JPS60208546A

JPS60208546A - 雪降ろし装置

Info

Publication number: JPS60208546A
Application number: JP6442084A
Authority: JP
Inventors: 田端　覚
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-03-31
Filing date: 1984-03-31
Publication date: 1985-10-21
Also published as: JPH0125867B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、建築物の屋根に積った雪を安全容易に除去す
ることのできる雪降ろし装置に関する。

（従来技術）積雪地域の雪による被害は莫大である。中でも、家屋等
の建築物上の雪害は大きく、雪降ろしのために屋根の上
に登った人がすベシ落ちたり、また落ちてきた雪によシ
通行人がけがをするといった事故が相次いで起っていΣ
。しかも住民達にとって冬の間、屋根の上に登り雪を降
ろす作業は、手間と時間のかかる作業となシ、このため
経済的、時間的損失は莫大なものとなっている。このよ
うな現状を背景として、安全かつ簡便な雪降ろし装置が
められていた。

従来の雪降ろし装置は、屋根に電熱ヒータや温水・ぐイ
ブ等の雪を溶かす装置を設置して雪を溶かして流し落す
ものと、雪、を掃き落す装置を屋根に設置して機械的に
雪を除去するものとに大別することができるが、前者は
雪を溶かすために大きなエネルギーを必要としあまシ経
済的でなかった。

また後者の雪を掃き落すものは機構が大がかシになった
シ、また簡単な機構のものは信頼性に問題があった。さ
らに雪の降らない夏には従来の雪降ろし装置は何の役に
もたたず、しかも家屋の外観を損なっていた。

（発明の目的）本発明は上記従来技術の問題を解決することを目的とし
、積雪時には雪を安全容易に除去することができ、雪の
降らない季節には軒下にコンノ？クトに収納でき、さら
に夏等の日照シの強い季節には日除けとしても使用する
ことのできる多機能で経済的々雪降ろし装置を提供する
ものである。

（発明の構成）本発明の雪降ろし装置は建築物の屋根上に配設されたレ
ールと、互いに蝶番によシ連結され、前記レール上を屋
根面と平行に移動する複数のｙ３？　−ドと、前記が−
ドを上げ下げするための駆動装置とを備えたことを特徴
とする。

前記レールは、屋根上に固定された第１部分と、雪を排
出する下端部例えば屋根の軒下に湾曲してほぼ水平方向
に壁の方に向かう２部分とを有し、前′記蝶番は、前記
レールの第１部分でば、前記？−ドを平面的に広げた状
態に連結し、前記レールの第２部分においては互いに重
なシ合う状態に連結するものであ）、各が−ドの上端部
付近には、前記レールを挾んで対向する一対の滑車が設
けられ、前記レールの第１部分のところでは一方の滑車
がレールに係合し、第２部分のところでは他方の滑車が
レールに係合するように構成される。

（実施例の説明）第１図は本発明の一実施例による雪降ろし装置の全体の
外観を示す図である。

家屋等の建築物の屋根等の降雪面に複数本のレール１が
設置され、このレール１の上に蝶番構造によシ折畳み式
に結合された複数のボード２が設けられる。レール１の
上端部付近に、シャフト３に取付けられたウィンチ４が
設けられ、ウィンチ４からのワイヤー５によシ？−ド２
が支持されている。シャフト３の端部には滑車を有する
ギヤーぎツクス６が設けられ、このギヤーがックス６は
動力伝達部を介して電動ウィンチ７に結合されている。

が−ド２は大量の雪に耐えるように、耐重量性に優れた
材料を用いる必要がある。少なくとも５ｔ／ｍ２の圧力
によシ破壊しないようにしなければならない。また、建
築附設物であるので、火事等において燃焼しにくい組成
のものが望ましく、また軽量である程、寿命は永くなる
。これらの要求を満たすものは、コンクリートや金属単
一の素材のものでなく、複合構造によって達成すること
ができる。

例えば、枠組みとして強度の高い鉄骨材を用い表面には
、アルミニウムや耐燃性プラスチック等の板や合板を用
いるのが好ましい。また合成木材は、不燃性の点では劣
るが、加工性や強度の面から好ましい。さらに高密度ポ
リエチレン、ポリアセタール、塩化ビニル、ナイロン等
の組材も、枠組み　゛に金属を用いる事によシ、充分強
度のあるものが作成でき、耐寒性も達成できる。

？−ドの大きさは屋根の大きさによシ異なるが、厚みは
２〜１０ｃｒｎ望ましくは４〜６ｃ１ｎの厚みが収納の
点から好ましい。幅は、３０〜８０ｃｒｎまで、屋根に
応じて変える事ができる。

レール１は第１図および第２図に示すように第　□１部
部分および第２部分Ｂからなり、屋根の部分で第１部分
Ａが屋根面に固定され、そこから軒下に曲げられ第２部
分Ｂの端部８が家屋の壁９に固定されている。屋根上の
第１部分Ａのレールは大重量を支えるので厚みの大きな
耐重量性のものが用いられる。素材としては鉄、ステン
レス等が好ましい。また、軒下の第２部分Ｂのレール１
は、？−ド２の重量を支えるだけであるので、屋根上の
第１部分Ａのもの程の厚みのあるものは必要でない。こ
れらのレールは軒の端部分で取シはすしできるように構
成して、冬季以外の季節にははずして使用しないように
するとともできる。

第３図はレール１とボード２との関係を示す図で、第４
図はＡ　−Ａ’部部分断面図である。複数のボード２に
はそれぞれレール１上を滑動する滑車１１．１２．１３
が設けられ、上端部の滑車１２゜１３はレール１の上部
を挾持するよう支持部材１４を介して対向している。即
ち、支持部材１４の一端はぎ一ド上に滑車１２と同軸的
に回動自在に取シ付けられ、他端には滑車１３が取シ付
けられている。屋根上においては主としてボード側の滑
車１２が重量を支え滑動するが、軒部分のレールの彎曲
部において、第２図に示すようにボード２が方向を変え
、その一端が垂下し、ボード側の滑車１２がレールの下
側になシ、レール側の滑車１３がレールの上側に来てそ
の滑車１３が重量を支持することになる。屋根上では平
面的に配列されていたボードは、軒下では垂下して横方
向に積み重ねて折シ畳まれた形状となシ、コンＡクトに
軒下に収納される。

ボード２の相互の結合は、第５図に示すように支軸１７
，１８．１９によシ回動自在に連結された板状体２１．
２２．２３．２４からなる蝶番２６によシ行なわれ、軒
下における折り畳み状態においては第６図に示すように
なる。また、第７図に示すように、蝶番２６は滑車のな
い中間位置に配説する。なお、ボードの結合には蝶番に
限らず、その他のリンク機構や可撓性部材によって構成
し得ることは勿論である。

ボードの上げ下げは、第１図に示すように、ぎ−ドをワ
イヤ５に支持させ、屋根の頂部に設けたウィンチ４によ
シワイヤ５の一端をゆっくシと巻き上げたシ緩めたシす
ることによシ行なう。屋根の頂部には複数個のウィンチ
４が設けられ、これらはそれぞれシャフト３に結合され
、シャフト３の端部はギヤーボックス６、ベルト伝導３
０等を介して電動ウィンチ７のような動力源に結合され
ている。ワイヤ５の他端は滑車３１を介して電動ウィン
チ７に結合されておシ、ボードを下げるときに、下部か
ら引っ張るようにする。

このような機械系の装置はベアリングが凍結し−て動か
なくなることがある。ボード上のベアリングは、ボード
および積雪を支えるだけであるので、それほど問題では
ないが、これらボードを上下させるのに使用する屋根の
頂部のウィンチの部分は重要な可動部分であるので、凍
結を防止しなければならない。そのためにはウィンチを
収納したボックスを加温できるようにすればよい。例え
ば、ウィンチボックスに面状発熱体を取ｐ付け、必要な
時に１０℃程度またはそれ以上に温めることによシ凍結
を除去もしくは防止することができる。

以上の実施例においては、ボードの上げ下ろし如ワイヤ
と電動ウィンチを用いたが、他の可動機構、例えば油圧
ピストンやリンク機構で構成することもできる。

本発明の雪降ろし装置は、降雪の多いときには、定期的
に、例えば１時間置きに、雪降ろしの作動を行なわせる
ようにすると、装置が常に負荷の小さい状態で使用され
ることになシ、故障等を少なくできてよい。これを自動
的に行なわせるには、動力部をタイマによって駆動する
ように構成すればよい。

また、雪降ろしの動作は積雪の状況によって重さの異な
る重量物を取扱うことになるので、ボードの上げ下げの
速度を重量に応じて適切なものとするため、コンピュー
タを用いて制御するようにしてもよい。このコンピータ
を用いる場合には、前述の雪降ろし時刻のタイマ管理を
降雪に応じて適切となるようにすることも可能となる。

更に、降雪中に本発明の装置により雪降ろしを行々っだ
場合、ボードが下がるまでの間、ボードの下に雪が侵入
してボードを上げることが難しくなることがある。これ
を避けるようにするため、最も上にあるボードには、第
８図に示すように雪よけ用の羽根３３を設けるのがよい
。

本発明の雪降ろし装置はボードを上げた状態では、屋根
が二重になったような構成であシ、外観上は普通の屋根
とあまシ変らず、雪降ろしのだめの装置が異観を呈して
見苦しくなるということばあまシないので、冬季以外の
季節でも敢えて取シはずさなくてもかまわない。とくに
夏などの日照シの強い季節にはぎ一ドが日除けとしての
作用を果たし、家屋内を涼しくする効果が大きいので、
−石二鳥の役割シを果たすことが可能である。

（発明の効果）以上に説明したように、本発明によれば積雪時には雪を
安全容易に除去することができ、雪の降らない時、また
は冬季以外の季節には軒下にコン・ぐクトに収納でき、
さらに夏等の日照シの強い季節には日除けとして使用し
ても大きな効果を発揮することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体の斜視図、第２図は家
屋に取付けられたレールとぎ−ドを横から見た構造を示
す図、第３図および第４図はレールとｚ−’ｙとの係合
を示す図、第５図はぎ−ドが屋根上で平面状に広げら□
れたときの蝶番との関係を示す図Ｊ”第６図は？−ドが
軒下等に収納されているときの、折）畳んだ状態の蝶番
との関係を示す図、第７図は蝶番の接続位置を示す図、
第８図は、雪侵入を防止するための羽根部を示す図であ
る。１・・・レール、２・・・が−ド、３・・・シャフト、
４・・・、ウィンチ、５・・・ワイヤー、６・・・ギヤ
ーボックス、７・・パ電動ウィンチ、８・・・第２部分
Ｂの端部、９・・・家屋の壁、１１，１２．１３・・・
滑車、１４・・・支持部材、１７，１８．１９・・・支
軸、２１，２２゜２３．２４・・・板状体、３３・・・
羽根部。第３図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）建築物の屋根上に配設されたレールと、互いに自
由性のある結合部によ多連結され、前記レール上を屋根
面と平行に移動する複数のボードと、前記ボードを上げ
下げするだめの駆動装置とを備えたことを特徴とする雪
降ろし装置。
（２）前記レールは、屋根上に固定された第１部分と、
雪を排出する下端部で湾曲してほぼ水平方向に伸びる第
２部分とを有し、前記自由性のある結合部は蝶番として構成され、その蝶
番は、前記レールの第１部分では、前記ボードを平面的
に広げた状態に連結し、前記レールの第２部分において
は互いに重なシ合う状態に連結するものであシ、各ボー
ドの上端部付近には、前記レールを挾んで対向する一対
の滑車が設けられ、前記レールの第１部分のところでは
一方の滑車がレールに係合し、第２部分のところでは他
方の滑車がレールに係合することを特徴とする特許請求
範囲第（１）項記載の雪降ろし装置。
（３）屋根面で最上部に位置するぎ−ドの上端に雪の侵
入を防止するだめの羽根部を設けたことを特徴とする特
許請求の範囲第（１）項まだは第（２）項記載の雪降ろ
し装置。