JPS60197316A - 円筒歯車用転圧面取り工具 - Google Patents
円筒歯車用転圧面取り工具Info
- Publication number
- JPS60197316A JPS60197316A JP5515084A JP5515084A JPS60197316A JP S60197316 A JPS60197316 A JP S60197316A JP 5515084 A JP5515084 A JP 5515084A JP 5515084 A JP5515084 A JP 5515084A JP S60197316 A JPS60197316 A JP S60197316A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- tooth
- tool
- chamfering
- chamfering tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21H—MAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
- B21H5/00—Making gear wheels, racks, spline shafts or worms
- B21H5/02—Making gear wheels, racks, spline shafts or worms with cylindrical outline, e.g. by means of die rolls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23F—MAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
- B23F19/00—Finishing gear teeth by other tools than those used for manufacturing gear teeth
- B23F19/10—Chamfering the end edges of gear teeth
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gear Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、円筒歯車における歯端面すなわち幅方向で
の端面側エツジ部を面取りするための工具に関するもの
であり、特に転造と同様な手法で圧縮変形させる転圧面
取り工具に関するものである。
の端面側エツジ部を面取りするための工具に関するもの
であり、特に転造と同様な手法で圧縮変形させる転圧面
取り工具に関するものである。
歯車の面取りは、歯切り加工によって生じたパリを取除
く場合や、歯車同士を滑らかに噛合せるために南端面の
エツジを取除く必要がある場合などに通常行なっている
。その面取りを施した個所は、歯車同士を噛合せて回転
させる際には特に機能するものではないから、その加工
精度や面取り工具の寸法精度には、歯車の噛合い歯面を
仕上げるための工具に要求されるほどの高精度は要求さ
れない。しかしながら転圧面取り工具は、面取り加工を
施す歯車（以下被加工歯車という）に噛合わせてその歯
車と共に回転させることによって面取りを行なうもので
あるから、従来では、通常の歯車を噛合わせる場合と同
様な状態を想定し、面取り工具の歯形状には、被加工歯
車の歯形と同様な加工の難しいインボリュート歯形を採
用していた。また面取り工具は、被加工歯車と単に噛合
うだけでなく、噛合った状態で被加工歯車の歯端面を圧
縮変形させるものであるから、その歯幅は被加工歯車の
歯みぞより大きく、しかも面取り幅（もしくは深さ）を
均一にするにあたって、被加工歯車の歯に捩れ角が設定
しである場合には、面取り工具の歯面のうち歯端面の鋭
角側に接する部分と鈍角側に接する部分とを同一にする
ことができないため、捩れ角によっては歯端面の鋭角側
と鈍角側とで圧力角が相違し、面取り工具の歯形もソレ
ニ対応する側で異ならせる必要がある。したがって面取
り工具の歯みぞは、その歯幅より狭くなる。そのため面
取り工具を歯切りする歯切りカッタあるいは研削砥石は
、相当薄く、剛性の小さいものとせざるを得ない。この
ようなカッタ（もしくは砥石）では、面取り工具の歯み
ぞを通過させて両歯面を所定の歯形に加工することには
困難が伴い、しかも特別な設備を必要とするうえに、時
間を要し、ひいては面取り工具自体のコストが高くなる
欠点があった。
く場合や、歯車同士を滑らかに噛合せるために南端面の
エツジを取除く必要がある場合などに通常行なっている
。その面取りを施した個所は、歯車同士を噛合せて回転
させる際には特に機能するものではないから、その加工
精度や面取り工具の寸法精度には、歯車の噛合い歯面を
仕上げるための工具に要求されるほどの高精度は要求さ
れない。しかしながら転圧面取り工具は、面取り加工を
施す歯車（以下被加工歯車という）に噛合わせてその歯
車と共に回転させることによって面取りを行なうもので
あるから、従来では、通常の歯車を噛合わせる場合と同
様な状態を想定し、面取り工具の歯形状には、被加工歯
車の歯形と同様な加工の難しいインボリュート歯形を採
用していた。また面取り工具は、被加工歯車と単に噛合
うだけでなく、噛合った状態で被加工歯車の歯端面を圧
縮変形させるものであるから、その歯幅は被加工歯車の
歯みぞより大きく、しかも面取り幅（もしくは深さ）を
均一にするにあたって、被加工歯車の歯に捩れ角が設定
しである場合には、面取り工具の歯面のうち歯端面の鋭
角側に接する部分と鈍角側に接する部分とを同一にする
ことができないため、捩れ角によっては歯端面の鋭角側
と鈍角側とで圧力角が相違し、面取り工具の歯形もソレ
ニ対応する側で異ならせる必要がある。したがって面取
り工具の歯みぞは、その歯幅より狭くなる。そのため面
取り工具を歯切りする歯切りカッタあるいは研削砥石は
、相当薄く、剛性の小さいものとせざるを得ない。この
ようなカッタ（もしくは砥石）では、面取り工具の歯み
ぞを通過させて両歯面を所定の歯形に加工することには
困難が伴い、しかも特別な設備を必要とするうえに、時
間を要し、ひいては面取り工具自体のコストが高くなる
欠点があった。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、歯切り
を容易かつ短時間で行なうことができ、そのためコスト
の低廉化を図ることのできる転圧面取り工具を提供する
ことを目的とするものである。
を容易かつ短時間で行なうことができ、そのためコスト
の低廉化を図ることのできる転圧面取り工具を提供する
ことを目的とするものである。
そしてこの発明は、面取りすべき円筒歯車の歯端面に噛
合って転勤押圧する転圧用歯が、歯端面のインボリュー
ト形状に近似した円弧状歯とされていることを特徴とす
るものである。
合って転勤押圧する転圧用歯が、歯端面のインボリュー
ト形状に近似した円弧状歯とされていることを特徴とす
るものである。
以下この発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
第１図はこの発明の一実施例を示す断面図であって、こ
こに示す面取り工具１は、転圧用の歯２ａ、２ｂを外周
部に有する１対の工具３ａ 、 ３ｂを工具本体４に取
付けた構成である。すなわち各工具３ａ 、３ｂは、表
裏いずれか一方の側面の外周部に転圧用の歯２ａ１２ｂ
を有する円板状をなしており、各工具３ａ、３ｂはその
歯２ａ、２ｂを形成した面を対向させた状態で工具本体
４に同心状に装着され、かつ工具本体４との間にスペー
サ（もしくはバネのような弾性体）５ａ 、５ｂを介在
させてボルト６によって工具本体４に固定されている。
こに示す面取り工具１は、転圧用の歯２ａ、２ｂを外周
部に有する１対の工具３ａ 、 ３ｂを工具本体４に取
付けた構成である。すなわち各工具３ａ 、３ｂは、表
裏いずれか一方の側面の外周部に転圧用の歯２ａ１２ｂ
を有する円板状をなしており、各工具３ａ、３ｂはその
歯２ａ、２ｂを形成した面を対向させた状態で工具本体
４に同心状に装着され、かつ工具本体４との間にスペー
サ（もしくはバネのような弾性体）５ａ 、５ｂを介在
させてボルト６によって工具本体４に固定されている。
なお、これら工具３ａ 、３ｂのうちいずれか一方は、
他方の工具に対して位相をずらし得るよう、適当な数お
よび長さの長孔を介してボルト止めされている。
他方の工具に対して位相をずらし得るよう、適当な数お
よび長さの長孔を介してボルト止めされている。
このように構成された面取り工具１は、その取付孔７を
介して面取り機の工具軸（それぞれ図示せず）に取付け
られている。これに対し面取りすべき歯車８は、面取り
機における取付具（図示せず）に前記面取り工具１と軸
線が平行となるよう取付けられ、そして前記転圧用歯２
ａ１２ｂが、歯車８を挾んだ状態でその歯９の歯端面に
噛合う。
介して面取り機の工具軸（それぞれ図示せず）に取付け
られている。これに対し面取りすべき歯車８は、面取り
機における取付具（図示せず）に前記面取り工具１と軸
線が平行となるよう取付けられ、そして前記転圧用歯２
ａ１２ｂが、歯車８を挾んだ状態でその歯９の歯端面に
噛合う。
その噛合い状態は、第２図に示すように前記工具３ａ
、３ｂの歯２ａ 、２ｂが、歯車８の歯端面に対して歯
車８の歯すじ方向の適当な位置で噛合うようスペーサ５
ａ 、５ｂによって調整される。
、３ｂの歯２ａ 、２ｂが、歯車８の歯端面に対して歯
車８の歯すじ方向の適当な位置で噛合うようスペーサ５
ａ 、５ｂによって調整される。
前記工具３ａ 、３ｂにおける一転圧用の歯２ａ、２ｂ
の形状を例、示すると、第２図および第３図に示す通り
であって、その歯２ａ 、 ２ｂは、歯車８の歯端面に
おけるインボリュート歯形に可及的に近似させた凸円弧
状の歯面８１１３２をもつよう切削成形されている。こ
こで、歯車８の歯９が所定の捩れ角に設定されていれば
、その歯端面におけるインボリュート歯形が鋭角側と鈍
角側とで相違するから、それに対応して転圧用の申２ａ
１２ｂにおける歯面Ｓｌ、８２の凸円弧形状もそれぞれ
相違している。
の形状を例、示すると、第２図および第３図に示す通り
であって、その歯２ａ 、 ２ｂは、歯車８の歯端面に
おけるインボリュート歯形に可及的に近似させた凸円弧
状の歯面８１１３２をもつよう切削成形されている。こ
こで、歯車８の歯９が所定の捩れ角に設定されていれば
、その歯端面におけるインボリュート歯形が鋭角側と鈍
角側とで相違するから、それに対応して転圧用の申２ａ
１２ｂにおける歯面Ｓｌ、８２の凸円弧形状もそれぞれ
相違している。
このような歯面Ｓｌ、＄２をもったｍ２ａ、２ｂの切削
は、鋭角側面取り用歯面Ｓｔの切削用切刃をもったサイ
ドカッタと、鈍角側面取り用歯面Ｓ２の切削用切刃をも
ったサイドカッタとの、普 □通使用されている２個の
カッタによって行なうことができる。転圧用の歯２ａ
、２ｂを切削する場合、面取り工具３ａ （もしくは３
ｂ−）と歯切りカッタとの位置は、１つの座標であられ
され、その場合、鋭角側用および鈍角側用の２つの歯切
りカッタの中心は、互いにＹ軸（面取り工具の半径方向
に沿°う座標軸線）を含む平面内に存在するが、それぞ
れは座標原点Ｏに関してはＹ軸方向で相違した位置にあ
り、モして転圧用の歯の歯面を片面づつ切削成形する。
は、鋭角側面取り用歯面Ｓｔの切削用切刃をもったサイ
ドカッタと、鈍角側面取り用歯面Ｓ２の切削用切刃をも
ったサイドカッタとの、普 □通使用されている２個の
カッタによって行なうことができる。転圧用の歯２ａ
、２ｂを切削する場合、面取り工具３ａ （もしくは３
ｂ−）と歯切りカッタとの位置は、１つの座標であられ
され、その場合、鋭角側用および鈍角側用の２つの歯切
りカッタの中心は、互いにＹ軸（面取り工具の半径方向
に沿°う座標軸線）を含む平面内に存在するが、それぞ
れは座標原点Ｏに関してはＹ軸方向で相違した位置にあ
り、モして転圧用の歯の歯面を片面づつ切削成形する。
以下、上記の面取り工具３ａ。
３ｂにおける歯面Ｓ ｌ １Ｓ ２の成形方法について
説明する。
説明する。
歯端面に付与すべき面取り形状が定まっていれば、その
形状に基づいて、歯車と噛合う面取り工具の転勤軌跡は
容易に計算することができ、また面取り工具の歯の形状
も容易にめることができる。例えば、はす歯歯車の鋭角
側面取り工具歯面゛Ｓ１について説明すると、第４図に
おいて、前記工具３ａの歯２ａを設ける側面の中心を原
点Ｏとするとともに、その半径方向に沿ってＹ軸を設定
し、これと直交するＸ軸を前記側面に沿う方向に設定し
、さらにこれらＹ軸およびＸ軸に対して垂直にＺ軸を設
定した場合、工具３ａに対して歯切りカッタＣ１を切込
み最終端まで切込んだ状態の歯切リカツタＣ１の中心座
標は、×１、ＹＩＳＺｌの位置すなわち点０３である。
形状に基づいて、歯車と噛合う面取り工具の転勤軌跡は
容易に計算することができ、また面取り工具の歯の形状
も容易にめることができる。例えば、はす歯歯車の鋭角
側面取り工具歯面゛Ｓ１について説明すると、第４図に
おいて、前記工具３ａの歯２ａを設ける側面の中心を原
点Ｏとするとともに、その半径方向に沿ってＹ軸を設定
し、これと直交するＸ軸を前記側面に沿う方向に設定し
、さらにこれらＹ軸およびＸ軸に対して垂直にＺ軸を設
定した場合、工具３ａに対して歯切りカッタＣ１を切込
み最終端まで切込んだ状態の歯切リカツタＣ１の中心座
標は、×１、ＹＩＳＺｌの位置すなわち点０３である。
ここで歯切りカッタＣ１の外径をｄとし、それより内側
にある切刃上の任意の半径をＲ１とすると、その任意の
半径Ｒｉに対応する位置は、工具３ａ上では１−１ｉ。
にある切刃上の任意の半径をＲ１とすると、その任意の
半径Ｒｉに対応する位置は、工具３ａ上では１−１ｉ。
Ｚｉの寸法で表わされる。なお、１−１ｉは工具３ａの
外周面から半径方向に測った寸法であり、Ｚｉは一方の
側面から厚さ方向へ測った寸法である。
外周面から半径方向に測った寸法であり、Ｚｉは一方の
側面から厚さ方向へ測った寸法である。
また、これに対応する歯切リカツタＣＩ上の点は、Ｍｉ
（歯厚方向での中心からの寸法）およびＮｉ（刃先か
らの歯たけ方向での寸法）によって表わされる。したが
って、工具３ａの外径をｄＯとすると、 Ｒｉ−ｄ／２−Ｎｌ Ｚｉ −Ｒｉ ２− （Ｙｌ−ｄｏ／２＋Ｈｉ ）２−
ＺＩＸｉ ＝Ｍｉ の関係がある。これらの値のうちｄＯとｄとは、使用す
る面取り工具素材および歯切りカッタによるで一義的に
決定できるから、Ｒ１の値を変化させてそれに対応する
Ｈｉ 、Ｚｉ 、Ｍｉ 、Ｎｉの値をめれば、面取り工
具３ａ−における歯面３ｉの形状および歯切りカッタＣ
Ｉの方形を容易に作図できる。また鈍角側面取り工具歯
面Ｓ２およびそれに対応する歯切りカッタＣ２の方形も
、同様に容易に作図できる。
（歯厚方向での中心からの寸法）およびＮｉ（刃先か
らの歯たけ方向での寸法）によって表わされる。したが
って、工具３ａの外径をｄＯとすると、 Ｒｉ−ｄ／２−Ｎｌ Ｚｉ −Ｒｉ ２− （Ｙｌ−ｄｏ／２＋Ｈｉ ）２−
ＺＩＸｉ ＝Ｍｉ の関係がある。これらの値のうちｄＯとｄとは、使用す
る面取り工具素材および歯切りカッタによるで一義的に
決定できるから、Ｒ１の値を変化させてそれに対応する
Ｈｉ 、Ｚｉ 、Ｍｉ 、Ｎｉの値をめれば、面取り工
具３ａ−における歯面３ｉの形状および歯切りカッタＣ
Ｉの方形を容易に作図できる。また鈍角側面取り工具歯
面Ｓ２およびそれに対応する歯切りカッタＣ２の方形も
、同様に容易に作図できる。
このように工具３ａ １３ｂにおける歯２ａ１２ｂの歯
形は、容易にめることができる。
形は、容易にめることができる。
つぎに上記のようにしてめたカッタの方形を成形するた
めのカッタ成形砥石（あるいは刃具）の形状について説
明する。前述したように鋭角側面取り工具歯面Ｓｌおよ
び鈍角側面取り工具歯面Ｓ２の形状が相違しているから
、各々に対応する歯切りカッタＣ１、Ｃ２の方形も互い
に相違しているが、これらの歯切りカッタＣ１ｓ Ｃ２
の方形を成形するためのカッタ成形砥石（あるいは刃具
）の形状は直交座標を設事することによりめることがで
きる。例えば第５図に示すように、歯切りカッタＣＩの
外周面に軸線と平行なＸ軸をとり、かつその断面中心線
をＹ軸にとった直交座標によりめることができる。半径
Ｒ１の砥石の中心位置を０１とし、かつその座標値を×
１、ｙｌとすると、 の関係がある。なおここで、ｘ１■は座標上の任意の値
であり、また第５図中Ｕｌはカッタ切刃の使用範囲、Ａ
Ｉは背面の逃げ、Ｂは切刃の厚さを保ち剛性を確保する
ために定めた寸法である。
めのカッタ成形砥石（あるいは刃具）の形状について説
明する。前述したように鋭角側面取り工具歯面Ｓｌおよ
び鈍角側面取り工具歯面Ｓ２の形状が相違しているから
、各々に対応する歯切りカッタＣ１、Ｃ２の方形も互い
に相違しているが、これらの歯切りカッタＣ１ｓ Ｃ２
の方形を成形するためのカッタ成形砥石（あるいは刃具
）の形状は直交座標を設事することによりめることがで
きる。例えば第５図に示すように、歯切りカッタＣＩの
外周面に軸線と平行なＸ軸をとり、かつその断面中心線
をＹ軸にとった直交座標によりめることができる。半径
Ｒ１の砥石の中心位置を０１とし、かつその座標値を×
１、ｙｌとすると、 の関係がある。なおここで、ｘ１■は座標上の任意の値
であり、また第５図中Ｕｌはカッタ切刃の使用範囲、Ａ
Ｉは背面の逃げ、Ｂは切刃の厚さを保ち剛性を確保する
ために定めた寸法である。
また鈍角側面取り工具歯面Ｓ２用の歯切りカッタＣ２に
ついても、第６図に示すように、上記の場合と同様にし
てめることができる。すなわち第６図に示すように、Ｘ
Ｖ座標を前述した場合と同様に設定し、半径Ｒ２の砥
石の中心位置の座標を×２、ｖ２とすると、 Ｒ２＝ （Ｘ−Ｘ２）２＋（Ｖ−Ｖ２）”の関係がある
。なお、第６図に示すカッタＣ２については、その刃面
の一部を一般式ｙ＝ａ＋ｂｘ（ａ、、ｂは定数）で表わ
される直線１−１で規定される平面としてもよい。また
第６図中Ｕ２はカッタ切刃の使用範囲、八２は背面の逃
げ、Ｂは切刃の厚さを保ち剛性を確保するために定めた
寸法値である。さらに各カッタＣＩ 、Ｃ２の刃先は、
適当な半径ｒの曲面に仕上げられている。
ついても、第６図に示すように、上記の場合と同様にし
てめることができる。すなわち第６図に示すように、Ｘ
Ｖ座標を前述した場合と同様に設定し、半径Ｒ２の砥
石の中心位置の座標を×２、ｖ２とすると、 Ｒ２＝ （Ｘ−Ｘ２）２＋（Ｖ−Ｖ２）”の関係がある
。なお、第６図に示すカッタＣ２については、その刃面
の一部を一般式ｙ＝ａ＋ｂｘ（ａ、、ｂは定数）で表わ
される直線１−１で規定される平面としてもよい。また
第６図中Ｕ２はカッタ切刃の使用範囲、八２は背面の逃
げ、Ｂは切刃の厚さを保ち剛性を確保するために定めた
寸法値である。さらに各カッタＣＩ 、Ｃ２の刃先は、
適当な半径ｒの曲面に仕上げられている。
ところで、歯車の面取り形状は、予め決定されている面
取り諸元、すなわち歯すじあるいは軸線に対する面取り
角度や、曲取りの大きさ、さらには歯形に沿った形状（
例えば歯先側で大きいか、歯底側で大きいか、または均
一か等）により異なる。したがって第２図に示すような
歯車の歯たけ方向の各任意の断面における工具３ａ 、
３ｂの円弧歯形を面取り形状に可及的に近似させるため
、歯車８の各任意断面に対応する工具３ａ 、３ｂの歯
面およびカッタＣｉ 、Ｃ２ならびにその成形砥石の形
状に関する前述の計算を繰り返し行なって収斂シ、その
ｔａｉ最終的なＲｉ 、Ｚ ｉ １Ｍ ’ ｓ Ｎｉ
ｓＲ１、Ｒ２の値を決定する。
取り諸元、すなわち歯すじあるいは軸線に対する面取り
角度や、曲取りの大きさ、さらには歯形に沿った形状（
例えば歯先側で大きいか、歯底側で大きいか、または均
一か等）により異なる。したがって第２図に示すような
歯車の歯たけ方向の各任意の断面における工具３ａ 、
３ｂの円弧歯形を面取り形状に可及的に近似させるため
、歯車８の各任意断面に対応する工具３ａ 、３ｂの歯
面およびカッタＣｉ 、Ｃ２ならびにその成形砥石の形
状に関する前述の計算を繰り返し行なって収斂シ、その
ｔａｉ最終的なＲｉ 、Ｚ ｉ １Ｍ ’ ｓ Ｎｉ
ｓＲ１、Ｒ２の値を決定する。
さらに上述した面取り工具１における前記各工具３ａ
、３ｂの自乗の部分には、第３図に示すように、歯車８
の歯底面取りを行なうための適当な角度でかつ大きさの
傾斜面Ｅが設けられており、その傾斜面Ｅと前記歯面Ｓ
１、Ｓ２とが滑らかな曲面で結ばれている。
、３ｂの自乗の部分には、第３図に示すように、歯車８
の歯底面取りを行なうための適当な角度でかつ大きさの
傾斜面Ｅが設けられており、その傾斜面Ｅと前記歯面Ｓ
１、Ｓ２とが滑らかな曲面で結ばれている。
このように砥石の形状を容易に設定でき、またその剛性
を高いものとすることができる。
を高いものとすることができる。
第７図は上記の面取り工具１で加工を行なった面取り形
状の一例を示す斜視図である。
状の一例を示す斜視図である。
したがって上述のようにして製作された面取り工具１は
、歯車８における歯端面のインボリュー、 トに限りな
く近似した円弧状の歯形をそなえており、その加工に際
し、特別な刃具や高価な設備を必要としないうえに、加
工時間も少くなくてすみ、低コストなものとすることが
でき、しかも歯底が面取り工具の背面にまで突き抜けて
構成されないために剛性を高くできる。また歯車が平歯
、はす歯にかかわらず、その片面、片面と底面、両面、
両面と歯底のいずれかの面取り形態にも面取りができ、
しかも複数の並列する歯車にも対応可能である。
、歯車８における歯端面のインボリュー、 トに限りな
く近似した円弧状の歯形をそなえており、その加工に際
し、特別な刃具や高価な設備を必要としないうえに、加
工時間も少くなくてすみ、低コストなものとすることが
でき、しかも歯底が面取り工具の背面にまで突き抜けて
構成されないために剛性を高くできる。また歯車が平歯
、はす歯にかかわらず、その片面、片面と底面、両面、
両面と歯底のいずれかの面取り形態にも面取りができ、
しかも複数の並列する歯車にも対応可能である。
以上説明したようにこの発明の面取り工具によれば、歯
面が、面取りすべき歯端面のインボリュート形状に近似
した円弧状をなしているから、その歯面を切削もしくは
研削するカッタあるいは砥石としては、形状が比較的簡
単でかつ剛性の高いものを使用でき、したがってこの発
明によれば、歯切りを容易かつ短時間に行なうことがで
き、そのためコストの低廉化を図ることのできる転圧面
取り工具を得ることができる。
面が、面取りすべき歯端面のインボリュート形状に近似
した円弧状をなしているから、その歯面を切削もしくは
研削するカッタあるいは砥石としては、形状が比較的簡
単でかつ剛性の高いものを使用でき、したがってこの発
明によれば、歯切りを容易かつ短時間に行なうことがで
き、そのためコストの低廉化を図ることのできる転圧面
取り工具を得ることができる。
Ｍ１図は歯車と面取り工具との位置関係を示す断面図、
第２図は歯車と面取り工具との噛合い状態を示す部分断
面図、第３図は面取り工具の歯の一部を示す斜視図、第
４図は面取り工具と１形成形カツタとの相互関係を説明
する説明図、第５図は歯車の鋭角側歯端の面取り工具歯
面成形カッタを示す部分図、Ｍ６図は歯車鈍角側一端の
面取り工具歯面成形カッタを示す部分図、第７図は歯車
面取り形状の一例を示す部分斜視図である。 １・・・面取り工具、 ２ａ 、２ｂ・・・歯、３ａｓ
３ｂ・・・工具、 Ｓｌ、Ｓ２・・・歯面。 出願人 ｌ！精密工巣株式会社 代理人 弁理士 豊 １）武 久 （ほか１名） 第１図 第５図 Ｖ 第６図 ■ 第７図
第２図は歯車と面取り工具との噛合い状態を示す部分断
面図、第３図は面取り工具の歯の一部を示す斜視図、第
４図は面取り工具と１形成形カツタとの相互関係を説明
する説明図、第５図は歯車の鋭角側歯端の面取り工具歯
面成形カッタを示す部分図、Ｍ６図は歯車鈍角側一端の
面取り工具歯面成形カッタを示す部分図、第７図は歯車
面取り形状の一例を示す部分斜視図である。 １・・・面取り工具、 ２ａ 、２ｂ・・・歯、３ａｓ
３ｂ・・・工具、 Ｓｌ、Ｓ２・・・歯面。 出願人 ｌ！精密工巣株式会社 代理人 弁理士 豊 １）武 久 （ほか１名） 第１図 第５図 Ｖ 第６図 ■ 第７図
Claims (1)
- 面取りすべき四箇歯車を挾みつけかつその円筒歯車にお
ける歯端面に噛合う転圧用歯を外周部に有する１対の工
具からなり、前記転圧用歯の歯面が、前記歯端面のイン
ボリュート形状に近似した円弧状に形成されていること
を特徴とする円筒歯車用転圧面取り工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5515084A JPS60197316A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 円筒歯車用転圧面取り工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5515084A JPS60197316A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 円筒歯車用転圧面取り工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60197316A true JPS60197316A (ja) | 1985-10-05 |
| JPH0151291B2 JPH0151291B2 (ja) | 1989-11-02 |
Family
ID=12990725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5515084A Granted JPS60197316A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 円筒歯車用転圧面取り工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60197316A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5154553A (en) * | 1989-01-27 | 1992-10-13 | Maag Gear-Wheel & Machine Company Limited | Apparatus for chamfering and deburring the end edges of a toothed production gear |
| US6840720B2 (en) * | 2001-06-21 | 2005-01-11 | The Gleason Works | Machine for deburring and fine machining of tooth flanks of toothed workpieces |
| CN101530938A (zh) * | 2008-03-13 | 2009-09-16 | 株式会社神崎高级工机制作所 | 齿轮加工装置 |
| JP2010120106A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Honda Motor Co Ltd | 歯車加工装置及びフレージングカッタ |
| DE10305676B4 (de) * | 2002-04-05 | 2016-07-14 | Hans-Michael Beier | Entgratwerkzeug |
| DE10310270B4 (de) * | 2002-04-05 | 2016-07-14 | Hans-Michael Beier | Entgratwerkzeug |
| DE10305705B4 (de) * | 2003-02-12 | 2016-07-14 | Hans-Michael Beier | Verfahren zum spanenden Außenentgraten von Werkstücken |
| CN108581084A (zh) * | 2018-06-05 | 2018-09-28 | 江阴市工具厂 | 一种用于齿轮倒棱及滚压的复合刀具 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4884069A (ja) * | 1972-01-27 | 1973-11-08 | ||
| JPS5120756A (ja) * | 1974-08-14 | 1976-02-19 | Tadao Sakaguchi | Shinsenyodaisu |
| JPS5219395A (en) * | 1975-08-02 | 1977-02-14 | Hurth Verwaltungs Gmbh | Device for removing turn of end edge of toothed wheel |
| JPS5415596A (en) * | 1977-05-03 | 1979-02-05 | Samputensili Spa | Tool for chamfering and trimming gear |
-
1984
- 1984-03-21 JP JP5515084A patent/JPS60197316A/ja active Granted
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4884069A (ja) * | 1972-01-27 | 1973-11-08 | ||
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| JPS5415596A (en) * | 1977-05-03 | 1979-02-05 | Samputensili Spa | Tool for chamfering and trimming gear |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5154553A (en) * | 1989-01-27 | 1992-10-13 | Maag Gear-Wheel & Machine Company Limited | Apparatus for chamfering and deburring the end edges of a toothed production gear |
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| DE10305676B4 (de) * | 2002-04-05 | 2016-07-14 | Hans-Michael Beier | Entgratwerkzeug |
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| CN108581084A (zh) * | 2018-06-05 | 2018-09-28 | 江阴市工具厂 | 一种用于齿轮倒棱及滚压的复合刀具 |
| CN108581084B (zh) * | 2018-06-05 | 2024-02-06 | 江阴塞特精密工具有限公司 | 一种用于齿轮倒棱及滚压的复合刀具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0151291B2 (ja) | 1989-11-02 |
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