JPS6022101B2 - 不織布成形物の製造方法 - Google Patents

不織布成形物の製造方法

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JPS6022101B2
JPS6022101B2 JP53067815A JP6781578A JPS6022101B2 JP S6022101 B2 JPS6022101 B2 JP S6022101B2 JP 53067815 A JP53067815 A JP 53067815A JP 6781578 A JP6781578 A JP 6781578A JP S6022101 B2 JPS6022101 B2 JP S6022101B2
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JP
Japan
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mold
fibers
nonwoven fabric
spinning
fiber stream
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JP53067815A
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利夫 星野
得三 池田
茂夫 藤井
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Tonen General Sekiyu KK
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Toa Nenryo Kogyyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は不織布成形品の製造方法に関する。
さらに詳しくは、1層の不織布からなる深底の不織布容
器及び微細繊維の不織布と大繊維の不織布の2層からる
深底の不織布容器の製造方法に関するものである。熱可
塑性樹脂を熔融級糸し、これを高速の気体によって微細
な繊維としている捕集板上に吹きつけて補集することに
よって不織布を製造する方法は、メルトブロー法((特
関昭49一10258号公報、椿関昭49一48921
号公報、特関昭50一12157び号公報参照として知
られている。
この方法によって得られる不織布は直径が0.5〜20
仏の繊維からなる多孔性の不織布であり、鉛電池の極板
の隔離板、フィルター材、医療用マスク、人工皮革、接
着材などの用途がある。又この不織布とフィルムの積層
物は内張り材、包装材、絶縁材、織帯などに使用されて
いる。従来、この不織布の柔かし、緩衝性及び吸水性を
利用して生鮮食品用の容器を製造しているが、この場合
、不織布は通気性のためフィルムと複合しなければ真空
成形ができない。
又、庄空成形ではそのま)成形が可能であるが、得られ
る容器は剛性が不足して使用の際に不便であり、そのう
え深底容器(深さ5仇岬以上)を成形することも簸かし
い。したがって不織布を利用した容器は、微細繊維不織
布と合成樹脂樹フィルムを複合して適度な剛性をもたせ
て圧空成形法又は真空成形法で成形するが、この場合に
は不織布の伸度が小さいために深底の容器を成形すると
不織布が切断するという問題が起り、また、不織布と合
成樹脂フィルムを複合する工程が増すために製造費が高
くなるという欠点があった。本発明は、このような問題
点を解消するためになされたものであり、部分的に排気
量に差をつけた成形型を使用することにより深底の不織
布容器を製造し、また上記成形型と2基の級糸ダィを使
用することにより繊維径の異なる不織布からなる二層構
造の不織布容器を直接製造することに成功したものであ
る。
すなわち本発明は、【1}溶融状態の熱可塑性樹脂を紡
糸装置に設置した複数個の紡糸孔から連続的に級糸する
と同時に、該紡糸孔に隣接して設置した気体吐出孔から
気体を高速で吐出させて談熱可塑性樹脂の繊維を延伸す
ると共に該繊維と該気体とからなる繊維流を形成せしめ
、次いで繊維流を均一な厚さに瓶集するように部分的に
排気孔を変化させて排気量に差をつけた成形型を移動さ
せながら該成形型に上記繊維流を吹きつけて瓶集するこ
とを特徴とする不撒布成形物の製造方法、及び‘2)2
基の紡糸装置を使用し、溶融状態の熱可塑性樹脂を紡糸
装置に設置した複数個の紡糸孔から連続的に紙糸すると
同時に、該紙糸孔に隣接して設瞳した気体吐出孔から気
体を高速で吐出させて該熱可塑性樹脂の繊維を延伸して
繊維の直径を0.5〜20仏、好ましくは1〜5一と5
0〜200山の各繊維とし、上記気体とからなる各繊維
流を形成せしめ、次いで繊維流を均一な厚さに瓶集する
ように部分的に排気孔を変化させて排気量に差をつけた
成形型を移動させながら該成形型に上記繊縦流を個々に
吹きつけて積層補集することを特徴とする二層構造から
なる不織布成形物の製造方法に関するものである。
本発明において繊維流を吹き付ける成形型5は第1図に
示すような凹状および後出の凸状(第5図、第6図)の
ものが用いられ、その形状としては第1図aのような箱
型、bのような平底の半球型の他、平面を有さない半球
型など種々のものが挙げられる。
この成形勢型‘ま底面排気孔12および側面排気孔13
を有し、第2図に示すように排気ダクト10に連結した
回転ドラム9に配列され、回転ドラム9と共に回転移動
しながら繊維流を吸引補集して不織布成形物を成形する
。この場合、第7図に示すような排気ダクト10を有す
るコンベァ系に配列することも勿論可能である。成形型
5は特に深底不織布成形物7の肉厚を均等にするために
成形型5の底面に対して側面の吸引排気量を大とする必
要があり、そのために成形型5の底面排気孔12に対し
て側面の排気孔13の径を大としてある。排気孔12,
13の直径はIQ岬ぐ以下が望ましく、特に15豚ぐが
好ましい。そしてその構成は、成形型5の排気孔12に
対する排気孔13は面積比として底面/側面が1/2〜
1/20であることが望ましく、特に好ましくは1/5
〜1/10である。この径の大小に加え、排気孔の数を
底面部より側面部のものを多くして吸引排気量を調節す
ることもできる。更に側面部から底面部にかけて連続的
に径を大から小、孔数を多から少と変化させることによ
って、排気量に連続的に差をつけ繊維流を均一な厚さに
浦集することも可能である。また排気孔を有する成形型
に代り各種ネットの使用あるいは両者を併用することも
できる。このネットの目の大きさは10〜30メッシュ
が好ましい。なお、第1図aに示す箱型の成形型5は繊
維流の瓶集及び不織布成形物の連続成形時の離型性を容
易にするために深さ方向(側面)に10度以上の傾斜を
つけることが好ましい。成形型は前記の箱型、半球型に
限られるものではなく、またその材質は金属、プラスチ
ック、木等任意のものでよい。又、回転ドラム9の排気
量は成形型5と紙糸ダィの使用個数及び目的とする不織
布成形物の厚みにより調節され、回転速度は通常目的と
する不織布成形物の厚みにより調節される。
紙糸ダィ2基を使用して二層構造の不織布成形物を成形
する場合、まず1つのダィより成形型5に本発明で規定
されているある一定の直径の繊維の繊維流を吹き付けて
吸引補集した後、この成形型を回転移動させ、次いで本
発明で規定される他の直径範囲の繊維の繊維流を吸引補
集する。
ここで2基の紙糸ダィ1及び3は同じ直径をもったノズ
ルを有するものを用いることができ、この場合、各紡糸
ダィから紙糸する繊維の直径は熱可塑性樹脂の溶融体と
共に吐出する高速気体流の量を調節することにより0.
5〜200ムの範囲で任意に変化させることができる。
例えば、ノズル径0.斑肋0、250肋中当り335個
のノズルを有する25物岬中のダィを用いる場合、ポリ
プロピレン樹脂温度300℃、樹脂吐出塁0.舷ノho
le/min、ガススロツト中0.3脚、空気温度22
0℃の条件下で吐出気体量を5〜0.3の/minとし
た場合に0.5〜200仏の繊維を得ることができるが
、紙糸ダィ1と3の級糸ノズルの径の比を変えることに
よって繊維の直径を変化させてもよい。なお、第6図の
ように2基の級糸ダィを用い、凸状の成形型を用いて内
面が微細繊維で二層構造の深底容器を成形する場合には
、紡糸ダィ3から紙糸した1〜5ムの繊維流4が成形型
5の排気孔12,13を閉塞するために、紙糸ダイ1か
ら紙糸する50〜200山の繊維流2の吸引補集を不能
とする。
したがって、紙糸ダィ3より紙糸する微細繊維の成形型
5への捕集量は目付重量7雌/め以下とし回転ドラムの
排気量を更に増大することが好ましい。更に目的により
紡糸ダィ3から直径が50〜200仏の繊維を級糸し成
形型5に吹きつけ楢集し、次にこの繊維を捕集した成形
型5に、級糸ダィ1から直径が0.5〜20ム、好まし
くは1〜5〃の繊維を紡糸して吹きつけ積層する外面が
微細繊維からなる二層構造の不織布容器を製造すること
もできる。本発明において微細繊維不織布または二層構
造の不織布となる原料樹脂は、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンなどのポリオレフイン、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂を使用できる。
以上説明したように本発明によると不織布の深底容器並
びに微細繊維の不織布に適度な剛性をもたせた二層構造
で深底の不織布容器を直接製造することができる。
したがって不織布とシートの複合工程が不要であるため
に経済的にも有利である。以上に本発明の実施例を添付
の図面に基づいて詳細に説明するまず、第3図に示す級
糸ダィ1からは熱可塑性樹脂の溶融体を連続して級糸し
、加熱加圧した高速気体流で延伸すると共に繊維流2を
形成する。
次に第1図に示す成形型排気孔12,13を有する成形
型5、は排気ダクト10に連結した回転ドラム9に配列
され回転ドラム9と共に回転移動しながら該繊維流2を
吸引補集して不織布成形物7を成形し離型しローラ11
,11′で送られる。このとき回転ドラムは排気効率を
高めるために繊維流2を吹きつける位置以外の成形型5
は成形型隔離板6及び排気遮弊板8で遮断隔絶する。第
4図は第3図に示すものと同じ構造の紙糸ダィ2基を使
用する構成を示すものである。まず、筋糸ダィ3からは
熱可塑性樹脂の溶融体を連続して紙糸し、加熱加圧した
高速気体流で50〜200山の繊維の直径に延伸し、該
気体とからなる繊維流4を形成する。成形型排気孔12
,13を有する成形型5は回転ドラムと共に回転移動し
ながら該繊維流4を吸引補集する。次にこの繊維を総集
した成形型5は回転移動し、紡糸ダィ1から同様に連続
して紡糸する直径が0.5〜20仏、の微細繊維の繊維
流2を吸引補集して内面が微細繊維からなる二層構造の
不織布成形物7′を成形して離型し、ローラー11,1
1′で送られる。このとき回転ドラム9は1基のダィを
用いる場合と同様に排気効率を高めるために繊維流を吹
きつける位置3と2の間以外の成形型5、は成形型隔離
板6及び排気遮弊板8で遮断隔絶する。第7図の場合も
ほ)・これと同様である。以上、凹状の成形型を使用し
て不織布の深底容器を製造する方法を説明してきたが、
目的により第5図および第6図に示すように凸状の成形
型を使用することもできる。
本発明方法により第8図a,cに示すような不織布深底
容器7および第8図b,d,eに示すような繊維蓬の異
なる不織布14,15の2層構造からなる適当な剛性を
有する不織布の深底容器7′を製造することができる。
第9図a,bおよび第10図a,bは本発明の方法で製
造される他の不織布成形物の例を示し第9図は帽子状の
もの第10図はマスクまたはブラジャーカップ状のもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は成形型の断面図、第2図は一部功欠部の成形型
配列回転ドラム斜視図、第3図、第4図は凹状成形型を
使用する本発明の実施態様図、第5図、第6図は凸状成
形型を使用する本発明の実施態様図、第7図は成形型を
コソベア方式で配列した別の実施態様図、第8図は本発
明で得られる不織布成形物の実施態様を示す一部切欠斜
視図、第9図および第10図は本発明で得られる不織布
成形物の別の実施態様を示す概念図aと断面図bである
。 矛1図 矛2図 矛3図 矛ム図 才5図 矛6図 矛7図 オ9図 オ8図 矛10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶融状態の熱可塑性樹脂を紡糸装置に設置した複数
    個の紡糸孔から連続的に紡糸すると同時に、該紡糸孔に
    隣接して設置した気体吐出孔から気体を高速で吐出させ
    て該熱可塑性樹脂の繊維を延伸すると共に該繊維と該気
    体とからなる繊維流を形成せしめ、次いで繊維流を均一
    な厚さに捕集するように部分的に排気孔を変化させて排
    気量に差をつけた成形型を移動させながら該成形型を移
    動させながら該成形型に上記繊維流を吹きつけて捕集す
    ることを特徴とする不織布成形物の製造方法。 2 2基の紡糸装置を使用し、溶融状態の熱可塑性樹脂
    を紡糸装置に設置した複数個の紡糸孔から連続的に紡糸
    すると同時に、該紡糸孔に隣接して設置した気体吐出孔
    から気体を高速で吐出させて該熱可塑性樹脂の繊維を延
    伸して繊維の直径を0.5〜20μと50〜200μの
    各繊維とし、該気体とからなる繊維流に形成せしめ、次
    いで繊維流を均一な厚さに捕集するように部分的に排気
    孔を変化させて排気量に差をつけた成形型を移動させな
    がら該成形型に上記繊維流を個々に吹きつけて積層捕集
    することを特徴とする二層構造からなる不織布成形物の
    製造方法。
JP53067815A 1978-06-07 1978-06-07 不織布成形物の製造方法 Expired JPS6022101B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AU590032B2 (en) * 1985-12-10 1989-10-26 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Controlled formation of light and heavy fluff zones
JP2682874B2 (ja) * 1989-08-23 1997-11-26 三井石油化学工業株式会社 嵩高メルトブロー不織布

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