JPS60213707A - パルス燃焼器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家庭用あるいは工業用の給湯器、暖房器等の
熱源となるパルス燃焼器に関するものである。

従来例の構成とその問題点 パルス燃焼器は、始動時に燃料と送風ファンにより燃焼
用空気を燃焼室に供給させ、点火プラグを作動させるこ
とにより強制的に燃焼を行わせる。

ひとたび系が安定して燃焼サイクルを形成すると点火プ
ラグや送風ファンを停止しても、燃焼用空気を自動吸引
し、自己着火により数十〜数百ヘルツの一定周波数でパ
ルス燃焼を継続する。

このようなパルス燃焼器は高負荷で燃焼し、熱伝達特性
がよく、始動時を除けば着火や給排気を自動で行い、構
造が簡単であるなどの利点がある。

しかしながら、パルス燃焼器は燃焼時の騒音が大きいと
いう問題があった。このために各機能部スが変わるため
に、燃焼サイクルの基本周波数が変わることがある。こ
のために折角装着したマフラが思ったほど効果が上がら
ないことが多い。そこで空気パルプ装置を空気クッショ
ンチャンバで囲み、空気パルプ装置からの音の漏れを遮
音するとともに、空気クッションチャンバの音響インピ
ーダンスをパルス燃焼の基本周波数に影響を与えないく
らい充分に大きくシ、マフラを装着しても所定の周波数
が維持でき、マフラでの消音を効果的にしている。とこ
ろがパルス燃焼の場合燃焼音が非常に大きいので、空気
パルプ装置を空気クッションチャンバで囲むと、空気ク
ッションチャンバの壁面の振動や壁面からの音の漏れ特
に低周波数域の音の漏れが大きくなシ、いきおけ空気ク
ッションチャンバの板厚を厚くしなければならない。

従って、７７うを装着して給排気口から出る音を減音し
ても、空気クッションチャンバから漏れる音が大きくな
り、その対策を講じなければならないという問題が生じ
ている。

発明の目的 本発明はこれらの問題点に鑑みて行われたもので、空気
パルプ装置を改良することにより、簡単な構造で低騒音
のパルス燃焼器を提供するものである。

発明の構成 上記目的を達成するために、本発明は、空気パルプ装置
を空気供給路に接続し、空気パルプ装置を、空気クッシ
ョンチャンバ内に設けるとともに空気バルブにおける空
気流の上流側を有孔板で囲んだものである。

実施例の説明 本発明の一実施例を第１図を用いて説明する。

本実施例のパルス燃焼器は第１図に示すように、燃焼室
１、ティルパイプ２、点火プラグ３、空気９室４、空気
供給路６、空気パルプ装置６、有孔板７、空気クッショ
ンチャンバ８、燃料供給路９、燃料パルプ１ｏから構成
される・。

パルス燃焼器の燃焼音は、燃焼室１とティルバイプ２の
形状により決定される基本周波数と基本周波数の整数倍
からなる高調波成分をもっている。

この基本周波数は数十ヘルツから数百ヘルツと低周波数
の音であるので、この音が空気クッションチャンバ８へ
放射され、空気クッションチャ゛ンバ８の壁面を振動さ
せ、壁面からの音の漏れ特に低周波成分の漏れを大きく
している。

そこで本実施例では、燃焼音が空気パルプ装置６を通過
し、空気クッションチャンバ８に入ってくる際に減音す
るために、空気パルプ装置６における空気流の上流側を
有孔板７で囲んである。有孔板７には、金属板や樹脂な
どの弾性体に多数の小孔をあけたものを用いることがで
きる。

第２図に示すように空気パルプ装置らを通過した燃焼音
１１は、有孔板７の内壁面に当って反射し、有孔板７の
内側で相互に衝突や分散を繰り返し、有孔板７の小孔１
２がら空気クッションチャンバ８へ放射される。衝突や
分散を繰り返す際に、相互干渉により燃焼音が消音され
る。この相互干渉による消音は、低周波数域から高周波
数域をで至る広範囲で効果がある。また燃焼音１１が有
孔板７の壁面に衝突する際、燃焼音１１により有孔板７
が振動し、有孔板７の内部損失や有孔板７の取付部の摩
擦損失などにより吸音される。

さらに燃焼音は有孔板７の囲いの中で、衝突や分散を繰
り返した後に放射されるために、燃焼音は有孔板７の小
孔１２から均一に放射される。従って空気クッションチ
ャンバ８の各壁面に均一に音圧が作用するようになる。

それ故に、従来のように空気パルプ装置６に向い合って
いる空気クッションチャンバ８の壁面の音圧に対する強
度を、他の壁面より増加する（肉厚の増加、吸音材の貼
付等）必要がなくなる。

一方、燃焼用空気１３は有孔板７の小孔１２を通過して
空気パルプ装置６へ供給されるために、空気パルプ装置
６を有孔板７で囲むことによる通気抵抗の増加はほとん
どない。従って、燃焼状態を良好に維持することができ
る。

第３図に本発明の他の実施例を示す。

第３図に示すように空気パルプ装置６を通過した燃焼音
１１は、内側の有孔板７ａの内壁面に当って反射し、内
側の有孔板７ａの内部で相互に衝突や分散を繰り返し、
有孔板７ａの小孔１２ａがら外側の吸音材１４へ放射さ
れる。衝突や分散を繰り返す際に、相互干渉により燃焼
音が消音される。また燃焼音１１は有孔板７ａの壁面を
振動さ　′せるが、有孔板７ａの外側を吸音材１４で覆
っであるので、この吸音材１４が緩衝材の役割を果し、
有孔板７ａの壁面の振動を減衰する働きがある。

従って、有孔板７ａの壁面での新たな２次発生音の防止
にも効果がある。一方、吸音材１４の中へ放射された燃
焼音１５は、内側の有孔板７ａと外側の有孔板７ｂの間
で吸音材１４で吸音されながら衝突や分散を繰り返す。

それ故に、２枚の多重となった有孔板７ａ、７ｂの間の
吸音材１４の部分でも、相互干渉により燃焼音が消音さ
れる。この相互干渉による消音は、低周波数域から高周
波数域に至る広範囲な領域で効果がある。吸音材１４で
衝突や分散を繰り返した燃焼音は、有孔板７ｂの小孔１
２ｂから均一に空気クッションチャンバ８へ放射される
。従って空気クッションチャンバ８の各壁面に均一に音
圧が作用するようになる。

それ故に、従来のように空気パルプ装置６の空気口に向
い合っている空気クッションチャンバ８の壁面の音圧に
対する強度を、他の壁面より増加する（肉厚の増加等）
必要がなくなる。

以上により、燃焼室１で発生した燃焼音は、有孔板７．
了ａ、７ｂの囲いを通過する際に消音され、有孔板７，
７ｂの小孔から均一に空気クッションチャンバ８に放射
される。それ故に空気クッションチャンバ８の壁面を振
動させる原因となる低周波成分の音が減衰し、空気クッ
ションチャンバ８の壁面はほとんど振動せず、壁面から
の音の漏れが著しく減少する。従って、従来のパルス燃
焼器と比較して低騒音化がはかられる。

発明の効果 本発明によれば空気パルプ装置を通過し空気クッション
チャンバへ放射される燃焼音が多孔板により減衰される
ために、空気クッションチャンバの壁面の振動と、壁面
からの音の漏れが著しく減少し、パルス燃焼器の低騒音
化に効果がある０

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のパルづ燃焼器の断面図、第
２図は同パルス燃焼器の空気パルプ装置の拡大断面図、
第３図は本発明のパルス燃焼器の他の実施例の空気パル
プ装置の拡大断面図である。 １・・・・・・燃焼室、２・・・・・・テイルパイプ、
６・・・・・・空気パルプ装置、７，７ａ、７ｂ・・・
・・・有孔板、８・・・・・・空気クッションチャンバ
、１４・・・・・・吸音材。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）燃焼室の一端に接続したテイルパイプと、前記燃
   焼室の他端に接続した燃料供給路および空気供給路と、
   前記燃料供給路に具備された燃料パルプ装置と、前記空
   気供給路に接続した空気パルプ装置と、前記空気パルプ
   装置を、その内部に具備し前記空気供給路に接続した空
   気クッションチャンバとを備え、前記空気パイプ装置に
   おける空気流の上流側を有孔板で囲んだパルス燃焼器。 （噂　空気パルプ装置における空気流の上流側を２重の
   有孔板で囲み、前記２重の有孔板間の隙間に吸音材を充
   填した特許請求の範囲第１項記載のパルス燃焼′ｇ″ｆ
   ｔ。