JPS6019550Y2 - 脱穀機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、脱穀機における吸引ファンの吸込口部分にお
ける排塵つまりを防止することを目的とするものである
。

本考案は、ふるい線のうち吸引ファン側の１本を他のふ
るい線よりも短かくし且つ吸引ファンの吸引口にのぞま
せ、吸引口におけるブリッジ現象による排塵つまりを無
くし、排塵の吸引を良好にするものである。

以下、図面に示す実施例にもとづいて説明する。

脱穀機の縦断面を示す第１図を参照して、１は扱室、２
はクリンプ網、３選別風を起風するための横断流ファン
、４は一番室、５は二番室、６は揺動選別装置、７は吸
引ファンであり、揺動選別装置６は、流穀板８、ストー
ロラツク９、グレンシーブ１０、ふるい線１１等より構
成されることは、公知の脱穀機と同様である。

本考案は、上記のふるい線１１について、吸引ファン側
のふるい線１２を、他のふるい線よりも短かくするとと
もに、その端部１２ａを上方へ向は彎曲させて吸引ファ
ン７の吸ロアａの中心より下方部分にのぞませるもので
あ。

なお、実施例においては、ふるい線１２の端部１２ａを
、上方へ向は彎曲させるだけでなく、更に、吸引ロアａ
に向は彎曲させている（第２図参照）。

脱穀作業にあたっては、揺動選別装置６の揺動運動に伴
って、ふるい線１１および１２は第３図に矢印Ａおよび
Ｂで示すごとく移動し、〔ふるい線１２の端部は吸引ロ
アａの側方またはその近傍で軌跡Ｓで示す如く移動する
〕、短かいふるい線１２は他のふるい線１１と離れ且つ
吸引ロアａに接近しているので、麦刈り等で特に長い稈
切れが吸い込まれた場合等に従来は吸引口でブリッジと
なり詰りを発生することがあったがブリッジとなった稈
はふるい線１２の揺動により動かされて姿勢を変化し吸
引口へ吸引されやすい姿勢となり吸引口に吸込まれる。

本考案は、上述したように、他のふるい線よりも短かく
且つ端部を吸引口にのぞませたふるい線を吸引ファン側
に設けたから、吸引口で稈のブリッジによる詰りの発生
を防ぎ常に良好な排塵吸引作用を維持することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案を実施した脱穀機の縦断面図である。 第２図は、揺動選別装置の平面図である。 第３図は、ふるい線の斜視図である。６・・・・・・揺
動選別装置、７・・・・・・吸引ファン、７ａ・・・・
・・吸引口、１１・・・・・・ふるい線、１２・・・・
・・吸引ファン側のふるい線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 揺動選別装置におけるふるい線の吸引ファン側の側端に
   位置する少なくとも１本を、他のふるい線よりも短かく
   し且つその端部を吸引口にのぞませたことを特徴とする
   脱穀機。