JPS60212349A - 成形体への溶射法 - Google Patents
成形体への溶射法Info
- Publication number
- JPS60212349A JPS60212349A JP7055784A JP7055784A JPS60212349A JP S60212349 A JPS60212349 A JP S60212349A JP 7055784 A JP7055784 A JP 7055784A JP 7055784 A JP7055784 A JP 7055784A JP S60212349 A JPS60212349 A JP S60212349A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spraying method
- spraying
- base material
- flame spraying
- molded shape
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は基材表面にセラミックス又は金属の溶射皮膜を
形成せしめた複合成形体を得る溶射法に関する。
形成せしめた複合成形体を得る溶射法に関する。
溶射法を用いて金属やセラミックスの皮膜を基材表面に
被着させる場合、基材と溶射皮膜の両者の線膨張率が大
きく異なるために大きな温度変化によシ剥離を生じたシ
、あるいは基材の表面を粗面化出来ないため、溶射皮膜
との機械的な引掛かシがほとんどないことから密着性が
低い等の問題を生ずる場合があった。
被着させる場合、基材と溶射皮膜の両者の線膨張率が大
きく異なるために大きな温度変化によシ剥離を生じたシ
、あるいは基材の表面を粗面化出来ないため、溶射皮膜
との機械的な引掛かシがほとんどないことから密着性が
低い等の問題を生ずる場合があった。
そこで本発明者等はかかる現状に鑑み、基材と溶射皮膜
の界面に於ける詳細な検討の結果、次のよう釦して基材
と溶射皮膜とが密着し、しかも密着部分の耐久性に優れ
たセラミックスまたは金属の溶射皮膜を有する初会成形
体を形成しうろことを見出して、本発明に到達したもの
である。
の界面に於ける詳細な検討の結果、次のよう釦して基材
と溶射皮膜とが密着し、しかも密着部分の耐久性に優れ
たセラミックスまたは金属の溶射皮膜を有する初会成形
体を形成しうろことを見出して、本発明に到達したもの
である。
すなわち本発明の要旨とするところ性、溶射時に未硬化
または未乾燥の接着剤層を設けた基材の表面上に、セラ
ミックス又杖金属の溶射皮膜を形成することを特徴とす
る溶射法にある。
または未乾燥の接着剤層を設けた基材の表面上に、セラ
ミックス又杖金属の溶射皮膜を形成することを特徴とす
る溶射法にある。
本発明を実施するにあたり接着剤層に未硬化の熱硬化性
樹脂を用いれば好都合であゆ、未硬化の状態とは常温に
おいてほとんど流りJ性を示さない、いわゆるBステー
ジ状態から流動性を示す溶融状態のものまでとくに限定
されるものではない。熱硬化性の樹h’ttとしてはポ
リエステル、ビニルエステル、エポキシ、ポリイミド、
フェノール樹脂等が誉げられるっ 本発明で用いる基材は少くともセラミックスまたは金属
を溶射しうる成形体で、1:1れtfよいが、表層が樹
脂からなる成形体を用いるのが好適である。本発明で好
ましく適用される樹脂成形体は熱度□塑性樹脂、熱硬化
性樹脂のいずれでもよく、例えばポリエステル、ポリア
ミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル
、ポリカーボネート、ポリ弗化ビニル、ポリアセタール
、ポリメタクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂
等が挙げられる。更に本発明を実施するにあたシ、基材
として繊維状物を含む繊維強化樹脂も好ましく用いられ
、この繊維状物としてはガラススラグ、炭素、ポロン、
スチール、炭化ケイ素等からなる無機質繊維、ポリエス
テル、ポリアミド、アラミド、ポリプロピレン、麻、木
綿等の有機質繊維が挙げられる。これら繊維は短繊維、
長繊維、引揃えシート、不織シート、編物、織物等の形
態で用いられる。
樹脂を用いれば好都合であゆ、未硬化の状態とは常温に
おいてほとんど流りJ性を示さない、いわゆるBステー
ジ状態から流動性を示す溶融状態のものまでとくに限定
されるものではない。熱硬化性の樹h’ttとしてはポ
リエステル、ビニルエステル、エポキシ、ポリイミド、
フェノール樹脂等が誉げられるっ 本発明で用いる基材は少くともセラミックスまたは金属
を溶射しうる成形体で、1:1れtfよいが、表層が樹
脂からなる成形体を用いるのが好適である。本発明で好
ましく適用される樹脂成形体は熱度□塑性樹脂、熱硬化
性樹脂のいずれでもよく、例えばポリエステル、ポリア
ミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル
、ポリカーボネート、ポリ弗化ビニル、ポリアセタール
、ポリメタクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂
等が挙げられる。更に本発明を実施するにあたシ、基材
として繊維状物を含む繊維強化樹脂も好ましく用いられ
、この繊維状物としてはガラススラグ、炭素、ポロン、
スチール、炭化ケイ素等からなる無機質繊維、ポリエス
テル、ポリアミド、アラミド、ポリプロピレン、麻、木
綿等の有機質繊維が挙げられる。これら繊維は短繊維、
長繊維、引揃えシート、不織シート、編物、織物等の形
態で用いられる。
成形体は溶射面が溶射時に受ける機械的あるいは熱的衝
撃に耐える厚みにすることが必要である。
撃に耐える厚みにすることが必要である。
また、本発明においては、接着層を塗布する基材の表面
はサンドブラスト、脱脂処理を施し接着剤と十分に接着
させるよう予め処理することが好ましい。
はサンドブラスト、脱脂処理を施し接着剤と十分に接着
させるよう予め処理することが好ましい。
溶射されるセラミックスおよび金属としてはアルミナ、
チタニア、アルミナ−チタニア、酸化クロム、酸化ニッ
ケル、酸化コバルト、ジルコニア、ジルコン酸マグネシ
ウム、スヒネル、酸化セシウム等の酸化物、タングステ
ンカーバイド、シリコンカーバイド、クロムカーバイド
、チタンナイトライド、シリコン、ジルコニウムナイト
ライド、ボロンナイトライド等の炭化物、窒化物、アル
ミニウム、亜鉛、銅、鉄、アルミブロンズプラス、モネ
ル、ニッケル、クロム、銀、七すプデン、シリコン、タ
ンタル、ニッケルクロム、ニッケルアルミナイド、ニッ
ケルグラファイトステンレス銅等の金属の単体あるいは
混合物が用いられる。
チタニア、アルミナ−チタニア、酸化クロム、酸化ニッ
ケル、酸化コバルト、ジルコニア、ジルコン酸マグネシ
ウム、スヒネル、酸化セシウム等の酸化物、タングステ
ンカーバイド、シリコンカーバイド、クロムカーバイド
、チタンナイトライド、シリコン、ジルコニウムナイト
ライド、ボロンナイトライド等の炭化物、窒化物、アル
ミニウム、亜鉛、銅、鉄、アルミブロンズプラス、モネ
ル、ニッケル、クロム、銀、七すプデン、シリコン、タ
ンタル、ニッケルクロム、ニッケルアルミナイド、ニッ
ケルグラファイトステンレス銅等の金属の単体あるいは
混合物が用いられる。
かかるセラミックスおよび金属を溶射するには溶線式ガ
ス溶射法、溶棒式ガス溶射法、デトネーションガン溶射
法、アーク溶射法、プラズマジェット溶射法を用いるが
、いずれの溶射法を用いるにせよ溶射の際には被溶射体
の形態、溶射材料および装置等の溶射条件を充分勘案す
る必要があることは勿論である。
ス溶射法、溶棒式ガス溶射法、デトネーションガン溶射
法、アーク溶射法、プラズマジェット溶射法を用いるが
、いずれの溶射法を用いるにせよ溶射の際には被溶射体
の形態、溶射材料および装置等の溶射条件を充分勘案す
る必要があることは勿論である。
本発明の溶射法は溶射時の熱によシ溶融したシ、あるい
は室温においても溶融している状態の接着剤層を用いる
ためセラミックスまたは金属の溶射時の加熱粒子が接着
剤層に深く埋没し接着剤を硬化あるいは乾燥させること
による化学的な接着効果に加えて、極めて有効な凹凸形
状が界面において形成されるため機械的楔効果が加わシ
相乗的にセラミックスまたは金属の溶射皮膜と基材との
密着性を著しく向上せしめるものである。
は室温においても溶融している状態の接着剤層を用いる
ためセラミックスまたは金属の溶射時の加熱粒子が接着
剤層に深く埋没し接着剤を硬化あるいは乾燥させること
による化学的な接着効果に加えて、極めて有効な凹凸形
状が界面において形成されるため機械的楔効果が加わシ
相乗的にセラミックスまたは金属の溶射皮膜と基材との
密着性を著しく向上せしめるものである。
以下実施例によシ本発明を具体的に説明する。
実施例1
基材の2024アルミナ合金板の溶射面を粒度す75の
アルミナ研磨剤を用い圧力4kg/ e!G1距離50
0簡で平均2分間のサンドブラスト処理したのち、アセ
トン等の有機溶剤にて脱′脂処理をほどこし、次いで接
着剤として未硬化のエポキシ系接着剤(チバガイギー社
製アラルダイト XD 911 )をローラハケで約1
00μの厚さで塗布し、平均粒径80μのジルコニアを
プラズマジェット装置(プラズマダイン社製)を用いて
、溶射距離150燗、アーク電圧40v1アーク電流7
00A、アルゴンガス圧50psl 、ヘリウム送粉ガ
ス圧40 psl 、パウダー送量5RPMの諸条件で
プラズマ溶射した。
アルミナ研磨剤を用い圧力4kg/ e!G1距離50
0簡で平均2分間のサンドブラスト処理したのち、アセ
トン等の有機溶剤にて脱′脂処理をほどこし、次いで接
着剤として未硬化のエポキシ系接着剤(チバガイギー社
製アラルダイト XD 911 )をローラハケで約1
00μの厚さで塗布し、平均粒径80μのジルコニアを
プラズマジェット装置(プラズマダイン社製)を用いて
、溶射距離150燗、アーク電圧40v1アーク電流7
00A、アルゴンガス圧50psl 、ヘリウム送粉ガ
ス圧40 psl 、パウダー送量5RPMの諸条件で
プラズマ溶射した。
得られたジルコニア溶射皮膜を有するジュラルミン板は
溶射皮膜の膜厚が125μであシ、その剥離強度がs
kg /−であシ、接着剤を用いない場合の剥離強度が
1kg/’ MPであるのに対して約5倍の密着力が得
られた。この密着強度はニップローラ、ガイトロ・−ラ
の用途に対して十分実用的であった。
溶射皮膜の膜厚が125μであシ、その剥離強度がs
kg /−であシ、接着剤を用いない場合の剥離強度が
1kg/’ MPであるのに対して約5倍の密着力が得
られた。この密着強度はニップローラ、ガイトロ・−ラ
の用途に対して十分実用的であった。
実施例2
炭素繊維(三菱レイヨン社製 パイロフィル)8枚朱子
織物にマトリックス樹脂としてエポキシm脂(シェル社
製 エピコー)82B)’e含浸させて加熱硬化した厚
さ2叫、繊維体積含量50 vo1%の積層板を粒度す
75のアルミナ研磨剤を用い圧力4 kg / ts?
a、距離500Wmで平均2分間の・サンドブラスト
処理したのち、アセトン等の有機溶剤にて脱脂処理をは
どこしたものを基材とし、その上に接着剤として未硬化
のエポキシ系接着剤(住友3M社製 スコッチウェルド
2214’)をヘラで約100μの厚さで塗布し、平均
粒径20μのアルミナ−チタニア(13%)をプラズマ
ジェット装置(プラズマダイン社製)を用い、溶射距離
200’w、アーク電圧40■、アーク電流700A、
アルゴンガス圧50 psi 、ヘリウム送粉ガス圧4
0p1、パウダー送量S RPMの諸条件でプラズマ溶
射した。
織物にマトリックス樹脂としてエポキシm脂(シェル社
製 エピコー)82B)’e含浸させて加熱硬化した厚
さ2叫、繊維体積含量50 vo1%の積層板を粒度す
75のアルミナ研磨剤を用い圧力4 kg / ts?
a、距離500Wmで平均2分間の・サンドブラスト
処理したのち、アセトン等の有機溶剤にて脱脂処理をは
どこしたものを基材とし、その上に接着剤として未硬化
のエポキシ系接着剤(住友3M社製 スコッチウェルド
2214’)をヘラで約100μの厚さで塗布し、平均
粒径20μのアルミナ−チタニア(13%)をプラズマ
ジェット装置(プラズマダイン社製)を用い、溶射距離
200’w、アーク電圧40■、アーク電流700A、
アルゴンガス圧50 psi 、ヘリウム送粉ガス圧4
0p1、パウダー送量S RPMの諸条件でプラズマ溶
射した。
得られたアルミナ−チタニア(13%)溶射皮膜を有す
る炭素繊維強化樹脂板は皮膜の膜厚が100μであり、
その剥離強度が3に9/−であシ、接着剤を用いない場
合の剥離強度が1kg/−であるのに対して約2,5倍
の密着力が得らnた。このセラミック皮膜と強固に一体
化された炭素繊維板は密度1.SP/CCと軽量であシ
、引張強度tookg/−と高強度であシ、かつ表面硬
度、ビッカース硬度800と高硬度であった。
る炭素繊維強化樹脂板は皮膜の膜厚が100μであり、
その剥離強度が3に9/−であシ、接着剤を用いない場
合の剥離強度が1kg/−であるのに対して約2,5倍
の密着力が得らnた。このセラミック皮膜と強固に一体
化された炭素繊維板は密度1.SP/CCと軽量であシ
、引張強度tookg/−と高強度であシ、かつ表面硬
度、ビッカース硬度800と高硬度であった。
手続補正書
昭和59年5月76日
特願昭59−70557
2、発明の名称
成形体への溶射法
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
東京都中央区京橋二丁目3番19号
(603)三菱レイヨン株式会社
取締役社長 河 崎 晃 夫
4、代 理 人 (ほか1名)
東京都中央区京橋二丁目3番19号
7、補正の内容
明細書第5頁下から、5行目の「アルミナ」を「アルミ
ニウム」に改める、
ニウム」に改める、
Claims (1)
- 溶射・時に未硬化または未乾燥の接着剤層を設けた基材
の表面上に、セラミックス又は金属の溶射皮膜を形成す
ることを特徴とする溶射法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7055784A JPS60212349A (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 成形体への溶射法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7055784A JPS60212349A (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 成形体への溶射法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60212349A true JPS60212349A (ja) | 1985-10-24 |
Family
ID=13434945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7055784A Pending JPS60212349A (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 成形体への溶射法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60212349A (ja) |
-
1984
- 1984-04-09 JP JP7055784A patent/JPS60212349A/ja active Pending
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