JPS6021620Y2 - 汎用ジエツトバ−ナ - Google Patents

汎用ジエツトバ−ナ

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JPS6021620Y2
JPS6021620Y2 JP7174980U JP7174980U JPS6021620Y2 JP S6021620 Y2 JPS6021620 Y2 JP S6021620Y2 JP 7174980 U JP7174980 U JP 7174980U JP 7174980 U JP7174980 U JP 7174980U JP S6021620 Y2 JPS6021620 Y2 JP S6021620Y2
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JP
Japan
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combustion
fuel
burner
air
combustion tube
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Application number
JP7174980U
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JPS56173820U (ja
Inventor
成春 古川
Original Assignee
株式会社古川機器
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高速度で炎を噴出させる汎用ジェットバーナに
関し、更に詳しくは重油等を燃料とする汎用ジェットバ
ーナのバーナ本体の構造に関するものである。
従来のこの種の汎用ジェットバーナとしては第1図に示
す如きものが知られている。
このバーナーは、点火時には燃料ノズル14の噴口17
から霧状に噴射された燃料Fと加圧空気Aのための通路
を通って供給される酸素との混合ガスを燃焼筒23内に
吹き込んだその内部で燃焼させ、着火が確立した後は酸
素にかえて加圧空気Aを燃料ノズル14の周辺に吹き込
み、加圧空気Aと燃料Fとの混合ガスGを燃焼させ、そ
の火焔を燃焼筒23の他端側から噴出させて加熱作業、
切断作業等に使用するようにしている。
又、このバーナーは、燃焼筒内部25に混合気を吹き込
みながら燃焼筒23の火焔出口33側から先端に発火部
あるいは火種をもった点火棒を差し込んで混合気に点火
するようにしている。
ところがこのバーナは、点火時に酸素を使用しているた
め燃焼ガスの温度が非常に高く、燃焼筒23が過熱状態
となって非常に危険であるとともに、高圧空気管10内
へ燃焼ガスが逆流してバツクファイヤーを起すという問
題があった。
又、このような問題を改善するために、点火時に酸素を
使用せず、直接加圧空気Aと燃料Fとの混合ガスGに点
火するようにすると、一度点火して燃焼させても燃焼状
態が安定するまでの初期燃焼時においては混合気の燃焼
状態が非常に不安定となり、そのため燃料噴射量、空気
供給量及びそれらの圧力等の微少変化あるいは不適当な
設定によって立消え現象が坐臥初期燃焼の持続が困難に
なるという問題があった。
更に、このバーナによれば、燃焼筒23の火焔出口33
の開口面積を大きくすると加圧空気Aの圧力脈動が直接
燃焼筒23内の混合ガスGの圧力脈動となって表われ、
バーナの初期燃焼の持続を更に困難にすることになるた
め、火焔出口33の開口面積を小さく絞って混合ガスG
の圧力脈動を可及的に抑えるようにしていた。
ところがこのように火焔出口23の開口面積を小さくす
るとそれに応じて混合ガスGの燃焼音(騒音)が高くな
るという問題があった。
尚、第1図中、符号10はハンドル兼高圧空気管、11
は燃料管、13はノズルホルダー、20はバーナ本体、
21は燃焼筒体、29は空気噴出用の空気噴孔を示して
いる。
本考案は上記の如き従来の汎用ジェットバーナの欠点を
改善するためになされたものであって、燃焼筒内におけ
る安定した初期燃焼を持続することができるようにした
汎用ジェットバーナを提供することを目的としてなされ
たものである。
以下、本考案は第2図及び第3図に唆す実施例に基づい
て説明すると、第2図には本考案実施例に係る汎用ジェ
ットバーナ装置1が示されている。
図中符号2は密閉形の燃料タンク、3はエアーコンプレ
ッサー、4は燃料タンク2の空気溜部2aとエアーコン
プレッサー3の吐出口3aとの間を接続する燃料加圧用
空気管、5は燃料弁7と燃料タンク2の燃料溜部2bと
を接続するタンク側燃料管、6は空気弁8とエアーコン
プレッサー3の吐出口3bとを接続するコンプレッサー
側空気管、10はハンドル兼用のバーナ側空気管であっ
て該バーナ側空気管10はその内部にバーナ側燃料管1
1を嵌挿せしめた2重管構造とされている。
このバーナ側空気管1D及びバーナ側燃料管11の一端
側には前記燃料弁7、空気弁8がそれぞれ取りつけられ
ており、該燃料弁7、空気弁8を介してタンク側燃料管
5とバーナ側燃料管11及びコンプレッサー側空気管6
とバーナ側空気管10とをそれぞれ連通せしめている。
バーナ側空気管10及びバーナ側燃料管11の他端側に
はバーナ本体20が取りつけられている。
バーナ本体20は、円筒状の燃焼筒体21と先端部に燃
料ノズル14を螺着せしめたノズルホルダー113より
構成されている。
燃焼筒体21は、適宜長さの筒状体で構成されており、
厚内に形成されたノズル取付部22の両端部に、混合気
の燃焼室となる燃焼筒23と前記バーナ側空気管10に
対する接続部となる接続筒部24とを形成している。
ノズル取付部22の内腔26内には接続筒部24側から
ノズルホルダー13の先端部13aを螺着し、該先端部
13aに取付けられた燃料ノズル14の噴口17を該内
腔26内から燃焼筒23の内部空間25に臨ましめてい
る。
又、ノズル取付部22には、接続部24の内部空間27
からノズル取付部22に内腔部26内に高圧空気を噴出
せしめるための空気噴孔29.29・・・・・・が円周
方向にほぼ等間隔に適数個(図示実施例においては8個
)穿設されている。
又、前記バーナ側燃料管11は、ノズルホルダー13の
軸心部を貫通して設けた油孔28の一端に伸縮自在に接
続されている。
尚、符号16は燃料ノズル14内に嵌装されたストレー
ナ−であってスプリング15によって常時噴口17側に
向けて付勢せしめられている。
燃焼筒23は、適宜長さを有する筒状態であって、ノズ
ル取付部22との境界部を段部39として該段部39の
隅角部に前記燃料ノズル14の噴口17に対して死角と
なる適宜大きさの環状の死角空間35を形成している。
この死角空間35に対応する位置に燃焼筒23の周壁2
3aには該燃焼筒213内、外を連通させる適大きさの
穴(以下、通気口という)30を相互に対向する如く2
個穿設している。
尚、図示実施例では、この通気口30は段部39に接近
させて形成している。
上述の如く構成されたジェットバーナ装置1の点火作業
に際しては、先ず空気弁8及び燃料弁7を開いてバーナ
本体20に加圧空気A及び燃料Fを適当量供給し、加圧
空気Aを空気噴孔29,29・・・・・・から、燃料F
を燃料ノズル14の噴口17からそれぞれノズル取付部
22の内腔26内に噴射する。
この内腔26内に噴射された霧状の燃料Fと加圧空気A
とは、それらの噴流によって攪拌混合されて混合気Gと
なるとともに、燃焼筒23の内部空間25内へ噴出する
この状態において燃焼筒23の側面に設けた通気口30
に点火棒を近づけて燃焼筒内部25の混合気Gに点火す
る。
この点火された混合気Gは、混合比、噴出圧力等が適正
に設定されていないと燃焼状態が不安定な初期燃焼時に
おいて立ち消え現象を生じることがあるが、この実施例
の如く燃料ノズル14に対して死角となる死角空間35
に通気口30を設けると、以下に記述するような理由に
よりこの立消え現象を防止して燃焼状態が安定するまで
初期燃焼を持続させることができる。
即ち、燃料ノズル14に対して死角となる死角空間35
には、不完全燃焼状態の混合ガスG′が段部39の陰で
渦流となって常時滞溜し、しかもこの混合ガスG′が燃
焼筒23内の燃焼ガスの圧力の脈動に従って通気口30
,30から燃焼筒23内へ波動状態で吸入される空気Δ
′に接触して完全燃焼せしめられるため、死角空間35
内にはこの燃焼ガスが常時火種として残ることになる。
従って、燃焼筒23内に混合ガスGが立消え現象を発生
し始めても、死角空間35内に残った燃焼ガスの火種に
よって該混合ガスGが再度点火されるため、混合気Gの
立消え現象が防止され混合気Gの初期燃焼を安定的に持
続することができる。
混合ガスGが安定燃焼し始めると、さらに燃料弁7及び
空気弁8を開いて混合気量を増量して火焔を強くして所
要の加熱作業に使用する。
上述の説明から明らかな如く、本考案の汎用ジェットバ
ーナによれば、燃焼筒内に燃料ノズルに対して死角とな
る死角空間を形成するとともに、該死角空間に位置する
燃焼筒の筒壁に該燃焼筒内、外を連通せしめる通気口を
形成して、該死角空間に滞溜した不完全燃焼ガスを通気
口から波動状態で吸入される空気によって完全燃焼させ
、その燃焼ガスを火種として利用するようにしているた
め、燃焼状態が不安定な初期燃焼時において安定的に燃
焼を持続させて短時間で作業可能な安定燃焼状態に移行
するこができる等作業の簡易化、迅速化という面におい
て実用的効果を奏するものである。
又、本考案の汎用ジェットバーナは、従来例の汎用ジェ
ットバーナのように点火時に酸素と燃料との混合気を使
用する必要がないため、燃焼筒が過熱したバツクファイ
ヤーをおこしたりすることがなく作業上の安全性を向上
せしめ得る効果がある。
又、本考案の汎用ジェットバーナは、通気口を点火口と
して利用することもでき、その場合は、燃焼筒先端の火
焔出口から点火棒を挿入して点火する従来の点火方法に
比べて点火作業を一層簡易に化することができる。
尚、この種のジェットバーナでは、火焔出口33の開口
面積を小さくすると燃焼音(騒音)が大きくなるが、本
考案では初期燃焼が安定しているのでこの火焔出口の開
口面積を従来より大きくすることができ、騒音の低下に
寄与する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の汎用ジェットバーナのバーナ本体部断面
図、第2図は本考案実施例の汎用ジェットバーナの全体
構成図、第3図は第2図の汎用ジェットバーナのバーナ
本体部断面図である。 14・・・・・・燃料ノズル、23・・・・・・燃焼筒
、23a・・・・・・燃焼筒周壁、25・・・・・・燃
焼筒の内部空間、30・・・・・・通気口、33・・・
・・・火焔出口、35・・・・・・死角空間、A・・・
・・・加圧空気、F・・・・・・燃料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料ノズル14から霧状に噴射される燃料Fと該燃料ノ
    ズル14の周辺部に供給される加圧空気Aとを混合して
    得られる混合ガスを燃焼筒23内にその一方側から他方
    側に向けて吹き込んだ該燃焼筒23内で燃焼させるとと
    もに、その火焔を前記燃焼筒23の他方側に端部に形成
    した火焔出口33から外部へ噴出させるようにした汎用
    ジェットバーナであって、前記燃焼筒23の燃料ノズル
    取付側端部近辺に前記燃料ノズル14に対して死角とな
    る死角空間35を形成するとともに、該死角空間35に
    対応する位置の燃焼筒23の周壁23a部に前記燃焼筒
    23の内外を連通せしめる通気口30を適数個穿設した
    ことをとする汎用ジェットバーナ。
JP7174980U 1980-05-24 1980-05-24 汎用ジエツトバ−ナ Expired JPS6021620Y2 (ja)

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JPS56173820U JPS56173820U (ja) 1981-12-22
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