JPS60196266A

JPS60196266A - 管溶接用仮止装置

Info

Publication number: JPS60196266A
Application number: JP5055584A
Authority: JP
Inventors: Mitsuo Okuya; 奥谷　光男; Ichiro Tanaka; 一郎田中; Kunihiko Shikamata; 鹿又　邦彦
Original assignee: Sanko Seisakusho KK
Current assignee: Sanko Seisakusho KK
Priority date: 1984-03-16
Filing date: 1984-03-16
Publication date: 1985-10-04
Also published as: JPS6232039B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は管の突合わせ溶接の場合の管（９）と管（９１
との突合わせ間隔、即ちルート間隔Ｑ７］及び−合わせ
段差を管円周上の全てに対して一定且つ平均に保持して
溶接する為の装置に係るものである。

従来は第１図に示すようにプレートで製作されたブリッ
ヂ（至）を管と管の突き合わせ部分に渡し、これを点溶
接によシ、管表面に直接取付けて管（９）と管（９）と
のルート間隔を保持し、一層目溶接完了後に取除いてい
たが、パイプ表面に溶接跡などが残シ、外観上、品質管
理上好ましくなく、管表面の手直しを必要として時間を
要していた。又、ブリッヂ（７）による方法は管と管の
突き合わせ段差を管内周上の全てに渡シ、平均に突き合
わせるような微調整が困難であった。

本発明は、これ等の問題を解決し、第２図以下に示す如
く保持金具（１）或は（１１のどちらか一方のサイズを
取替えることによって一つの治具で二種類の突き合わせ
間隔αηに対して反転して使用することができると共に
、保持金具（１）或は（１１の折損、損傷に対して速や
かに部分的な取替えを可能にし、且つ、保持金具（１）
、（１５は、設定バー（２）、（２）の先端に加工され
たピン（８）用部分（ハ）、或は板軸（イ）によってα
度の回転が可能になった。特に板軸（ハ）は、第１３図
乃至第１８図に図示したように組立て後は保持金具（１
）、（ＩＳを逸脱しない構造で、保持金具（１）、霧を
可動にした。更に・設定バー（２）、＋２）の取付柄翰
訓、０１）の取付構造も、ビン（８１によシα度可動に
したので、管の肉厚の差、管径のわずかな相違に対して
も、保持金具（１＞、（Ｉｓの動きと協力して対処でき
る。又、ボデー（６）が第８図のようにピン（８）を中
心として自由に動けるので装置に無理な力がかからない
。

本発明はこのような管溶接用仮止装置を提供することを
目的としている。

本発明の装置は溶接箇所一箇所について３〜６ケ或はそ
れ以上第２図、第４図のように使用する。

本発明の装置は、添付図に示すようにボデー（６）と締
付は工具（３）とボルト管（７）と設定バー（２Ｓのユ
ニット及び第７図の保持金具方向設定兼装置取付取外し
用ハンドル（イ）から成ってｂる。ボデー（６）は第５
図のように、中央にボルト管（７）をゆるく嵌合する穴
（至）が加工されている。ボデー（６）の四脚（６５の
胸裏には、夫々、円柱状の７エライト系穴あき磁石（２
）が嵌合され、ビスα→により取付けられている。この
磁石は管（９）と（９１を突き合わせて、本発明による
装置を第２図の如くセットする際に、鉄、或は鉄系ステ
ンレス管の場合、管の側面或は底面などでは、ずれ落ち
ることがなく便利である。磁石の最高使用温度は３５０
℃である。又、極端な管外径の差異、例えば内径は同径
で外径が違うような管、継手又は弁などとの溶接の為の
突き合わせ仮止めの場合には第５図のようにボデー（６
）に用意された補助ボルト用ねじ穴−に第６図のように
補助ボルト（イ）を取付けて高さを調整することも可能
である。補助ボルト用ねじ穴ｄはボデー（６）の両端に
夫々１ケずつ加工してもよいがボデー（６）の向きを１
８０度変更することで左右どちらにも適用できるので、
その必要はない。これは装置が対応できない極端な段差
に対する補助的手段である。

ボルト管（７）は、第８図のようにボルトの縦方向を貫
通する穴（財）が加工してあシ、両端に同−或はサイズ
の異なるイモねじ状溝αυ１面及び第７図に示したよう
な保持金具方向設定兼装置取付取外し用ハンドル（イ）
の操作用切欠部（イ）が加工されている。前記のイモね
じ状溝（ロ）誼の役目は該溝に保持金具（１）或は（１
１を落して設定バーのユニットがボルト管（７）の中で
まわらないように安定させて、取扱い易くすることであ
る。

ハンドル（５）を有する締付工具（３）は柱形のナツト
でもよい。

次に第８図、第９図（イ）及び（ロ）に示す設定バーの
ユニットであるが、第８図及び第９図（イ）の設定バー
（２１は管（４）の両端に円形断面を持った設定バーの
取付柄−が夫々ゆるく嵌合されビン（８５テ枢着されて
いるが管（９）、（９５の当シ面の段差に対しては、左
右にα度動くことができる。第９図（ロ）の設定バー（
２）は管（４）に楕円形状の断面を持った設定バーの取
付柄（１）が夫々、嵌合されてｂで前記同様にα度可動
である。第１３図に示す設定バー（２Ｓのユニットは保
持金具取付棒（４１の両端に設定バー（２＞、（２５が
はめこ壕れる溝（ハ）が夫々加工されていて、矩形断面
を有する設定バーの取付柄６Ｉ）が溝＠の底部から少し
離れた部分にはめこまれビン（８５により上記同様α度
回転可能に固定されている。

次に設定バー（２１，（２５に夫々装置されている保持
金具（１）、（１’＋であるが、第８図、第９図（イ）
に示す保持金具は第１０図の如く、設定バー（２）の先
端にビン取付部分（ハ）を夫々加工して、馬蹄形状＠（
イ）を、パリよけ溝（ハ）を有する二枚のイチョウ葉形
状板（イ）ではさみ、ビン（８）にて止め、第１２図の
ようにビン（８）にて止めた後、点溶接ＯＱにより固定
して組立て、第８図のような設定バーのユニットと［７
て保持金具（１＞、（１１をビン穴θ１．０傷、ビン（
８）。

（８）を中心としてα度可動にしたことを特徴としてい
る。

又、第１３図に示した保持金具（１）、（１１は、第１
６図乃至第１８図に示す如く、板軸（ハ）を、馬蹄形状
の二枚の保持金具（１）ではさみ、点溶接（１４を施し
て組立て後、更に二枚の補強板（看ではさんで点溶接（
１５で止める。但し、板軸（ハ）に点溶接はしない。又
、二枚の保持金具（１）と二枚の補強板（６を同時に４
枚、点溶接ができれば、この方法でも良い。この保持金
具は管（９）、（９５の内径側切断部のパリよけ用溝−
を得る為に補強板（１を距離ｌたけずらせるが、小さく
しである。板軸（イ）は設定パー全体をプレートから加
工できることと、ビン（８）のように過度な力に対して
も曲がる心配がない特徴を持っている。以上が本発明の
構造である。

次に本発明において第８図、第９図及び第１０図の構造
における重要な点につめて記述する。

管と管を突き合わせて溶接する場合、実際においては、
同一サイズの筈である管もＪＩＳ規格の許容誤差範囲内
でわずかな肉厚の違い、管径のわずかな歪、管の内外径
の違い、これ等との相乗効果による原因のつかめない管
と管とのくい違い、例えば管運搬時の積重さねた状態で
の振動及び悪条件、例えば倉庫での積重ね保管取扱い方
、ある仏４′は”ＪＩＳ規格の規定対象部分外である定
尺管中間での切断管端の歪などもあシ、これ等の全てに
対処しなければならない。ルート間隔Ｑ７）は全周に渡
υはソ一定であると考えると、設定バー（２）、（２５
の巾は、このルート間隔αηよシ、管（９）、（９５の
溶接時の熱による膨張分子取外しの際のわずかな余裕分
だけ細くする必要がある。

溶接時、実際は管（９）、（９５の長手方向への膨張で
、ルート間隔（１７）はせはめられ、設定バー（２）を
管（９）。

（９）の管端が接触して押すよう々状態になるのである
が、溶接後冷えると取外しが可能な程度のすき間が得ら
れるわけである。従って溶接時には設定バー（２）は動
くことができないので、管の半径方向に対する管径、肉
厚、歪などに対して保持金具（１）はビン（８）或は板
軸（ハ）を中心に動込て、対処しなければならない。一
方、管（９）及び（９）の外径方向の膨張変化に対して
は、ボルト管（７）、管（４）及びボデー（６）がビン
（８５を中心に動いて対処しなければならない。このよ
うな機構がないと仮止め時において締付工具（３）のハ
ンドル（５）を楯作する時にも、跡一時の膨張による肉
厚の変化に対しても装置に無理な力がかかり設定バー（
２）は曲がったり、折れたシする。尚、仮止め時の締付
工具（３）の操作は、突合わせ段差が生じないように、
突合わせ部分の管円周に渡り段差が平均になるよう夫々
の装置のハンドル（５）で操作調整する。従って、この
機構は本発明に於ける装置の最も重要な部分である。

一般に管のルート間隔αηには５−２ＭＷ１と４．３罰
の二種類の寸法があり、一般的である。この発明の装置
もこの二種類に対応できるように発明がなされている。

溶接箇所一箇所に３〜６ケ使用すると考えて二種類の寸
法のものに夫々専用装置を製作すれば、かがりの数量を
必要とするので設定バー（２）、或は（２Ｓだけを必要
に応じて交換することで装置本体の製作数を半分に減ら
すことができる。本発明の装置は設定バーの交換が可能
である。勿論、機能的にも充分であり、ルート間隔及び
、突合わせ段差の調整、保持効果は優れている。

又、工事の際、この装置の数量はかなシ必要である。例
えば工事業者−社が保有するこの装置の数量は並列に作
業が行なわれると考えると莫大な数になる。又、従来の
装置での工事施工の際の保持金具部品の折損による損失
は大であシ、本発明がこれを防止できることから、本発
明は技術的にも経済的にも効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の管溶接用仮止装置による管突合せ溶接を
示す側面図、第２図はこの発明による管溶接用仮止装置
を用いた管突合せ溶接を示す側面図、第３図はこの発明
によらない保持金具の部分側面図、第４図はこの発明に
よる仮止装置の側面図、第５図はボデー（６）の斜視図
、第６図は第５図のボデーの使用の一態様を示す側面図
、第７図はハンドル（イ）の正面図、第８図はこの発明
による仮止装置の一実施態様を示す縦断側面図、第９図
（イ）は第８図の線（ＩＸ−ＩＸ）に沿って見た部分横
断平面図、第９図（ロ）はその変形態様を示す同様な部
分平面図、第１０図は設定パー（２）に取シ付ける保持
金具の部品図、第１１図は第１０図の部品の組立完了状
態の保持金具（１）の正面図、第１２図はその側面図、
第１３図は設定パーユニットの側面図、第１４図はその
上半部分の正面図、第１５図は第１４図の線（ＸＶ　−
ＸＶ　）に沿う横断平面図、第１６図は板軸による保持
金具を設けた設定バーの側面図、第１７図はそれに補強
板が加わった組立用部品を示す正面図、第１８図は組立
済設定バーの鈎爾図である。図面中、符号Ｑ）、（＋）は保持金具、（６は補強板、
（２）、（２５は設定バー、（３）は締付工具、（４）
は管、（４）は設定バーの取付柄、（５）はハンドル、
（６）はボデー、（６１は脚、（７）はボルト管、（８
）、（８５はピン、（９）、（９５は管、ａ、ｃｏ、ａ
ｄ、α４は点溶接、（１１）、α６はイモねじ状溝、（
イ）はパリよけ用溝、（至）は礎石、α４はビス、（至
）は操作用切欠部、（至）は穴、αηはルート間隔、（
至）はブリッヂ、ａ＊、ａｄはピン穴、（１）はハンド
ル用ねじ穴、（ハ）は穴、（イ）は保持金具方向設定兼
装置取付取外し用ハンドル、翰は操作用ボックス、（ハ
）ハ溝、（ハ）は板軸、（ハ）は馬蹄形状板、關はパリ
よけ用溝、翰はイチョウ葉形状板、に）はピン取付部分
、翰。（７）、０１）は設定パー取付柄、（２）は補助ボルト
、固は補助ボルト用ねじ穴、（至）は管、継手又は弁で
ある。特許出願人　株式会社三興製作所第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）二つの管（９）と（９）とを溶接用間隔α力をあ
けて仮溶接するため、これ等二つの管（９）、（９５に
またがるボデー（６）と、このボデー（６）の中央に設
けた穴（至）に前記間隔Ｑ７’ｌに対して進退するボル
ト管（７）と、このボルト管（７）に摺動可能に嵌合さ
れたスリーブ（４）と、その上下端近くに内端取付柄部
分が嵌合されてビン（８５，（８５で夫々枢着された二
つの間隔設定バーと、前記設定バー（２）、（ｚ’ｒの
外端部分に前記管（９）、（９５間及びボルト管（７）
の外端にまたがシ揺動可能にビン（８）、（８）で枢着
された夫々の保持金具（１）、（１５と、前記ボデー（
６）の背ｉ側でボルト管（７）に螺合した締付工具（３
）とより成シ、前記保持金具（１）とその近くの設定バ
ー（２）の厚さが前記管溶接用間隔ａηより小さく形成
された管溶接用仮止装置。
（２）　前記スリーブ（４）にビン（８′）、（８５で
枢着される設定バー（２）、（２５の内端部分が円形成
は楕円又は矩形である特許請求の範囲第１項記載の管溶
接用仮止装置。
（３）前記保持金具（１）、（１１がイチョウ葉形であ
シ。前記ビン（８）、（８）の代わシに円形板軸（２）であ
る特許請求の範囲第１項記載の管溶接用仮止装置。
（４）前記ボデー（６）の脚部（６５に磁力を有する穴
明き円柱（至）がビスＱ４によシ取付けられていること
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の管溶接用仮止
装置。
（５）前記イチョウ葉形保持金具（１）、（Ｉｓが円形
板軸（イ）の両側に回動自在に嵌合され、その外側に補
強＠　（在（１’５が管（（＋）、（９５の圧接面よシ
距離ｌたけ後退させ、管（９）、（９５の端部に形成さ
れたパリをよけるパリよけ部−が形成された前記特許請
求の範囲第３項記載の管溶接用仮止装置。