JPS60209528A - ヒト腫瘍壊死因子の精製方法 - Google Patents
ヒト腫瘍壊死因子の精製方法Info
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- JPS60209528A JPS60209528A JP59065226A JP6522684A JPS60209528A JP S60209528 A JPS60209528 A JP S60209528A JP 59065226 A JP59065226 A JP 59065226A JP 6522684 A JP6522684 A JP 6522684A JP S60209528 A JPS60209528 A JP S60209528A
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- necrosis factor
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- cell
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ヒト腫瘍壊死因子の精製方法に関するもので
ある。詳しくは、以下明細書中に記載の性状を有するヒ
ト腫瘍壊死因子に対して作成したモノクローナル抗体を
相持同定化した、アフィニティーカラムを用い、該ヒト
腫瘍壊死因子を含む粗製溶液より、該ヒ)・肺癌壊死因
子を効率良く高度に精製する方法に関する。
ある。詳しくは、以下明細書中に記載の性状を有するヒ
ト腫瘍壊死因子に対して作成したモノクローナル抗体を
相持同定化した、アフィニティーカラムを用い、該ヒト
腫瘍壊死因子を含む粗製溶液より、該ヒ)・肺癌壊死因
子を効率良く高度に精製する方法に関する。
ヒト1厘瘍壊死因子(以)’TNFと略する)に関して
は、11.eedらl:、 J、 Immunolog
y 11.5巻395頁(1975年)は、ヒト末梢血
中の付着性細胞より、Ma t t h ewsらCI
mmunology 44巻135頁(1981年)〕
は、ヒト末末梢血球および骨髄性単球性白血病患者由来
の白血病細胞より、TNF様の活性を有する因子を見出
したとの報告をしているが、動物実験における抗腫瘍効
果すら確認されていないなど、その本体については明確
な記載はなく、まして′n4′製方法については、はと
んどふれられていない。
は、11.eedらl:、 J、 Immunolog
y 11.5巻395頁(1975年)は、ヒト末梢血
中の付着性細胞より、Ma t t h ewsらCI
mmunology 44巻135頁(1981年)〕
は、ヒト末末梢血球および骨髄性単球性白血病患者由来
の白血病細胞より、TNF様の活性を有する因子を見出
したとの報告をしているが、動物実験における抗腫瘍効
果すら確認されていないなど、その本体については明確
な記載はなく、まして′n4′製方法については、はと
んどふれられていない。
特開昭58−138383号には、ヒトTNFの精製方
法として、限外濾過法、透析法、イオノ交換法、アフィ
ニティークロマト法、ゲル濾過法、電気泳動法等を組合
せることができると記載があり、更に効率良く安価に精
製するためには特異抗体を吸着体としたアフィニティー
クロマト法を用いることが述べられて文−り、実施例中
には、ウサギの抗血清の IgG画分を用いたアフィニ
ティークロマトカラム精製の開示がある。しかし、抗血
清、特異抗体を用いるアフイニテイーカシムクロマトを
考えると、抗体供給の面で不充分であるばかりか、得ら
れる抗体の均一性も保証されない。よって当然のことな
がら、これらの抗体を用いたアフィニティーカラムでは
、精製にも安定性がなく再現性も得られないという欠点
があった。加えて該特許の実施例に示されている溶離条
件であるpi(2,3では、ヒト腫瘍壊死因子の安定性
が保たれないことから、失活による活性回収率の低下V
′iさけられなかった。このような精製法で、医薬とし
て用いるヒ)[瘍壊死因子を一定の品質で効率良く安価
に大量に、安定供給をすることは、極めて困難であった
。以上の実状に鑑み、本発明者らは、鋭意研究を行なっ
た結果、特異抗体に代えて、抗ヒト腫瘍壊死因子のモノ
クローナル抗体を使ったアフィニティーカラムを精製工
程に導入したところ、驚くべきことに精製すべきヒト腫
瘍壊死因子の至適PH範囲である( PH41,,5−
11,5)に於いて溶離出来ることが判り、極めて高回
収率で高純度の該物質を一定した品質で得られることを
見い出し本発明に到達した。本発明に用いるモノクロー
ナル抗体は、その品質が均一であるはかりか、抗血清作
成の際の免疫操作等のけん雑な操作をくり返し行なわな
くても大量に容易に得られることから、工業的規模での
生産を考える上でも極めて有利である。
法として、限外濾過法、透析法、イオノ交換法、アフィ
ニティークロマト法、ゲル濾過法、電気泳動法等を組合
せることができると記載があり、更に効率良く安価に精
製するためには特異抗体を吸着体としたアフィニティー
クロマト法を用いることが述べられて文−り、実施例中
には、ウサギの抗血清の IgG画分を用いたアフィニ
ティークロマトカラム精製の開示がある。しかし、抗血
清、特異抗体を用いるアフイニテイーカシムクロマトを
考えると、抗体供給の面で不充分であるばかりか、得ら
れる抗体の均一性も保証されない。よって当然のことな
がら、これらの抗体を用いたアフィニティーカラムでは
、精製にも安定性がなく再現性も得られないという欠点
があった。加えて該特許の実施例に示されている溶離条
件であるpi(2,3では、ヒト腫瘍壊死因子の安定性
が保たれないことから、失活による活性回収率の低下V
′iさけられなかった。このような精製法で、医薬とし
て用いるヒ)[瘍壊死因子を一定の品質で効率良く安価
に大量に、安定供給をすることは、極めて困難であった
。以上の実状に鑑み、本発明者らは、鋭意研究を行なっ
た結果、特異抗体に代えて、抗ヒト腫瘍壊死因子のモノ
クローナル抗体を使ったアフィニティーカラムを精製工
程に導入したところ、驚くべきことに精製すべきヒト腫
瘍壊死因子の至適PH範囲である( PH41,,5−
11,5)に於いて溶離出来ることが判り、極めて高回
収率で高純度の該物質を一定した品質で得られることを
見い出し本発明に到達した。本発明に用いるモノクロー
ナル抗体は、その品質が均一であるはかりか、抗血清作
成の際の免疫操作等のけん雑な操作をくり返し行なわな
くても大量に容易に得られることから、工業的規模での
生産を考える上でも極めて有利である。
本発明に云うヒト腫瘍壊死因子とは
アミノ酸 含有量(モル%)
アスパラキン 7.8
+アスパラギン酸
トレオニン 3.6
セリ/8.2
グルタミン+グルタミン酸 J29
トリフ゛ト7ア/14
グリシ/71
アラニン 8.5
バリン 7.8
シスチン 1.4
イソロイシン 5.0
ロイシン 11.4
チロシン 4.6
ンエニルアラニ/27
リジ73.9
ヒスチジ/20
アルキニ153
プロリン 6,5
ボリペノテドのザブユニットからなる構造を有し7、か
つ前記特性を有する蛋白質。
つ前記特性を有する蛋白質。
a)分子月 40,000±4.000(ゲル濾過法)
20.000±4.tJoO(SDS −ポリアクリル
アミド電気泳動法) b)等411点 60±0.5(笠省14点箪気泳動法
)C)本文定義のL−M細胞を用いる評価における活性
を有する。
アミド電気泳動法) b)等411点 60±0.5(笠省14点箪気泳動法
)C)本文定義のL−M細胞を用いる評価における活性
を有する。
以上の性状を有し、ヒト由来活性化マクロファージより
誘4される。ヒト由来活性化マクロファージとは分化誘
導能を有する物質共存下で培養した末梢血単球も1.<
V:tある種の骨髄性単球性白血病患者の白血病細胞か
ら樹立された株細胞などを用いることができる。株細胞
とじてけI−I L −60細胞CNature 27
0巻、347頁(1977年)〕、THP−1細胞[I
nt。
誘4される。ヒト由来活性化マクロファージとは分化誘
導能を有する物質共存下で培養した末梢血単球も1.<
V:tある種の骨髄性単球性白血病患者の白血病細胞か
ら樹立された株細胞などを用いることができる。株細胞
とじてけI−I L −60細胞CNature 27
0巻、347頁(1977年)〕、THP−1細胞[I
nt。
J、Cancer、26巻、17’l’jj(1980
年)]などがあけられる。
年)]などがあけられる。
分化誘導能を有する物質として[12−Q−テトラデカ
ノイルホルボール−13−アセテート、ホルボール−1
2,13−ジデカノエート、ホルボール−12,13−
ジペンゾエートなどのホルボールエステル類、メゼレイ
ンなどのジチルヘア類、テレオシジ/、ビタミンA酸、
ビタミンAアルコールなどのヒタミ7 A g導体、ジ
メチルスルホキシド、ペプトンまたげカゼイン加水分解
物などが好適に用いられる。
ノイルホルボール−13−アセテート、ホルボール−1
2,13−ジデカノエート、ホルボール−12,13−
ジペンゾエートなどのホルボールエステル類、メゼレイ
ンなどのジチルヘア類、テレオシジ/、ビタミンA酸、
ビタミンAアルコールなどのヒタミ7 A g導体、ジ
メチルスルホキシド、ペプトンまたげカゼイン加水分解
物などが好適に用いられる。
本発明における活性化マクロファージはグラム陰性菌由
来のエンドトキシノもしくはダラム陽性菌またげ酵母の
菌体壁を共存下に培養することによりT N I”様物
質をより多量に産生ずる。
来のエンドトキシノもしくはダラム陽性菌またげ酵母の
菌体壁を共存下に培養することによりT N I”様物
質をより多量に産生ずる。
本発明で精製を?J′なうヒト腫瘍壊死因子の物性は、
以下に記載する実験方法1〜8の各方法によって測定し
たものである。
以下に記載する実験方法1〜8の各方法によって測定し
たものである。
実験方法
1)分子量測定法
A)セファクリルS−200(ファルマシア社製スウエ
ーデ/ンのカラム(1,5X 100cm)を用い、0
.1M塩化ナトリウム/ 50 m Mリン酸緩衝液(
pH’7.4)にてゲル濾過を行った。分子量測定用標
準蛋白質(ファルマシア製、リボヌクレアーゼA1キモ
トリプシノ〜ゲンA1オブアルブミン、アルドラーゼ)
を用いて分子量検量線を作成し、L−M細胞を用いた活
性評価により分子量の測定をした。本発明にかかるヒト
腫瘍壊死因子は、オブアルブミ/とほぼ同じ位置に溶出
し、分子量は40.000±4,000となる。
ーデ/ンのカラム(1,5X 100cm)を用い、0
.1M塩化ナトリウム/ 50 m Mリン酸緩衝液(
pH’7.4)にてゲル濾過を行った。分子量測定用標
準蛋白質(ファルマシア製、リボヌクレアーゼA1キモ
トリプシノ〜ゲンA1オブアルブミン、アルドラーゼ)
を用いて分子量検量線を作成し、L−M細胞を用いた活
性評価により分子量の測定をした。本発明にかかるヒト
腫瘍壊死因子は、オブアルブミ/とほぼ同じ位置に溶出
し、分子量は40.000±4,000となる。
B) Segrestらの方法CMethod in
EnzymologY28−B巻、54頁(1972年
)〕に従い、トリス/グリシ://5DS(pH8,3
)でSDS/ポリアクリルアミドゲルにlOμgの試料
を性力し、電気泳動を行った。標準分子量キット(ファ
ルマシア社製)を用いて分子量検量線を作成し、L−M
細胞での活性評価と、染色(クーマシー・プリリア/ト
φブルーR−250)により分子量を決定した。本発明
にかかるヒト腫瘍壊死因子1j20,000±4.00
0位置に、染色バンドと活性を示す。
EnzymologY28−B巻、54頁(1972年
)〕に従い、トリス/グリシ://5DS(pH8,3
)でSDS/ポリアクリルアミドゲルにlOμgの試料
を性力し、電気泳動を行った。標準分子量キット(ファ
ルマシア社製)を用いて分子量検量線を作成し、L−M
細胞での活性評価と、染色(クーマシー・プリリア/ト
φブルーR−250)により分子量を決定した。本発明
にかかるヒト腫瘍壊死因子1j20,000±4.00
0位置に、染色バンドと活性を示す。
2)等電点測定法
アト−株式会社製の等電点電気泳動装置(S、T−10
71EC型)を用い、ファルマライト(ファルマシア社
製、PH4〜6,5)とグリセロールを含む5%ポリア
クリルアミド平板ゲル(厚み1 mm、長さ10儂、巾
10ぼ)をr「成した。
71EC型)を用い、ファルマライト(ファルマシア社
製、PH4〜6,5)とグリセロールを含む5%ポリア
クリルアミド平板ゲル(厚み1 mm、長さ10儂、巾
10ぼ)をr「成した。
陽極側にo、o4M、DL−グルタミン酸、陰極側に0
.2M5L−ヒスチジンを使用して、700Vで50分
間の前泳動を行った。続いて試料50μgを付与し、7
(lOVで1時間、500vで16時間泳動を行った。
.2M5L−ヒスチジンを使用して、700Vで50分
間の前泳動を行った。続いて試料50μgを付与し、7
(lOVで1時間、500vで16時間泳動を行った。
泳動終了後ゲルを2、5 mm巾で切出し、次いで各ゲ
ル片を0.15M塩化ナトリウムを含む0.02Mトリ
スーー塩酸緩衝液(pH8,2)0.2m1−C抽出p
、 各抽出液についてL−M細胞を用いた活性評価を行
った。
ル片を0.15M塩化ナトリウムを含む0.02Mトリ
スーー塩酸緩衝液(pH8,2)0.2m1−C抽出p
、 各抽出液についてL−M細胞を用いた活性評価を行
った。
6.0±0.5となる。
3)L−M細胞を用いる活性評価
L−M細胞を用いる活性評価は、1uff CLymp
l+oki’ne Reports 2巻、E、Pxc
k編集、Academic、Press 235頁(1
980年)〕あるいは[J−Irnmunol、 12
6巻、235頁(1981年)〕の方法に準じ、本発明
者らが改良したものであシ、本発明にかかるヒト腫瘍壊
死因子がL−M細胞(アメリカン・タイプ・カルチャー
・コレクション・ccLx、2)を殺−r効果を測定゛
するものでおる。すなわち、順次墳L−M細胞の培地懸
濁液0.1mlを96穴の組織培養用マイクロプレート
(フロー・ラボシトリ−社)に加えた。培地Y′i1■
/v%のウシ胎児JfJl 清k 含trイーグルのミ
ニマム・エンセ/シャル培地(その組成は、たとえば、
「組織培養」中井準之助他編集、朝食書店、1967年
に記載されている)を用いた。マイクロプレートを5%
の炭酸ガスを含む空気中、37℃で48時間培養した。
l+oki’ne Reports 2巻、E、Pxc
k編集、Academic、Press 235頁(1
980年)〕あるいは[J−Irnmunol、 12
6巻、235頁(1981年)〕の方法に準じ、本発明
者らが改良したものであシ、本発明にかかるヒト腫瘍壊
死因子がL−M細胞(アメリカン・タイプ・カルチャー
・コレクション・ccLx、2)を殺−r効果を測定゛
するものでおる。すなわち、順次墳L−M細胞の培地懸
濁液0.1mlを96穴の組織培養用マイクロプレート
(フロー・ラボシトリ−社)に加えた。培地Y′i1■
/v%のウシ胎児JfJl 清k 含trイーグルのミ
ニマム・エンセ/シャル培地(その組成は、たとえば、
「組織培養」中井準之助他編集、朝食書店、1967年
に記載されている)を用いた。マイクロプレートを5%
の炭酸ガスを含む空気中、37℃で48時間培養した。
培養終了後、グルタルアルデヒド20μlを加え細胞を
固定した。固定後、マイクロプレートを洗浄、乾燥して
、005%メチレ/ブルー溶液を011dを加え、生き
残った細胞を染色した。余分なメチレンブルーを−洗い
流し度ヲタイターテノク・マルチスキャン(フロー・ラ
ボラトリ−社)で測定した。この吸光度は、生き残った
細胞数に比例する。L−M細胞の50%を殺すために必
要な生理活性量を1単位/mlと定義し、試料を加えな
い対照の吸光度の50%の値に相当する試料の希釈率を
、グラフあるいは計算によってめ、その希釈率の逆数を
試料の生理活性量(単位/rnlで表記する)とした。
固定した。固定後、マイクロプレートを洗浄、乾燥して
、005%メチレ/ブルー溶液を011dを加え、生き
残った細胞を染色した。余分なメチレンブルーを−洗い
流し度ヲタイターテノク・マルチスキャン(フロー・ラ
ボラトリ−社)で測定した。この吸光度は、生き残った
細胞数に比例する。L−M細胞の50%を殺すために必
要な生理活性量を1単位/mlと定義し、試料を加えな
い対照の吸光度の50%の値に相当する試料の希釈率を
、グラフあるいは計算によってめ、その希釈率の逆数を
試料の生理活性量(単位/rnlで表記する)とした。
一方、蛋白質量は、Branford らの方法〔An
al、Biochem、72巻248頁(1976年)
〕により、クーマシー・ブリリアント・ブルー〇250
を用いる色素結合法から算出した。
al、Biochem、72巻248頁(1976年)
〕により、クーマシー・ブリリアント・ブルー〇250
を用いる色素結合法から算出した。
本発明にかかる腫瘍壊死因子の死活法は、4×106〜
2 X I Q7単位/m9蛋白質であった。
2 X I Q7単位/m9蛋白質であった。
4) Meth A Sarcoma担癌マウスを用い
る活性評価 BALB/Cマウスの腹部床内に2 X i 05コの
Meth’ A sarcoma細胞を移植し、7日後
移植した腫瘍の大きさが直径7〜8朋となり、出血性壊
死がなく良好な血行状態にある腫瘍を有するマウスを選
び、腫瘍内に生理食塩水で希釈した0、 05 mlの
試料を注射し、24時間後に次の判定基準に則り壊死反
応の判定を行った。
る活性評価 BALB/Cマウスの腹部床内に2 X i 05コの
Meth’ A sarcoma細胞を移植し、7日後
移植した腫瘍の大きさが直径7〜8朋となり、出血性壊
死がなく良好な血行状態にある腫瘍を有するマウスを選
び、腫瘍内に生理食塩水で希釈した0、 05 mlの
試料を注射し、24時間後に次の判定基準に則り壊死反
応の判定を行った。
(−):変化なし
く+):かすかな出血性壊死
(++):中程度の出血性壊死
(移植癌表面の真中から50%以上
にわたって壊死)
(+1+):顕著な出血性壊死
(移植癌の中央部が重度に壊死し、
周囲の癌組織がわずかに残った状態)
また試料投与後20日1に癌が完全に退縮したかどうか
を観察し完治率をめた。
を観察し完治率をめた。
以上の方法により測定した本発明にかかる腫瘍壊死因子
の活性を次頁の表に示す。
の活性を次頁の表に示す。
−(07匹) −十升相 (20日−91006213
0’2/6 200 6 0123 3/6 1.000 6 0015 6/6 対照(生理食塩水) 6 6000 0/6壷完治率:
完全に癌が退縮したマウス数/実験マウス数 5)アミノ酸組成 本発明にかかるヒト腫瘍壊死因子を用いて次の検討を行
なった。
0’2/6 200 6 0123 3/6 1.000 6 0015 6/6 対照(生理食塩水) 6 6000 0/6壷完治率:
完全に癌が退縮したマウス数/実験マウス数 5)アミノ酸組成 本発明にかかるヒト腫瘍壊死因子を用いて次の検討を行
なった。
試料調整用の厚み1朋、長さ11cm、巾15Gのポリ
アクリルアミド15%を含む5DS−ポリアクリルアミ
ド平板ゲルを作成し/こ。作成法の詳細は、アト−株式
会社[スラブ型5DS−アクリルアミドゲル電気泳動]
のパンフレットによった。装置はアト−株式会社製5J
−106at s I)H型を用いた。
アクリルアミド15%を含む5DS−ポリアクリルアミ
ド平板ゲルを作成し/こ。作成法の詳細は、アト−株式
会社[スラブ型5DS−アクリルアミドゲル電気泳動]
のパンフレットによった。装置はアト−株式会社製5J
−106at s I)H型を用いた。
該平板ゲル1枚当り、本発明にかかるヒト腫瘍壊死因子
を400μg付与した。付与に際して前処理として、1
%S’DS水溶液100μlと40%蔗糖水溶液50μ
lに400 tigのヒト腫瘍壊死因子を含む500μ
ノの水溶液を混合し、50°030分の熱処理を行なっ
た。電気泳動は150V定電圧て、4時間30分を猥し
た。この操作を5回くりかえして行なった。泳動後、外
側の一部をクーマシー・ブリリアント・プルL−G25
0で5分間染色を行ない、脱色後明瞭に見える染色バン
ドを中心に、2.5 mm間隔で5本に切出しを行なっ
た。次いで1%の重炭酸アンモニウム1,5dの中に該
ゲル片を浸漬して、4°Cで24時間抽出を行なった。
を400μg付与した。付与に際して前処理として、1
%S’DS水溶液100μlと40%蔗糖水溶液50μ
lに400 tigのヒト腫瘍壊死因子を含む500μ
ノの水溶液を混合し、50°030分の熱処理を行なっ
た。電気泳動は150V定電圧て、4時間30分を猥し
た。この操作を5回くりかえして行なった。泳動後、外
側の一部をクーマシー・ブリリアント・プルL−G25
0で5分間染色を行ない、脱色後明瞭に見える染色バン
ドを中心に、2.5 mm間隔で5本に切出しを行なっ
た。次いで1%の重炭酸アンモニウム1,5dの中に該
ゲル片を浸漬して、4°Cで24時間抽出を行なった。
抽出後、パスツールピペットにて抽出液を取り出し、同
液で洗浄を行なって、各2.57dfりの抽出液を5ス
ライス分、取得した。得られた抽出液は、確認のためL
−M細胞を用いる活性評価を行なった。
液で洗浄を行なって、各2.57dfりの抽出液を5ス
ライス分、取得した。得られた抽出液は、確認のためL
−M細胞を用いる活性評価を行なった。
中心のバンドの部分に活性が総て回収された。
合計5回の電気泳動を行ない、12m9のチャージ試料
より、0.9 m9の抽出試料を得た。
より、0.9 m9の抽出試料を得た。
該抽出試料溶液をセファデックスG25のカシム(0,
9,X10m)に付し、脱塩を行なった。
9,X10m)に付し、脱塩を行なった。
次いで、トミー精工社製、遠心真空乾燥機コンセントレ
ータ(EC−10)を用いて、25℃、2時間1.50
Orpmで乾燥を行ない、アミノ酸分析用分析試料と
した。
ータ(EC−10)を用いて、25℃、2時間1.50
Orpmで乾燥を行ない、アミノ酸分析用分析試料と
した。
真空中の4Mメタ/スルホ/酸で110℃、24時間加
水分解を行ない、高速アミノ酸分析計(日立、835型
)を用いてアミノ酸組成(モル%)を測定した。
水分解を行ない、高速アミノ酸分析計(日立、835型
)を用いてアミノ酸組成(モル%)を測定した。
本発明の精製法を用い更に上記処理を行なって得たヒ)
TNFのアミノ酸組成は以下に示すととくの値となる。
TNFのアミノ酸組成は以下に示すととくの値となる。
尚、システィンは加水分解後、空気酸化してシスチンに
変換。
変換。
(以下余白)
アミノ酸組成
アミノ酸 含有量(モル%)
アスパラギ/+アスパラギン酸 7.8トレオニ/3.
6 セリ78.2 グルタミン+グルタミン酸 12.9 ト リ プ ト フ ァ / 1.4 グリシン 7.1 アシ二ノ 8.5 バ リ / 7.8 シスチ/1.4 イソロイシン 5.0 ロイシ/11.4 チロシ/4.6 フエニルアラニ/2.7 リジン 3.9 ヒスチジ/2.0 アルギニノ 5.3 プロリ/6.5 6)レクf/カラムへの吸着性 市販の各fΦレクチノ固定化樹脂を市販セパコールミ二
カラム(バイオ之ンド礼製)β′充力目し、150mM
の塩化ナトリウムを含む50 m Mリン酸緩衝液(P
H7,5)で充分に洗浄後、同緩衝液に溶解した10μ
gの本発明にかかるヒl−、TNF試料を付与し、付い
て下記に示す溶出液で溶出を行なった後、素通り画分と
溶出両分とをL−M細胞を用いる活性評価法にかり、測
定(7た。総てのカラムにおいて、総ての活性が素通り
画分に回収される。
6 セリ78.2 グルタミン+グルタミン酸 12.9 ト リ プ ト フ ァ / 1.4 グリシン 7.1 アシ二ノ 8.5 バ リ / 7.8 シスチ/1.4 イソロイシン 5.0 ロイシ/11.4 チロシ/4.6 フエニルアラニ/2.7 リジン 3.9 ヒスチジ/2.0 アルギニノ 5.3 プロリ/6.5 6)レクf/カラムへの吸着性 市販の各fΦレクチノ固定化樹脂を市販セパコールミ二
カラム(バイオ之ンド礼製)β′充力目し、150mM
の塩化ナトリウムを含む50 m Mリン酸緩衝液(P
H7,5)で充分に洗浄後、同緩衝液に溶解した10μ
gの本発明にかかるヒl−、TNF試料を付与し、付い
て下記に示す溶出液で溶出を行なった後、素通り画分と
溶出両分とをL−M細胞を用いる活性評価法にかり、測
定(7た。総てのカラムにおいて、総ての活性が素通り
画分に回収される。
7)電気泳動の易動度
セルロースアセテート膜としてセパラックスS(富士写
真フィルム社製)を用い、pH8,6イオン強度0.0
6〜0.07で泳動を行なった。泳動終了後1關巾で切
片を作成した。得られた切片を生理食塩水で抽出し、L
−M細胞の活性評価を行ない、易動度をめた。同時に染
色用サンプルを泳動し、ボンソー3R(半井化学薬品株
式会社製)で染色を行なった。
真フィルム社製)を用い、pH8,6イオン強度0.0
6〜0.07で泳動を行なった。泳動終了後1關巾で切
片を作成した。得られた切片を生理食塩水で抽出し、L
−M細胞の活性評価を行ない、易動度をめた。同時に染
色用サンプルを泳動し、ボンソー3R(半井化学薬品株
式会社製)で染色を行なった。
本発明の生理活性物質は、γ−グロブリン領域に泳動さ
れる染色バンドの位置に活性を示す。
れる染色バンドの位置に活性を示す。
8)ジスルフィド結合の還元による影響ジスルフィド結
合還元剤としてジチオスレイトール(0,1mM 、
1 mM )または2−メルカプトエタノール(0,1
m M 、 1 m M )を用い、本発明になる生理
活性物質2μg 1WLlを0.15M塩化ナトリウム
150mMす/酸緩衝液(pa17.4)中、25℃で
2時間反応させた。反応後、L−M細胞を用いて残存活
性を測定し、ジスルフィド結合還元剤を用いなかった対
照の残存活性に対する比をめ、その結果を次の表に示す
0なお、これまでの説明で明らかなように、本発明にな
る新規生理活性物質は、溶液中での分子量、すなわちゲ
ル濾過時の分子量が40,000±4,000でf)9
.5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動のサブ 子量力i2o、ooo±4,000である。し力・も5
DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動後の抽出ザ/プ
ルをゲル濾過に付すと、伸性画分が分子量40,000
±4.000付近にあることtjら、本発明にかかるヒ
トTNFは、サブユニット構造を有する蛋白質と考えら
れる。
合還元剤としてジチオスレイトール(0,1mM 、
1 mM )または2−メルカプトエタノール(0,1
m M 、 1 m M )を用い、本発明になる生理
活性物質2μg 1WLlを0.15M塩化ナトリウム
150mMす/酸緩衝液(pa17.4)中、25℃で
2時間反応させた。反応後、L−M細胞を用いて残存活
性を測定し、ジスルフィド結合還元剤を用いなかった対
照の残存活性に対する比をめ、その結果を次の表に示す
0なお、これまでの説明で明らかなように、本発明にな
る新規生理活性物質は、溶液中での分子量、すなわちゲ
ル濾過時の分子量が40,000±4,000でf)9
.5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動のサブ 子量力i2o、ooo±4,000である。し力・も5
DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動後の抽出ザ/プ
ルをゲル濾過に付すと、伸性画分が分子量40,000
±4.000付近にあることtjら、本発明にかかるヒ
トTNFは、サブユニット構造を有する蛋白質と考えら
れる。
本発明は以1の性状を有するヒ)TNFの精製方法に関
する。詳しくは、上記性状を有するヒトTNFに対して
作成したモノクローナル抗体を、担持固定した、アフイ
ニテイーカンムを用い該ヒトTNFを効率良く高純度に
精製する方法に関する。
する。詳しくは、上記性状を有するヒトTNFに対して
作成したモノクローナル抗体を、担持固定した、アフイ
ニテイーカンムを用い該ヒトTNFを効率良く高純度に
精製する方法に関する。
次に本発明の精製に使用するモノクローナル抗体につい
て述べる。すなわち 本発明に用いる抗ヒト腫瘍壊死因子モノクローナル抗体
の製造方法としては、例えばマウスリンパ系B細胞とミ
エローマ細胞を細胞融合することにより創り出された新
規なM種細胞を培養することにより得ることができる0
この雑種細胞は、Milsteinら(Nature
、 256巻、495−497頁 1975年)によっ
て確立され、例えばG−K15h1erら(Somat
ic 、 CellGemetics 、 3 + 3
03 、1977年) 、 R,、A。
て述べる。すなわち 本発明に用いる抗ヒト腫瘍壊死因子モノクローナル抗体
の製造方法としては、例えばマウスリンパ系B細胞とミ
エローマ細胞を細胞融合することにより創り出された新
規なM種細胞を培養することにより得ることができる0
この雑種細胞は、Milsteinら(Nature
、 256巻、495−497頁 1975年)によっ
て確立され、例えばG−K15h1erら(Somat
ic 、 CellGemetics 、 3 + 3
03 、1977年) 、 R,、A。
Goldsbergら(Nature 、 267巻、
707 。
707 。
1977年)゛、谷ロ克ら(臨床免疫、 、12 (4
)。
)。
284−289頁、1980年)記載の方法等で得られ
ることができる。すなわち、抗原としては、前述のTH
’P−1細胞の培養液を通常の生化学的分離方法を組合
せて分離精製を行なったヒト腫瘍壊死因子(比活性5X
105V/■)をあらかじめ免疫しておいたマウスBA
LB/Cの牌臓からのB細胞(ここで用いるヒト腫瘍壊
死因子は必らずしも高純度のものを用いる必要はなく、
例えば純度1%以上のものであれは免疫は達成される。
ることができる。すなわち、抗原としては、前述のTH
’P−1細胞の培養液を通常の生化学的分離方法を組合
せて分離精製を行なったヒト腫瘍壊死因子(比活性5X
105V/■)をあらかじめ免疫しておいたマウスBA
LB/Cの牌臓からのB細胞(ここで用いるヒト腫瘍壊
死因子は必らずしも高純度のものを用いる必要はなく、
例えば純度1%以上のものであれは免疫は達成される。
)と、同マウス骨髄の腫瘍からのミエローマ細胞(例え
は、P’3X63Ag8U1)を、ポリエチレングリコ
ールの存在下で融合させ、融合した細胞のみを選択的に
生き残らせるように調整した培地(II A i”培地
)で培養し雑種細胞を得る。雑種細胞が目的とする抗ヒ
ト腫瘍壊死因子に対する抗体を産生じているかどうかを
「酵素免疫測定法」(石川栄治他著、医学書院、198
7年)記載の酵素測定法にて測定し、抗体産生能力のあ
る細胞をクロー二/グし抗ヒト腫瘍壊死因子モノクロー
ナル抗体を産生ずる雑種細胞を得る。
は、P’3X63Ag8U1)を、ポリエチレングリコ
ールの存在下で融合させ、融合した細胞のみを選択的に
生き残らせるように調整した培地(II A i”培地
)で培養し雑種細胞を得る。雑種細胞が目的とする抗ヒ
ト腫瘍壊死因子に対する抗体を産生じているかどうかを
「酵素免疫測定法」(石川栄治他著、医学書院、198
7年)記載の酵素測定法にて測定し、抗体産生能力のあ
る細胞をクロー二/グし抗ヒト腫瘍壊死因子モノクロー
ナル抗体を産生ずる雑種細胞を得る。
次に、抗ヒト腫瘍壊死因子モノクローナル抗体は、この
ようにして得られた維種#1胞を10〜20%牛脂児血
清添加RPMI−164,0培地中にて大量培養するこ
とにより得られた培養液、又はプリスタン(2,6,1
0,14−テトラメチルペンタデカ/)をあらかじめ腹
腔内に注射しでおいた免疫に用いたと同系のマウスの腹
腔内に、上記の雑種細胞を注射し増殖させて得られた腹
水から回収することができる。該腹水もしくは、該培養
を硫安沈澱、イオン交換クロマト等の通常の生化学的精
製方法で精製することにより得る。
ようにして得られた維種#1胞を10〜20%牛脂児血
清添加RPMI−164,0培地中にて大量培養するこ
とにより得られた培養液、又はプリスタン(2,6,1
0,14−テトラメチルペンタデカ/)をあらかじめ腹
腔内に注射しでおいた免疫に用いたと同系のマウスの腹
腔内に、上記の雑種細胞を注射し増殖させて得られた腹
水から回収することができる。該腹水もしくは、該培養
を硫安沈澱、イオン交換クロマト等の通常の生化学的精
製方法で精製することにより得る。
本発明に用いるモノクローナル抗体とけ、限界希釈法を
用いてクローン化した融合細胞か生産する抗体で、ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動でみて単一のバンドまで精
製されており、ヒト腫瘍壊死因子と混合することで、本
明細書中に記載のL−M細胞を用いる活性評価法に於て
、その活性を完全に消滅させる能力を有するものでおる
。
用いてクローン化した融合細胞か生産する抗体で、ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動でみて単一のバンドまで精
製されており、ヒト腫瘍壊死因子と混合することで、本
明細書中に記載のL−M細胞を用いる活性評価法に於て
、その活性を完全に消滅させる能力を有するものでおる
。
次いで、このようにして得られたモノクロ−ナル抗体を
用いて、アフィニティーカラムを作成する方法を示す。
用いて、アフィニティーカラムを作成する方法を示す。
すなわち
このモノクローナル抗体の一種又は二種を用いてカップ
リングを行なう。通常、抗体固定化神体として用いる樹
脂であるセファロースCL=4B(ファルマシア社、ス
ウエーテy ) ヲ、臭化シアンで活性化し、次いでカ
ップリングを行なって、モノクローナル抗体カラムを作
成した。
リングを行なう。通常、抗体固定化神体として用いる樹
脂であるセファロースCL=4B(ファルマシア社、ス
ウエーテy ) ヲ、臭化シアンで活性化し、次いでカ
ップリングを行なって、モノクローナル抗体カラムを作
成した。
このようにして作成したモノクローナル抗体カラムを用
いて、本発明にががるヒト腫瘍壊死因子を含む粗製液の
精製は行なわれる。本発明にかかるモノクローナル抗体
カラム釦付す粗製液としては、画一の分化誘導能を有す
る物質共存下で培養した末梢四単球もしくは、ある種の
、骨髄性単球白血病患者の白血病細胞から樹立された株
細胞、たとえば、THP−1細胞の培養上清液などが上
げられる。又、上記ヒト腫瘍壊死因子を遺伝子組換操作
技術を用いて作成した場合、該ヒト腫瘍壊死因子を含む
培養大腸菌抽出液などもその対象となり得る。これら得
られた培養の原液そのもの、もしくけイオン強度等合せ
る為に適当な希釈液で希釈した液、限外濾過器で適当な
濃度迄濃縮を行なった液、艷には、硫安塩析等の前処理
を行なった液、イオン交換樹脂等を用いて、粗く精製を
ほどこした液、ゲル濾過等で適当な分子昂7分画を行な
った液、いずれの液をも用いることは可能である。但し
その際には、PHは中性付近にイオン強度は等張付近に
合せる必要がある。
いて、本発明にががるヒト腫瘍壊死因子を含む粗製液の
精製は行なわれる。本発明にかかるモノクローナル抗体
カラム釦付す粗製液としては、画一の分化誘導能を有す
る物質共存下で培養した末梢四単球もしくは、ある種の
、骨髄性単球白血病患者の白血病細胞から樹立された株
細胞、たとえば、THP−1細胞の培養上清液などが上
げられる。又、上記ヒト腫瘍壊死因子を遺伝子組換操作
技術を用いて作成した場合、該ヒト腫瘍壊死因子を含む
培養大腸菌抽出液などもその対象となり得る。これら得
られた培養の原液そのもの、もしくけイオン強度等合せ
る為に適当な希釈液で希釈した液、限外濾過器で適当な
濃度迄濃縮を行なった液、艷には、硫安塩析等の前処理
を行なった液、イオン交換樹脂等を用いて、粗く精製を
ほどこした液、ゲル濾過等で適当な分子昂7分画を行な
った液、いずれの液をも用いることは可能である。但し
その際には、PHは中性付近にイオン強度は等張付近に
合せる必要がある。
次いで、必要に応じて生理食塩水もしくは、等張で中性
の−を示す各種緩衝溶液にて充分に洗浄を行なった後に
、溶離を行なう。溶離に用いる溶液としては、ヒト腫瘍
壊死因子の活性が保持される〆(の領域である4、5〜
11.5の範凹で用いられる溶離液、具体的には、グリ
シン−水酸化ナトリウム緩衝液、グリシン−塩酸緩衝層
、尿素水溶液、チオシア/酸水溶液、エチレングリコー
ル水溶液、グアニジン塩酸水溶液等が上げられる。
の−を示す各種緩衝溶液にて充分に洗浄を行なった後に
、溶離を行なう。溶離に用いる溶液としては、ヒト腫瘍
壊死因子の活性が保持される〆(の領域である4、5〜
11.5の範凹で用いられる溶離液、具体的には、グリ
シン−水酸化ナトリウム緩衝液、グリシン−塩酸緩衝層
、尿素水溶液、チオシア/酸水溶液、エチレングリコー
ル水溶液、グアニジン塩酸水溶液等が上げられる。
これ・らの溶離液にて溶離した後、必要に応じてゲル濾
過、限外膜濾過、透析等の後処理にてPH及び塩濃度を
調整し、濾過滅菌をイjつで、更に必要ならば加熱処f
#後、凍結乾繰をすることにより、ヒト腫瘍壊死因子の
精製を得ることができる。
過、限外膜濾過、透析等の後処理にてPH及び塩濃度を
調整し、濾過滅菌をイjつで、更に必要ならば加熱処f
#後、凍結乾繰をすることにより、ヒト腫瘍壊死因子の
精製を得ることができる。
実施例にも詳細を述べるが、ヒト腫瘍壊死因子を含むT
HP−1培養液上溝を、本@明になる精製ユ、程の必須
項目であるモノクローナル抗体カラムに直接付し生理食
塩水で充分洗浄した後、0.1〜1クリシン−水酸化ナ
トリウム(pH1(+、’ O)に0415M塩化ナト
リウムを含む溶離液で溶離を行なつ/ヒところ、通常の
イオン交換クロマトグラフィーや、等電点電気泳動分離
といった精製を一般性なって得られる精製度である10
〜100培程度の値に比して、実に驚くべきことに90
%の回収率101) 0倍〜5000倍以上の精製度に
達していることが判明した。
HP−1培養液上溝を、本@明になる精製ユ、程の必須
項目であるモノクローナル抗体カラムに直接付し生理食
塩水で充分洗浄した後、0.1〜1クリシン−水酸化ナ
トリウム(pH1(+、’ O)に0415M塩化ナト
リウムを含む溶離液で溶離を行なつ/ヒところ、通常の
イオン交換クロマトグラフィーや、等電点電気泳動分離
といった精製を一般性なって得られる精製度である10
〜100培程度の値に比して、実に驚くべきことに90
%の回収率101) 0倍〜5000倍以上の精製度に
達していることが判明した。
このように、本発明になる精製方法は、従来の方法では
とうてい達することの出来ない高純度の精製サンプルを
好吸率で、しかも大規模精製に適した簡便をやり方で行
なえるという。優れた特徴を有している。次にこの精製
物約300単位は、前記したMetb A sarco
ma担aマウスを用いる評価に於いて(+)の活性を示
す。
とうてい達することの出来ない高純度の精製サンプルを
好吸率で、しかも大規模精製に適した簡便をやり方で行
なえるという。優れた特徴を有している。次にこの精製
物約300単位は、前記したMetb A sarco
ma担aマウスを用いる評価に於いて(+)の活性を示
す。
ざらに、結腸癌Co1on 26で担癌させたBALB
/Cマウスに本生理活性物質の精製物を投与した試験に
於いて、対照群(生理食塩水投与群)に比して有意な癌
の増殖抑制と退縮が認められた。なお、個体によっては
出血性壊死を起こさずに定着癌が退縮、消失する場合が
ある。
/Cマウスに本生理活性物質の精製物を投与した試験に
於いて、対照群(生理食塩水投与群)に比して有意な癌
の増殖抑制と退縮が認められた。なお、個体によっては
出血性壊死を起こさずに定着癌が退縮、消失する場合が
ある。
本生理活性物質の精製物は、極めて優れた制ガン作用を
有し、その作用は種特異性が少ないので、極めて有用な
抗腫瘍剤として期待できるものである。
有し、その作用は種特異性が少ないので、極めて有用な
抗腫瘍剤として期待できるものである。
以下に実施例を示して本発明をより具体的に述べるが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 (
以−下余白) 実施例1 工程1(ヒトTNFの培養生産) TH’P−1細胞1.5X10’個/dの濃度にて、5
%牛脂児血清含有RPMI−1640培地に分散させた
のち、径10cIILのフラスチツク・シャーレに20
−ずつ分注する。37℃に加温した該細胞溶液に、12
−0ニテトラグカノイルホルボール−13−ジアセテー
トおよびビタミンA酸をそれぞれ最終濃度lμg/ml
および0.5μg/ml;となるように添加し、5%炭
酸ガス培養器中にて、37°C91時間培養する。
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 (
以−下余白) 実施例1 工程1(ヒトTNFの培養生産) TH’P−1細胞1.5X10’個/dの濃度にて、5
%牛脂児血清含有RPMI−1640培地に分散させた
のち、径10cIILのフラスチツク・シャーレに20
−ずつ分注する。37℃に加温した該細胞溶液に、12
−0ニテトラグカノイルホルボール−13−ジアセテー
トおよびビタミンA酸をそれぞれ最終濃度lμg/ml
および0.5μg/ml;となるように添加し、5%炭
酸ガス培養器中にて、37°C91時間培養する。
1時間後、シャーレ中の培養液を除去し、0.5μg/
m7のビタミンA酸、100 m97Ill(1)ポリ
ヘプトンを含有する5%牛脂児血清−RPMI−164
0培地20WLlで置換え、さらに24時間37℃にて
培養を行った後、培地を除去し、20m1のRPMI−
1640培地20n7Kt換L、72時間さらに培養を
継続する。
m7のビタミンA酸、100 m97Ill(1)ポリ
ヘプトンを含有する5%牛脂児血清−RPMI−164
0培地20WLlで置換え、さらに24時間37℃にて
培養を行った後、培地を除去し、20m1のRPMI−
1640培地20n7Kt換L、72時間さらに培養を
継続する。
その後、゛培養液を集め、3000 rpmにて30分
間、遠心処理を行って、細胞沈渣を除去したのち、L−
M細胞に対する細胞障害性を検討し、180U/mlの
活性を有する培養液21を得る。
間、遠心処理を行って、細胞沈渣を除去したのち、L−
M細胞に対する細胞障害性を検討し、180U/mlの
活性を有する培養液21を得る。
工程2(等電点電気泳動法による分画)該培養液0.9
1を、限外濾過法にて10倍濃縮したのち、Ampho
line■〔キャリヤー・アン7オライツ(Carri
er−ampholytes ) ) (L KB社製
、スウェーデン)−蔗糖密度勾配カラム(44omJ)
に添加したのち、約42時間通電し、泳動を行ったのち
、カラムの下端より細いチューブでゾーンを乱さな幹よ
うに約2ml/分の流速で分画する。
1を、限外濾過法にて10倍濃縮したのち、Ampho
line■〔キャリヤー・アン7オライツ(Carri
er−ampholytes ) ) (L KB社製
、スウェーデン)−蔗糖密度勾配カラム(44omJ)
に添加したのち、約42時間通電し、泳動を行ったのち
、カラムの下端より細いチューブでゾーンを乱さな幹よ
うに約2ml/分の流速で分画する。
p)I 5.5〜6.5の分画を採取したのち、−を約
7.4に調整したのち、透析にて、Ampholine
■および蔗糖を除去する。
7.4に調整したのち、透析にて、Ampholine
■および蔗糖を除去する。
工程3(塩基性陰イオン交換体クロマトグラフィー)
該分画液0,21に0.81の0.02.M )リス−
塩酸緩衝液(pH7,8)を加えた後、0.02 M塩
化ナトリウムを含む0.02 M )リス−塩酸緩衝液
(pH7,8)で充分に平衡化したDEAE−セファロ
ースCL−6B(ファルマシア社製)のカラム(10X
45 cm )に徐々に付す。次いで0、75 lの
カラム平衡化緩衝液(0,02M塩化ナトリウムを含む
0.02M)リス−塩酸緩衝液、PH7,8)で洗浄し
た後、005M塩化ナトリウムを含む0..02 M
トリス−塩酸緩衝液(pH7,8)0.51で洗浄後、
0.1M塩化ナトリウムを含む0.02Mトリス−塩酸
緩衝液(p[47,2)を用いて溶出を行った。流速は
、0.5 A’ / brとし、溶出液fi 50 t
nlずつ分画して活性画分を集めた。
塩酸緩衝液(pH7,8)を加えた後、0.02 M塩
化ナトリウムを含む0.02 M )リス−塩酸緩衝液
(pH7,8)で充分に平衡化したDEAE−セファロ
ースCL−6B(ファルマシア社製)のカラム(10X
45 cm )に徐々に付す。次いで0、75 lの
カラム平衡化緩衝液(0,02M塩化ナトリウムを含む
0.02M)リス−塩酸緩衝液、PH7,8)で洗浄し
た後、005M塩化ナトリウムを含む0..02 M
トリス−塩酸緩衝液(pH7,8)0.51で洗浄後、
0.1M塩化ナトリウムを含む0.02Mトリス−塩酸
緩衝液(p[47,2)を用いて溶出を行った。流速は
、0.5 A’ / brとし、溶出液fi 50 t
nlずつ分画して活性画分を集めた。
該活性画分に同答搦:の0.02M)!Jスス−酸緩衝
液(pH7,8)を加えて希釈したのち、0.21/h
rの流速でDEAE−セフ71:ff−、XCL−6B
のカラム< 10XI 、3α)に付す。
液(pH7,8)を加えて希釈したのち、0.21/h
rの流速でDEAE−セフ71:ff−、XCL−6B
のカラム< 10XI 、3α)に付す。
次いで0.05M塩化ナトリウムを含む0,02Mトリ
ス−塩酸緩衝液(pH7,8)]lを用いて、流速2
Q ml/ I+rで洗浄を行なった後、0.1M塩化
ナトリウムを含む0.02 M トリス−塩酸緩衝液(
PH7,2) 0.5 AをMいて、流速20 ml/
hrで溶出を行なう。溶出液は、25dずつ分画して
活性画分を集める。この段階の活性回収率は60%、精
製度−300倍である。
ス−塩酸緩衝液(pH7,8)]lを用いて、流速2
Q ml/ I+rで洗浄を行なった後、0.1M塩化
ナトリウムを含む0.02 M トリス−塩酸緩衝液(
PH7,2) 0.5 AをMいて、流速20 ml/
hrで溶出を行なう。溶出液は、25dずつ分画して
活性画分を集める。この段階の活性回収率は60%、精
製度−300倍である。
工程4(加熱処理)
次に該溶出液を容器に移し70℃の温浴中に浸した後、
攪拌しながら該溶出液の温度を60℃になるまで加熱す
る。その後60℃の別の湯浴に移し、30分間加熱処理
した溶液は、限外濾過によシ濃縮する。ここまでの精製
工程での活性の回収率は、55%である。
攪拌しながら該溶出液の温度を60℃になるまで加熱す
る。その後60℃の別の湯浴に移し、30分間加熱処理
した溶液は、限外濾過によシ濃縮する。ここまでの精製
工程での活性の回収率は、55%である。
工程5(ゲル濾過ン
0.1M塩化ナトリウムを含む0.005 Mリン酸緩
衝液(pH7,4)で充分に平衡化し、たセファクリル
S−200(ファルマシア社製)のカラム(5X 80
cm )に該濃縮液を付し、同緩衝液にてゲル濾過溶
出を行なう。流速は4 rnl/ h rで4 mlず
つ分画して活性画分を採取し、活性画分を限外濾過によ
り濃縮する。精製工程1〜4を通しての活性回収率は4
5%、精製度は4.0×103倍である。
衝液(pH7,4)で充分に平衡化し、たセファクリル
S−200(ファルマシア社製)のカラム(5X 80
cm )に該濃縮液を付し、同緩衝液にてゲル濾過溶
出を行なう。流速は4 rnl/ h rで4 mlず
つ分画して活性画分を採取し、活性画分を限外濾過によ
り濃縮する。精製工程1〜4を通しての活性回収率は4
5%、精製度は4.0×103倍である。
工程6(アフィニティークロマトグラフィー)グ、ル濾
過によって得られた活性画分の濃縮液をZn2+キレー
トセフアロースカラムに付す。
過によって得られた活性画分の濃縮液をZn2+キレー
トセフアロースカラムに付す。
キレートセファロース(イミノジ酢酸固定化樹脂)を充
填したカラム(1,6xlOcrrL)に、11179
7m1の塩化亜鉛水溶液60mAを流速10cwL/h
rで流す。
填したカラム(1,6xlOcrrL)に、11179
7m1の塩化亜鉛水溶液60mAを流速10cwL/h
rで流す。
次いで0.1M塩化ナトリウムを含む0.05 Mす/
酸緩衝液(pH7,4)で充分に平価化した後、前工程
で得られる濃縮液を流速10 ml/ hrで付し、更
に601nlの同緩衝液で溶出した非吸着画分を採取す
る。活性はこの両分にほとんどが回収される。工程2〜
6を通しての活性回収率は30%、精製度Fi1.0X
10’倍である。
酸緩衝液(pH7,4)で充分に平価化した後、前工程
で得られる濃縮液を流速10 ml/ hrで付し、更
に601nlの同緩衝液で溶出した非吸着画分を採取す
る。活性はこの両分にほとんどが回収される。工程2〜
6を通しての活性回収率は30%、精製度Fi1.0X
10’倍である。
工程7(ゲル濾過)
前精製工程で得られた活性画分を濃縮し、015M塩化
ナトリウムを含む0.005Mリン酸緩衝液(p)17
.4)で充分に平衡化したトヨパールHW−55(東洋
ソーダ株式会社)のカラム(1,5X90傭)に付す。
ナトリウムを含む0.005Mリン酸緩衝液(p)17
.4)で充分に平衡化したトヨパールHW−55(東洋
ソーダ株式会社)のカラム(1,5X90傭)に付す。
同緩衝液にて流速4ml/hrでゲル濾過溶出を行ない
、活性画分を採取する。全精製工程を通しての活性の回
収率は20%、精製度は2. OX 10’倍である。
、活性画分を採取する。全精製工程を通しての活性の回
収率は20%、精製度は2. OX 10’倍である。
このようにして得られる本生理活性物質(ヒ)TNF)
の比活性は8.0X105単位/1に/蛋白質である0 工程8(ヒトTNFの免疫) 前記工程7で得られたヒ) TNF精製液を常法に従い
、フロイントの完全アジユバントと1=1に混合し、蛋
白量として20〜100μg/回/匹となるように6週
令の雄のBALB/Cマスウス背部皮下に2週問おきに
3回免疫を行なう。3回目の免疫後、該マウスの尾静脈
から採血を行ない、遠心して血球分を除いた血清を用い
てL−M細胞に対するヒトTNF障害作用の阻害効果よ
シ免疫の状態を調べる。免疫が充分出来たマウスの血清
は約1000倍生理食塩水で希釈しても、TNFのL−
M細胞障害性を完全に阻害する。免疫の充分行なわれた
マウスの腹腔に約10,0μgのTNF精製液を注射し
た後3日後に、該マウスを次の工程9に供する。
の比活性は8.0X105単位/1に/蛋白質である0 工程8(ヒトTNFの免疫) 前記工程7で得られたヒ) TNF精製液を常法に従い
、フロイントの完全アジユバントと1=1に混合し、蛋
白量として20〜100μg/回/匹となるように6週
令の雄のBALB/Cマスウス背部皮下に2週問おきに
3回免疫を行なう。3回目の免疫後、該マウスの尾静脈
から採血を行ない、遠心して血球分を除いた血清を用い
てL−M細胞に対するヒトTNF障害作用の阻害効果よ
シ免疫の状態を調べる。免疫が充分出来たマウスの血清
は約1000倍生理食塩水で希釈しても、TNFのL−
M細胞障害性を完全に阻害する。免疫の充分行なわれた
マウスの腹腔に約10,0μgのTNF精製液を注射し
た後3日後に、該マウスを次の工程9に供する。
工程9(細胞融合)
前述のMilsteinらの方法に準じで行なう。工程
8で得られるマウスの牌緘を無菌的外科的に摘出する。
8で得られるマウスの牌緘を無菌的外科的に摘出する。
摘出した牌j系をハサミで細く切断し、次いで100メ
ツシユの金網を通してバラバラにし、I・リスー塩化ア
/モニウス溶液で充分洗浄後、ハ/スク液で洗浄し融合
に用いる。マウスミエローマ細胞であるP3X63Ag
8U12×107コと上記牌細胞2×108コをハンク
ス液中で混合し、次いで遠心して上清を除去し/Cのち
、ホリエチレンクリコール2,000(PEG2000
)とジメチルスルホキシド(DMSO)を含む0.15
Th、4塩化ナトリウム含有す/酸緩衝液(pH7,
8)中にて融合を行なう。融合し/C細胞はRPMI−
1640溶液で良く洗浄後、HATおよび10%牛脂児
血清を含むRPMI−J640培地に懸濁させ96穴デ
インシユ(コースタ−社米国)6枚に均一にまいた後、
370C15%炭酸ガスを含む空気中で1週間培養を行
なうと、融合した細胞以外に、はとんどの細胞が死滅し
て、融合した細胞のコロニーが形成されている状態とな
る。
ツシユの金網を通してバラバラにし、I・リスー塩化ア
/モニウス溶液で充分洗浄後、ハ/スク液で洗浄し融合
に用いる。マウスミエローマ細胞であるP3X63Ag
8U12×107コと上記牌細胞2×108コをハンク
ス液中で混合し、次いで遠心して上清を除去し/Cのち
、ホリエチレンクリコール2,000(PEG2000
)とジメチルスルホキシド(DMSO)を含む0.15
Th、4塩化ナトリウム含有す/酸緩衝液(pH7,
8)中にて融合を行なう。融合し/C細胞はRPMI−
1640溶液で良く洗浄後、HATおよび10%牛脂児
血清を含むRPMI−J640培地に懸濁させ96穴デ
インシユ(コースタ−社米国)6枚に均一にまいた後、
370C15%炭酸ガスを含む空気中で1週間培養を行
なうと、融合した細胞以外に、はとんどの細胞が死滅し
て、融合した細胞のコロニーが形成されている状態とな
る。
目的とする抗ヒ)TNF抗体が産生きれているかどうか
、石川栄治他著「酵素免疫測定法」医学書院、1978
年記載の酵素免疫測定法と、L−M細胞障害性を阻害す
る活性測定法と2種の方法を用いて培養上清の測定を行
ない、両方の測定法とも(+)の活性を有するウェルを
決めて、その中に存在するコロニーを1つのコロニーが
1つのウェルになるようガラス毛細管を用いてクローニ
ングし、7日間培養後、再び、酵素免疫測定法およびL
−M細胞障害性阻害法の2法を用いて抗体産生能をチェ
ックを行ない、最終的に、目的とするヒトTN’Fのモ
ノクローナル抗体を産生じている細胞が数種知得られる
。
、石川栄治他著「酵素免疫測定法」医学書院、1978
年記載の酵素免疫測定法と、L−M細胞障害性を阻害す
る活性測定法と2種の方法を用いて培養上清の測定を行
ない、両方の測定法とも(+)の活性を有するウェルを
決めて、その中に存在するコロニーを1つのコロニーが
1つのウェルになるようガラス毛細管を用いてクローニ
ングし、7日間培養後、再び、酵素免疫測定法およびL
−M細胞障害性阻害法の2法を用いて抗体産生能をチェ
ックを行ない、最終的に、目的とするヒトTN’Fのモ
ノクローナル抗体を産生じている細胞が数種知得られる
。
IgGを産生じている細胞が、はとんどである。
得らtた融合細胞(雑種細胞)は、再度限外希釈法にて
クロー二/グを行ない、モノクローナル抗体産生株化細
胞とする。
クロー二/グを行ない、モノクローナル抗体産生株化細
胞とする。
工程10(モノクローナル抗体の生産)次に、得られる
融合細胞を用いて大量にモノクローナル抗体を取得する
。10%牛脂児血清を含むRPMI−1640培地中で
37℃、5%炭酸ガスを含む空気中で培養する。あらか
じめプリスタy(2,6,10,14−テトラメチルペ
た、6週令の雄のB A’ L B / Cマウスの腹
腔内に5×106〜I X 107コ/匹づり培養して
おいた細胞を注射する。1週間はどして腹水化したマウ
スより腹水を注射器で採取し、該腹水を遠心して細胞を
除き上清を採取する。1匹当シ約2 mlで30匹のマ
ウスよ、!1l150Hの腹水上清を得る。4種類のモ
ノクローナル抗体を含有する腹水をそれぞれ、40%硫
酸アンモニウム水溶液を用いて沈殿し、得られた沈殿物
を0.15M塩化ナトリウムを含むリン酸緩衝液(pH
7,4)に溶解したのちI)EAE−セファロースカラ
ム(ファルマシア社製、スウェーデン)に付し溶出液分
画とし7て、純度95%以上(7,5%ポリアクリルア
ミドゲル(pH8,9)の電気泳動)の抗ヒ)TNFモ
ノクローナル抗体各500■ずつ取得する。
融合細胞を用いて大量にモノクローナル抗体を取得する
。10%牛脂児血清を含むRPMI−1640培地中で
37℃、5%炭酸ガスを含む空気中で培養する。あらか
じめプリスタy(2,6,10,14−テトラメチルペ
た、6週令の雄のB A’ L B / Cマウスの腹
腔内に5×106〜I X 107コ/匹づり培養して
おいた細胞を注射する。1週間はどして腹水化したマウ
スより腹水を注射器で採取し、該腹水を遠心して細胞を
除き上清を採取する。1匹当シ約2 mlで30匹のマ
ウスよ、!1l150Hの腹水上清を得る。4種類のモ
ノクローナル抗体を含有する腹水をそれぞれ、40%硫
酸アンモニウム水溶液を用いて沈殿し、得られた沈殿物
を0.15M塩化ナトリウムを含むリン酸緩衝液(pH
7,4)に溶解したのちI)EAE−セファロースカラ
ム(ファルマシア社製、スウェーデン)に付し溶出液分
画とし7て、純度95%以上(7,5%ポリアクリルア
ミドゲル(pH8,9)の電気泳動)の抗ヒ)TNFモ
ノクローナル抗体各500■ずつ取得する。
工1111(抗ヒトモノクローナル抗体カラムの作成)
得うれた抗ヒトモノクローナル抗体の300■を、0.
5Mの塩化ナトリウムを含む0.1Mの炭酸ナトリウム
水溶液に透析する。あらかじめ臭化シアンで活性化した
セファロースCL−4B(ファルマシア社製) 50c
cに0.5Mの塩化ナトリウムを含む0.1M炭酸ナト
リウム水溶液(pH8,3)中で、該透析抗体を4°C
でゆつくシ攪拌しながら一晩反応させる。反応後、樹脂
は、良く洗浄し未反応の活性基を保護する為にIMのエ
タノールアミン水溶液と反応させ、更に8M尿素で洗浄
し、次いで生理食塩水で充分洗浄して、アフィニティー
カラム用の抗体固定化カラムを作成する。
5Mの塩化ナトリウムを含む0.1Mの炭酸ナトリウム
水溶液に透析する。あらかじめ臭化シアンで活性化した
セファロースCL−4B(ファルマシア社製) 50c
cに0.5Mの塩化ナトリウムを含む0.1M炭酸ナト
リウム水溶液(pH8,3)中で、該透析抗体を4°C
でゆつくシ攪拌しながら一晩反応させる。反応後、樹脂
は、良く洗浄し未反応の活性基を保護する為にIMのエ
タノールアミン水溶液と反応させ、更に8M尿素で洗浄
し、次いで生理食塩水で充分洗浄して、アフィニティー
カラム用の抗体固定化カラムを作成する。
工程12(アフィニティーカラムを用いてのヒトTNF
の精製) 工程11で作成したアフィニティーカラムを用いて工程
1で得られたヒ) TNFの精製を試みる。工程11の
樹脂を2.5×8crnのカラムに充填する。生理食塩
水で充分洗浄後、工程1の培養液0.51を流速J O
mi/hrで流す。次いで生理食塩水500mA、同じ
流速で洗浄した後、015M塩化ナトリウムを含む0.
1Mグリシン−水酸化ナトリウム緩衝液(PH10,(
1)で溶出する。溶出画分け2計ずつ分画し活性画分を
集める。この工程での活性回収率75%、精製度はI
X 104倍、比活性け、5 X 10”単位/m9蛋
白質である。
の精製) 工程11で作成したアフィニティーカラムを用いて工程
1で得られたヒ) TNFの精製を試みる。工程11の
樹脂を2.5×8crnのカラムに充填する。生理食塩
水で充分洗浄後、工程1の培養液0.51を流速J O
mi/hrで流す。次いで生理食塩水500mA、同じ
流速で洗浄した後、015M塩化ナトリウムを含む0.
1Mグリシン−水酸化ナトリウム緩衝液(PH10,(
1)で溶出する。溶出画分け2計ずつ分画し活性画分を
集める。この工程での活性回収率75%、精製度はI
X 104倍、比活性け、5 X 10”単位/m9蛋
白質である。
実施例2
実施例10工程11に従って市販のエポキシ化活性セフ
ァロース(ファルマシア社製)に、実施例1と別の種類
の抗ヒ)TNFモノクローナル抗体を固定してアフィニ
ティーカラム(N。
ァロース(ファルマシア社製)に、実施例1と別の種類
の抗ヒ)TNFモノクローナル抗体を固定してアフィニ
ティーカラム(N。
2)を作成する。
次いで、とのカラムに実施例1、工程1で得られるヒ)
TNF含有培養液0.51を実施例1、工程12と同様
に付し、生理食塩水で充分洗浄したのち、1Mチオシア
ン酸ナトリウム(PH7,5)で溶出を行なう。このよ
うにして得られる溶離画分は、0.15M塩化ナトリウ
ムを含むリン酸緩衝液罠透析を行なって、活性を測定す
る。
TNF含有培養液0.51を実施例1、工程12と同様
に付し、生理食塩水で充分洗浄したのち、1Mチオシア
ン酸ナトリウム(PH7,5)で溶出を行なう。このよ
うにして得られる溶離画分は、0.15M塩化ナトリウ
ムを含むリン酸緩衝液罠透析を行なって、活性を測定す
る。
得られるヒ)TNFの回収率73%、精製度、8.0X
103倍、比活性4.5X105単位/m9蛋白質であ
る。
103倍、比活性4.5X105単位/m9蛋白質であ
る。
以上のととく本発明記載のモノクローナル抗体を用いる
精製法によれは、実施例1の工程2〜工程7のような多
段階にわたる複雑な精製法を用いなくても、高い収率で
高純度のヒ)TNFが容易に取得できる。本発明記載の
ヒトTNFの性状は、実施例1で示したモノクローナル
抗体′・アフィニティーカラムを用いて和製した試料を
用いて測定する。特にアミノ酸分析用には、精製したヒ
) TNF試料をセファテックスG25で脱塩して本文
明細書中記載の測定に供する。
精製法によれは、実施例1の工程2〜工程7のような多
段階にわたる複雑な精製法を用いなくても、高い収率で
高純度のヒ)TNFが容易に取得できる。本発明記載の
ヒトTNFの性状は、実施例1で示したモノクローナル
抗体′・アフィニティーカラムを用いて和製した試料を
用いて測定する。特にアミノ酸分析用には、精製したヒ
) TNF試料をセファテックスG25で脱塩して本文
明細書中記載の測定に供する。
比較実施例は特にあけないが、実施例1の中に示した通
常の精製法に比較しても本発明の方法がいかに優れてい
るかは明白であろう。更に本発明の方法は、工業規模の
大量f#製を行なう上でも、抗体供給が安定してお9、
品質が一定したカラムが、必要なスケールでできること
から極めて有用である。本発明は、医−目的の高 1純
度ヒトTNFを安定に供給する精製法として特に有効な
ものである。 2 手続補正書(方式) %式% 事件の表示 特願昭59−65226号 発明の名称 ヒト腫瘍壊死因子の精製方法 補正をする者 事件との関係・特許出願人 (005) 旭化成工朶株式会社 代理人 郵便番号105 東京都港区虎ノ門−丁目2番29号虎ノ門産業ビル5階
明細書の浄書(内容に変更なし) 手続補正書 昭和59年10月9日 ( @許庁長官 志賀 学 殿 1 事件の表示 特願昭59−65226号 ( 2発明の名称 ヒト腫瘍壊死因子の精製方法 S 補正をする者 事件との関係・特許出願人 (003) 旭化成工業株式会社 4代理人 郵便番号105 東京都港区虎ノ門−丁目2番29号虎ノ門産業ビルp階
明細書の発明の詳細な説明の欄 −補正の内容 明細書の記載を下記のとお逆補正する。
常の精製法に比較しても本発明の方法がいかに優れてい
るかは明白であろう。更に本発明の方法は、工業規模の
大量f#製を行なう上でも、抗体供給が安定してお9、
品質が一定したカラムが、必要なスケールでできること
から極めて有用である。本発明は、医−目的の高 1純
度ヒトTNFを安定に供給する精製法として特に有効な
ものである。 2 手続補正書(方式) %式% 事件の表示 特願昭59−65226号 発明の名称 ヒト腫瘍壊死因子の精製方法 補正をする者 事件との関係・特許出願人 (005) 旭化成工朶株式会社 代理人 郵便番号105 東京都港区虎ノ門−丁目2番29号虎ノ門産業ビル5階
明細書の浄書(内容に変更なし) 手続補正書 昭和59年10月9日 ( @許庁長官 志賀 学 殿 1 事件の表示 特願昭59−65226号 ( 2発明の名称 ヒト腫瘍壊死因子の精製方法 S 補正をする者 事件との関係・特許出願人 (003) 旭化成工業株式会社 4代理人 郵便番号105 東京都港区虎ノ門−丁目2番29号虎ノ門産業ビルp階
明細書の発明の詳細な説明の欄 −補正の内容 明細書の記載を下記のとお逆補正する。
[)第56頁4行の
「抗ヒトモノクローナル」を
「抗ヒトTNFモノクローナル」と補正する。
2)第36頁6行の
「抗ヒトモノクローナル」を
「抗に) T :J Fモノクローナル」と補正する。
Claims (1)
- ヒト@瘍壊死因子の精製を行なうに際し、該ヒト腫瘍壊
死因子に対して作成したモノクローナル抗体の少なくと
も一種以上を担持固定化した、アフィニティーカラムに
、該ヒト腫瘍壊死因子の粗精製液を付す工程を経ること
を特徴とする、ヒト腫瘍壊死因子の精製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59065226A JPS60209528A (ja) | 1984-04-03 | 1984-04-03 | ヒト腫瘍壊死因子の精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59065226A JPS60209528A (ja) | 1984-04-03 | 1984-04-03 | ヒト腫瘍壊死因子の精製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60209528A true JPS60209528A (ja) | 1985-10-22 |
Family
ID=13280787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59065226A Pending JPS60209528A (ja) | 1984-04-03 | 1984-04-03 | ヒト腫瘍壊死因子の精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60209528A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0260610A2 (de) * | 1986-09-13 | 1988-03-23 | BASF Aktiengesellschaft | Monoklonale Antikörper gegen humanen Tumonekrosefaktor (TNF) und deren Verwendung |
-
1984
- 1984-04-03 JP JP59065226A patent/JPS60209528A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0260610A2 (de) * | 1986-09-13 | 1988-03-23 | BASF Aktiengesellschaft | Monoklonale Antikörper gegen humanen Tumonekrosefaktor (TNF) und deren Verwendung |
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