JPS60190902A - 片手用手動開閉傘 - Google Patents

片手用手動開閉傘

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JPS60190902A
JPS60190902A JP4734284A JP4734284A JPS60190902A JP S60190902 A JPS60190902 A JP S60190902A JP 4734284 A JP4734284 A JP 4734284A JP 4734284 A JP4734284 A JP 4734284A JP S60190902 A JPS60190902 A JP S60190902A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は片手で開閉レバーを操作して開閉傘可能な片
手用手動開閉傘に関するものである。
従来開傘スプリングを内蔵し握柄の押釦によりはじきを
操作して開傘させるジャンプ傘が普及しているが、荷物
を持っている場合や乗用車バス等に乗車する場合には、
閉傘操作を片手で行なうのに不便であった。
又、一旦開傘した傘を自動的に閉傘する発明についても
多数の方法が知られている。
例えば、特公昭48−28147号や特公昭50−79
85号公報に示されるように、開傘および閉傘用スプリ
ングを内蔵して握柄の操作釦により各スプリングの係止
をはづし開傘のみならず閉傘操作も行なえるように構成
したものが知られている。
この方法は閉傘した後に再び開傘する場合、開傘用スプ
リングを圧縮する操作を行なう等余計な操作が必要であ
った。又、構造も複雑になりそれに伴って重量が大きく
なるという欠点があった一方、握柄に開閉レバーを軸着
し該レバーを操作し、レバーに連結された作動杆を介し
て傘骨を動かして開閉傘する発明についても多数知られ
ている。この方法として、例えば、特公昭47−477
48号公報に示されるように握柄に装着した開閉レバー
と押釦を操作して内外二重に設けられた内柄管に固着し
た主ろくろと外柄管の上端に固着した固定ろくろとの間
隔を短縮して開傘し、又押長して親骨に連結したばねの
弾力をもって閉傘させるものが知られている。
この方法は内外二重管を必要とするため重量がかさむ、
複雑な係止機構を必要とするため構造が複雑になる。片
手で連結して開閉操作をくり返すのに不便である。開閉
レバーの操作力が比較的大きくなる等の欠点があった。
又、特公昭47−12158号公報に示される例では特
異な構成の支骨と牽引スプリング等を使用し、軸柄の手
許操作によって上下運動する作動杆に押下体、押上体を
連結し、補助支骨ろくろを押上押下するようにしたもの
が知られている。
この方法は傘骨の構造が複雑になり、一般に閉傘時より
も、主骨傘布等の重みに抗して操作する開傘時の方が、
大きな操作力を必要とするのにもかかわらず、開傘時に
作動杆を圧縮方向に操作する如く構成しているため、作
動杆ちして強固な剛体を必要とし、重量がかさむ等の欠
点があった。
又、特開昭56−27206号公報に記載されている例
では、握柄に第1リンクの他端および第2リンクの他端
の操作部を設け、片手で操作部を加圧することによりス
ライダーを介して傘骨を動かす方法が記載されているが
、この方法は操作板、係止用スイッチ等を含んだ操作部
およびリンク機構が複雑になり部品数が増加し、さらに
閉傘時に状態維持を行なうための掛止ストッパおよび引
きはブレスイッチ等を必要とし握柄部が長くなると共に
構造が複雑となり、スイッチおよび操作板を操作する時
に手をはさみやすく不安全である。スイッチを誤まって
操作した時、急に傘が動作を起し危険である等の欠点が
生じる。
本発明は、従来技術が持つ以上のような欠点を解消し、
構造を簡素化するために、開傘用スプリングを省略して
開傘レバーの手元操作で代替させると共に、閉傘用スプ
リングと支骨を弾性支骨で素用することで簡素化し、開
閉傘に要する手元操作力を軽快なものとし、特に係止機
構を設けることなく開傘、閉傘状態の保持を容易に行な
い、さらに部品数を少なくして組立作製を容易にし、軽
量で連続開閉操作の容易な、安全な傘を得ることを目的
とする。
以下、本発明に関する各実施例の構成および作用説明す
る。
第1図、第4図、第6図は本発明の実施例の開閉傘の閉
傘位置より開傘位置に至るまでの一組の傘骨の関連状態
を示し、第3図、第5図、第7図は各々第1図、第4図
、第6図の傘骨状態に対応した握柄の開閉レバーの作動
状態を示す。
本発明の開閉傘は傘の中心となる中空の軸管(1)が中
心に貫かれている。この軸管(1)のまわりにはその先
端から順次複数本の親骨(3)を回動自在に枢着する上
ろくろ(2)を固着し、その直下の軸管(1)の所要位
置に長手方向に長孔(8)を穿設し、下ろくろ(4)を
前記長孔(8)の穿設部分に摺動自在に摺嵌すると共に
軸管(1)内に配置された開閉連結具(9)の一端を前
記長孔(8)を挿通して該下ろくろ(4)に連結する。
開閉連結具(9)の一端と下ろくろ(4)の連結は第1
1図に拡大図示される如く、組立に際しては開閉連結具
(9)に端部を変形させ弾性を付与して軸管(1)内に
挿入する。開閉連結具(9)の先端に加工された円形部
(30)は軸管(1)内を滑動しながら進入し、自動的
に長孔(8)を介して下ろくろ(4)の穴(31)に挿
通する。該穴(31)部分より突出した前記円形部(3
0)に針金(図示省略)等を挿通して、下ろくろ(4)
の胴部に設けられた溝(32)にはめるように巻きしめ
ることにより簡便に連結且つ容易に組立て可能となる。
前述の連結方法によると、軸管(1)の片側のみに長孔
(8)を穿設すればよく軸管(1)の強度低下を最小限
に防止するように効果するが、第19図に図示される如
く、軸管(1)に長手方向に対称的にヵ所に穿設された
長孔(8)にピン(51)を挿通し、下ろくろ(4)に
貫通止着く開閉連結具(9)の一端を前記ピン(51)
に連結してもよいことは云うまでもない。又、他の連結
方法として、第12図に例示される如く、長孔(8)部
に、フランジ部(52)と穴部(34)を構成した軸管
(33)を摺嵌し、該軸管(33)に下ろくろ(4)を
嵌合し穴部(34)に連結環(35)を固着し、該穴(
34)に開閉連結具(9)の円形端部(30)を挿通し
連結環(35)と共に突出した円形部(30)に針金(
図示省略)等を挿入通して連結環(35)の溝部に巻き
しめる方法を選択してもよい。このようにすると、下ろ
くろ(4)が回転自由にまり受骨(5)とのコネを生じ
にくく、バランスしやすい効果を生じる。
開閉連結具(9)は、鋼線、平鋼線、丸棒、ステンレス
鋼線その他のばね用鋼材等を使用することが出来、その
形状、配設方法を任意に形成出来るが、特に本発明の構
成によると、軸管(1)の内側に適当な強度の細係鋼線
を後述する如く連結具(9)として選定することが可能
になり、軸管(1)に内蔵されることと相俟って該細径
鋼線の緊張時即ち開傘時のみならず弛緩時即ち閉傘時に
も屈折することなく目的を達することが出来る。
次に、下ろくろ(4)と親骨(3)の中心部の適所に止
着した枢着金具(33)との間に、受骨(5)を枢着連
結する。下ろくろ(4)の上下摺動範囲を制限するため
に長孔(8)下部の軸管(1)上の適所に、スットパー
(10)を固着する。但し、該ストッパー(10)は開
傘時に長孔(8)の下端部によって開閉連結具(9)の
端部が摺動制限されるのを利用して省略してもよい。軸
管(1)に対するストッパー(10)の固着位置は、後
述の開傘操作時に下ろくろ(4)を下方に摺動させた開
傘完了の状態に於いて、下ろくろ(4)の摺動限になる
と共に開傘状態が保持される位置即ち受骨(5)の先端
で親骨(3)を指示すると共に該受骨(5)の先端に中
心方向の力が働き、この力の釣合いによって開傘状態を
維持出来る位置に選ぶとよい。この安定な状態を得るに
は、下ろくろ(4)と受骨(5)の枢着部の位置が開傘
時の親骨(3)と受骨(5)の連結部(35)の位置よ
り若干下方に位置するように選定した方が効果的である
。又、第19図に例示する如くストッパー(10)直下
に、ばね(50)を配設し、該ばね(50)に抗して開
傘せしめ、第20図に図示する如く開傘完了時にばね(
50)の弾力を利用して、開傘状態の保持を補うように
、補助ろくろ(6)を下方に押し下げるよう機能さしね
てもよい。
次に、ストッパー(10)の下方において、軸管(1)
に補助ろくろ(6)を摺動自在に嵌合し、さらに補助ろ
くろ(6)を受骨(5)の適所に取着けた枢着金具(図
示省略)との間を弾性支骨(7)で回動自由に張設する
弾性支骨(7)は、第9図に示すように補助ろくろ(6
)の各切欠に2本づつの支骨(24)を抱合子(25)
のより合着して枢着し、抱合子(25)より前方は弧状
に反対方向に湾曲する湾曲部(26)を構成し、一方の
湾曲部(26)は隣接する弾性支骨(7)の湾曲部(2
6)と別の抱合子(25)をもって合着して受骨(5)
の枢着金具(図示省略)に枢着し、同様にして他方の湾
曲部(26)は反対側に隣接する弾性支骨(7)の湾曲
部(26)と抱合子(25)をもって合着する。然して
、支骨(24)を前述のように構成して得られる弾性支
骨(7)は、補助ろくろ(6)側を支点として弾性を骨
(7)の他端即ち受骨(5)側を常に縮閉するような傾
向を持つ。即ち閉傘しているとき各支骨(24)は殆ど
湾曲せずに直線状に伸長するが補助ろくろ(6)切欠位
置と受骨(5)への枢着位置とが交互にずれるため各支
骨(24)の湾曲部(24)には捩りモーメントが働き
、これが閉傘方向の弾力として作用し、さらにこの残弾
力により特に閉傘保持のために係止機構を設けることな
く閉傘時下ろくろ(4)を引き下げることにより受骨(
5)が下ろくろ(4)を中心として円弧状に張開し、親
骨(3)を張開方向に押し上げるのに伴って、弾性支骨
(7)を湾曲部(26)を拡大しながら張開し補助ろく
ろ(6)を軸管(1)に沿って直線的に上昇させる。こ
の湾曲による弾力と各支骨(24)に作用する捩りモー
メントが弾性支骨(7)の復帰力として蓄勢される。こ
の際、支骨(4)の形状を適当に選定すると、弾性支骨
(7)が張開に伴い徐々に蓄勢する弾力による抵抗の増
加、即ち開傘に要する手元操作力の増加を最小限にとど
め、且つ閉傘時に完全に閉傘し、さりに閉傘状態を維持
させるよう作用させることが可能である。
尚、支骨(24)の合着方法として、抱合子(25)を
使用せずに合着部分に小孔を穿孔し、かしめ材でかしめ
る方法等、任意の方法を選択する事が出来る。
次に、軸管(1)下部に握柄(12)を固着する。握柄
(12)には、第13図に図示される握り部(15)、
連結部(16)戻し指かけ部(17)の組合せよりなる
開閉レバー(13)軸着し、軸管(1)下部より突出し
た開閉連結具(9)の終端を連結部(16)の先端に枢
着する。
組立製作に際しては、握り部(15)と連結部(16)
をピン(51)により回動自在に連結する。さらに先端
に摺動ローラ(22)をピン(21)により装着し、開
閉連結具(9)の一端を枢着する穴(20)を穿孔した
該連結部(16)の先端を握柄(12)内の空胴部(1
8)に没入させ、一方握り部(15)の他端は軸心(1
9)のより握柄(1)の曲管部に軸着する。
このように構成すると、開閉レバー(13)は握り部(
15)を加圧することにより、第2図に図示される如く
握り部(15)の先端はa−b−c−d−eの軌跡を画
き、それに■なって連結部(16)の先端は空胴部(1
8)をa′−b′−c′−d′c′と各々対応した軌跡
を画いて摺動する。即ち握り部(15)先端の動きスト
ローグa−eに対し、連結部(16)の先端はa′−e
′のストロークを動くことになる。
さらに握り部(15)と握柄(12)の軸着位置を握柄
(12)の曲管部の適所に選定することにより、握り部
(15)の先端はストロークa−e即ちストロークLの
みならず上下方向にもストロークHを動くことになり、
連結部(16)の先端は、ほぼL+Hのストロークを動
きストロークが拡大するように作用する。
開閉レバー(13)には、さらに閉傘時該レバー(13
)を復動させるための戻し指かけ部(17)を構成する
。該戻し指かけ部(17)は第13図に例示する如く握
り部(15)先端を曲げた形状にしてもよく、第14図
に例示する如く閉じた形状としてよく、さらに第15図
に例示する如く握り部(15)の背面部に凹部を構成す
ることで機能させてもよい。
このことにより、握柄(12)と開閉レバー(13)を
同時に握り、はさみやペンチ等を操作する要領で該レバ
ー(13)を加圧復動させることにより簡便に開閉傘操
作を行なうことが可能になる。
開閉レバー(13)の連結部(16)の先端に穿設され
た穴(20)と下ろくろ(3)の間には、前述の如く開
閉連結具(9)を軸間(1)内を挿通して配設する。さ
らに該開閉連結具(9)の任意位置にレバー変位機構(
11)を配設する。
レバー変位機構(11)の一実施例として、次のものが
考えられる。該機構(11)は第10図に拡大図示され
る如くコイルばね(27)とストッパー(28)の内側
に両端より挿入し、その各々の先端を180度折り曲げ
て係止部(24)を構成している。さらに開閉連結具(
9)の任意の一方にストッパー(28)を固着する。
このように構成したレバー変位機構(11)は開閉連結
具(9)に開傘時の引っ張り応力が生じるとコイルばね
部(27)が圧縮限でばね同志の接着により圧縮制限さ
れるまで変形される如くストロークを伸長させる。又、
閉傘時の圧縮応力が生じる場合は、片方の連結具(9)
に固着されたストッパー(28)を他方の連結具(9)
の先端係止部(29)が衡止するためストロークが変化
しない。
さて、ここで前述のように構成したレバー変位機構(1
1)と開閉レバー(13)の相互作用につき第2図に基
いて詳述する。
第2図に図示される構成の開閉レバー(13)を使用す
ると、握り部(15)に対する加圧力が連結部(16)
先端の引っ張り力に変換される場合、連結部(16)の
先端が位置a′より順次c′に変位する程大きくなる性
質が得られる。一方、開傘に要する開閉連結具(9)の
引っ張り力は第1図に図示される閉傘状態が意と番重く
、第4図、第6図に図示される状態に傘骨の関連状態が
変化するに伴って軽くなる傾向を有する。挽言すれば、
閉傘状態より開傘動作初期状態において、開閉連結具(
9)に引っ張り力が加わるとレバー変位機構(11)が
弾性変形して伸長し、開閉レバー(13)がその伸長分
だけ空動きをしながら傘骨を徐々に張開する。この事に
より、開閉レバー(13)の連結部(16)の先端がレ
バー変化気候(11)の伸長ストローク分だけc′方向
に変位してから開傘動作が開始するように作用して、開
閉レバー(13)の開傘に要する加圧力が小さくなる効
果を生じ、さらに傘骨の状態が第1図の開傘初期の状態
から第4図の中間状態を過ぎると急に開傘反力が小さく
なり一気に第6図の開傘状態に変化する。即ち、開閉レ
バー(13)を加圧した時、軸間内の開閉連結具(9)
と組み合わされたレバー変位機構(11)を弾性変形さ
せると共に下ろくろ(4)を引き下げ親骨(3)を徐々
に張開し、張開限近傍に於いて、レバー変位機構(11
)に蓄勢された復帰力による復元により完全に張開する
ように作用する。
尚、レバー変位機構(11)は軸管(1)内に滑動自在
になるよう軸管(1)内径よりも小さく構成する配慮が
必要である。又、第10図のように構成することが若干
の部品を追加するだけで必要機能を得ることが出来作製
組立も容易になり軸管(1)内に配設することにより外
側から見えず体裁がよい。
さらに、レバー変位機構(11)の他の実施例として第
16図、第17図、第18図に基きその構成および作用
を説明する。ここで第16図、第17図、第18図は各
々の第3図、第5図、第7図の開閉レバー(13)の作
動状態に対応している。
先づ、第16図に於いて、軸管(1)にレバー変位機構
(11)の先端が近入可能な空胴部(37)を構成した
上ろくろ(36)を固着し、その下部の長孔(8)穿設
部分に上端にフランジ部(39)を加工し、下端に穴(
41)を加工した所要長の軸管(38)を摺動自在に摺
嵌し、該軸管(38)のまわりに上部よりコイルばね(
40)と受骨(5)を枢着する下ろくろ(4)を摺嵌し
、その下部に連結環(42)を固着し、さらに開閉連結
具(9)の一端を長孔(8)を介し軸管(38)下部の
穴(41)に挿通して連結環(42)に連結する。
連結に際しては、第1図に基いて詳述した方法等を応用
する。このように構成したレバー変位機構(11)は第
10図に基いて説明した実施例と同様の効果を生じ、開
傘時において開閉連結具(9)が下方に引っ張られると
、先づ軸管(38)が下方に摺動し、フランジ部(39
)と下ろくろ(4)頭部で挟持されたコイルばね(40
)の圧縮限でばね同志の接着により圧縮が制限されると
下ろくろ(4)の頭部に引き下げ力が直接伝わり下ろく
ろ(4)は下方に摺動し、受骨(5)を張開して開傘方
向に傘骨状態が変化する。
さらに、軸管(38)が下方に引っぱられるとコイルば
ね(40)に蓄勢された弾発力よりも傘骨の反力が小さ
くなり、一気に第18図に図示される開傘状態へと移行
する。即ち本実施例のレバー変位機構(11)も開傘時
の開閉レバー(15)の操作力を小さくするように効果
する。
ここでは、開閉連結具(9)とレバー変位機構(11)
を組み合わせた構造について、その作用効果を述べたが
、該機構(11)を略した場合でも開閉レバー(13)
の操作により開閉連結具(9)を介して傘を開閉するこ
とが出来ることは云うまでもない。
この場合でも、基本的な傘の構成には変化はなく弾性支
骨(7)の作用により開閉ればー(13)を係留するこ
となく閉傘維持することが出来、又、開閉レバー(13
)の操作力はやや大きくなるが通常の大人の握力で何ら
支障なく操作出来、充分片手用開閉傘として機能し、傘
重量も軽くなるという効果も生じ次に、本発明の握柄(
12)の他の実勢例について述べる。軸管(1)下部に
第23図に如く長孔(49)およびその両端に係合部(
48)を穿設する。一方握柄(1)に直管部(43)を
延長して軸管(1)下部を挿入嵌合自在に構成し、さら
に所要位置に第24図、第25図に図示される如き係止
具(44)を摺動自在に埋設する。次に第21図に図示
される如く、軸管(1)下部を握柄(■)の直管部(4
3)に挿入、摺動自在に嵌合すると共に第22図に図示
される如く空胴部(18)内に摺動進入可能にする。
握柄直管部(43)に摺動自在に挿入された軸管(1)
下部は第21図に図示される如く係合部(47)が係止
片(45)に係合するように配設し、ばね(47)に打
ち勝って押圧部(46)を押圧することにより係合状態
を解除可能とし、係止片(45)先端部と長孔(49)
が係合した状態で、軸管(1)下部が摺動可能なるよう
構成する。
このように構成した握柄(12)は第21図に図示され
る閉傘状態で軸管係止具(44)の押圧部(46)を押
圧して開閉レバー(13)を軽く握ると第22図に図示
される如く軸管(1)下部が摺動しながら握柄(12)
の空胴部(18)に進入する。この時係止片(45)は
長孔(44)上側の係合部(48)を係合し軸管(1)
を固定する。この際握り込みと同時に傘骨の露先部を集
合させ玉止め(14)に係合させるようにすると第22
図に点線で図示した如き係合状態となると共に閉傘時の
開閉レバー(13)の突出状態を引っ込めることが可能
になり持ち運び便利になる。
尚、本発明の開閉傘は弾性支骨(7)の作用により完全
な閉傘が保持されるので特に玉止め(14)を設けなく
ても支障を生じない。
本発明の片手用開閉傘は、その使用にあたって開傘させ
るには玉止め(14)を押し下げて親骨(3)の先端を
開放して小開きの状態にし、しかる後に握柄(12)の
開閉レバー(13)を適当な速度をもって加圧すると容
易に開傘し、開傘位置でロック状態になる。
又、閉傘させるには開閉レバー(13)の戻し指かけ部
(17)を利用して、はさみ等を使用する要領で復動さ
せると下ろくろ(4)が若干持ち上がり、ロック状態が
解除されて弾性支骨(7)の作用で閉傘動作を開始し容
易に閉傘する。閉傘した傘は、親骨(3)の先端を玉止
め(14)に係合してもよいが、通常は特に係合する必
要を生じない。
本発明は以上詳述したような構造を有するので下記の如
き効果を生じる。
傘の下ろくろ(4)の摺動位置および範囲を軸管(1)
の上端部分に限定し、下ろくろ(4)を引き下げること
により閉傘し、又、引き上げることにより閉傘する構造
となすことで傘の開閉ストロークが減少し、構造を簡素
化して組立作製を容易にし部品数を少なくするために支
骨を任意形状の弾性支骨(7)で構成して閉傘スプリン
グと兼用したので閉傘時の復帰原動力を蓄勢出来、完全
なる閉傘を行なわせ得ると共に傘骨を補強する構造体と
なり、開傘時に装飾的効果も生じる。
一方、握柄(12)に軸着した開閉レバー(13)の形
状を工夫して握り部(15)と連結部(16)とを折り
曲げる形にしたことと閉傘用スプリング等を握柄(12
)内に配設しないことと相俟って握柄(12)が小さく
なると共に開閉連結具(9)と組み合わせた時にレバー
(13)の握り方向が開閉連結具(9)が引っぱり方向
即ち開傘方向となり、又、レバー(13)の復動方向が
開閉連結具(9)のゆるめ方向即ち閉傘方向となる如く
構成可能となり、閉傘時に閉傘原動力を弾性支骨(7)
の弾性を利用して得ているため開閉連結具(4)にかか
る圧縮応力を特に考慮する必要がなくなり開閉連結具(
9)の構成材料として、例えば細径ピアノ線等のばね用
鋼材が使用可能となり構造簡単で軽量になる等の相乗効
果が生じ、さらに下ろくろ(4)の摺動範囲を適当に選
定すれば、開傘位置において開傘レバー(13)を何ら
かの方法で係留するといったことなく開傘状態を保持出
来、又、閉傘状態も弾性支骨(7)の作用により同様に
確保させることが出来、係止装置を省略可能になり、さ
らに開閉連結具(9)にレバー変位機構(11)を組み
合わせると開閉レバー(13)と傘骨の相対位置を前述
の如くずらすことが可能になり開閉傘に要する操作力を
小さくすることが出来、子供、婦女子でも用意に操作す
ることが可能になるという実験によって以外の相乗効果
を見い出し目的を達することを知った実用効果の大なる
発明となる。
本発明は、開傘する場合に開閉レバー(13)の加圧を
手加減することにより急激な開傘を防ぎ安全に開傘する
ことが出来、従来の自動開き洋傘に見られるような不慮
の開傘事故を防ぐことが出来るという安全上の効果を生
じ、また、開閉レバー(13)を曲管部を持った握柄(
12)と組み合わせることにより、曲管部が傘保管時の
引っかけとして使用出来、又開傘時の弾性支骨(7)は
 花模様の装飾となり使用者に美感を与え、さらにレバ
ー変位機構(11)の作用として開傘操作時、開傘限近
傍で傘骨が一気に動作し、この時軽い衝突者が発生し閉
傘完了したことが聴覚的に確認出来ると共に快適感を与
える効果も生じる。
尚、本発明は上記し図面に示す実施例のみに限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変形し
て実施し得ることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第4図、第6図は閉傘位置より開傘位置に至ま
での一組の傘骨の関連状態を示す縦断面図。第3図、第
5図、第7図は各々第1図、第4図、第6図の傘骨位置
に対応した握柄の開閉レバーの作動位置を示す縦断面図
。第2図は握柄の開閉レバーの作動状態を示す説明用断
面図。第8図は弾性支骨を構成する支骨の斜視図。第9
図は第6図A−A線で横断した一部端面図。第10図は
レバー変位機構の第1実施例の要部の拡大縦断面図。 第11図は下ろくろと開閉連結具の連結方法の一実施例
を示す拡大一部断面図。第12図は同連結方法の他の実
勢例を示す分解斜視図。第13図は握柄の開閉レバーの
実施例を示す分解斜視図。第14図、第15図は上記レ
バーの戻し指かけ部の他の実施例を示す斜視図。第16
図、第17図、第18図はレバー変位機構の第2実施例
の作動状態を示す縦断面図。 第19図、第20図は開傘保持用補助ばねの開連作動状
態を示す縦断面図。第21図、第22図は握柄の他の実
施例を示す縦断面図。第24図、第25図は各々上記実
施例の軸管係止具の要部を示す断面図および斜視図であ
る。 1 軸管 2 上ろくろ 3 親骨 4 下ろくろ 5 受骨 6 補助ろくろ 7 弾性支骨 8 長孔 9 開閉連結具 10 ストッパー 11 レバー変位機構 12 握柄 13 開閉レバー 44 軸管係止具 特許出願人 佐々木福■

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)傘の中心軸となる中空の軸管の上部に複数本の親
    骨を枢着した上ろくろを固定し、軸管内に配置した開閉
    連結具の一端を該長孔を挿通して軸管外側に摺動自在に
    摺嵌した下ろくろに連結し、該下ろくろには他端を親骨
    の適所に連結した受骨の一端を枢着し、任意形状の弾性
    支骨の一端を枢着した補助ろくろを摺嵌すると共に該断
    性支骨の他端を受骨の適所に連結し、さらに軸管の下端
    に取り着けた握柄に軸着し且つ開閉連結具の他端を回動
    自在に連結した開閉レバーを加圧した時、開閉連結具を
    介して下ろくろを引下げることにより受骨を張開し、さ
    らに該受骨に連結された親骨を張開すると共に弾性支骨
    を弾性変形して復帰力を蓄勢しながら開傘し、開閉レバ
    ーを復動することにより開閉連結具を介して下ろくろを
    押し上げ、さらに弾性支骨の復元により受骨を介して親
    骨を縮閉して閉傘するようにした片手用手動開閉傘。
  2. (2)傘の中心軸となる中空の軸管の上部に複数本の親
    骨を枢着した上ろくろを固着し、その下部の軸管の所要
    位置に長孔を穿設し、親骨の適所に連結した受骨の一端
    を枢着した下ろくろを摺動自在に摺嵌すると共に任意形
    状のレバーを変位機構を介して開閉連結具に連結し、任
    意形状の弾性支骨の一端を枢着した補助ろくろを摺嵌す
    ると共に該弾性支骨の他端を受骨の適所に転結し、さら
    に軸管に下端に取り着けた握柄に軸着し且つ開閉連結具
    の他端を回動自在に連結した開閉レバーを加圧した時、
    開閉連結具と組み合わさせたレバー変位機構を弾性変形
    させると共に下ろくろを引下げ受骨を張開し、さらに該
    受骨に連結された親骨を徐々に張開し、張開限近傍にお
    いてレバー変位機構に蓄勢された復帰力による復元によ
    り完全に張開させると共に弾性支骨を弾性変形して復帰
    力を蓄勢しながら開傘し、開閉レバーを復動することに
    より開閉連結具を介して下ろくろを押し上げ、さらに弾
    性支骨の復元により受骨を介して親骨を縮閉して閉傘す
    るようにした片手用手動開閉傘。
JP4734284A 1984-03-12 1984-03-12 片手用手動開閉傘 Granted JPS60190902A (ja)

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JP4734284A JPS60190902A (ja) 1984-03-12 1984-03-12 片手用手動開閉傘

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JPS6247522B2 JPS6247522B2 (ja) 1987-10-08

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