JPS6018262Y2 - 放電加工用ロ−タリ−テ−ブル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来放電加工に於いて加工材料の取付は、チーフルに固
定して油槽内に設置し加工していた。

この時テーブル絶間用のバンドルが加工の際に邪魔にな
ったり、或いは一工程終了後の工作物の位置変えの時に
は油中にてバンドルの操作にてテーブルを絶間させるか
又は、油中よりテーブルを起こしてバンドルを取り出し
て操作していた。

更に油中に設けているため高温の切粉の発生が油中に混
入してテーブル内の摺動部分に浸入して各部を損傷或に
は付着してテーブルの機能を短期間で低下させてしまう
等、加工上は勿論経済的にも非常に不都合を感じていた
。

本考案はこのような不都合を取り除くためにノ＼ンドル
の位置の移動を可能とすると共に防水防塵を施した放電
加工用ロータリーテーブルに関するものである。

即ち本考案はウオームホイールを設けたテーブルを、ウ
オーｔ、軸に嵌着したウオームとの噛合によりテーブル
の絶間軸を中心として回動自在とすると共に、バンドル
軸をベベルギヤーを介してウオーム軸に直交して設け、
バンドル軸を、ウオーム軸を中心に回動するロータリー
テーブルの、ウオーム軸を支持する受台本体の一側端に
環状の溝を穿設腰受台本体の一側端に嵌合ＬＲに対応す
る環状の凹溝を内周に穿設置、、凹溝と対応する外周の
数箇所に締付穴を設は且つ締付穴に並列して取付穴を設
けると共に、凹溝と反対側内周に螺条を設けた締結ナツ
トを受台本体の一側端に嵌合腰溝及び凹溝内に螺穴を設
は溝と凹溝内の断面より厚みを小さくした環状の割キー
を設けて締結ボルトにて締付け、バンドル軸を支持する
軸受体を嵌合するギヤーボックス−側端を締結時に締結
ナツトと隙間を有するように締結ナツトに螺合自在と腰
受台本体底面と直交し且つウオーム軸と平行な側面を設
け、ウレタンシールを液体浸入部の摺動部に設けて防水
防塵を完全とし、バンドルの位置を締結ナツトの締緩に
よって任意に変更固定することが出来るようにしたもの
である。

以下本考案の構成の一実施例を図面について説明する。

図中１は、円筒状で底面を平面に仕上げた取付板２を底
面に設は取付板２と直角向の側面に取付側板３を設けた
受台本体であって、取付側板３と平行の側面適位置に穴
を穿設して軸受部４を設け、該軸受部４先端外周に適深
さの環状の溝６を設けている。

６はテーブルの絶間軸であって、上部にテーブル７を設
は受台本体１の底部に支持筒８及び押板９にて内設する
円錐ころベアリング１０で垂直に支持しテーブル７を受
台本体１上部に節回可能に設置したウオームホイール１
１を適位置に設けている。

１２は円筒の締結ナツトであって、環状の凹溝１３を内
周に設け、凹溝１３に対応する数箇所に締結穴１４を設
け、取付穴１５を締結穴１４と並列して複数設け、凹溝
１３と反対側の内周に螺条を設は前記軸受部４に凹溝１
３側を嵌合可能としている。

１６は溝５及び凹溝１３の断面より厚みを小さくした割
キーであって、外周に取付用の螺穴１７を複数穿設し、
前記溝５及び凹溝１３間に嵌入し締結ボルト１８にて締
結ナツト１２側に締結し締結ナツト１２を回動自在とす
ると共に、離脱を防止している。

１９は円筒状のギヤーボックスであって、側端面に螺条
を設けた螺合部２０を締結ナット１２螺条部より長めに
設は締結ナツト１２との螺合締結時に締結ナット１２端
面と当該ギヤ−ボックス１９側端面間に隙間Ｘが出来る
ようにし且つ、螺合部２０と直交する方向に軸受部２１
を設けている。

２２はウオーム軸であって、一般にウオームホイール１
１と噛合うウオーム２３を設は他端に傘歯車２４を設け
て軸受部４にブツシュ２５を介してベアリング２６にて
回転可能に設けている。

２７はバンドル軸であって、軸受部２１に嵌合する円筒
形状の軸受体２８にベアリング２９を介して支持し、一
端に重書３０を設けて傘歯車２４に噛合せ他端にバンド
ル３１を設けている。

３２は蓋体であって、ギヤーボックス１９の開口部をパ
ツキン３３を挾んで蓋している。

３４はウレタンシールであって、受台本体１とテーブル
７と支持筒８と押板９とギヤーボックス１９と軸受体２
８の摺動部会箇所に設は防水防塵を施している。

次ぎに本考案の作用及び効果を説明する。

まず使用に当っては、油槽３５内に受台本体１を取付は
工作物３６を受台本体１にセットし、バンドル３１を加
工の邪魔とならないようにバンドル軸２７を水平にして
から油槽３５内に油を工作物３６上方まで供給して第３
図に示す状態で放電加工を行なう。

加工が終わると取付穴１５にて締結ナツト１２を回わす
と、ギヤーボックス１９が緩められて傘歯車２４の回わ
りに沿って傘歯車３０が回わりバンドル軸２７の絶間を
自由に行なえる状態となるから、バンドル３１を持って
バンドル軸２７と軸受体２８を起こし第３図二点鎖線に
示すように油中よりバンドル３１が外へ出る所まで移動
させる。

その状態で再び取付穴１５にて締結ナツト１２を回わし
てギヤーボックス１９を固定しバンドル３１を回わして
工作物３６を適位置に回動させて次の加工のため準備を
する。

そしてバンドル３１が加工上邪魔にならなければその状
態で加工を行ない、若し邪魔になる場合には前述そ同様
にして締結ナツト１２を緩めバンドル３１を再び邪魔に
ならない位置まで移動させて締結ナツト１２にて締付は
ギヤーボックス１９を固定して加工する。

更に工作物の加工の都合によって、テーブル７を垂直に
起こしたい場合には受台本体１を起こし取付側板３を底
面として油槽３５内にセットし第４図に示す如くにして
同様の方法にて加工する。

なお締結ナツト１２にて締結した場合螺合部２０が長く
なっており隙間Ｘが出来るギヤーボックス１９をどの位
置に移動させても完全に締結ナツト１２にてギヤーボッ
クス１９は締付けられる。

そしてウレタンシール３４によって油中に浸されても完
全に油の浸入を防いでいるので機能の低下を見ない。

上述の如く本考案は、テーブル７をウオーム２３とウオ
ームホイール１１とを介してバンドル３１にて節回自在
と腰ウオーム軸に直交させてバンドル軸２７を設けてな
るロータリーテーブルのウオーム軸２２支持する受台本
体１の軸受部４外周端に環状の溝５にて環状の割キー１
６を介して円筒状の締結ナツト１２を回動自在に設け、
ギヤーボックス１９側端を締結ナツト１２に螺合させて
締結ナラ１−１２の締緩にてバンドル軸２７の回動を自
在としたことによ−って、簡単な操作でバンドルの位置
を任意に変更移動出来、高温の油中での作業を減少させ
ると共に、次の加工への対応が早く能率的に加工作業を
促進させ且つ、油及び切粉の浸入を完全に防ぎ装置の寿
命を延ばせるために経済的で、他の諸機械のロータリー
テーブルとしても勿論使用出来、応用範囲も広い等多く
の特長を有し実用上優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は本考案の一部を
破断した正面図、第２図は本考案の一部を破断した平面
図、第３図、第４図は本考案の使用状態図である。 １・・・・・・受台本体、３・・・・・・取付側板５．
４・・・・・・軸受部、５・・・・・・溝、６・・・・
・・絶間勅、７・・・・・・チルプル、１１・・・・・
・ウオームホイール、１２・・・・・・締結ナツト、１
３・・・・・・凹溝、１４・・・・・・締結穴、１５・
・曲成付穴、１６・・・・・・割十− １８・・・・・
・締結ボルト、１９・・・・・・ギヤーボックス、２１
・・・・・・軸受部、２２・・・・・・ウオーム軸、２
３・・・・・・ウオーム、２４・・・・・・傘歯車、２
７・・・・・・バンドル軸、２８・・・・・・軸受体、
３０・・・・・・傘歯車、３１・・・・・・バンドル、
３２・・・・・・蓋体、３３・・・・・・パツキン、３
４・・・・・・ウレタンシール、３５・・・・・・油槽
、３６・・・・・・工作物。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）ウオームホイールを設けたテーブルを、ウオーム
   軸に嵌着したウオームとの噛合によりテーブルの絶間軸
   を中心として回動自在とすると共に、バンドル軸をベベ
   ルギヤーを介してウオーム軸に直交して設け、バンドル
   軸の回転によりウオーム軸を回動するロータリーテーブ
   ルの、ウオーム軸を支持する受台本体の軸受部格周に環
   状の溝にて割キーを介して円筒状の締結ナツトを回動自
   在に設け、ギヤーボックス側端を締結ナツトに螺合させ
   て、締結ナツトの締緩にてバンドル軸をギヤーボックス
   と共にウオーム軸を中心として回動自在に設けたことを
   特徴とする放電加工用ロータリーテーブル。
2. （２）実用新案登録請求の範囲第１項の放電加工用ロー
   タリーテーブルにおいて、液体浸入箇所の摺動部にウレ
   タンシールを設けたことを特徴とする放電加工用ロータ
   リーテーブル。