JPS587354B2 - 原子力設備と造水装置との結合プラント - Google Patents

原子力設備と造水装置との結合プラント

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JPS587354B2
JPS587354B2 JP54033608A JP3360879A JPS587354B2 JP S587354 B2 JPS587354 B2 JP S587354B2 JP 54033608 A JP54033608 A JP 54033608A JP 3360879 A JP3360879 A JP 3360879A JP S587354 B2 JPS587354 B2 JP S587354B2
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JP
Japan
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pressure
heat
heat exchanger
piping system
nuclear
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JP54033608A
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JPS55127187A (en
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川名誠造
澤崎毅
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IHI Corp
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IHI Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

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  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は原子力発電所等で発生する熱を利用する造水装
置への熱媒体を通じての放射能漏洩防止をなしうると同
時に造水装置から原子力発電所等側への有害物質成分漏
洩防止をも達成しうる原子力設備と造水装置との結合プ
ラントに関する。
水需要量に対する水供給資源の慢性的不足を来たしてい
ること乃至開発しうる水資源を水需要量が将来明らかに
上回わることが考えられることから、海水の淡水化が企
図され、その装置の開発も進められている。
このような装置の一例として、原子力発電所で発生され
る熱を利用する淡水化装置(造水装置)があるが、原子
力発電所の発生熱を造水装置へ伝える熱輸送系方式は第
1図に示す如き構成になっている。
原子炉aで発生した熱即ち例えば14kg/cm2ab
のタービン抽気Sの熱は配管系b1中間熱交換器c1例
えば16kg/cm2ab:の熱媒体h1配管系d1
フラッシュタンクe1例えば1.5kg/cm2の熱媒
体h、配管系f及び造水装置のブラインヒータgを経て
例えば2kg/cm2abの海水oへ伝えられる。
このような構成において、配管系d中には高圧(16k
g/cm2)の熱媒体hが環流している故、たとえ中間
熱交換器C内において伝熱管部分及び伝熱管取付部等の
破損が生じたとしても、14kg/cm2abの放射能
汚染蒸気が配管系dへ入ることはなく、従って原子炉側
から造水装置側へ漏洩することはない。
しかしながら、高圧の海水が還流されているブラインヒ
ータg内の伝熱管部分及び伝熱管取付部等に破損が生じ
ると、比較的に低圧(1. 5kg/cm2ab)の熱
媒体hへ2〜の海水が漏れ、そしてフラッシュタンクe
を経て、比較的に高圧の熱媒体hが流れている配管系d
に海水が漏れる。
このようにして漏洩して来た海水中の有害物質成分は、
もし中間熱交換器C内の伝熱管部分及び伝熱管取付部等
に破損が生じた場合には、原子炉aへ通じる配管系bへ
入る。
このように、造水装置側から原子炉側への漏洩を阻止し
得ない構成となっており、上記の如き漏洩発生でステン
レスの配管系b中へ入って来たクロールイオン(Cl−
)はこの配管系bに腐蝕を生じさせる。
このような訳で、原子炉と造水装置との間でのいづれの
方向へも漏洩防止機能を有する結合プラントの開発が待
望されている。
本発明の目的は熱発生系から熱利用系への熱輸送に際し
てその途中の熱輸送部分の熱媒体圧をその前後の熱輸送
部分の圧力よりも高めるとともに熱利用系の連結部にお
いては熱利用系の海水圧を熱輸送部分の熱媒体圧よりも
高くすることによりいづれの方向へも有害物質成分の漏
洩防止を達成しうる原子力設備と造水装置との結合プラ
ントを提供するにある。
本発明によれば、その目的は原子炉側の第一の中間熱交
換器と造水装置側の第二の中間熱交換器との間に循環さ
れる熱媒体圧を、原子炉側のタービン抽気圧及び造水装
置側の熱媒体圧よりも高めるとともに、造水装置を流れ
る海水圧を造水装置側の熱媒体圧より高くする加圧手段
を設けることによって達成される。
以下、添付図面を参照して本発明の好適実施例を説明す
る。
第2図において、原子力設備蒸気抽出部(原子力発電所
タービンT抽気部)1は本発明の熱輸送系2を介しで造
水装置3へ結合されている。
その熱輸送系2は原子力発電所タービン抽気部1の配管
系2a、これへ連結された第1の中間熱交換器2b、こ
の第1の中間熱交換器へ連結された配管系2c、配管系
2cへ連結された第2の中間熱交換器2d及び第2の中
間熱交榛器2dへ連結された配管系2eから成っている
A1はポンプであり、配管系2cを流れる熱媒体hを循
環させるとともに、この熱媒体圧を熱輸送系2中の最高
圧とするように構成されている。
配管系2eは造水装置例えば多段フラッシュエバポレー
タ3のブラインヒータ3aへ連結され、ここにポンプA
2により熱媒体hを還流するようになっており、このブ
ラインヒータ3aの伝熱管内へはフラッシュ室Fへ導入
する海水oがブライン用ポンプBにより還流させられて
いる。
伝熱管内を流れる海水0の圧力は、ポンプA2及びブラ
イン用ポンプBの調整により、配管系2eを流れる熱媒
体圧より高く設定されている。
以上によって、ポンプA1,A2及びBからなる加圧手
段が形成されている。
尚、第2図中、Rは原子炉、Gは発電機、Cはファイナ
ルコンデンサ、Sは海水用ポンプ、Wは造水用ポンプで
ある。
上述の如く構成される本発明の熱輸送系2における結合
プラントの動作及び作用を以下に説明する。
原子力発電所タービン抽気部1から抽気された14kg
/cm2abの蒸気Sは配管系2aを経て第1の中間熱
交換器2bへ流れ、その保有する熱エネルギーを中間熱
交換器2bにおいてポンプA1によって配管系2c中を
還流反せられている熱媒体(16kg/cm2ab)h
へ与え、そして原子力発電所の復水部へ戻る。
配管系2cを経て第2の中間熱交換器2dへ流れた熱媒
体hの熱エネルギーはそこにおいてポンプA2によって
配管系2e中を還流させられている、比較的に低圧(1
,5kg/cm2ab)の熱媒体hへ与えられる。
配管系2eを経て造水装置3のブラインヒータ3aへ流
れた臓媒体hへと伝えられて来た熱エネルギーはそこに
おいて熱媒体h1りはブライン用ポンプBの調整によっ
て高圧(2kg/cm2)の海水oへ与えられて原子力
発電所タービン抽気部1から造水装置3への熱輸送が完
了する。
このような結合プラントであるから、中間熱交換器2b
及び2dが正常に動作しているならば、たとえブライン
ヒーク3aに故障が生じても、造水装置3から原子力発
電所側への漏洩は全く生じない。
又、ブラインヒーク3a並びに中間熱交換器2d及び2
bの故障即ちこれら内部での各流体接触の発生が生じて
も、配管系2c中を還流させられている熱媒体の圧力は
加圧手段によっていづれの側の圧力よりも高く設定維持
させられるように構成されているから、配管系2a中に
流れる蒸気に含まれることのある放射性物質が上記の故
障箇所を経て造水装置へ漏洩するということがないと同
時に、海水中のクロールイオン(Cl−)が又上記故障
箇所を経て原子力発電所側へ漏洩することもない。
但し、いづれの側に対しても有害でない熱媒体がいづれ
の側へも漏洩はする。
このようなクロールイオンの原子力発電所側への漏洩防
止から原子力発電所側配管系の、それによる腐蝕を除き
うる。
この意味において、造水装置への熱利用を図っても、原
子力発電所側配管系の信頼性が損われることはなくなる
また、仮に中間熱交換器2d及び2bに漏洩を生じター
ビン抽気部1の抽気蒸気S圧が配管系2c中を還流する
熱媒体h圧より高まったり、或いは中間熱交換器2d及
び2bの漏洩と、熱媒体h圧を最高圧としている加圧手
段(例えばポンプ)の停止とが重なったとしても、抽気
蒸気Sはブラインヒータ3aに阻止され配管系2c及び
2eに混入するに止まる。
更にその際、ブラインヒータ3aに漏洩があったとして
もブラインヒータ3aの伝熱管内圧力を配管系2eの圧
力より高くしてあるため、抽気蒸気Sは造水装置3へは
漏洩せず、海水側への放射性物質の流出が防止できる。
上記実施例においては、中間熱交換器を2基設けた場合
について説明したが、直列に3基以上設けてもよく、そ
の場合それ9の間の少なくとも1つの熱媒体圧は熱輸送
箒中の最高圧にする。
この場合に、1つ又はそれ以上の故障した中間熱交換器
をバイパスするように配管系を構成しておくのがよい。
これは熱輸送系の連続運転を可能にする。これと同趣旨
において、並列に結合プラントを構成しうることは当業
者の容易になしうる事項である。
また、加圧手段としてポンプを例示したがこれに限定さ
れることはなく、要するに上述の圧力条件が維持される
ものであればいずれでもよい。
また、各配管系を流れる媒体の圧力を常時監視して最適
圧力条件となるように構成することが望ましい。
以上の説明から明らかな如く、本発明によれば、次のよ
うな効果が得られる。
(1)熱輸送系を介しての原子力発電所等側への、又造
水装置側への漏洩を阻止しつる。
その漏洩から惹起せしめられる不都合は除き得る。
(2)3基以上の中間熱交換器を設け、且らバイパス等
の手段を付設すれば、(1)の効果を得つつ熱輸送系の
連続運転が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来熱輸送系方式の構成を示す図、第2図は本
発明の結合プラントの構成を示す図である。 図中、1は原子力発電所タービン抽気部、2は配管系2
a、第1の中間熱交換器2b、配管系2c、第2の申間
熱交換器2d及び配管系2eから成る熱輸送系、3は造
水装置、3aはブラインヒータ、A1,A2及びBは加
圧手段の例示であるポンプである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原子力設備蒸気抽出部と造水装置のブラインヒータ
    とを中間熱交換器を介して結合する熱輸送系において、
    少なくとも2つの中間熱交換器を前記原子力設備蒸気抽
    出部と前記造水装置との間に介設すると共に前記中間熱
    交換器間に流れる熱媒体圧を前記熱輸送系中の最高圧と
    し、且つ上記ブラインヒータの伝熱管内を流れる海水圧
    を、ブラインヒータとこのブラインヒータ側の中間熱交
    換器との間に流れる熱媒体圧より高くする加圧手段を設
    けたことを特徴とする原子力設備と造水装置との結合プ
    ラント。
JP54033608A 1979-03-22 1979-03-22 原子力設備と造水装置との結合プラント Expired JPS587354B2 (ja)

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