JPS6018115Y2 - 寝具用マツトレス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は寝具用マツトレスに関する。

コイル状のクッションスプリングを多数配列し、その全
体を外被で方形に覆ってなる寝具用マツトレスにおいて
、各クッションスプリングは、ウレタンフオームのよう
な発泡合成樹脂製の弾性体の孔の中に埋めて配列された
ものが考案されている。

上記のように構成されたマツトレスは、マツトレスの振
動減衰特性等を改良するものではあるが、マツトレス内
外の通気性が不良であって、高温、多湿の季節に帯びた
マツトレス芯部の湿気が排除できず、快適な寝具として
の乾燥状態を保ち得ない不満足があった。

本案は上記の形式のマツトレスの内部の通気性を改善し
、帯湿性のなマツトレスを低廉に提供することを目的と
するものである。

上記の目的を達するため、本案のマツトレスは発泡合成
樹脂製の層の中間層に通気性のある弾性材料の層をサン
ドウィッチ状に介在させて、マツトレスの芯部の通気を
良好になし、従来のものの帯湿性から免れる構成となし
たものである。

以下図について本案を説明する。

第１図において、１はコイル状のクッションスプリング
であって、多数個を図示のように弾性体２の有する孔５
の中に個々に挿入埋められて縦横に整然と配列されてい
る。

弾性体２はクッションスプリングの位置関係を保持する
とともに、以下説明する個有の弾性が、各クッションス
プリングの弾性と複合作用してマツトレスのクッション
作用を呈する。

弾性体２は上層４と下層３はウレタンフオームのような
発泡合成樹脂製材料をもって作り、中間層６は通気性の
ある連続気泡性のウレタンフオーム、あるいは椰子繊維
をラテックスゴム等の接着剤にて接着して得られた通気
性のある弾性体、いわゆるパームロックの商標名をもっ
て市販されている材料にて作られる。

外被７は、線、フェルト、ウレタンフオーム等の薄い層
を布で裏打ちした材料で作る。

次に本案マツトレスの特徴とする点についてさらに説明
する。

第２図に示すものは従来の単一材料製の弾性体２′の材
料であるが、本案のマツトレスの弾性体２は第３図のよ
うに外形は第２図の従来の弾性体と同じであっても、中
間層６をサンドウィッチ状に挟んで上層４と下層３とか
らなり立っている。

上層４及び下層３はウレタンフオームのうな発泡脅威樹
脂のような弾性材料で作る。

中間層６は連続気泡性のウレタンフオーム、あるいは前
述のパームロックのように、要するに通気性ある弾性材
料をもって作られる。

名札５は第３図の状態では、第２図の弾性体２′の孔５
′と同様互いに平行な貫通切れ目の状態をなしているが
、同図の矢印方向に沿う力を弾性体２に加えると、名札
５は第４図の状態に拡開する。

拡開されたこれら名札５の中に第１図のようにクッショ
ンスプリング１を埋め込み、マツトレスの芯８が構成さ
れる。

以上のようにして第１図の如くに完成された本案マツト
レスは中間層２を介して芯８の内外の通気ができるから
、芯８の内部が、通気不良に起因して帯温することを防
止することができて、常に乾燥した快適な寝具用マツト
レスを提供することができるものである。

図には通気性ある中間層６を１屑布する芯８を示したが
、２層あるいは３層の中間層をウレタンフオームの層と
交互に有する芯８となすことも、もちろん可能である。

また、芯８全体を中間層６の材料で均一に作ることは、
もちろん考えられるが、その場合には低廉化の本案目的
を達し得ないことになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案マツトレスの一部切欠斜視図、第２図は従
来のマツトレスの一部斜視図、第３図は本案マツトレス
の第２図同様の図、第４図は本案マツトレスの一部斜視
図である。 １・・・・・・クッションスプリング、２・・・・・・
弾性体、３．４・・・・・・ウレタンフオームなどの下
層と上層、５．５′・・・・・・孔、６・・・・・・中
間層、７・・曲外被、８０°ｓ＠ａ−、い０

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 発泡合成樹脂製方形版状の弾性体２、この弾性体２に、
   縦横整然と配列された孔５、この孔５の中に挿入された
   コイル状クッションスプリング１よりなる芯８を外被７
   で被覆してなるマツトレスにおいて上記の弾性体２は、
   発泡合成樹脂製の弾性材料からなる上層および下層、並
   びに前記上下層間にあり且つ通気性材料からなる中間層
   とからなる積層材からなることを特徴とする寝具用マツ
   トレス。