JPS6018401Y2 - おむつ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、特に生れて間もない新生児の使用に適するお
むつに関するものである。

従来前記対象の新生幼児に対して使用するおむつは一般
的に柔軟繊維製の方形状のものと三角形布片で股部を包
み、その外側を防水カバーで被包するものであるが、接
触する前記両布片の形状が幼児の股部に比べ厚く大量で
あるため、繊細な幼児の股部に不つり合いの圧迫を加え
ることになり思はざる股関節の脱臼や、筋肉の筋違い等
を惹起する原因を作るものであった。

そこで、本考案の目的とする所は、特に産後間もない新
生児から、寝返りの出来ない間の初期幼児用として、さ
らにおむつの取れるまでの幼児にも使用可能なおむつで
包み込みと重ね合せのみで、快適な着脱操作を行い、幼
児の股部に圧迫を加えないもので、全体をその侭洗濯機
乾燥ができ極めて健康的で、かつ衛生的なおむつを提供
することにある。

本考案の実施例を図面について説明すると、純綿糸のよ
うな柔軟で吸湿性繊維による編組又は織成によって製作
された被包片１と接触片２とを、第２図に示したように
両片の上辺中央の連結部３で一体とするほか、外側とな
る被包片１には上部の両側に比較的大きく張り出した重
ね片１ａと、下部の両側に小さく張り出た合せ片１ｂと
を形成してあり、これらは防水用のおむつカバー（図示
せず）とほぼ同形状である。

また、内側となる接触片２は、全体が方形状で、縦方向
に三つ折に折畳むと第３図に示す形状となるものである
。

以上の構成を有する如く本考案は、幼児の方今に応じて
、内側の接触片２を適当な幅と厚さにして、何れも股間
を下方より被包腰外側の被包片１の下部は、該接触片２
と一緒に股間を包んで両片１，２を幼児の股間から折返
したとき、その合せ片１ｂは、被包片１の両側から外方
の佐右に張り出しているので、その両端が、幼児の腹部
を取り巻くように被覆することになり、この合せ片１ｂ
の上面を、さらに被包片１の上部に形成した両方の重ね
片１ａが接着する場合、両方の接触面が広いため、巻き
着と重ね合せ性が良好で、両片１ａ、ｌｂにより被包片
１の着装を保つものである。

しかして、本考案は特に柔軟繊維製品である被包片１が
上記の如（、重ね片１ａと合せ片１ｂを有する形状で、
その両側面が凹部となっているために、巻き込むとき、
四部の部分が狭（当るので、幼児の股間に不つりあいの
圧迫を加えないことになり、特に最近問題になっている
新生幼児の股関節の脱臼や筋肉の筋違等を未然に防止で
きるものである。

さらに、接触片２は被包片１と同質の吸湿性柔軟繊維製
であって、その横幅と厚さを被包片１の内部中央に自由
に折畳み調整ができるため、方今や男女よって排尿の量
がそれぞれ異なっても、それに対応することができるも
のである。

そして、被包片１と接触片２は連結部３によって連繋さ
れているため、着脱の操作が容易であって、その偽洗濯
乾燥して次のように供し得ることから、特に健康的、衛
生的な使用ができる多くの実用的効果を有するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は使用状
態図、第２図は展開平面図、第３図は使用前の全体斜面
図である。 １・・・・・・被包片、１ａ・・・・・・重ね片、２・
・・・・・接触片、１ｂ・・・・・・合せ片、３・・・
・・・連結部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 柔軟繊維製被包片１と同じく柔軟繊維製接触片２とを、
   その上辺中央で任意連結し、該被包片１の上部両側に設
   けた大形の重ね片１ａより、下部両側に設けた小形の合
   せ片１ｂまでの両側面を何れも内方へ対称的に凹部を形
   成し、かつ前記接触片２を横方向に展開したとき、その
   横方向は被包片１より広く、縦方向は被包片１とほぼ等
   しく形成してなるおむつ。