JPS60190482A - リグニンアダクト組成物およびその製法、用途 - Google Patents

リグニンアダクト組成物およびその製法、用途

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JPS60190482A
JPS60190482A JP59041853A JP4185384A JPS60190482A JP S60190482 A JPS60190482 A JP S60190482A JP 59041853 A JP59041853 A JP 59041853A JP 4185384 A JP4185384 A JP 4185384A JP S60190482 A JPS60190482 A JP S60190482A
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lignin
compound
dye
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methylolhydroxybenzene
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ステイーブン・ワイ・リン
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RIIDO RIGUNIN Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスルホン化リグニン誘導体分散剤、そしてさら
に詳しくはサーモゾル染色用調合組成物およびサーモゾ
ル染色法に耶けるその分散剤の使用に関する。
本明細書における用語「リグニン」は、その通常の定義
を有するものであり、典型的にはクラフト法、ソーダ法
およびその他の周知のアルカリ法パルプ製造操作で生成
されるようなアルカリパルプ法黒液から回収される物質
を示すものである。
1だ不明細書で使用される用語「スルホン化リグニン」
は、リグニンと亜硫酸塩または重亜硫酸塩化合物との反
応で達成できるような、リグニン分子中へのスルホン基
の導入によって得られる生成物を示すものである。本明
細書で使用される用語「リグノスルホネート」は、木材
の亜硫酸パルプ化工程中に本来得られ、そのパルプ化法
から得られる廃亜硫酸液の主要成分であるリグニン反応
生成物を示すものである。最後に「スルホン化リグニン
物質」とは、上記の「リグニン」2よび「リグノスルホ
ネート」の反応生成物ばかりでなく、廃亜硫酸液をも包
含するものであり、それらはさらに反応させ(例えばメ
チロール化および/丑たは脱糖化のための反応)、精製
し、分別し、また(J同様な処理を受けていてよく、こ
れらの後処理は以下にさらに詳述するように関与する個
々の物質について適切に選択され実施しうる。
スルホン化リグニン物質が多様な製品、例えば粘土類、
殺虫剤、殺菌剤、染料等のだめの分散剤として可成り有
利に使用できることは、周知である。しかしながら、満
足すべき染料用分散剤として使用するためには、それが
バランスのとれた諸性質を示さなければならず、それら
の性質のいくつかは他の用途において要求されるものと
一致しないという点から見て、独%な問題がある。従っ
て、普通は−またはそれ以上の性質については、その他
の性質の良好な性能レベルを達成するために、比較的低
い性能レベルで妥協し、そしてそれを受容しなければな
らない。例えば分散染料またはバット染料用の分散剤に
おいては、理想的な分散剤は、すぐれた熱安定性と共に
、低いアゾ染料還元およびスデイン性を示すものである
。熱安定性は定着の高温度条件下での効力を確保するた
めには、サーモゾル染色法で用いられる染色用組成物に
採用される分散剤について特に重要である。
才だそれは発泡を最低化し、最高のミーリング効果(す
なわち短時間内に小粒径を生じさせること)を示さなけ
ればならず、さらVこはそれが最終的に用いられる染料
ペーストの粘度を低めなければならない。
前述の目的のうちのあるものについての基本的な不一致
の例であって、従来から良く認識されているものの一つ
としては、スルホン化リグニン生成物はすぐれた高温安
定性を示すものの、スティンを起こしまた高度のアゾ染
料還元をなすという(望1しくない)傾向をも示す。反
対にリグノスルホネート類は比較的低レベルのアゾ染料
還元を示スが、多くの応用Vこついて適切な熱安定性の
点では劣る。一般的には、ミーリング効果と熱安定性と
は両立しない性質であること、そしてその一方の性質が
すぐれていると普通は他方の性質ニついてはむしろ劣っ
たものとなること、が判明している。最後に、リグノス
ルホネート生成物は、普通、スルホン化リグニン生成物
と比較して、それを適用した繊維をスティン(汚すこと
)する傾向がいく分か低いけれども、リグニンをベース
にした分散剤については、(殊にサーモゾル法での応用
において)低いレベルのスティン性を示すことへの要求
がなお残っている。
はとんどの分散染料およびバット染料はキノン系または
アゾ系の染料であることから、還元反応を防ぐ必要性が
特に重要である。なんとなればそれが防げなければ、分
散剤によって引き起こされる還元を埋合せるために不当
に多量の染料を用いなければならなくなるからである。
スルホン化すダニン分散剤のアゾ染料還元性Sよびステ
ィン性を改善するために当業界で従来から多くの試みが
なされてきているが、それらの試みは、普通、リグニン
のフェノール性水酸基をブロッキングするルートを取る
ものであった。そのような試みの例は、米国特許第8,
672,817号、第8,768,189号、第3.7
69,272号および第8.865,808号の明細書
に記載されている。上記の方法は多少効果を示すが、実
施するのに高費用を要し、1だ達成された結果は満足す
るに至らないものである。
同様に、最近の慣用染色法における染料の使用を可能と
するために良好な高温(または熱)安定性を与える必要
の観点から、リグノスルホネート生成物における当該性
質を改善する試みもなされてきている。そのような試み
の典型例は米国特許第8,864,276号明細書に記
載されており、すなわちその米国特許明細書には廃亜硫
酸液固形分とクラフト液固形分とを交叉結合することに
より得られた分散剤が開示されている。超(ウルトラ)
濾過法を用いて熱安定性を改善することも試みられてき
ており(超濾過の次に生成物の脱スルホン化を実施して
もよい)、そのような技法により製造されたいくつかの
製品が市販されている。廃亜硫酸液(すなわち亜硫酸法
廃液)をアルカリ媒質中で空気または酸素(例えばバニ
リン製造の場合)で酸化および脱スルホン化する方法は
、リグノスルホネート生成物の熱安定性を改善するだめ
の努力において使用されてきた一つの解決法である。
しかし、上記の方法のすべては、+1グツスルホネート
をいずれも暗色化し、かくしてリグノスルホネートが用
いられるときに生ずるスティン(汚れ)のレベルを上昇
させるものであった。壕だそのような諸処理法は生成物
のアゾ染料還元性を増大させる傾向がある。これらの結
果に加えてさらに、それらの処理による生成物の高温安
定性の満足するに足りない改善しか得られない。
かくして、本発明の第−義的な目的は、スルホン化リグ
ニン物質から製造される新規な分散剤を提供することで
ある。
本発明のさらに特定的な一目的は、分散染料およびバッ
ト染料のための分散剤として使用するのに適切な最適の
バランスの諸性質を示すスルホン化リグニン物質誘導分
散剤を提供することである。
本発明の他の特定的な目的は、比較的低いスティン性8
よび比較的低いアゾ染料還元性を示すスルホン化液状生
成物分散剤を提供すること、および(サーモゾル染色法
に使用するのに殊に非常に適切な)極めて向上した水準
の熱安定性を示すリグノスルホネート分散剤を提供する
ことである。
本発明のさらに別の目的は、スルホン化リグニン物質か
らの分散剤であって、従来の類似分散剤と比較してすぐ
れたミーリング効果を与える分散剤を提供することであ
る。
本発明の別の目的は、比較的安価にかつ容易に製造でき
る前述の類の新規分散剤を提供することである。
本発明のその他の目的としては、前記のタイプの分散剤
に基く染料組成物、染料イーストおよび染料浴を提供す
ること、およびそれらの使用方法を提供することである
本発明の前記の目的および関連目的のあるものは、約2
〜8重量嘱の有機硫黄、およびスルホン化リグニン物質
中のリグニンの1g当り0.05〜4.0ミリモルの下
記式のメチロールヒドロキシベンゼン化合物を含むスル
ホン化IIゲニン物質のアダクトで容易に達成されるこ
とが判明した。そのメチロールヒドロキシベンゼン化合
物は下記一般式を有する。
上記式において、mおよびルの両者は1〜8の整数であ
り、両者の合計は4を越えず、またAはC1〜C4アル
キル基であり、存在しても存在しなくてもよい。
最も満足しうるようにするには、上記組成のアタークト
は、サーモゾルスティン試験に8いて、457ナノメー
ターで測定して、少なくとも70の反射率値を与える。
本発明のある種の具体化態様において、リグニン物質は
有機硫黄の量が約4〜8%であるリグノスルホネートで
あり、従ってそれは亜硫酸法廃液からなりうる。その他
の場合に、リグニン物質は約2〜7%の有機硫黄を含む
スルホン化リグニンであってよい。
メチロールヒドロキシベンゼン化合物は、そのリグニン
部分の1g当り少なくとも約0.5ミリモルの量で存在
するのが好ましく、最も望1しく汀約1.0〜2.5 
ミ1モルの量で存在する。通常は、メチロールヒドロキ
シベンゼン化合物ハ、ルの値が1であり、モしてAが存
在しないものであり、そして好1しくにアダクトは、m
の平均値が1.8〜1.8であるよりなメチロールヒド
ロキシベンゼン化合物類の混合物からの生成物である。
本発明の目的のあるものは、第一工程として、前記の量
8よび組成をもつ、スルホン化リグニン物質とメチロー
ルヒドロキシベンゼン化合物トの水性反応混合物を形成
することからなるリグニンアダクトの製造方法によって
達成される。少なくとも105℃から約180℃までの
温度、約3〜12のpHおよび大気圧以上の圧力を、5
分間〜8時間の間維持して、リグニン物質およびメチロ
ールヒドロキシベンゼン化合物をリグニンアダクトに実
質的に転化させる。本発明方法の好−ましい具体的暢様
Vこおいて、生成物アダクトおよび使用出発物質の性質
は、本発明の組成物に関して上記に示した通りである。
:41′発明の製法は、そのアダクト生成反応を約12
5〜145℃の範囲内の温度および自己発生上方の条件
下で実施するのが最も望せしい。
本発明の製法の特に好ましい具体例においては、11ク
ニン物質トメチロ一ルヒドロキシベンゼン化合物との反
応混合物の形成の前に、メチロールヒドロキシベンゼン
化合物を条材に製造する工程が塾らVこ包含される。で
らに詳しくは、ヒドロキシベンゼン化合物とホルムアル
デヒドからなるメチロール化反応混合物を作り、そI〜
てその反応のための反応条件を設定し、維持する。一般
的VCは、メチロール化反応混合物は水性混合物であり
、その反応条件としては、約10.5〜12のpfl値
、約60〜80℃の温度、大気圧、少なくとも15分間
の反応時間があり、ホルムアルデヒド:ヒドロキシベン
ゼン化合物の比は約1:工ないし8:1であるのが望ま
しく、ホルムアルデヒドはメチロール化反応中に実質的
に兇全に消費される。最も望1しくに、pHの最大値は
11.5であり、反応時間はほぼ30分間〜2時間であ
り、ホルムアルデヒド:ヒドロキシベンゼン化合物の比
は1.3=1ないし1.8:1である。実際的な事項で
はあるが、ヒドロキシベンゼン化合物としては、普通フ
ェノールが使用されよう。本発明の製法で製造されるリ
グニンアダクトの提供によっても、本発明の目的のある
ものが達成される。
不発明の別の目的は、不水溶性染料と上記の組成物(ま
たは上記の方法で製造される組成物)とからなる染料組
成物で達成される。
かかる染料組成物において、アダクト:染料の重量比は
、約0,25 : 1ないし0.75+1.0となろう
。染料は分散染料およびバット染料からなる群から選択
されるのが好ましく、さらに特定的には普通は染料はキ
ノン染料またはアゾ染料である。
本発明のその他の目的は、上記の染料組成物と水とから
なる染料イーストであって、染料が被−ストの約35〜
55重量%奢なすような染料イーストで達成される。上
記の染料波−ストを、その不水溶性粒子を約50〜20
0オングストロームの重量平均寸法にまで微小化するに
光分な時間にわたってミーリング操作に付すことからな
るミーリング法によって本発明のある目的は達成される
本発明のさらンこ別の目的は、前述の染料ペーストを繊
維製品に適用し、次いで少なくとも約200℃の温度で
染料を定義させることからなるサーモゾル染色法Vこよ
って達成される。通常は、次いで繊維製品は還元溶液、
例えばハイドロサルファイド化合物の溶液によって洗浄
される。
本発明の効果を以下の実施例により例示する。
実施例に8けるすべての「部」および「百分率」は特に
指示しない限り重量基準である。
本発明の分散剤のすぐれた熱安定性を明かにするため、
いくつかのメチロールモノヒドロキシベンゼン生成物を
1ず製造した。これはホルムアルデヒドとフェノールと
を種々の割合で(すなわちフェノール1モル当りt、0
.1.4.1.6.1.8:Fjよび2.0モルのホル
ムアルデヒドを)反応させることにより実施した。反応
フェノールの水性溶液(フェノールは約40〜50容i
t%の濃度で存在)に対してホルムアルデヒドを徐々に
加えることにより大気圧で実施したが、その際にそのp
Hを水酸化す) IIウムで約11〜11.5に調節し
、約60〜80℃の温度を維持した。そして反応時間は
、残留ホルムアルデヒドの分析によって決定することが
できる実質的に完全な転化が行なわれるに足る時間であ
った。
上記のフェノール誘導体のそれぞれと;約63チのナト
リウムリグノスルホネート(47%リグニン、5.4%
有機硫黄、7%メトキシ基、3.5%ナトリウム)およ
び20%の還元性糖類を含み、残部が無機・塩類、多糖
類、等である軟木リグノスルホネートと;を反応させる
ことによりそれぞれアダクトを製造した。液は水酸化す
) IIウムと90℃の温度で2時間反応はせて、その
中に言まれていた糖類を質実上すべて糖酸類へ戻した。
このように処理した液は約l017のpH2よび35係
の固形分を含んでおり、その固形分の60%はりグツス
ルホネートであった。
メチロールヒドロキシベンゼン化合物は、反応混合物中
へ上記戻し処理済のりグツスルホネート液中のリグニン
1gにつき約2.4ミリモルのメチロールヒドロキシベ
ンゼン化合物を導入し、そして約5時間にわたって10
5℃で密閉容器中でその反応混合物を加熱することによ
り、リグノスルホネートと反応させた。生成物を次いで
噴霧乾燥した。
このようにして製造されたそれぞれのアダクトを「分散
プルーフ9染料」(「カラー・インデックス」に8ける
当該染料についての規格に適合)と共にミーリング処理
して、その染料粒子寸法が「アメリカン・アソシエーシ
ョン・オブ・テキスタイル・ケミスツ・アンド・カラリ
グノ」の「2×4」試験に充分に合格するようになるま
で微小化した。詳しくは、染料の40%固形分イースト
を各アダクトと3:1(染料ニアダクト)の比で、サン
ドミル中で混合した。その際に砂の1吏用量は砂ニーJ
!−スト固形分の比が約3:1となるような量であり、
まだミルは毎分2000回転の速度で運転した。上記「
2X4」試験は、ミル処理済染料イーストの2.5yの
部分(すなわち、染料R−スト固形分1gに相当)を蒸
留水で2001に稀釈したものをブ7す一沖斗(ウオッ
トマン戸紙應2および/162使用)で真空濾過するこ
とにより実施した。
熱安定性を調べるため、染料ペーストを炉内の真ちゅう
ボンベ中で135℃の温度で1.5時間加熱した。ボン
ベの内容物は、40%固形分染料イースト2.5!jと
蒸留水とを混合して150酩に稀釈したものであった。
室温にまで冷却後その染料液を約80〜85℃に再加熱
し、/162ウオットマン戸紙で濾過した。その濾過時
間および濾紙上の染料残渣重量を測定記録した。残渣重
量が少ないことは、熱安定性が良いことを示すものであ
る。
結果として、上記のようにして製造したアダクトのすべ
ては、良好な水準の熱安定性を示し、ホルムアルデヒド
:フェノールの比が1.4:1〜1.8 : 1の場合
のメチロールヒドロキンベンゼン化合物が特に良好な熱
安定性を示すことが判明した。特定的には、フェノール
1モル当す、1..0.1.4.1.6.1.8および
2.0モルのホルムアルデヒドを用いた場合のアダクト
は、濾紙上にそれぞれ約124.29.20.82−1
6よび55mgの残渣を与えた。これらのデータをプロ
ットすることにより、1.8 : 1.0のホルムアル
デヒド:フェノール比のメチロールヒドロキシベンゼン
化合物からアダクトを作ったとすればそのアダクトは約
50ηの残渣を与え、これも良好な熱安定性を示すこと
が期待される。
上記の谷被−ストは濾紙を比較的速かに通過することが
判ったが、このことは本発明の分散剤により賦与される
良好なミーリング特性を示している。また各アダクトは
低い起泡安定性および低い染料還元性を示すことも判明
した。
硬水リグノスルホネート製品(米国コネチカット州グリ
ーニッチのアメリカン・キャン社から市販されている[
N0RLIG42J )を、種々の時間にわたって釉々
の温度でメチロールフェノールと反応させて、サーモゾ
ルスティン試験用の試料を調製した。そのメチロールフ
ェノールは前記ノ方法で作ったが、反応混合物における
ホルムアルデヒド:フェノールのモル比は1:1であり
、反応は完結まで進行させた(ホルムアルデヒドの分析
で判定)。アダクトは、22重量部のメチロールフェノ
ールと100重量部の[N0RLIG24J(リグニン
1g当り約2.4ミリモルのメチロールフェノールに相
当)とを自己発生圧下で反応させることにより作った。
試験用溶液を作るために、アダクトのそれぞれの3gを
100gの蒸留水に溶解し、そのpH1直を酢酸で5.
5に調節した。ポリエステル/木綿(65/85)の繊
維の試料片を室温の試験液中に15分間浸漬し、取出し
、波−パータオルの間で圧搾乾燥した。次いで試料を、
213℃のオーブン中で90秒間風乾し、次いで「DU
PONOLME」(デュ・ボン社製)の石けん溶液(1
を当り3g)で簡単に洗い、水ですすぎ、NaOHおよ
びナトリウムハイドロサルファイド(It当りそれぞれ
40g)の還元溶液中に5分間浸漬(60℃)し、水で
再びすすぎ、最後に風乾した。
各試料の反射率を、マーチン・スウィート反射率計で、
457ナノメーターで酸化マグネシウム標準を用いて、
標準的な操作によって測定した。
これらの結果を下記の表1に示す。
表 1 115 10 56.6 20 59.8 40 59.2 60 65.9 120 ?4.1 125 10 67.9 20 7B、8 40 71.1 60 76.1 120 78.7 1B5 10 70.8 20 71.9 40 75.8 60 77.0 120 80.6 反射率が高い値であることは低いスティン(汚れ)を示
すことは明かであるが、この点に関する良好な性能を定
義する目的では、70の値がサーモゾル染色(この実施
例の試験操作はその染色工程をシミュレートするもので
ある)VC!6ける使用を意図される分散剤についての
最低値として採用される。他方、反射率j[80は、熱
安定性、分散効率およびその他の所要の特性を維持する
必要性を考慮すると、実用上の最高値であると考えられ
る。従って、本発明により作られたアダクトは、その縮
合反応条件が適切であるならば、卓越した(すなわち、
低い)繊維スティン特性を有することが判る。
その他の反応機構が含まれるものの、スルホン化リグニ
ン化合物とメチロールヒドロキシベンゼン化合物との間
の主反応は、メチロールヒドロキシベンゼン化合物のヒ
ドロキシメチル基とリグニンのグアヤアシル部分とで起
こる一種の縮合反応であると考えられる。前述のように
、その反応は反応温度に応じて約5分間ないし8時間行
われるのが普通である。反応時間が過剰であると、生成
溶液富よび染料4−スト粘度が高くなり過ぎる傾向があ
り、また反応転化率が低すぎることは、もちろん、主に
反応時間が不適切であることによるものである。少なく
とも105℃から約180℃までの範囲内の温度が一般
に用いられるが、約125〜145℃の範囲内の温度が
普通好ましく、最低温度は約105℃である。反応温度
を過度に高くすると、熱安定性が失われるようになり、
着色が生ずるおそれがある。低すぎる温度の使用は、実
用的でない長い反応時間を使用しなければならないこと
を意味する。典型的には、最適の結果を得るための温度
と時間との相関関係は、105℃については5時間、1
25℃については1時間、135℃については40分間
、155℃については20分間、180℃については5
分間であろう。
スルホン化リグニン化合物とメチロールヒドロキシベン
ゼン化合物との間の反応を8〜12の広い範囲のpli
で実施することが可能であるけれども、pli値を少な
くとも5とするのが好ましく、そして少なくとも10と
するのが最も好ましい。
アダクトの熱安定性および起泡安定性は、反応混合物の
71H値を10またはそれ以上に維持することによって
最良になるのが普通であるけれども、7)H値が余りに
も高すぎると着色およびスティン(汚れ)がひどくなる
。反応は、普通、反応混合物の温度において品閉容器中
で自動的Vこ発生するEE力に相当する昇用下で実施さ
れる(そのような子方は水蒸気図表から読み取ることが
できる)。
しかし、必要ならば、外部発生川内を使用しても良く、
そのような外部発生川内によって反応速度を有利に高め
ることができる。
反応剤に関しては、使用に適するスルホン化リグニン化
合物の種類が広く変りつることのみならず、最も特定し
うる化合物(すなわち、リグニン自体)についても分子
構造旧よび分子績について重大な論争があることの故に
、反応剤同志の割合の正確な規定をなすことは実質的に
不可能であることは、当業者のよく認めるところであろ
う。従って、反応に用いられるフェノール系変性剤の量
は、本明用書では、スルホン化の水準Bよび/またはメ
チロール化の水準のみならず、廃亜硫酸液や黒液中に典
型的に認められる類のその他の成分類(例えば糖類、糖
酸類、無機塩類、スルホン化物質等)の存在を無視して
、リグニン1g当りのモル数で述べである。それにもか
かわらず、当業者は、そのような規定の量比からの偏差
は一般的に起りうること、そのような素化の表示(ゴ案
内指針と1−て与えられているものであるから本発明の
実施r′!6いてそれに厳格に固執する必要がないこと
、を認めるであろう。
紙パルプ化廃液については、廃亜硫酸液それ自体を本発
明の反応に使用しうろこと、それを、例えば水酸化ナト
リウムでの脱糖化により、ホルムアルデヒドでのメチロ
ール化により、適当な亜硫酸塩捷たは重亜硫酸塩化合物
でのスルホン化旧よヒ/マたはスルホアルキル化により
変性しうろこと、および/またはそれを分別しである種
の成分を除去し、あるいはりグツスルホネートを回収す
ることができること(そのリグノスルホネート自体をさ
らに精製または濃縮できること)は、既に述べた。本発
明のアダクトを製造するのに用いる反応剤の量は、その
他の反応性の成分の存在に応じて調整しなければならな
いことがあるが、そのような調整は当業者にとっては自
明でありかつ容易になしつるものである。
無機塩類と共に、廃亜硫酸液中向形分の約50%1でを
なすことがある糖類【ついて特に述べると、それらはア
ゾ染料を可成り効率的に1!元する傾向があるので、そ
れらの糖類を対応する酸類に戻すことがしばしば必要で
ある。またスルホン化に関して、2〜8チの有機硫黄(
リグニンに基き)は、廃亜硫酸液のりグツスルホネート
中に普通本来的に含まれるスルホン酸基(硫黄換算)の
濃度(すなわち4〜8%)ならびに、本発明において有
効に使用しうるようにするだめにリグニン中へ普通導入
される濃度(すなわち2〜7%)を示すものであること
も、既に述べた。
本発明のアダクトを製造するのに使用するメチロールヒ
ドロキシベンゼン化合物は適切なヒドロキシベンゼンの
メチロール化により作るのが一般的であり1だ好ましい
。このようにすると、経済的および実施上の利点がある
ことは明D・であろう。
ホルムアルデヒド(これはパラホルムアルデヒド、ホル
マリン、またはその他の形で供給しつる)は、適切なヒ
ドロキシベンゼン化合物(例えばフェノール、クレゾー
ル、レゾルシノール、ヒロガロール)と、その分子中に
所望の数のヒドロキシメチル基を導入するように反応さ
せるのが、普通であるが、最も一般的にはその際にフェ
ノールが用いられる。
メチロール化反応を実施するには、ホルムアルデヒド成
分は、水酸化す) IIウムまたは同等物を添加して反
応混合物1’c10.5〜12(好iしぐは11〜11
.5 )のpH値を与えるようにしたヒドロキシベンゼ
ン化合物の溶液と単に混合するだけでよい。高アルカリ
性はヒドロキシル基のイオン化のために必要である。そ
の反応混合物を約60〜80℃の温度に維持するが、ホ
ルムアルデヒドが非常に速く導入されるようなときには
(メチロール化反応は発熱性であるから)、冷却が必要
な場合がある。必要な反応時間は、普通15分間ないし
2時間であるが、それは達成されるべきメチロール化の
程度、従って添加されるべきホルムアルデヒドの甘によ
っである程度まで左右される。
1だ前述のように、反応の終点は残留ホルムアルデヒド
の量を分析することによって容易かつ便宜に知ることが
できる。その他の公知方法を用いて所望のメチロールヒ
ドロキシベンゼン化合物を製造しうろことが考えられる
が、上記の製法は比較的に簡単でかつ低コストであり、
高度に望ましいリグニンアダクトを与えるヒドロキシベ
ンゼン誘導体を生成させるので、殊に好ましい。
ヒドロキシベンゼン化合物のメチロール化の程度は、単
に、所望のヒドロキシメチル部分:ヒドロキシベンゼン
部分との比に対応するモル比で反応混合物中へホルムア
ルデヒドを導入し、反応を実質的に完結するようにして
制御できる。反応溶液中のホルムアルデヒド:ヒドロキ
シベンゼンの比は厳格に分析すると、生成物の実際の分
子構造には正確に一致しないこともあるが、反応が実質
的に完結すると仮定すれば、実用的には一致すると考え
られる。
前述のように本発明に使用するのに好ましいメチロール
ヒドロキシベンゼン化合物c−s、t、a :1.0す
いし1.8:1.0の公称メチロール:ヒドロキシベン
ゼン比を有する。これは、分子中の置換基の比が使用さ
れた反応剤の比に対応するとの仮定、3よびそのような
反応剤の比を用いて作られるメチロールヒドロキシベン
ゼン訪導体をリグニンと縮合させてアダクトを作る場合
には最適水準の安定性が達成されるとの発見、に基くも
のである。おそらく、かかる種類のメチロールヒドロキ
シベンゼンは、モノヒドロキシメチル誘導体およびジヒ
ドロキシメチル誘導体のような化合物同志の混合物であ
り、それらの比率は上記した範囲内のヒドロキシメチル
部分についての平均値を与えるような比率である。もち
ろんそのような混合物はさらに高度にメチロール化され
た誘導体を含むこともあるが、実際の組成を測定するた
めの厳格な分析は行わなかった。
従って、本発明はスルホン化リグニン物質から作られる
新規な分散剤を与え、その分散剤は、分散染料およびバ
ット染料を(殊にサーモゾル染色法に3いて)使用する
のに非常に適当なバランスのとれた緒特性を示しうろこ
とが判る。本発明は比較的に低いスティン性8よび低い
染料還元性を示すスルホン化すダニン分散剤ならびに高
度に改善されたレベルの熱安定性を示すリグノスルホネ
ート分散剤を提供する。さらには本発明のそれらの生成
物は先行技術の同様な分散剤と比較して、すぐれたミー
リング効果を与え、またそれらは比較的低コストでかつ
簡単に製造できる。さらには本発明は新規な染料組成物
、染料イーストおよび染色浴ならびにそれらの使用法を
特徴とする特許出願人 リード・リグニン・インコーホ
レーテッド(外4名) 手続補正帯 特許庁長官 若杉和夫 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第41853 号 2、発明の名称 6、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 名称 リード・リグニン・インコーホレーテッド4、代
理人 5、補正の対象 明細書の〔発明の名称〕と〔特許請求の範囲〕の欄6、
補正の内容 別紙の通り (別 紙) (1、発明の名称を「リグニンアダクトの製造方法」と
訂正する。
(2、特許請求の範囲第1項および第17〜41項を削
除し、第2〜16項を下記の通り新たに第1〜15項と
する。
「(1)スルホン化リグニン物質と下記式(ここにmお
よびnの両者は1〜3の整数であり、mとnとの合計値
は4を越えず、AはCI −C4アルキル基であり、存
在しても存在しなくてもよい)を有するメチロールヒド
ロキシベンゼン化合物との水性反応混合物を、スルホン
化リグニン物質のリグニン部分1g当り約0.05〜4
.0ミリモルのメチロールヒドロキシベンゼン化合物を
含むように作り; スルホン化リグニン物質とメチロールヒドロキ(1) シベンゼン化合物との反応を行なわせるようにその混合
物中に少なくとも105℃から約180°Cまでの範囲
内の温度および約3〜12のpH値を確立し;そして その混合物を上記範囲内の温度および大気圧具」二の圧
力に約5分間ないし8時間維持してスルホン化リグニン
物質とメチロールヒドロキシベンゼン化合物とをリグニ
ンアダクトに実質的に転化する; ことからなるリグニンアダクトの製造方法。
(2)該反応のために確立され維持される条件は、サー
モゾル・スティン試験において457ナノメーターの光
線で測定して少なくとも70の反射率値を示すアダクト
を生成させるものである特許請求の範囲第1項に記載の
方法。
(3)該リグニン物質は亜硫酸パルプ化法廃液よりなる
特許請求の範囲第1項に記載の方法。
(4)亜硫酸パルプ化法廃液は少なくとも部分的に脱糖
されたものである特許請求の範囲第3項に記載の方法。
(5)該リグニン物質はりグツスルホネートである特許
請求の範囲第1項に記載の方法。
(6)該リグニン物質は約2〜7重関係の有機硫黄含量
までスルホン化されたアルカリリグニンである特許請求
の範囲第1項に記載の方法。
(7)反応温度範囲は約125〜145℃である特許請
求の範囲第1項に記載の方法。
(8)反応圧力は自己発生圧力である特許請求の範囲第
1項に記載の方法。
(9)該ベンゼン化合物において、tlの値は1であり
かつAは存在しない特許請求の範囲第1項に記載の方法
(10)該アダクトはmの平均値1.3〜1.8を与え
るメチロールヒドロキシベンゼン化合物類の混合物から
得られる生成物である特許請求の範囲第9項に記載の方
法。
(n) #)ゲニン物質とメチロールヒドロキシベンゼ
ン化合物との反応混合物を作る前に、ヒドロキシベンゼ
ン化合物とホルムアルデヒドとのメチロール化反応混合
物を作り、そしてメチロールヒドロキシ化合物が実質的
な量で生成される反応条件をそのメチロール化反応混合
物中に確立し、維持する工程をさらに含む特許請求の範
囲第1項に記載の方法。
(12) メチロール化反応混合物は水性混合物であり
、その反応条件は約105〜12の7)H値、約60〜
80℃の温度、大気圧以上の圧力および少なくとも15
分間の反応時間を包含し、かつ該メチロール化反応混合
物中に存在するホルムアルデヒドとヒドロキシベンゼン
化合物とのモル比は約1=1ないし3:1であり、ホル
ムアルデヒドはそのメチロール化反応中に実質的に完全
に消費される特許請求の範囲第11項に記載の方法。
(13) ヒドロキシベンゼン化合物はフェノールであ
る特許請求の範囲第12項に記載の方法。
(14) pHの最大値は約115であり、反応時間は
約05〜2時間であり、メチロール化反応混合物中に存
在するホルムアルデヒドとヒドロキシベンゼン化合物と
のモル比は約1.3:1ないし18:1である特許請求
の範囲第12項に記載の方法。
(15) ヒドロキシベンゼン化合物はフェノールであ
る特許請求の範囲第15項に記載の方法。」以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) スルホン化リグニン物質と下記式(ここにmお
    よびnの両者は1〜Bの整数であり、mとルとの合計値
    は4を越えず、AはC3〜C4アルキル基であり、存在
    しても存在しなくてもよい)を有するメチロールヒドロ
    キシベンゼン化合物との水性反応混合物を、スルホン化
    リグニン物質のリグニン部分1g当り約0.05〜4.
    0ミリモルのメチロールヒドロキシベンゼン化合物を含
    ムように作り; スルホン化リグニン物質とメチロールヒドロキシベンゼ
    ン化合物との反応を行なわせるようにそ(1) − の混合物中に少なくとも105℃から約180℃までの
    範囲内の温度および約3〜12のpH値を確立し;そし
    て その混合物を上記範囲内の温度および大気圧以上の圧力
    に約5分間ないし8時間維持してスルホン化リグニン物
    質とメチロールヒドロキシベンゼン化合物とをリグニン
    アダクトに実質的に転化する; ことからなる方法で製造されたリグニンアダクト組成物
    。 (2) スルホン化リグニン物質と下記式(ここにrr
    L′j6よびルの両者は1〜3の整数であり、mとnと
    の合計値は4を越えず、At′iG、〜C4アルキル基
    であり、存在しても存在しなくてもよい)ヲ有スるメチ
    ロールヒドロキシベンゼン化合物との水性反応混合物を
    、スルホン化リグニン物質の(2) リグニン物質1g当り約0.05〜4.0ミリモルのメ
    チロールヒドロキシベンゼン化合物を含むように作り; スルホン化リグニン物質とメチロールヒドロキシベンゼ
    ン化合物との反応を行なわせるようにその混合物中に少
    なくとも105℃から約180℃才での範囲内の温邸お
    よび約3〜12のpH値を確立し;そして その混合物を上記範囲内の温度および大気圧以上の圧力
    に約5分間ないし8時間維持してスルホン化リグニン物
    質とメチロールヒドロキシベンゼン化合物とをリグニン
    アダクトに実質的に転化する; ことからなるリグニンアダクトの製造方法。 (3)該反応のために確立され維持される条件は、サー
    モゾル・スティン試験において457ナノメーターの光
    線で測定して少なくとも70の反射率値を示すアダクト
    を生成させるものである特許請求の範囲第2項に記載の
    方法。 (4)該リグニン物質は亜硫酸パルプ化法廃液より(3
    ) なる特許請求の範囲第2項に記載の方法。 (5)亜硫酸パルプ化法廃液は少なくとも部分的に脱糖
    されたものである特許請求の範囲第4項に記載の方法。 (6) 該リグニン物質(ゴリダノスルホネートである
    特許請求の範囲第2項に記載の方法。 (7)該リグニン物質は約2〜7重量%の有機硫黄含着
    までスルホン化されたアルカリリグニンである特許請求
    の範囲第2項に記載の方法。 (8)反応温度範囲は約125〜145℃である特許請
    求の範囲第2項に記載の方法。 (9)反応圧力は自己発生圧力である特許請求の範囲第
    2項に記載の方法。 (li)) 該ベンゼン化合物において、ルの値はlで
    ありかつAは存在しない特許請求の範囲第2項に記載の
    方法。 01)該アダクトはm、の平均値1.3〜1.8を与え
    るメチロールヒドロキシベンゼン化合物類の混合物から
    得られる生成物である特許請求の範囲第10項に記載の
    方法。 (4) (至)該リグニン物質トメチロールヒドロキシベンゼン
    化合物との反応混合物を作る前に、ヒドロキシベンゼン
    化合物とホルムアルデヒドとのメチロール化反応混合物
    を作り、そしてメチロールヒドロキシ化合物が実質的な
    量で生成される反応条件をそのメチロール化反応混合物
    中に確立し、維持する工程をさらに含む特許請求の範囲
    第2項に記載の方法。 (18)メチロール化反応混合物は水性混合物であり、
    その反応条件は約10.5〜12のpH値、約60〜8
    0℃の温度、大気圧以上の圧力8よび少なくとも15分
    間の反応時間を包合し、かつ該メチロール化反応混合物
    中に存在するホルムアルデヒドとヒドロキシベンゼン化
    合物とのモル比は約1:1ないし8:1であり、ホルム
    アルデヒドはそのメチロール化反応中に実質的に完全に
    消費される特許請求の範囲第12項に記載の方法。 (14) ヒドロキシベンゼン化合物はフェノールであ
    る特許請求の範囲第18項に記載の方法。 Q5) pHの最大値は約11.5であり、反応時間は
    約0.5〜2時間であり、メチロール化反応混合物中に
    存在スるホルムアルデヒドとヒドロキシベンゼン化合物
    とのモル比は約1.8:1ないし1.8:1である特許
    請求の範囲第13項に記載の方法。 Q6) ヒドロキシベンゼン化合物はフェノールである
    特許請求の範囲第15項に記載の方法。 釦)不水溶性染料とリグニンアダクトとからなり、リグ
    ニンアダクト:染料の重量比が約0.25 :1.0な
    いし0.75 : 1,0である染料組成物であって、 該アダクトは、 スルホン化リグニン物質と下記式 (ここにmおよびルの両者は1〜8の整数であり、mと
    4との合計値は4を越えず、Al;IC,〜C4アルキ
    ル基であり、存在しても存在しなくてもよく)を有する
    メチロールヒドロキシベンゼン化合物と(6) の水性反応混合物を、スルホン化リグニン物質のリグニ
    ン部分1g当り約q()5〜4.0ミリモルのメチロー
    ルヒドロキシベンゼン化合物を含むように作り; スルホン化リグニン物質とメチロールヒドロキシベンゼ
    ン化合物との反応を行なわせるようにその混合物中に少
    なくとも105℃から約180℃壕での範囲内の温度お
    よび約3〜12のpH値を確立し;そして その混合物を上記範囲内の温度および大気圧以上の圧力
    に約5分間ないし8時間維持してスルホン化リグニン物
    質とメチロールヒドロキシベンゼン化合物とをリグニン
    アダクトに実質的に転化する; ことからなる方法で製造されたものである上記染料組成
    物。 (M3)該染料は分散染料またはバット染料である特許
    請求の範囲第17項に記載の組成物。 (2))該染料はキノン染料またはアゾ染料である特許
    請求の範囲第18項に記載の組成物。 (7) G20)該反応のために確立され維持された反応条件の
    結果としてアダクトはサーモゾル・スティン試験におい
    て457ナノメーターの光線でI′1111定して少な
    くとも70の反射率値を示すものである特許請求の範囲
    第17項に記載の組成物。 (21)該リグニン物質は亜硫酸パルプ化法廃液よりな
    る特許請求の範囲第17項に記載の組成物。 (22) 該リグニン物質は少なくとも部分的に脱糖さ
    れた亜硫酸パルプ化法廃液である特許請求の範囲第17
    項に記載の組成物。 (2B)該リグニン物質はナトリウムリグノスルホネー
    トである特許請求の範囲第17項に記載の組成物。 伐◇該すダニン物質は約2〜7重t%の有機硫黄含量ま
    でスルホン化されたアルカリリグニンである特許請求の
    範囲第17項に記載の組成物。 (25)反応温度範囲は約125〜145℃である特許
    請求の範囲第17項に記載の組成物。 G26)反応圧力は自己発生子である特許請求の範囲第
    17項に記載の組成物。 (8) (27) 該ベンゼン化合物に5いてルは1でありかつ
    Aは存在しない特許請求の範囲第17項に記載の組成物
    。 (28)該アダクトはmの平均値1.3〜1.8を与え
    るメチロールヒドロキシベンゼン化合物類の混合物から
    得られる生成物である特許請求の範囲@17項に記載の
    組成物。 (29) 該リグニン物質とメチロールヒドロキシベン
    ゼン化合物との反応混合物を作る前に、ヒドロキシベン
    ゼン化合物とホルムアルデヒドとのメチロール化反応混
    合物を作り、そしてメチロールヒドロキシ化合物が実質
    的な址で生成される反応条件をそのメチロール化反応混
    合物に確立し維持する工程をさらに含む製法で製造され
    たアダクトを含む特許請求の範囲第17項に記載の組成
    物。 (80) vメチロール化反応混合物は水性混合物であ
    り、その反応条件は約1(1,5〜12のpH値、約6
    0〜80℃の温度、大気圧以上の圧力、および少なくと
    も15分間の反応時間全包含17、かつ該メチロール化
    反応混合物中に存在するホルムアルデヒドとヒドロキシ
    ベンゼン化合物とのモル比は約1−1ないし3:1であ
    り、ホルムアルデヒドCゴそのメチロール化反応中に実
    質的V′rc完全に消費される特許請求の範囲第29項
    に記載の組成物。 (81) メチロール化反応混合物を作るのに用いるヒ
    ドロキシベンゼン化合物はフェノールである特許請求の
    範囲第30項に記載の組成物。 (82) pHの最大値は約11.5であり、反応時間
    は約0.5〜2時間であり、メチロール化反応混合物中
    に存在するホルムアルデヒドとヒドロキシベンゼン化合
    物とのモル比は約1.8:1ないし1.8=1である特
    許請求の範囲第30項に記載の組成物。 (8B) メチロール化反応混合物を作るのに用いるヒ
    ドロキシベンゼン化合物はフェノールである特許請求の
    範囲第82項に記載の組成物。 G34)染料組成物と水とからなる染料イーストであっ
    て、該染料組成物は染料イーストの約35〜55重量係
    をなし、かつ不水溶性染料とリグニンアダクトとからな
    り、該染料組成物中に存在するリグニンアダクト:染料
    の重量比は約0,25:1−0ないし0.75 + 1
    .0であり、該リグニンアダクトは、 スルホン化リグニン物質と下記式 (ここにmおよびnの両者は1〜8の整数であり、mと
    ルとの合計値は4を越えず、AはC,−C,アルキル基
    であり、存在しても存在しなくもよい)を有するメチロ
    ールヒドロキシベンゼン化合物との水性反応混合物を、
    スルホン化リグニン物質のリグニン部分1g当り約0.
    05〜4.0ミリモルのメチロールヒドロキシベンゼン
    化合物を含むように作り; スルホン化リグニン物質とメチロールヒドロキシベンゼ
    ン化合物との反応を行なわせるようにその混合物中に少
    なくとも105℃から約180℃せでの範囲内の温度お
    よび約8〜12の7)H値を確立し;そして その混合物を上記範囲内の温度および大気田以上の圧力
    に約5分間ないし8時間維持してスルホン化リグニン物
    質とメチロールヒドロキシベンゼン化合物とをリグニン
    部分ク)K実質的に転化する: ことからなる方法で製造されたものである上記染料波−
    スト。 G35)特許請求の範囲第84項に記載のペーストを作
    り、その啄−ストをその不水溶性粒子を重量平均粒径約
    50〜200オングストロームに微細化するのに足る時
    間にわたりミーリングすることからなる染料ミーリング
    方法。 (36)染料波−ストを作り、この染料イーストを繊維
    に適用し、そして少なくとも約200℃の温度でぜ一ス
    ト中の染料を定着させることからなるサーモゾル染色方
    法であって、該染料波−ストは染料組成物と水とからな
    り、該染料組成物は該被−ストの約35〜55重量%を
    なし、かつ不水溶性染料とリグニンアダクトとからなり
    、該染料組成物中に存在するりダニンアダクト:染料の
    重量比は約0.25:1ないし0.75 : 1.0で
    あり、該リグニンアダクトは、 スルホン化リグニン物質と下記式 (ここVCrnj6よびルの両者は1〜3の整数であり
    、mとルとの合計値は4を越えず、AはC1〜C4アル
    キル基であり、存在しても存在しなくてもよい)を有す
    るメチロールヒドロキシベンゼン化合物との水性反応混
    合物を、スルホン化リグニン物質のリグニン部分1g当
    り約0.05〜4.0ミリモルのメチロールヒドロキシ
    ベンゼン化合物を甘むように作り; スルホン化リグニン物質とメチロールヒドロキシベンゼ
    ン化合物との反応を行なわせるようにその混合物中に少
    なくとも105℃から約180℃までの範囲内の温度S
    よび約3〜12のpH値を確立し;そして その混合物を上記範囲内の温度および大気上以上の圧力
    に約5分間ないし8時間維持してスルホン化リグニン物
    質とメチロールヒドロキシベンゼン化合物とをリグニン
    アダクトに実質的に転化する; ことからなる方法で製造されたものである下記サーモゾ
    ル染色方法。 (87)該反応のために確立され維持された反応条件の
    結果としてアダクトはサーモゾル・スティン試験にふい
    て457ナノメーターの光線で測定して少なくとも70
    の反射率値を示すものである特許請求の範囲第36項に
    記載の染色方法。 (88) 該リグニン部分はナトリウムリグノスルホネ
    ートである特許請求の範囲第86項に記載の染色方法。 (89)反応温度範囲は約125〜145℃である特許
    請求の範囲第36項に記載の染色方法。 (40)該アダクトはmの平均値1.3〜1.8を与え
    るメチロールヒドロキシベンゼン化合物類の混合物から
    得られる生成物である特許請求の範囲第36項に記載の
    染色方法。 (41)次に繊維を還元剤溶液で洗浄する工程を含む特
    許請求の範囲第86項に記載の染色方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019039609A1 (ja) * 2017-08-24 2019-02-28 日本製紙株式会社 リグニン誘導体化合物及びその用途

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