JPS6019617B2 - マグネトロンの陽極製造方法 - Google Patents
マグネトロンの陽極製造方法Info
- Publication number
- JPS6019617B2 JPS6019617B2 JP9156479A JP9156479A JPS6019617B2 JP S6019617 B2 JPS6019617 B2 JP S6019617B2 JP 9156479 A JP9156479 A JP 9156479A JP 9156479 A JP9156479 A JP 9156479A JP S6019617 B2 JPS6019617 B2 JP S6019617B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anode
- vane
- magnetron anode
- casting
- magnetron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はマグネトロン陽極の構造に関するものである。
一般に、マグネトロンはごく身近には電子レンジに使用
されており、電子の周回運動による発振を利用して極超
短波を出力するものである。この場合、実際上電子を放
射する陰極と、この陰極からの電子軌道を制御するため
永久磁石と、共振に関与する陽極空胴を形成しているベ
インと、この空耳同に結合する出力アンテナとが必要で
あり、具体的には第1図に示す陽極構造を探る。第1図
は従来のマグネトロン陽極の一部のみを示すものであり
、同図において、円筒形の陽極1にはその円筒中心に向
って複数枚のベイソ2が設けられ、共振空胴を形成し、
マグネトロンの中心部に位置する陰極(図示せず)とベ
イン2の先端との間で形成される作用空間において、外
部の磁石(図示せず)からの磁力線により、陰極からの
熱電子を旋回運動させマイクロ波が発生する。
されており、電子の周回運動による発振を利用して極超
短波を出力するものである。この場合、実際上電子を放
射する陰極と、この陰極からの電子軌道を制御するため
永久磁石と、共振に関与する陽極空胴を形成しているベ
インと、この空耳同に結合する出力アンテナとが必要で
あり、具体的には第1図に示す陽極構造を探る。第1図
は従来のマグネトロン陽極の一部のみを示すものであり
、同図において、円筒形の陽極1にはその円筒中心に向
って複数枚のベイソ2が設けられ、共振空胴を形成し、
マグネトロンの中心部に位置する陰極(図示せず)とベ
イン2の先端との間で形成される作用空間において、外
部の磁石(図示せず)からの磁力線により、陰極からの
熱電子を旋回運動させマイクロ波が発生する。
しかるに該ベイン2に一端を固着し発生するマイクロ波
をマグネト。ン出力部へ伝搬する出力アンテナ3がある
。このような構造のマグネトロン陽極の製造過程におい
て、従来から製作されている方法としては円筒1と、板
材からプレス打抜き成型されたベイソ2と、出力アンテ
ナ3をそれぞれ別々に作成し第1図a,bに示すように
組立てられ各接合部はろう材を供給し、組立治具(図示
せず)に組込み、酸化防止のため水素雰囲気炉中で拡散
ろう付けする。また一方円筒1と複数枚のベイソ2が一
体化された形、すなわち無酸素鋼材を用いて、冷間ある
いは熱間にて、プレス押出し成型法によろいわゆる塑性
加工法がある。前者は高価なろう材を円筒1とベイン2
、またベイン2と出力アンテナとを接着するのに多量に
必要とする外、精密に仕上げるため治具を必要とする。
そして量産時にこのろう付部がろう材の流れ不足あるし
、はろう付け位置ずれなど不具合の点があった。また後
者は寸法精度的には高いものが得られるが非常に複雑な
製作工程をたどり材料の歩留まりが悪く、加工時間が長
いなどいづれも欠点があった。そこで本発明の目的は、
これらの問題点を解決する方法として鋳造加工法を活用
して円筒とベインと出力アンテナの3者を一体化し得る
ことにある。
をマグネト。ン出力部へ伝搬する出力アンテナ3がある
。このような構造のマグネトロン陽極の製造過程におい
て、従来から製作されている方法としては円筒1と、板
材からプレス打抜き成型されたベイソ2と、出力アンテ
ナ3をそれぞれ別々に作成し第1図a,bに示すように
組立てられ各接合部はろう材を供給し、組立治具(図示
せず)に組込み、酸化防止のため水素雰囲気炉中で拡散
ろう付けする。また一方円筒1と複数枚のベイソ2が一
体化された形、すなわち無酸素鋼材を用いて、冷間ある
いは熱間にて、プレス押出し成型法によろいわゆる塑性
加工法がある。前者は高価なろう材を円筒1とベイン2
、またベイン2と出力アンテナとを接着するのに多量に
必要とする外、精密に仕上げるため治具を必要とする。
そして量産時にこのろう付部がろう材の流れ不足あるし
、はろう付け位置ずれなど不具合の点があった。また後
者は寸法精度的には高いものが得られるが非常に複雑な
製作工程をたどり材料の歩留まりが悪く、加工時間が長
いなどいづれも欠点があった。そこで本発明の目的は、
これらの問題点を解決する方法として鋳造加工法を活用
して円筒とベインと出力アンテナの3者を一体化し得る
ことにある。
以下本発明の詳細について説明する。第2図に示したよ
うに、円筒1、ベィン2、出力アンテナ3とを鋳造によ
り作成し、一体化したものである。まず本発明の特徴と
する鋳造法は、精密さを要求できるダィキャスト法など
金型を利用して、溶融金属を圧入する精密鋳造であるこ
とが必要条件である。
うに、円筒1、ベィン2、出力アンテナ3とを鋳造によ
り作成し、一体化したものである。まず本発明の特徴と
する鋳造法は、精密さを要求できるダィキャスト法など
金型を利用して、溶融金属を圧入する精密鋳造であるこ
とが必要条件である。
鋳造金属材料としては、従来の陽極に用いられている鋼
材では融点が高いのできわめて特殊な金型を用いなけれ
ばならない、そこで本発明の精密鋳造用の材料としては
融点の低いアルミニウム合金が望ましい。
材では融点が高いのできわめて特殊な金型を用いなけれ
ばならない、そこで本発明の精密鋳造用の材料としては
融点の低いアルミニウム合金が望ましい。
アルミニウム母材に鋼材を8%含有したいわゆるアメリ
カ合金、あるいは同様にシリコンを13%含有したシル
ミン、あるいはシリコン6%、鋼材4%とを含有したラ
ゥタルなどが適する。これらの材料は機械的強度および
溶融金属の流動性を良好ならしめ、かつ熱せい性をも減
少させるなどすぐれた性質を有している。
カ合金、あるいは同様にシリコンを13%含有したシル
ミン、あるいはシリコン6%、鋼材4%とを含有したラ
ゥタルなどが適する。これらの材料は機械的強度および
溶融金属の流動性を良好ならしめ、かつ熱せい性をも減
少させるなどすぐれた性質を有している。
さらにはアルミニウム合金に、マグネシウム0.05〜
0.1%、鉄1.3〜1.5%など徴量の添加により銭
肌の美しいものが得られる。以上のような金属材料を用
いてマグネトロンの陽極を精密鋳造することによって、
円筒1、ベィン2、出力アンテナ3なるものが容易に一
体化され、しかも鋳造する時、すなわち金型に溶融金属
の圧入経路がそのまま出力アンテナとなるように設けれ
ば、材料の節約につながる。
0.1%、鉄1.3〜1.5%など徴量の添加により銭
肌の美しいものが得られる。以上のような金属材料を用
いてマグネトロンの陽極を精密鋳造することによって、
円筒1、ベィン2、出力アンテナ3なるものが容易に一
体化され、しかも鋳造する時、すなわち金型に溶融金属
の圧入経路がそのまま出力アンテナとなるように設けれ
ば、材料の節約につながる。
以上述べたように本発明は出力アンテナを溶融金属の圧
入経路として共用しマグネトロンの陽極の円筒部および
ベインとを一体化して、鋳造することにより、材料の節
約、組立不良などをなくすることができる。以上のごと
く本発明による高価なるろう材を使用することなく、ま
た精密組立する治具も不要であり、量産する場合の歩留
まりも向上するなどその効果は大である。
入経路として共用しマグネトロンの陽極の円筒部および
ベインとを一体化して、鋳造することにより、材料の節
約、組立不良などをなくすることができる。以上のごと
く本発明による高価なるろう材を使用することなく、ま
た精密組立する治具も不要であり、量産する場合の歩留
まりも向上するなどその効果は大である。
第1図a,bは従来のマグネトロン陽極の上面図および
横断面図、第2図は本発明によるマグネトロンの陽極の
横断面図である。 1・・・・・・円筒形の陽極、2・・・・・・ベイン、
3・・…・出力アンテナ。 菊’図 弟2図
横断面図、第2図は本発明によるマグネトロンの陽極の
横断面図である。 1・・・・・・円筒形の陽極、2・・・・・・ベイン、
3・・…・出力アンテナ。 菊’図 弟2図
Claims (1)
- 1 円筒形の陽極内側へ放射状に配置された複数枚のベ
インと、該ベインの適当な位置に配設されたマイクロ波
出力アンテナを有するマグネトロン陽極の製造において
、前記陽極をアルミニウム合金を用い前記円筒と前記ベ
インと前記アンテナを鋳造加工により同時に一体成形す
ることを特徴とするマグネトロン陽極製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9156479A JPS6019617B2 (ja) | 1979-07-20 | 1979-07-20 | マグネトロンの陽極製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9156479A JPS6019617B2 (ja) | 1979-07-20 | 1979-07-20 | マグネトロンの陽極製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5533793A JPS5533793A (en) | 1980-03-10 |
JPS6019617B2 true JPS6019617B2 (ja) | 1985-05-17 |
Family
ID=14030000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9156479A Expired JPS6019617B2 (ja) | 1979-07-20 | 1979-07-20 | マグネトロンの陽極製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6019617B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100519340B1 (ko) | 2003-01-16 | 2005-10-07 | 엘지전자 주식회사 | 마그네트론용 소형 아노드 |
WO2004090929A1 (en) * | 2003-04-14 | 2004-10-21 | Bon-Su Ku | Anode for magnetron in microwave oven, manufacturing method of the same and forming apparatus for thereof |
-
1979
- 1979-07-20 JP JP9156479A patent/JPS6019617B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5533793A (en) | 1980-03-10 |
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