JPS60199456A - 血液バツグ - Google Patents
血液バツグInfo
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- JPS60199456A JPS60199456A JP59056255A JP5625584A JPS60199456A JP S60199456 A JPS60199456 A JP S60199456A JP 59056255 A JP59056255 A JP 59056255A JP 5625584 A JP5625584 A JP 5625584A JP S60199456 A JPS60199456 A JP S60199456A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood
- blood bag
- silicone rubber
- ethylene
- copolymers
- Prior art date
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- Granted
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、血液と直接接する層が付加1合型シリコーン
ゴムからなる多層血液バッグに関するものである。
ゴムからなる多層血液バッグに関するものである。
血液容器は殆ど、従来使用されて来たガラスボトルから
、より取扱いが容易で且つ、クローズドシステムが可能
ガ軟質塩化ビニル樹脂製バッグに取って替った。
、より取扱いが容易で且つ、クローズドシステムが可能
ガ軟質塩化ビニル樹脂製バッグに取って替った。
血液容器として要求される性能は、容器として内面が無
菌であることと、同時に外部からの微生物の浸入の危険
性のないことである。無菌的である為にはオートクレー
ブ等121℃以上での滅菌に耐えることと、一方冷凍、
少くとも一30℃、でき得れば液体窒素の温度−196
℃に耐えることが望ましい。また、強度的には、血球成
分、血漿成分等成分分画の目的の為、遠心分離に耐える
強度と可撓性を持っている事が最低必要要件である。更
に血液成分の保存性に関し、血小板付着の少いこと、血
球成分の破壊のリスクがないこと、水蒸気透過性が低く
、酸素透過性の良いこと等が要求される。
菌であることと、同時に外部からの微生物の浸入の危険
性のないことである。無菌的である為にはオートクレー
ブ等121℃以上での滅菌に耐えることと、一方冷凍、
少くとも一30℃、でき得れば液体窒素の温度−196
℃に耐えることが望ましい。また、強度的には、血球成
分、血漿成分等成分分画の目的の為、遠心分離に耐える
強度と可撓性を持っている事が最低必要要件である。更
に血液成分の保存性に関し、血小板付着の少いこと、血
球成分の破壊のリスクがないこと、水蒸気透過性が低く
、酸素透過性の良いこと等が要求される。
また血液容器は近年、親子バッグ、ダブルバッグ、トリ
プルバッグ、クオードラノプルパッグ婢マルデバッグ化
しているが、これは無菌的操作が可能であることが最大
の要因であり、この為バッグとバッグがチューブで無菌
的に接続されるように、バッグとチューブが熱溶着、接
着剤等により容易に接続されるものが望ましい。更に出
来うれば、包装された血液の様子がわかる様に、透明性
がよければより好ましい。
プルバッグ、クオードラノプルパッグ婢マルデバッグ化
しているが、これは無菌的操作が可能であることが最大
の要因であり、この為バッグとバッグがチューブで無菌
的に接続されるように、バッグとチューブが熱溶着、接
着剤等により容易に接続されるものが望ましい。更に出
来うれば、包装された血液の様子がわかる様に、透明性
がよければより好ましい。
広く使用されている軟質塩化ビニル製のIh+ 液バッ
グは、透明性に優れ強度も強く耐熱性を満足すると共に
、−30℃程度の低温にも耐える。更に、加工性に優れ
経済的にも満足しうる容器である。
グは、透明性に優れ強度も強く耐熱性を満足すると共に
、−30℃程度の低温にも耐える。更に、加工性に優れ
経済的にも満足しうる容器である。
しかしながら軟質塩化ビニル製バッグは、DOP等可塑
剤を含む為血液中に可塑剤が溶は出すことがある。また
、オートクレーブの温度では、お互いに融着し易い為、
オートクレーブ処理に於てけ特別な配慮が必要である。
剤を含む為血液中に可塑剤が溶は出すことがある。また
、オートクレーブの温度では、お互いに融着し易い為、
オートクレーブ処理に於てけ特別な配慮が必要である。
近年重要視されて来た血球成分の保存性については、材
質上の間粗として血小板付着性が大きいこと等がもう一
方の問題として上げられる。
質上の間粗として血小板付着性が大きいこと等がもう一
方の問題として上げられる。
この様な塩化ビニル製バッグの改良の為、例えば、特開
昭54−45354号公報にみられる様に、軟質塩化ビ
ニル樹脂組成物中にシリコーンオイルを練り込んだり、
特開昭56−116469号公報に述べられている様に
、軟質塩化ビニル樹脂成形物の表面に、アルゴン、−酸
化炭素、窒素、炭酸ガス等の雰囲気中で低温プラズマ処
理をほどこすことKよシ、可塑剤の溶出防止と血小板の
付着を防止する試みがなされている。また、特開昭56
−116466号公報では、低温プラズマ処理した軟質
塩化ビニル樹脂表面にシリコーン樹脂の薄層を設け、血
小板の付着を防止する試みがなされている。
昭54−45354号公報にみられる様に、軟質塩化ビ
ニル樹脂組成物中にシリコーンオイルを練り込んだり、
特開昭56−116469号公報に述べられている様に
、軟質塩化ビニル樹脂成形物の表面に、アルゴン、−酸
化炭素、窒素、炭酸ガス等の雰囲気中で低温プラズマ処
理をほどこすことKよシ、可塑剤の溶出防止と血小板の
付着を防止する試みがなされている。また、特開昭56
−116466号公報では、低温プラズマ処理した軟質
塩化ビニル樹脂表面にシリコーン樹脂の薄層を設け、血
小板の付着を防止する試みがなされている。
この他、可塑剤溶出の心配のないポリエチレン架橋フィ
ルムによる血小板保存バッグや凍結赤血球保存バッグ、
また、ボリイξドやポリ四フッ化エチレンフィルムをペ
ースに複合させた凍結赤血球保存バッグ等が提案されて
いる。
ルムによる血小板保存バッグや凍結赤血球保存バッグ、
また、ボリイξドやポリ四フッ化エチレンフィルムをペ
ースに複合させた凍結赤血球保存バッグ等が提案されて
いる。
先の引例にも述べた様に、シリコーンゴムは血液との適
合性がよく既に多くの医療用途に使われているが、この
材料は耐熱性に優れているにも拘 5− らず、強度、特に引裂強度が弱く血液バッグとして単体
では実用的には使えないのが現状である。
合性がよく既に多くの医療用途に使われているが、この
材料は耐熱性に優れているにも拘 5− らず、強度、特に引裂強度が弱く血液バッグとして単体
では実用的には使えないのが現状である。
また加工性に於てもシリコーンゴムの接着は非常に困難
な為、バッグに不可欠のボート部分、チューブ部分の接
続、バッグとボート部分との接着等が問題である。更に
、採血バッグの場合、血液型や血液の適性をみる為、チ
ューブ部分の一部でサンプリングを行なったり、採血針
部のチューブを切離す目的でチューブを熱シールする方
法が行なわれているが、シリコーンゴムは熱融着性がな
い為に本目的に合致しない。
な為、バッグに不可欠のボート部分、チューブ部分の接
続、バッグとボート部分との接着等が問題である。更に
、採血バッグの場合、血液型や血液の適性をみる為、チ
ューブ部分の一部でサンプリングを行なったり、採血針
部のチューブを切離す目的でチューブを熱シールする方
法が行なわれているが、シリコーンゴムは熱融着性がな
い為に本目的に合致しない。
オレフィン類のバッグの場合の問題点はチューブとボー
ト部の接続であって、接着剤のほとんどないこれらの樹
脂製バッグの最大の問題点である。
ト部の接続であって、接着剤のほとんどないこれらの樹
脂製バッグの最大の問題点である。
本発明者らは、これら熱可塑性樹脂の持つ長所欠点ト、
シリコーンゴムの持つ長所欠点を補ない合う方法につい
て鋭意検討を続けて来た結果、特願昭58−20369
9号に述べた様に軟質塩化ビニル系樹脂と付加重合型シ
リコーンゴムが、ある種の組合せで驚くべきことに強力
な接着力を得ると 6− とを見い出した。また、同様にして、ナイロン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、架橋ポリエチレン、エチレン
−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体
、架橋エチレン−酢酸ビニル共重合体についても、特殊
な付加重合型シリコーンゴムと接着出来ることを見い出
している。
シリコーンゴムの持つ長所欠点を補ない合う方法につい
て鋭意検討を続けて来た結果、特願昭58−20369
9号に述べた様に軟質塩化ビニル系樹脂と付加重合型シ
リコーンゴムが、ある種の組合せで驚くべきことに強力
な接着力を得ると 6− とを見い出した。また、同様にして、ナイロン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、架橋ポリエチレン、エチレン
−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体
、架橋エチレン−酢酸ビニル共重合体についても、特殊
な付加重合型シリコーンゴムと接着出来ることを見い出
している。
本発明は、上記のような軟質塩化ビニル系樹脂、ポリオ
レフィン系樹脂等と付加重合型シリコーンゴム゛とが強
力に接着出来ると言うこれまでの研究成果を応用して、
前記のような従来の血液バッグの問題点の解決をはかる
ことを目的としたものである。
レフィン系樹脂等と付加重合型シリコーンゴム゛とが強
力に接着出来ると言うこれまでの研究成果を応用して、
前記のような従来の血液バッグの問題点の解決をはかる
ことを目的としたものである。
即ち本発明は、血液と直接接触する層が付加重合型シリ
コーンゴムであることを特長とするシリコーンゴム系多
層血液バッグであって、血液保存性、血小板粘着特性に
優れた血液バッグを提供1、ようとするものである。
コーンゴムであることを特長とするシリコーンゴム系多
層血液バッグであって、血液保存性、血小板粘着特性に
優れた血液バッグを提供1、ようとするものである。
本発明によるシリコーンゴム系多層血液バッグを構成す
るシリコーンゴム層は付加重合型シリコーンゴムであっ
て、付加重合型シリコーンゴムとは、一般式(1)に示
されるビニル基含有のポリシロキサンと、一般式(2)
に示されるオルガノ水素ポリシロキサン、及び補強剤と
してのシリカ等の無機物を、白金系の触媒によって付加
重合させることにより弾性体に固化しうる組成物のこと
である。
るシリコーンゴム層は付加重合型シリコーンゴムであっ
て、付加重合型シリコーンゴムとは、一般式(1)に示
されるビニル基含有のポリシロキサンと、一般式(2)
に示されるオルガノ水素ポリシロキサン、及び補強剤と
してのシリカ等の無機物を、白金系の触媒によって付加
重合させることにより弾性体に固化しうる組成物のこと
である。
この中で一般式(2)に示されるオルガノ水素シロキサ
ン単位が、一般式(1)K示される全ビニル基に対し0
8以上、好ましくは1以上6倍の比率でケイ素原子に直
結した水素原子を与えるに充分な量の、1分子中に該水
素原子を2ヶ以上有するオルガノ水素ポリシロキサンが
含有されていれば、更に熱可塑性樹脂との接着力が増大
する。
ン単位が、一般式(1)K示される全ビニル基に対し0
8以上、好ましくは1以上6倍の比率でケイ素原子に直
結した水素原子を与えるに充分な量の、1分子中に該水
素原子を2ヶ以上有するオルガノ水素ポリシロキサンが
含有されていれば、更に熱可塑性樹脂との接着力が増大
する。
また一般に自己接着性シリコーンゴムといわれるものに
示される成分としてのエポキシ化合物、カルボン酸無水
物、一般式(3)に示されるアクリロキシアルキル基含
有のシラン又はシロキサン、あるいけ不飽和炭化水素基
含有のオキシラン化合物の添加や、付加重合型シリコー
ン組成物の固化後に得られる硬化層の物性を向上させる
為の成分としての、一般式(1)及び(2)に示される
成分と相溶するビニル基含有のレジン様の共重合体の添
加も可 9− 能である。例えば、一般式(4)、(5)及び(6)の
共重合体オルガノポリシロキサン等がある。
示される成分としてのエポキシ化合物、カルボン酸無水
物、一般式(3)に示されるアクリロキシアルキル基含
有のシラン又はシロキサン、あるいけ不飽和炭化水素基
含有のオキシラン化合物の添加や、付加重合型シリコー
ン組成物の固化後に得られる硬化層の物性を向上させる
為の成分としての、一般式(1)及び(2)に示される
成分と相溶するビニル基含有のレジン様の共重合体の添
加も可 9− 能である。例えば、一般式(4)、(5)及び(6)の
共重合体オルガノポリシロキサン等がある。
(CH2=CH) (R13) (R14) SIO□
、s −曲・・(4)SiO2・曲・・・(5) (R15)381005曲・曲(6) 他方、シリコーンゴムで直接外層を形成することもでき
るが、バッグの外層としては、軟質塩化ビニル系樹脂、
ポリウレタン、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン
、ポリプロピレン、架橋ポリエチレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体(E’VA)、架橋EVA 1 エチレ
ン−プロピレン共重合体、アイオノマー樹脂等のエチレ
ン系共重合体もしくは多元共重合体、及びポリブタジェ
ン、ブタジェン−スチレン共重合体、ブタジエンーエチ
レンースチ10− レン三元共重合体等のブタジェン系共重合体から選ばれ
た1稙又は2種以上のブレンド品等が使用できる。特に
オートクレーブ滅菌を要するACD液の様な血液保存液
を入れたバッグの場合には、軟質塩化ビニル系樹脂、ナ
イロン、ポリエステル、ポリプロピレン、架橋ポリエチ
レン、架橋EVA、エチレン−プロピレン共重合体等耐
熱性のある樹脂が好ましい。
、s −曲・・(4)SiO2・曲・・・(5) (R15)381005曲・曲(6) 他方、シリコーンゴムで直接外層を形成することもでき
るが、バッグの外層としては、軟質塩化ビニル系樹脂、
ポリウレタン、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン
、ポリプロピレン、架橋ポリエチレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体(E’VA)、架橋EVA 1 エチレ
ン−プロピレン共重合体、アイオノマー樹脂等のエチレ
ン系共重合体もしくは多元共重合体、及びポリブタジェ
ン、ブタジェン−スチレン共重合体、ブタジエンーエチ
レンースチ10− レン三元共重合体等のブタジェン系共重合体から選ばれ
た1稙又は2種以上のブレンド品等が使用できる。特に
オートクレーブ滅菌を要するACD液の様な血液保存液
を入れたバッグの場合には、軟質塩化ビニル系樹脂、ナ
イロン、ポリエステル、ポリプロピレン、架橋ポリエチ
レン、架橋EVA、エチレン−プロピレン共重合体等耐
熱性のある樹脂が好ましい。
また、これらの熱可塑性樹脂のフィルム中に、オルガノ
水素シロキサン単位を40 mot%以上含むオルガノ
水素ポリシロキサンt−0,1乃至10wtチ含有する
ものは、付加重合型シリコーンゴムとの一層優れた接着
力を与える。
水素シロキサン単位を40 mot%以上含むオルガノ
水素ポリシロキサンt−0,1乃至10wtチ含有する
ものは、付加重合型シリコーンゴムとの一層優れた接着
力を与える。
オレフィン系樹脂を使用した場合その接着強度は、本発
明者らの先願特許に述べた様に、分子内に不飽和二重結
合を比較的多く含有しているものの方が優れており、例
えば、ポリエチレンの様に不飽和二重結合を多く持つ物
質をブレンドの形で添加すれば、その接着強度は更に向
上する。
明者らの先願特許に述べた様に、分子内に不飽和二重結
合を比較的多く含有しているものの方が優れており、例
えば、ポリエチレンの様に不飽和二重結合を多く持つ物
質をブレンドの形で添加すれば、その接着強度は更に向
上する。
本血液バッグの製造方法としては、例えば、軟質塩化ビ
ニル系樹脂の片面にドクターブレー ド法、ロールコー
タ−法、スプレー法、スクリーン印刷法等により、付加
重合型シリコーンゴムを全面又はバッグの内面部を構成
する部分に、10μ〜300μ、好ましくは15μ〜1
00μの厚みになる様にコーティングした後、40℃乃
至130℃、好ましくは80℃乃至110℃で加熱し硬
化層を設ける。加熱温度は樹脂の耐熱性により上限が決
められるものであり、より耐熱性の高い架橋ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステルの場合に
は更に温度を上げることができ、高温で処理する程短時
間で硬化及び接着ができる。
ニル系樹脂の片面にドクターブレー ド法、ロールコー
タ−法、スプレー法、スクリーン印刷法等により、付加
重合型シリコーンゴムを全面又はバッグの内面部を構成
する部分に、10μ〜300μ、好ましくは15μ〜1
00μの厚みになる様にコーティングした後、40℃乃
至130℃、好ましくは80℃乃至110℃で加熱し硬
化層を設ける。加熱温度は樹脂の耐熱性により上限が決
められるものであり、より耐熱性の高い架橋ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステルの場合に
は更に温度を上げることができ、高温で処理する程短時
間で硬化及び接着ができる。
一般的にシリコーンゴムは平滑な面の場合互いにブロッ
キングし易い傾向があり、ブロッキング防止の為にエン
ボス加工した方が望ましく、この場合テフロン処理をし
た加熱ドラムでエンボス加工すればよい。
キングし易い傾向があり、ブロッキング防止の為にエン
ボス加工した方が望ましく、この場合テフロン処理をし
た加熱ドラムでエンボス加工すればよい。
製袋工程については、付加重合型シリコーンゴム硬化層
側を内側にして2枚重ね、全面コーティングされた場合
には更に付加重合型シリコーンゴム組成物を袋体シール
部分にコーティングし、加熱接着させることができる。
側を内側にして2枚重ね、全面コーティングされた場合
には更に付加重合型シリコーンゴム組成物を袋体シール
部分にコーティングし、加熱接着させることができる。
この場合加圧下で加熱すれば更に接着性を向上させるこ
とができる。
とができる。
ボート部の接着に関しても同様である。この際コーティ
ングするシリコーンゴムの厚みは、厚い程接着強度は向
上するが、10μ以上18、加工性全考慮すると100
〜300μ程度が望ましい。
ングするシリコーンゴムの厚みは、厚い程接着強度は向
上するが、10μ以上18、加工性全考慮すると100
〜300μ程度が望ましい。
部分的にコーティングされた場合には、通常実施される
ように高周波接着法、溶着法を用いてよく、更に上述し
たように本発明による付加重合型シリ、:I −7:I
’”組成物を接着斉jとし1使用し1も1″・〔発明の
効果〕 この様にして得られたシリコーンゴム系多層血液バッグ
は、血小板保存用バッグとしてきわめて優れた性能を持
ち、更に全血用バッグとしても従来のものに比し赤血球
の保存性に優れたものとして使用できる。
ように高周波接着法、溶着法を用いてよく、更に上述し
たように本発明による付加重合型シリ、:I −7:I
’”組成物を接着斉jとし1使用し1も1″・〔発明の
効果〕 この様にして得られたシリコーンゴム系多層血液バッグ
は、血小板保存用バッグとしてきわめて優れた性能を持
ち、更に全血用バッグとしても従来のものに比し赤血球
の保存性に優れたものとして使用できる。
以下実施例によって本発明の詳細な説明する。
実施例
袋体1
13−
塩化ビニル樹脂100重量部、カルシウム−亜鉛系複合
安定剤1.2重量部、DOP 42重置部、エポキシ化
大豆油8重量部からなる組成物を、カレンダーにより0
.3%厚みにシーテイングしたものの表面に、粘度18
000 cpの両末端ビニル基のジメチルポリシロキサ
ン100重量部、メチル水素ポリシロキサン成分中のト
リメチルシロキサン単位10 mot%、ジメチルシロ
キザン単位40motチ、メチル水素シロキサン単位5
0 mol %であるポリシロキサン8重量部、シリカ
20重量部、及び塩化白金酸のイソプロピルアルコール
溶液(白金分1%)を0.3重量部加えて混合し、n−
ヘキサンで希釈した溶液を、ドクターブレード法で硬化
後厚みが約100μになる様にコーティングし、n−ヘ
キサンを除去した後テフロンコートグラスクロス紙をか
ぶせ、110℃2時間恒温檜に入れて架橋固化させた。
安定剤1.2重量部、DOP 42重置部、エポキシ化
大豆油8重量部からなる組成物を、カレンダーにより0
.3%厚みにシーテイングしたものの表面に、粘度18
000 cpの両末端ビニル基のジメチルポリシロキサ
ン100重量部、メチル水素ポリシロキサン成分中のト
リメチルシロキサン単位10 mot%、ジメチルシロ
キザン単位40motチ、メチル水素シロキサン単位5
0 mol %であるポリシロキサン8重量部、シリカ
20重量部、及び塩化白金酸のイソプロピルアルコール
溶液(白金分1%)を0.3重量部加えて混合し、n−
ヘキサンで希釈した溶液を、ドクターブレード法で硬化
後厚みが約100μになる様にコーティングし、n−ヘ
キサンを除去した後テフロンコートグラスクロス紙をか
ぶせ、110℃2時間恒温檜に入れて架橋固化させた。
しかる後、シリコーンゴム面に袋体の周を形成させる形
状に未希釈の付加重合型シリコーンゴム組成物を約10
0μ厚みにコーティングし、ボートとして前述の軟質塩
化ビニル14− の押出チューブ(OD6■XID4mm)を挿入し、型
押し状態で110℃2時間加熱硬化させ袋体を得た。
状に未希釈の付加重合型シリコーンゴム組成物を約10
0μ厚みにコーティングし、ボートとして前述の軟質塩
化ビニル14− の押出チューブ(OD6■XID4mm)を挿入し、型
押し状態で110℃2時間加熱硬化させ袋体を得た。
袋体2
袋体1と同様にして得られた塩化ビニルシートの袋の内
面を構成する部分のみに、付加重合型シリコーンゴム組
成物を約50μの厚みにコーティングし、同じように加
熱硬化させた。しかる後、通常の高周波製袋機を用いて
周囲を高周波溶着し袋体を得た。
面を構成する部分のみに、付加重合型シリコーンゴム組
成物を約50μの厚みにコーティングし、同じように加
熱硬化させた。しかる後、通常の高周波製袋機を用いて
周囲を高周波溶着し袋体を得た。
袋体3
ポリプロピレン100重量部及びポリエチレン20重量
部をブレンドした樹脂を、100μの厚みに押出成形し
フィルムを得た。該フィルムに、袋体1で使用した付加
重合型シリコーン組成物を100μの厚みにコーティン
グし、真空脱気後テフロンコートグラスクロス紙をかぶ
せ、115℃で1時[プレスし、シリコーンゴム−ポリ
オレフィン複合フィルムを得た。袋体1と同様に、付加
1c合型シリコーンゴム組成物を周囲部分を形成させる
様にコーティングし、ボートとして塩化ビニル樹脂製チ
ューブを2枚のシートI/Cはさみ、型押ししながら1
10℃15時間加熱硬化させ袋体を得た。
部をブレンドした樹脂を、100μの厚みに押出成形し
フィルムを得た。該フィルムに、袋体1で使用した付加
重合型シリコーン組成物を100μの厚みにコーティン
グし、真空脱気後テフロンコートグラスクロス紙をかぶ
せ、115℃で1時[プレスし、シリコーンゴム−ポリ
オレフィン複合フィルムを得た。袋体1と同様に、付加
1c合型シリコーンゴム組成物を周囲部分を形成させる
様にコーティングし、ボートとして塩化ビニル樹脂製チ
ューブを2枚のシートI/Cはさみ、型押ししながら1
10℃15時間加熱硬化させ袋体を得た。
袋体4
比較例として、袋体1に示す軟質塩化ビニル樹脂シート
を使用し、高周波加工して袋体4を得た。
を使用し、高周波加工して袋体4を得た。
この様にして得られたバッグを、120℃で30分間オ
ートクレーブ処理し滅菌した。これらのバ六′ ラグにACD加入全血50m1を分注し、4℃で保存赤
血球の保存性をみる為に、溶血性は24日間保存後の赤
血球の量をカウントした。
ートクレーブ処理し滅菌した。これらのバ六′ ラグにACD加入全血50m1を分注し、4℃で保存赤
血球の保存性をみる為に、溶血性は24日間保存後の赤
血球の量をカウントした。
嬉1表 浮遊血小板数(X 10’/IIJ)比較例(
袋体4)・・・・・・・・・血小板−率 24時間後7
7.9 %48時間時間後、2チ 実施例(袋体1.2) 24時間後90.9%48時間
後77.6% 実施例(袋体3) 24時間後98,7チ48時間後8
8.1チ 17− 第2表 赤血球保存性(x 10’/mj)第1表、第
2表の結果から明らかな如く、本発明による袋体(血液
バッグ)は、血小板及び赤血球の保存性がいずれも著し
く向上している。
袋体4)・・・・・・・・・血小板−率 24時間後7
7.9 %48時間時間後、2チ 実施例(袋体1.2) 24時間後90.9%48時間
後77.6% 実施例(袋体3) 24時間後98,7チ48時間後8
8.1チ 17− 第2表 赤血球保存性(x 10’/mj)第1表、第
2表の結果から明らかな如く、本発明による袋体(血液
バッグ)は、血小板及び赤血球の保存性がいずれも著し
く向上している。
尚、本発明によゐ袋体の物性は以下の通シである。
18−
特許出願人 住友ベークライト株式会社富士システムズ
株式会社 −19=
株式会社 −19=
Claims (6)
- (1)袋体に於て血液と直接接する層が付加重合型シリ
コーンゴムであることを特長とするシリコーンゴム系多
層血液バッグ。 - (2)付加重合型シリコーンゴムの層の厚みが10〜3
00μであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の血液バッグ。 - (3)付加重合型シリコーン組成物が、その組成物中の
ビニル基1ケ当シ、ケイ素原子に直結した水素原子を1
乃至6個与えるに充分な量の、1分子中に該水素原子を
2ヶ以上有するオルガノ水素ポリシロキサンを含有する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の血液バッ
グ。 - (4)付加重合型シリコーンゴムの血液と接する側の表
面がエンボス面であることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の血液バッグ。 - (5)袋体の外側の層が、軟質塩化ビニル系樹脂、ポリ
ウレタン、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、架橋ポリエチレン、及びエチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、架橋
エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂等の
エチレン系共重合体もしくは多元共重合体、及びポリブ
タジェン、ブタジェン−スチレン共重合体、ブタジェン
−エチレン−スチレン三元共重合体等のブタジェン系共
重合体から選ばれた1種又は2種以上のブレンド品から
々るフィルムで構成されることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の血液バッグ。 - (6)熱可塑性樹脂フィルムが、その成分中にオルガノ
水素シロキサン単位を40 mo1%以上含むオルガノ
水素ポリシロキサンを01乃至10wt%含有すること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の血液バッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59056255A JPS60199456A (ja) | 1984-03-26 | 1984-03-26 | 血液バツグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59056255A JPS60199456A (ja) | 1984-03-26 | 1984-03-26 | 血液バツグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60199456A true JPS60199456A (ja) | 1985-10-08 |
JPH0157582B2 JPH0157582B2 (ja) | 1989-12-06 |
Family
ID=13021973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59056255A Granted JPS60199456A (ja) | 1984-03-26 | 1984-03-26 | 血液バツグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60199456A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6125557A (ja) * | 1984-07-16 | 1986-02-04 | 住友ベークライト株式会社 | 血液保存容器 |
EP0642550A1 (en) * | 1992-05-29 | 1995-03-15 | Ferro Corporation | Radio frequency weldable polymer articles |
JP2002527390A (ja) * | 1998-10-14 | 2002-08-27 | デビオファーム・ソシエテ・アノニム | オキサリ白金調製物の容器包装 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5222051A (en) * | 1975-08-13 | 1977-02-19 | Shin Etsu Chem Co Ltd | Autohesive silicone rubber composition |
JPS56116466A (en) * | 1980-02-18 | 1981-09-12 | Toray Industries | Vinyl chloride resin medical material with improved surface |
-
1984
- 1984-03-26 JP JP59056255A patent/JPS60199456A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5222051A (en) * | 1975-08-13 | 1977-02-19 | Shin Etsu Chem Co Ltd | Autohesive silicone rubber composition |
JPS56116466A (en) * | 1980-02-18 | 1981-09-12 | Toray Industries | Vinyl chloride resin medical material with improved surface |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002527390A (ja) * | 1998-10-14 | 2002-08-27 | デビオファーム・ソシエテ・アノニム | オキサリ白金調製物の容器包装 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0157582B2 (ja) | 1989-12-06 |
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