JPS6020854B2 - 架橋ポリエチレンケ−ブルの製造法 - Google Patents
架橋ポリエチレンケ−ブルの製造法Info
- Publication number
- JPS6020854B2 JPS6020854B2 JP52100325A JP10032577A JPS6020854B2 JP S6020854 B2 JPS6020854 B2 JP S6020854B2 JP 52100325 A JP52100325 A JP 52100325A JP 10032577 A JP10032577 A JP 10032577A JP S6020854 B2 JPS6020854 B2 JP S6020854B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は努詫海ポリエチレンケーブル、特に高電圧用架
橋ポリエチレンケーブルの製造法に関するものである。
橋ポリエチレンケーブルの製造法に関するものである。
従釆、ZKV以上の高電圧用のプラスチックケーブルで
は主絶縁体に一般にポリエチレン、または架橋ポリエチ
レンが使用されており、何れを使用するかは耐熱温度に
より決まり、ポリエチレンはたとえば許容温度75℃、
架橋ポリエチレンは、たとえば90℃で設計されており
、耐熱性が要求される場合には努薪喬ポリエチレンを用
いたものが使用される。第1図はその構造を示すもので
、導体1、内部導軍届、架橋ポリエチレンよりなる主絶
縁層3および外部導弦層4より構成されている。
は主絶縁体に一般にポリエチレン、または架橋ポリエチ
レンが使用されており、何れを使用するかは耐熱温度に
より決まり、ポリエチレンはたとえば許容温度75℃、
架橋ポリエチレンは、たとえば90℃で設計されており
、耐熱性が要求される場合には努薪喬ポリエチレンを用
いたものが使用される。第1図はその構造を示すもので
、導体1、内部導軍届、架橋ポリエチレンよりなる主絶
縁層3および外部導弦層4より構成されている。
この架橋ポリエチレンを架橋するには、高温、高圧の雰
囲気中で一定以上の時間で加熱する必要があり、加熱に
要する時間は絶縁層の厚さが増すほど長くなる。
囲気中で一定以上の時間で加熱する必要があり、加熱に
要する時間は絶縁層の厚さが増すほど長くなる。
例えば、絶縁層厚さの7柵の舞KVの高電圧用プラスチ
ックケーブルの加熱時間を1とすると、絶縁層厚さ15
側および24肋である6舷Vおよび19KVの高電圧用
プラスチックケーブルにおいては加熱時間はそれぞれ4
および10となる。このように絶縁層厚さの増加に伴い
加熱時間が急増することが高電圧用プラスチックケーブ
ルの生産性を著しく低下させている。
ックケーブルの加熱時間を1とすると、絶縁層厚さ15
側および24肋である6舷Vおよび19KVの高電圧用
プラスチックケーブルにおいては加熱時間はそれぞれ4
および10となる。このように絶縁層厚さの増加に伴い
加熱時間が急増することが高電圧用プラスチックケーブ
ルの生産性を著しく低下させている。
本発明は、架橋ポリエチレンケーブルの生産性の向上を
目的とするもので、導体上に任意の内部導電層を介して
あるし、は介さずして架橋剤入りポリエチレン内層を所
要厚さ被覆し、ついで、その筒上にポリエチレン外層を
所要厚さ押出被覆すると共に当該外層の押圧温度の余熱
で上記内層を加熱架橋することを特徴とするものである
。
目的とするもので、導体上に任意の内部導電層を介して
あるし、は介さずして架橋剤入りポリエチレン内層を所
要厚さ被覆し、ついで、その筒上にポリエチレン外層を
所要厚さ押出被覆すると共に当該外層の押圧温度の余熱
で上記内層を加熱架橋することを特徴とするものである
。
以下「実施例について説明する。
第2図は本発明の製造法を用いて製造された架**橋ポ
リエチレンケーブルの一実施例を示すもので、従釆のケ
ーブルの構造と異なる点は、従来の導体1および内部導
電層2と外部導電層4の間の努群樽ポリエチレンよりな
る主絶縁層3を架橋ポリエチレン内層3亀をポリエチレ
ン外層32より構成した点にある。
リエチレンケーブルの一実施例を示すもので、従釆のケ
ーブルの構造と異なる点は、従来の導体1および内部導
電層2と外部導電層4の間の努群樽ポリエチレンよりな
る主絶縁層3を架橋ポリエチレン内層3亀をポリエチレ
ン外層32より構成した点にある。
この架橋ポリエチレンの厚さは
ぬxln最十ta^aln肇こte(Mn毒+^aln
肇 帆.・・【1’rC
rCここで、rCは導体蓬
戊は姿群橋ポリエチレン径ねはポリエチレン径 ^xは架橋ポリエチレンの熱伝導率 ^aはポリエチレンの熱伝導率 に‘ま架橋ポリエチレンの許容温度 に‘まポリエチレンの許容温度 協まケーブル表面温度 であり、^又と^aとの間には近似的には入x=^aの
関係が成立する。
肇 帆.・・【1’rC
rCここで、rCは導体蓬
戊は姿群橋ポリエチレン径ねはポリエチレン径 ^xは架橋ポリエチレンの熱伝導率 ^aはポリエチレンの熱伝導率 に‘ま架橋ポリエチレンの許容温度 に‘まポリエチレンの許容温度 協まケーブル表面温度 であり、^又と^aとの間には近似的には入x=^aの
関係が成立する。
次に、第3図により、本発明製造法の一実施例を説明す
る。
る。
これは、タンデム構造の製造菱贋を用いて行なう場合を
示すもので、内導用の架橋ポリエチレン用のク。スヘッ
ド部5と外導用のポリエチレン用のクロスヘッド部6を
タンデムに併設してなり、架橋ポリエチレン用のクロス
ヘッド部5で電気導体1の上に努鮪橋剤を添加したポリ
エチレン310を所要厚さ被覆し、ついでポリエチレン
用のクロスヘッド部6で180〜20ぴ○の押出温度の
高いポリエチレン320を被覆し〜その余熱を使用して
内層ポリエチレン310を加熱架橋する。ポリエチレン
320の被覆された電気導体1は縦内の水を使用した冷
却部7で冷却される。また、急冷せずに50〜100℃
の徐冷区間71を設けてもよい。
示すもので、内導用の架橋ポリエチレン用のク。スヘッ
ド部5と外導用のポリエチレン用のクロスヘッド部6を
タンデムに併設してなり、架橋ポリエチレン用のクロス
ヘッド部5で電気導体1の上に努鮪橋剤を添加したポリ
エチレン310を所要厚さ被覆し、ついでポリエチレン
用のクロスヘッド部6で180〜20ぴ○の押出温度の
高いポリエチレン320を被覆し〜その余熱を使用して
内層ポリエチレン310を加熱架橋する。ポリエチレン
320の被覆された電気導体1は縦内の水を使用した冷
却部7で冷却される。また、急冷せずに50〜100℃
の徐冷区間71を設けてもよい。
なお、架橋剤入りポリエチレン内層310を冷却してこ
れを固化させる前に当該内層310上にポリエチレン外
層320を被覆することは、架橋ポリエチレン内層31
とポリエチレン外層32の接触面における電気的不整を
なくす上で効果的であり好ましい手段である。
れを固化させる前に当該内層310上にポリエチレン外
層320を被覆することは、架橋ポリエチレン内層31
とポリエチレン外層32の接触面における電気的不整を
なくす上で効果的であり好ましい手段である。
この方法を用いることにより従来の加熱区間が不要にな
るため設備の大幅短縮が可能である。
るため設備の大幅短縮が可能である。
架橋ポリエチレンの厚さは、例えば6細V用として必要
な導体径比が12風「 ポリエチレン径raが27豚「
ポリエチレンの許容温度にが90午0の場合には第亀
図のようになる。この図で横軸にポリエチレン許容温度
te(00)、縦軸に架橋ポリエチレンの厚さは一rc
(帆)がとってあり、Aおよび8はそれぞれケーブルの
表面温度(ぬ)が60qoの場合および40ooの場合
を示している。従って、ポリエチレンの許容温度(セ)
が75q○でケーブルの表面温度(松)が60qoの場
合には「架橋ポリエチレンの厚さは6側あればよいこと
が分る。すなわち、架橋ポリエチレンの厚さとして従来
必要とされた15側を6肋に減少させることができ「
これによってポリエチレンの架橋時間を約80%短縮す
ることが可能となる。このように、この実施例の架橋ポ
リエチレンケーブルの製造法は架橋時間の大幅な短縮を
可能とするものであるが、さらに架橋剤の量を減少させ
ることが出来るので材料費を低減することができる。
な導体径比が12風「 ポリエチレン径raが27豚「
ポリエチレンの許容温度にが90午0の場合には第亀
図のようになる。この図で横軸にポリエチレン許容温度
te(00)、縦軸に架橋ポリエチレンの厚さは一rc
(帆)がとってあり、Aおよび8はそれぞれケーブルの
表面温度(ぬ)が60qoの場合および40ooの場合
を示している。従って、ポリエチレンの許容温度(セ)
が75q○でケーブルの表面温度(松)が60qoの場
合には「架橋ポリエチレンの厚さは6側あればよいこと
が分る。すなわち、架橋ポリエチレンの厚さとして従来
必要とされた15側を6肋に減少させることができ「
これによってポリエチレンの架橋時間を約80%短縮す
ることが可能となる。このように、この実施例の架橋ポ
リエチレンケーブルの製造法は架橋時間の大幅な短縮を
可能とするものであるが、さらに架橋剤の量を減少させ
ることが出来るので材料費を低減することができる。
また製造時のケーブルの引取速度を約2倍にすることが
可能である。以上の如く本発明努藷喬ポリヱチレンケー
ブルの製造法は生産性の著しい向上を可能ならしめるも
ので工業的効果の大なるものである。
可能である。以上の如く本発明努藷喬ポリヱチレンケー
ブルの製造法は生産性の著しい向上を可能ならしめるも
ので工業的効果の大なるものである。
第1図は従釆のこの種製造法によって製造された努茅喬
ポリエチレンケーブルの断面図、第2図は本発明製造法
によって製造された架橋ポリエチレンケーブルの一実施
例の断面図、第3図は本発明製造法の一実施例の要部断
面図、第4図は本発明製造法によって製造された架橋ポ
リエチレンケーブルの架橋ポリエチレンの厚さとポリエ
チレンの許容温度との関係を示す線図である。 1:導体、2:内部導電層、31:架橋ポリエチレン層
「 32:ポリエチレン層、4:外部導電層。 矛ー図 才と図 才5図 才4図
ポリエチレンケーブルの断面図、第2図は本発明製造法
によって製造された架橋ポリエチレンケーブルの一実施
例の断面図、第3図は本発明製造法の一実施例の要部断
面図、第4図は本発明製造法によって製造された架橋ポ
リエチレンケーブルの架橋ポリエチレンの厚さとポリエ
チレンの許容温度との関係を示す線図である。 1:導体、2:内部導電層、31:架橋ポリエチレン層
「 32:ポリエチレン層、4:外部導電層。 矛ー図 才と図 才5図 才4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 導体上に任意の内部導電層を介してあるいは介さず
して、架橋剤入りポリエチレン内層を所要厚さ被覆し、
ついでその周上に当該架橋剤入りポリエチレン内層を冷
却してこれを固化させる前にポリエチレン外層を所要厚
さ押出被覆すると共に、当該外層の押出温度の余熱で上
記内層を加熱架橋することを特徴とする架橋ポリエチレ
ンケーブルの製造法。 2 架橋剤入りポリエチレン内層径rxとポリエチレン
外層径raとの間に、tcλxlnra/rx+taλ
alnrx/rc=te(λxlnra/rx+λal
nrx/rc)ここに、rcは導体径rxは架橋ポリエ
チレン径 raはポリエチレン径 λxは架橋ポリエチレンの熱伝導率 λaはポリエチレンの熱伝導率 tcは架橋ポリエチレンの許容温度 teはポリエチレンの許容温度 taはケーブル表面温度 なる関係を有する特許請求の範囲第1項記載の架橋ポリ
エチレンケーブルの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52100325A JPS6020854B2 (ja) | 1977-08-22 | 1977-08-22 | 架橋ポリエチレンケ−ブルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52100325A JPS6020854B2 (ja) | 1977-08-22 | 1977-08-22 | 架橋ポリエチレンケ−ブルの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5434082A JPS5434082A (en) | 1979-03-13 |
JPS6020854B2 true JPS6020854B2 (ja) | 1985-05-24 |
Family
ID=14271012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52100325A Expired JPS6020854B2 (ja) | 1977-08-22 | 1977-08-22 | 架橋ポリエチレンケ−ブルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6020854B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002170436A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-14 | Hitachi Cable Ltd | 架橋ポリエチレン電気ケーブル及びその製造法 |
-
1977
- 1977-08-22 JP JP52100325A patent/JPS6020854B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5434082A (en) | 1979-03-13 |
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