JPS60191988A

JPS60191988A - 中型鉄塔建方用簡易クレ−ン

Info

Publication number: JPS60191988A
Application number: JP4846084A
Authority: JP
Inventors: 登五十畑; 大嶋　敏治; 元生鈴木
Original assignee: TOMOEGUMI GIKEN KK
Current assignee: TOMOEGUMI GIKEN KK
Priority date: 1984-03-14
Filing date: 1984-03-14
Publication date: 1985-09-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉この発明は、鉄塔、特に中型鉄塔の建方に使用する中型
鉄塔建方用簡易クレーンに関するものである。

くこの発明が解決すべき問題点〉鉄塔建方クレーンとしては、鉄塔の塔内中央部に直立す
るポストを有し、その頭部にジブを備えるものがあるが
、この方法では、ポストの長さが鉄塔の高さ程度まで必
要となる。

このため、多量のポスト材の現地への搬入、並びに、建
方終了後の搬出に伴う運搬費や建設費を要する。また、
クレーン自体の価格も高価になる。

その他の方法としては、大口径パイプ−木柱又は二本柱
で構成されるいわゆる環境調和型鉄塔の建方に用いられ
、ポスト材に沿ってクレーン自体が昇降する方式がある
が、この方法は大口径パイプ鉄塔に使用されるもので、
四本柱中盤鉄塔には適用できなかった。

そのため、小型、軽量の簡易クレーンが望まれていた。

〈発明の目的〉この発明は前述のような要請に基づいて提案されたもの
で、その目的は、小型、軽量で安全性、操作性に優れ、
低コストで建方を行ない得る中型鉄塔建方用簡易クレー
ンを提供することにある。

〈発明の構成〉この発明に係る中型鉄塔建方用簡易クレーンは、鉄塔の
一本の主柱材に沿って尺取虫方式で上昇しつつ鉄塔を構
築する簡易クレーンであって、ジブクレーンと、このジ
ブクレーンの基部に垂設された所定長さのポストと、こ
のポストに沿って上下動自在とされた二つの移動部材と
、この二つの移動部材および前記ポストを昇降させる昇
降装置と、前記二つの移動部材および前記ポストの下部
に軸着されるとともに主柱材に着脱自在に固定される固
定部材と、ポストが取付けられる主柱材に隣接する主柱
材と前記固定部材とを着脱自在に連結する支持材とを備
え、クレーンによって発生する水平力を直接鉄塔主柱材
にねじれ表して伝わらない構造とすることによりクレー
ン自体の構造を簡略化することができ、小臘、軽量化が
図れる。

〈実施例〉以下、この発明を図示する実施例に基づいて説明する。

第１図、第２図に示すように、鉄塔の一本の主柱材Ｐ１
に沿って尺取虫方式で上昇しつつ鉄塔を構築する簡易ク
レーンであって、ジブクレーン１と、このジブクレーン
１の基部１Ａ＆こ垂設された所定長さのポスト２と、こ
のポスト２に沿って上下動自在とされた二つの移動部材
６，４と、この移動部材３μおよびポスト２を昇降させ
る昇降装置５と、移動部材３，４およびポスト２の最下
部に軸着されるとともに主柱材Ｐに着脱自在に固定され
る固定部材６．７．８と、主柱材Ｐ１に隣接する主柱材
Ｐ２．Ｐ５と固定部材６，７とを着脱自在に連結する支
持材９とを備えている。

移動部材５，４は、第３図、第４図に示すように、ポス
ト２を取囲む形状でポスト２を摺動するかあるいは案内
ローラ（図示省略）で転動する構成となっている。

固定部材６，７．８は、第３図ないし第６図に示すよう
に、主柱材Ｐがパイプの場合には、抱持体１０と、この
抱持体１０にボルト・ナツト１１により締結体１２とか
らなり、第６図に示すように、鉄塔に予め固定されたピ
ース１３あるいはステップ金具の上に載置させるかボル
トにより支持させる。

このような固定部材６，７．８と移動部材３，４および
ポスト２の最下部とは、主柱材Ｐ１とポスト２との距離
を調整し得る位置調整装置１４を介して接続され、後述
するようなベント点を通過できるようにされている。

この位置調整装置１４の先端は、締結体１２にピン１５
を介して軸着されクレーン本体が水平方向に揺動自在と
され、支持材９により水平方向の支持を行なうようにさ
れている。

クレーンを主柱材に剛に取付けた場合、クレーン稼動時
に荷を横吊りしたり風荷重を受けた時に、当然ねじれが
かかり、アングル鉄塔などでは、主柱材自身がこのねじ
れに対して充分な耐力を持たない危険性があるが、本発
明のようにピン結合とすれば鉄塔主柱材にはねじれが生
じない構造となっている。

その代わり、荷吊り作業時のねじれは支持材９で吸収す
るようにされ°Ｃいる。

支持材９は、第３図、第４図に示ｒように、鋼管であり
、基端９ａが二股に分岐され、移動部材３，４の上下に
水平方向に突設された支持ブラケット１６の先端に軸着
され、水平方向に旋回自在とされている。

また、支持材９の先端部には、先端側からノ員に、主柱
材Ｐ１と同様の固定部材６、ターンバックル１７、ピン
とピン孔による長さ調整部材１８、ジヨイントパイプ１
９が設けられ、主柱材Ｐ２．Ｐ！、への着脱、長さ調整
および張力の導入がなされる。

ここで、支持材９は、剛な部材としたがワイヤロープで
もよい。ただ、剛な部材の場合には、ワイヤロープのよ
うに下へ垂れ下がるようなことがないので主柱材Ｐ２．
Ｐ３への着脱が容易であるという利点がある。

次に、昇降装置５は、第１１図に示すようにポスト２の
最下部の上面に設置され、ポスト２および上部の移動部
材５を上昇させるウィンチ２０と、上部の移動部材３の
下面に取付けられ下部の移動部材４を上昇させるウィン
チ２１を備えている。

ウィンチ１９のチェーン２２は、その一端が上部の移動
部材３の上面に固定され、ボスト２上部のスプロケット
２３、ウィンチ２０を介して他端が移動部材ろの下面に
固定されている。

ウィンチ２１のチェーン２４は、下部の移動部材４の上
面に取付けられている。

なお、この昇降装置５は、このようなウィンチとチェー
ンによる駆動機構１こ限らず流体圧シリンダ、ラックピ
ニオン方式なども考えられる。

次に、位置調整装置１４は、第５図、第９図。

第１０図に示すように、ピン１５が先端に取付けられる
摺動ロッド２５と、支持部材２６に固定され摺動ロッド
２５を摺動自在に支持するスリーブパイプ２７と、摺動
ロッド２５の基端に接続された移動・係止板２８と、一
端が支持部材２６に固定され他端が移動・係止板２８に
接続された左右一対の雄ねじ部材２９とを有し、ナツト
３０を回転させることにより移動・係止板２８を移動さ
せることにより摺動ロッド２５を出し入れするように構
成されている。

以上は主柱材がパイプの場合を示したが、主柱材がアン
グル材５１の場合には、固定部材６゜７．８は、第７図
１こ示すような形状となる。

さらに、第２図に示すように、ボスト２が対角線上に位
置するようにされているが、第８図に示すように、鉄塔
側面に寄った位置を昇降するようにしてもよい。このよ
うにすれば鉄塔のアーム部を通過することができる。

以上のような構成において次のような順序で上昇を行な
う。（第１２図参照）（１）　クレーン作業終了後、ボスト２最下部を開放す
る。

（Ｈ）　移動部材３，４を主柱材Ｐ１に固定した状態で
ボスト２を上昇させ、ボスト２の最下部を固定する。

（Ｉｌｌ）　下部の移動部材４を開放した後上部の移動
部材３の下部まで上昇させて固定させる。

（１■）上部の移動部材３を開放した後上昇させて固定
する。次いで、下部の移動部材４を開放し、上部の移動
部材３とポスト２の最下部とを主柱材Ｐ１に固定した状
態でクレーン作業が行なわれる。

ここで、下部の移動部材４の支持材９は、リフトアップ
時のみ使用され、クレーン作業時には上部の移動部材３
の支持材９により支持される。

次に、第１３図に示すのは、ベンド点Ｂを通過する場合
であり、それぞれベンド点Ｂの手前で位置調整装置１３
を調整して通過することになる。

〈発明の効果〉ｒ小器日日ｌ→　１リー小トろす「漕虚６）二ｆｒスの
で次のような効果を奏する。

（＋＞　特別なガイドレールを取付ける必要がなく、鉄
塔の一本の主柱材をガイドレールとして昇降させる構造
としたため、クレーンを小型、軽量とすることができる
。

（１１）　クレーンと鉄塔主柱材との接続をピン接合と
するとともにクレーンによって発生する水平力を直接支
持材により隣接する主柱材に支持させるようにしたため
、中型鉄塔を低コストで安全かつ確実に構築し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図は、この発明に係る簡易クレー
ンを示す斜視図、平面図、横断面図、第４図は第６図の
ＩＹ−ＩＴ線矢視図、第５図、第６図は鉄塔主柱材との
接続部分を示す横断面図、正面図、第７図は主柱材がア
ングル材の場合の接続部分を示す横断面図、第８図はク
レーンの配置の変形例を示す横断面図、第９図、第１０
図は位置調整装置を示す斜視図、横断面図、第４−１図
は昇降装置を示す側面図、第１２図（１）ないしＯｖ）
はクレーンの上昇方法を示す工程図、第１３図（１）な
いしくｖｌＯはクレーンのベンド点の通過を示す工程図
である。１・ｅジブクレーン、１Ａ・・基部、２・・ボスト、３
，４・・移動部材、５−・昇降装置、６．７．８・・固
定部材、９・・支持材、９ａ・・基端、１０・・抱持体
、１１・・ボルト・ナツト、１２−’締結体、１ろ・・
ピース、１４・・位置調整装置、１５・・ピン、１６・
・支持ブラケット、１７−−ターンバツクル、１８・・
長さ調整部材、１９・・ジヨイントパイプ、２０．２１
・・ウィンチ、２２・・チェーン、２３・・スプロケッ
ト、２４・・チェーン、２５・・摺動ロッド、２６・・
支持部材、２７拳・スリーブパイプ、２８・・移動・係
止板、２９・・雄ねじ部材、５０−・ナツト、５１・・
アングル材。第２図第３図第５図第７図第１２（ｉｉｉ）　（ｊｖ）十　舵に　ネ市　正　書（方式）昭和５９年　７月２５日特許庁長官　志賀　学　殿事件との関係　特許　出　願人氏　名４、代理人住　所　■１０７東京ＭＲ区赤坂６丁目５番２１号シャ
１−一赤坂電話（５８６）８７４１１１ｍ１１５９年　６月　２６　日（錠日）６、　補正
により増加する発明の数（１）明細書第１１頁第１行目〜第３行目までの「第１
３図（ｉ）な’Ｌ（ｖｉｉ　）はクレーンのヘンド点の
通過を示す工程図」を「第１３図は左から順にクレーン
のヘンド点の通過の様子を連続して示す概略図」と７１
１正する。（２）図面第１３図を別紙の通り補正する。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）鉄塔の一本の支柱材に沿って尺取虫方式で上昇し
つつ鉄塔を構築する簡易クレーンであって、ジブクレー
ンと、このジブクレーンの基部に垂設された所定長さの
ポストと、このポストに沿って上下動自在とされた二つ
の移動部材と、この二つの移動部材および前記ポストを
昇降させる昇降装置と、前記二つの移動部材および前記
ポストの下部に軸着されるとともに主柱材に着脱自在に
固定される固定部材と、ポストが取付けられる主柱材に
隣接する主柱材と前記固定部材とを着脱自在に連結する
支持材とを備えていることを特徴とする中型鉄塔建方用
簡易クレーン。