JPS60218052A - 凝集反応の測定装置 - Google Patents

凝集反応の測定装置

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JPS60218052A
JPS60218052A JP7262584A JP7262584A JPS60218052A JP S60218052 A JPS60218052 A JP S60218052A JP 7262584 A JP7262584 A JP 7262584A JP 7262584 A JP7262584 A JP 7262584A JP S60218052 A JPS60218052 A JP S60218052A
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JP
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light
pattern
diffraction pattern
aggregation
particles
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Application number
JP7262584A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Nakanishi
中西 俊晴
Yasuo Murao
康雄 村尾
Kumiko Miura
三浦 久美子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPS60218052A publication Critical patent/JPS60218052A/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/75Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated
    • G01N21/77Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator
    • G01N21/82Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator producing a precipitate or turbidity

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野1 本発明は、免疫学的検査における生Il!活性物質の検
出を行なう凝集反応の測定装置に関するものである。さ
らに詳しくは、粒子状担体に免疫活性物質を国定化して
なる免疫活性粒子を用いてヒトまたは動物の体液中成弁
の検出、もしくは測定、あ4るいは細胞を識別する免疫
学的検査法において担体粒子の凝集状態を光回折技術を
用いて定量的に測定する装置に関するものである。
[従来技術] 生体の生理活性に関与する物質は概して微量であり、し
かも生体に対して非常に重要な役割を演じるものが少な
くない。したがって、このような微量の生理活性物質を
検出することは医学、生化学等の生物関連分野にと9て
は重要であり、そのための種々の方法が考案され、実用
化されている。
そのうち、放射性同位元素、化学発光物質、螢光物質な
どを用いて標識する免疫測定は非常に高精度であるが、
装置が大がかりであり測定をするに当り特殊な技術を必
要とする。さらにこの方法は結果を出すのに時間を要し
、臨床現場などで直ちに結果を必要とする目的には不適
当である。
また、簡便な方法として、目的とする微饅物質を直接捕
捉するのではなく、生理活性物質の大部分がそれと相補
的な物質を選択性良く検出し、結合してコンプレックス
をつくる事実を利用する方法〈例えば抗原−抗体反応)
がある。この場合、まず相補物質を微小担体に固定化さ
せたものを適当な媒体中に分散させる。そしてこれに目
的とする物質を含む溶液を混合すると、両物質が選択的
に結合することにより担体が凝集するので、その凝集状
態を観察するのである。
凝集状態を観察するには、従来からいくつかの方法が用
いられてきた。そのうち、マイクロプレート法は微小凹
部に種々の濃度の目的試薬を入れ、一定時間経過後の沈
降パターンの違いから陰陽の判定をするものである。し
かしながら、この方法では定性的な比較判定を行なうた
めパターンに中間段階がある場合、その判定の境界に個
人差が生じていた。また□スリッピングという一種の沈
降凝集塊の崩れによるパターンの乱れが生じた場合には
判定を誤ったり判定不能となる場合があった。
また、別の方法として顕微鏡で直接観察する方法もある
。この場合には視野内の凝集塊の状態を見て同じく陰陽
判定を行なう。しかし、この方法に於いても、視野によ
る凝集状態のバラツキや観察者の主観などが入るので判
定に個人差が生じやすい。さらに、従来から一般的に用
いられていた粒子は、慨して0.1μm1以下であり、
可視光波長より短いものが多かった。そのため、粒子そ
のものは順微鏡下では直接見えず、凝集状態は凝集が相
当進行し、可視化できる大きさになって初めて認識でき
るため、弱い凝集の場合は判定が困難であった。また、
これらの方法は熟練を要し、さらには人力によるため、
多数の測定をこなすことが困難であった。
機器を用いる方法としては、濁度や光散乱強度を測定す
る方法などがある。例えば、凝集状態の変化を濁度の変
化として光学的に見る方法としては、特開昭57−14
9951に見られる技術や文献(L A −S yst
emによるCRP定量測定、J、J、C,L、A、 、
VOL、8、No、1、p161〜165.1983)
等を掲げることができる。
これらの方法は装置を用いて結果を客観化できるという
利点はあるものの、用いる試薬が多量であったり、また
、試料を均一にするため攪拌する必要がある等、取扱い
上に問題があった。さらに、これらの方法では、被検液
での透過光や散乱光の強度変化のみを見るというような
散乱源となる凝集塊の情報の一部のみを利用するだけで
あり、例えば、不純物が混入しているような場合、それ
らを除去することが精度の良い測定に不可欠であったり
、場合によっては、そのための複雑な前処理が必要とな
ることがあった。
以上説明した様に、従来技術においては、必ずしも得ら
れたデータの再現性、客観性は十分であるとは言えなか
った。
[発明の目的] 本発明の目的は、このような従来の方法の持つ欠点を克
服し、試薬量が少ないままで、しかも、凝集状態を観察
者の主観による判定基準の曖昧さを除去し客観的に定量
化することができる光回折技術を用いた装置を提供する
ことにある。
[発明の構成1 本発明は0.5〜10μIf 、 J:り好ましくは1
〜6μ鋤と光の波長と同程度か士数倍の微小粒子がコヒ
ーレントな光によって生じる回折パターンを光学的手段
を用いて測定する装置に関する。そして、その対象物た
る微小粒子の凝集による外形形状および大きさの変化を
回折パターンの変化としてとらえることにより、凝集状
態に関する情報を数値化して、それによって凝集の程度
まで定量化できるようにしたものである。
以下、本発明の原理について詳述する。
単一の波長の光によって照射される場に置かれた物体は
、その光学的特性が周囲のものと異なっている場合(屈
折率、反射率、透過率など)、必ずその物体の持つ光学
的特性や、大きさ、形状に応じて光と相互作用し、独自
の回折光を生じせしめる。この様な微小粒子を均一な光
学的な場に置いた場合の光の回折については色々な場合
につ&Nで論じられている。例えばごく基本的に微小粒
子が光学的に不透明である場合、しかもそれが球形形状
をしている場合については次に述べるような文献に詳細
に議論されている。
p 「1ncip’les of Optics ly
l ax B orn& Emil Wolf pergamon press’ D 、 395以下
、上記の文献に従い第1図を用もXで、本発明の原理に
ついて説明する。今、簡単のため、均一な平面光波の場
に置かれた粒子Sが1個ある場合を考える。ただし、S
は球形形状でその直径番よRであるとする。
SがレンズL(焦点距111f )を介して焦点面上に
作る回折パターンの強度分布は と表わ「る。ここでI (X)はレンズLの焦点向上で
、かつ光軸中心Oから距離Xにある点Pでの強度であり
、Jlは1次のベッセル関数である。
ここでX′は と表わせる。
なお、λは用いた光の波長、fはレンズLの焦点距離で
ある。もし粒子が81個だけではなく同じ形状のN個の
粒子が分散して存在するのであれば、各々の粒子の回折
波面を無事面上で位相を考慮して加算し、それを2乗し
たものが回折パターンの強度分布となる。しかしこの場
合、平行光束により照らされたN個の粒子の回折光波の
互いの位相関係はランダムであり、回折粒子が十分に多
い時には事実上、統削的に無相関であると考えることが
可能である。この条件は実際上、第1図のような光学系
では十分溝たされている。な「なら、たとえ、十分コヒ
ーレントな光で照明したとじても、担体粒子を分散させ
ている媒体溶液の屈折率ゆらぎ、粒子表面の微細な反射
率の分布等により、互いの粒子間の回折波の位相関係は
乱れてしまうからである。
上述の環内によって、この様なN個の粒子がある場合、
それらのP点での光強度の回折パターンの強度は粒子の
位1によらないので(但し、位相は粒子の位置によって
異なる。)、 とN個の個々の粒子の回折パターンの強度の重ね合せと
して示される。
今、本発明の目的とする場合を考えると、凝集反応が生
ずる前には、多数の粒子は互いに同じ形状で各々独立に
媒体中に分散している。これらの粒子の作る回折パター
ンは(3)式で示される強度分布を持っており、粒径が
そろっている場合には、式中のXに含まれる粒径Rが一
定のため全体のパターンはきわめて規則的なものとなっ
ている。
凝集が進行し、各々の粒子が互いに結合してくると、見
かけ上の粒径がRと異なるものが生じてくる。(3)式
で容易に判るように粒径が異なる場合ベッセルで示され
るJlの周期パターンの周期がそれぞれの粒径ごとに異
なり、それが焦点向上で重ね合されることとなり、最初
の規則的なパターンが崩れてくることになる。この均一
分散の示すパターンからのずれは生じた凝集塊の程度に
忠実に対応している。
ここで、実際に用いられる担体粒子が透明であるような
場合には上述の単なる形状による回折パターンのみでな
く、内部に入る屈折波や、内部での多重反射波による回
折パターンへの寄与も厳密には考慮する必要があるが、
本発明にお番プる基本パターンからの変化として凝集塊
の生成を判定する場合、各々の粒子が光学的にほぼ同等
と見なせ、また各々独立に回折パターン強度に寄与する
という条件下では、このような厳密な考察は必要でなく
、結果として、ここで述べたような回折パターンの変化
として凝集生成をとらえられることは明らかである。
本発明にかかる装置は、以上に述べた原理に従い、微小
粒子を収容する試料セル部、レーザ光等のコヒーレント
光源、フーリエ変換レンズ、受光装置等によって構成さ
れるもので、該試料セル部中の微小粒子が形成する回折
パターンを該受光装置によって受光することにより凝集
反応を測定する。
なお、本発明における微小担体粒子としては、ヒトを含
む哺乳動物や鳥類の赤血球、カリオン、炭素などの無機
物の粒子、天然ゴムラテックスやポリスチレン、カルボ
キシル化スチレン−ブタジェンコポリマー、アクリロニ
トリルポリマー、塩化ビニル−アクリレートコポリマー
、メタクリル酸ポリマー、ざらには、メタクリル酸グリ
シジル共重合体などの有機高分子化合物のラテックスな
どを用いることができる。また、これらの微小担体粒子
の大きさは粒径がほぼ0.5μs〜 10μ鋼の範囲に
ある。
以下、本発明を第2図の実施例によって説明する。
レーザ等の光源1から出た光ビームはエクスパンダ2、
アパーチャ3で適当な大きさの平行光束にさ°−れた後
、試料セル部4に照射される。試料セル部4には試料保
持機構部15が付いており、例えば、多量検体の自動測
定における試料の送り機構や凝集を促進するシェイカー
機構、また場合によ−)刃は、試料を一定温度に保つ機
構等を備えており、コントローラ部12で制御可能であ
る。4で回折された光はフーリエ変換レンズ5で地平面
6上に回折パターンとして結像され、その強度分布は光
電管7を用いて測定される。9は光電管7の制御装置で
ある。光電管7はスキャン部8によって地平面6上を走
査されめる強度分布パターンを測定する。この場合、光
電管のがわりにTVカメラ等や写真等で直接回折パター
ンを画像情報として取り出し、本発明の原理に従い適切
な画像処理技術を適用してもよい。スキャン部8は走査
制御部10で制御され、光電管7が検出しCいる地平面
6上での位置情報をコントローラ部12に与える。一方
、光電管7で得た光強度信号はアンプ、・フィルタ部1
1で処理され、回折パターン強度信号としてコントロー
ラ部12に与えられる。
コントローラ部12は、これらの情報をもとにパターン
分布を再構成する。そしてコントローラ部12は基準パ
ターンとの差をしかるべき手順で数値化したり、グラフ
、あるいは粒径分布の計算等の処理を行なう。
この様にして得た結果はディスプレイ13やプリンタ1
4に出力される。
第3図(a)−は本発明で用いることができる受光装置
の他の実施例を示したものである。第3図において、−
次元に配列された光フアイバー束Fの端面が支持体22
により目的とする光回折パターンの結像面に固定されて
いる。各ファイバーF1、F2、・・・、Fnは所定の
ピッチdで一次元に並ぶように、充填剤24で保持され
ている。
目的とする回折像が照射されると該ファイバー束は各々
その保持された場所の照射光をそのもう一方の出力端に
導く。この出力端には、各ファイバーF1、F2、・・
・、Fnに対向するアレイ型の受光デバイスR1、R2
、Rnが置かれている。
受光デバイスRと、してはたとえばCOD素子やフォト
ダイオードアレイなどが利用できる。このような受光装
置を用いれば、像の強度パターンを、受光デバイスRの
みを電気的に走査するだけで機械的な駆動部分を用いる
ことなく、きわめて^速に測定することが可能である。
これにより、CRT等に直ちにパターンを出して観測し
たり、そのパターンの変化を実時間的に追跡するような
ことも容易となる。さらに、ファイバー自体の可撓性と
、軽量性を利用すれば、光路を自由に曲げることが可能
どなり、装置をコンパクトで持ち運びに便利なものとす
ることができる。また、ファイバー自体の径は十分に小
さいため、一本あたりの受光面積は点と見なしてよく、
多数のファイバーを束ねることにより、目的とする回折
パターンを非常に多くの点で測定することができる。第
3図(b)は入力端でのファイバー束Fの配列を不等間
隔にした構成例を示す。フーリエ変換レンズにより結像
させた像にたとえば収差があり、図中の光軸位置Oより
X方向に向かって鋤が引き伸されているような場合、そ
の像のひずみに合せてファイバー束Fの間隔d1、d2
、d3、−dn−1をしだいに拡げるように設定するこ
とにより、出力端で収差によるひずみを除いた像を構成
させることができる。このような受光装置を用いれば、
安価な結像レンズを利用することができ、装置のコスト
を下げるとともに、ひずみを除いたパターンを測定する
ことができ容易に精度を上げることができる。
第4図には、本発明に用いることが可能な光源装置の他
の実施例を示しである。光源しにはそれぞれの目的に応
じていくつかの異なる波長のもの(Ll、【−2、Ls
、・・・、Ln)が設けられている。光源としては、ナ
トリウム・水銀灯のランプやレーザなどが利用できるが
、特に半導体レーザや発光ダイオードなどが軽量で小さ
く利点が多い。
光源りの各々にはそれぞれ光を導くための光ファイバー
Fが1対1に取付けられている。各7アイバーF1、F
2、・・・、Fnのもう一方の端は保持体Hの対応する
取付は口H1,1−12、・・・、1」nに取付4−)
られている。保持体1−1のひとつの取付番プロ(図で
はHl)にあるファイバー(Fl)には光軸が合致する
ようにコリメータレンズ[Sが対向して置かれファイバ
ーから出た光を平行光にする。
ファイバー自体の可撓性を利用したこのような構成では
、光源りの位置には制約がなく、コンパクトでしかも軽
量なものとすることができる。通常のレンズは勿論であ
るが、Lsにファイバー形のレンズを用いれば、更にコ
ンパクトなものにできる。スライド機構を用いて保持体
Hを移動させ、所望の波長の光を導くファイバーをレン
ズ[Sの光軸上に持ってくることにより容易に波長を選
択できる。この場合、選択されない光源は適切な手段で
光をファイバーに伝えないようにしておけばよい。例え
ば、半導体レーザでは、電流を遮断するだけでよい。こ
のような装置を光源として用いれば、用いた微小粒子の
大きさの違いや、吸光度等の波長異存性、あるいはまた
媒液の波長にょる吸収度の違い等の種々の条件の違いを
カバーして目的とする測定物に最適な波長に容易に切替
えることができる。さらに、第3図の構成の受光装置と
組合せれば、飛躍的なコンパクト化が可能となり、しか
も携帯可能な軽量な@置にもできる。この場合、光学装
置にありがちな構成襞素の微妙な調整が大幅に削減でき
るため、例えば縦置きであるとか横置きであるとかの違
いに応じた、自由な装置膜81を容易に行なうことがで
きる。
次に試料セルについて説明する。
第5図には、ここで用いることができる試料セル部の構
成をいくつかの例で示しである。(a )では、金属、
ガラス、プラスチック等からなるスペーサ42を介して
ガラス、PMMA等のポリマー等光学的に透明なものか
らなる基板41とカバーガラス43で試料室部44をは
さんでいる構造である。試料室部44には、目的とする
微小担体を含有する媒液が充満されるが、その面積は光
束の大きさ程度である。また、スペーサ42で規制され
る厚みは目的とする凝集塊がセル内を自由に動ける程度
、例えば0.5〜10μ−粒径では、100μ−位で十
分である。従って、用いられる液量はμαの程度であり
、ごく僅かでよい。(b )は他の構成例で、基板41
に所定の深さの凹部を設け、そこに媒液を満し上にカバ
ー43を設けたものである。これらのセルは垂直に置く
場合でも使用可能な構造をしているが、水平に置く場合
、必ずしも43は必要でなく、場合によって6.1無く
てもよい。
(0)は凝集反応を促進するため、媒液に適当な励振を
与え液の運動を引き起す場合に使用できるセルの構造の
一例を示している。カバー43、媒液は(a)や(il
)と同様であるが、基板41の中央では凸部弁4aがD
の幅であり、照射光束45の幅01より広(とっである
。カバー43とこの凸部弁4aとの間隙は媒液中の凝集
塊が自由に運動しうる程度の大きさである。媒液だめ4
bに、例えば少し気泡を入れておくと、基板41の励振
に伴ない媒液が運動し、それに伴なっτ4a部の液も攪
拌されることになる。
(d )は検体の連続検査に使用し得るセルの一例を示
す。
基板41にはnilの凹部が設けられており、その各々
には異なる試液A1、A2、・・・Anが満されている
。この場合、(a)〜(0)で用いたカバー43は、目
的によっては用いなくてもよい。
適当な送り機構を用いて、目的とする四部に満された試
液AIを光束45の照射部に位置せしめることにより、
多数の検査を連続的に行なうことができる。
測定例 第6図には、本測定法でめられた粒体の回折強度パター
ンを示しである。用いた粒子はメタクリル酸グリシジル
を主成分とする共重合体で、その表面にはウシ血清アル
ブミン<BSA)を固定化しである。以下、BSA固定
化粒子と略す。
このBSA固定化粒子をさらに洗浄後、ヒト自消アルブ
ミン(H8A>を1%含むリン酸バッファ中に分散させ
、容積比で0.0625%に混ぜたものを用いた。顕微
鏡で均一に分散していることを確認後、第5(a)図に
示す試料ホルダーに注入し、その回折パターンを光電管
を介して測定した。42のスペーサの厚みは100μ−
とし、用いた試液は22μαとした。
第6図(a )は粒径3μmの88A固定化粒子の場合
であり、焦点距離125−のレンズを用い、熊手面上で
の光軸位置を原点とし、X軸は原点からの距離、Y軸は
回折パターンの強度に原点からの距離を掛けたものを示
しである。これは、粒径による周期的な回折パターンを
強調するために行なった演算処理であり、データ自体の
判定には全(関与しない処理である。
第6図(b)は同じく6μ脂径のものである。両者を比
較すると、明らかに粒径の違いによる回折パターンに差
が生じている。
第6図(0)は全体の粒子濃度が同じく0.0625%
となるようにし、各々6μ請と3μmの粒径のものを等
濃度で1=1の割合で混合したものである。(a)と(
b)の各々の周期性の中間の状態が表われている。これ
は両者の粒径のものの混合比を連続的に変えることによ
り、(a)から(b)へと連続的に変わるものである。
この様に本発明にかかる測定装置に於ては、異なる粒径
のものが混在することにより0折パターンが変化し、そ
の変化の程度は混合比により一意的に決る。例えば、凝
集により均一な粒径の分散。
系の内に凝集塊が生じた場合、その塊は興なる粒子とし
て回折を生じ、ここでの図(0)の様にもとの基本パタ
ーンとずれたパターンを与えることはこれからも明白で
ある。
したがって、例えば、第2図の実施例のコントロー9部
12にマイクロコンピュータ等が内蔵されていれば、そ
れがパターンのピーク位置等を基に通常のデータ処理を
行なうことによって凝集反応の定量化を容易に実現でき
る。
このように本発明にかかる装置によれば、従来人力で行
なっていた凝集判定法とよい対応をする測定が人手を介
さず、また定量化させて行ないうる。さらに、経時的な
凝集状態変化も、定量的に容易に自動化し得る形で行な
うことができる。
また、回折強度パターンをさらに詳細に検討することに
より、凝集塊分布、凝集塊形状についての解析にも利用
可能であり、さらには真なる粒子径を持つ分散液での粒
子分布についての解析にも利用できることは言うまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にお・プる測定原理を説明する図、第
2図は本発明の実施例のブロック図、第3図は受光装置
の他の実施例を示す斜視図、第4図は光St装装置他の
実施例を示す斜視図、第5図は試料セル部の実施例を示
す断面図である。 第6図は、測定された回折パターンデータで、粒径によ
る違いを示す図である。 1・・・光源、4・・・試料セル部、5・・・フーリエ
変換レンズ、7・・・光電管、8・・・スキャン部、1
2・・・コントローラ部、Fl、F2、・・・Fn・・
・光ファイバ+、R1、R2、・・・Rn・・・受光デ
バイス特許出願人 東し株式会社 第10 (a) (λ) (b) (Cン 第G困 手続補正書 許庁艮官 志 賀 学 殿 事件の表示 昭和59年 特許願 第72625号 発明の名称 凝集反応の測定装置 補正をする者 4、? 5、補正により増加する発明の数 0 6、補正の対象 明m書の「発明の詳細な説明」、「図面の簡単な説明」
の各欄および図面 7、h 2(1)明細書6頁7行目〜8行目 [本発明は0.5〜10μ麿、より好ましくは1〜6μ
mと光の波長と同程度か士数倍の」を[本発明は0.1
〜10μ−1より好ましくは0.1〜6μmと光の波長
より少し小さいか士数倍の]に補正する。 (2)明細−6頁下から4行目〜7頁15行目「単一の
波長の光・・・Rであるとする。」を[光と物体の相互
作用において、光の波長に対して物体が十分小さく近似
的に点と見做してよい場合の散乱をレイリー(Rayl
eiOh )散乱と言う。 この場合には一般的に散乱体の形状に関する情報は含ま
れていない。一方、物体が波長より少し小さいか同程度
以上である場合、物体内の各点からの散乱光は互いに干
渉する。これを回折ともいう。 この回折パターンは物体内各点からの散乱光を位相も含
めて全体積にわたり積分するため、その物体の持つ光学
的特性、大きさ、形状などの情報を反映している。本出
願において扱う粒子は丁度後者の場合に相当している。 この様な微小粒子を均一な光学的な場に置いた場合の光
の回折については色々な場合について論じられている(
lylie。 Q ebyeの理論等)。ここで本出願の意図する所を
判りやすくするために話をごく簡単化して説明する。す
なわち、微小粒子が光学的に不透明で、しかもそれが球
形形状をしており、その断面形状より円形の吸収体であ
るとする。この場合については次に述べるような文献に
詳細に議論されている。 p rinciples of Optics M a
x 3 orn& E+ail Wolf Pergamon Press p、395以下、上記
の文献に従い第1図を用いて、本発明の原理について説
明する。今、簡単のため、均一な平面光波の場所に置か
れた粒子Sが1個ある場合を考える。ただし、Sは上記
のような仮定を満し、その直径はRであるとする。」に
補正する。 (3)明細書第10頁3〜4行目 「i径が異なる場合」を削除する。 (4)明細書第11頁下から3行目 「0.5μI〜10μ麿」を [0,1μI〜10uI」と補正する。 (5)明細書箱18頁1行目 「0.5〜10μ一粒径」を [0,1〜10μ−粒径」と補正する。 (6)明細書第11頁11行目 「測定例」を 「測定例1」に補正する。 (7)明細書第21頁下から5行目 [このように本発明・・・]の前に次の文章を挿入する
。 [測定例2 次に市販のラテックス試薬を本発明に適応した例につい
て述べる。第7図は、リューマチ因子(RA因子)検出
用試薬キットを用いて得た凝集度と希釈度の対応結果で
ある。使用ラテックスの粒径は0.5μ−以下であるた
め、光学顕微鏡では粒子形状を明瞭に観察できない。 コントロールとしてキット内同封の対照陰性血清を用い
、さらに同封の対照陽性自涜をグリシン食塩緩衝液で倍
々希釈してRA因子濃度を変えたものを検体とした。こ
れらの回折パターン強度にその先軸からの距離の2乗を
掛けることを主とするデータ処理を施した後、各々コン
トロールでの回折パターンとの面積差として凝集度を算
出し縦軸とした。横軸は希釈倍率である。なお、ここで
述べたデータ処理は単に計算上の都合から行なったもの
でありデータ自体の判定には何ら関与しないものである
。この様な本発明に従う測定により、希釈によるRA因
子濃度の減少と凝集度とが良く対応した結果が得られる
のが判る。なお、陰性自涜でも同様に希釈し、測定の再
現性を見たのが図中の間中である。これから希釈倍率を
変えても陰性自涜での凝集度は変化せず、ラテックスの
分散状態が変わらないことが判る。この結果は顕微鏡観
察と良く一致し、本発明が粒子の分散状態を再現性良く
測定し得ることを示している。この試薬はガラス板上で
の凝集の有無を単に肉眼で定性的に判定するよう開発さ
れたものであるため、定量性は保証されていないが、本
発明によれば、この様な試薬でもある程度の定量測定が
できることを示している。なお、測定は、試薬をマイク
ロプレート上で混合攪拌後筒5図(a )に示すような
セルに注入して行なった。 測定例3 第8図は、α−フェトプロティン(AFP)用の定量分
析ラテックス試薬を用いて同様な測定を行なった結果で
ある。ラテックスの粒径は約0.2μ■である。データ
の処理や測定試薬セル作成方法等は測定例2の場合と同
様である。この試薬は定量用として凝集度がAFP量に
対して連続的に変化するように調整されである。縦軸が
凝集度、横軸がAFP濃度を示す。この結果から、AF
P濃度約12.5no/i n以上で凝集し始め、その
濃度増加と共に凝集度が向上することが判る。 なお、コントロールとしては凝集を生ぜしめないウマ血
清を用いた。複数のコントロール試液間での回折パター
ンの相違、すなわち、凝集度データのバラツキは十分小
さく、再現性の有ることは測定例2の場合と同様であっ
た。 測定例2および測定例3は、本発明に係る装置が、波長
よりも小さい粒子を用いる凝集試薬にも適用でき、かつ
その結果も定量的な評価が出来るものであることを示し
ている。前述した様に従来市販されている粒子は0.5
μm以下のものが多く、それらがそのまま本発明に係る
装置に適応できることは有意義であると言える。 (8)明細書22頁13行目 [・・・違いを示す図である。」の次に[第7図は本発
明の測定例としてリューマチ因子検出用試薬を用いた場
合の凝集度と希釈度の対応を示す図、第8図は、本発明
の測定例としてAFP用の定置分析ラテックス試薬を用
いた場合の凝集度と濃度の対応を示す図である。]を挿
入する。 (9)別紙の回向、第7図および第8図を追加する。 希釈倍率 (倍) 濃 度 (ng/ffll)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)微小粒子の凝集反応を利用して生理活性物質を検
    出する装置において、該微小粒子を収容するための試料
    セル部と、フーリエ唆換レンズと、該微小粒子にコヒー
    レント光を照射する光源と、該微小粒子が該フーリエ変
    換レンズによって形成する光回折パターンを受光する受
    光装置によって構成されることを特徴とする凝集反応の
    測定装置。
  2. (2)受光装置に複数の光ファイバーと、それらに対応
    する複数の受光素子を使用することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の凝集反応の測定装置。
  3. (3)光源として波長の異なる複数の光源と、それらに
    対応する複数の光ファイバーを使用することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の凝集反応の測1、定装置
JP7262584A 1984-04-13 1984-04-13 凝集反応の測定装置 Pending JPS60218052A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650893A (ja) * 1992-04-24 1994-02-25 Becton Dickinson & Co 試料中の生物学的活動を検出する方法および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650893A (ja) * 1992-04-24 1994-02-25 Becton Dickinson & Co 試料中の生物学的活動を検出する方法および装置

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