JPS60188484A - 耐食性ボルト固定用固着材 - Google Patents

耐食性ボルト固定用固着材

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JPS60188484A
JPS60188484A JP4385284A JP4385284A JPS60188484A JP S60188484 A JPS60188484 A JP S60188484A JP 4385284 A JP4385284 A JP 4385284A JP 4385284 A JP4385284 A JP 4385284A JP S60188484 A JPS60188484 A JP S60188484A
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JP
Japan
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resin
fixing
container
corrosion
curable resin
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JP4385284A
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Tadao Yamamoto
忠男 山本
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コンクリート、岩盤等(以下、母材という)
にアンカーボルトを固着するためのボルト固定用固着材
に関する。
従来、アンカー2ルトの固着方法として母材に穿孔し、
その孔に固着材を装填しハンマードリル等に接合したア
ンカー戸ルトに回転衝撃を与えながらアンカー2ルトを
挿入し、容器を破砕し容器に収容された不飽和ポリエス
テル樹脂を硬化させ、アンカーぎルトを固着する方法が
知られている。
この方法に用いられる固着材としては、ガラス製容器中
に液体不飽和ポリエステル樹脂を主成分とする樹脂を充
填し、さらにこの容器中に過酸化ベンゾイル等の有機過
酸化物を主成分とする硬化剤をガラス管内に密封したも
のを収容してなる固着材が知られている。
しかし、これらの固着材は次の様な欠点を有していた。
固着材は、コンクリート母材に使用される例が多い。こ
の場合アンカーゼルトの固着部の樹脂硬化物がコンクリ
ート中に含まれるアルカリ成分によって侵食され、アン
カーボルト挿入時間の経過と共に徐々に固着強度が低下
していくという欠点があった。
また、アンカー71?ルトの使用環境が、例えば酸、ア
ルカリ、有機溶剤等の薬品に常時又は断続的に接触する
様な環境又は海岸の様な浸食性の強い海風又は海水に常
時さらされる様な環境等の場合は、アンカーぎルトの固
着部が侵食されてしまい十分な固着性能を維持できない
という欠点も有していた。
本発明は、これらの欠点を解決し、経時的劣化が僅少で
あり、侵食の強い環境においても、十分堅固な固着力を
維持することが可能な耐食性ゼルト固定用固着材を提供
するものである。
本発明は、容器と該容器内に収容された樹脂と該容器内
に収容された樹脂と該樹脂とは隔離され該容器内に収容
された硬化剤とからなるIルト固定用固着材において樹
脂の主成分がポリエステルアクリレート樹脂に重合性単
量体を混合した樹脂からなることを特徴とする耐食性ゼ
ルト固定用固着材である。
本発明の固着材の構成は、広範囲に設計可能であり特に
限定されるものではないが、例えば破砕可能な外容器と
破砕可能な内容器とからなり、硬化剤を密封した内容器
と、樹脂と必要に応じて骨材または充填剤を外容器に収
容し密封したもの、あるいは樹脂または樹脂と充填剤を
密封した内容器と、硬化剤と必要に応じて骨材を外容器
に収容し密封したもの等が挙げられる。
本発明に用いることのできる容器は、運搬または保管時
に破壊されず、アンカーボルト挿入時に簡単に破壊され
細片となる容器であり、ガラス、陶磁器または合成樹脂
からなるものである。ただし、合成樹脂はフィルムの形
状であってもよい。
本発明に用いることのできる樹脂は、−例を示せば、ポ
リエステルアクリレート樹脂であり、無水マレイン酸、
フマル酸等のα・β不飽和二塩基酸と、または必要に応
じて、その一部を無水フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸等の飽和二塩基酸成分で置換したものとビスフェ
ノールA5水素化ビスフエノールA1エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、2 、
2’ シ(4−ヒドロキシゾロポキシフェニル)フロパ
ン等から選ばられる1棟または2種以上の多価アルコー
ルとをMEN合して得られるポリエステル樹脂をアクリ
ル酸、メタアクリル酸等で変性したものである。
さらに好しくは、多価アルコールにビスフェノールAと
他の18I類以上の多価アルコールと不飽和二塩基酸、
飽和二塩基酸とを重縮合して得られるビスフェノールA
型ポリエステル樹脂全アクリル酸、メタアクリル酸等で
変性したビスフェノールA型ポリエステルアクリレート
樹脂が耐食性に特に優れている。
本発明に用いることのできる樹脂の粘度は、重合性単量
体で混合希釈することにより任意に選ぶことができるが
、ポリエステルアクリレート樹脂 5− と重合性単量体の混合物の粘度は、5000ポアズ(2
5℃)以下が好ましい。
5000ポアズ(25℃)以上になると樹脂中の骨材の
沈降速度が著しく遅くなるため生産性が低下する。また
打設攪拌時においては硬化剤・骨材の分散が一様になり
にくいための硬化が不均一になシ、十分な固着力が得ら
れない。
本発明に用いることのできる重合性単量体は、例えば、
スチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン、メタクリ
ル酸メチル、フタル酸ジアリルエステル等である。
本発明に用いることのできる硬化剤は、有機過酸化物例
えば、ペンゾイルノぞ−オキサイド、メチルエチルケト
ン・ぞ−オキサイド、ラウリルパーオキサイド、ジクミ
ルパーオキサイド、ターシャルブチルパーオクトエート
、キュメンハイドロノぐ−オキサイド、シクロヘキサノ
ンパーオキサイド等である。
また、樹脂の硬化を促進するために硬化促進剤を用いる
ことができる。但し、この場合は硬化促 6− 進剤は、例えばジメチルアニリン、ジエチルアニリン、
ジメチルノぞラトルイジン等のアミン類;す7テン酸コ
ノセルト、オクトエ酸コノ9ルト、ナンテン酸マンガン
、ナフテン酸カルシウム等の金属石けん類;ノ々ナジル
アセチルアセト不一 ト、鉄アセチルアセトネート等の
キレート化合物である。
また、本発明の固着材には、必要に応じて骨材または充
填剤を混入することができる。
骨材としては特に限定されないが、天然砕石またはマグ
ネシアクリンカ−等の人工石等を使用することができる
充填剤としては特に限定されないが、炭酸カルシウム、
硫酸カルシウム、無水ケイ酸、粘土等を使用することが
できる。
本発明の耐食性7Iンルト固定用固着材の配合組成は、
用途目的に応じて広範囲に選択されつるが、1例を示す
とポリエステルアクリレート樹脂50〜100重量部と
重合性単量体1〜50重量部からなる混合物100重量
部に対して、硬化促進剤0〜5重量部、硬化剤1〜20
重量部、骨材または充填剤θ〜500重量部程度である
本発明のダルト固着材は、従来のものに比べ堅固な固着
力が得られ、かつ、コンクリート等に含まれるアルカリ
成分による固着強度の低減度が僅少であり固着力が長期
にわたって維持される。また、アンカーボルトの使用環
境が酸、アルカリ、有機溶剤等の薬品に常時又は断続的
に接触する様な環境又は海岸の様な浸食性の強い海風又
は海水に常時さらされる様な環境等においても固着力を
十分に維持することが可能である。
さらに、本発明の固着材は、従来のヂルト固定用固着材
に比ベポリエステルアクリレート樹脂を適合させている
ので、単に樹脂自体の化学的物理的特徴を発揮するのみ
でなく施工において、アンカーボルトの挿入回転衝撃に
よシ樹脂は骨材及び硬化剤と均一に混合攪拌され孔と一
ルトの全面に容易に接着する。さらに、容器等に使用さ
れるガラス、磁製管、合成樹脂等の大小さまざまな破砕
片が混合して形成する樹脂プリミックスが固結するため
予想以上の機械的強度の高い固着層による接着効果をあ
けえたものと推察される。
前述のこれらの特徴は、疵主、施工者等にとってアンカ
ーボルトの信頼性が向上し、長期安全設計が容易になる
という特徴も見逃せない。
次に実施例により本発明の実施態様を具体的に説明する
実施例1 外径5閣、長さ70■のガラス製内容器に硫酸カルシウ
ムで50%濃度に希釈したベンゾイルパーオキサイド0
.459を密封して、外径13tms 長さ85■のガ
ラス製外容器に収容し、さらに直径1.0〜3.3■の
マグネシアクリンカ−6,92とビスフェノールA型ポ
リエステルアクリレート樹脂3、Olとスチレ71.3
fとの混合物(粘度5−アズ(25℃))とジメチルア
ニリン0.02 tを充填し、ナイロン製キャップで密
封し固着材を試作した。
次に圧縮強度250 A111/cs”のコンクリート
に内径14.5m、長さ100mの穿孔を行ない、その
孔内に先端45度カットの全ネジ8450焼入れゼルト
を電動ハンマードリルに装着し、回転衝撃を与えな 9
− がら孔底まで挿入する。次に常温で3日と45日養生後
の引抜荷重を測置した。耐アルカリ性テストとしてゼル
ト打設後のコンクリートブロックを水酸化カルシウム飽
和溶液中に浸漬し、45日後の引抜荷重を測定した。そ
の結果を表1に示す。
実施例2 実施例1と同じ容器で、硬化剤にメチルエチルケトンパ
ーオキサイド0.45 f 、硬化促進剤にナフテン酸
コパル) 0.029 k使用する他は実施例1と同様
に試作し、打設・引抜試験を行ない、その結果を表1に
示す。
比較例1 実施例1と同じ容器で、粘度22ポアズ(25℃)の不
飽和ポリエステル樹脂4.31を使用する以外は実施例
1と同様に試作し、打設・引抜試験を行ない、その結果
を表1に示す。
比較例2 実施例1と同じ容器で、粘度5500ポアズ(25’C
)のビスフェノールA型ポリエステルアクリレート樹脂
4.32を使用する以外は実施例1と同様10− に試作し、打設・引抜試験を行ない、その結果を表1に
示す。
以下余白

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 容器と該容器内に収容された樹脂と該樹脂とは隔
    離され該容器内に収容された硬化剤とからなるボルト固
    定用固着材において、樹脂の主成分がポリエステルアク
    リレート樹脂に重合性単量体を混合した樹脂からなるこ
    とを特徴とする耐食性ボルト固定用固着材 2 樹脂が、ビスフェノールA型ポリエステルアクリレ
    ート樹脂であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記畝の耐食性ボルト固定用固着材 a ポリエステル樹脂と重合性単量体の混合物が、常温
    で液体であって粘度が5000ポアス(25℃)以下で
    あること全特徴とする特許請求の範囲第1項記載の耐食
    性ボルト固定用固着材 t 硬化剤が、有機過酸化物であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の耐食性ボルト固定用固着材
JP4385284A 1984-03-09 1984-03-09 耐食性ボルト固定用固着材 Granted JPS60188484A (ja)

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JPH0585720B2 JPH0585720B2 (ja) 1993-12-08

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