JPS6022483B2 - 酸化物永久磁石の製造方法 - Google Patents

酸化物永久磁石の製造方法

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JPS6022483B2
JPS6022483B2 JP52132461A JP13246177A JPS6022483B2 JP S6022483 B2 JPS6022483 B2 JP S6022483B2 JP 52132461 A JP52132461 A JP 52132461A JP 13246177 A JP13246177 A JP 13246177A JP S6022483 B2 JPS6022483 B2 JP S6022483B2
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JP
Japan
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magnetic field
powder
slurry
molding
dry
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JP52132461A
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忠邦 佐藤
義路 黒田
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Tokin Corp
Original Assignee
Tohoku Metal Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酸化物永久磁石の製造方法の内、磁界中で配向
させ、加圧成形する成形用フェライト粉末に関するもの
である。
従来より、磁界中でマグネトプランバィト構造を有する
フェライト磁石微粉末を配向させる異方性磁石の製造方
法には緑式磁場プレス法と乾式磁場プレス法の二通りが
ある。
湿式磁場成形法はフェライト磁石粉末を水、アルコール
等の液体と混合懸濁し、金型中で磁界整列し、成形する
方法である。この方法は液体を金型外に排出する等製造
上の操作が面儀で作業性も悪く成形に要する時間も長く
、装置も大がかりなものになる。また成形圧力を大きく
すると成形体に亀裂がはいり易い、成形体の形状も単純
なもののみである等の欠点を有している。一方、乾式磁
場成形法はフェライト磁石微粉末に結合剤として、ポリ
ピニールアルコ−ル、酢酸ビニール、ステアリン酸、デ
ンプン、ワックス等を混合し、乾燥した粉末を磁界中で
加圧成形するものである。この方法は湿式法に比較し、
成形所要時間が短く、装置も小さくてすみ、また複雑な
形状の成形にも適している等の長所を有している。しか
し、乾式磁場成形法においては、湿式法に比較しフェラ
イト磁石粉末の配向は低く、したがって磁石の性能が低
くなるという欠点も有する。また、フェライト磁石微粉
末(一般に2ム以下)は成形性が悪いという欠点も合わ
せて考慮しなければならない。従釆、この成形性とフェ
ライト磁石粉末の配向性に関しては、相反する煩向を示
している。また乾式成形法においては、成形用粉末が飛
散しやすく、工場内の作業環境が非常に劣悪になってい
るのが、この種の工業の大きな欠点でもある。本発明は
乾式磁場成形法において、磁気特性の低さを大幅に改善
すると同時に、成形用粉末の成形性及び工場の作業環境
についても著しく改善するものであり、1工業上非常に
有益である。
一般に、乾式磁場成形用粉末は、フェライト磁石粉末に
PVA等のバインダーを溶液状にして混合し、乾燥、解
砕して製造していた。本発明はPVA等のバインダー溶
液とフェライト磁石微粉末を混合し、このスラリーを2
0のe以上の磁界中で配向処理した後に、スラリーを乾
燥固化し、16メッシュ以下に解砕、整粒してから、こ
の成形用粉末を磁界中で鼓式成形し、焼成するものであ
り、従来の乾式磁場プレス法に比較し、大幅な磁気特性
と成形性の向上を実現すると同時に作業環境を著しく改
善するものである。以下この発明での実施例を示す。
実施例 1 炭酸ストロンチウム(Sに03)と酸化第2鉄(Fe2
Q)をモル比で1:5.6の割合で混合し、1230午
0で1時間仮焼成し、ボールミルで約1ムに微粉砕した
上記粉砕粉末lk9に10%PVA水溶液150の【、
蒸留水850の‘を加え、ボールミルで1時間混合した
このスラリ−を表面の磁束密度150に程度を有する永
久磁石に付着させたままで乾燥、あるいは一時付着させ
た後、磁石を取り去り乾燥したものを、16メッシュ以
下に解砕、整粒した。この粉末を約郎0eの磁界中で直
径4仇吻、高さIQ側の円盤状に、試料圧1のn/めで
成形した後、1230午○で1時間本焼成を行ない、磁
気特性を調べた。その結果を第1表に示す。第1表 磁気特性の大幅な向上が認められる。
実施例 2 実施例1と同様の方法で製造したストロンチウムフェラ
イトの微粉末スラリー2.2k9(水分31wt.%)
に10%PVA水溶液を150私混合した。
このスラリ‐を表面の磁束密度loo的程度を有する磁
石に付着させたまま乾燥、あるいは一時付着させた後、
磁石を取り去り乾燥したものを16メッシュ以下、16
〜32メッシュ、32〜60メッシュ、60メッシュ以
下に解砕、整粒した。この粉末を実施例1と同様の条件
で乾式磁場プレスした後、1250つ0で1時間焼成し
、磁気特性を調べた。その結果を第2表に示す。第2表 粒子径の小さい粉末を含んだ方が磁気特性の向上する煩
向が見られ、スラリーを磁界処理することによって磁気
特性の大幅な向上が認められる。
実施例 3実施例1と同様の方法で製造したストロンチ
ウムフェライトの微粉末スラリー2.2k9(水分30
%)に10%PVA水溶液を300泌混合した。
このスラリーを、磁極間隔20柵、中心磁場が0〜1皿
oeの電磁石内で乾燥、あるいは一時電磁界中で磁化し
た後、取り出して乾燥したものを、60メッシュ以下に
解砕、整粒した。この粉末を実施例1と同様の条件で乾
式磁場プレスした後、1250℃で1時間焼成し、磁気
特性と成形性について調べた。また、直径2伽の穴より
粉末を、30伽直下に位置する直径1&次の容器に落下
させる操作を20回繰り返し、粉末の飛散についても調
べた。磁気特性の結果を図に示す。図中実線はスラリー
を電磁石の磁界中で乾燥して製造したものの磁気特性と
スラリ−の処理磁界の強さとの関係を示し、破線はスラ
リーを電磁石中で一時磁化した後、取り出して乾燥して
製造したものの磁気特性とスラリーの処理磁界の強さと
の関係を示す。この結果から、50のe程度の処理磁界
ですでに磁気特性はほぼ飽和値を示し、スラリーの磁界
処理の効果は20Kお程度の磁化でも顕著であることが
わかる。また、これら成形用粉末は成形性、飛散性につ
いても優れており、それらの指標のひとつともなる単位
重量当りの粉末の体積と、飛散についての結果を第3表
に示す。
第3表尚、磁界処理を施さない70cc/10雌rの粉
末を使用した場合、磁気特性はBr260の,BHc2
20のe,(BH)max.1.9MG戊となつた。
一般に、単位重量当りの体積が小さくなるにつれて、粉
末の成形が容易になり、また粉末の飛散量が少なくなる
ことが知られている。本実施例における体積の違いは特
に成形性において非常に優れていることを示唆しており
、粉末飛散量の減少は磁化処理によって生じたと考えら
れる。実施例3において、スラリーに磁界処理を施すこ
とにより、磁気特性の大幅な向上と、成形性の著しい改
善と、飛散量の大幅な減少が認められる。
一般に、従釆の乾式磁場成形において、フェライト磁石
粉末の成形性と異万性は相反する煩向を示していたが、
本発明はこの点を著しく改善するものであり、磁気特性
の大幅な向上と成形性の著しい改善が可能となる。
また、この種の工業で、工場の環境悪化に大きく寄与し
ていた粉末の飛散に対しても顕著に改善される。特に、
スラリ−を磁界中にて乾燥する方法に比較して、スラリ
ーを一時磁化した後、磁界を取り去り乾燥して成形用粉
末を製造する方法は、その処理量において、より以上に
工業化に適している。実施例1と実施例2、実施例3で
明らかなように、フェライト磁石微粉末とバインダー溶
液を混合したスラリ−に、工業的にも容易に実現できる
20Kお以上の磁界を作用させることにより、従来の乾
式成形法では到達が非常に困難であった磁気特性と成形
性の向上を容易に実現することができると同時に、成形
用粉末の飛散を著しく減少できるので、工場の作業環境
が大きく改善される。
上記実施例では、酸化物磁石粉末としてストロンチウム
粉末と、バインダー溶液としてPVA水溶液についての
み述べたが、本発明はこれのみに限定されることなく、
酸化物磁石粉末としてバリウム、ストロンチウム、鉛、
カルシウム等の1種又は2種以上を含むフェライト磁石
粉末と、バインダーとしてPVA、メチルセルロース、
酢酸ビニル等液状で混合可能なものを1種または2種以
上含むスラリーについても適用できるものである。また
フェライト磁石微粉末に粉末状のバインダーと分散液を
混合懸濁したスラリーについても同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
図は実施例3において、スト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 酸化物磁石微粉末に液状のバインダーを混合したス
    ラリーに200Oe以上の磁界を印加してから、これを
    乾燥した後、16メツシユ以下に解砕、整粒し、この整
    粒粉末を乾式で磁界中加圧成形後、焼成することを特徴
    とする異方性酸化物磁石の製造方法。
JP52132461A 1977-11-07 1977-11-07 酸化物永久磁石の製造方法 Expired JPS6022483B2 (ja)

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JPS5466496A JPS5466496A (en) 1979-05-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01114005A (ja) * 1987-10-28 1989-05-02 Fuji Elelctrochem Co Ltd 永久磁石粉体の造粒方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5067997A (ja) * 1973-10-22 1975-06-06

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