JPS60180638A - 冷間鍛造用ダイス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明はボルト、ナツトの冷間鍛造用ダ、イス←関す
るもの、である。

従来技術 従来、この種のナツト成型用ダイスは、第１図及び第２
図に示すように、本体１の収容部２に嵌入された成型部
材３の中央に断面六角形状の成、型７Ｌ　４を形成する
とともに、本体１にはその成型孔４に連通ずるノックア
ウトビン挿通孔５が形成され、前記成型孔４内にナツト
材料を圧入することにより、その成型孔４の内面形状に
応じてナツトが鍛造され、前記挿通孔５内において上下
動されるノックアウトピンにより成型ずみのナツトが本
体１の外方へ押出されるようにしている。

ところが、この従来例においては、ナツト鍛造時に成型
部材ｑの内面に加わる圧力による本体１の破損を防止す
るために、本体１を構成する材料として、５ＫＤ６１．
ＳＭＣＭ８等の高価な工具鋼を使用し、しかもリガメン
ト面積を大きくして、だが張り応力に抗するために、外
形及び肉厚を大きくせざるを得す、大型化するとともに
、製造コストが高ＩＩ　？ｌるという問題がある。

発明の目的 この発明は上記の問題点に鑑み−Ｃなされたものであっ
て、その目的は高価な工具鋼を使用゛する必要がなく安
価に製造できるとともに耐久性を高めることができ、し
かもコンパクトにできる冷間鍛造用ダイスを提供するこ
とにある。

発明の構成 上記の目的を達成づるためにこの発明においては、成型
部材の周囲に長尺体Ｊこりなる補強部材を巻回した構成
を採用している。

実施例 以下、この発明を具体化し、た一実施例を第３図〜第５
図に従って説明する。円柱状の本体１０の中央には上下
に延びるノックアウトビン挿通孔１１が形成され、その
本体１０の上端面には上方へ突出するとともに前記ノッ
クアウトビン挿通孔１１に連通ずる収容孔１２ａを備え
た円筒状の収容部１２が一体に形成されている。前記収
容孔１２ａの内径はノックアウトビン挿通孔１１の内径
より若干大きく形成９され、その収容孔１２ａの下半部
には貫通孔１３ａを有する台座１３が圧入されている。

この台座１３の上方において収容孔１２ａ内には断面六
角形状をなす成型孔１４を備えた成型部材１５が圧入固
定されている。この成型部材１５は成型孔１４の中心線
及び成型孔１４の稜線を含む面に沿って６分割された分
割片１６から構成されている。前記収容部１２外周には
円筒状の軸部１７と、その軸部１７の両端に形成された
円板状のフランジ部１８とからなるボビン１９が前記軸
部１７にて外嵌固定されている。このボビン１９の軸部
１７には硬鋼線よりなる長尺状補強部材としての補強ワ
イヤ２０が巻回され、その一端が軸部１７の透孔１７ａ
に挿通された状態で固定されるとともに、他端が巻回部
外周に固定されている。

従って、上記のように構成されたダイスを使用してナラ
１〜を鍛造する場合には、成型孔１４内に材料を圧入し
た後、ノックアウトビン挿通孔１１内においてノックア
ウトビン（図示しない）を下方から上方に向かって移動
させれば、断面六角形状に成型された材料を上方へ押し
出すことができる。

そして、この実施例において、ナツト鍛造時に成型孔１
４の内ｔに大きな圧力が加わった場合、その圧力が各分
割に　１６、収容部１２及びボビン１９の軸部１７を介
して補強ワイヤ２０に伝達され１．その補強ワイ１７２
０によって分散吸収されるとともに、ワイヤ２０は多層
状に巻回されたものであるから、その一部に亀裂が生じ
てもそれが伝播されることはなく、このためより大きな
内圧にも耐え得るとともに寿命の長いダイスを製造する
ことができる。そして、このように内圧に耐える能力が
高いことから、従来のダイスとは異なり、本体１０の成
型部の径を大きくする必要がなく、全体をコンバク１〜
化できる。

さらにこの実施例においては、本体１０の素材として５
４５Ｃ’、５５５Ｃ等の炭素鋼を使用することができる
ので、安価に製造することができる。

なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
次のように具体化することもできる。

（ａ　）補強部材に合成樹脂、例えばデュポン社製のケ
ブラー（商標名）からなるＩ　材を使用すること。

（ｂ　）補強部材を帯状に形成すること。

Ｉ）前記実施例において補強ワイヤ２０全体を接着剤に
て固定すること。

（ｄ　）一体形成又は等分割され１．：成型部材の周囲
にワイヤ２０を直接巻回すること。

（ｅ）補強部材にアモルファス合金製の線材又は帯状拐
を使用すること。

発明の効果 以上詳述したようにこの発明は、成型部材の周囲に長尺
体からなる補強部材を巻回したので、ダイスの寿命を長
くすることができるとともに安価に製造することができ
るという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の従来例を示す平面図、第２図は同じ
く断面図、第３図〜第５図はこの発明の一実施例を示、
す°ものであって、第３図は平面図、第４図は断面図、
第５図は分解斜視図である。 図において１０は本体、１１はノックアウトビン挿通孔
、１２は収容部、１４は成型孔、１５は成型部材、２０
は補強部材としてのワイヤである。 特許出願人　小川鉄工　株式会社 代　理　人　弁理士　恩１）博宣 第１ａｌ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ボルトの頭又はナツト成型用の成型孔（１４）が設
   けられた成型部材（１５）を有する冷間鍛造用ダイスに
   おいて、 前記成型部材（１５）の周囲には長尺体よりなる補強部
   材（２０）を巻回して、その補強部材（２０）が成型時
   の内圧を受承づるようにしたことを特徴とする冷間鍛造
   用ダイス。 ２、前記補強部材は硬鋼線であることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項に記載の冷間鍛造用ダイス。 ３、前記補強部材は合成ｈＡｍ製の線材であることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項に記載の冷開鍛造用ダイ
   ス。 ４、ｌ＋記成型部材（１５）は成型孔（１４）の中心線
   を含む面に沿って所定数に等分割されていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項乃至第３項のうちりずれか
   １項に記載の冷間鍛造用ダイス。