JPS60208941A - 光学活性α−アリ−ルアルカン酸の製造方法 - Google Patents

光学活性α−アリ−ルアルカン酸の製造方法

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JPS60208941A
JPS60208941A JP60036259A JP3625985A JPS60208941A JP S60208941 A JPS60208941 A JP S60208941A JP 60036259 A JP60036259 A JP 60036259A JP 3625985 A JP3625985 A JP 3625985A JP S60208941 A JPS60208941 A JP S60208941A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、光学活性α−アリールアルカン酸の合成方法
に関し、さらに詳細に本発明は、高誘電率をもつプロト
ン性物質の存在下非プロトン性双極性稀釈剤の中性ある
いは軽度にアルカリ性条件の下に適当なケタールを転移
させ、次いで転位によって有られるエステルを加水分解
させることによるこの種の酸の製造方法に関する。
多数のα−アリールアルカン酸は、それらの薬剤特性(
防炎剤、鎮痛剤)のため公知である。
これらのうち、イブプロフェン(Ibuprof@n)
として公知の2−(4−イソブチルフェニル)−ゾロビ
オyp、フエンダo 7 エy (Fenoprgfa
n)として公知の2−(3−フェノキシフェニル)−プ
ロピオン酸、フルールビプロフェン(Flurbipr
ofen)として公知の2−(2−フルオロ−4−ジフ
ェニル)−プロピオン酸、スゾロフェン(Suprof
an )として公知の2−(4−(2−チェニルカルブ
ニル)−フェニル〕−グロビオン酸、!異性体がナプロ
キセン(Naproxen)として公知である2−(6
−メドキシー2−ナフチル)−プロピオン酸およびなお
他のものを挙げることができる。
他の群のアリールアルカン酸は、ビレトロイド殺虫剤の
合成に対する中間体として有用であり、それらの中間体
のうちで2−(4−クロロフェニル)−3−メチル−酪
酸および2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−3
−メチル−酪酸を2fげることができる。
多くのα−アリールアルカン酸は、1つ以上の非対称中
心、この場合ではカルブキシルに関してαの位置の炭素
をもち、従ってそれらの酸が立体異性体の形状になって
存在する。しばしば2つの異性体の一方に対し明確に高
い生物学的活性が含金されている。
特に明瞭な例は、d異性体(ナプロキセン)がt異性体
、およびラセミ性混合物よりも明確に高い薬剤特性をも
つ2−(6−メドキシー2−ナフチル)−プロピオン酸
によって示される。
このため、大体において純粋形状の所望光学異性体の生
成をもたらす立体選択方法を使用できることが有利であ
る。
1981年12月1日付で出願された米国特許出願第3
29672号の優先権を請求するシンテックスのヨーロ
ッパ特許出願第81993号では、式(式中、Ar=ア
リール、R1=アルキルあるいはシクロアルキル、およ
び2が残余基あるいは残余基へ転化できる基を表す)の
光学活性ケトンをつくるため立体選択方法が開示される
好ましい残余基は、ノ・ログン原子、あるいは式%式% (式中、R2=アルキル、シクロアルキル、アルケニル
、アルクニル、アリールあるいはアリールアルキル)の
基である。
式囚のケトンの製法は、光学活性アシルノ・リドにアリ
ールマグネシウムハリドのような有機金属化合物を反応
させるととによっ【、あるいは同様な方法によって行な
われる。
ヨーロッパ特許出願第81993号で報告されるところ
によれば、そのとき式(4)の光学活性ケトンは、式 (式中、Ar r R1および2が上で報告された意味
をもち、R5およびR6がアルキル、アリールあるいは
アリールアルキル、あるいは−緒にC2−Caアルキレ
ンである)の光学活性ケタールへ転化される。
ヨーロワツク特許出願第81993号で報告されるもの
から、ケトン(4)からケタール中)の製法がケトンか
らケタールをつくる伝統的方法(例えばこの出願の明細
書の29頁20行から参照)によって行なわれることが
判明する。
その結果式CB)の光学活性ケタールは、転位によりて
式 %式%() (式中、ArおよびR1が上記の特異化された意味をも
つ)の光学活性α−アリールアルカン酸(あるいはそれ
らのエステル、オルトエステルあるいはアミド誘導体)
へ転化される。
上記のヨーロッパ特許出願の明細書から明らかなように
、その転位段階は、米国の優先権出願の出願日(198
1年12月11日)に対する公知方法の1つによって行
なわれる。
実際上、29頁24行以降で、光学活性ケタールのZが
ハロゲンである場合、その転位は、1981年9月2日
付で刊行されたヨーロッパ特許出願第34871号で開
示されたように行なわれることが報告されている。2が
7・ログンである場合、異なる方法は、1980年9月
24日付で刊行された英国特許#’、 2042543
号で開示されている方法である(ヨーロッパ特許出願第
81993号30頁28行以降参照)。
2が式R2−8O2−0−の残余基であるならば、その
転位は、ヨーロッパや特許出願第81993号の3JW
30〜34行で引用されるテトラヘドロンレターη(4
3)、4305〜8(1981)の論文において説明J
れる条件、同様あるいは類似の榮件に従って行なわれる
α−アリールアルカン酸に対するケタールを転位する上
述の公知の方法が光学活性ケタールの転移することへ直
接言及されないけれども、それらの方法は、特異化され
ない異性体組成のケタールから出発する反応を説明する
ヨーロッパや特許出願第81993−t−iの明細壱か
ら、上記で引用した引例で説明される公知の方法は、式
(B)の光学活性ケタール(あるいはヨーロッパ特許出
願で説明される類似のケタール)の転位に対して変更な
く移行することができるということが引き出される。1
982年12月22日付で刊行された相極化学研究セン
タのヨーロッパ特許出願第67698号は、前述の式(
4)に実際上類似する式の光学活性ケトンをつくる方法
を開示しかつ特許請求し、また上記で報告された式(B
) (Lかしこの場合zがスルホニルオキシ基のみ)に
類似の式のケタールへどのようにしてこの種ケトンを変
換およびそれからα−アリールアルカン酸へ転位できる
かを示している。
1982年8月6日付で出願された描出願人の初期のイ
タリア將許出願第22760A/82号では、中性ある
いは軽度にアルカリ性条件の下に、および有極性のプロ
トン性媒体(たとえば水、アルコール、ホルムアミド、
アセトアミド7!?)の存在下(α−ハロアルキル)−
アリール−ケタールを転位させることによってα−アリ
ールアルカン酸をつくる方法が開示されている。その反
応は、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
トルエン、アセトン等のような不活性稀釈剤の存在下で
任意に行なうことができる。
1983年3月7日付で出願された描出願人のイタリア
特許出願第19930 A/83では、描出願人は、転
位によってα−アリールアルカン酸を生成するため有用
な新規のケタールを開示した。
イタリア特許出願第22760 A/82号で開示され
た方法は、上述の他の転位方法以上の1黴な長所をもっ
ている。
この種の長所の主仮なものは、反応が触媒としてリュイ
ス酸の存在を必要としない(ヨーロッパ特許出願第34
871号による)、実際上止リュイス酸が薬剤使用に対
する生成物と相溶性がない重金朽のハリドであるという
事実、および出発生成物がハロダタール、従ってスルホ
ニルオキシケタール(テトラヘドロンレターで刊行され
た甑1文あるいはヨーロッパ特許出i/1第67698
4による)をつくる必袋がないといり事実に要約される
本発明の対象は、双極性非プロトン性輻釈剤および高い
防電率をもつプロトン性物劉の存在下中性あるいは軽度
にアルカリ性条件において(α−ハロアルキル)−アリ
ール−ケタールを転位し、転位反応から得られるエステ
ルを加水分解させる2段階から成る光学活性α−アリー
ルアルカン酸の製造方法であることが判明している。
本発明の対象であるこの方法は、ヨーロッ・母特許出願
第34871号で開示された方法に比較して、イタリア
特許出願第22760 A/82号と同じ長所があり、
それらの長所の主要な1つは、転位触媒として重金属塩
を使用しないことにある。
ヨーロッパ特許出願第81993号(その転位に対して
ヨーロッパ特許出願第34871号で開示された条件を
使用する)で開示された方法に比較する場合、本発明に
よる方法は、転位触媒として重金属塩を使用しない長所
があり、またこの場合では重金属の使用は、ヨーロッパ
特許出願第81993号による方法が直接薬剤使用に対
する光学活性α−アリールアルカン酸を直接供給するこ
とにおいてなおさらより悪い要因である。
その上、驚いたことに、本発明の対象とされるこの方法
は、ヨーロッパ特許出願第81993号で開示されたと
同様な出発生成物を転位することによって、たとえばヨ
ーロッパ特許出願第34871号で開示されたような条
件の下で操作することによって得られるα−アリールア
ルカン酸よりも一層高い光学純度をもつα−アリールア
ルカン酸を提供する。
本発明の対象とされる方法の特性面の代表的摘要は、下
記の反応式 %式%() ([ (式中、 Ar’が(、)ハロゲン原子の間で選択された1つ以上
の置換基で置換されるフェニル、C,−C6アルキル、
C1−C4アルコキシ、C2−c4アルケニルオキシ、
フェニル、フェノキシ、ジクロロフェノキシ、ジクロロ
アニリノ、ジフロロメトキシ、ベンゾイル、インドリル
、ジヒドロピロリル、チェノイル; (b)ハロゲン原
子の間で選択される1つ以上の置換基で置換されるナフ
チルおよびC,−04アルコキシ; (0) (1−C
4アルキルおよびCl−C4アルキルフェニルの間で選
択される1つあるいは2つの置換基で置換されるピロリ
ル;(d)クロロカル・々ゾリル;(e)クロロフェニ
ル−ベンゾキサゾリル: (f)フェニルあるいはクロ
ロフェニルで置換されるチアゾリル;(g)チェニルか
ら成る芳香族基を表し; R′およびHllが、お互いに対し等しいかあるいは異
っており、直鎖あるいは分枝鎖C1”−C12アルキル
あるいは直鎖あるいは分枝鎖C2−C12アルケニルを
表し;あるいは R′およびだが一緒に飽和あるいは不飽和直鎖あるいは
分枝鎖02”−C12アルキレンを表し;そのため酸素
原子およびそれらの原子が結合される炭素原子で5ない
し7原子の猿を生成させるようにし; Rが直鎖あるいは分枝fic1−06アルキル、あるい
はC3−C,シクロアルキルを表し;Xが塩素、臭素あ
るいは沃素原子を表し;星印(*)が非対称炭素原子を
表し; −co−y基が加水分解によってカル?キシル基を供給
する基を表す)によって示される。好ましくは、このc
o−y−基は、式−co−oy’ジエステル基を表し、
ここにY′は、R′お、Jl、ヒR’d!アルキルであ
る場合、一般にアルキルであり、あるいはR′およびR
〃が一緒に飽和あるいは不飽和アルキレンを生成する場
合、置換アルキルあるいはアルケニルであり;特定の置
換基Y′が反応媒体に左右される。
上に述べた置換基の特異な意味は、 Arに対し:4−イソブチルフェニル、4−クロロフェ
ニル、4−ジフルオロメトキシフ ェニル、6−メドキシー2−ナフチル;R′およびBl
に対し個別的に;メチルあるいはエチル; R′およびR〃に対し一緒にニーCH2−CH2−1−
CH2−CH2−CH2−1−CH2−C(CH3)2
−CH2−1−CH2−CH= CH−CH2−基;X
に対し塩素および臭素; Rに対しメチル、エチル、n−プロピル1インプロピル
; を含んでいる・ 本発明の特異な実施例では、本発明は、式(式中、R’
、R’およびXがこれまで述べた意味および特に示した
特異な意味をもつ)から出発し上述した反応(1)およ
び(2)によるナゾロキセンとして公知の2−(6−メ
ドキシー2−ナフチル)−グロピオン酸のd異性体の製
法から成る。
本発明の対象でめるこの方法の出発生成物、すなわち、
式<1)の光学活性ケタールは、自体公知の方法に従っ
て、また特に光学活性ケトンの通常のケタール化技術に
よってつくられる。
選択さ扛たケタール化方法の型式に従って、出発生成物
として使用さnる光学活性ケトンに対し相対的に配位を
保存することができるか、あるいは配位の逆転が発生す
る可能性がある。
式(I)のケタールをつくるのに必要な光学活性ケトン
は、ヨーロッノ9特許出願第67693号で説明される
ように、フリーデルタラスト反応によって、あるいはヨ
ーロラーf特許出願第81993号で説明されるように
グリニヤール等の反応によってつくってもよい。
勿論、本発明は、光学活性ケタールがこれまで簡単に述
べらnたようにつくらnる場合に対して限定するように
意図するものでなく、それらのケタールがつくられてい
る方法と関係しない光学活性(α−ハロアルキル)−−
yv−ルーケタールの転位から成る。
前に要約して述べられているように、本発明の対象とさ
nる方法は、転位段階および引続いて行なわれる加水分
解段階から成る。
光学活性(α−)・ロアルキル)−アリール−ケタール
の転位は、高い誘電率をもつノロトン性物質の存在正非
foトン性双極性稀釈剤の中性あるいは軽度にアルカリ
性条件の下に行なわれる。
この中性あるいは軽度にアルカリ性条件は、有機あるい
は無機弱塩基あるいは緩衝剤を使用することによって得
られる。
有用な弱塩基の例は、脂肪族あるいは芳香族第三アミン
、重炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、酢酸カリウム等
のような弱酸のアルカリあるいはアルカリ土類塩である
有用な非プロトン性双極性稀釈剤は、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル燐酸トリア
ミド、N−メチル−ピロリドン、ジメチルアセトアミド
、N−メチル−モルホリン、0−アルキル化?リグリコ
ール、スルホランおよび七扛らの混合物から成る。
高い誘電率をもつノロトン性物質(それらの物質が固体
ならば、溶解さnる場合)は、水、尿素、チオ尿素、ア
セトアミド、ベンザミド、フェノール、N−メチルホル
ムアミド、N−メチル−アセトアミド、N、N’−ジメ
チル−尿素および七扛らの混合物から成る◎ ホルムアミドは、式(I)の光学活性ケタールに対する
それの秀れた溶解力のために、非プロトン性双極性稀釈
剤の存在を必袈としない。
使用される非プロトン性双極性稀釈剤の址は、一般にケ
タール約10重爺チを溶解するに十分なような量の稀釈
剤を使用するのが十分であるけれども、ケタールの相対
溶解性に左右さnる。
高い誘電率をもつプロトン性物質の葉も、ケタールに関
して触媒量が等モル量あるいは等モル量を超過さえもす
るまでの範囲にして使用する点で臨界的ではない。稀釈
剤に対して相対的に、プロトン性物質は、著しい変動量
で存在してもよい。
実際上の理由のために、稀釈剤および高い誘電率のプロ
トン性物質を体積(七nらの片方が固体である場合、重
量〕で100:1ないし1:1の比率にして使用するの
が好ましく、好ましい範囲が20:1ないし1:1とさ
れている。一般に大量のプロトン性物質は、反応速度を
増加する。
この反応は、普通に80°ないし200℃の範囲内から
成る温度で行なわnる。
この反応時間は、出発材料を使用されるケタールの反応
性、媒体の極性、および反応温度のような君子の要因に
関係し、また2、3分ないし約36時間の範囲で変動し
てもよい。
転位段階の終った後に、このようにして得らnる式(I
llの化合物を単離するため、反応混合物が慣用の方法
に従って処理される。
七nから加水分解段階が行なわれ、この段階も慣用方法
、生として酸性触媒作用によって行なわれ、従ってα−
アリールアルカン酸が高純度水準で得らrしる◇ 本発明の実施例では、本発明による方法は、反応装置へ
光学活性ケタール、中性あるいは軽度にアルカリ性pH
値を確保するのに十分なような弱塩基あるいは緩衝剤量
、ケタールおよび高銹電率プロトン性物質を少なくとも
部分的に溶解するに十分なような極性非プロトン性稀釈
剤量を導入することによって行なわれる。
次にこの反応混合物は、80°ないし200℃の範囲内
から成る温度で攪拌しながら加熱され、この反応の推移
が慣用の技術(GLC、TLCあるいはIR分光分析法
)によって監視される。転位反応の終末で、反応混合物
は、水へ注がnるかあるいは稀釈され、反応生成物(式
[11)の化合物)が適 □当な有機溶媒で抽出され、
かつ単離される。
それから式(II)の化合物の加水分解は、慣用の技術
に従って、しかし好ましくは酸性触媒作用によって行な
われる。
これと異なシ、エステルの加水分解は、転位反応から生
ずる混合物に対する水性鉱酸の添加によって、エステル
を単離することなく行なってもよいO 本発明を一層明瞭に例示するため下記に実施例を示す。
第1例 (Se2−ブロモー1,1−ジメトキシ−1−(6−メ
ドー’!−7−2−ナフチル)−ノロノやン(3,39
1; 10mmol)(ヨーo、パ特許出願第8199
3号の57頁第22例で示されるように調製さ几る)、
炭酸カルシウム(11: 10mmol )、ジメチル
ホルムアミド(12#)および水(s 、p )、の混
合物が100℃の温度で10時間攪拌し続けられる。
25℃へ冷却後、この混合物がジエチルエーテルで稀釈
され、濾過される。この有機溶液が水で洗浄さn、無水
硫酸すtlワムで乾燥される。溶媒が減圧上蒸発によっ
て除去され、残留物がジメトキシエタン(30ゴ)およ
びION塩酸(30M)で稀釈される。
混合物が50℃で24時間維持されかつそれから水で稀
釈はnかつジエチルエーテルで抽出される。結合有機相
が水で洗浄さnかつ無水硫酸ナトリウムで乾燥される。
減圧上蒸発によって溶媒を除去した後、(S) −2−
(6−メドキシー2−ナフチル)−ノロピオン酸(d異
性体)が出発生成物の純度を反映する光学純度で得らn
る。収率95%;融点155〜156℃。
第2例 (+l (S) 2−ブロモ−1,1−ジメトキシ−1
−(6−メドキシー2−ナフチル〕−プロパン(3,3
91/ ; 10 mmol )、酢酸カリワム(1,
2,9;12mmol)、N、N’−ジメチルホルムア
ミド(14d)および水(8ゴ〕の混合物が100℃で
攪拌しながら加熱される。反応混合物が第1例で説明さ
れるような手順で処理され(+) (S) 2− (6
−メトキシ−2−ナフチル)−プロピオン酸(2,23
1: 9.7 mmol ;収率97%)、融点155
°〜157℃を生ずる。
第3例 (+) (S) 2− (1−ブロモエチル)−2−(
6−メドキシー2−ナフチル) −1’、3−ジオキシ
ラン(3,371I; 10mmol )、酢酸カリウ
A(1,21: 12mmol )およびホルムアミド
(5ornl)の混合物が17℃で攪拌しながら加熱さ
れる。
反応混合物が第1例で説明されたような手順で処理さf
l、(+) (S)2−(6メトキシー2−ナフチル)
−ノロピオン酸(収率52%〕を生ずる。
第4例 (+) (s) 2− (1−ブロモエチル)−2−(
6−メドキシー2−ナフチル) −1,3−ジオキサン
(3,79Ii; 10mmol )、酢酸カリウA(
1,29;12mmol)およびホルムアミド(5or
rtt)が170℃で攪拌しながら加熱される。
反応混合物が第1例で説明さnるような手順で処理され
、(+)(S)2−(6−メドキシー2−ナフチル)−
ノロピオン酸(収率53%〕を生ず。
第5例 (+) (S) 2− (1−ブロモエテル)−2−(
6−メドキノー2−ナフチル) −1,3−ジオキシラ
ン(0,849; 25mmol )、炭酸カルシウム
(0,3g:3mmol)およびホ/l、 Aアミド(
5rnl)の混合物が140℃で攪拌しながら加熱さ扛
る。
混合物が第1例で説明されるような手順で処理され、(
+) (S) 2− (6−メドキンー2−ナフチル)
−プロピオン酸(0,172,9: 0.75 mmo
l:収率30%、融点154°〜155℃を生ず。
手続補正書 昭和60年4月26日 1、 事件の表示 特願昭60−36259号 2、 発明の名称 光学活性α−アリールアルカン酷の製造方法3、 補正
をする者 事件との関係 特許出願人 名称サンポンΦニス、ビー、エイ。
4、代理人 住所 東京都港区虎ノ門五丁目13番1号虎ノ門4o森
ビル明細書 6、補正の内容 別紙の通り

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高い誘電率をもつプロトン性物質の存在下双極性の
    非プロトン性稀釈剤の中性あるいは軽度にアルカリ性条
    件で対応する光学活性(α−ハロアルキル)−アリール
    −ケタールの転位反応を行なわせ、転位から得らする生
    成物の加水分解を行なわせることから成る、光学活性α
    −アリールアルカン酸の製造方法。 2 (S)2−(6−メドキシー2−ナフチル)−プロ
    ピオン酸(ナゾロキセン)の合成へ適用される、特許請
    求の範囲第1項に記載のα−アリールアルカン酸の製造
    方法。 3 出発生成物として式 (式中R′およびR〃が、お互いに対し等しくあるいは
    異なり、直鎖あるいは分枝鎖C1−C12アルキルある
    いは直鎖あるいは分枝鎖C2−C12アルケニルを表し
    :あるいは R′およびR〃が、酸素原子およびそれらの酸素が結合
    される炭素原子で5ないし7原子の環を生成するように
    、−緒に飽和あるいは不飽和、直鎖あるいは分枝鎖C2
    −012アルキレンを表し;Xが塩素、臭素あるいは沃
    素原子を表す。)の光学活性ケタールの適当な異性体形
    状を使用することを特徴とする特許請求の範囲第2項に
    記載の(S) 2− (6−メドキシー2−ナフチル)
    −ゾロピオン酸の製造方法。 4 出発生成物として式 (式中R′およびR”が独立的にメチルあるいはエチル
    を表し、あるいは−緒に−CH2−CH2−1−CH2
    −CH2−CH2−1−CH2−C(CH3)2−CH
    2−、−CH2−CH2−CH−CH2−から選択され
    る基を表し;Xが塩素あるいは臭素原子を表す。)の光
    学活性ケタールの過当な異性体形状を使用することを特
    徴とする特許請求の範囲第2項に記の(S) 2−(6
    −メドキシー2−ナフチル)−プロピオン酸の製造方法
    。 5 転位反応が80°ないし200℃の範囲内から成る
    温度で行なわれることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の光学活性α−アリールアルカン酸の製造方法
    。 6 反応媒体が脂肪族あるいは芳香族第三アミン、弱酸
    のアルカリあるいはアルカリ土類塩、あるいは緩衝剤の
    添加によって中性あるいは軽度にアルカリ性にされるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の光学活性
    α−アリールアルカン酸の製造方法。 7 双極性の非プロトン性稀釈剤がジメチルホルムアル
    デヒド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル燐酸トリ
    アミド、N−メチル−ピロリドン、ジメチルアセトアミ
    ド、N−メチルモルポリン、O−アルキル化ポリグリコ
    ール、スルホランあるいはそれらの混合物から選択され
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の光学
    活性α−アリールアルカン酸の製造方法。 8 高誘電率をもつプロトン性物質が水、尿素、チオ尿
    素、ホルムアミド、アセトアミド、ペンサミド、フェノ
    ール、N−メチルホルムアミド、N−メチルアセトアミ
    ド、N、N’−ジメチル尿素およびそれらの混合物から
    選択されることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の光学活性α−アリールアルカン酸の製造方法。 9 高誘電率をもつプロトン性物質がホルムアミドの場
    合、双極性の非プロトン性稀釈剤を省略できることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の光学活性α−ア
    リールアルカン酸の製造方法。
JP60036259A 1984-02-24 1985-02-25 光学活性α−アリ−ルアルカン酸の製造方法 Granted JPS60208941A (ja)

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