JPS6021588B2 - 新規なインド−ルの分離方法 - Google Patents

新規なインド−ルの分離方法

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JPS6021588B2
JPS6021588B2 JP1353280A JP1353280A JPS6021588B2 JP S6021588 B2 JPS6021588 B2 JP S6021588B2 JP 1353280 A JP1353280 A JP 1353280A JP 1353280 A JP1353280 A JP 1353280A JP S6021588 B2 JPS6021588 B2 JP S6021588B2
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indole
desorbent
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type zeolite
separating
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健治 高佐
恵三 平川
弘次 西丸
允 本多
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はインドールと炭化水素およびまたはその議導体
とからなる混合物から、インドールを分離する方法に関
する。
インドールは、香料、染料および医薬などの原料として
有用であるが、近年、特に必須アミノ酸の原料として脚
光を浴びてきている。
インドールはコールタール、ジャスミン油、ネロリ油お
よび腐敗タンパク質中等に見し、出されるが、中でも、
工業的に多量に生産されているコールタール中には、0
.2〜0.5重量%含有されており、これを蒸留して得
られる沸点範囲220−270℃の蟹分には、1.5〜
4.5重量%含有されていると言われている。本発明の
目的は、このように低い割合でインドールを含有する混
合物、例えばコールタール蟹分から容易に、しかも効率
よくインドールを分離する方法を提供することにある。
コールタールからインドールを分離する方法には、次の
ような方法が知られている。
コールタールを蒸留して得られる沸点範囲220−27
0午○の留分より、先ず醸成分及び塩基成分を除き、ナ
トリウム、またはナトリウムアミドと共に、100−1
25℃に加熱、あるいは水酸化カリウムと共に、200
一25ぴ0に加熱して、インドールナトリウムまたはイ
ンドールカリウムとして分離する。この方法は、多段の
プロセスを経由する上に高価なナトリウムまたはナトリ
ウムアミドを使用し、かつ複雑な操作を必要とするため
、効率の良い方法とは言い難い。また同様に酸、塩基成
分を取り除いた上記函分を、先ず一20℃〜常温の間で
分別結晶をくり返し、その母液を糟蟹して粗製インドー
ルを分離し、これを石油エーテル中で再結晶してインド
ールを得る方法がある。この方法も多段のプロセスを経
由する上に高沸点物の精蟹を行うため、多大のエネルギ
ーを必要とするなどの欠点があるひまたKoksKhi
m4、34一37(1978)にはコールタールのイン
ドール含有留分から、インドールをガスクロマトグラフ
法により分離した例が記されている。この方法は複雑な
操作を必要とせず、簡単にインドールを分離する方法と
しては、優れてはいるが、原料をガス化させ、更にカラ
ム温度を200一300qoに保持する必要があるため
、多大のエネルギーを要する上に、ガス状の物質を扱う
ために、装置もかなり大きなものとなるなどの欠点を有
し、多量の原料を取り扱うには通さない。このように、
コールタールからインドールを分離する既知方法は、非
常に厄介なものであり、効率のよい分離方法は、未だ知
られていない。本発明者らは、従釆法の欠点及び問題点
を克服するために、発想の転換を行い、これまで全く提
案されたことのない、分子ふるい的分離法の可否につい
て、鋭意研究を重ねた結果、先にインドールと炭化水素
、およびまたはその誘導体とからなる混合物から、イン
ドールを分離取得するに際し、混合物をフオージャサィ
ト型ゼオラィト、中でも工業的規模で生産されている×
型ゼオラィト及びY型ゼオライトに吸着させることによ
って、インドールを容易に、しかも効率よく、分離でき
ることを見し、出し、出願をなすに至った(特藤昭払−
141215号)。しかしながら、吸着剤に被分離物質
を接触させ、インドールを選択的に吸着せしめ、次いで
適当な吸着館を有する脱着剤を接触せしめることにより
、インドールを脱着回収する方法においては、低い割合
でインドールを含有する混合物、例えばコールタールを
蒸留して得られる沸点範囲松0〜270qoの留分の如
く、インドールの含有率が1.5〜4.5重量%と低い
場合、流出液量に対する各成分の濃度変化を示した流出
曲線において、インドール以外の吸着館の弱い成分、例
えばナフタレン・メチルナフタレン類の流出曲線の裾の
部分とインドールの流出曲線の大部分とが重なってしま
う。
そのためインドールに富んだフラクションを分敬した場
合、インドール以外の成分がその中に多量に含まれ、1
単位操作にて高濃度のインドールを得ることが難しい。
この方法を用いて、高濃度のインドールを得るためには
、例えば、被分離液に対し、多量の吸着剤を用いる方法
、あるいは、インドールに富んだフラクションを被分離
液として、同様な操作をくり返し行なう方法等があるが
、いずれも能率が悪い。そこで本発明者らは、上記の如
き困難を克服すべく、インドールと炭化水素、およびま
たはその誘導体とからなる混合物から、更に容易に、し
かも更に効率よく、高純度のインドールを分離取得する
方法について、鋭意研究した結果、インドールと炭化水
素、およびまたはその誘導体とからなる混合物、あるい
はこの混合物を適当な溶剤に溶解した溶液をフオージャ
サィト型ゼオラィトに接触させ、インドールを選択的に
吸着せしめ、次いで適当な吸着能を有する第1の脱着剤
(以下脱着剤1と呼ぶ)を接触せしめ、インドールの大
部分を吸着相に残したまま、インドール以外の吸着館の
弱い成分を脱着せしめ、次いで、適当な吸着館を有する
第2の脱着剤(以下脱着剤0と呼ぶ)を接触せしめ、イ
ンドールを脱着回収することにより、高純度のインドー
ルが容易に分離回収されることを見し、出し本発明に至
った。
本発明に用いられる脱着剤1は、一般式 (R,は、炭素数1〜3のアルキル基、R2は、水素ま
たは炭素数が1〜3のアルキル基)で表わされる化合物
の1種または2種以上の混合物であり、脱着剤川よ、炭
素数が2〜10の脂肪族または芳香族のエーテル類、ケ
トン類またはェステル類である。
尚、本発明によって回収されるインドールは、脱着剤1
及び脱着剤ローこ溶解した形で得られるが、脱着剤1及
び脱着剤0を適当に選ぶことによって、公知の方法例え
ば簡単な蒸留により、容易に分離することが出釆る。本
発明で用いられるフオージヤサィト型ゼオラィトとして
は、天然フオージャサィト、X型ゼオラィト及びY型ゼ
オラィト等が知られているが、工業的規模で生産されて
いるX型ゼオライト及びY型ゼオライトが、工業的見地
からは好ましい。
またX型ゼオラィト及びY型ゼオライトは、いかなる金
属イオンで置換されていてもよいが、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム、ルビジウム、セシウムなどの周期率表
第la族、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム
、バリウムなどの周期率表第oa族、銅、銀などの周期
率表第lb族、亜鉛、カドミウムなどの周期率表第ロb
族、鉄、ニッケル、コバルトなどの周期率表第血族およ
びイットリウム、ランタン、セリウムなどの希土類元素
から選ばれた、1種または2種以上の金属イオンで、陽
イオンの一部または全部を置換したものが好ましい。更
に、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セ
シウムなどの周期率表第la族金属かな選ばれた1種ま
たは2種以上の金属イオンによって、賜イオンの一部ま
たは全部が置換されたX型及びY型ゼオライトがより好
ま・しいが、更に好ましくは、リチウムおよび/または
ナトリウムで贋摸されたY型ゼオラィトを使用するのが
よい。
本発明に適用し得る被分離物は、インドールと炭化水素
、およびまたはその誘導体とからなる混合物である。具
体的には、インドールと、炭素数が6〜松の鎖状炭化水
素、炭素数が6〜滋の環状炭化水素、炭素数が4〜20
の環状エーテル、炭素数が4〜20の環状チオェーテル
から選ばれた少くとも1種とからなる混合物である。被
分離物が、インドールと炭素数が上記範囲外の炭化水素
およびまたは、その譲導体とからなる混合物である場合
は、本発明の分離方法を用いなくても、公知の方法、例
えば蒸留法等によって容易にインドールを分離すること
が出釆る。
本発明に適用し得る被分離物を更に具体的に説明すると
、インドールと、nーオクタン、ナフタレン、チオナフ
テン、1ーメチルナフタレン、2−メチルナフタレン、
ビフエニル、1・5−ジメチルナフタレン、1・7−ジ
メチルナフタレン、2・6ージメチルナフタレン、アセ
ナフテン、ジフェニレンオキシド、フルオレンの1種ま
たは2種以上を含む混合物がある。
工業的に容易に入手出来るこのような混合物としては、
コール夕‐ル留分がある。特にコールタールを蒸留して
得られる、沸点範囲220〜270午0の留分は、イン
ドール含有率が高く、本発明を適用する被分離物として
好ましい。この沸点範囲220〜270qoのコール夕
一ル留分には、インドール以外に、ナフタレン、チオナ
フテン、1ーメチルナフタレン、2ーメチルナフタレン
、ビフエニル、1・5ージメチルナフタレン、1・7−
ジメチルナフタレン、2・6ージメチルナフタレン、ア
セナフテン、ジフエニレンオキシド、フルオレン等が含
まれる。また、これらの混合物中の各成分の割合は、全
く任意である。
例えばコールタールは、その原料である石炭の産地によ
り、その組成が異なり、またコールタールを蒸留してイ
ンドール含有留分を得る場合にも、その蒸留条件等によ
って、函分中の組成は異なってくるが、本発明を適用す
るには何らさしつかえない。また上記被分離物が、ピリ
ジン、ピリジン誘導体、キノリン、キノリン誘導体等の
塩基性物質、あるいは、フェノール、クレゾール類、キ
シレノール類等の酸性物質を多量に含む場合は、ゼオラ
ィトの吸着性能の低下、及び連続使用に対する寿命の低
下をきたすため、これらの酸及び塩基性物質を被分離物
から公知の方法を用いて除去して用いるのが好ましい。
塩基性物質を除去するには、適当な無機酸、例えば1〜
30重量%硫酸で被分離物を洗浄することによって、容
易に除去することが出来る。この場合3の重量%以上の
硫酸を用いると、インドールの重合により、インドール
の損失が大きくなるため好ましくない。また酸性物質を
除去するためには、適当な無機塩基、例えば1〜3の重
量%水酸化ナトリウム水溶液で被分離物を洗浄すること
によって、容易に除去することが出来る。また被分離物
が水を含む場合も、ゼオライトの吸着性能の低下及び連
続使用に対する寿命の低下をきたすため、これを除去し
ておくことが好ましい。
本発明に用いられる脱着剤1は、一般式 (R,は、炭素数が1〜3のアルキル基、R2は、水素
または炭素数が1〜3のアルキル基)で表わされる化合
物の1種または2種以上の混合物である。
更に好ましくは、被分離液及び脱着剤0から、公知の方
法、例えば蒸留法によって容易に分離されるために、適
当な沸点を有し、被分離液及び脱着剤0と容易に溶解し
、くり返し連続に使用しても変質を起こさず、吸着剤及
びインドールにも変質を起こさせない等の諸条件を満足
するものである。この要請を満足する脱着剤1として、
トルエン、エチルベンゼン、○ーキシレン、m−キシレ
ン、pーキシレン及びィソプロピルベンゼンから選ばれ
た1種または2種以上の混合物が挙げられる。また本発
明の脱着剤山ま、炭素数が2〜10の脂肪族または芳香
族のエーテル類、ェステル類またはケトン類であり、具
体的に例示すれば、エーテル類すなわちジヱチルェーテ
ル、ジーn−プロピルエーテル、イソプロピルエーテル
、メチル−n−ブチルエーテル、エチル一nーブチルエ
ーナル、ジ−nーブチルェーテル、アニソール等、また
はェステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸n−プロピル
、酢酸nーブチル、酢酸nーアミル、酢酸ィソブチル、
、酢酸tーブチル、酢酸ィソアミル、ブロピオン酸メチ
ル、プロピオン酸エチル等、またはケトン類、例えば、
ジーnープロピルケトン、メチルエチルケトン、メチル
イソプチルケトン、2−ペンタノン、2ーヘプタノン、
2ーオクタノン、シクロヘキサノン等である。
更に、吸着剤に対する脱着剤1と脱着剤0との吸着力の
相対的強度さ及び吸着剤に対する被分離液中の各成分と
脱着剤0との吸着力の相対的強さ等の点で適当であり、
くり返し連続に使用しても変質を起こさず、吸着剤及び
インドールにも変質を起こさせない等の理由から、アニ
ソールが本発明に用いることが出来る最も好ましい脱着
剤0である。また本発明の方法において、吸着剤の量に
対する被分離液の量、脱着剤1の量及び脱着剤0の量等
の値も適当に選ばれなくてはならない。すなわち、吸着
剤重量(W,)に対する被分離液重量(W2)の関係は
、被分離液中のインドールの含有率をX重量%としたと
き、。
譜・≦w2≦増であることが好ましく、W2がこれより
多いと脱着剤1によるインドールの脱着が多くなるため
不利であり、これより少ないと能率が悪くなる。
更に好ましくは、妾≦w2≦誓竿 である。
また吸着剤重量(W,)に対する脱着剤1重量(W3)
の関係は、0.1W,ミW3S3.0W, が好ましく、これより多いと、脱着剤1によるインドー
ルの脱着量が多く、これより少ないとインドールの純度
が上がりにくくなり、いずれも好ましくない。
更に好ましくは0.3W,SW3SI.5W, である。
また、吸着剤重量(W,)に対する脱着剤Dの重量(W
4)の関係は0.1W,ミW4 であり、これより少ないとインドールが充分脱着されな
いためにインドールの損失が多くなり、上限は特に制限
はないが、多過ぎるとインドールが希釈され過ぎて不利
である。
更に好ましくは0.3W,SW4SI.5W,である。
本発明を実施するに当つて、被分離物、脱着剤1、及び
脱着剤ロを吸着剤に接触させる時の温度は吸着剤の種類
、被分離物の物性(例えば融点、沸点、粘度)及び脱着
剤1、脱着剤0の種類を考慮して適当に選ばれていなく
てはならないが、被分離物の横成成分及びそれらの含有
量によって、被分離物が凝固することもあるので、被分
離物が凝固しない温度以上である必要があり、具体的に
は常温以上であることが好ましい。
また150qo以上では、脱着剤1あるいは、脱着剤0
の沸点以上となる場合もある上に、加熱に要するエネル
ギーが多大となり、経済的でない。従って常温以上、1
50午0以下の温度で操作することが好ましく、更に好
ましくは、50〜120℃である。本発明のインドール
の分離方法は、その主要部で被分離物を、実質的に液状
で取り扱いうる利点を有し、前述のガスクロマトグラフ
法に比べ、分離装置を大幅に小型化することが可能であ
り、多量の原料を取り扱う上でも適した方法である。
また被分離物中のインドールを反応させた後に分離する
方法に比べて、操作が簡単にであるばかりでなく、イン
ドールに実質的に変化が起こらないので、インドールの
損失も少なくすることが出る。更に本発明の吸着剤、脱
着剤1及び脱着剤日用いることにより、1単位操作にて
、高純度のィンドールが容易に、しかも効率よく得られ
る上に、この単位操作は、能率よく繰り返し行わせるこ
とが出来ることなど、従来の分離方法に比べて有利な点
が多い。
以下に本発明の実施例、ならびに比較例を示すが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚実施例及び比較例において、濃縮度(%)とは、下式
で定義される値である。濃縮度(%) −翼畠嬢葦男室裏券壷錫舞重量≦努X・ooすなわち、
脱着剤1及び脱着剤0を除いた流出液中のインドール濃
度(重量%)を示す。
実施例 1 リチウムイオンで置換したY型ゼオラィト(粒蓬分布8
0〜12仇hesh)を直径8肌、長さ100仇舷の垂
直円筒状のガラス製のカラムに充填した。
ゼオライトの充填長は95仇ゆであった。カラムの温度
を70℃に保持し、カラムの一端より、脱着剤0として
アニソールを毎分0.5の上の割合で送入し、カラム内
を満たした。
アニソールが他端より流出いまじめた時、流れを止めて
、1ーメチルナフタレンとインドールの混合液(1ーメ
チルナフタレン9り重量%、インドール3重量%)を毎
分0.5泌の割合で15.0タ送入した後、脱着剤1と
してトルェンを、同じ速度で、20タ送入した。続いて
再びアニソールを同じ速度で送入し、インドールが、カ
ラムから溶離してしまうまで続けた。1ーメチルナフタ
レンとインドールの混合液を送入しはじめた時を0とし
て、機軸に流出液量(夕)、縦軸に流出液中の各成分重
量%、及び濃縮度をとって、各流出液の分析値を図示す
ると第1図の如くであった。
濃縮部中の濃縮度がほぼ100%に達していることが分
る。実施例 2〜4 実施例1で使用したカラムに、被分離物として1ーメチ
ルナフタレンとインドールの混合液(1−メチルナフタ
レン9q重量%、インドール3重量%)を用い、脱着剤
1としてそれぞれ、エチルベンゼン、pーキシレン、イ
ソプロピルベンゼンを使用した。
各々の供輪篇被分離液量、供強舎脱着剤1量、及び結果
を第1表に示した。その他実施方法は、実施例1と同様
であった。各実施例共、高純度のインドールが分離され
ていることが分る。第1表実施例 5 実施例1と同じガラス製カラムに、リチウムイオンで置
換したY型ゼオラィト(粒蓬分布80〜12仇hesh
)を充填し、カラム温度を70qoに保持した。
カラムの一端より脱着剤0としてアニソールを毎分0.
5のとの割合で送入し、カラム内を満たした。次にあら
かじめ10%硫酸、次いで10%水酸化ナトリウム水溶
液で洗浄した、沸点範囲220〜270℃のコール夕‐
ル留分を毎分0.5私の割合で15.7タ送入した。
このコール夕−ル留分の組成は重量%で次の通りであっ
た。ナフタレン
7.9チオナフテン 1
.51ーメチルナフタレン 14
.42ーメチルナフタレン 3
9.2ビフエニル
7.91・5−ジメチルナフタレン 34
1・7−ジメチルブフタレン 6.
72・6ージメチルナフタレン 4.
2インドール
3.6アセナフテン
5.6ジフエニレンオキシド
4.1フルオレン
0.4その他
2.1次に脱着剤1として、トルェンを同じ
速度で19.1タ送入した。
続いて再びアニソールを同じ速度で送入し、上記被分離
物がカラムから溶離してしまうまで続けた。流出液量(
夕)と流出液中の各成分の重量%を図示すると、第5図
及び第6図の如くであり、上記組成の混合液からインド
ールが分離していることが分る。
尚、第5図及び第6図において、トルェン及びアニソー
ルの流出曲線は省略してある。参考例窒素ガスで満たし
たグローボツクス内にて、リチウムイオンで置換したY
型ゼオラィトの粉末1のこ、トルェンを希釈剤とするイ
ンドールと脱着剤0との混合溶液(インドール5.0重
量%、脱着剤日5.の重量%、トルェン90.0重量%
)2夕を加えて70℃にて2時間接触させた。
この時、用いた脱着剤0‘ま、ィソプロピルェーテル、
ジーn−フチルェーテル、アニソール、酢酸エチル、酢
酸nブチル、酢酸イソアミル、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン及びシクロヘキサノンであった。
インドールと脱着剤0の組成変化から分離係数糠着新任
を求めた結鰍次の通りであった。
婆喜義宮けし工−テル K鏡考鼻庁# 5.8 ジーnーブチルエーテル 9.
5アニソール 1.8酢
酸エチル 0.41酢
酸nブチル 0.68酢酸
イソアミル 0.72メチル
エチルケトン 0.62メチ
ルイソプチルケトン 1.4シクロヘキ
サノン 0.33実施例
6〜8脱着剤0として酢酸nブチル、酢酸ィソアミルま
たはメチルイソプチルケトンを用いる以外は実施例1の
方法と同様の方法で1−メチルナフタレンとインドール
の分離を行った結果をそれぞれ図9および図10に示し
た。
いずれの例においても濃縮部中のインドールの濃縮度が
ほぼ100%に達していることが判る。実施例 9 脱着剤1としてエチルベンゼン、脱着剤ロとしてメチル
ィソブチルケトンを用いる以外は実施例1の方法と同様
の方法で1−メチルナフタレンとインドールの分離を行
った結果を図11に示した。
濃縮部中の濃縮度がほぼ100%に達していることが分
る。実施例 10 1ーメチルナフタレン、nーオクタン及びインドールの
混合液(1ーメチルナフタレン93.77重量%、n−
オクタン3.11重量%、インドール3.12重量%)
21.0夕、脱着剤1としてエチルベンゼン19.Mを
用いる以外は実施例1と同じ方法で分離を実施した。
その結果を第12図に示した。比較例 1実施例1と同
じガラス製カラムに、リチウムイオンで置換したY型ゼ
オラィト(粒蓬分布80〜12肌esh)を充填し、被
分離液として1‐メチルナフタレンとインドールの混合
液(1ーメチルナフタレン9り重量%、インドール3重
量%)20.2夕、脱着剤1としてベンゼン25.5夕
を使用した。
その他の実施方法は実施例1と同様であった。結果は第
7図の如くであった。ベンゼンによって大部分のインド
ールが脱着されていることが分る。比較例 2実施例1
と同じガラス製カラムに、リチウムィオンで置換したY
型ゼオラィト(粒径分布80〜12仇hesh)を充填
し、被分離液として1−メチルナフタレンとインドール
の混合液(1ーメチルナフタレン9り重量%、インドー
ル3重量%)、21.9夕、脱着剤1としてn−オクタ
ン19.4夕を使用した。
その他の実施方法は実施例1と同様であった。結果は第
8図の如くであった。濃縮部にかなりの量の1ーメチル
ナフタレンが流出していることが分る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図はカラムに充填したゼオラィトを用い
て、本発明の実施例およびこれに対する比較例の分離を
行った場合の、流出液量と流出液中の各成分の重量%を
示すものである。 第1図 雛2図 館3図 袴4図 第5図 群6図 袷7図 第8図 第9図 繁10図 繁11囚 第12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 インドールと炭化水素およびまたはその誘導体とか
    らなる混合物から、インドールを分離取得する際に、フ
    オージヤサイト型ゼオライトに前記混合物を接触せしめ
    、インドールを選択的に吸着せしめた後、脱着剤I、次
    いで脱着剤IIを前記フオージヤサイト型ゼオライトに接
    触せしめてインドールを分離回収するに当り、脱着剤I
    として、一般式▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物(R_1は炭素数が1〜3のアルキ
    ル基、R_2は水素、または炭素数が1〜3のアルキル
    基)から選ばれた1種または2種以上の混合物を、脱着
    剤IIとして、炭素数が2〜10の脂肪族または芳香族の
    エーテル類、エステル類またはケトン類を用いることを
    特徴とするインドールの分離方法。 2 脱着剤Iが、トルエン、エチルベンゼン、o−キシ
    レン、m−キシレン、p−キシレン、及びイソプロピル
    ベンゼンから選ばれた1種または2種以上の混合物であ
    る特許請求の範囲第1項記載のインドールの分離方法。 3 脱着剤IIが、アニソールである特許請求の範囲第1
    項のインドールの分離方法。 4 インドールとの混合物を構成する炭化水素が、炭化
    水素が、炭素数6〜22の鎖状およびまたは環状炭化水
    素であり、その誘導体が、炭素数4〜20の環状エーテ
    ルおよびまたはチオエーテルである特許請求の範囲第1
    項記載のインドールの分離方法。 5 インドールと炭化水素およびまたはその誘導体とか
    らなる混合物が、インドールと、ナフタレン、チオナフ
    テン、1−メチルナフタレン、2−メチルナフタレン、
    ビフエニル、1・5−ジメチルナフタレン、1・7−ジ
    メチルナフタレン、2・6−ジメチルナフタレン、アセ
    ナフテン、ジフエニレンオキシドおよびフルオレンから
    選ばれた1種または2種以上を含む混合物である特許請
    求の範囲第1項記載のインドールの分離方法。 6 インドールと炭化水素およびまたはその誘導体とか
    らなる混合物が、コールタールを蒸留して得られる沸点
    範囲220〜270℃の留分である特許請求の範囲第1
    項記載のインドールの分離方法。 7 インドールと炭化水素およびまたはその誘導体とか
    らなる混合物が、コールタールを蒸留して得られる沸点
    範囲220〜270℃の留分を、酸および塩基で洗浄し
    た後の油分である特許請求の範囲第1項記載のインドー
    ルの分離方法。 8 フオージヤサイト型ゼオライトがX型ゼオライトで
    ある特許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、
    第5項、第6項または第7項のいずれかに記載のインド
    ールの分離方法。 9 フオージヤサイト型ゼオライトがY型ゼオライトで
    ある特許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、
    第5項、第6項または第7項のいずれかに記載のインド
    ールの分離方法。 10 フオージヤサイト型ゼオライトが、リチウムおよ
    びまたはナトリウムイオンで置換したY型ゼオライトで
    ある特許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、
    第5項、第6項または第7項のいずれかに記載のインド
    ールの分離方法。
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