JPS60188465A - 多孔質樹脂複合体の製造方法 - Google Patents
多孔質樹脂複合体の製造方法Info
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- JPS60188465A JPS60188465A JP4578284A JP4578284A JPS60188465A JP S60188465 A JPS60188465 A JP S60188465A JP 4578284 A JP4578284 A JP 4578284A JP 4578284 A JP4578284 A JP 4578284A JP S60188465 A JPS60188465 A JP S60188465A
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- JP
- Japan
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- powder
- composite material
- binder
- resin
- fiber
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は多孔質樹脂複合体の製造方法に関し、詳しくは
無機質繊維を多量に含有する無機質繊維と熱硬化性粉末
4+1′Kmとの多孔質複合体の製造方法に関するもの
である。
無機質繊維を多量に含有する無機質繊維と熱硬化性粉末
4+1′Kmとの多孔質複合体の製造方法に関するもの
である。
近年合成樹脂中に無機質の繊維状物質を添加して、その
機械的強度や耐熱性を向上させた樹脂複合体が数多く開
発され、多方面の用途に使用されている。特にエンジニ
アリングプラスチックとして機械部品等に使用され始め
ている。
機械的強度や耐熱性を向上させた樹脂複合体が数多く開
発され、多方面の用途に使用されている。特にエンジニ
アリングプラスチックとして機械部品等に使用され始め
ている。
このプラスチックと各種無機m維との複合体は主として
熱可塑性樹脂を用い射出成形、鋳込成形(1) あるいは押出成形により成形したものであり、高温での
樹脂の軟化変形を無機繊維の添加によって押さえようと
するものであり、耐熱性を上げるためには無機繊維の添
加量を増加せねばならない。
熱可塑性樹脂を用い射出成形、鋳込成形(1) あるいは押出成形により成形したものであり、高温での
樹脂の軟化変形を無機繊維の添加によって押さえようと
するものであり、耐熱性を上げるためには無機繊維の添
加量を増加せねばならない。
しかし、無機繊維の添加量を増加すると、樹脂との混合
物の粘性が高くなりすぎ流動性が減少し、成形が不可能
となるため、無機繊維の添加量は最大40%程度が限界
である。
物の粘性が高くなりすぎ流動性が減少し、成形が不可能
となるため、無機繊維の添加量は最大40%程度が限界
である。
従って軟化温度が低く高温下では使用出来ない、強度が
不足し切削加工性が不十分で細部加工時に角欠けを生じ
易い、耐熱衝撃性が不十分で急冷時にクラックを生じ易
い、等の欠点がある。
不足し切削加工性が不十分で細部加工時に角欠けを生じ
易い、耐熱衝撃性が不十分で急冷時にクラックを生じ易
い、等の欠点がある。
本発明の目的は無機繊維の使用量を多くして、軟化変形
開始温度を引上げ高温で使用し得、強度も大で切削加工
性に優れた樹脂と無機繊維の複合体を得るものである。
開始温度を引上げ高温で使用し得、強度も大で切削加工
性に優れた樹脂と無機繊維の複合体を得るものである。
更に該複合体を多孔質とすることによって、軽量で断熱
性にも優れ、しかも高荷重下でも十分に使用出来る複合
体である。
性にも優れ、しかも高荷重下でも十分に使用出来る複合
体である。
本発明の樹脂と無機繊維の多孔質複合体の製造に用いら
れる樹脂は熱硬化性樹脂、または熱可塑(2) 性樹脂と硬化剤の組合わせで熱硬化性とした樹脂(以下
単に熱硬化性樹脂という)で、例えばフェノール樹脂、
尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン
樹脂等が用いられる。熱硬化性樹脂を用いることで高温
での使用中あるいは熱処理中に軟化変形することのない
耐熱性のよい強度の高いプラスチックが得られ、また熱
可塑性樹脂で見られる、高温下で樹脂が成形体表面に移
動し、成形体の内部と表面部とで著しい組織及び強度の
差を生じ、歪を発生することが避けられる。
れる樹脂は熱硬化性樹脂、または熱可塑(2) 性樹脂と硬化剤の組合わせで熱硬化性とした樹脂(以下
単に熱硬化性樹脂という)で、例えばフェノール樹脂、
尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン
樹脂等が用いられる。熱硬化性樹脂を用いることで高温
での使用中あるいは熱処理中に軟化変形することのない
耐熱性のよい強度の高いプラスチックが得られ、また熱
可塑性樹脂で見られる、高温下で樹脂が成形体表面に移
動し、成形体の内部と表面部とで著しい組織及び強度の
差を生じ、歪を発生することが避けられる。
使用する熱硬化性樹脂は粒径2mm以下の粉末状のもの
を用いるが、lnm以下のものが単位重量当りの表面積
が大きくなりより好ましい。液状の樹脂ではマトリック
ス部に樹脂が充填してしまい、多孔質にならない。また
粒径が2mmを越えると比表面積が小さくなり、樹脂粒
同士の接触面積が小さくなり、強度が低下する。
を用いるが、lnm以下のものが単位重量当りの表面積
が大きくなりより好ましい。液状の樹脂ではマトリック
ス部に樹脂が充填してしまい、多孔質にならない。また
粒径が2mmを越えると比表面積が小さくなり、樹脂粒
同士の接触面積が小さくなり、強度が低下する。
添加される無機繊維はアスベスト等の天然の鉱物繊維、
ガラス繊維、セラミック繊維、炭素繊維、チタン酸アル
カリ金属繊維、チタン酸アルカリ上(3) 類金属繊維、チタニア繊維の1種あるいは2種以」二を
組合わせて使用する。特にチタン酸アルカリ金属繊維、
チタン酸アルカリ土類金属繊維、チタニア繊維を使用す
ることが好ましい。プラスチック中の無機繊維の含有量
は60〜90重量%である。添加量が60重量%未満で
は高温下での軟化変形が生じ、90重量%以上ではプラ
スチックの強度が低下する。
ガラス繊維、セラミック繊維、炭素繊維、チタン酸アル
カリ金属繊維、チタン酸アルカリ上(3) 類金属繊維、チタニア繊維の1種あるいは2種以」二を
組合わせて使用する。特にチタン酸アルカリ金属繊維、
チタン酸アルカリ土類金属繊維、チタニア繊維を使用す
ることが好ましい。プラスチック中の無機繊維の含有量
は60〜90重量%である。添加量が60重量%未満で
は高温下での軟化変形が生じ、90重量%以上ではプラ
スチックの強度が低下する。
多孔質のプラスチック複合体とするためには、使用する
熱硬化性樹脂粉末の粒径を2mm以下でなるべく小さい
ものを使用する。バインダーとしては50〜300°C
の温度で揮発するような成分を含むもので、水、アルコ
ール類、液状樹脂類、ケイ酸ソーダ液、リン酸アルミニ
ウム液、アルミナゾル、シリカゾル等が用いられ、その
添加量は無機繊維と熱硬化性樹脂の含量100重量部に
対し10〜50重量部である。さらに添加剤としてケイ
酸ソーダ粉末、リン酸ソーダ粉末、リン酸アルミニウム
粉末、CMC、デキストリン、粘土類等を用いることも
出来る。添加剤を加える場合は無(4) 機繊維と熱硬化性樹脂の含量100重量部に対し0.1
〜10重量部が望ましい。0.1重量部以下では素地強
度が向上せず、10重量部を越えると充填が良くなりす
ぎて高気孔率が得られない。
熱硬化性樹脂粉末の粒径を2mm以下でなるべく小さい
ものを使用する。バインダーとしては50〜300°C
の温度で揮発するような成分を含むもので、水、アルコ
ール類、液状樹脂類、ケイ酸ソーダ液、リン酸アルミニ
ウム液、アルミナゾル、シリカゾル等が用いられ、その
添加量は無機繊維と熱硬化性樹脂の含量100重量部に
対し10〜50重量部である。さらに添加剤としてケイ
酸ソーダ粉末、リン酸ソーダ粉末、リン酸アルミニウム
粉末、CMC、デキストリン、粘土類等を用いることも
出来る。添加剤を加える場合は無(4) 機繊維と熱硬化性樹脂の含量100重量部に対し0.1
〜10重量部が望ましい。0.1重量部以下では素地強
度が向上せず、10重量部を越えると充填が良くなりす
ぎて高気孔率が得られない。
熱硬化性樹脂粉末、無機繊維及びバインダー、必要に応
じて添加剤より成る配合を混練後加圧成形し、50〜3
00°Cの温度で熱処理を行う。この熱処理によりバイ
ンダーは揮発し、成形体は多孔化すると同時に、粉末樹
脂表面が軟化し無機繊維を包含する形で次第に熱硬化性
樹脂は硬化し、強固に結合した多孔質複合体を形成する
。多孔体とすることで軽量となり、熱伝導率が低下し、
熱硬化性樹脂の使用量が少なく材料費が少なくて済む利
点がある。
じて添加剤より成る配合を混練後加圧成形し、50〜3
00°Cの温度で熱処理を行う。この熱処理によりバイ
ンダーは揮発し、成形体は多孔化すると同時に、粉末樹
脂表面が軟化し無機繊維を包含する形で次第に熱硬化性
樹脂は硬化し、強固に結合した多孔質複合体を形成する
。多孔体とすることで軽量となり、熱伝導率が低下し、
熱硬化性樹脂の使用量が少なく材料費が少なくて済む利
点がある。
本発明の無機繊維含有プラスチック複合体は各種機械部
品、ブレーキライニング、フェージング、ヒーターカバ
ー、電子部品、センサー、各種坦体、オイルレスメタル
代替品等、非常に広い用途がある。
品、ブレーキライニング、フェージング、ヒーターカバ
ー、電子部品、センサー、各種坦体、オイルレスメタル
代替品等、非常に広い用途がある。
以下実施例により本発明の詳細な説明する。
(5)
実施例 1〜4
第1表に示す配合をニーダ−で混練した後、オイルプレ
スで成形した試料を250°Cで熱処理した。この試料
の物性、機械的性質、熱衝撃性を試験した結果を第1表
に示した。
スで成形した試料を250°Cで熱処理した。この試料
の物性、機械的性質、熱衝撃性を試験した結果を第1表
に示した。
なお、軟化変形温度はJIS K−7207の方法で、
曲げ強さ、曲げ弾性率は JIS K−7203、機械
加工性はダイヤモンドカッターでの切断時の稜部の角欠
けの有無で、耐熱衝撃性は試料を300’Cで30分加
熱後、水中に投入した際の亀裂の有無で示した。
曲げ強さ、曲げ弾性率は JIS K−7203、機械
加工性はダイヤモンドカッターでの切断時の稜部の角欠
けの有無で、耐熱衝撃性は試料を300’Cで30分加
熱後、水中に投入した際の亀裂の有無で示した。
比較例 1〜3
第1表に示す配合をニーダーで混練した後、熱溶融して
鋳込んだ試料を用いて実施例1と同様の試験を行った。
鋳込んだ試料を用いて実施例1と同様の試験を行った。
結果を同じく第1表に示す。
第1表から明かなように、本発明の複合体は熱可塑性樹
脂を用いた従来のプラスチックと比較して、軟化変形温
度は著しく向上し、加工性、耐熱(6) 衝撃性にも優れ、多孔質としても強度ははるかに優れて
おり、熱伝導率も約172の値を示し、本発明の優秀さ
がわかる。
脂を用いた従来のプラスチックと比較して、軟化変形温
度は著しく向上し、加工性、耐熱(6) 衝撃性にも優れ、多孔質としても強度ははるかに優れて
おり、熱伝導率も約172の値を示し、本発明の優秀さ
がわかる。
特許出願人
九州耐火煉瓦株式会社
(8)
Claims (1)
- 無機質繊維60〜90重量%、熱硬化性樹脂粉末40〜
10重量%より成る配合物を混練後、熱処理し硬化させ
ることを特徴とする多孔質樹脂複合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4578284A JPS60188465A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | 多孔質樹脂複合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4578284A JPS60188465A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | 多孔質樹脂複合体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60188465A true JPS60188465A (ja) | 1985-09-25 |
JPH054991B2 JPH054991B2 (ja) | 1993-01-21 |
Family
ID=12728853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4578284A Granted JPS60188465A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | 多孔質樹脂複合体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60188465A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002010266A1 (fr) * | 2000-07-27 | 2002-02-07 | Otsuka Chemical Co., Ltd. | Mousse resineuse dielectrique et antenne a lentille contenant ladite mousse |
US6884647B2 (en) | 2000-09-22 | 2005-04-26 | Shiro Sakai | Method for roughening semiconductor surface |
WO2007026730A1 (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-08 | Alps Electric Co., Ltd. | 多孔質体及びその製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4860770A (ja) * | 1971-12-01 | 1973-08-25 | ||
JPS49128049A (ja) * | 1973-04-10 | 1974-12-07 | ||
JPS51151764A (en) * | 1975-06-13 | 1976-12-27 | Rohm & Haas | Foam thermosetting article and method of producing same |
JPS58109552A (ja) * | 1981-12-23 | 1983-06-29 | Matsushita Electric Works Ltd | フエノ−ル樹脂成形材料 |
-
1984
- 1984-03-09 JP JP4578284A patent/JPS60188465A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4860770A (ja) * | 1971-12-01 | 1973-08-25 | ||
JPS49128049A (ja) * | 1973-04-10 | 1974-12-07 | ||
JPS51151764A (en) * | 1975-06-13 | 1976-12-27 | Rohm & Haas | Foam thermosetting article and method of producing same |
JPS58109552A (ja) * | 1981-12-23 | 1983-06-29 | Matsushita Electric Works Ltd | フエノ−ル樹脂成形材料 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002010266A1 (fr) * | 2000-07-27 | 2002-02-07 | Otsuka Chemical Co., Ltd. | Mousse resineuse dielectrique et antenne a lentille contenant ladite mousse |
US7179844B2 (en) | 2000-07-27 | 2007-02-20 | Otsuka Chemical Co., Ltd. | Dielectric resin foam and lens for radio waves using the same |
US6884647B2 (en) | 2000-09-22 | 2005-04-26 | Shiro Sakai | Method for roughening semiconductor surface |
WO2007026730A1 (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-08 | Alps Electric Co., Ltd. | 多孔質体及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH054991B2 (ja) | 1993-01-21 |
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