JPS6022203B2 - 家具接合具用のグロメツト - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は手造り家具などで使用するための接合臭に関
するものであり、特に前記のような接合具としての射出
形成によるプラスチック製プラグとグロメットに関する
ものである。

手造り家具を禾経験者でも迅速容易に組立てることがで
きるようにするには工場でパネルに接合臭の部品を取付
けて置くことが必要である。

種々の装置が現在用いられているが、接合結果の確実性
と接合臭組立体の複雑度とは必ずしも一致しない。先順
のプラグとグロメットも使用に際して幾多の不利点のあ
ることがわかったが、特に木製パネル以外の材料の場合
、露呈したパネル縁と他のパネルの露出面とが必ずしも
一致しないことが主な課題である。

そこで、この発明の目的は、２枚のパネルを確実に接合
することができて、作業者の側としては最小限の熟練度
しか要らない簡単でがん丈な構造の家具接合臭を提供す
ることである。

１つのプラグと１つのグロメツトとから構成されている
この接合臭は、プラグとグロメツトの成形形状によりこ
れら２つの部品が整合し易くなっているので、木製パネ
ル内に自動的に容易にはめ込めるようになっている。

グロメットを機械で素速くはめ込めるようにするために
、各グロメツトを他のグロメットと同じように整列させ
、いつしよに並べるかまたは樺形にして接合してよい。
次いでグロメットを正確に揃えて素遠く挿入機へ送る。
プラグは、一方の面に関口があって一縁に向って開いて
いるパネルに正確に合わせないとはめ込むことができな
いような形になっているので、プラグはその整合を容易
に確かめることができ、かつ確実にすることができる。

この発明による家具接合臭組立体は、１つのプラグと、
１つの締め具と、１つのグロメットとを含んでおり、前
記プラグはだいたい円筒形の都材であって少くとも１つ
の平らな側面を有しており、更に前記側面から半径方向
に斜めに突き出ていて、かつ内筒が貫通しているスピゴ
ットを有しており、前記グロメットはその端部の１つに
支持面を有するだいたい円筒形のシャンクを含んでおり
、更に前記シャンクにはシャンクの軸に対し頃斜してい
る内筒が貫通しており、前記締め具は使用の際前記プラ
グの内筒を通過して前記グロメットの内筒中に突き出る
ようになっている。この発明の２番目の態様によれば、
家具俊合具のためのプラグが、１つの平らな側面を有す
るだいたい円筒形の胴体と、前記側面から半径方向に斜
めに突き出ていて、縦方向に内筒が貫通している１つの
スピゴットとを含んでおり、前記胴体は周方向に突き出
た爪を備えているが、前記爪は前記スピゴットの内節の
軸心に対し平行の平面内に突き出ていることが好ましい
。

前記胴体部は平面図でだいたい円形であるのが好ましい
が、各種のパネル材に適するように他の形状をしていて
もよい。

たとえばパネルの材料が破損し易い場合には、キー穴形
またはＴ形のものを用い、応力を強く受ける部分をパネ
ルの緑から離しておくこともできる。簡単な二つ割り鋳
型を用いて射出成形工程でプラグを簡単に形成できるよ
うにするためには、プラグのために、鋳型部品をスピゴ
ットの内筒の鞄心に沿った方向に分離するように作るこ
とができる形状を採用することが必要である。

この発明の更にもう１つの態様によれば、家具接合臭で
使用するためのグロメットは、その端部の一端に支持面
を有するほぼ円筒形のシャンクから成り、前記シャンク
は更にシャンクの両端まで貫通した円形内筒を有し、前
記内筒の鞠心はシャンクの鞠心に対し煩斜しており、か
つシャンクの鞠心と交さしている。

前記内筒の軸心とシャンクとは、シャンク体の内部また
は外部の一点で交さすることもある。前記シャンクはま
た、その支持面から遠隔の一端でシャンクの両端まで完
全に延びるかまたは部分的に延びている横スロットを有
することもある。前記シャンクのまわりに完全に延びる
か或いは、平たん部分または溝によって分離された縦列
に形成するかして、グロメツトのシャンクの外側面に爪
を形成することもある。

以下、この発明によるプラグとグロメットを含む接合臭
を添付図面を参照して説明する。さて、図面を見ると第
１図には、２枚のパネル、Ｂと○を直角に接合している
家具接合具が見られる。

この接合臭は、プラグ１、グロメット２、および前記プ
ラグの傾斜内筒５を通してグロメットの内筒１２中へ矢
印Ａの方向に突き出ているねじ１３を含んでいる。好ま
しい形のねじは、その円筒形のシャンクの直径が、グロ
メットの内筒の直径とだいたい等しくなっており、かつ
そのねじ山が、ねじの導入機の円筒形シヤンク部分を残
して、シャンクの先端近くの一点からねじ頭の基部に至
るまで形成されている。シャンク部分がこのようになっ
ているので、ねじは内筒と正確に一致してグロメットの
内筒中へ確実にねじ込まれる。第５図に平面図で見られ
るプラグ１は、平たん側面３を設けるために除去したセ
グメントを備えた概ね円板形の都材であって、平たん側
面３上にはスピゴット４が形成されており、このスピゴ
ット４はプラグに対し半径方向に突き出ていて平たん側
面３に対し傾斜しており、スピゴツト４には傾斜内筒５
が貫通している。

煩斜内筒５は、第８図で最もよく見られるように、プラ
グ内の凹部６と運適していて、ねじをねじ込むためにね
じ頭に接近できるようになっている。内筒５の各側でプ
ラグ１を横切って補強リプ７が延びていて、床９を３つ
の部分に割している。

床９とリブ７とがプラグを強化し、プラグが応力でねじ
れないようにしている。プラグ１の外側面には多数の逆
止爪１０が形成されており、これらの爪１０はプラグの
胴体部をめぐって周方向に延びており、また内筒５の麹
心に対し平行の平面内に延びるように形成してある。

床９もまた好ましくは内筒５の軸０に対し平行になって
いる平面内で延びており、このような形状になっている
ので、鋳型部品がプラグの内筒５の軸心に平行な方向に
分離する２つ割鋳型の中で、胴体部、スピゴット、リブ
、床および逆止爪を一体的に形成することができる。

第１図ないし第３図に見られるグロメット２は、プラグ
のスピゴット４の端部と協力する支持面１１をその端部
に備えた概ね円筒形の部品である。

支持面１１は、内筒１２の藤に対し垂直の平面内に整合
させてあるので、スピゴット４の端面と支持面１１とは
、ねじ１３を締めつけた場合に相互に対しすべらないよ
うにしてある。グロメットの外周面に設けた逆止爪８が
パネルをつかみ、グロメツトがパネルから抜け出ないよ
うにしっかりと保持する。グロメットの表面には溝１５
が形成してあり、これにより逆止爪８は４つに分離され
ている。溝１５があるので、グロメットをパネル内には
め込んだ後グロメツトはその轍心を中心にして回転する
ことがなく、したがってグロメットとプラグとの間が正
確に整合されている。グロメット中に内筒１２が設けて
あるが、この内筒はねじの挿入方向に整合するように約
２００の角度でグロメツトの藤心に対し傾斜している。
グロメットはまた、支持面１１とは反対側の端部に内筒
１２と交さしている半径方向のスロット１４も備えてい
る。

このスロットはねじを内筒１２中にねじ込んだ場合に端
部を膨張させるためのもので、パネルの取付けが確実に
行われる。この接合臭は両部品の内筒の整合が重要であ
ることがわかる。この整合は、自動挿入技術について次
に説明するこの発明の特性によって著しく促進される。
この接合臭を取付けるには、グロメットを受入れるめく
ら内筒をパネルＢ内に設け、プラグを受容するための凹
部６をパネルＣの緑に形成する。

次いで、支持面１１を露呈させ、かつグロメットの内筒
１２を第１図に示すように整合させて前記めくら内筒の
中へグロメット２をはめ込み、平たん側面３をパネルＣ
の縁とだいたい一致させてプラグをパネルＣの凹部の中
へはめ込む。次いで２枚のパネルをいつしよに突き合わ
せ、スピゴット４の端部がグロメットの支持面１１に当
俵するようにして両部材の内筒５と１２を整合させる。
次いでプラグの凹部６内にねじ１３を配置し、次にこれ
を内筒５に通してグロメットの内筒１２中にねじ込んで
プラグとグロメットとをいつしよに稀付けて接合を完了
する。グ。

メツトの中へねじをさし込むと、グロメツトにスロット
１４があるのでグロメットは半径方向に膨張させられる
。スロット１４は内筒１２の直径よりも幅がせまく、内
筒１２に交さしてグロメットの軸心に対し半径方向に突
き出ているのが好ましい。グロメットが半径方向に膨張
すると逆止爪８がパネルＢを確実につかんで、普通の荷
重ではグロメットはパネルから引抜けない。この接合は
ねじを引抜くことによって容易にゆるめられる。

第１１図に見られる組立部の分解部品配列図に示した蓋
板１９を取付けて「接合臭の組立て後にプラグの上部と
ねじ頭とをかくすこともある。

蓋板はやや皿形をしたＤ形板が好ましく、蓋をしないと
露出しているプラグ１をか〈すようにこの蓋板を配置す
る。蓋板の直線緑はプラグの平たん側面３の平面内にあ
ってパネルＢに当綾している（第１図）。蓋板は、蓋板
の凹面から突き出ている２またの突起で保持し、かつプ
ラグ１の床９のスロット１７内に保持するのが好ましい
。さて、第２図および第３図を参照すると、ここにはグ
ロメットの好ましい実施例が示してある。

この好ましいグロメツトには簿１５があって、逆止爪８
を４つに分離している。爪は支持面１１から離れた端部
近くに形成し、グロメットをパネル内にさし込んだ場合
に爪がパネルの面の下方に離間しているようになってい
るのが好ましい。このようにして置くと、パネルＢの面
に張ったベニヤ板にき裂を生じさせないのに役立つ。支
持面１１、傾斜内筒１２、およびスロット１４など、こ
れらすべては第１図に示したグロメツトについて既に説
明したものと同じである。

第４図は第１図のグロメットを自動挿入に用いる形で示
したものである。見られるとおり、これらのグロメット
は榛形に、すなわち同形に形成して薄いぜし、弱なゥェ
プ１６で接合された複数のものとして成形してある。こ
の特性は、グロメットをマガジンから挿入機へ供給する
ことができるので、グロメットを予め準備した関口の中
へ自動的に挿入するのに非常に役立つ。強調すべきこと
は、綾形に成形したグロメットはすべて同様に整合され
ること、すなわち、すべてのグロメットの軸心が平行で
あるし、またすべての内筒の軸心も平行であって、機械
に供給したグロメツトはみな同じように確実に整合する
ことである。挿入のさし・に、ウェプ１６が破れて、挿
入されたグロメットが残除の樺形部から分離する。正し
くない状態にさし込んだグロメットを直すことができる
ようにするために、グロメットの端部に半径方向のスロ
ットまたは他の形状を設けておき、スロットに工具をか
み合わせてグロメツトを所要の方向に向かせるようにす
ることもある。

第１１図に見られるグロメット２はそのようなスロット
２０を有している。この発明のプラグとグロメットを使
用して得られる王なる利点は、まず第１に２枚のパネル
をより正確に位置づけることができ、第１図に見られる
面ＥおよびＦを精密に整合させて、ねじを充分にねじ込
む前にぴったりした平面接合ができること、第２にはプ
ラグをつけたパネルに於てビニールのひび割れの問題が
なくなったことである、というのは、爪１０‘こよって
プラグがパネル内により深く引込まれ易くなり、表面か
ら遠くへ応力が集中させられるからである。

スピゴツトの端面１１を用いて、プラグとグロメツトと
をいつしよに位置づけることにより接合精度が得られる
。

これらの面がねじの軸０に対し垂直になっているので、
ねじから受ける力による位置づけ面上の側力が排除され
る。爪１０が傾斜した形になっているので、プラグ１に
おいては、ねじをねじ込んで緒付けた場合、ねじから受
ける力に対し爪が全く抵抗を示さないが、これはねじか
ら出される力が爪に対し全く平行であるからである。

′これがために、プラグは、プラグがはめ込まれている
凹部内により深くはまり込んでパネルとのかみ合いが一
層強化される。このようにして、パネルの面から応力が
外らされて、表面応力がこのように減少するので、接合
を強化するためにねじを緒付けた場合、パネルの面に張
ったビニールに決してひび割れが生じない。第９図およ
び第１０図は、木材よりも柔かし、材料から成るパネル
に用いるためのプラグの代替形状を示している。この種
の材料に於ては、第１図および第５図に見られるほぼ円
形のプラグでは「パネルの緑を割り易いが、第６図およ
び第７図に示すプラグではこの問題は解決される。なぜ
ならばパネルの緑がそのような高い応力を受けないから
である。主なる応力支持部分は矢印１８で示してあり「
応力を受けるこの部分は、プラグがさし込まれるパネル
の縁から充分に離れていることがわかるが、前記パネル
の緑は第１０図のＺ一Ｚ線に沿っている。上記のプラグ
とグロメットは、適宜の剛性の熱可塑性材料で作ってよ
い。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるプラグとグロメットを含む好ま
しい接合臭の横断面図、第２図および第３図はそれぞれ
グロメットの好ましい実施例の端面図および側面図、第
４図は単一ユニットとして形成された複数のグロメット
の部分断面図、第５図はこの発明によるプラグの平面図
、第６図はプラグの平らな側面に対し垂直方向に見た図
、第７図は第５図の７−７線に沿う断面図、第８図は第
５図の８−８線に沿う断面図」第９図および第１０図は
この発明による他のプラグの一例のそれぞれ側面図と平
面図、第１１図は第１図に示した接合臭の分解部品配列
斜視図で、図中、１はプラグ、２はグロメット、３は平
たん側面、４はスピゴット、５は傾斜穴ないし内筒、１
１は支持面、１２は内筒、１３はねじを示す。 Ｆね．Ｓ． Ｆね．６． Ｆね．ァ Ｓ 〜 ８ ｈ 葦 十 ８ Ｆね．８． Ｆね．９． Ｆ鷹．の． Ｆね．〃

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ プラグ、締め具及びグロメツトを含む家具の接合具
   組立体であつて、 前記プラグはほぼ円筒形で少くも一
   つの平らな側面と、前記側面から半径方向に傾斜して突
   出すると共に、内筒が貫通したスピゴツトと、上記内筒
   の軸心と平行な面内でプラグを横切つて延びる床とを有
   し、結合すべき一方の板の面に円筒形部分を直角にして
   且つ上記平らな側面を上記板の縁に隣接して位置させら
   れる様になつており、前記グロメツトはその一端部に上
   記スピゴツトが突入して当接する支持面を有するほぼ円
   筒形のシヤンクからなり、且つ前記シヤンクには更に内
   筒が貫通していて、前記内筒は前記シヤンクの軸心に対
   して傾斜しており、 前記締め具は使用の際に前記プラ
   グの内筒を通過して前記グロメツトの内筒内に突入する
   接合具組立体。 ２ 特許請求の範囲１の接合具組立体において、プラグ
   の軸心とプラグの内筒の軸心との間の鋭角と、グロメツ
   トの軸心とグロメツトの内筒の軸心との間の鋭角との和
   が９０°である接合具組立体。 ３ 特許請求の範囲１または２のどれか一つの接合具組
   立体において、プラグが前記プラグの両端にまで延びた
   補強リブを有する接合具組立体。 ４ 特許請求の範囲１から３のどれか一つの接合具組立
   体において、プラグは前記プラグの内筒の軸心に平行な
   面内に延びた爪を備えている接合具組立体。 ５ 特許請求の範囲１から４のどれか一つの接合具組立
   体において、グロメツトの有する支持面が平らであり、
   且つ前記グロメツトの内筒の軸心に対し垂直である接合
   具組立体。 ６ 特許請求の範囲１から５のどれか一つの接合具組立
   体において、グロメツトは前記支持面を有する端部とは
   反対側の端部にスロツトを備え、前記スロツトは前記グ
   ロメツトの軸心に対し半径方向に、且つ前記グロメツト
   の内筒に交さして延びる接合具組立体。 ７ 特許請求の範囲６の接合具組立体において、グロメ
   ツトのスロツトの幅は前記グロメツトの内筒の径よりも
   小さい接合具組立体。 ８ 特許請求の範囲１から７のどれか一つの接合具組立
   体において、グロメツトの外側面に円周方向に延びる爪
   が形成されている接合具組立体。 ９ 特許請求の範囲８の接合具組立体において、爪が縦
   溝によつて縦列に分離されている接合具組立体。 １０ 特許請求の範囲１から９のどれか一つの接合具に
   おいて、締め具がタツピングねじ山付きシヤンクを有す
   るねじである接合具。 １１ 特許請求の範囲１から１０のどれか一つの接合具
   で使用するためのプラグ。 １２ 特許請求の範囲１から１１のどれか一つの接合具
   で使用するためのグロメツト。 １３ 特許請求の範囲１２のグロメツトであつて、前記
   支持面に隣接する端部に半径方向のスロツトを有するグ
   ロメツト。 １４ 特許請求の範囲１２または１３のグロメツトであ
   つて、グロメツトはぜい弱なウエブにより複数個が一列
   に結合させられ、各グロメツトの軸心が相互にすべて平
   行で且つその内筒の軸心もまた相互にすべて平行になつ
   ているグロメツト。