JPS60196381A - 印字機の紙送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はプリンタ、複写機あるいはファクシミリなど印
字機の紙送り装置に関し、特に、紙送シローラへ印字用
紙を案内する紙ガイド部の構造に関する。

〔従来技術〕

上記のような各種印字機の内部には、印字用紙を送るた
めの送りローラと該送シローラの外周へ印字用紙を案内
する紙ガイドとから成る紙送シ装置が設けられ、該紙ガ
イドの入口から挿入される印字用紙を送シローラの外周
へ接触させ、該送シローラの駆動回転によシ印字ヘッド
（記録、再生ヘッドを含む）を通過させるような機構が
設けられている。

従来のこの種の紙送シ装置にあっては、一般に、１つの
紙ガイドすなわち印字機の上面に設けた挿入口から内部
の送υローラへ向う１つの紙ガイドを設け、送シローラ
から送υ出される印字用紙を上向きに方向転換して印字
部へ導き、印字後の用紙を印字機上面に設けた排出口か
ら取出すよう構成されていた。

すなわち、従来の紙送シ装置では、印字用紙の挿入口お
よび排出口がそれぞれ１つずつ印字機上面に設けられ、
紙送シ時には、印字用紙を送ｐローラ周面ではソ反転さ
せる方向に方向転換させることになるため紙ガイドから
の印字用紙の曲率が大きくなる構成を有していた。

このため、厚さ４０μ〜１００μ程度の一般紙の紙送り
動作は円滑であるが、厚さが２００μ〜３００μ程度（
はがき程度）の厚紙を紙送勺する場合は、動作が不円滑
になり場合によっては紙送シネ能になる欠点があった。

すなわち、紙の腰の強さは厚さの約３乗に比例し、腰の
強い厚紙を一般紙と同じ大きい曲率で紙送夛すると、紙
ガイドまたは紙通路に強い力で擦りつけられ、摩擦負荷
が大皆くなって紙送り不能にみるという欠点があった。

また、印字後に厚紙にカールが残ったま＼になるという
欠点もめった。

さらに、従来の紙送り装置の構造では、上記の欠点を解
消すべく紙送り経路の曲率を小さくしようとすると、印
字機が大きくなり小型軽量化の要請に反するという問題
があった。

〔目的〕

本発明の目的は、このような従来の紙送り装置の欠点を
解消し、印字用紙として厚紙を使用する場合でも摩擦負
荷を増大させることなく正常な紙送り動作が可能な印字
機の紙送り装置を提供することである。

〔要旨〕

本発明は、複数の紙ガイドすなわち従来の一般紙用の紙
ガイドの他に少なくとも１つの別の紙ガイドを設け、紙
送り時の紙ガイドからの印字用紙の曲率半径を各紙ガイ
ドごとに異なるよう配置することにより上記目的を達成
するものである。

〔突施【２す〕 以下第１図および第２図を参照して本発明の芙施例を熱
転写式ノ０リンタに適用する場合について説明する。

第１図および第２図にお、いて、印字機は印字機本体１
を外装ケース２ｐ、、２ＢＰｑに収納設置した構造を有
する。

印字機本体１のフレーム３には、左右方向（走歪方回）
に移動しながら印字用紙４に印字していく印字機構およ
び印字用紙４を案内し行送他方向に紙送シする紙送り機
構、さらにこれらを制御する制御機構など主要機能部分
が搭載されている。

フレーム３には左右方向に延在するキャリア軸５が設け
られ、該キャリア軸上にはキャリア６が左右方向（走査
方向）移動可能に支持されている。該キャリア６はパル
スモーク（図示せず）などによシゾーリ７および駆動ベ
ルト８を介して左右方向に駆動されその位置を制御され
る。

キャリア６上にはインクリボンカセット９が装着され、
該キャリアの走査方向移動に同期して駆動され転写用の
インクリボン１０を印字部へ送給するようになっている
。

また、前記キャリア６に設けたヘッド軸１１にはサーマ
ル印字ヘッド１２が揺動可能に支持され、該印字ヘッド
は印字用紙４に圧接される印字位置およびこれより離反
するヘッドアップ位置の間で駆動される。

印字機本体１またはそのフレーム３には前記印字ヘッド
１２に対面する位置で左右に延在するプラテン１３が装
着され、該プラテンと印字ヘッド１２との間に印字用紙
４およびインクリボン１０を挿通するとともにこれらを
圧接した状態で印字ヘッドを駆動することによｐ熱転写
式の印字が行なわれる。

プラテン１３の下側には印字用紙４を行送他方向に紙送
シするための送υロー２１４が設けられている。この送
りローラの周面にはピンチローラｊ５Ａ、１５Ｂが当接
されている。図示の例では、これら一対のピンチローラ
１５Ａ。

１５Ｂは送りローラ１４の下側の所定間隔位置に当接さ
れ、該送シローラを駆動するとき追従して回動するよう
支持されている。

前記送りロー２１４の後方上部から該送シローラの下側
へ延在する一般紙用の紙ガイド１６が設けられ、印字機
の上面（図示の例では上面の後部寄りの位置）に設けら
れた一般紙挿入口１７から入って来る印字用紙を送シロ
ーラ１４０周面へ向けて案内する。

一方、前記印字ヘッド１２（またはプラテン１３）の上
方の印字機上面には、印字後の印字用紙を排出するため
の紙出口１８が設けられている。

したがって、−絞紙挿入口１１から挿入される印字用紙
４は、一般紙用の紙ガイド１６によシ送９０−ラ１４へ
案内され、該送シローラの回動に応じて一対のピンチロ
ーラ１５Ａ、１５Ｂとの間を通して前進させられ、送り
ロー２１４の周面で上向きに方向変換された後、必要に
応じて設けられ案内板１９を通して、印字部（印字ヘッ
ド１２とシラテン１３との間）へ送給され、印字された
後紙出口１８から上方へ排出される。

図示の印字機にあっては、前記一般紙用の紙ガイド１６
の他に、さらに、印字機の下部から送りローラ１４へ同
う厚紙用の紙ガイド２０が設けられている。この厚紙用
の紙ガイド２０は図示のように一対のピンチローラ１５
Ａ、１５Ｂのうち一方のピンチローラ（後流側のピンチ
ロー２１５Ｂ）のみに印字用紙４を通すよう配置され、
したがって、その紙通路は前記一般紙用の紙ガイド１６
０通路と一対のピンチローラｊ５Ａ、１５Ｂ間で合流す
るようになっている。

前記厚紙用の紙ガイド２００Å口（挿入口）２１は印字
機の下部（図示の例では下部の後寄りの位置）に配置さ
れている。

前記一般紙用の紙ガイド１６から挿入される印字用紙と
前記厚紙用の紙ガイド２０から挿入される印字用紙とで
は送りロー２１４周面での接触長さが異なシ、前者では
長さが比較的太きくしたがって方向転換の度合が大きい
のに対し、後者では接触長さが小さくしたがって方向転
換の度合が小さく（場合によっては方向転換なし）なっ
ている。

こうして、印字機の上部に設けられた紙ガイド１６と下
部に設けられた紙ガイド２０とでは、紙送り時の紙ガイ
ドからの印字用紙４の曲率が、上部の一般紙用の紙ガイ
ド１６を使用する場合は比較的太き（が、下部の厚紙用
の紙ガイド２０を使用する場合は比較的小さくなるよう
に配置されている。

さらに、前記厚紙用の紙ガイドすなわち下部の紙ガイド
２００Å口側にはガイド延長部２２が設けられ、印字用
紙４の挿入容易化が図られている。図示の例では、紙ガ
イド２０は印字機本体１内に設けられ、ガイド延長部２
２は外装ケース２Ａ、２Ｂ側に着脱自在に取付けられて
いる。また、このガイド延長部２２は印字機の背面下部
に設けられ、背面から印字用紙を挿入する形状すなわち
挿入口２３が背面に開口する形状を有している。

さらに、ガイド延長部２２の底面に番・ま印字機支持用
の足２４が設けられ、ガイド延長部を使用（装着）する
とき印字機後部を高上げし、挿入２３の位置を高くする
ことによシ、背面からの印字用紙挿入作業の容易化並び
にガイド延長部２２の設計自由度の向上を図りうるよう
になっている。

なお、符号２５はガイド延長部２２を取外したときに印
字機を支持する後足を示す。

以上説明した実施例によれば、上部に設ける一般紙用の
紙ガイド１６の他（（下部に厚紙用の紙ガイド２０を設
け、紙送り時における紙ガイドからの印字用紙の曲率が
各紙ガイド１６゜２０ごとにそれぞれ異なるように、す
なわら下部の紙ガイド２０を使用する時の伸率が小さく
なるように配置したので、印紙用紙として腰の強い厚紙
を使用する場合には、これを下部の紙ガイド２０を通し
て案内することによシ、紙通路に対する印字用紙の圧接
力の増大および擦れに因る摩擦抵抗の増大を防止するこ
とができ、紙送多動作における負荷Ｑ増大による動作不
良や印字後の用紙の残留カールの発生を防止することが
できる。

また、ガイド延長部２２を設けたので、下部の紙ガ′イ
ド２０から印字用紙４を挿入する時の操作を容易にかつ
正確に行なうことができる。

さらに、ガイド延長部を着脱自在にすることによシー絞
紙を使用する場合の印字機の大型化を防止でき、該ガイ
ド延長部の底に印字機後部の嵩上げ用の足２４を設ける
ことにより下部の紙ガイド２０を使用する場合の用紙挿
入操作を一層容易化することができる。

なお、図示の実施例では、−紋紙用と厚紙用の２個の紙
ガイド１６．２０を設けたが、これは３個以上設けてそ
れぞれの印字用紙の曲率を異ならせ、印字用紙の厚さに
応じて３個以上の紙ガイドを使い分けるように構成する
こともできる。

また、ガイド通路２２は場合によっては省略することが
できる。このガイド通路２２を設ける場合の装着方法と
しては、印字機本体１に直接取付けたり、あるいは該印
字機本体または外装ケースに固定的に装着することもで
きる。

さらに、図示の印字機ではプラテン１３と送シローラ１
４とを別体にしたが、送りローラの周面の一部をプラテ
ンとして使用する一体構造の印字機に対しても本発明を
同様に適用することができる。また、印字機本体１と外
装ケース２Ａ、２Ｂを一体化した印字機に対しても本発
明を同様に適用することができる。

〔効果〕 以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、印字
用紙として厚紙を使用する場合でも、印字機の大型化を
招くことなく、紙送シ時の摩擦負荷の増大を抑えること
ができ、かつ印字後の用紙のカール残存を防止できる紙
送り装置が提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる紙送り装置を備えた
印字機を例示する斜視図、第２図は第１図の印字機の要
部を示す中心部縦断面図である。 １・・・印字機本体、２Ａ、２Ｂ・・・外装ケース、４
・・・印紙用紙、１２・・・印字ヘッド、１４・・・送
りローラ、１５Ａ、１５Ｂ・・・ピンチローラ、１６・
・・上部の紙ガイド、１８・・・紙排出口、２０・・・
下部の紙ガイド、２２・・・ガイド延長部。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）　印字用紙を送るための送りローラと該送りロー
   ラの外周へ印字用紙を案内する紙ガイドとを備えた印字
   機の紙送り装置において、前記紙ガイドを複数設け、紙
   送り時の紙ガイドからの印字用紙の曲率が各紙ガイドご
   とにそれぞれ異なるようにしたことを特徴とする紙送り
   装置。
2. （２）紙ガイドを２個所に設け、一方の紙ガイドの入口
   を印字機の上部に配置し、他方の紙ガイドの入口を印字
   機の下部に配置することを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の紙送シ装置。
3. （３）　各紙ガイドが送シローラの外周または該送りロ
   ーラよシ上流側の位置で合流することを特徴とする特許
   請求の範囲第１項または第２項記載の紙送り装置。
4. （４）送シローラの外周に一対のピンチローラを設け、
   少なくとも１つの紙ガイドからの印字用紙が後流側のピ
   ンチローラのみを通過するようにした特許請求の範囲第
   １項〜第３項のいずれかに記載の紙送り装置。