JPS60210201A - ポケツト付地下たび - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 は生地を節約した製作が容易で外観の良い”ポケット付
地下たびに係る。

膨面にゴム又は合成樹脂製接地底を縫付けあるいは貼付
けてなる地下たびにおいて、膨面の外側や内側に貨幣や
小物等を収納する所謂ポケットを取付けたものは既に公
知となっている。このうちポケットを外側に取付けたも
のは履用中に他の物と接触したり摩擦したりすることが
多く、又体裁を損ねることからあまり一般的ではない。

一方、ポケットを内側に散付けたものは、このような欠
陥はないが次のような問題点を有している。即ち従来の
ものは、第１図に示すように親指側胛部裏布イにポケッ
ト用布片付を重ね、その３周縁を縫着ハしてポケットを
形成するものであるため、ポケットは直接すねに接触し
て内容物が足に圧迫感を与えて皮膚′をいためるばかり
でなく、内容物を出入耗するにはコハゼな外し膨面のマ
チ部を足から離し、親指側膨面を足から引離して始めて
裏布のポケットの開口部が露出されることとなるので、
貨幣その他の内容物の出入れに不便であり、更にポケッ
トの製作に当ってはポケット用布片→の周囲を内側に折
たたんでアイロン掛けし、これを膨面裏布イに重ね開口
部以外をすべて縫着する必要があり、その製作に著しく
手数を要する重大な不利があった。

このため本出願人は、地下たびのマチ部を利用してこの
内側にポケット部を形成し、しかも両側縁はマチ部の取
付縁及びコハゼ取付縁にて縫着して、縫合作業を著しく
軽減して製作を容易にし、かつ体裁の優れたポケット付
地下たびについて既に提案している（特許第１０４６８
３１号）。しかしながらこの場合ポケットは内外２枚構
成の裏布で構成されて←÷おり、この外側に位置する表
膨面とで３枚構成となるため足との密着性及び柔軟性に
若干の影響を及ぼし、しかも生地式が少なからず嵩むと
いう問題点が残されていた。

本発明は、上記従来のポケット付地下たび及び上記本出
願人の提案に係るポケット付地下たびの問題を改善せん
とするものである。

即ち本発明は、表布と裏布とで構成されている地下たび
の膨面マチ部における当該裏布を、上下２分割とすると
共に上側裏布の下縁と下側裏布の上縁とによって開口部
を形成し、これら上下の裏布の一方の側縁をマチ部の縫
着縁にて、又他方の側縁をコハゼ取付縁にてそれぞれ縫
着したことを特徴とするポケット付地下たびを第１の発
明とし、表布と裏布とで構成されている地下たびの膨面
マチ部における当該表布を、上下２分割とすると共に上
側表布の下縁と下側表布の上縁とによって開口部を形成
し、これら上下の表布の一方の側縁をマチ部の縫着縁に
て、又他方の側縁をコハゼ取付縁に又それぞれ縫着した
ことを特徴とすみポケット付地下たびシ旭２の憂明シ寸
へ叡のであり、このような構成にすることによって上記
の目的が達成されることとなる。

一般の地下たびは、マチ部表布とそれより返し、上縁及
び下縁を伏縫いしてマチ部を構成し、この構成されたマ
チ部を、表合せに重ねられている膨面本体のｉｔｔｕｍ
に差込んで縫着し、膨面本体を裏返して膨面を構成する
ものである。本発明はこのマチ部に着目し、このマチ部
を利用してポケットを形７ｍしようとするもので、第１
の発明ではマチ部を構成するうちの裏布を、又第２の発
明では同じく表布をそれぞれ上下２分割とし、上側裏布
下縁と下側裏布上縁とが略接するようにして又は、上＠
表布下縁と下側表布上縁とが略接するようにして開口部
を形成するか、ある（・は上側裏布又は上側表布の下縁
上に、下側裏布又は下側表布の上縁が重なるようにし℃
開口部を形成したものを使用する。そして２分割した裏
布と他の表布、又は２分割した表布と他の裏布とを、従
来の地下たびと同じ手順でマチ部を構成し、更に屑布本
体に縫着し、かくしてマチ部の内側又は外側にポケット
を設けたことを特徴とするものである。したがって本発
明におけるポケットは、内側に設けたときは裏布の部分
に開口部が又外側に設けたときは表布の部分に開口部が
設けられ、いずれにしても表布と裏布との間に収納部の
形成されたポケットがつくられることとなる。このポケ
ットの開口部は、上述のように上側裏布下縁と下側裏布
上縁とが又は上側表布下縁と下側表布上縁とが略接する
ように形成するが、その縁部は截断したままでもあるい
は折返して縫合しても良い。又開口部は上側裏布又は上
側表布の下縁上に、下側裏布又は下側表布の上縁が重な
るようにしても良いが、このようにするとこの部分を開
口したときも対向する表布又は裏布が見えず体裁を損ね
ることがなく、しかも収容物の出入れに支障をきたすこ
とはない。なお、このポケットの側縁は、一方の側縁を
マチ部の縫着縁にて、又他方の卆 側縁をコハゼ取付縁にそれぞれ縫着しているが、表布と
裏布は下縁セ伏縫にて縫着しているため、このままでも
この下方の伏縫いを利用してポケットの底縁とすること
ができる。

ポケットの開口部を上方に設けたときは、この伏縫まで
の距離が長くポケットの深さが深すぎるので、開口部下
方の相当位飯で縫合してその縫合線をポケットの底部に
しても良い。

このようにしてポケットを形成するときは、側縁をマチ
部縫着縁及びコハゼ取付縁の縫着に兼ねることができ、
わざわざポケットを取付けるための縫着をすることがな
く、仕上り状態が極めて良好で製作の手数も大幅に軽減
することができる。特に本発明では、裏布と表布の２枚
でポケットが形成されでいるため、マチ部が剛直化した
りすることがなく、しかもポケットに貨幣等を収納した
ときも嵩張りが少なく、ポケットを作るための土地代も
節約することもできる。

ポケットの開口部は、マチ部上縁より若干下方に設ける
のが一般的であるが、これより下方であっても良く、又
開口部は傾斜されて（・でもあるいは一部だけ開口され
ていても良（・。

以下図面を参照して本発明の詳細な説明するが、第２図
及び第３図が第１の発明、第４図及び第５図が第２の発
明を示すものである。

すなわち、第２図（Ａ）　、　（Ｂ）において、１はマ
チ部の裏布、２は同じく表布であり、このうち裏布１は
上側裏布１Ｂと下側裏布１人とからなっていて、病者１
Ｂの下縁と後者１Ａの上縁が接するように開口部Ｂが形
成されて（・る。そしてこの状態で表布２の縁２Ｃを若
干コハゼ５側に折返して、コノ・ゼ５を等間隔に介在さ
せ縫着し、マチ部の上縁及び下縁も伏縫６，７してマチ
部を形成し、さらにこれを常法に従って屑布本体４に縫
着し、かくして裏布１と表布２とからなり裏布１に開口
部Ｂを有するチケットＡが得られる。なお、図中３はポ
ケット底部相当位置の縫合を示してし・る。又は第３図
（Ａ）　、　（Ｂｌは同じく本発明の第１の発明の他の
実施例を示すもので、上記第２図（Ａｔ　、　ＣＢ＋と
本質的に変るものではなく、ただ裏布１の上側裏布１Ｂ
下縁上に下側裏布１Ａの上縁を重ねて開口部Ｂを形成し
た点が違っているだけである。この際裏布１の開口部Ｂ
における重なり部の内側に布状ファスナー（図示略）を
取付けると開口部Ｂを確実にかつｔ６圧迫感なく閉じる
ことができる。

第４図（Ａｔ　、　（Ｂｌは本発明の第２の発明の実施
例を示すものであるが、上記と同様１がマチ部の裏布、
２が表布である。この例ではポケットＡの開口部Ｂが外
側になるよう咳して（・るが、上記第１の発明と実質的
に変るものではない。ただしポケットＡの外側に開口部
Ｂが出来るように、表布２を上下に２分割し、このうち
上側表布２Ｂの下縁上と下側表布２Ａの上縁とが接する
よう開口部Ｂが形成されている。そしてこれらの側縁は
上記例と同様、一方を膨面本体４とマチ部との縫着縁に
、又他方をコハゼ取付縁にてそれぞれ縫着し、必要に応
じてポケット底部相当位置で縫合３してポケツ）Ａを形
成する。この例の場合、ポケツ）Ａの開口部Ｂはマチ部
の外側になるが両側縁はマチ部縫着縁及びコノ・ゼ取付
縁にて縫着されるため、わざわざポケットを取付けるた
めの側縁の縫着をする必要がなく、しかも体裁が良く、
内容物を収容したときに嵩張らず、生地式も節約できる
。なおこの第３図の実施例も、第２図とはぼ同様にして
効率よく製作することができる。更に第５図（Ａｌ　。

（Ｂｌは同じく本発明の第２の発明の他の実施例を示す
もので、第３図と同じように開口部Ｂに重なり部を形成
しているが、上記第４図の例と本質的に変るものではな
い。すなわち表布２のうち上側表布２Ｂ下縁上に、下側
表布見えることがない。

上記の説明から理解できるように本発明のポケット付地
下たびは、マチ部を利用してここにポケットを数句げる
ようにしたものであって、表布と裏布との間をポケット
収納部としているため、体裁が良くこの部分の柔軟さを
損なうことがなく、しかも内部に貨幣等を収容したとき
の嵩張りが少なく、足への圧迫感も軽減し損傷を与える
ことがない等の優れた効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は公知のポケット付地下たびを示す展開図、第２
図（Ａｔ　、　（Ｂ）及び第３図囚、（Ｂ）は本発明の
第１の発明の実施例を示すもので、それぞれ（Ａｔがマ
チ部内側の展開図、（ＢｌがそのＸＹ線断面図、第４図
（Ａ１．、（Ｂｌ及び第５図（Ａｌ　。 （Ｂｌは本発明の第２の発明の実施例を示すものでそれ
ぞれ（ＡＩがマチ部外側の展開図、（Ｂｌがそのｘｙ線
断面図である。 図中１は裏布、１Ａは下側裏布、１Ｂは上側裏布、２は
表布、２人は下側表布、２Ｂは上側表布、３はポケット
底部相当位置の縫合、４は膨面本体、５はコハゼ、Ａは
ポケット、Ｂは開口部を示す。 第１図 第３図 （，４）　（Ｂ） 第４図 （Ａ　）（Ｂ） 第Ｌ （Ａ） （Ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　表布と裏布とで構成されている地下たびの膨面マ
   チ部における当該裏布を、上下２分割とすると共に上側
   裏布の下縁と下側裏布の上縁とによって開口部を形成し
   、これら上下の裏布の一方の側縁をマチ部の縫着縁にて
   、又他方の側縁をコハゼ取付縁にてそれぞれ縫着したこ
   とを特徴とするポケット付地下たび。 ２、膨面マチ部の表布と裏布とを、開口部下方のポケッ
   ト底部相当位置で縫合したことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載のポケット付地下たび。 ３、上側裏布の下縁上に下側裏布の上縁を重ねて開口部
   としたことを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２
   項記載のポケット付地下たび。 ４、開口部における重なり部に布状ファスナーを取付け
   たことを特徴とする特許請求の範囲第３項記載のポケッ
   ト付地下たび。 ５、表布と裏布とで構成されている地下たびの膨面マチ
   部における当該表布を、上下２分割とすると共に上側表
   布の下縁と下側表布の上級とによって開口部を形成し、
   これら上下の表布の一方の側縁をマチ部の縫着縁にて、
   又他方の側縁をコハゼ取付縁にてそれぞれ縫着したこと
   を特徴とするポケット付地下たび。 ６、　膨面マチ部の表布と裏布とを、開口部下方のポケ
   ット底部相当位置で縫合したことを特徴とする特許請求
   め範囲第５項記載のポケット付地下たび。 友 ７、　上側表布の下縁上に下側表布の上縁枠型ねて開口
   部としたことを特徴とする特許請求の範囲第５項又は第
   ６項記載のポケット付地下たび。 ８、開口部における重なり部に布状ファスナーを取付け
   たことを特徴とする特許請求の範囲第７項記載のポケッ
   ト付地下たび。