JPS602058Y2 - 履帯ダストシ−ル - Google Patents

履帯ダストシ−ル

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Publication number
JPS602058Y2
JPS602058Y2 JP8759379U JP8759379U JPS602058Y2 JP S602058 Y2 JPS602058 Y2 JP S602058Y2 JP 8759379 U JP8759379 U JP 8759379U JP 8759379 U JP8759379 U JP 8759379U JP S602058 Y2 JPS602058 Y2 JP S602058Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bushing
counterbore
seal
face
dust seal
Prior art date
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Expired
Application number
JP8759379U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS566690U (ja
Inventor
敏雄 川村
登 原島
秀夫 植田
清二郎 佐野
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社小松製作所 filed Critical 株式会社小松製作所
Priority to JP8759379U priority Critical patent/JPS602058Y2/ja
Publication of JPS566690U publication Critical patent/JPS566690U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS602058Y2 publication Critical patent/JPS602058Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は装軌車両の履帯に使用する履帯ダストシール
の改良に関する。
従来この種の腹帯ダストシールとして第1図に示すよう
に、腹帯を構成するリンクaのカウンタボアd内にスラ
ストリングf及びシールgを設けて、上記シールgのリ
ップ部りを負荷リングiによりブツシュe端面へ圧接せ
ることにより、各リンクaを連結するピンjとブツシュ
eの間に封入した潤滑油を封入すると共に、これらの間
に土砂などが進入するのを阻止するようにしたものが公
知である。
しかし上記構成の履帯ダストシールでは、リップ部りが
直接ブツシュe端面に摺接しているため、長期間使用し
ている間にブツシュeの端面が摩耗して凹溝ができてし
まう。
このためブツシュeを反転して再使用するような場合、
新たなシールgを組込んでもブツシュe端面の凹溝のた
めに十分なシール効果が得られず、封入した潤滑油が漏
洩したり、土砂などが進入しやすい。
またシールgの耐久性を向上させるためには、シールg
のリップ部りが摺接するブツシュeの端面を通常1μ九
以下に仕上げる必要があるが、端面加工となるため、ラ
ッピング加工などをする場合に作業能率が悪いと共に、
ブツシュ端面の耐摩耗性を高めるため、熱処理により端
面の硬度を高くすると靭性が低下するので、耐摩耗性の
向上にも自から限界があった。
この考案はかかる事情に鑑みなされたもので、ブツシュ
の端面に取付けたシール部材を、カウンタボアの底部側
に固定した耐摩耗性ウェアプレートに圧接するようにし
た履帯ダストシールを提供して、ブツシュ端面の摩耗を
防止したものである。
以下この考案を第2図以下に示す一実施例について詳述
する。
図において1及び2は腹帯を構成すべくリンクで、一方
のリンク1の内側端にブツシュ3の両端側が圧入されて
いると共に、このブツシュ3内に挿通されたピン4の両
端が他方のリンク2の外側端に圧入されて、ピン4にり
各リンク1及び2を連結している。
またピン4を圧入したリンク2のリンク1側面にはピン
4を囲繞するように凹孔状のカウンタボア2aが形成さ
れており、このカウンタボア2a内に上記ブツシュ3の
両端部が進入していると共に、このカウンタボア2aの
内底部と上記ブッシュ3端面の間に、スラストリング5
及び負荷リング6によりバックアップされたシール部材
7が収容されている。
上記シール部材7は例えば超高分子量ポリエチレン樹脂
、ポリウレタンゴム、ポリアミド樹脂、ポリアセタール
樹脂などの材料により、−側面がわが順次幅狭となるほ
ぼ3角断面形状に形成されていて、幅狭なシール部7a
をカウンタポア2a底部側へ向けて収容されていると共
に、反対側の側面はニトリルゴム、アクリルゴムまたは
シリコンゴムなどの弾性体よりなる負荷リング6の一側
面に接着などの手段8により固着されている。
また負荷リング6の他側面には、第3図に示すように外
周縁部に凹曲面6aを有する接着面6bが形成されてい
て、この接着面6bが接着などの手段9で上記ブツシュ
3の端面に固着されている。
一方10は上記カウンタボア2aの底部に圧入固定され
た弾性支持部材で、ニトリルゴム、アクリルゴム、また
はシリコンゴムなとよりなり、上記シール部材7側面に
ウェアプレート11が弾性支持部材10の成形時一体に
埋設されている。
上記ウェアプレート11は例えば熱処理したSK −5
や同343Cにクロームメッキをした金属、またはセラ
ミックなどよりなり、シール部材7のシール部7aと摺
接する摺接面11aの粗さが0.3〜1.0μ程度に仕
上げられており、この摺接面11aにシール部材7のシ
ール部7aが圧接されている。
なおシール部材7のシール部7aには150〜300k
oのシール圧が発生するように組立て時圧縮された状態
でカウンタボア2a内に組込まれており、このときの圧
縮率は30〜40%である。
またピン4内には潤滑油が封入されていて、この潤滑油
は通路4aを経てピン4とブツシュ3の間やスラストリ
ング5及びシール部材7のシール部?aなども潤滑する
ようになっている。
この考案は以上詳述したように、弾性負荷リング6を介
してブツシュ3の端面に固着したシール部材7のシール
部7aを、弾性支持部材10を介してカウンタボア2a
の底部に固定された耐摩耗性ウェアプレート11に圧接
させることにより、土砂などがブツシュ3及びピン4の
間に進入するのを阻止すると同時に、ピン4内に封入さ
れた潤滑油の漏洩を防止したもので、シール部材7が直
接ブッシュ3端面に摺接することがないので、ブツシュ
端面が摩耗することがなく、これによりブツシュ3を反
転して再使用する場合もダストシールを新たなものに交
換するだけで所期のシール効果が得られるようになる。
またブツシュ3の端面を高精度に加工する必要もないの
で製作が容易になると共に、シール部材7が直接ブツシ
ュ3に取付けであるので、常にブツシュ3と同心的に回
転し、稼動時にも取付は誤差以上の偏位が生じることが
ない。
これによって長期に亘って良好なシール効果が得られる
と共に1、シール部材7自体の耐久性も向上する。
さらにシール部材7を弾性を有する負荷リング6により
支持していることから、ブツシュ3の振れに対しても速
やかに追従し、シール効果が低下することがないと共に
、シール部材7のシール部7aがカウンタボア2aの奥
方でウェアプレート11に接するため、摺接部に土砂が
進入しにくくなり、これによって土砂による摺接部の摩
耗も軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の腹帯ダストシールの断面図、第2図はこ
の考案の一実施例になる履帯ダストシールの断面図、第
3図は負荷リングの詳細図である。 1及び2はリンク、2aはカウンタボア、3はブツシュ
、4はピン、5はスラストリング、6は負荷リング、7
はシール部材、10は弾性支持部材、11はウェアプレ
ート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピン4により互に連結されたリンク1,2の一方にカウ
    ンタボア2aを設け、このカウンタボア2aの内底部と
    、他方のリンク1に両端が圧入されたブツシュ3の端面
    間にスラストリング5を設け、また上記ブツシュ3の端
    面には弾性を有する負荷リング6を介してシール部材7
    の一側面を固着すると共に、順次幅狭となったシール部
    材7の他端面を、カウンタボア2aの底部に弾性支持部
    材10を介して固定された耐摩耗性ウェアプレート11
    に圧接させてなる履帯ダストシール。
JP8759379U 1979-06-28 1979-06-28 履帯ダストシ−ル Expired JPS602058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8759379U JPS602058Y2 (ja) 1979-06-28 1979-06-28 履帯ダストシ−ル

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JP8759379U JPS602058Y2 (ja) 1979-06-28 1979-06-28 履帯ダストシ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS566690U JPS566690U (ja) 1981-01-21
JPS602058Y2 true JPS602058Y2 (ja) 1985-01-21

Family

ID=29320803

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JP8759379U Expired JPS602058Y2 (ja) 1979-06-28 1979-06-28 履帯ダストシ−ル

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JPS566690U (ja) 1981-01-21

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