JPS6020189B2 - ブランクシ−トの折返重合装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、所定形状に裁断されたブランクシートを順次
所定間隔で移送しつつ、あらかじめ前記ブランクシート
の中央部に形成された折線からその前半分を折起して、
かつこれを後半分側に重合するようにしたブランクシー
トの折返重合装置に関するもので、その目的とするとこ
ろはシートの折返重合を高速かつ確実に行わんとするに
ある。

本出願人はさきにブランクシートを用いて物品を包装す
る包装方法及び装置（特関階５３−１２０９９３号公報
）を開発したが、上記包装装置におけるプランクシート
の折返重合装置は、ブランクシート移送テーブルの所定
位置に、上下に往復動する一対の支柱を設け、該支柱の
上方部に取付けたローラとピンの間にブランクシートの
先端部を挿入し、ブランクシートの移送速度と支柱の上
下往復動のタイミングによって前記ブランクシートの前
半分の折起しと重合を行っていたものであるから、ブラ
ンクシートの移送速度を高速化した場合は、水平方向に
移送されるブランクシートの先端を垂直方向に上下往復
動する支柱のローラとピンの間に挿入するタイミングの
合せ方が非常に難かしくなり、往々にして折返ロスを生
ずる欠点があったものであるとともにプランクシート前
半分の折起し時に支柱の上昇に伴いブランクシートの中
央部の折曲部近傍が浮上るなどして、所謂シートのバタ
ッキが起り、そのため折返しが確実に行われない欠点が
あった。また、侍公昭３９一５１４３号公報の如く、回
転自在に設けた掬い盤とその下方に対応して設けたカム
ロールとによって型紙を折返重合するようにしたものも
あるが、このものは上記ブランクシートの折返重合装置
と同様に型紙が折返重合される際に、その折曲部近傍を
抑えて折返重合がなされるようになっていないため上記
と同様に型紙が動いて、確実な新返重合が行われない欠
点があった。

本発明はブランクシートの移送速度と同一速度で移動す
る一対のチェンコンベアを、前記ブランクシートの移送
テーブルに沿って設け、該チェンコンベアに取付けた抑
え爪によってブランクシートの折曲部の両側縁を抑えた
状態で、前記プランクシート移送テーブル上の所定位置
に設けたプランクシートの前半分折返重合回転体により
、前記プランクシートの前半分を上方へ折起し、かつこ
れを後半分側に重合するようにして従来の欠点を除くよ
うにしたものである。次に添附図面に示した本発明の一
実施例について詳細に説明する。

はじめに、本発明におけるプランクシ−ト１について詳
しく説明すると、前記ブランクシートＩ Ｚは、例えば
第１０〜１３図の如くミルクカートン紙２の片面（袋に
なった場合の内面）にポリエチレンの如き熱シール可能
なプラスチックフィルム３（必要に応じてはアルミフオ
ィルを併用）をラミネートし、かつ該プラスチックフィ
ルム３は、Ｚシート中央部半折位置４において、円弧状
に非ラミネート部５（図中二点鎖線）を形成し、さらに
前記中央部半折位置４においては、その両側端綾部４′
，４′を残した中央部４′が、また袋開口部６，６にお
いてはその両側端縁をわづかに残した２中央部６′，６
′が各々切線に形成されている。

従って前記ブランクシート１を半折し、両側縁７，７並
びに袋関口部６，６を熱シールすることによって形成さ
れた包装用袋体１′の底部８は非ラミネート部５が位置
することになり、袋閉口部６，２６における切線６′は
袋開封時における切り取り線になる。而して充填された
内容物を食するに際し、前記切線６′に沿って開封した
後、包装用袋体１′のシールされた両側緑７，７を各々
内方に押すことによって、第１３図示の如き略円筒コッ
３プ状の容器９となるものである。次に本発明の装備せ
る自動包装機の一実施例について説明する。

第１〜２図において１０‘ま、前記ブランクシート１を
多数集積戦遣しておくスタツカーであつ３て、該ブラン
クシート１は最下位のものから順次移送テーブル１１上
に取り出される。

１２はシート取り出し装置であって、周知の真空吸着盤
１３，１３を備え、支軸１４を中心にして回動し、前記
スタツカー１０内のブランクシート１を一枚宛取り出し
移送テーブル１１上に戦層せしめるものである。

１５は、所定ピッチ毎に多数のブランクシート移送爪１
６を設けた、前記ブランクシート１を所定間隔で移送す
るためのチェンコンベアであって、軸１７，１７′間に
張設され、かつ前記移送爪１６がテーブル１１の間隙部
１１ａ内を走行し得るようになっている。

１８，１８は前記ブランクシート１の移送中における中
方向規制するガイドである。

１９，１９，２０，２０はプランクシート１の両側縁７
′，７′に折り曲げぐせをつけるためのローラ、２１，
２１はブランクシートーの上面を押えながら移行するベ
ルト装置である。

２２，２２，２３，２３はブランクシート１の両側縁７
，７を押圧しながら移送するためのローラである。

２４は間歌移送コンベアであって、該間敵移送コンベア
２４は、鼠１７，１７＾間に張設された二列の無端チェ
ーン２５，２５の各々所定ピッチ毎に送り爪２６，２６
を設けてあって、前記ブランクシート移送爪１６によっ
て押送されてきた半折状態のブランクシート１の後側を
押送するようになっている。

２７，２７′は各々にヒーター２８を内蔵した熱シール
バーであって、前記間歌移送コンベア２４が停止してい
る間に上下動して半折ブランクシート１の両側縁７，７
を熱シールするものである。

２９はガイド支柱で該熱シールバー２７，２７′の上下
動の案内をしている。

３川ま周知の充タ填シール装置で、３１は固定テーブル
、３２は回転テーフル、３３は閉口装置、３４，３４′
，３４ｒは第１、第２、第３充填装置、３５，３５′は
第１、第２トップシール装置、３６はノッチ切込装置、
３７は排出シュ−ト、３８は操作盤であ０る。

次にブランクシート折返重合装置について説明する。

第６〜７図において４０，４０‘まプランクシート移送
テーブル１１の両外側の所定位置に対向し夕て設けたス
プロケツト４１，４１に水平状態に張設した一対のエン
ドレスチェンで、直立面４２を有し、かつ前記ブランク
シート移送爪１６を取付けたチェンコンベア１５と同一
速度で移動されるものである。

なお前記直立面４２はブランクシー０ト１の両側縁７，
７を挟んで、これをガイドする働きをするものである。
４３，４３は前記エンドレスチェン４０，４０の連結ピ
ン４４，４４にそれぞれ縦孔部４５，４５を上下動可能
に競合した上下可動部村で、その上面には押圧用スプリ
ング４６，４６を介在し、内側面にはブランクシート折
曲部両側緑抑え爪４７，４７を螺子４８，４８で着脱自
在に取付けるとともに外側部にはカムフロア４９，４９
を設けてある。

５０，５川ま前記カムフロア４９，４９が当援する如く
ブランクシート移送テーブル１１の両外側部に配設した
カム部材、５０ａ，５０ａはカムフロア降下用斜面、５
０ｂ，５０ｂはカムフロア上昇用斜面で、これにより前
記抑え爪４７，４７は上下動されるものである。

５１は前記ブランクシート移送テーフル１１の上部所定
位置に配設されたブランクシート前半分折返重合回転体
で、前記エンドレスチェン４０，４０の抑え爪４７，４
７により折曲部両側縁（中央部半折位置４の両側機縁部
４′，４′）を抑えられたブランクシート１の前半部を
上方へ折り起す引掛部５１ａが形成されているとともに
ブランクシート移送爪１６の移送速度に関連して回転さ
れるようになっている。

５２は前記回転体５１により中央部半折位置４から折り
起されたブランクシート１の前半分を後半分上に押圧重
合するための押圧重合部村で、その回転体５１側のロー
ラ５２ａはブランクシート移送テーブル１１上より梢々
浮上して支持されている。

５２ｃは前記ローラ５２ａと５２ｂに張設したエンドレ
スベルト、５２ｄはプレスローラである。

次に作用について説明す。

第１〜２図の状態において、スタッカー１０から取出し
装置１２によってブランクシート移送テーブル１１上に
取出されたプランクシート１はブランクシート移送爪１
６によってその後部を押されながら移行する間に折り曲
げぐせつけローラ１９，１９，２０，２０によって第４
図示の如く折りぐせをつけられ、さらに押圧ローラ２２
，２２，２３，２３によってその両側縁７，７を押圧さ
れて折返重合装置側へと搬送されるものである。次に折
返重合装置部へ至りたるブランクシート１は前記ブラン
クシート移送テーブル１１の両外側部所定位置において
ブランクシート移送爪１６と同一速度で移動しているエ
ンドレスチェン４０，４０‘こ取付けた抑え爪４７，４
７によって第６図示の如く中央部半折位置４の両側端縁
４′，４′附近を抑えられ、この状態で前記ブランクシ
ート移送テーブル１１上を移行する間にブランクシート
前半分折返重合回転体５１によってその前半分を第９図
ａ〜ｄの如く上方へ折り起これ、かつ前記前半分を後半
分側へ折曲され、さらに次段の押圧重合部材５２のエン
ドレスベルト５２ｃとプランクシート移送テーブル１１
との間に送り込まれ押圧重合されて搬出側ローラ５２ｂ
から出て来たところを間歌移送コンベア２４の送り爪２
６，２６によって次段の熱シールバー２７．２７′側に
送られ、前記熱シールバー２７，２７′によって両側縁
７，７を熱シールされて取り出されるものである。０
本発明によればブランクシートの前半分の折返重合を行
うに際し、前記ブランクシート移送爪と同一速度で移動
するエンドレスチヱンを、ブランクシート移送テーブル
の両外側に沿って配設し、前記エンドレスチェンに取付
けた抑え爪によってタブランクシートの中央部半折位置
の両側端緑を抑えた状態で一定距離移送する間に、前記
ブランクシート移送テーブルの上方所定位置に設けたブ
ランクシート前半分折返重合回転体によって折返重合す
るとともに引続き押圧重合部材によって押圧０重合する
ようにしたものであるから、折起しの際にプランクシー
トの中央部の折曲部近傍が前半分と共に浮き上るなどし
てバタツキを起したりすることがなく、安定した状態で
確実な折返重合ができるものであるとともにブランクシ
ートの移送速タ度を高速化して作業能率を著しく向上す
ることもできる等の特長がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すもので、第１図は本発明の
ブランクシート折返重合装置を取付けた０自動包装機の
平面図、第２図は同正面図、第３図は第２図のＡ−Ａ拡
大断面図、第４図はプランクシ−ト両側緑部の折りぐせ
つけ状態を示す一部拡大断面図、第５図はシールバー部
の一部拡大縦断側面図、第６図はブランクシート折返重
合装置部夕の平面図、第７図は第６図．のＢ−Ｂ断面図
、第８図はエンドレスチヱン張設部の正面図、第９図ａ
〜ｄはブランクシートの折返重合順序を示す作動説明図
、第１０図はブランクシートの平面図、第１１図は同縦
断正面図、第１２図は袋体となした０ブランクシートの
斜視図、第１３図は容器として使用した場合の同斜視図
である。 １……ブランクシート、１′…・・・包装用袋体、２…
…ミルクカートン紙、３……プラスチックフィルム、４
・・・・・・中央部半折位置、４′，４′・・・・・・
両側機縁部、４〜・・・・中央部、５・・・・・・非ラ
ミネート部、６，６・・・・・・袋開□部、６′，６′
・・・・・・中央部、７，７・・・・・・両側縁、８・
・・・・・底部、９・・・・・・容器、１０・・・・・
・スタッカー、１１・・・・・・移送テーブル、１２・
・・・・・シート取り出し装置、１３，１３・・・・・
・真空吸着盤、１４・・・・・・支軸、１５・…・・チ
ェンコンベア、１６・・・…プランクシート移送爪、１
７，１７′・・・…軸、１８，１８……ガイド、１９，
１９，２０，２０……ローラ、２１，２１……ベルト装
置、２２，２２，２３，２３……ローラ、２４…・・・
間歌移送コンベア、２６，２５・・・・・・無機チェー
ン、２６，２６……送り爪、２７，２７′……熱シール
バー、２８……ヒーター、２９……ガイド支柱、３０・
・…・充填シール装置、３１・・・・・・固定テーブル
、３２・・・・・・回転テーブル、３３・・・・・・関
口装層、３４，３４′，３４へ…・・第１、第２、第３
充填袋魔、３５，３５′・・・・・・第１、第２トップ
シール装置、３６…・・・ノツチ切込装置、３７・・・
・・・排出シュート、３８…・・・操作盤、４０，４０
・・・・・・エンドレスチエン、４１，４１……スプロ
ケツト、４２・…・・直立面、４３，４３・・・・・・
上下可動部材、４４．４４・・・…連結ピソ、４５，４
５・・・・・・縦孔部、４６，４６・・・・・・押圧用
スプリング、４７，４７・・・・・・抑え爪、４８，４
８・・・・・・螺子、４９，４９・・・・・・カムフロ
ア、５０，５０……カム部材、５０ａ，５０ａ…・・・
カムフロア降下用斜面、５０ｂ，５０ｂ・・・・・・カ
ムフロア上昇用斜面、５１・・・・・・回転体、５１ａ
・・・・・・引鶏部、５２・・・・・・押圧重合部材、
５２ａ……ローラ、５２ｂ……。 ーラ、５２Ｃ……エンドレスベルト、５２ｄ……プレス
ｏ−フ。繁′図※２凶 鰭３図 努４図 鰭５図 鱗ァ図 鷺９図 簾′２ 母 繁′３図 図 球 図 町 滋 ※′０函 鰭′′図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ブランクシート移送爪を所定間隔毎に取付けたチエ
   ンコンベアを備えたブランクシート移送テーブルの両側
   部所定位置に、前記チエンコンベアと同方向に同一速度
   で走行する一対のエンドレスチエンを設け、該エンドレ
   スチエンの所定ピツチ毎に前記ブランクシートの折曲部
   両側縁抑え爪を上下動自在に取付けるとともに前記折曲
   部両側縁抑え爪の作動カム部材を設け、さらに前記チエ
   ンコンベアの走行距離内におけるブランクシート移送テ
   ーブル上方所定位置にブランクシート前半分折返重合回
   転体およびブランクシート押圧重合部材を順次配設した
   ことを特徴とするブランクシートの折返重合装置。