JPS60186438A - ガラス彩色用無鉛フリツト組成物 - Google Patents
ガラス彩色用無鉛フリツト組成物Info
- Publication number
- JPS60186438A JPS60186438A JP3994484A JP3994484A JPS60186438A JP S60186438 A JPS60186438 A JP S60186438A JP 3994484 A JP3994484 A JP 3994484A JP 3994484 A JP3994484 A JP 3994484A JP S60186438 A JPS60186438 A JP S60186438A
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- JP
- Japan
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- composition
- lead
- free
- glass
- fritt
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- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明はガラス彩色用無鉛フリット組成物、詳しくは有
害な鉛成分を含有せず、殊に耐アルカリ性に優れ、飲食
品等を収容するだめのガラス容器の彩色、表示等に適し
た改良された無鉛フリット組成物に係る。
害な鉛成分を含有せず、殊に耐アルカリ性に優れ、飲食
品等を収容するだめのガラス容器の彩色、表示等に適し
た改良された無鉛フリット組成物に係る。
従来より、ボトル、タンブラ−等のガラス製品のラベル
や装飾のだめのガラスエナメルには、光面光沢性や耐薬
品性の面より硼珪酸鉛フリットが使用されてきたが、近
年その主要成分である鉛の毒性が問題視され、鉛成分を
含まない無鉛タイプのフリットが要望され、かかる無鉛
フリットの研究開発が種々性なわれている。しかしなが
ら開発された各種組成の無鉛フリットは、総じてフリッ
ト本来の基本的要求特性である融着温度、膨張係数、耐
薬品性のいずれかにおいて尚改善される余地があり、特
にそれらの耐薬品性（耐アルカリ性）は不充分であり、
優れたものといえども例えばボトルのラベルのようにア
ルカリ水で繰返し洗浄使用される用途にも充分に適用で
きるものとは言えず、この面で尚硼珪酸鉛フリットに匹
適し難い。
や装飾のだめのガラスエナメルには、光面光沢性や耐薬
品性の面より硼珪酸鉛フリットが使用されてきたが、近
年その主要成分である鉛の毒性が問題視され、鉛成分を
含まない無鉛タイプのフリットが要望され、かかる無鉛
フリットの研究開発が種々性なわれている。しかしなが
ら開発された各種組成の無鉛フリットは、総じてフリッ
ト本来の基本的要求特性である融着温度、膨張係数、耐
薬品性のいずれかにおいて尚改善される余地があり、特
にそれらの耐薬品性（耐アルカリ性）は不充分であり、
優れたものといえども例えばボトルのラベルのようにア
ルカリ水で繰返し洗浄使用される用途にも充分に適用で
きるものとは言えず、この面で尚硼珪酸鉛フリットに匹
適し難い。
発 明 の 目 的
本発明は、特にボトルのラベル用として好適な優れた耐
アルカリ性を具備する無鉛フリット組成物を提供するこ
とを目的とする。
アルカリ性を具備する無鉛フリット組成物を提供するこ
とを目的とする。
発明の構成
上記目的は以下の組成を有する組成物により達成される
。
。
Ｓｉｎ□４５〜５０重量％
Ｂ２０８Ｆ３〜１２ １
Ｚｎ０２０〜２５ｚ
Ｋ２Ｏ、Ｎａ２０及びＬｉ。０から選ばれる２種以上の
合計 ５〜１０ １ ０ａ０８〜６ Ｚｒ０２ １〜５ 弗素 １〜４ 本発明者らは鋭意研究の結果、上記組成の組成物が有害
な鉛成分を含有せず、しかも強力な耐アルカリ性を有す
ることを見い出した。本発明組成物は従って無鉛フリッ
トとして、従来の硼珪酸鉛フリットに匹適するか又はこ
れをも凌ぐ優れたフリットとして、特にボトル等のラベ
ル用として極めて有効である。勿論上記組成物は、フリ
ットとして要求される６４０°０以下の焼成温度で焼成
でき、線膨張係数が約８５Ｘ１０−７／’Ｃ以下でおる
特性を具備している。本発明組成物がかがる非常に優れ
た特性を有する理由は尚明確ではないが、耐アルカリ性
の付与向上には、ガラス骨格成分としての８１０２の適
度の増量とＺｒＯ２及びＯａＯ成分の所定量配合が主に
寄与しており、上記５ｉ０２の増量によればまた適当な
膨張係数が付与でき、２等各成分に起因する融着温度の
上昇が、Ｂ２ｏ８成分、Ｋ、Ｏ等のアルカリ成分及びＺ
ｎＯ成分の適当な増量と弗素成分の配合により好適に抑
制されるためと考えられる。いずれにせよ上記組成のフ
リットは従来全く知られておらず、かかる組成により顕
著に改善された耐アルカリ性その他の特性が発現される
ことも、本発明者らが始めて見い出したことである。
合計 ５〜１０ １ ０ａ０８〜６ Ｚｒ０２ １〜５ 弗素 １〜４ 本発明者らは鋭意研究の結果、上記組成の組成物が有害
な鉛成分を含有せず、しかも強力な耐アルカリ性を有す
ることを見い出した。本発明組成物は従って無鉛フリッ
トとして、従来の硼珪酸鉛フリットに匹適するか又はこ
れをも凌ぐ優れたフリットとして、特にボトル等のラベ
ル用として極めて有効である。勿論上記組成物は、フリ
ットとして要求される６４０°０以下の焼成温度で焼成
でき、線膨張係数が約８５Ｘ１０−７／’Ｃ以下でおる
特性を具備している。本発明組成物がかがる非常に優れ
た特性を有する理由は尚明確ではないが、耐アルカリ性
の付与向上には、ガラス骨格成分としての８１０２の適
度の増量とＺｒＯ２及びＯａＯ成分の所定量配合が主に
寄与しており、上記５ｉ０２の増量によればまた適当な
膨張係数が付与でき、２等各成分に起因する融着温度の
上昇が、Ｂ２ｏ８成分、Ｋ、Ｏ等のアルカリ成分及びＺ
ｎＯ成分の適当な増量と弗素成分の配合により好適に抑
制されるためと考えられる。いずれにせよ上記組成のフ
リットは従来全く知られておらず、かかる組成により顕
著に改善された耐アルカリ性その他の特性が発現される
ことも、本発明者らが始めて見い出したことである。
本発明組成物は、上記特定組成を有することを ８−
必須とし、いずれかひとつの成分でも上記範囲を外れる
場合は本発明所期の効果を奏することが困難となる。即
ち本発明組成物中の最も重要な成分のひとつである５１
０２成分が上記範囲を下回る場合は、最大の特長とする
耐アルカリ性向上効果が低下することとなる。反対に８
１０ｇ成分が上記範囲を越える場合、融着温度が上昇し
すぎ、その抑制に多量のＢ２Ｏ３、ＺｎＯ等を要するこ
ととなり、之等の多量配合によゐ耐薬品性低下やフリッ
トの結晶化を惹起する不利があり、加えて他の成分の配
合量を低下させることとなる。またに２０その他のアル
カリ成分は主として融着温度の低下に寄与するが、１０
０重量％越えると膨張係数が大きくなりすぎ、素地ガラ
スにクラックを生じるおそれがある。ＺｒＯ２及びＯａ
Ｏは耐アルカリ性向上のための補助的役割を奏している
が、ＺｒＯ２が４重量％を上回る場合融着温度が高くな
りすぎ、ＯａＯが６重量％を上回ると膨張係数が高くな
りすぎる欠点 ４− がある。更に弗素は、融着温度を低下させ得るが４重量
％を上回るとガラスを浮濁させる難点がある。
場合は本発明所期の効果を奏することが困難となる。即
ち本発明組成物中の最も重要な成分のひとつである５１
０２成分が上記範囲を下回る場合は、最大の特長とする
耐アルカリ性向上効果が低下することとなる。反対に８
１０ｇ成分が上記範囲を越える場合、融着温度が上昇し
すぎ、その抑制に多量のＢ２Ｏ３、ＺｎＯ等を要するこ
ととなり、之等の多量配合によゐ耐薬品性低下やフリッ
トの結晶化を惹起する不利があり、加えて他の成分の配
合量を低下させることとなる。またに２０その他のアル
カリ成分は主として融着温度の低下に寄与するが、１０
０重量％越えると膨張係数が大きくなりすぎ、素地ガラ
スにクラックを生じるおそれがある。ＺｒＯ２及びＯａ
Ｏは耐アルカリ性向上のための補助的役割を奏している
が、ＺｒＯ２が４重量％を上回る場合融着温度が高くな
りすぎ、ＯａＯが６重量％を上回ると膨張係数が高くな
りすぎる欠点 ４− がある。更に弗素は、融着温度を低下させ得るが４重量
％を上回るとガラスを浮濁させる難点がある。
本発明に係るフリットは、上記組成となる各成分を通常
用いられる酸化物、塩、弗化物等の形態で混合後、混合
物を約１２００〜１８００ ’Ｏにて溶融させ、溶融物
を水中で急冷後、得られる粒状フリットをボールミル等
で湿式粉砕し、次いでスラリーを乾燥、篩がけすること
によりフリット粉末に調製される。
用いられる酸化物、塩、弗化物等の形態で混合後、混合
物を約１２００〜１８００ ’Ｏにて溶融させ、溶融物
を水中で急冷後、得られる粒状フリットをボールミル等
で湿式粉砕し、次いでスラリーを乾燥、篩がけすること
によりフリット粉末に調製される。
かくして得られるフリット粉末は、通常のこの種ガラス
彩色用フリットと同様にペースト又はインキとされ実用
される。即ち上記フリット粉末は、これを例えばチタン
白、コバルト青、クロム緑、鉄ブラウン等の適当な耐熱
性無機質顔料と混合後、通常のスクリーンオイル等の有
機ビヒクルと混練してペーストエナメルとされるか又は
ワックス等と混練され熱可塑エナメルとされる。之等エ
ナメルのガラス製品への適用も公知の方法に従って実施
される。例えば通常のスクリーン印刷法に従いボトル等
に印刷され、次いで最高温度約６２０〜６４０℃で焼成
される。かくして本発明フリットの利用によれば、耐ア
ルカリ性に優れ、充分な表面光沢を有する着色皮膜が形
成される。
彩色用フリットと同様にペースト又はインキとされ実用
される。即ち上記フリット粉末は、これを例えばチタン
白、コバルト青、クロム緑、鉄ブラウン等の適当な耐熱
性無機質顔料と混合後、通常のスクリーンオイル等の有
機ビヒクルと混練してペーストエナメルとされるか又は
ワックス等と混練され熱可塑エナメルとされる。之等エ
ナメルのガラス製品への適用も公知の方法に従って実施
される。例えば通常のスクリーン印刷法に従いボトル等
に印刷され、次いで最高温度約６２０〜６４０℃で焼成
される。かくして本発明フリットの利用によれば、耐ア
ルカリ性に優れ、充分な表面光沢を有する着色皮膜が形
成される。
実 絢 例
以下、本発明実施例を挙げる。
実施例１
下記組成となるように各酸化物、酸化物となる塩及び弗
化物を混合した。
化物を混合した。
５ｉｎ９ ４６．０重量係
Ｂ２０８１２．０ ＃
ＺｒＯ２３，０’
Ｌｉ２Ｏ２，０１
Ｎａ２０ ６．０ ’
ＺｎＯ２４，０１
０ａＯ５，０＃
Ｆ ２．０重量％
上記混合物をるつぼに入れ、１２５０℃で加熱溶融した
。溶融物を水中に投入し、粒状フリットを得、これをボ
ールミルで湿式粉砕後、得られるスラリーを乾燥し、篩
でほぐして本発明フリット粉末を得た。
。溶融物を水中に投入し、粒状フリットを得、これをボ
ールミルで湿式粉砕後、得られるスラリーを乾燥し、篩
でほぐして本発明フリット粉末を得た。
得られた粉末９０重量部にチタン白１０重量部を混合し
、スクリーンオイル（実計製薬工業社製”１０６Ｂ）で
ペースト化した。このペーストをスクリーン印刷でガラ
ス板上に印刷し、６８０ ”０焼成して焼付皮膜を形成
させた。
、スクリーンオイル（実計製薬工業社製”１０６Ｂ）で
ペースト化した。このペーストをスクリーン印刷でガラ
ス板上に印刷し、６８０ ”０焼成して焼付皮膜を形成
させた。
かくして得られた焼付皮膜の物性を以下の通り試験した
。
。
〈耐アルカリ性試験〉
耐アルカリテスト液として、ＮａＯＨ９重量％、Ｎａ５
Ｐ０４・１２Ｈｇ０ １重量％及び水９００重量％ら成
る液を用い、該液中に試料を８８±１℃で２４時間浸漬
し、試料の焼付皮膜部分の膜厚減少普及 ７− び重量減少量を測定し、２等数値より耐アルカリ性を評
価した。
Ｐ０４・１２Ｈｇ０ １重量％及び水９００重量％ら成
る液を用い、該液中に試料を８８±１℃で２４時間浸漬
し、試料の焼付皮膜部分の膜厚減少普及 ７− び重量減少量を測定し、２等数値より耐アルカリ性を評
価した。
〈膨張係数及び亀裂の有無〉
試料焼付皮膜の線膨張係数を測定すると共に、亀裂の有
無を目視観察した。
無を目視観察した。
結果を下記第１表に示す。尚第１表には比較のため従来
よりこの種ガラス彩色用フリットとして汎用されている
以下の組成を有する硼珪酸鉛フリット（市販品、ボトル
用エナメル、実計製薬工業社製Ｚ−７２８（白カラー）
）を用いて同一試験を行なった結果を併記する。
よりこの種ガラス彩色用フリットとして汎用されている
以下の組成を有する硼珪酸鉛フリット（市販品、ボトル
用エナメル、実計製薬工業社製Ｚ−７２８（白カラー）
）を用いて同一試験を行なった結果を併記する。
〈硼珪酸鉛フリット組成〉
Ｓｉｎ、 ８６重量優
狗０８ ８１
ＰｂＯ４８＃
ＺｒＯ２６ｙ
ＴｉＯｇ ２ ＃
Ｌｉ２Ｏ８
８−
Ｎａ２０ ２重−Ｊｉｍ
第 １ 表
上記第１表より本発明フリットは、硼珪酸鉛フリットと
略々間等の非常に優れた耐アルカリ性を有し、焼成温度
及び膨張係数も適当なものであり、亀裂発生のおそれが
ないことが明らかである。
略々間等の非常に優れた耐アルカリ性を有し、焼成温度
及び膨張係数も適当なものであり、亀裂発生のおそれが
ないことが明らかである。
また上記においてチタン白に代え、コバルト肯、クロム
緑及び鉄ブラウンの夫々を用いて同様にペーストを得、
之等を同様にしてスクリーン印刷後、６８０°Ｃで焼成
して、印刷焼成皮膜を得た。得られた各皮膜は、同一試
験の結果、耐アルカリ性その他の特性においてほぼ同等
の優れたものであった。このことから本発明のガラス彩
色用無鉛フリットは、ボトル用ラベルとして非常に有用
であることが判る。
緑及び鉄ブラウンの夫々を用いて同様にペーストを得、
之等を同様にしてスクリーン印刷後、６８０°Ｃで焼成
して、印刷焼成皮膜を得た。得られた各皮膜は、同一試
験の結果、耐アルカリ性その他の特性においてほぼ同等
の優れたものであった。このことから本発明のガラス彩
色用無鉛フリットは、ボトル用ラベルとして非常に有用
であることが判る。
（以上）
１１−
Claims (1)
- ■ ５ｉｎ２４５〜５０重量係、Ｂ２Ｏ３３〜１２重量
係、２９０２０〜２５重量％、ｘ２０、Ｎａ、Ｏ及びＬ
１２０から選ばれる２種以上を合計で５〜１０重量％、
ＣａＯ３〜６重量％、２１０２１〜５重量％及び弗素１
〜４重量％からなる組成を有することを特徴とするガラ
ス彩色用無鉛フリット組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3994484A JPS60186438A (ja) | 1984-03-01 | 1984-03-01 | ガラス彩色用無鉛フリツト組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3994484A JPS60186438A (ja) | 1984-03-01 | 1984-03-01 | ガラス彩色用無鉛フリツト組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60186438A true JPS60186438A (ja) | 1985-09-21 |
| JPH0417904B2 JPH0417904B2 (ja) | 1992-03-26 |
Family
ID=12567062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3994484A Granted JPS60186438A (ja) | 1984-03-01 | 1984-03-01 | ガラス彩色用無鉛フリツト組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60186438A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2687997A1 (fr) * | 1992-03-02 | 1993-09-03 | Degussa Prod Ceramiques | Frittes de verre contenant du zinc, exemptes de plomb et de cadmium - procede de fabrication et utilisation. |
| US5817586A (en) * | 1996-04-12 | 1998-10-06 | Asahi Glass Company Ltd. | Colored ceramic composition |
| JP2017109875A (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | 日本電気硝子株式会社 | ガラス粉末、複合粉末及び絵付層付き結晶化ガラス基板 |
-
1984
- 1984-03-01 JP JP3994484A patent/JPS60186438A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2687997A1 (fr) * | 1992-03-02 | 1993-09-03 | Degussa Prod Ceramiques | Frittes de verre contenant du zinc, exemptes de plomb et de cadmium - procede de fabrication et utilisation. |
| US5817586A (en) * | 1996-04-12 | 1998-10-06 | Asahi Glass Company Ltd. | Colored ceramic composition |
| JP2017109875A (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | 日本電気硝子株式会社 | ガラス粉末、複合粉末及び絵付層付き結晶化ガラス基板 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0417904B2 (ja) | 1992-03-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |