JPS6019581Y2 - 嫌気性菌を処理したり培養したりするための装置 - Google Patents

嫌気性菌を処理したり培養したりするための装置

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JPS6019581Y2
JPS6019581Y2 JP16991481U JP16991481U JPS6019581Y2 JP S6019581 Y2 JPS6019581 Y2 JP S6019581Y2 JP 16991481 U JP16991481 U JP 16991481U JP 16991481 U JP16991481 U JP 16991481U JP S6019581 Y2 JPS6019581 Y2 JP S6019581Y2
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JP
Japan
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oxygen
treating
anaerobic bacteria
electrochemical
short circuit
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JP16991481U
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JPS5873499U (ja
Inventor
寿士 工藤
寿 塚本
雄耕 藤田
Original Assignee
日本電池株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は酸素を含む混合ガス中の酸素のみを、電気化学
的に分離除去する機能を有するいわゆる電気化学的脱酸
素装置を装備した嫌気性菌を処理したり培養したりする
ための装置の改良に係り、その目的とするところは該装
置内を嫌気性雰囲気に保ったま)で硫化水素吸収剤の交
換を可能ならしめんとするにある。
一般に、嫌気性菌を処理したり培養したりするための装
置として嫌気性グローブボックスが用いられる。
従来の嫌気性グローブボックスに於てはその内部を嫌気
性雰囲気即ち、無酸素雰囲気にし、かつそれを保持する
手法として外部より注入した水素をパラジウムなどの触
媒上で酸素と反応させ該酸素を水として除去する。
いわゆる触媒法を採用していた。
これに対し、本願出願者等は酸素を電気化学的に還元し
得るガス拡散電極を用いたいわゆる電気化学的脱酸素装
置による方法を提案した。
この方法は、水素を使う必要がないため、安全なこと及
び電源スィッチを入れるだけで脱酸素が可能なこと、と
いう大きな長所を持っている。
上記電気化学的脱酸素装置の構造と機能とを説明するた
め、以下、図面に沿って述べる。
第1図は、電気化学的脱酸素装置の断面構造略図であり
、図に於て、1は燃料電池などの技術で公知の酸素を電
気化学的に還元し得るガス拡散電極、2は白金とイリジ
ウムとの複合酸素化をコーティングしたチタン板からな
る酸素発生電極、3は5規定の硫酸電解液、4はABS
樹脂からなる電槽、5は酸素発生電極2表面で発生した
酸素を系外へ導出するための酸素導出口、6はガス室、
7はガス循環用エアーポンプ、8は系内を大気圧に保つ
ための均圧装置、9,9′は脱酸素すべきグローブボッ
クス(図には示されていない)に連結する軟質塩化ビニ
ール酸の接続管、10は直流電源装置である。
気密室、例えばグローブボックス内を脱酸素する際には
、まず該グローブボックスとガス室6とを接続管9,9
′を用いて接続する。
次いで循環用エアーポンプ7を作動させて、グローブボ
ックス内の酸素を含む混合ガスをガス室6に導き、ガス
拡散電極1に接触させつ)、該ガス拡散電極1を陰極、
酸素発生電極2を陽極として、両電極間に直流電圧を印
加すると、 陰極では 02+4H”+48− →2H20(1)陽
極テハ2H20+02↑+4H”十七−(2)なる反応
が起こり、陰極では酸素が還元消費され、陽極では酸素
が発生する。
発生した酸素は電解液3中を気泡となって(ぐり抜け、
酸素導出口5から系外へ排出除去される。
この時排出除去される酸素用だけ系内が負圧になるので
均圧装置8が働いて大気を取り入れ系内を常に常圧に保
つ。
とり入れられた大気中の酸素も陰極で還元して除去され
る。
かくしてグローブボックス内の酸素は火弟にその濃度を
減じて行き、やがて無酸素雰囲気になる。
グローブボックス内を嫌気性雰囲気のま)保持したい場
合には上記電気化学的脱酸素装置のスイッチを入れたま
)にしておけばよい。
一方、嫌気性菌は、その培養中に硫化水素を出すことが
知られており、該硫化水素が前記ガス拡散電極1に接触
すると、該ガス拡散電極上に担持された白金などの触媒
が不活性化し、電気化学的脱酸素装置の脱酸素スピード
は大幅に低下する。
これを防ぐためには、硫化水素を含むガスが、ガス拡散
電極に接触する前に、該硫化水素を完全に除去する必要
がある。
本願出願者等は先に炭酸鉛を充填した硫化水素吸収カラ
ムを、ガス室6の循環ガス入口の前に配し、該吸収カラ
ムで完全に硫化水素を吸収除去されたガスのみが、ガス
拡散電極に接触するようにした装置を提案した。
この装置に於て、上記硫化水素吸収カラムは極めて有効
に作用し、ガス拡散電極ひいては電気化学的脱酸素装置
の寿命を大幅に延長するものであるが炭酸鉛あるいはカ
ラムを交換する時、カラム内の空気がグローブボックス
に循環して行き、短時間ではあるが嫌気性雰囲気をくず
すという難点をも持っている。
グローブボックスがカラムに対して非常に大きい場合に
は、このカラム中の空気はほとんど問題ないが、グロー
ブボックスが比較的小さな場合には、この空気中に含ま
れる酸素が雰囲気内の酸素濃度を高めて、培養中の嫌気
性菌に悪影響を及ぼす。
本考案は、先に提案した装置のか)る欠点を除去するも
のであり、以下、本考案の一実施例にかかる嫌気性グロ
ーブボックスについて図面に沿って詳述する。
第2図は本考案にかかる電気化学的脱酸素装置を備えた
嫌気性グローブボックスの断面構造略図であり、図に於
て1は第1図に示した電気化学的脱酸素装置、2は軟質
塩化ビニール酸の気密室11、実験器材を出し入れする
ための予備室12及びゴム手袋13からなるグローブボ
ックス、14は炭酸鉛を充填した硫化水素吸収カラム、
15は上記カラム14と気密室2との間で接続管9゜9
′を短絡する短絡管、16a、16b、及び16Cはバ
ルブである。
通常、バルブ16aは閉じ、バルブ16b及び16cは
開いておき、グローブボックス2内を電気化学的脱酸素
装置1で脱酸素しつづける。
硫化水素吸収カラム14内の炭素鉛が硫化水素を吸収し
て黒変したら新しい炭酸鉛と交換するわけであるが、そ
の手法は、まず電気化学的脱酸素装置1を止め、バルブ
16b及び16cを閉め、欠いて吸収カラム14を接続
管9から切り離す。
カラムに新しい炭酸鉛を充填した後、これを再度接続管
9につなぎ、今度はバルブ16aを開いて電気化学的脱
酸素装置1を作動させる。
この操作によりカラム14の中の空気は接続管9,9′
及び短絡管15内を循環しながら脱酸素される。
上記脱索が完了したらバルブ16b及び16cを開き次
いでバルブ16aを閉じれば、本装置はもとの状態に復
帰したことになる。
もちろんカラム14内の酸素は除去されるので炭酸鉛の
交換に伴なうグローブボックス内の酸素濃度の上昇はあ
り得ない。
以上詳細した如く、本考案はグローブボックス内を完全
に嫌気性雰囲気に保ったま)炭酸鉛などの硫化水素吸収
剤を交換することの可能な電気化学的脱酸素装置を備え
た嫌気性菌を処理したり培養したりするための装置を提
供するものであり、その工業的価値極めて犬である。
【図面の簡単な説明】
第1図は電気化学的脱酸素装置の断面構造略図である。 第2図は本考案にかかる嫌気性グローブボックスの断面
構造略図である。 1・・・・・・ガス拡散電極、2・・・・・・酸素発生
電極、3・・・・・・硫酸電解液、4・・・・・・電槽
、5・・・・・・酸素導出口、6・・・・・・ガス室、
7・・・・・・ガス循環用エアーポンプ、8・・・・・
・均圧装置、9,9・・・・・・接続管、10・・・・
・・直流電源装置、1・・・・・・電気化学的脱酸素装
置、業・・・・・・グローブボックス、11・・開気密
室、12・・・・・・予備室、13・・・・・・ゴム手
袋、14・・・・・・硫化水素吸収カラム、15・・・
・・・短絡管、16a、16b、16c・・・・・・バ
ルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 酸素を電気化学的に還元し得るガス拡散電極を陰極とし
    、酸素発生電極を陽極とし、硫酸、炭酸カリあるいは陽
    イオン交換膜を電解質とする電解槽、ガス循環用エアー
    ポンプ、系内を大気圧に保つための均圧装置及び直流電
    源装置とから基本的に構成される電気化学的脱索装置1
    を2本の接続管9,9′でもって気密室2に連結してな
    る嫌気性菌を処理したり培養したりするための装置に於
    て、上記2本の接続管9,9′を気密室2と硫化水素吸
    収カラム14との間で短絡管15でもって短絡せしめ、
    該短絡管15及び上記2本の接続管9.9′の各各にハ
    /L/ブ16a、16b及び16Cを設けたことを特徴
    とする嫌気性菌を処理したり培養したりするための装置
JP16991481U 1981-11-13 1981-11-13 嫌気性菌を処理したり培養したりするための装置 Expired JPS6019581Y2 (ja)

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JPS5873499U JPS5873499U (ja) 1983-05-18
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JPS5873499U (ja) 1983-05-18

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