JPS6021342A - 銅含有鉱石浸出液より銅を回収する方法 - Google Patents

銅含有鉱石浸出液より銅を回収する方法

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JPS6021342A
JPS6021342A JP58127483A JP12748383A JPS6021342A JP S6021342 A JPS6021342 A JP S6021342A JP 58127483 A JP58127483 A JP 58127483A JP 12748383 A JP12748383 A JP 12748383A JP S6021342 A JPS6021342 A JP S6021342A
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片岡 有信
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松田 公昭
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Masahiro Aoi
青井 正廣
Kunitake Chino
千野 邦武
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は銅含有鉱石浸出液より銅を回収する方法に関す
るものである。
さらに詳しくは、キレ−1−樹脂を用いて、銅含有鉱石
浸出液中の銅を経済的に回収する方法に関するものであ
る。
近年銅製錬の分野では、資源の枯渇化が進み従来の乾式
製錬法(以下乾式法と呼ぶ。)では処理の対象とされて
いなかった低品位鉱の処理の必要が生じてきた。
湿式製錬法(以下湿式法と呼ぶ。)の抽出工程で使用す
る抽出剤に性能的に優れた抽出剤が開発されたこと等が
銅fR錬の乾式法から湿式法による製法の転換に拍車を
かけている。
銅の湿式法は、銅含有鉱石を硫酸又はアンモニアによる
浸出処理を行い、銅成分を銅鉱石から溶出させた浸出液
を有機抽出剤と接触させて、浸出液から銅成分を抽出し
、この銅含有有機抽出剤を、次いで約100 P/l 
濃度の硫酸水溶液と接触さぜ硫酸水溶液側へ銅成分を逆
抽出せしめ該抽出液を電解又は薬剤による還元処理を行
ない、銅を沈澱回収する方法が一般に行われている。
しかしながら、湿式法は抽出工程で使用する抽出剤が液
状であるため抽出剤及び溶剤の一部が浸出液及び逆抽出
液側に溶解ロスするとか、また、ケロシン等の危険な有
機溶剤を大量に使用するために保安上問題があり、経済
上、公害対策上必ずしも十分に滴定されたものではない
一方、上記不都合を解決するために、銅鉱石硫酸浸出液
中の銅を回収する試みとして、アミノカルボン酸タイプ
のキレート樹脂を用いて吸着回収する試みが、なされて
いる。(例えばTsvetoMetal 43 (10
) 、 20〜22(1970) ]。
しかし、上記アミノカルボン酸基を有するキレート樹脂
の場合、銅イオンの吸着能力が劣るために、また銅イオ
ンに対する選択吸着性に乏しい為、大量のキレート樹脂
を必要とし十分満足されたものとはいえず、実用化まで
至っていない。
かかる事情に鑑み本発明者らは、上記不都合を克服した
湿式銅製針法を見出すべく鋭意研究した結果、湿式性銅
含有鉱石浸出液からの缶の抽出に特定の官能基を有する
キレート樹脂を使用すれば上記不都合を克服することが
出来ることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、銅含有鉱石から銅金厄を回収する
湿式N錬工程の銅含有鉱石浸出液をグアニジノ基、アミ
ドオキシム基、オキシム基、オキシン基、アミジノ基、
ホルマザン基、ジケトン基及びアミノ基とアミノ基のα
−またはβ−位に水酸基又はチオール基を有する基から
選ばれた少くとも一種以上の官能基を有するキレート樹
脂と接触させ銅イオンを該キレート樹脂に吸着せしめ、
該銅吸着キレート樹脂を溶離剤と接触させ、銅を浴部せ
しめることを特にとする銅含有鉱石浸出液より缶を回収
する方法を提供するにある。
本発明方法は湿式製錬工程の銅含有鉱石浸出液が処理の
対象とされる。
一般には、銅含有鉱石をp)IQ、5〜3前後の硫酸水
溶液又はpJ48〜11のアンモニア水溶液により、溶
出処理を行った0、1−= 51!/l 濃1テ[の色
を含有する浸出液が好適に用し)られる。
木と11明方法において用いられるキレ−1・樹n旨−
しマ゛°は、湿式鋼!1・’+*!工程の銅含;rii
?’を石)受出液中の例を選択的に吸着する作用を有す
るところのグアニジ、ノ基、7′ミドAキシム基、オキ
シム基、オキシム基及びアミジノ基、ホルマーv1ン基
、ジケl−ニー’基又はアミノ基とアミノ基のα−又C
よβ−位に水が?基又はチオール基を有する基力)ら炒
)ばれた少(とも一種以上の官能基を有するキレ−1・
樹脂が用いられる。特にグアニジノ基、アミドオキシム
基及び副キシム基から選ばれた少くとも−・種以上の官
能基を有するキレ−1−樹脂が好ましく用いられる。よ
り具体的には、アミン反応性基又は1級及び/又は2級
のアミノ基を有したアクリロニトリル−ジビニルベンゼ
ン共重合体等ニトリル基を有する重合体、スチレン−ジ
ビニルベンゼン共重合体、7エ/ −/Iz樹脂、ポリ
塩化ビニル等の重合体にヒドロキシルアミン、グアニジ
ン、アミノグアニジン、ジシアンジアミド、ビグアニド
、L−グアニジノカプロン酸ヘキシルエステル、グアニ
ジノ酢酸、2.4−ジアミノフェノール、2.2′−ジ
ヒドロキシ−5−ジエチレントリアミノ−N、N’−エ
タンシリデンジアニリン、アセチルアセトン、オキザリ
ルクロリド、5−アミノ−8−オキシキノリン、5−ジ
エチルトリアミノ−8−オキシキノリン、4−アミノベ
ンズアミドオキシl\、4−ジエチレントリアミノベン
ズアミドオキシム等を反応させて得たグアニジノ基、ア
ミドオキシム基、オキシム基、オキシン基又はα−又は
β−位にアミノ基と水酸基又はチオール基、シ″襲ケト
ン基からなる基を少くとも一種以上有するキレ−1・樹
脂が好ましく用いられる。
かかるキレ−1・樹脂は銅含有鉱石中の例えばコバルト
ニッケル等に対しては殆んど吸着性を示さないが、銅イ
オンに対しては著しく壽れた吸着性を有するという作用
を発揮する。
これに対して従来公知のアミノカルボン基を有するイオ
ン交換樹脂の場合には、本発明で用いる上記キレート樹
脂に比較して銅イオン吸着性がb以下であり、しかも銅
に対する選択吸着性も著しく低いという不都合があるの
である。
本発明方法の実施に当り、湿式M”k fil工程銅含
有鉱石浸出液と上記銅吸着性を有するキレート樹脂との
接触工程は一般に90’C以下、好ましくは10〜60
℃の温度において実施すればよく、90℃以上になると
加熱に要する費用が嵩むので好ましくない。本発明方法
の実施に当り、上記キレート樹脂と湿式!l工程の銅含
有鉱石浸出液との接触方法は特1こ制限されるものでは
なく、例えば銅含有鉱石浸出液へキレート樹脂を浸漬す
る方法、キレート樹脂を充填した塔中へ銅含有鉱石浸出
液を通す方法等が一般に採用される。しかしながら、処
理操作上、キレート樹脂を充填した塔中へ銅含有鉱石浸
出液を通液する方法が好適に採用される。この場合、通
液倍率は、一般に1〜500容量部にて実施するのが好
ましい。
キレート樹脂゛の使用量は特に制限されるものではなく
、処理対象とする銅含有鉱石浸出液中の銅濃度、用いる
キレート樹脂の種類等によって変わるが、これは適宜、
予備実馳を行うことにより設定することができる。
又、銅含有鉱石浸出液とキレート樹脂との接触時間は、
特に制限されるものではないが、通常数秒以上、好まし
くは、1分〜24時間接mさせれば良い。しかして、本
発明方法のキレート樹脂を用いる場合には、銅を含有す
る鉱石浸出液中の銅イオンを選択的に吸着分離するとい
う効果が達成される。
以上のようにして銅を吸着せしめたキレート樹脂は、処
理液と分離される。
本発明方法の実施に当り、1−記銅を吸着捕集したとこ
ろのキレート樹脂は、次いで塩酸、硫酸、硝酸、ガ11
酸等の鉱酸からなる溶離剤と接触させることにより溶#
する。通常溶S分離された銅を含有する溶離剤は、引き
続いて電解処理に付されるのであるが、この場合trX
解電流効率、生産性向上の点か−ら、電解処理にイ]さ
れる溶離液中の銅濃度を1〜50 P/l濃度、好まし
くは5〜20f/I!濃度の銅を含む硫酸水/8液であ
ることが好ましい。溶離剤中の銅濃度を高くするために
は、電解層液を溶離剤として再使用することにより、行
えばより好ましい。
又、電解槽の材!を等の選定の上からも溶離剤としては
硫酸が好ましく用いられる。以上のようにして溶部回収
された銅を含有する溶離液は、公知の方法、たとえば溶
離液に鉄等を加えイオン化傾向の差を利用し、金属銅を
析出さす方法、二酸化硫黄等還元剤を加え金属銅を析出
さす方法、電解により金RMを析出さす方法等の還元処
)!Pを行い金属銅を回収することができる。
通常、処理操作及び製品の純度の点より溶1’il¥液
を直接電解する方法が好ましく用いられる。
以上詳述したような本発明方法によれば、公知のキレ−
1・樹脂を用いる方法に比較して、銅含有鉱石浸出液か
らの銅イオンの吸着性能が著しく高く、極めて経済的な
回収プロセスとなり、その経済的価値は、極めて高いも
のである。又、公知の湿式法抽出工程で使用されている
液状の含有鉱石浸出液、溶離液等への溶解ロスが無い。
ので優れているという効果を有しており、その工業的価
値は大なるものである。
以下に実施例により本発明方法を更に詳細に説明するが
本発明方法はこれにより限定されるものではない。
実施例1 アクリロニトリルとジビニルベンゼン共重合体に炭酸グ
アニジンを10重ift%水酸化ナトリウム水溶液溶媒
下に、100〜105℃において、4時間反応させて得
たグアニジノ基を有したキレート樹脂の1重量部を C
u 102Or’?/l −co 115m’j/l 
−Ni 921 T’V/l濃度のCI+、 、 Co
及びNiイオンを含むpH2,1の硫酸処理銅鉱石浸出
液50容旦部に浸漬し1時間振闘処理を行った。次いで
、銅イオンを吸着させたキレ−1・樹脂をE過分前し1
0重量%硫酸水溶液4容丹部と室温で混合し、1時間ゆ
っくりと攪拌し銅イオンを溶離させた。
1(nt:、 液中0) Cu 、 Co及びNlfi
度はCu 12,600ry、e 、 Co 25ry
/l 、 Ni200 myit−r::あり、・11
/−刊・樹脂当りの吸着量は、Cu 50.4■/2−
樹脂、Go 0.1 ”9/タ一樹廁〕層i0.8り/
2−樹脂であった。又、E液中の残存Cu 、 Go 
Niイオンの分析を行ったところ、Cu13η/l。
Co 111 ’V/l 、 Ni 901 r’V/
l テあった。以上よす本発明に用いているキレ−1・
樹脂は鏑に対する選択吸着性に優れていることが明らか
である。
実施例2〜12 キレート樹脂B: クロルメチル化スチレン−ジビニルベンゼン共重合体に
炭酸グアニジンを10!f’を係水酸化ナトリウム水溶
液溶媒下、100〜105℃、4時間反応させて得たグ
アニジノ基を有した樹脂。
キレート樹脂C: アクリロニトリル−ポリエチレングリコールジメタアク
リレート共重合体に硝酸グアニジンとヒドラジンを水溶
媒下95〜100℃で8吟間反応させて得たグアニジノ
基とヒドラジノ基を有した樹脂。
キレート樹脂D= アクリロニトリル−ジビニルベンゼン共重合体に、4−
ジエチレントリアミノベンズアミジンを水溶媒、加圧下
120〜130℃、1時間反応させて得たジエチレント
リアミノ基とアミジノ基を有した樹脂。
キレート樹脂E クロルメチル化スチレン−ジビニルベンゼン共Mh 体
に、3−7ヱニルポルマザンをN、N’−ジメチルホル
ムアミド水溶液m媒下9.80〜100℃、2時間反応
させて得たホルマザン基を有した樹脂。
キレート樹脂F: クロルメチル化スチレン−ジビニルベンゼン共重合体に
ビグアニドを水溶媒下、90〜100℃、6時間反応さ
せて得たグアニジノ基を有した樹脂。
キレート樹脂G: アクリロニトリルとジビニルベンゼン共重合体に硫酸ヒ
ドロキシルアミンとヒドラジンを水溶媒下90〜100
℃、2時間反応させて得たアミドオキシム基を有した樹
脂。
キレート樹脂H: アクリロニi・リルとジビニルベンゼン共重合体にジエ
チレントリアミンを水溶媒下、117〜123℃で4時
間反応させて得たアミノ化樹脂と5−ブロム−2,2′
−ジヒドロキシ−N、N’−エタンジインデンジアニリ
ンをトルエン溶媒中ピリジン存在下100〜105℃で
6時間反応させて得たβ−位にシッ笈塩基の−N−と水
酸基を有した樹脂。
キレート樹脂■ アミノメチル化スチレン−ジビニルベンゼン共重合体と
5−ブロム−2−ヒドロキシ−2′−メルカプト−N、
N’−スフシーニルジアニリンをトルエン溶媒中、ピリ
ジン存在下97〜103℃で3時間反応させて得たβ−
位にシラ文塩基の−NH−と水酸基及びチオール基とア
ミドジケトン基を有した樹脂。
キレート樹脂J ジエチレントリアミノ化アクリロニトリル−ジビニルベ
ンゼン共重合体に、エタノール溶媒中、ナトリウムエト
キシド存在下アセト酢酸エチルを反応させて得たジケト
ン基を有した樹脂。
キレート樹脂に キレート樹脂Jに水溶媒中、ヒドロキシルアミンを反応
させて得たオキシム基とアミドケトン基を有した樹脂。
キレ−1・樹脂L ジエチレントリアミノ化アクリロニトリル−ジビニルベ
ンゼン共重合体に水溶媒下5−ブロムー8−ヒドロキシ
キノリンを97〜107℃で6時間反応させて得たオキ
シン基を有した樹脂。
以上のキレート樹脂の各々1重貫部を実施例1と同様に
して、硫酸処理銅鉱石浸出液 化50容量部と接触処理
を行った。p液中のCu 、 Co 、 Ni濃度及び
Cu 、−Go 、 Niのキレ 8−1.樹脂当りの
吸着量は第1表に示すようで 昧あった。
比較例1 実施例1のキレ−t、 14脂のかわりに市販のアミノ
カルボン酸型キレ−1・樹脂1重量部を用いた以外は、
実施例1と同校にして、硫酸処理例鉱石浸出液50容量
部と接触処理を行った。を液中ノcu 、 Go 、 
Ni濃度及びCu 。
Co 、 Niのキレ−1,樹脂当りの吸着量は第2表
に示すようであった。
第2表 実施例12 実施例1で用いたのと同一のグアニジノ基を有した樹脂
の20−をカラムに充填し、塔頂よりCu 1020 
ry/l −co us Py/l −Ni921 ”
t/l含むpH2,117)ff!鉱石浸出液24〇−
を空間速度5VIQhr−1で通液したところ流出液中
のイン屈濃度は第1表のM鉱石浸出液のキレート塔流出
液の項に示すような結果を得た。次いで、Cu20f/
V、2゜1規定硫酸濃度の銅電解層液を主成分とする溶
離剤40司をSV 2.5 hr−1で流し10−ずつ
分取し各々の溶離液、分取液のCu t Go + N
 1の濃度を分析したところ、第3表に示すような結果
が得られた。
以上の結果より、本発明方法において用いるキレート樹
脂は銅に対して優れた選択吸着性を示すことが明らかで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (0銅含有鉱石から銅金后を回収する湿式fll錬工程
    の銅含有鉱石浸出液をグアニS2)基、アミドオキシム
    基、オキシム基、オキシン基、アミジノ基、ホルマザン
    基、ジケト・ン基、及びアミノ基とアミノ基のα−又は
    β−位)こ水酸基又はチオール基を有する基から選+r
     Izた少くとも一種以上の官能基を有するキレート樹
    脂と接触させ、銅を該キレート樹脂:こ吸着ぜしめ、次
    いで該銅吸着キレート樹脂を溶PIII剤と接触させ銅
    を溶離せしめることを特徴とする銅含有鉱石浸出液より
    銅を回収する方法。 (2)溶舗剤が5〜2oy/l濃度の銅を含有する0、
    5〜3規定の硫酸水溶液であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の銅含有鉱石浸出液より銅を回収す
    る方法。 (3) キレート樹脂がグアニジノ基、アミドオキシム
    基及びオキシム基から選ばれた少くとも一種以上の官能
    基を有するキレート樹脂であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1または2項記載の銅含有鉱石浸出液より銅
    を回収する方法。
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