JPS6022334B2 - 撮影前自動フイルム空撮り装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモータドラィプフオーカルプレーンシャッタカ
メラの撮影前自動フィルム空撮り装置に関する。

モータドラィブカメラは、撮影者に撮影するという目的
以外の操作の負担をできる限り除去してやり、常に被写
体に対する撮影動作に専念させることができるようにす
るために開発されたものであるということができる。

その開発目的と、シヤツタチヤンスを逃さないようにす
るために、カメラは、セットされている状態を常に形成
するようにし、シャツタレリーズに引き続いてフィルム
とシャツ夕のチャージジまたはセットを行なうように構
成されているモータドライブカメラがある。そのような
カメラにおいて一般撮影状態においてはしりーズ釦の押
しさげ等により撮影信号を発生させさえすればフィルム
巻上等は自動的に行なわれ特に配慮を要しない。新しい
フィルムを装填するるときには、良く知られているよう
にフィルム先端部複数枚、通常はゞ３コマ分の装填の作
業のために感光するため、３コマ分空送りをしなければ
ならない。このような空送りは通常の手巻上のための巻
上しバ一を併存させているモータドライブカメラでは、
カウンタを見ながら手動で行なえば良く、操作時間が長
くなる難点を除けば、設計上も使用上もそれほど問題に
ならない。モータドラィプカメラの撮影前のコマ送りを
モータで行なう装置が提案されているがいずれも機造が
複雑であるなどの欠点があった。またそのような自動コ
マ送りを、いわゆる電磁シャツ夕などに適用するときは
種々の困難が生じる。

シャツ夕がチャージされた状態にあるので、フィルム巻
上磯機はそれ以上巻上ないように阻止されている状態に
あるから、その阻止を解除してやる必要がある。しかし
この解除機構は機械的に複雑になる。本発明の主たる目
的は、合理的な撮影節目勤空撮り装贋を提供することで
あり、さらに他の目的は、後幕のスタート制御を電磁装
贋を用いて行なうモータドライプフオーカルプレーンシ
ヤツタにおける撮影前自動空撮り装置を提供することに
ある。

前記主たる目的を達成するために本発明による撮影前自
動フィルム空撮り装置は、常時シャツタチャージの状態
にあり、シャツタレリーズ信号によるシャツタ動作の終
了に続いてシャツ夕およびフィルムの巻上を行うモ−タ
ドラィプフオーカルプレーンシャツ夕のフィルム送り袋
直において、動力伝達機構中に設けられている１回転制
限カムと、巻上終了後に前記カムの係合部に係合し巻上
を阻止しシャツタ動作の終了により離脱させられる１回
転制限レバーと、前記１回転制限カムの１回転ごとに歩
進させられ裏蓋開放により復帰させられるカウンタラチ
ェットと一体に設けられているカウンタカムと、前記カ
ウンタカムにより技初の複数コマ送りの間閉成される前
記しリーズ信号発生スイッチと並列に接続されている初
期スイッチとを含み前記初期スイッチが閉成されている
間は自動的にシャツ夕を動作させ前記１回転制限レバー
を離脱させることにより順次最初の複数コマの空撮りを
行なうように構成してある。

また亀磁装置によりシャツタスピードの制御を行なう形
式のものでは後幕のスタート制御を電磁装鷹を用いて行
ない、シャツタレリーズ信号によりシャツタ動作終了に
続いてシャツ夕およびフィルムの巻上を行なうモータド
ライプフオーカルプレーンシヤッタのフィルム送り袋直
において、動力伝達機構中に設けられている１回転制限
カムと、巻上終了後に前記カムの係合部に係合し巻上を
阻止しシャツ夕動作の終了により離脱させられる１回転
制限レバーと、前記１回転カムの１回転ごとに歩造させ
られ裏菱開放により復帰させられるカウンタラチェット
と一体に設けられていいるカウンタカムと、前記カウン
タカムにより最初の複数コマ送りの間閉成される前記し
リーズ信号発生と並列に接続されている初期スイッチと
、前記カウンタカムにより最初の複数コマ送りの間閉成
され前記電磁装置を不作動にする電磁装置制御スイッチ
を含み、前記初期スイッチと前記電磁装置制御スイッチ
が閉成されている間はシャツ夕を自動的短時間内に作動
させ前記１回転制限レバーを離脱させることにより最初
の複数コマの空撮りを行なうように礎成してある。上記
構成によれば、本発明の目的を完全に達成することがで
きる。

以下図面を参図照して本発明をさらに詳しく説明する。
第１図は本発明による装置が適用されるモータドラィブ
カメラの伝達構造の一実施例を示す展開的斜視図、第２
図は断面図である。モータ１はまずモータ取付台２に固
定される。

このモータ取付台２は、スプール歯車３を受ける外周を
有しており、中心はモータ１の出力軸ｌａを貫通させる
十分に大きな孔が設けられている。取付台２の先端には
ねじが設けられており、ナット５で地板４に固定される
。モータの出力軸ｌａの先端にはモータ歯車６が固定さ
れており、この歯車６６を介してモータ１の出力は地板
４の上側の減速歯車列７に結合される。減速歯車列７の
出力は地板４を貫通して垂直に支持されている１回転軸
８に固定されている歯車９に結合される。軸８の上側に
は１回転制限板１０、カウンタ軸鰯カム１２が固定され
ている。また地板４の下側でかつ軸８の下端に伝達歯車
１１が固定されている。そしてこの伝達歯車１１は、前
記取付台２により地板４の下側で受けられているスプー
ル歯車３およびスプロケツト歯車１４に結合されている
。スプール歯車３と一体に設けられている綾部には切欠
部３ａが設けられており、フリツクションぱね１６の突
片１６ａが結合させられている。このフリックションば
ね１６は上下で回転可能に支持されているスプール１７
の内周に摩擦結合しており、スプール歯車の回転をスプ
ール１７に伝達する。スプロケット歯車１４と同軸一体
にセクタ歯車１５が設けられており、この歯車を介して
シャツタチャージ力が伝達される。

戻り歯車２０はばね２１により、第１図時計方向の回転
力が与えられている。セクタ歯車１５がある角度だけ回
転してくると、戻り歯車２０とかみあい、戻り歯車２０
は、前記ばね２１に逆って時計方向に回転を始める。戻
り歯車２０に槍立されているピン２０ａは、先幕歯車２
２に固定されているピン２２ａに結合し、先繁歯車２２
を押し回す。先様歯車２２には先幕ピニオン歯車２３が
結合されており、この回転により先幕が巻き取られる。
先纂歯車２２の上側にはピン２２ｂが槌立されておりこ
のピン２２ｂが後纂歯車２４に固定されているピン２４
ａを押し後幕歯車２４も同様に時計方向に回転させられ
、その歯車２４に結合して後＊ピニオン歯車２５を回転
させて後幕を巻き上げるように構成されている。先後幕
の定量巻上スブール回転は次のようにして行なわれる。
モータ１が回転し、減速された回転が１回転制限カム１
０を有する麹８に伝達されると、この回転は前述したス
プール歯車３に伝達され、スプール１７を回転させると
ともにスプロケツト歯車１４と一体のセク夕歯車１５に
伝達される。スブロケット歯車１４がスプロケツト６５
を回転させながらある角度だけ回転するとセクタ歯車１
５が戻り、歯車２０とかみあい戻に歯車２０のピン２０
ａが先纂歯車２２ａを、先纂歯車２２のピン２２ｂが後
幕歯車２４を回転させ、先繁ピニオン２３、後※ピニオ
ン２５を回転させて、先、後幕を巻き上げる。

セクタ歯車１５と戻り歯車２０との結合回転が進み、セ
クタ歯車１５の最後の歯のかみあいがはずれる直前に、
、先纂および後幕はそれぞれ巻上終了位置にフックされ
シャツタ巻上終了の状態が形成される。セクタ歯車１５
の最後の歯が戻り歯車２０とのかみあいからはずれると
、、戻り歯車３０は、ばね２１によって反時計万向（第
１図）に戻され元の定位直に復帰する。セクタ歯車１５
がさらに回転を行なうと１回転制限板１０の切欠１０ａ
に１回転制限レバー１３が入りこんで回転は停止する。
次にシャツ夕をしリーズするときは、レリーズ信号によ
り、図示しないミラーが上昇させられ、先＊フックが解
除され、先幕が走行し続いて後纂が走行する。

後纂走行に関連して後纂歯車２４が回転しその終期に後
孫歯車に槍立されているピン２４ｂが、１回転制限レバ
ー１３を時計方向に回転させ１３ａを１０ａから離脱さ
せる。第３図は本発明によるフィルム空撮り送り装置と
カゥンタとの関連を主として示す図である。

１回転制限板１０はシャッターチャージフィルム巻上の
一作動で正確に１回転が行なわれる。

この１回転制限板１川こは前述したカゥンタ駆動カム１
２が設けられておりこれ等はカメラの１作動で正確に１
回転が行なわれる。このカウンタ駆動カムによるフィル
ム１コマ巻上ごとに、ぱね３１により時計方向に付努さ
れているカゥンタ駆動レバー３０を揺動させて、力ウン
タ送爪３２を作動させラチェット歯車３３を歩進させる
。ラチェット歯車３３は図示しないばねによって常に零
点に戻ろうとする力が与えられているが、カウンタ停止
爪３４により戻りが阻止されている。ラチェット歯車３
３にはカウンタ文字板を兼ねるカム板３５が一体に設け
られていりる。フィルム装填のために裏舞蓋３６を開け
るとばね４１により反時計方向の回動力が与えられてい
る繁蓋連動レバー３７が反購計方向に移動し、停止爪３
４および送り爪３２をラチェット３３から離脱させる。
この結果もしカウンタが歩進させられていたらカウンタ
カム３５は第３図の位直に復帰し文字盤のＳは指標に一
致する。この状態においてカウンタカム３５の外周方向
に突出している凸部３５ａはスイッチＩ８の後片に接触
し姿片を接触させる。繁蓋３６を閉じると、姿蓋３６に
より、、レバー３７がばね４１に抗して、第３図に示す
位置に復帰させられ爪３２，３４をラチェツト３３に係
合させるとともにスイッチ３８を閉成する。第４図は電
源モータドラィプ回路とスイッチの関係を示した図であ
る。

通常の撮影状態においては電源スイッチＳｏをオンにし
てレリーズスイッチＳ，をオンにするとモータドラィブ
回路が作動する。このスイッチＳ，の閉成によりレリー
ズ信号が発生し、モータドライブ回路に含まれている電
磁レリーズ袋直等が作動し、シャツ夕をレリーズしシャ
ツ夕動作終了により１回転制限レバー１３が１回転制限
板１０から脱出し巻上可館になる。本発明によるこの実
施例において、前述したスイッチ１８とスイッチ３８の
直列回路は前記レリーズスィッチに並列に接続されてお
り、、裏菱３６が閉じられ、スイッチ１８及び３８がオ
ンにされたときに前記スイッチＳ，を押さなくても、前
記しリーズ信号に対応する信号が発生し、自動的にモー
タドラィプ回路が働き、シャツタレリーズ、諸機構のチ
ャージ、またはセットが順序を保って行なわれる。この
動作により前述したようにカウンタカム３５は歩進させ
られ突起部３５ａ（この実施例では３コマ）がスイッチ
１８の突起部から離れるとスイッチ１８はオフとなり、
初期信号の送出は阻止される。このときカウンタの表示
はカウンタの文字１が指標に対応する。、この状態にお
いて、フィルムの巻初めの部分の露光されている部分は
すべてスプール１７側に送られ、光軸上には第１回目撮
影のフィルムがもたらされている。次に後幕のスタート
制御を電磁装置を用いて行なうモータドライブフオーカ
ルプレーンシヤツタカメラに適した撮影前フィルム空撮
り装置の実施例について説明する。第５図はカウンタ機
礎との関連を示す図である。第６図はモータドラィプ回
路、露光時間を制御する蕗光回燐を示す実施例回路であ
る。第５図に示したカウンタの作動は第３図に関連して
説明したところと変らない。カウンタカム３５の突部３
５ａに接触するスイッチ１８は接片１８ａ，１８ｂ，１
８ｃを有し、１８ａ−１８ｂは露光回路を制御するスイ
ッチとし、１８ｂ−１８ｃは前述した繁蓋に関連するス
イッチ３８と直列に接続され、しリーズスィッチＳ，に
並列に接続される。、スイッチ嬢片１８ａは、抵抗Ｒを
介して電磁装置Ｍｇを負荷とするトランジスタのベース
に接続されており、１８ａと１８ｂが接触しているとき
は第６図に、示す露光回路からどのような信号が印加さ
れていても鰭磁装置Ｍｇに電流を供給しないようにして
ある。Ｓｏはモータドラィプ回路の電源スイッチ、Ｓｏ
′はシャツ夕速度制御回路の電源スイッチである。上記
礎成においてカメラにフィルムを装填し裏蓋を閉じると
スイッチ３８はオンとなり、スイッチ１８はカウンタカ
ムの凸部３５ａによりすべての榛片が接触さられるから
、、自動的にカメラ動作が開始させられスイッチ１８が
凸部３５ａから離脱させられるまでカメラ動作とカウン
タ送りが行なわれる。この場合において電磁菱魔Ｍｇは
不作動にさせられるので、シャツ夕は最高速または全く
開かずに走行し、この３コマ空撮りに要する期間は箸る
しく短縮させられる。３コマ空撮りを終了した状態では
カウンタ３５の文字１は指標に一致し、第１コマ目の撮
影が可能な状態にある。

この実施例では、後繁保持用のマグネットの通電電流を
阻止する例を示したが、シャツタ制御回路自身を、例え
ば制御回路に供給される電流を遮断することにより不作
動にすることもできる。また比較的高速の一定値に固定
してしまうことによっても、本発明における不作動にす
ることも可能である。本発明による装置は以上のように
構成されているからフィルム装填時に自動的に、かつ電
磁装置を不作動にするときは何等の操作をすることなく
短い期間で複数コマの空撮りが行なわれるので、本発明
の目的は完全に達成できる。

以上の説明から明らかなように本発明による装置では所
期の目的を達成するために何等の機構部材を追加する必
要がないなどの秀れた効果も得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるカメラの撮影前自動コマ送り菱直
が適用されるカメラの動力伝達機構の構成例を示す展開
的斜視図、第２図は同断面図、第３図はカゥンタ機構と
の関連を示す平面図、第４図は回路の実施例を示す回路
図、第５図は電磁菱壇を制御する場合のカゥンタ機構と
の関連を示す平面図、第６図はその場合の回路の実施例
を示す回路図である。 １…モータ、２・・・モータ取付台、３・・・スプール
歯車、４・・・地板、５・・・ナット、６・・・モータ
歯車、７…減速歯車列、８・・・１回転軸、９・・・１
回転歯車、１０・・・１回転制限板、１１…伝達歯車、
１２・・・カゥンタ駆動カム、１３・・・１回転制限レ
バー、１４・・・スプロケツト歯車、１５・・・セクタ
歯車、１６…フリクシヨンばね、１７…スプール、１８
…スイッチ、１９・・・ばね、２０・・・戻り歯車、２
１・・・戻し‘まね、２２…先纂歯車、２３・・・先纂
ピニオン、２４・・・後纂歯車、２５・・・後幕ピニオ
ン、３０・・・送爪駆動レバー、３１・・・駆動しバー
ばね、３２・・・力ウソタ送爪、３３・・・ラチェット
歯車、３４・・・カウンタ停止爪、３５・・・カウンタ
カム、３６・・・裏蓋、３７・・・菱蓋連動レバー、３
８・・・スイッチ、Ｓ・・・・レリーズスィツチ、Ｓの
Ｓｏ′・・・電源スイッチ。 第１図第４図 第２図 第６図 図 の 船 図 山 船

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 常時シヤツタチヤージの状態にあり、シヤツタレリ
   ーズ信号によるシヤツタ動作の終了に続いてシヤツタお
   よびフイルムの巻上を行なうモータドライブフオーカル
   プレーンシヤツタのフイルム送り装置において、動力伝
   達機構中に設けられている１回転制限カムと、巻上終了
   後に前記カムの係合部に係合し巻上を阻止しシヤツタ動
   作の終了により離脱させられる１回転制限レバーと、前
   記１回転制限カムの１回転ごとに歩進させられ裏蓋開放
   により復帰させられるカウンタラチエツトと一体に設け
   られているカウンタカムと、前記カウンタカムにより最
   初の複数コマ送りの間閉成される前記レリーズ信号発生
   スイツチと並列に接続されている初期期スイツチとを含
   み前記初期スイツチが閉成されている間は自動的にシヤ
   ツタを動作させ前記１回転制限レバーを離脱させること
   により順次最初の複数コマの空撮りを行なうことを特徴
   とするモータドライブフオーカルプレーンシヤツタカメ
   ラの撮影前自動フイルム空撮り装置。 ２ 後幕のスタート制御を電磁装置を用いて行ない、シ
   ヤツターレリーズ信号によりシヤツタ動作終了に続いて
   シヤツタおよびフイルムの巻上を行なうモータドライブ
   フオーカルプレーンシヤツタのフイルム送り装置におい
   て、動力伝達機構中に設けられている１回転制限カムと
   、巻上終了後に前記カムの係合部に係合し巻上を阻止し
   シヤツタ動作の終了により離脱させられる１回転制限レ
   バーと、前記１回転カムの１回転ごとに歩進させられ裏
   蓋開放により復帰させられるカウンタラチエツトと一体
   に設けられているカウンタカムと、前記カウンタカムに
   より最初の複数コマ送りの間閉成される前記レリーズ信
   号発生スイツチと並列に接続されている初期スイツチと
   、前記カウンタカムにより最初の複数コマ送りの間閉成
   され前記電磁装置を不作動にする電磁装置制御スイツチ
   を含み、前記初期スイツチと前記電磁装置制御スイツチ
   が閉成されている間はシヤツタを自動的短時間内に作動
   させ前記１回転制限レバーを離脱させることにより最初
   の複数コマの空撮りを行なうことを特徴とするモータド
   ライブフオーカルプレーンシヤツタカメラの撮影前自動
   フイルム空撮り装置。