JPS6021732Y2 - キヤスク内部冷却管の冷却液排出装置 - Google Patents

キヤスク内部冷却管の冷却液排出装置

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JPS6021732Y2
JPS6021732Y2 JP1979045216U JP4521679U JPS6021732Y2 JP S6021732 Y2 JPS6021732 Y2 JP S6021732Y2 JP 1979045216 U JP1979045216 U JP 1979045216U JP 4521679 U JP4521679 U JP 4521679U JP S6021732 Y2 JPS6021732 Y2 JP S6021732Y2
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branch pipe
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JP1979045216U
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潔 朝比奈
一章 青木
正行 龍野
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株式会社神戸製鋼所
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Pipeline Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、使用済核燃料一時保管施設におけるキャスク
内蔵冷却装置からの冷却液排出回収装置に関する。
使用済核燃料一時保管施設のキャスクは、該核燃料の崩
壊熱による発熱昇温を伴なうため、陸上、船舶での保管
、輸送中つねに冷却を施す必要があり、一般的に液冷却
装置内蔵型キャスクが用いられる。
このキャスクの内部冷却装置は、常態では、冷却液を供
給・回収するための外部冷却装置に接続されているが、
該キャスクを−の保管施設から、他の場所の保管施設に
移送する際には、一旦キャスク内部冷却装置への冷却液
の送給を停止し、該内部冷却装置を外部冷却装置から切
離す必要がある。
上記両冷却装置の接続を切離す際には、キャスク内部冷
却装置内から冷却液を完全に抜き取っておく必要がある
もし、冷却液を内部冷却装置の配管内に残留したま)に
しておくと、その冷却水がキャスク内核燃料の崩壊熱で
高温に加熱されて流出し、冷却液の損失となるばかりか
、作業者に多大の危険を及ぼすおそれがある。
また、冷却水の残留した状態で内部冷却装置の配管出入
口の弁を閉じると、該崩壊熱の加熱で内部配管内圧力が
高まるため、再度外部冷却装置と接続して弁を開いた時
に、両冷却装置間の圧力差により外部冷却装置に急激な
圧力ミンクが加わる、等の支障上ずる。
上記弊害防止対策として、冷却装置切離しに際して、内
部冷却装置内に圧搾空気を導入して該配管内の冷却水を
強制的に排出するようにした圧空方式の装置が提案され
ている(特公昭53−42143号)。
同装置は、第1図にその概略を示すように、冷却水タン
ク3から冷却水をキャスク2の冷却配管18に送給する
往程冷却水循環管9の各分岐管9b(その分岐管の数は
キャスクの基数に対応する)に、コンプレッサ14から
空気供給管15の分岐管15a(その分岐部の数は上記
循環管の分岐部9bの数に対応する)を接続するととも
に、該キャスク冷却管18から冷却水を導出回収するた
めの復程冷却水循環管16の各分岐部16a(その分岐
部の数はキャスクの基数に対応する)のそれぞれ空気吐
出管22の各分岐部22aを形成腰該空気吐出管22を
冷却水タンク3に接続してなる。
同装置の冷却運転時には、冷却水はタンク3から、往程
循環管9、分岐部9bを経てキャスク冷却管18内に導
入されたのち、復程循環管の分岐部16aおよび16を
経てクーラ7に導入され、冷却後再び冷却水タンク3内
に返送される。
しかして、冷却装置切離しの際の内部冷却装置(キャス
ク冷却管18)からの排水操作は、コンプレッサ14か
ら、空気供給管の各分岐部15aを経て往程循環管の各
分岐部9bに圧空を導入しくなお、このとき往程循環管
の分岐部9bのバルブ31、および復程循環管の分岐部
16aのバルブ32は閉じておく)、その管内圧力にて
キャスク冷却管18内の水を押出し、復程循環管分岐部
16aから空気吐出管分岐部22a、22を経て冷却水
タンク3内に回収することによって行なわれる。
しかしながら、上記装置には次のような重大な欠陥があ
る。
すなわち、ある種のキャスクでは、その内部冷却配管は
、同図にも示されるように、キャスク本体の上半部の分
岐管と下半部の分岐管とから威る2系統配管構戒がとら
れ、それぞれの配管長さは異なる。
従って、両系統間において、冷却水排出時の通過抵抗に
相当の差異が生じる。
このため、上記装置のように、往程循環管9bから導入
した圧空を、上・下の冷却配管に対して並列的に作用さ
せると、まず通過抵抗の低い方の配管の水が優先的に排
出を完了する。
すると、その配管内の通過抵抗は−そう低減するので、
導入される圧空は専ら当該配管を通過し、他方の配管内
の冷却液の排出には寄与しないことになり、結局通過抵
抗の大きい方の系統の冷却水は抜きとられないま)残留
する。
また、上記装置ではキャスク内部冷却管から排出された
冷却水は、復程循環管を通って直接冷却水タンク3内に
返送されるため、冷却水タンク内の水位変動を伴なう。
従って、複数基のキャスクのうと一部のキャスクに対し
てのみ冷却水の排出を行なう場合には、他のキャスクの
冷却サイクルに悪影響を生ずるおそれがある。
本考案は、圧空圧入方式による冷却液排出装置に関する
前記のごとき問題点を解決し、冷却液を周囲環境に飛散
させることなく、安全かつ確実に排出回収し得る装置を
提供するものである。
以下、本考案について図面を参照して説明する。
第2図は、本考案装置の具体例を示す冷却配管系図であ
る。
図中、51はキャスク(該キャスクは必要に応じて複数
個並設される)、52・aおよび52・bはキャスク内
部冷却装置を構成する上側冷却配管および下側冷却配管
である。
53は冷却液供給主配管であり、該主配管53は、その
端部においてキャスク基数に対応して複数本の紬液分岐
管53・1に分岐される(以下、この給液分岐管を1給
液第1分岐管、という)。
該第1分岐管53・1は、その端部において各キャスク
の内部配管系統数に応じて更に複数本(本例では、上・
下2系統配管ゆえに2本)の分岐管53・2aと53・
2bとに分岐される(以下、この分岐管を1給液第2分
岐管ヨという)。
該第2分岐管53・2aと53・2bは、フレキシブル
ホースのごとき可撓性管にて形成され、その端部は、着
脱自在の接続器54にてキャスク内部分岐管52・aお
よび53・bに接続される。
なお、給液主配管53、第1分岐管53・1および各第
2分岐管53・2a、53・2bにはそれぞれバルブV
、 V□、およびV2a* v2bが適宜設けられ、そ
の開閉により冷却液の送給およびその停止が行なわれる
また、各第1分岐管53・1には、必要に応じてストレ
ーナS1および液温測定温度計T1が設けられる。
54は冷却液返送主配管であり、該主配管54はその端
部において、キャスク基数に対応する複数本の遮液分岐
管55・1に分岐される(以下、この分岐管を1遮液第
1分岐管ヨという)。
該第1分岐管55・1はキャスクの内部冷却配管数に応
じて2本の冷却配管55・2aと55・2bとに分岐さ
れ(以下、この分岐管を1返液第2分岐管ヨという)。
該第2分岐管55・2aおよび55・2bの端部はフレ
キシブルホースなどのごとき可撓性管にて形成され、そ
れぞれ着脱自在の接続器56にてキャスク内部冷却管5
2・aおよび52・bに接続される。
なお、該第2分岐管55・2aおよび55・2bには当
該配管の流路開閉を行なうためのバルブv’2a1?
”’2a2t V’2blおよびV′2.が設けられる
57はコンプレッサ、58は圧空送給配管である。
該配管58はその端部において、キャスク基数に対応す
る複数本の分岐管58・1に分岐され、該分岐管は前記
の各第2分岐管(各2本)のうちの一方に接続される。
同図では、分岐管55・2a(キャスク内部冷却配管の
上側冷却管52・aと接続する分岐管)に接続した例を
示す。
また、他方の分岐管(図では55・2bには、バルブV
3を備えた空気導出分岐管59・1が設けられ、空気導
出管59を介して冷却水一時貯留槽60につながってい
る。
なお、遮液第2分岐管55・2a、55・2bに対する
圧空送給分岐管58・1および空気導出分岐管59・1
の取付けは、上記図示のそれと逆に、送給分岐管58・
1を分岐管55・2bに、導出分岐管59・1を分岐管
55・2aにそれぞれ接続してもよい。
いずれの場合にも、接続位置は、遮液第2分岐管の2個
のバルブv′2&iとV′2□2の間、またはバルブv
’2.1と”2b2の間であることを要する。
上記冷却配管系における冷却液循環時は、給液主配管5
3のバルブV、給液第1分岐管53・1のバルブv1、
第2分岐管53・2a、53・2bの各バルブ■2□、
■21、遮液第2分岐管55・2a*552bの各バル
ブV′2a1.V′2a□。
v′2b1.V′2b2トヨヒ返液主配管55のバルブ
V′を開く一方、空気送給分岐管58・1のバルブ■3
および空気導出分岐管59・1のバルブV′3を閉じる
冷却液は、給液主配管53から給液第1分岐管53・1
および第2分岐管53・2a、53・2bを経てキャス
ク内部冷却管52・aおよび52・bのそれぞれに導入
され、該キャスクの冷却に関与したのち、遮液第2分岐
管55・2a、55・2bを経て返送用主配管55を通
り、冷却液供給・再処理部Sに導入される。
該5部は、熱交換器61.該熱交換器に接続された冷却
液給源62、熱交換後の冷却液を貯蔵するタンク63等
にて構成され、返送された冷却液を熱交換器61で所定
温度に冷やしたのち、タンク63に送込み、再びポンプ
64にて給液主配管53へ循環送給するようになってい
る。
上記冷却配管系におけるキャスク内部冷却配管の切離し
は、給液第2分岐管先端部の接続器54および遮液第2
分岐管先端部の接続器56の切離しにて行なわれる。
その切離しに先立つ、キャスク内部冷却配管52・a及
び52・b内からの冷却液の排出は次の手順で行なわれ
る:まず、給液第1分岐管のうち、キャスクの切離しを
行なう分岐管のバルブV□を閉じ、当該分岐管への給液
を停止するとともに、遮液第2分岐管55・2a。
55・2bのバルブ”2a2? V’2b2を閉じる。
ついで、圧空送給分岐管のうち、当該返液第2分岐管5
5・2aに接続する分岐管5B・1のバルブV3と、空
気導出分岐管59・1のバルブv′3を開放する。
かかるバルブ操作のもとで、コンプレッサ57から遮液
第2分岐管55・2aに圧空を圧入すると、圧入された
空気は1遮液第2分岐管55・2a→キヤスクの上側冷
却管52・a→→液第2分岐管53・2a→a→第2分
岐管53・2b→キヤスクの下側冷却管52・b→返液
液第2分岐管552bJの順に各配管経路を経て空気導
出分岐管59・1へ向う。
この圧空により該各配管内の冷却液は空気導出分岐管5
9・1に押出され、該空気とともに一旦貯留槽60内に
導入されたのち、ポンプ65を介して冷却水貯蔵タンク
63内に返送・貯蔵される。
同伴した空気は該タンク63に付設された空気抜管66
から大気に放出される。
圧空圧入操作によりキャスク内部冷却配管内(および給
液第2分岐管53・2a、53・2b並びに遮液第2分
岐管55・2a、55・2b内)の冷却液が完全に除去
されたのち、圧空送給分岐管58・1のバルブv3を閉
じる(他のキャスクの冷却液排出操作が行なわれていな
いならば、コンプレッサ57の運転を停止する)ととも
に、給液第2分岐管のバルブV2a5 V2bおよび遮
液第2分岐管のバルブV′2.工v V’2b□を閉じ
、ついで接続器54および56の切離しを行なう。
キャスク内部冷却管の排水操作は、各キャスクごと個別
に行なってもよく、あるいはバルブ操作により2以上の
キャスクに対して同時に行ない得ることは言うまでもな
い。
なお、上記装置は、圧空送給配管を返液分岐管に設けて
成る例を示したが、該圧空送給配管は、給液分岐管の方
に設けることもできる。
この場合は、第3図に示されるように、給液第2分岐管
53・2aと53・2bのそれぞれに2個のバルブv2
a3.v2a2およびV 2bf 9 V 2b2を設
けるとともに、一方の分岐管(本例では53・2aの該
両バルブV’2a1とV 2a2の間に圧空送給分岐管
58・1を接続し、他方の分岐管(本例では53・2b
の該両バルブV2alとV2b□の間に、空気導出分岐
管59・1を接続して成る配管構成が採用される(なお
、遮液第2分岐管55”2a* 55”2bに設けら
れるバルブは、前記第1図の場合と異なり、V′いとV
′あの各々1個ずつでもよい)。
この配管構成においては、キャスク冷却時の冷却液循環
経路は前記第1図の場合と同じであるが、キャスク切離
しの際の冷却液排出操作は、給液第2分岐管532a、
53・2bの各バルブV &29V2b2、並びに遮液
第1分岐管55・1のバルブV′□を閉じるとともに、
圧空送給分岐管58・1から給液冷却液53・2aに圧
空を圧入し、′給液第2分岐管53・2a→キヤスク上
側冷却液52・a→返液液第2分岐管552a→返液集
液第2管55・2b→キヤスク下側冷却管52・b→→
液第2分岐管53・2bJを経て、空気導出分岐管59
・1を通り、冷却液一時貯留槽60内に圧空とともに冷
却液を押出・回収することにより行なわれる。
上述のように、本考案装置によれば、キャスク内部冷却
装置への圧空導入が、上・下2系統配管に対して直列的
に行なわれるため、該各系統に通過抵抗の差があっても
、従来装置におけるように冷却液が残留することはなく
、簡単なバルブ操作にて冷却液を完全に排出することが
できる。
また、キャスク内部冷却装置から圧空にて排出された冷
却液は、従来装置のように直接冷却液タンクに圧送する
のと異なり、一旦冷却液貯留槽に導入サレるので、コン
プレッサの負荷が軽減するほか、冷却水タンク内の水位
変化およびそれに伴なう給液配管内の給液条件変動を生
ずることもなく、従って、他のキャスクの冷却運転に悪
影響を与えず、安定・円滑にキャスク冷却液の排出作業
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、圧空方式による従来のキャスク内部冷却水排
出装置を示す配管系統図、第2図は、本考案に係るキャ
スク内部冷却液排出装置の具体例を示す配管系統図、第
3図は他の具体例を示す配管系統部分図である。 図面中の主な符号は次のとおりである。 51:キャスク、52・a、52・b:キャスク内部冷
却配管、53:給液主配管、53・1:給液第1分岐管
、53・2a、53・2b:給液第2分岐管、54,5
6:接続器、55:遮液主配管、55・1:遮液第1分
岐管、55・2a、55・2b:遮液第2分岐管、57
:コンプレッサ、58:圧空送給配管、58・1:圧空
送給分岐管、59:空気導出管、60:冷却液一時貯留
槽 63:冷却液タンク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 m 冷却液タンク63からキャスク内部冷却装置に接
    続される冷却液供給用主配管53はキャスク51の基数
    に対応する複数の給液第1分岐管53・1を有し、該第
    1分岐管53・1のそれぞれは、キャスク内部冷却装置
    の上側冷却配管52・aと下側冷却配管52・bに接続
    される2本の給液第2分岐管53・2aと53・2bと
    を有し、 (11)キャスク内部冷却装置に接続される冷却液返送
    用主配管55は、キャスク51の基数に対応する複数の
    遮液第1分岐管55・1を有し、該第1分岐管55・1
    のそれぞれは、キャスク内部冷却装置の上側冷却配管5
    2・aと下側冷却配管52・bに接続される2本の近設
    第2分岐管55・2aと55−2bとを有し、 (iii) (イ)上記給液第1分岐管53・1にバ
    ルブV□、同第2分岐管53・2aおよび53・2bに
    各々バルブ■2ユおよびV2bをそれぞれ設けるととも
    に、近設第2分岐管55・2aおよび55・2bのそれ
    ぞれにバルブV′21□と”2a2およびV′2,1と
    V’2b2を設け、または(ロ)給液第2分岐管53・
    2aおよび53・2bのそれぞれにバルブ■あ、と■2
    a2およびV2b1と■2b2を設けるとともに、遮液
    第1分岐管55.1にバルブV′1、同第2分岐管55
    2aおよび55・2bにそれぞれバルブV′あおよびV
    ′2bを設け、 (lψ上記(iiiXイ)の場合には、コンプレッサ5
    7を有する圧空送給分岐管5B・1を、2本の給液第2
    分岐管の一方の管における該2個のバルブの中間に接続
    するとともに、他方の管の該2個のバルブの中間に、冷
    却液一時貯留槽60を備えた空気導出分岐管59・1を
    接続し、(ロ)の場合には、該圧空送給分岐管58・1
    を2本の近設第2分岐管の一方の管における該2個のバ
    ルブの中間に接続するとともに、他方の管の該2個のバ
    ルブの中間に該空気導出分岐管59・1を接続し、 (V)該冷却液一時貯留槽60を前記冷却液タンク63
    に接続してなる、 ことを特徴とするキャスク内部冷却管の冷却液排出装置
JP1979045216U 1979-04-04 1979-04-04 キヤスク内部冷却管の冷却液排出装置 Expired JPS6021732Y2 (ja)

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