31の下面
に固設してもよい。
施し、該バーリング部にタッピングをして形成したもの
であるが、ナツトを溶接等の手段により耳片31の下面
に固設してもよい。
前記取付片33には切欠き部34が形成してあり、その
切欠き部34内にアジャストスクリュー5を挿入し、ア
ジャストスクリュー5の頭部51を取付片33に振動自
在に係止すると共に、アジャストスクリュー5をハウジ
ングまたは車体6に設けた合成樹脂製のスクリューマウ
ンティング61に螺合させ、そのアジャストスクリュー
5のスクリューマウンティング61に対する螺合深さを
変えることにより前照灯ユニットの光軸を調整すること
ができるように構成されている。
切欠き部34内にアジャストスクリュー5を挿入し、ア
ジャストスクリュー5の頭部51を取付片33に振動自
在に係止すると共に、アジャストスクリュー5をハウジ
ングまたは車体6に設けた合成樹脂製のスクリューマウ
ンティング61に螺合させ、そのアジャストスクリュー
5のスクリューマウンティング61に対する螺合深さを
変えることにより前照灯ユニットの光軸を調整すること
ができるように構成されている。
本考案においては、ポリアセタール樹脂の如き軟質合成
樹脂により第6図に示す如き樹脂カラー4を成形してこ
れを電食防止用絶縁物と弛み止め部材とに兼用する。
樹脂により第6図に示す如き樹脂カラー4を成形してこ
れを電食防止用絶縁物と弛み止め部材とに兼用する。
すなわち、樹脂カラー4はリティーニングリング2の取
付脚に設けた透孔22に挿入し得る直径の円筒部44と
、その下端のフランジ部45とを一体に成形したもので
あって、前記円筒部44の上部には複数の割り溝44a
を設ける。
付脚に設けた透孔22に挿入し得る直径の円筒部44と
、その下端のフランジ部45とを一体に成形したもので
あって、前記円筒部44の上部には複数の割り溝44a
を設ける。
このように構成した樹脂カラー4の円筒部44をリテイ
ーニングリング2の透孔22にその下方から挿入してフ
ランジ部45をリテイーニングリングの取付脚21とマ
ウンティングリング3の耳片31との間に挟着させ、こ
の状態でスクリュー7を円筒部44中に挿入し、マウン
ティングリング3のネジ部32に螺合させる。
ーニングリング2の透孔22にその下方から挿入してフ
ランジ部45をリテイーニングリングの取付脚21とマ
ウンティングリング3の耳片31との間に挟着させ、こ
の状態でスクリュー7を円筒部44中に挿入し、マウン
ティングリング3のネジ部32に螺合させる。
このようにすると、円筒部44の上部には複数の割り溝
44aが形成されているので、スクリュー7の頭部71
ニより円筒部44の上方が強制的に拡開されて第5図
に示す如くスクリューの頭部7と取付脚21との間に介
在される。
44aが形成されているので、スクリュー7の頭部71
ニより円筒部44の上方が強制的に拡開されて第5図
に示す如くスクリューの頭部7と取付脚21との間に介
在される。
このように、本考案においては、スクリュー7をねじ込
むと、マウンティングリング3の耳片31とリテイーニ
ングリングの取付脚21との間およびその取付脚21と
スクリュー7の頭部71との間に合成樹脂製の樹脂カラ
ーが介在されるので、電位差による電食現象を防止する
ことができ、同時にスクリューの頭部により押圧されて
拡開している円筒部は復元弾性を有するので、その復元
弾性によりスクリュー7の弛み止めを行なうことができ
る。
むと、マウンティングリング3の耳片31とリテイーニ
ングリングの取付脚21との間およびその取付脚21と
スクリュー7の頭部71との間に合成樹脂製の樹脂カラ
ーが介在されるので、電位差による電食現象を防止する
ことができ、同時にスクリューの頭部により押圧されて
拡開している円筒部は復元弾性を有するので、その復元
弾性によりスクリュー7の弛み止めを行なうことができ
る。
なお、スクリュー7を長時間締付けておくと、前記の弾
性は弱くなって元の完全な円筒形に復元することはでき
ないが、前記弛み止めの機能は具備しており、かえって
、この状態では円筒部44は半ば永久変形しているので
、ランプ交換時にネジ部32からスクリュー7を取り外
しても、樹脂カラーのフランジ部45と半ば永久変形し
た円筒部44とにより取付脚21を挟持する状態になる
ので、樹脂カラー4の紛失を防止することができる。
性は弱くなって元の完全な円筒形に復元することはでき
ないが、前記弛み止めの機能は具備しており、かえって
、この状態では円筒部44は半ば永久変形しているので
、ランプ交換時にネジ部32からスクリュー7を取り外
しても、樹脂カラーのフランジ部45と半ば永久変形し
た円筒部44とにより取付脚21を挟持する状態になる
ので、樹脂カラー4の紛失を防止することができる。
以上述べたように、本考案は、リテイーニングリングの
取付脚の透孔に挿入しうる大きさの円筒部と該円筒部の
下端のフランジ部とを有する樹脂カラーを構成すると共
に、その円筒部の上部に複数の割り溝を形威し、該樹脂
カラーの円筒部をリテイーニングリングの取付脚の透孔
にその下方から挿入して樹脂カラーのフランジ部をリテ
イーニングリングの取付脚とマウンティングリングの耳
片との間に挟着させて状態でスクリューを樹脂カラーの
円筒部中に挿入し、そのスクリューをマウンティングリ
ングのネジ部に螺合させてスクリューの頭部により円筒
部の上部を強制的に拡開させたので、樹脂リングにより
電位差による電食現象を防止すると同時に、その樹脂リ
ングによりスクリューの弛み止め作用を行なわせること
ができる効果がある。
取付脚の透孔に挿入しうる大きさの円筒部と該円筒部の
下端のフランジ部とを有する樹脂カラーを構成すると共
に、その円筒部の上部に複数の割り溝を形威し、該樹脂
カラーの円筒部をリテイーニングリングの取付脚の透孔
にその下方から挿入して樹脂カラーのフランジ部をリテ
イーニングリングの取付脚とマウンティングリングの耳
片との間に挟着させて状態でスクリューを樹脂カラーの
円筒部中に挿入し、そのスクリューをマウンティングリ
ングのネジ部に螺合させてスクリューの頭部により円筒
部の上部を強制的に拡開させたので、樹脂リングにより
電位差による電食現象を防止すると同時に、その樹脂リ
ングによりスクリューの弛み止め作用を行なわせること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す一部断面図である。
第2図乃至第5図は本考案の車輌用前照灯ユニットの一
実施例を示し、第2図は正面図、第3図は第2図の■−
■線断面図、第4図は第2図の■−■線断面図、第5図
は第4図のA部拡大図である。 1・・・・・・シールドビームランプ、2・・・・・・
リティーニングリング、21・・・・・・取付脚、22
・・・・・・透孔、3・・・・・・マウンティングリン
グ、31・・・・・・耳片、32・・・・・・ネジ部、
4・・・・・・樹脂カラー、44・・・・・・円筒部、
44a・・・・・・割り溝、45・・・・・・フランジ
部、7・・・・・・スクリュー 71・・・・・・頭部
。
実施例を示し、第2図は正面図、第3図は第2図の■−
■線断面図、第4図は第2図の■−■線断面図、第5図
は第4図のA部拡大図である。 1・・・・・・シールドビームランプ、2・・・・・・
リティーニングリング、21・・・・・・取付脚、22
・・・・・・透孔、3・・・・・・マウンティングリン
グ、31・・・・・・耳片、32・・・・・・ネジ部、
4・・・・・・樹脂カラー、44・・・・・・円筒部、
44a・・・・・・割り溝、45・・・・・・フランジ
部、7・・・・・・スクリュー 71・・・・・・頭部
。
Claims (1)
- シールドビームランプを材質の異なる金属製リテイーニ
ングリングと金属性マウンティングリングとで挟持し、
かつ、前記リテイーニングリングに透孔を有する複数の
取付脚を設けると共に前記マウンティングリングの前記
リテイーニングリングの各取付脚に対応する位置にネジ
部を有する複数の耳片を設け、リテイーニングリングの
前記透孔からマウンティングリングの前記ネジ部にスク
リューを螺合してシールドビームランプをリテイーニン
グリングとマウンティングリングとの間に挟着せしめた
車輌用前照灯ユニットにおいて、前記リテイーニングリ
ングの取付脚の透孔に挿入しうる大きさの円筒部と該円
筒部の下端のフランジ部とを有する軟質合成樹脂製のカ
ラーを形成すると共に、その円筒部の上部に複数の割り
溝を形威し、該樹脂カラーの円筒部をリテイーニングリ
ングの取付脚の透孔にその下方から挿入して樹脂カラー
のフランジ部をリテイーニングリングの取付脚とマウン
ティングリングの耳片との間に挟着させた状態でスクリ
ューを樹脂カラーの円筒部中に挿入し、そのスクリュー
をマウンティングリングのネジ部に螺合させてスクリュ
ーの頭部により円筒部の上部を強制的に拡開させたこと
を特徴とする車輌用前照灯ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP272781U JPS6022486Y2 (ja) | 1981-01-14 | 1981-01-14 | 車輛用前照灯ユニツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP272781U JPS6022486Y2 (ja) | 1981-01-14 | 1981-01-14 | 車輛用前照灯ユニツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57117501U JPS57117501U (ja) | 1982-07-21 |
JPS6022486Y2 true JPS6022486Y2 (ja) | 1985-07-04 |
Family
ID=29801165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP272781U Expired JPS6022486Y2 (ja) | 1981-01-14 | 1981-01-14 | 車輛用前照灯ユニツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6022486Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-01-14 JP JP272781U patent/JPS6022486Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57117501U (ja) | 1982-07-21 |
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