JPS60196692A - 放射線検出器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 五皿分災 本発明は、Ｘ線ＣＴ装置等に用いる放射線検出器に係り
、特に全身用Ｘ線ＣＴ装置に用いられる多素子電Ｈ笥型
検出器に適用して有効な技術に関するものである。

宜」Ｕ１肛 Ｘ線ＣＴ装置は、撮影方式により幾つかの世代に分類で
きるが、全身用装置に現在量も多く用いられているのは
、第３ＩｉＬ代方式である。この方式は、４０度前後の
開き角を有する扇状Ｘ線ビームを放射するＸ線源と、多
素子Ｘ線検出器とを約１ｍの距離で対向させて設置し、
前記Ｘ線源と多素子Ｘ線検出器とを、該Ｘ線源と多素子
Ｘ線検出器との間に置かれた被写体を回転中心とし、で
、相互の位置関係を保持したまま回転させ、多方向から
Ｘ線を照射してＸ線強度分布を開側し７、その信号を計
算機処理することによって被写体の断層像を得るもので
ある。

第３世代全身用Ｘ線Ｃ，Ｔ装置に多く用いられる多素子
高圧キセノンガス電離箱型検出器（以下、単に検出器と
いう）のａ造の概略を第１図に示す。

第１図において、Ｘ線の検出は、電気絶縁材からなる溝
板ＩＡ、ＩＢに、信号電極板２と高圧電極板３とを交互
に多数枚、例えば、数十乃至百枚程度を配置し、た電極
ブロックで行う。

前記電極板２，３は５Ｘ線の吸収係数が高い物質、例え
ば、タングステンやモリブデンで構成され、その厚さは
０．０５〜０．１５ｎｗｎである。該電極板２，３は、
曲屈溝板ＩＡ、ＩＢの溝内に挿入した後固定さ４１．、
要求される精度で配列されている。該溝板ＩＡ、ＩＢは
、前記電極板２．３の間の電気的絶縁を十分に保持し、
かつ、放射線に対して安定であることが必要であるため
、ガラス。

セラミック又は樹脂材料等が用いられる。

実際の検出器では、この電極ブロックを数個乃至士数個
配置し１、いずれかの電極ブロックに支障が生じた時に
、その個所だけを取り換えられるようになっている。こ
の？１！極ブロックは、高圧のセキノンガスあるいは、
クリプトン等のＸ線吸収係数の大きいガスと共に高圧容
器６内に収納しである。

前記Ｘ線ビームが、前記高圧容器６内に入ると、前記信
号電極板２と数百ポル１−の正又は負の電圧が印加され
た前記高圧電極板３とで形成される電離空間において、
前記封入ガスを電離する。電離したイオンおよび電子は
、それぞれ電荷によって前記電極板２又は電極板３に移
動し７信号電流が流れる。

Ｘ線照射により発生ずる信号電流は信号電極板２から信
号取出板４により高圧容器６外に取り出され、コネクタ
５によって外部ケーブルし一接続し７、プリアンプ系に
伝送される。信号取出板４と高圧容器６との間の気密性
は、０リング７によって保持されている。

前記（Ｆｊ号電極板２と信号取出板４との接続は、第２
図（第１図の０印で囲んだ部分の拡大図）に示すように
、信号取出板４に設けられている導電線８の先端と信号
電極板２とをハンダ伺け９を施すことによって行ってい
る。

このため、１台の検出器で数百個所のハンダイ１けを行
う必要があり、その製造工程が多くかがる欠点があった
。また、電極ブロックの交換が必要な時にも一度ハンダ
付け９をはずし、再度ハンダ付けをしなおさなければな
らないため、その作業工数が多くかかり、製作時間が長
くなる欠点があった。

また、ハンダを使用するために、ノ１ンダ・ワ・ンクス
蒸気が高圧容器６内に発生し、高純度のキセノンガスを
汚染する。

そして、検出器の特性は不純ガスに大きく作用されるた
め、前記ハンダ・ワックス蒸気は好ましくない。さらに
ハンタ付は作業の際にハンダくずやハンダワックスが前
記溝板ｌΔ、ｌｌ九や前記電極板２，３等に付着して絶
縁抵抗を下げ漏洩電流が発生する危険性があった。

一膓煎 本発明の目的は、前記従来技術の欠点を除去し。

放射線検出器の製造工程の低減と製作時間の短縮をはか
るど共に５良好な出力特性を持つ放射線検出器を提供す
ることにある。

本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添イ」図面によって明らかになるであ
ろう。

発明の概股 本願によって開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれは°、下記のとおりである。

すなわち、放射線検出器において、絶縁体中に導電性金
属を所定極小間隔で規則的に、かつ、その所定方向の両
端を露出するように埋込んだ構成の信号取出用コネクタ
を用いて信号電極板と信号取出板上の配線端子を電気的
に接続することである。

星底 本発明の構成について、実施例とともに説明する。

第３図は、本発明の一実施例の構成の要部を示す図であ
り、第１図と同等のものは同一符号を付け、その締り返
し、の説明は省略する。

第３図において、１０は信号取出用コネクタ（以下、単
にコネクタという）であり、例えば、天然ゴム、合成ゴ
ム、合成樹脂等からなる弾性を有する絶縁体１０Ａ中に
、前記信号電極板２と第４図に示す信号取出板４上の配
線１１の端子ｌＩＡとを電気的に接続するための導電性
金属１０Ｂを所定の極小間隔で規則的に、かつ、その所
定方向の両端を露出するように埋め込んだものである。

すなわち５コネクタ１０の導電性金属１０Ｂの埋め込み
間隔は、信号電極板２の間隔よりも十分に小さく、コネ
クタ１０の置き方に関係なく、信号電極板２が導電性金
属１０ＢのいずＡ【かに必らず接触する必要かある。さ
らに、導電性金属の幅は、導電性金Ｒ１０Ｊ３が２個以
上の信号電極板に同時に接触しない程度に狭くなければ
ならない。すなわち、信号電極板２の厚さをｔ、その間
隔Ｐ、コネクタ１０の導電性金属１０１３の幅をａ、そ
の間隔をｂとすると、ａ＜Ｐ、ｂ＜ｔの関係が満たされ
ていなげれはならない。

前記電極ブロックを所定位置に配置するとコネクタ１０
の導電性金属１０Ｂを介し、て信号電極板２と信号取出
板４」二の配線端子１１Δとが導通する。この接続を行
うときは、信号取出板４」二の配Ｍ端子１１Ａの間隔と
イｎ号電極抜２の間隔とを一致させねばならない。

また、電極ブロックの位置が少々ずれても、信号電極板
２と信号取出板４上の配線端子１１Ａとの導通が保たれ
るようにするには、第４図に示すように、信号取出板４
の配線端子１１Ａの隣り合う端子が重ならない程度に大
きくすることが望まし・　い　。

また、信号電極板２の間隔をある程度以上狭くするには
、第５図に示すように、信号電極板２の信号引出部の長
さが短いもの２Ａと長いもの２Ｂを交互に並へ、信号取
出板４の配線端子１１Ａの位置をそれに合わせて前後さ
せることにより可能である。コネクタｌＯも配線端子１
１Ａの前後位置に合わせて２本並行して置く。ここで、
前記コネクタ１０の絶縁体１０Ａは、弾性を有し、ない
ものでもよいが、信号電極板２と信号取出板４とでコネ
クタ１０が押圧されるため弾性を有するものが好ましい
。

このように、信号電極板２と信号取出板４との間にコネ
クタ１０を介在させることにより、両者間の電気的接続
が容易となり、従来の方法に比べ約１０分の工程度の時
間で接続できる。また、電極ブロックのいずれかに不良
品が生じた場合においても、ハンダ等をいちいちはずさ
なくても良品と容易に交換できる。

また、ハンダを使用し、ないので、ハンダ・ワックスに
よる封入ガスの汚染やハンダくず、ハンダ・ワックスに
よる電極板間絶縁不良が発生しない。

９！ＪＸ 以上説明したように１本願によって開示された新規な技
術手段によｈば、信号電極板と信号取出板とをコネクタ
によって接続するようにしたので、前記両者の電気的接
続作業時間を短縮することができる。

また、電極ブロックのいずれかに不良品が生した場合に
おいても、良品と容易に交換できるようにしたので、製
造工程の低減と製作作業の短縮をはかることができる。

また、ハンダを使用しないので、ハンダ・ワックスによ
って封入ガスが汚染されずにすむので、良好な放射線検
出特性を得ることができ、かつ。

ハンダ・ワックス、ハンダくず等による電極板間の絶縁
不良の危険性を低減することができる。

なお、本発明において、前記実施例に限定されることな
くその要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能で
あることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、従来の放射線検出器の問題点を説
明するための図、 第３図乃至第５図は１本発明の一実施例の要部構成を示
す図である。 ２・・・信号電極板、４・・・信号取出板、１０・・・
コネクタ、　ＩＯＡ・・・絶縁体、１０　Ｂ・・・導電
性金属、　１１・・・配線、１１Ａ・・・配線端子。 代理人　弁理士　秋田収喜 第１　図 第２図 第３図 す 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の（８分電４ｆＡ板と高圧電極を並行又は放射状に
   交互に配置し・、信号電極板で得られる電気信号を信号
   取出板を介して取り出すように構成した放射線検出器に
   おいて、前記信号電極板と信号取出板」二に設けられた
   信号取出配線とを電気的に接続するための導電性金属を
   、絶縁体中に、所定の極小間隔で規則的に、がっ、その
   所定方向の両端を露出するように埋め込んだ構造の信号
   取出用コネクタを、信号電極板と信８取出板のＩＩＩＪ
   に着脱自在に設けたことを特徴どする放射線検出器。