JPS6020923B2 - 電波吸収体 - Google Patents
電波吸収体Info
- Publication number
- JPS6020923B2 JPS6020923B2 JP50155239A JP15523975A JPS6020923B2 JP S6020923 B2 JPS6020923 B2 JP S6020923B2 JP 50155239 A JP50155239 A JP 50155239A JP 15523975 A JP15523975 A JP 15523975A JP S6020923 B2 JPS6020923 B2 JP S6020923B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radio wave
- wave absorber
- iron
- powder
- magnetization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は耐熱性のある電波吸収体に関するものである
。
。
周知のごとく電波吸収体は磁性材料、誘電材料を用いて
構成され用途に応じた種々の電波吸収体が研究開発され
ている。特に磁性材料を用いた電波吸収体は誘電材料を
用いた時より小型で高性能になる特徴を有するのでその
研究開発が多い。マイクロ波、ミリ波通信システムにお
ける電波漏洩防止用の電波吸収体、無反射終端器には、
鉄粉をェポキシ系樹脂の高分子材料で固めた絶縁性があ
り、かつ強度のある電波吸収体が用いられている。この
電波吸収体は磁化のもっとも大きい鉄粉を主成分として
いるので小型で高性能になる特徴がある。しかし、電波
吸収体は吸収した電波を熱に変換するものであり、耐熱
性も要求されるが、ェポキシ樹脂等の高分子材料を結合
剤としている電波吸収体は高分子材料が化学分解したり
劣化する。その温度は一般には100qo〜200℃で
あり、その温度以下でしか使えない欠点をもっている。
例えば15w以上の電力のマイクロ波を吸収させた場合
は200こ○以上にも達するので、先の電波吸収体は使
えない。耐熱性のある電波吸収体としては酸化物磁性材
料を用いたものもある。しかし、酸化物磁性材料の磁化
はたかだか4汀Nね=5000ガウス程度であり鉄その
ものの約1/4しかないので小型化が望めない。本発明
は酸化物磁性材料と同等あるいはそれより磁化が大きく
耐熱性のある電波吸収体を提供することを目的とするも
のである。すなわち、本発明は金属磁性粉末を絶縁性と
強度をもたせるためのSi、N、Na等の無機化合物を
主成分とする無機接着剤で固めた電波吸収体である。磁
化は金属磁性粉末量を多くすることによって金属磁性粉
そのものの磁化にまで近ずけることができる。耐熱性の
ある結合剤が例えばSi02、AI203等の無機物で
あるので強度的には、それらの分解、融解点近くまで強
く特性的には金属磁性粉末が磁化を示されないキュリー
点まで可能である。また、本発明の電波吸収体は無機物
であるため耐候性が非常に優れている特徴もある。
構成され用途に応じた種々の電波吸収体が研究開発され
ている。特に磁性材料を用いた電波吸収体は誘電材料を
用いた時より小型で高性能になる特徴を有するのでその
研究開発が多い。マイクロ波、ミリ波通信システムにお
ける電波漏洩防止用の電波吸収体、無反射終端器には、
鉄粉をェポキシ系樹脂の高分子材料で固めた絶縁性があ
り、かつ強度のある電波吸収体が用いられている。この
電波吸収体は磁化のもっとも大きい鉄粉を主成分として
いるので小型で高性能になる特徴がある。しかし、電波
吸収体は吸収した電波を熱に変換するものであり、耐熱
性も要求されるが、ェポキシ樹脂等の高分子材料を結合
剤としている電波吸収体は高分子材料が化学分解したり
劣化する。その温度は一般には100qo〜200℃で
あり、その温度以下でしか使えない欠点をもっている。
例えば15w以上の電力のマイクロ波を吸収させた場合
は200こ○以上にも達するので、先の電波吸収体は使
えない。耐熱性のある電波吸収体としては酸化物磁性材
料を用いたものもある。しかし、酸化物磁性材料の磁化
はたかだか4汀Nね=5000ガウス程度であり鉄その
ものの約1/4しかないので小型化が望めない。本発明
は酸化物磁性材料と同等あるいはそれより磁化が大きく
耐熱性のある電波吸収体を提供することを目的とするも
のである。すなわち、本発明は金属磁性粉末を絶縁性と
強度をもたせるためのSi、N、Na等の無機化合物を
主成分とする無機接着剤で固めた電波吸収体である。磁
化は金属磁性粉末量を多くすることによって金属磁性粉
そのものの磁化にまで近ずけることができる。耐熱性の
ある結合剤が例えばSi02、AI203等の無機物で
あるので強度的には、それらの分解、融解点近くまで強
く特性的には金属磁性粉末が磁化を示されないキュリー
点まで可能である。また、本発明の電波吸収体は無機物
であるため耐候性が非常に優れている特徴もある。
この発明の効果が重量比で金属磁性粉が20%から90
%で残りが無機接着剤からなる範囲で有効である。
%で残りが無機接着剤からなる範囲で有効である。
この発明は磁性材料と非磁性材料からなるので金属磁性
粉末が20%以下の場合は磁化が酸化物磁性材料の滋陛
以下となり小型化の利点がなくなる。一方、90%を越
えると機械強度が弱く実用性が乏しくなる。次に実施例
について説明する。
粉末が20%以下の場合は磁化が酸化物磁性材料の滋陛
以下となり小型化の利点がなくなる。一方、90%を越
えると機械強度が弱く実用性が乏しくなる。次に実施例
について説明する。
平均粒径5れ仇の鉄粉と鶏火接着剤を重量比で鉄粉を1
0%から95%まで6種類の混合物を各々200k9′
幼でプレス成型したのち150qoで、2時間乾燥し固
形物を得た。
0%から95%まで6種類の混合物を各々200k9′
幼でプレス成型したのち150qoで、2時間乾燥し固
形物を得た。
これらの固形物について磁化をフラツクスメータで抗折
強度を抗折強度試験器で固有抵抗をホィーストンブリッ
ジで各々測定した。これらの値を表に示す。
強度を抗折強度試験器で固有抵抗をホィーストンブリッ
ジで各々測定した。これらの値を表に示す。
磁化は鉄粉末量が多くなるにしたがい大きくなり酸化物
磁性材料の磁化約3000〜5000ガウスと同等ある
いはより大きくなる鉄粉末の混合比は20%以上の場合
である。抗折強度は鉄粉末量が増加するにしたがい減少
してくる。この抗折強度は電波吸収体の用途によって異
なるが一般には10【9/仇以上あれば実用可能である
。これは鉄粉末量が90%以下の時に相当する。固有抵
抗は鉄粉末量が増えると低くなるがこの実施例では鉄そ
のものの固有抵抗の9×10‐60仇より非常に大きく
鉄粉が接着剤で絶縁されていることを示している。電波
吸収体としては1びQ肌程度あればよいとされているの
で実施例では鉄粉90%以下の全てで吸収体として使え
る。鉄粉以外コバルト粉、鉄ーニッケル合金粉末、鉄−
コバルト合金粉末、鉄ーアルミニウム合金粉末でも同様
な効果があることを確認した。表これらの固形物を用い
て80び0まで熱的重量変化を測定したところ重量は温
度の上昇と共に数%単調に増加を示すだけで結合剤の分
解は認められなかった。
磁性材料の磁化約3000〜5000ガウスと同等ある
いはより大きくなる鉄粉末の混合比は20%以上の場合
である。抗折強度は鉄粉末量が増加するにしたがい減少
してくる。この抗折強度は電波吸収体の用途によって異
なるが一般には10【9/仇以上あれば実用可能である
。これは鉄粉末量が90%以下の時に相当する。固有抵
抗は鉄粉末量が増えると低くなるがこの実施例では鉄そ
のものの固有抵抗の9×10‐60仇より非常に大きく
鉄粉が接着剤で絶縁されていることを示している。電波
吸収体としては1びQ肌程度あればよいとされているの
で実施例では鉄粉90%以下の全てで吸収体として使え
る。鉄粉以外コバルト粉、鉄ーニッケル合金粉末、鉄−
コバルト合金粉末、鉄ーアルミニウム合金粉末でも同様
な効果があることを確認した。表これらの固形物を用い
て80び0まで熱的重量変化を測定したところ重量は温
度の上昇と共に数%単調に増加を示すだけで結合剤の分
解は認められなかった。
また600ooで2時間熱処理した固形物の抗折強度は
熱処理前とほとんど差がなかった。以上、説明したよう
にこの発明によって高抵抗で耐熱性があり、かつ酸化物
磁性材料より磁化の大きい磁性材料が得られる。この結
果小型で耐熱性の優れた電波吸収体を提供できるように
なった。
熱処理前とほとんど差がなかった。以上、説明したよう
にこの発明によって高抵抗で耐熱性があり、かつ酸化物
磁性材料より磁化の大きい磁性材料が得られる。この結
果小型で耐熱性の優れた電波吸収体を提供できるように
なった。
Claims (1)
- 1 鉄又は鉄合金のうち少なくとも一つを含む磁性金属
粉と酸化アルミニウム、酸化ケイ素を含み、さらにケイ
酸塩、リン酸塩、シリカゾルのうち1以上を含む無機接
着剤からなる固形物で、該固形物が重量比で磁性金属粉
が20%から90%、残りが無機接着剤からなることを
特徴とする電波吸収体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50155239A JPS6020923B2 (ja) | 1975-12-25 | 1975-12-25 | 電波吸収体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50155239A JPS6020923B2 (ja) | 1975-12-25 | 1975-12-25 | 電波吸収体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5279294A JPS5279294A (en) | 1977-07-04 |
JPS6020923B2 true JPS6020923B2 (ja) | 1985-05-24 |
Family
ID=15601567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50155239A Expired JPS6020923B2 (ja) | 1975-12-25 | 1975-12-25 | 電波吸収体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6020923B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2018074218A1 (ja) * | 2016-10-18 | 2019-08-08 | 吉野石膏株式会社 | 磁性層付き石膏系建材、磁性目地処理材、磁性層付き石膏系建材の製造方法 |
CN110105090A (zh) * | 2019-06-12 | 2019-08-09 | 刘华云 | 一种微米级AlN陶瓷负载纳米Fe复合衰减材料及制备方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59130404A (ja) * | 1983-01-17 | 1984-07-27 | 日本電気株式会社 | マイクロ波抵抗体の製造方法 |
-
1975
- 1975-12-25 JP JP50155239A patent/JPS6020923B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2018074218A1 (ja) * | 2016-10-18 | 2019-08-08 | 吉野石膏株式会社 | 磁性層付き石膏系建材、磁性目地処理材、磁性層付き石膏系建材の製造方法 |
CN110105090A (zh) * | 2019-06-12 | 2019-08-09 | 刘华云 | 一种微米级AlN陶瓷负载纳米Fe复合衰减材料及制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5279294A (en) | 1977-07-04 |
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