JPS60180566A - 魚介類から抽出液を製造する方法 - Google Patents
魚介類から抽出液を製造する方法Info
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- JPS60180566A JPS60180566A JP59033338A JP3333884A JPS60180566A JP S60180566 A JPS60180566 A JP S60180566A JP 59033338 A JP59033338 A JP 59033338A JP 3333884 A JP3333884 A JP 3333884A JP S60180566 A JPS60180566 A JP S60180566A
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- Japan
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- fish
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- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、魚介類のエキス剤の製造法に関する。
従来、ウナギやエビをアルコール含有飲料に浸漬処理す
ることにより栄養向を製造する方法は公知であり、コイ
を糖含有アルコール飲料に浸漬して加熱処す1!するこ
とにより栄養飲料を製造する方法も公知である。また、
魚介類エキスの抽出において、加熱抽出処理や高温下で
の分解処理を行う場合、油脂の酸化やメラード反br、
などの化学貧化を起し易く、色調、香、味覚ともに奢る
しく劣化した製品を生ずるおそれがあるのである。
ることにより栄養向を製造する方法は公知であり、コイ
を糖含有アルコール飲料に浸漬して加熱処す1!するこ
とにより栄養飲料を製造する方法も公知である。また、
魚介類エキスの抽出において、加熱抽出処理や高温下で
の分解処理を行う場合、油脂の酸化やメラード反br、
などの化学貧化を起し易く、色調、香、味覚ともに奢る
しく劣化した製品を生ずるおそれがあるのである。
本発明看は、0℃以下においても酵素が充分にその分解
作用を有することを知見し、アミノ酸その他有効成分を
多量に含有すると共に、色、香、味の良好な魚介類のエ
キス剤を得る方法について研究した結果、本発明を達成
1.たのである。
作用を有することを知見し、アミノ酸その他有効成分を
多量に含有すると共に、色、香、味の良好な魚介類のエ
キス剤を得る方法について研究した結果、本発明を達成
1.たのである。
本発明は、油脂の変敗や色、香の劣化を来たすことなく
、魚介類から旨味成分その他の有効成分な多量に含有す
るエキス剤を製造する方法を提供することを目的とする
。
、魚介類から旨味成分その他の有効成分な多量に含有す
るエキス剤を製造する方法を提供することを目的とする
。
本発明は、魚介類を、酵素を添加した、塩、糖、アルコ
ールの単独溶液または混合溶液に浸漬し、0℃〜−20
℃の温度の範囲内の温度下で、凍らない伏顧において、
抽出処理した後、加熱処理し酵素を失活させた後、固形
分・油脂分を分別処理することを特徴とする魚介類の抽
出液を製造する方法である。
ールの単独溶液または混合溶液に浸漬し、0℃〜−20
℃の温度の範囲内の温度下で、凍らない伏顧において、
抽出処理した後、加熱処理し酵素を失活させた後、固形
分・油脂分を分別処理することを特徴とする魚介類の抽
出液を製造する方法である。
本発明での魚介類とは、コイ、エビ、ウナギ、ハマグリ
その他の淡水産、海水産の魚類、貝類を意味し、それら
の形状により、たとえば小形のもは除失せずして、プツ
切りまたはミンチかけ等により適宜の大きさになした姿
等適宜tii形郭のものが使用される。浸漬液として使
用する塩、糖、アルコールの単独溶液または混合溶液と
は、0℃〜−20℃の温度範囲(氷温領域という)下で
未凍結状態の魚介類の浸漬処理において、魚介類から有
効成分を抽液乃至浸出することができ、かつ添加された
酵素を不活性化することが無い濃度を有する水溶液な意
味し、食塩、蔗糖、エチルアルコールその他氷点降下性
能を有し、飲食用に供されるものの水溶液を意味する0
たとえは、混合m掖の場合、エチルアルコール15チ溶
液3〜4itKtg糖50θ〜6ootを混和した浴液
が使用され得る。また、浸漬処理での浸漬液の使用量は
、使用魚介類の2〜3倍量が好ましい。たとえば、コイ
1、5に、g程度に3.0〜4.5j程度使川され得る
。また本発明で酵素を添加するのは、0℃以下の低温で
浸漬処理するので、自己消化酵素だけでは分解が不十分
なので、これを補うために酵素添加するのであり、使用
酵素としては、主として蛋白分解酵素であって、味、香
の良いエキスを得るには、アルカリ性・中性ブ四テアー
ゼが好ましく、使用魚介類当りの使用量は、6万〜10
万単位で0.1〜1. OSが好ましい。浸漬処理時間
は、長時間を要し、゛たとえば、−3℃では5〜14日
間を要し、より低温度の場合には、延長し、より高温度
の場合には短縮することができ、所望時間浸漬(抽出)
処理するのである。さらに、加熱処理とは、添加した蛋
白分解酵素などを失活させる程度のFM度で短時間加熱
することを意味し、未分解蛋白な凝固させることが好ま
しい。
その他の淡水産、海水産の魚類、貝類を意味し、それら
の形状により、たとえば小形のもは除失せずして、プツ
切りまたはミンチかけ等により適宜の大きさになした姿
等適宜tii形郭のものが使用される。浸漬液として使
用する塩、糖、アルコールの単独溶液または混合溶液と
は、0℃〜−20℃の温度範囲(氷温領域という)下で
未凍結状態の魚介類の浸漬処理において、魚介類から有
効成分を抽液乃至浸出することができ、かつ添加された
酵素を不活性化することが無い濃度を有する水溶液な意
味し、食塩、蔗糖、エチルアルコールその他氷点降下性
能を有し、飲食用に供されるものの水溶液を意味する0
たとえは、混合m掖の場合、エチルアルコール15チ溶
液3〜4itKtg糖50θ〜6ootを混和した浴液
が使用され得る。また、浸漬処理での浸漬液の使用量は
、使用魚介類の2〜3倍量が好ましい。たとえば、コイ
1、5に、g程度に3.0〜4.5j程度使川され得る
。また本発明で酵素を添加するのは、0℃以下の低温で
浸漬処理するので、自己消化酵素だけでは分解が不十分
なので、これを補うために酵素添加するのであり、使用
酵素としては、主として蛋白分解酵素であって、味、香
の良いエキスを得るには、アルカリ性・中性ブ四テアー
ゼが好ましく、使用魚介類当りの使用量は、6万〜10
万単位で0.1〜1. OSが好ましい。浸漬処理時間
は、長時間を要し、゛たとえば、−3℃では5〜14日
間を要し、より低温度の場合には、延長し、より高温度
の場合には短縮することができ、所望時間浸漬(抽出)
処理するのである。さらに、加熱処理とは、添加した蛋
白分解酵素などを失活させる程度のFM度で短時間加熱
することを意味し、未分解蛋白な凝固させることが好ま
しい。
本発明により得られる抽出液は、そのままもしくは適宜
m藏に濃縮し、または呈味成分、さらに栄養成分をも配
合して飲用等に供される。また、上記液状物を粉末化ま
たは賦形剤などを混和して顆粒その他の固形化とするこ
とができる。
m藏に濃縮し、または呈味成分、さらに栄養成分をも配
合して飲用等に供される。また、上記液状物を粉末化ま
たは賦形剤などを混和して顆粒その他の固形化とするこ
とができる。
本発明によれは、食塩、蔗糖、エチルアルコールなどの
氷点降下性能をもつと共に飲食用に供し得るものの、単
独水溶額または混合水溶液を使用し、0℃〜−20℃の
温度範H(氷温領域)下で浸漬処理するので、上紀氷点
降下性能剤の魚介―への浸透などにより魚介類を凍らせ
ることなく、また魚介類の腐敗防止(細菌、低温細菌等
の微生物の抑制、揮発性塩基窒素の抑制)や油脂の変敗
の防止などをして浸漬(抽出)処理ができると共に、味
に関与するアミノ態窒素が徐々に増加するのが認められ
るはかりでなく、上記水溶液(浸漬液)に蛋白分解酵素
が添加されているので、グルタミン酸、グリシン、アル
ギニンその他のアミノ酸が高濃度に含有され、しかも抽
出処理で加熱手段を用いないので色調も良好な抽出液が
得られるのである〇 次に、本発明の実施の一例を記載する。
氷点降下性能をもつと共に飲食用に供し得るものの、単
独水溶額または混合水溶液を使用し、0℃〜−20℃の
温度範H(氷温領域)下で浸漬処理するので、上紀氷点
降下性能剤の魚介―への浸透などにより魚介類を凍らせ
ることなく、また魚介類の腐敗防止(細菌、低温細菌等
の微生物の抑制、揮発性塩基窒素の抑制)や油脂の変敗
の防止などをして浸漬(抽出)処理ができると共に、味
に関与するアミノ態窒素が徐々に増加するのが認められ
るはかりでなく、上記水溶液(浸漬液)に蛋白分解酵素
が添加されているので、グルタミン酸、グリシン、アル
ギニンその他のアミノ酸が高濃度に含有され、しかも抽
出処理で加熱手段を用いないので色調も良好な抽出液が
得られるのである〇 次に、本発明の実施の一例を記載する。
ブツ切りにした黒コイ1. s kgを、is*アルコ
ール溶液4111C蔗糖600 rfk:溶解し、さら
に蛋白分解酵素(市販のタシナーゼN−1l−100を
使用した)を0.1%添加した、−3℃の抽出液に6日
間浸漬した。次いで、約60℃で短時間加熱して酵素を
失活させると共に未分解の蛋白質な凝固させた後、固形
分を分別し、油分を分離して得た液をI!4縮処理して
濃縮抽出液を得た。
ール溶液4111C蔗糖600 rfk:溶解し、さら
に蛋白分解酵素(市販のタシナーゼN−1l−100を
使用した)を0.1%添加した、−3℃の抽出液に6日
間浸漬した。次いで、約60℃で短時間加熱して酵素を
失活させると共に未分解の蛋白質な凝固させた後、固形
分を分別し、油分を分離して得た液をI!4縮処理して
濃縮抽出液を得た。
本奥腕例紀載と同様資材を使用して、抽出処理において
、約80℃で約8時間の加熱処理によって、加@抽出と
動線を行った後、(2)形分参油分を分別し一1jl縮
抽出液を得た。
、約80℃で約8時間の加熱処理によって、加@抽出と
動線を行った後、(2)形分参油分を分別し一1jl縮
抽出液を得た。
水濡抽出による本実6例(試験区)と加熱抽出による上
記方法(対照15K)との隙縮抽出液を比較した結果は
次のとおりである。
記方法(対照15K)との隙縮抽出液を比較した結果は
次のとおりである。
へ1 官能試験
(註) パネルによる官能的調査による。
表2 遊離アミノ酸
(倍率:試験区/対照区)
対照区 試験区 倍率
アルギニン 2に4ダ/100f 31.911f/1
00F 13.3グルタミン酸 ?、4 90.0 1
L2グ リ シ ン 12.5 71.5 &7メチオ
ニン 9.1 30,2 3.3リ ジ ン 10.6
48.9 46ヒスチジン ?、9 46.6 5.
9アスパラギン酸 77.4 9B、4 1.2スレオ
ニン 18.2 75.0 4.1セ リ ン 16.
1 ?4.1 4.6ブUリン 14.3 g9.4
6.3アラニン 3亙、3 139.5 4.5パ リ
ン 15.1 56.8 3.8イソロイシン 13
.2 50.0 3.81:l イシン29.6 91
0 3.1トリグト7アン24.0 B7.6 14フ
エニルアラニン 22.4 53.1 14計 324
2 1102.0 &39 上記のように、試rIJ!区の抽出液中には、対照区の
抽出液中のアミノ酸よりも全搬的に多tK含宥され、3
倍以上となっている。なお、試験区の抽出液には、対照
区の抽出液よりも、蛋白質、炭水化物が多く、また脂肪
が少なく含有されていた。
00F 13.3グルタミン酸 ?、4 90.0 1
L2グ リ シ ン 12.5 71.5 &7メチオ
ニン 9.1 30,2 3.3リ ジ ン 10.6
48.9 46ヒスチジン ?、9 46.6 5.
9アスパラギン酸 77.4 9B、4 1.2スレオ
ニン 18.2 75.0 4.1セ リ ン 16.
1 ?4.1 4.6ブUリン 14.3 g9.4
6.3アラニン 3亙、3 139.5 4.5パ リ
ン 15.1 56.8 3.8イソロイシン 13
.2 50.0 3.81:l イシン29.6 91
0 3.1トリグト7アン24.0 B7.6 14フ
エニルアラニン 22.4 53.1 14計 324
2 1102.0 &39 上記のように、試rIJ!区の抽出液中には、対照区の
抽出液中のアミノ酸よりも全搬的に多tK含宥され、3
倍以上となっている。なお、試験区の抽出液には、対照
区の抽出液よりも、蛋白質、炭水化物が多く、また脂肪
が少なく含有されていた。
代 理 人 弁理士 連 山 俊 −
Claims (1)
- 魚介類を、酵素を添加した、塩、糖、アルコールの単独
嬢液または混合溶液に浸漬し、0℃〜−20℃の温度範
囲内の温度下で凍結されない状態において抽出処理した
後、加熱処理して酵素を不活性化してから固形分と油分
とを分別処理することを特徴とする魚介類から抽出液を
製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59033338A JPS60180566A (ja) | 1984-02-25 | 1984-02-25 | 魚介類から抽出液を製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59033338A JPS60180566A (ja) | 1984-02-25 | 1984-02-25 | 魚介類から抽出液を製造する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60180566A true JPS60180566A (ja) | 1985-09-14 |
JPS6221502B2 JPS6221502B2 (ja) | 1987-05-13 |
Family
ID=12383777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59033338A Granted JPS60180566A (ja) | 1984-02-25 | 1984-02-25 | 魚介類から抽出液を製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60180566A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01285176A (ja) * | 1988-05-11 | 1989-11-16 | Hideto Eguchi | 健康食品 |
US4968523A (en) * | 1987-07-22 | 1990-11-06 | Mizusawa Industrial Chemicals, Ltd. | Process for preparation of shellfish extract concentrate, and shellfish extract concentrate |
FR2742634A1 (fr) * | 1994-06-29 | 1997-06-27 | Ajinomoto Kk | Procede de production d'extraits hautement concentres a usage alimentaire |
-
1984
- 1984-02-25 JP JP59033338A patent/JPS60180566A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4968523A (en) * | 1987-07-22 | 1990-11-06 | Mizusawa Industrial Chemicals, Ltd. | Process for preparation of shellfish extract concentrate, and shellfish extract concentrate |
JPH01285176A (ja) * | 1988-05-11 | 1989-11-16 | Hideto Eguchi | 健康食品 |
JPH0547187B2 (ja) * | 1988-05-11 | 1993-07-16 | Hideto Eguchi | |
FR2742634A1 (fr) * | 1994-06-29 | 1997-06-27 | Ajinomoto Kk | Procede de production d'extraits hautement concentres a usage alimentaire |
US5939111A (en) * | 1994-06-29 | 1999-08-17 | Ajinomoto Co., Inc. | Process for the production of highly concentrated extracts for food use |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6221502B2 (ja) | 1987-05-13 |
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