JP3211415B2 - 回転陽極ｘ線管装置 - Google Patents
回転陽極ｘ線管装置Info
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- JP3211415B2 JP3211415B2 JP28682792A JP28682792A JP3211415B2 JP 3211415 B2 JP3211415 B2 JP 3211415B2 JP 28682792 A JP28682792 A JP 28682792A JP 28682792 A JP28682792 A JP 28682792A JP 3211415 B2 JP3211415 B2 JP 3211415B2
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- Japan
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- getter
- terminal
- vacuum
- cathode
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＸ線管の分野で利用され
る。本発明は回転陽極Ｘ線管装置に関し、とくに回転陽
極Ｘ線管の改良された陰極構造、管容器の改良された陰
極側ソケット及びこのソケットに対応した新規なプラグ
との組合わせに関する。
る。本発明は回転陽極Ｘ線管装置に関し、とくに回転陽
極Ｘ線管の改良された陰極構造、管容器の改良された陰
極側ソケット及びこのソケットに対応した新規なプラグ
との組合わせに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のＸ線管は製造工程においては、管
内真空度のチェックを行ない、品質管理が行なわれてい
るが、Ｘ線管が管容器に入れられ、実際に使用されると
Ｘ線管内の真空度測定は不可能となり、例えば真空度劣
化による異常を判定することはできない。また、同様に
Ｘ線管の真空度維持に効果のある通電型ゲッタについて
もその動作は製造工程に限定されてしまう。
内真空度のチェックを行ない、品質管理が行なわれてい
るが、Ｘ線管が管容器に入れられ、実際に使用されると
Ｘ線管内の真空度測定は不可能となり、例えば真空度劣
化による異常を判定することはできない。また、同様に
Ｘ線管の真空度維持に効果のある通電型ゲッタについて
もその動作は製造工程に限定されてしまう。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、Ｘ線
管がＸ線管容器に入れられた状態でもそのＸ線管内の真
空度の測定を可能にし、またその真空度を高めるための
ゲッタ通電も可能となる、回転陽極Ｘ線管装置を提供す
ることである。
管がＸ線管容器に入れられた状態でもそのＸ線管内の真
空度の測定を可能にし、またその真空度を高めるための
ゲッタ通電も可能となる、回転陽極Ｘ線管装置を提供す
ることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記した目的は、陰極部
がフイラメントと集束電極とを絶縁した構造を有し、か
つ管内ガス吸着用ゲッタをもつ回転陽極Ｘ線管と、この
Ｘ線管を収容してその陰極部側レセクタプルのソケット
に高電圧ケーブルのプラグに一致する相当数の端子の他
に前記ゲッタ通電用端子を設けている管容器と、前記ソ
ケットと一致する端子を有しかつこのような端子に前記
Ｘ線管内の真空度の測定用と前記ゲッタ加熱用との外部
電源が接続された測定用プラグとを具備することによ
り、達成される。
がフイラメントと集束電極とを絶縁した構造を有し、か
つ管内ガス吸着用ゲッタをもつ回転陽極Ｘ線管と、この
Ｘ線管を収容してその陰極部側レセクタプルのソケット
に高電圧ケーブルのプラグに一致する相当数の端子の他
に前記ゲッタ通電用端子を設けている管容器と、前記ソ
ケットと一致する端子を有しかつこのような端子に前記
Ｘ線管内の真空度の測定用と前記ゲッタ加熱用との外部
電源が接続された測定用プラグとを具備することによ
り、達成される。
【０００５】
【作用】Ｘ線管のフイラメントを加熱してＸ線をばく射
させるために高電圧装置とＸ線管容器とが高電圧ケーブ
ルを介して接続され、高電圧が印加されるが、Ｘ線のば
く射を中断させて前記高電圧ケーブルをＸ線管容器のレ
セクタプルから外し、本発明による真空度・ゲッタ通電
用の外部電源と接続された測定用プラグを差し変えるこ
とにより、Ｘ線管内の真空度測定およびゲッタ通電が行
なわれる。
させるために高電圧装置とＸ線管容器とが高電圧ケーブ
ルを介して接続され、高電圧が印加されるが、Ｘ線のば
く射を中断させて前記高電圧ケーブルをＸ線管容器のレ
セクタプルから外し、本発明による真空度・ゲッタ通電
用の外部電源と接続された測定用プラグを差し変えるこ
とにより、Ｘ線管内の真空度測定およびゲッタ通電が行
なわれる。
【０００６】
【実施例】本発明の好適な実施例は図面に基づいて説明
される。図１はその１実施例を示した外部電源とＸ線管
との回路例示図である。
される。図１はその１実施例を示した外部電源とＸ線管
との回路例示図である。
【０００７】外部電源１は真空度測定用電源１Ａ、フイ
ラメント加熱用電源１Ｂ及びゲッタ加熱・グリッド用電
源１Ｃからなる。Ａは電流計、８ｐはゲッタで、プレー
トとその上面に付着されたガス吸着剤からなる。なお、
２はＸ線管、３はアノード、４はフイラメント、５はグ
リッドである。
ラメント加熱用電源１Ｂ及びゲッタ加熱・グリッド用電
源１Ｃからなる。Ａは電流計、８ｐはゲッタで、プレー
トとその上面に付着されたガス吸着剤からなる。なお、
２はＸ線管、３はアノード、４はフイラメント、５はグ
リッドである。
【０００８】図示例の状態でフィラメントを点灯する
と、管内真空度をアノード３〜カソード４間の電流を電
流計Ａから知ることができる。すなわち、アノードをコ
レクタ、カソードフィラメントをフィラメント、集束電
極をグリッドと転用した電離真空計を構成している。
と、管内真空度をアノード３〜カソード４間の電流を電
流計Ａから知ることができる。すなわち、アノードをコ
レクタ、カソードフィラメントをフィラメント、集束電
極をグリッドと転用した電離真空計を構成している。
【０００９】通常のＸ線管と異なることは、カソードフ
ィラメント４が集束電極５に対し絶縁していることであ
り、図２に示すようにニッケル、ステンレスなどの集束
電極５とタングステン（Ｗ）のフィラメント４はセラミ
ックなどのインシュレータ４ｂにより絶縁した構造にな
っている。これはいわゆる三極管構造となっていること
になる。なお、４ａはフイラメント４を支持する支持部
であり、通常モリブデンからなる。
ィラメント４が集束電極５に対し絶縁していることであ
り、図２に示すようにニッケル、ステンレスなどの集束
電極５とタングステン（Ｗ）のフィラメント４はセラミ
ックなどのインシュレータ４ｂにより絶縁した構造にな
っている。これはいわゆる三極管構造となっていること
になる。なお、４ａはフイラメント４を支持する支持部
であり、通常モリブデンからなる。
【００１０】図３に前記した陰極部とゲッタを有するＸ
線管が入れられたＸ線管容器が例示されている。２がそ
のＸ線管、２ＣはＸ線放射窓、３Ｒは陽極側レセクタプ
ル、４Ｒは陰極部レセクタプル、６はステータである。
本発明ではカソード（陰極部）側レセクタプル４Ｒに通
常のフィラメント加熱用端子の他にゲッタ用端子とグリ
ッド端子を設けている。
線管が入れられたＸ線管容器が例示されている。２がそ
のＸ線管、２ＣはＸ線放射窓、３Ｒは陽極側レセクタプ
ル、４Ｒは陰極部レセクタプル、６はステータである。
本発明ではカソード（陰極部）側レセクタプル４Ｒに通
常のフィラメント加熱用端子の他にゲッタ用端子とグリ
ッド端子を設けている。
【００１１】図４に示すように、Ｘ線管が１つの焦点を
もつ場合には、４端子のレセクタプル（ソケット）４Ｓ
が用いられる。端子Ｃはフイラメントの一端を、端子Ｌ
はその他端に接続され、端子Ｃ（ＣＯＭＭＯＮ）〜端子
Ｌ（ＬＡＲＧＥ）によりフィラメント加熱を行ない、端
子Ｓ（本来はＳＭＡＬＬ）をグリッドとして用いる。ま
た別に端子Ｃ（ＣＯＭＭＯＮ）〜端子Ｇｅｔｔｅｒによ
りゲッタ加熱が行なわれる。
もつ場合には、４端子のレセクタプル（ソケット）４Ｓ
が用いられる。端子Ｃはフイラメントの一端を、端子Ｌ
はその他端に接続され、端子Ｃ（ＣＯＭＭＯＮ）〜端子
Ｌ（ＬＡＲＧＥ）によりフィラメント加熱を行ない、端
子Ｓ（本来はＳＭＡＬＬ）をグリッドとして用いる。ま
た別に端子Ｃ（ＣＯＭＭＯＮ）〜端子Ｇｅｔｔｅｒによ
りゲッタ加熱が行なわれる。
【００１２】Ｘ線管を通常用いる際には、端子Ｃ−Ｌ間
のフイラメント加熱のみ使用されるので、高電圧ケーブ
ルのプラグ側は図示例のような一般規格品４Ｐ’を用い
ることができる。このとき、Ｃ〜Ｓ間は高電圧発生器側
で接続される構造にしておけば、不要な浮遊電圧の発生
はおこらない。
のフイラメント加熱のみ使用されるので、高電圧ケーブ
ルのプラグ側は図示例のような一般規格品４Ｐ’を用い
ることができる。このとき、Ｃ〜Ｓ間は高電圧発生器側
で接続される構造にしておけば、不要な浮遊電圧の発生
はおこらない。
【００１３】本発明によるＸ線管内真空度測定およびゲ
ッタ加熱を行なうときには、通常のプラグ４Ｐ’を外
し、図５に例示するような測定用の４ピンプラグ４Ｐに
差し変えこれを挿入する。このプラグ４Ｐには図１に示
すゲッタ加熱電源１Ｃ、電流計Ａも含んだ外部電源１が
接続されており、Ｘ線管内真空度測定とゲッタ加熱が可
能となる。図５は前記測定用プラグとこの外部電源に含
まれた２つの回路との接続関係を示している。
ッタ加熱を行なうときには、通常のプラグ４Ｐ’を外
し、図５に例示するような測定用の４ピンプラグ４Ｐに
差し変えこれを挿入する。このプラグ４Ｐには図１に示
すゲッタ加熱電源１Ｃ、電流計Ａも含んだ外部電源１が
接続されており、Ｘ線管内真空度測定とゲッタ加熱が可
能となる。図５は前記測定用プラグとこの外部電源に含
まれた２つの回路との接続関係を示している。
【００１４】なお、真空度測定のためには、アノード〜
カソード間に高電圧が加わるため、カソード側のフィラ
メント加熱用のトランスには絶縁トランスを用いて混触
を防止する。これによって、真空度測定と同時にゲッタ
通電が可能となる。
カソード間に高電圧が加わるため、カソード側のフィラ
メント加熱用のトランスには絶縁トランスを用いて混触
を防止する。これによって、真空度測定と同時にゲッタ
通電が可能となる。
【００１５】さらに、上記の実施例では、単焦点のＸ線
管について示したが、２焦点以上のＸ線管であっても、
（焦点数＋２）の端子をもつレセクタプルを用いれば、
同様の回路を構成することができる。
管について示したが、２焦点以上のＸ線管であっても、
（焦点数＋２）の端子をもつレセクタプルを用いれば、
同様の回路を構成することができる。
【００１６】
【効果】Ｘ線管内真空度を測定することにより、真空度
劣化によるＸ線管不良を検知できると同時に、ゲッタ通
電が行なわれ、劣化した真空度を回復し、Ｘ線管の寿命
を長くすることが可能となる。
劣化によるＸ線管不良を検知できると同時に、ゲッタ通
電が行なわれ、劣化した真空度を回復し、Ｘ線管の寿命
を長くすることが可能となる。
【００１７】
【図１】本発明の１実施例を示した外部電源とＸ線管と
の接続例示図。
の接続例示図。
【図２】本発明による陰極部の概略断面図。
【図３】Ｘ線管が入れられた管容器の断面図。
【図４】本発明による管容器陰極側レセクタプルと高圧
ケーブルに使われている通常品プラグの各端面図。
ケーブルに使われている通常品プラグの各端面図。
【図５】本発明による測定用プラグと外部電源との対応
例示図。
例示図。
１ 外部電源 ２ Ｘ線管 ３ アノード ４ フイラメント ５ 集束電極ないしグリッド ４Ｒ 陰極側レセクタプル ４Ｓ ゲッタ端子付き陰極側レセクタプル ４Ｐ 測定用プラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H05G 1/08 H05G 1/26
Claims (1)
- 【請求項１】 陰極部がフイラメントと集束電極とを絶
縁した構造を有し、かつ管内ガス吸着用ゲッタをもつ回
転陽極Ｘ線管と、このＸ線管を収容してその陰極部側レ
セクタプルのソケットに高電圧ケーブルのプラグに一致
する相当数の端子の他に前記ゲッタ通電用端子を設けて
いる管容器と、前記ソケットと一致する端子を有しかつ
このような端子に前記Ｘ線管内の真空度の測定用と前記
ゲッタ加熱用との外部電源が接続された測定用プラグと
を具備していることを特徴とする、回転陽極Ｘ線管装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28682792A JP3211415B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 回転陽極ｘ線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28682792A JP3211415B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 回転陽極ｘ線管装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06119990A JPH06119990A (ja) | 1994-04-28 |
| JP3211415B2 true JP3211415B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=17709555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28682792A Expired - Lifetime JP3211415B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 回転陽極ｘ線管装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3211415B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10999918B2 (en) | 2017-12-14 | 2021-05-04 | Anritsu Infivis Co., Ltd. | X-ray tube and X-ray generation device |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4889871B2 (ja) * | 2001-03-29 | 2012-03-07 | 浜松ホトニクス株式会社 | Ｘ線発生装置 |
| JP5111788B2 (ja) * | 2006-06-05 | 2013-01-09 | 株式会社日立メディコ | Ｘ線発生用電源装置 |
| JP7306447B2 (ja) * | 2019-03-01 | 2023-07-11 | 株式会社島津製作所 | Ｘ線発生装置、並びに、その診断装置及び診断方法 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP28682792A patent/JP3211415B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10999918B2 (en) | 2017-12-14 | 2021-05-04 | Anritsu Infivis Co., Ltd. | X-ray tube and X-ray generation device |
| DE112018005680B4 (de) | 2017-12-14 | 2024-05-16 | Anritsu Corporation | Röntgenröhre und röntgenstrahl-erzeugungsvorrichtung |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06119990A (ja) | 1994-04-28 |
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Legal Events
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